説明

3−又は4―置換ピペリジン化合物

【課題】3−又は4−置換ピペリジン化合物を提供する。
【解決手段】構造式(I)で表されるラセミ型又はエナンチオマー豊富型3−又は4−置換ピペリジン化合物、これらの異性体又は薬学的に許容されるその塩を開示する。また、このような対象化合物を含有した薬学的組成物を開示する。対象化合物は中枢神経系疾患、特にうつ病、不安症及び疼痛性障害の治療に有用である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、哺乳類における一般に、ラセミ型(racemic)又はエナンチオマー豊富型(enantiomerically enriched)の新規な3−又は4−置換ピペリジン誘導体及びその薬学的に有用な塩、中枢神経系疾患治療のためにモノアミン神経伝達物質再取り込み阻害剤としてラセミ型又はエナンチオマー豊富型の新規な3−又は4−置換ピペリジン誘導体を有効量含む薬学的組成物及び中枢神経系疾患の治療方法に関する。より具体的には、本発明は、うつ病、不安症及び疼痛性障害(pain disorder)のような中枢神経系疾患の治療に有用な、様々なアゾール部分(moieties)を有するラセミ型又はエナンチオマー豊富型の新規な3−又は4−置換ピペリジン誘導体及びその薬学的に有用な塩に関する。
【背景技術】
【0002】
生体アミンであるセロトニン、ノルエピネフリン及びドーパミンの3つはうつ病のようなCNS疾病と非常に密接な関係にある。現在使用される大多数の抗うつ剤はセロトニン及び/又はノルエピネフリンの再取り込みを防止する。強力なドーパミン再取り込み防止活性が望ましくない中枢刺激(central stimulation)効果の危険性を伴うとされているとはいえ、多くの研究が前記3つのモノアミン神経伝達物質、すなわち、セロトニン、ノルエピネフリン及びドーパミンの再取り込み阻害剤がうつ病、不安症、注意欠陥・多動性障害(attention deficit hyperactivity disorder)、肥満(obesity)、薬物嗜癖(drug addiction)及び疼痛性障害(pain disorder)のようなCNS疾病の治療に有用であることを示している。例えば、特許文献1にはモノアミン神経伝達物質再取り込み阻害剤として有用な新規8−アザ−ビシクロ[3,2,1]オクタン誘導体が開示されている。
【0003】
3−置換ピペリジン化合物は様々な神経中枢系(CNS)疾病を調節するために効果的に使用され得る。例えば、特許文献2には不安症、うつ病、睡眠障害の治療に適した3−置換ピペリジン誘導体が開示されている。CNS疾病の治療に3−置換ピペリジン化合物を適用するために、活発な調査及び研究への努力が続いている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2004/072071号パンフレット
【特許文献2】国際公開第2002/51837号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主な目的は下記構造式(I)で表される3−又は4−置換ピペリジン誘導体又はこれらの異性体又は薬学的に許容されるその塩を提供することにある。
【0006】
【化1】

【0007】
〔式中、Aはフェニル基、ナフチル基、ベンゾチオフェニル基、ピリジル基、キノリル基及びイソキノリル基からなる群より選ばれる基であって、該基は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至4の直鎖又は分枝鎖アルキル基、炭素原子数1乃至3の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、メタンスルホニル基、フェニルオキシ基、フェニル基及びチエニル基からなる群より選ばれる一つ以上の同一又は異なる置換基で置換され得るものであり;
Bはイミダゾール基、ピラゾール基、トリアゾール基、ベンゾトリアゾール基、テトラゾール基、5−メチルテトラゾール基及び5−フェニルテトラゾール基からなる群より選ばれるアゾール基であって、下記構造式(II)で表されるように窒素原子が結合したものであり;
【化2】

X及びYのうち一つは炭素原子で、他の一つはN−Rであり、この時、Rは水素原子又はC1-4アルキル基である。〕
【0008】
より具体的には、本発明の前記式(I)で表される3−又は4−置換ピペリジン化合物は下記構造式(III)及び(IV)で表されるあらゆるこれらの異性体又は異性体混合物を含む。
【0009】
【化3】

