説明

2重反転プロペラモーター

【課題】2重反転プロペラの反トルクを、各プロペラのそれぞれの全ての任意の回転数、ピッチ,長さ,重さの変化によらず完全に、打ち消したい。
【解決手段】電動モーターの回転子と界磁(ケースプレート)に、それぞれプロペラを取り付け、回転子と同軸の同軸棒と軸受けにより支え、同軸棒に電極、軸受けに給電ブラシを取り付け解決した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【背景技術】
【0001】
2重反転ヘリコプター等では、プロペラ又はローターの反トルクを打ち消す為にギアボックス等により2枚のプロペラ又はローターを反対方向に回転させてその上で、ある回転数でのピッチ調整により反転トルクを打ち消しあうように、調整しているが、完全に反転トルクを打ち消すことができない。又、回転数、ピッチの変更に対してまったく調整できないので、飛行中の可変ピッチ機構が必要になる。
【先行技術文献】
【0002】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】
【特許文献2】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】
【非特許文献2】
【発明の概要】
1個以上のモーターで2枚以上のプロペラ又はローター等を反対方向に回転させ、反トルクを、完全に打ち消し、そのモーターの回転軸と同軸の軸棒を、軸受けで支えるもの。又、その同軸棒に取り付けられた電極と軸受けに取り付けられた給電ブラシにより給電するもの。
【発明が解決しようとする課題】
1.ギアボックスを必要としない。
2.反転トルクを完全に打ち消すことができる。
3.任意の回転数、任意のピッチにおいて反転トルクが存在しない。
4.軽量・コンパクトに出来る。
【課題を解決するための手段】
1.通常の電動モーターに、1つのプロペラを回転子に取り付けられるようにした。
2.通常の電動モーターに、1つのプロペラを界磁(ケースプレート)に取り付けられるようにした。
3.界磁(ケースプレート)に同軸でシャフトを取り付けた。
4.そのシャフトでささえるベアリングケースを製作した。
5.シャフトに電極を取り付けた。
6.ベアリングケースに給電ブラシを取り付けた。
【発明の効果】
【図面の簡単な説明】
電動モーターの回転子に取り付けたAのプロペラが、図の上面から見て時計回りに回転する場合で、プロペラに押された空気が図の下方に移動する場合のプロペラのひねりをレフトハンドローテイションと呼ぶが、その場合、推力は図の上面方向に向う。
同時にAプロペラの反トルクが固定子[界磁(ケースプレート)]を反時計方向に回す方向に発生する。
そこで、Bプロペラにライトハンドローテイションのプロペラを用意し、これを、固定子[界磁(ケースプレート)]に取り付けると、Bプロペラは上から見て反時計周りの方向に、Aプロペラの反転トルクにより回転する。支えるものがなくなるので、固定子[界磁(ケースプレート)]に回転子と同軸の軸を取り付け、軸受けで支える。
電気の供給のため、この、固定子に取り付けた軸に、電極を取り付け、軸受けに給電ブラシを取り付ける。
この2重反転ホバープロップモーターに電気を流すと、AプロペラとBプロペラは反転する。A,Bそれぞれの反転トルクが均衡するそれぞれの回転数で均衡する。この回転数は、それぞれのピッチの強さ、長さ、質量により異なるが、常に、反トルクが打ち消された状態で均衡する。上向きの推力のみが発生する力となる。
回転しない軸受けに人、ものを乗せるとホバリングと飛行が可能となる。
【発明を実施するための形態】
1.電動ホバープロップを製作した。
2.空飛ぶ自動車のVTOL機構。
3.電動ターボファンモーター
【実施例】
電動ホバープロップ
【産業上の利用可能性】
垂直離着陸が可能な機械が、簡単に製作可能な推力装置が製作可能。
【符号の説明】
【・・・・】

【受託番号】
【・・・・】

【図1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
1.1個以上の電動モーターの回転子と界磁(ケース)にそれぞれプロペラ、ローター、ファンを取り付けて反トルクを打ち消すこと。
【請求項2】
1.回転軸と同軸のシャフトを取り付け、支えること。そのシャフトに電極を取り付け、軸受けに給電ブラシとりつけること。

【公開番号】特開2012−11990(P2012−11990A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−161069(P2010−161069)
【出願日】平成22年6月29日(2010.6.29)
【出願人】(510196280)
【Fターム(参考)】