【0010】
【化4】

【0011】
〔式中、A、B及びRは前記のように定義される。〕
【0012】
本発明の他の目的は、前記構造式(I)で表されるラセミ型又はエナンチオマー豊富型3−又は4−置換ピペリジン化合物、特に前記構造式(III)及び(IV)で表される化合物を有効量含むうつ病、不安症及び疼痛性障害のような中枢神経系疾患治療用の薬学的組成物を提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、前記構造式(I)で表されるラセミ型又はエナンチオマー豊富型3−又は4−置換ピペリジン化合物、特に、特に前記構造式(III)及び(IV)で表される化合物と薬学的に許容されるキャリアを治療が必要な哺乳類に有効量投与してうつ病、不安症及び疼痛性障害のような中枢神経系疾患を治療する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明によれば、該構造式(I)で表される化合物及び薬学的に許容されるその塩は本発明の属する技術分野の当業者が容易に利用できる技術及び工程、例えば、以下の反応式に開示された方法によって製造することができる。このような反応式は本発明の範囲を制限するためのものではない。特に記載がない限り、全ての置換体は前に定義されている。リガンド及び出発物質は本発明の属する技術分野の当業者が容易に利用できるものである。
【0015】
本発明によれば、前記構造式(III)で表される化合物及び薬学的に許容されるその塩は下記一般構造式(V)で表されるtert-ブチル−3−[メトキシ(メチル)カル
バモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートから出発する下記ステップによって製造することができる。
【0016】
【化5】

【0017】
一般構造式(III)で表されるピペリジンの3位に位置する立体化学(stereochemistry)は前記出発物質(V)の立体化学によってのみ決められる。(S)−鏡像異性体を有する出発物質(V)は(3S)−鏡像異性体のみを生成し、(R)−鏡像異性体を有する出発物質(V)は(3R)−鏡像異性体のみを生成する。
【0018】
Rが水素原子である一般式(III)を製造するための方法の一例を以下で詳細に説明する。
【0019】
先ず、tert−ブチル3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートを下記構造式(VI)、(VII)又は(VIII)で表される置換されたフェニル又はナフチルマグネシウムブロマイドと反応させて、下記構造式(IX)で表されるBoc−保護アミノケトン(Boc−protected amino ketone)化合物を合成した。
【0020】
【化6】

【0021】
【化7】

【0022】
【化8】

【0023】
〔式中、R1、R2及びR3は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至4の直鎖又は分
枝鎖アルキル基、炭素原子数1乃至3の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、メタンスルホニル基、フェニルオキシ基、フェニル基及びチエニル基からなる群より選ばる一つ以上の同一又は異なる置換基である。〕
【0024】
【化9】

【0025】
〔式中、Aはフェニル基、ナフチル基、ベンゾチオフェニル基、ピリジル基、キノリル基及びイソキノリル基からなる群より選ばれる基であって、該基は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至4の直鎖又は分枝鎖アルキル基、炭素原子数1乃至3の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、メタンスルホニル基、フェニルオキシ基、フェニル基及びチエニル基からなる群より選ばれる一つ以上の同一又は異なる置換基で置換され得るものである。〕
【0026】
前記構造式(IX)(式中、Aはベンゾチオフェニル基、ピリジル基、キノリル基又はイソキノリル基である)で表されるBoc−保護アミノケトン化合物は、類似した方法により製造できるものと考えられる。
【0027】
構造式(IX)で表される化合物を(R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジン又は(S)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンで処理し、後続してボラン−THF複合体で処理して、構造式(X)で表されるエナンチオマー豊富型アルコール化合物を合成する。
【0028】
【化10】

【0029】
式(X)で表される化合物をトリフェニルホスフィン、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート及び構造式(II)で表されるイミダゾール、ピラゾール、トリアゾール、テトラゾール、5-メチルテトラゾール、5-フェニルテトラゾール、ベンゾトリアゾールのようなアゾール化合物と反応させて構造式(XI)で表されるBoc−保護アミノアゾール化合物を合成する。
【0030】
【化11】

【0031】
〔式中、Aはフェニル基、ナフチル基、ベンゾチオフェニル基、ピリジル基、キノリル基及びイソキノリル基からなる群より選ばれる基であって、該基は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至4の直鎖又は分枝鎖アルキル基、炭素原子数1乃至3の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、メタンスルホニル基、フェニルオキシ基、フェニル基及びチエニル基からなる群より選ばれる一つ以上の同一又は異なる置換基で置換され得るものであり;
Bはイミダゾール基、ピラゾール基、トリアゾール基、ベンゾトリアゾール基、テトラゾール基、5−メチルテトラゾール基及び5−フェニルテトラゾール基のようなアゾール基から選ばれるものであって、下記構造式(II)で表されるように窒素原子が結合したものである。〕
【0032】
【化12】

【0033】
この中間物質はメタノール塩酸(methanolic hydrochloric acid)溶液により脱保護され、その結果、一般式(XII)で表される3−置換ピペリジン誘導体を形成する。
【0034】
【化13】

【0035】
式(XII)で表される化合物は薬学的に有効な塩を形成できる酸で処理することによって、薬学的に許容される塩(XIII)に変換され得る。
【0036】
このような過程は下記反応式Iで示されたように要約される。
【0037】
反応式I
【化14】

【0038】
反応式Iに記載された反応条件の細部事項は次の通りである。化合物(V)を化合物(IX)に変換させるにあたり、出発物質(V)の濃度は0.005乃至0.1モル程度で、フェニル又はナフチルマグネシウムブロマイドは約2.0乃至3.0当量であるのが好ましい。この反応は10乃至30℃の温度で行われることが好ましい。前記反応の結果生成されるケトン化合物は約−78℃の温度で0.5乃至1.0当量の(R)又は(S)−2−メチル−CBS-オキサザボロリジンで処理した後、1.0乃至3.0当量のボラン
−THF複合体を添加することによって、式(X)で表されるエナンチオマー豊富型アルコール化合物を得る。生成されたアルコール化合物は1.0乃至2.5当量のトリフェニルホスフィン、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート及びアゾール化合物で処理され、これは約0乃至30℃の温度で行われることが好ましい。この反応において、ジエチルエーテル及びテトラヒドロフランのようなエーテル溶媒又はベンゼン、トルエン及びキシレンのような芳香族炭化水素が使用され得る。化合物(XI)を約−10乃至30℃の温度でメタノール6%塩酸で処理した後、中和させて、式(XII)で表される化合物を得る。
【0039】
反応式Iで、HXは塩基性窒素原子を有する薬学的に有用な塩を形成できる酸を示す。化合物(XII)から化合物(XIII)を製造するために使用され得る該無水酸の具体的な例としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸、酢酸、安息香酸、炭酸、クエン酸、マロン酸、サリチル酸、リンゴ酸、フマル酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、グルコン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、アスパラギン酸、カンファースルホン酸(Camphorsulfonic acid)、p-トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、
メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ヒドロキシメタンスルホン酸及びヒドロキシエタンスルホン酸などが含まれる。追加的な酸としては「薬学的塩(Pharmaceutical Salts)」(J.Pharm.Sci.,1977;66(1):1−19)を参照できる。このような製造はテトラヒドロフランのようなエーテル溶剤、メタノールのようなアルコール溶剤、エチルアセテートのようなエステル溶剤、ハロゲン化された炭化水素溶剤及びこれらの混合物で例示し得る反応媒体内で行われる。添加溶液としては、エチルエーテル、プロピルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、イソブチルエーテルを含むエーテル溶剤が推奨される。化合物(XII)の濃度は約0.01乃至5モル程度である。
【0040】
Rが水素原子でない一般式(III)を製造する方法を以下で詳細に記載する。
【0041】
先ず、用意したアミン化合物(XII)を0℃でジクロロメタン中でトリエチルアミン及び適切なアルキルハライドと反応させて、一般式(III)(式中、Rは水素原子ではない)で表されるアルキル化されたアミン化合物を得る。
【0042】
式(III)(式中、Rは水素原子ではない)で表される化合物は上記のように、薬学的に許容される塩(XIV)に変換され得る。
【0043】
このような過程は下記反応式IIに示されたように要約される。
【0044】
反応式II
【化15】

【0045】
反応式IIに記載された反応条件の細部事項は次の通りである。化合物(XII)を化合物(III)に変換するにあたり、出発物質(XII)の濃度は0.005乃至0.1モル程度で、トリエチルアミンは約2.0乃至3.0当量であり、アルキルハライドは約1.5乃至3当量である。この反応は0乃至30℃で行われることが好ましい。このようなアルキル化において、ジエチルエーテル及びテトラヒドロフランのようなエーテル溶剤、ジクロロメタン及びクロロホルムのようなハロゲン化された炭化水素溶剤、メタノール、エタノール及びプロパノールのようなアルコール溶剤又はこれらの混合物が使用され得る。
【0046】
反応式IIで、HXは前記のような塩基性窒素原子を有する薬学的に有用な塩を生成できる酸を示す。
【0047】
本発明によれば、構造式(IV)で表される化合物及び薬学的に許容されるその塩は下記一般構造式(XV)で表されるtert−ブチル4−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートから出発する下記ステップにより製造できる。
【0048】
【化16】

【0049】
一般式(IV)(式中、Rは水素原子である)の製造方法の一例を以下で詳細に説明する。
【0050】
先ず、tert−ブチル4−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートを下記構造式(VI)、(VII)又は(VIII)で表される置換されたフェニル又はナフチルマグネシウムブロマイドと反応させて、構造式(XVI)で表されるBoc−保護アミノケトン化合物を合成する。
【0051】
【化17】

【0052】
【化18】

【0053】
【化19】

【0054】
〔式中、R1、R2及びR3は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至4の直鎖又は分
枝鎖アルキル基、炭素原子数1乃至3の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、メタンスルホニル基、フェニルオキシ基、フェニル基及びチエニル基からなる群より選ばれる一つ以上の同一又は異なる置換基である。〕
【0055】
【化20】

【0056】
〔式中、Aはフェニル基、ナフチル基、ベンゾチオフェニル基、ピリジル基、キノリル基及びイソキノリル基からなる群より選ばれる基であって、該基は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至4の直鎖又は分枝鎖アルキル基、炭素原子数1乃至3の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、メタンスルホニル基、フェニルオキシ基、フェニル基及びチエニル基からなる群より選ばれる一つ以上の同一又は異なる置換基で置換され得るものである。〕
【0057】
該構造式(IX)(式中、Aはベンゾチオフェニル基、ピリジル基、キノリル基又はイソキノリル基である)で表されるBoc−保護アミノケトン化合物は、類似した方法によって製造できるものと考えられる。
【0058】
式(XVI)で表される化合物を(R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジン又は(S)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンで処理し、続いてボラン−THF複合体で処理して、構造式(XVII)で表されるエナンチオマー豊富型アルコール化合物を合成する。
【0059】
【化21】

【0060】
式(XVII)で表される化合物をトリフェニルホスフィン、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート及び構造式(II)で表されるイミダゾール、ピラゾール、トリアゾール、テトラゾール、5−メチルトリアゾール、5−フェニルテトラゾール、ベンゾトリアゾールのようなアゾール化合物で処理して、構造式(XVIII)で表されるBoc−保護アミノアゾール化合物を合成する。
【0061】
【化22】

【0062】
〔式中、Aはフェニル基、ナフチル基、ベンゾチオフェニル基、ピリジル基、キノリル基及びイソキノリル基からなる群より選ばれる基であって、該基は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至4の直鎖又は分枝鎖アルキル基、炭素原子数1乃至3の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、メタンスルホニル基、フェニルオキシ基、フェニル基及びチエニル基からなる群より選ばれる一つ以上の同一又は異なる置換基で置換され得るものであり;
Bはイミダゾール基、ピラゾール基、トリアゾール基、ベンゾトリアゾール基、テトラゾール基、5−メチルテトラゾール基及び5−フェニルテトラゾール基のようなアゾール基から選ばれるものであって、下記構造式(II)で表されるように窒素原子が結合したものである。〕
【0063】
【化23】

【0064】
この中間物質はメタノール塩酸溶液により脱保護され、その結果、一般式(XIX)で表される4−置換ピペリジン誘導体になる。
【0065】
【化24】

【0066】
鏡像異性体混合物(XIX)をイソプロピルアルコールに少量溶解させ、キラール製造用液体クロマトグラフィー(chiral preparative Liquid C
hromatography)によって分離させる。製造用クロマトグラフィーとしてカラム温度は25℃、溶離液としてn−ヘキサン/0.1%トリエチルアミンを含むイソプロピルアルコール(90:10)を有するCHIRALPACK OD-Hカラム(Da
icel Chemical Industries,Ltd.社製)を使用して分離を行って純粋な鏡像異性体を
得た。
【0067】
式(XIX)で表される純粋な鏡像異性体化合物は上述のように薬学的に許容される塩(XX)に変換され得る。このような方法は下記反応式IIIに示されたように要約される。
【0068】
反応式III
【化25】

【0069】
反応式IIIに記載された反応条件の細部事項は次の通りである。化合物(XV)を化合物(XVI)に変換するにあたり、出発物質(XV)の濃度は0.005乃至0.1モル程度で、フェニル又はナフチルマグネシウムブロマイドは約2.0乃至3.0当量であるのが好ましい。この反応は10乃至30℃の温度で行われることが好ましい。前記反応の結果生成されるケトン化合物は約−78℃の温度で0.5乃至1.0当量の(R)又は(S)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンで処理した後、1.0乃至3.0当量のボラン−THF複合体を添加することによって、式(XVII)で表されるエナンチオマー豊富型アルコール化合物を得る。得られたアルコール化合物は1.0乃至2.5当量のトリフェニルホスフィン、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート及びアゾール化合物で処理され、これは約0乃至30℃の温度で行われることが好ましい。この反応において、ジエチルエーテル及びテトラヒドロフランのようなエーテル溶剤又はベンゼン、トルエン及びキシレンのような芳香族炭化水素が使用され得る。化合物(XVIII)を約−10乃至30℃の温度でメタノール6%塩酸で処理した後、中和させて、式(XIX)で表される化合物を得る。
【0070】
反応式IIIで、HXは前記のような塩基性窒素原子を有する薬学的に有用な塩を形成できる酸を示す。
【0071】
Rが水素原子でない一般式(IV)を製造する方法を以下で詳細に説明する。
【0072】
先ず、用意したアミン化合物(XIX)を0℃でジクロロメタン中でトリエチルアミン及び適切なアルキルハライドと反応させて、一般式(IV)(式中、Rが水素原子ではない)で表されるアルキル化されたアミン化合物を得る。
【0073】
式(IV)(式中、Rは水素原子ではない)で表される化合物は上記のように、薬学的に許容される塩(XXI)に変換され得る。
【0074】
このような方法は下記反応式IVに示されたように要約される。
【0075】
反応式IV
【化26】

【0076】
反応式IVに記載された反応条件の細部事項は次の通りである。化合物(XIX)を化合物(IV)に変換するにあたり、出発物質(XIX)の濃度は0.005乃至0.1モル程度で、トリエチルアミンは約2.0乃至3.0当量であり、アルキルハライドは約1.5乃至3当量である。この反応は0乃至30℃で行われることが好ましい。このようなアルキル化において、ジエチルエーテル及びテトラヒドロフランのようなエーテル溶剤、ジクロロメタン及びクロロホルムのようなハロゲン化された炭化水素溶剤、メタノール、エタノール及びプロパノールのようなアルコール溶剤又はこれらの混合物が使用され得る。
【0077】
反応式IVで、HXは前記のような塩基性窒素原子を有する薬学的に有用な塩を形成できる酸を示す。
【0078】
反応式I、II、III及びIVから合成される化合物(I)、(III)及び(IV)の代表的な例として下記の化合物が含まれる。
【0079】
(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン
−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3-トリアゾール−2
−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−ナフタレン−1−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ナフタレン−1−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3,4−ジメトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(3,4−ジメトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3,4−ジメトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(3,4−ジメトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−フェニル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−フェニル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−2H-テトラゾール−2−イル[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−2H-テトラゾール−2−イル[4−(トリフルオロメチル)フ
ェニル]メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(6−メトキシナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(6−メトキシナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(3−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(2,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(2,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−メトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−メトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−フェノキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−フェノキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−フェノキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−フェノキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−フルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−フルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ビフェニル−4−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ビフェニル−4−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−2H−テトラゾール−2−イル[3−(トリフルオロメチル)
フェニル]メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−2H−テトラゾール−2−イル[3−(トリフルオロメチル)
フェニル]メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−プロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−プロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4-メチルナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−
2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4-メチルナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−
2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(3−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(3−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−1−ベンゾチオフェン−5−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−1−ベンゾチオフェン−5−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−1−エチル−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
1−[(S)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン−3−イル]メチル]−1H−ベンゾトリアゾール、
1−[(R)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン−3−イル]メチル]−1H−ベンゾトリアゾール、
2−[(S)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン−3−イル]メチル]−2H−ベンゾトリアゾール、
2−[(R)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン−3−イル]メチル]−2H−ベンゾトリアゾール、
(3S)−3−[(R)−1−ベンゾチオフェン−3−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール
−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(6−メチルナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−-イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(6−メチルナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4-フルオロナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール
−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−フルオロナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(4H−1,2,4-トリアゾール−4
−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−ピラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−1−ベンゾチオフェン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−1−ベンゾチオフェン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(3,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(2,3−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(2,3−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H
−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−1−ブチル−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(R)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−(4−メチルフェニル)(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(R)−(4−メチルフェニル)(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(R)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン。
【実施例】
【0080】
以下の実施例の記載内容を通して本発明をよりよく理解することができる。
【0081】
ただし、これらの実施例は本発明を説明するために開示されたものであって、本発明を実施例によって限定しようとするものではない。
【0082】
実施例1:(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0083】
【化27】

【0084】
2−ブロモナフタレン(4.59mmol)とマグネシウム(5.508mmol)の混合物を無水THF(10mL)中、窒素雰囲気下で1時間激しく攪拌してナフタレン−2−イルマグネシウムブロマイド溶液を製造した。このできあがった溶液にtert−ブチル(3R)−3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラート(1.836mmol)を0℃でゆっくりと添加した。10分後に、前記反応混合物をゆっくりと常温まで昇温させ、2時間攪拌した。その後、この溶液を水性NH4Cl(
10mL)でクエンチし、エチルアセテート(15mL)を添加した。有機層を水層と分離させた後、ブライン(brine)で洗浄した。混合された有機層を無水MgSO4
乾燥させて、真空下で濃縮した。
【0085】
未精製生成物を無水THFに溶解した。この溶液に(S)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジン(トルエン中1.0M、0.5当量)を−78℃でゆっくりと添加した。5分後に、ボラン−THF複合体(3当量)をゆっくりと添加した。その後、この反応混合物を冷蔵庫に移して一晩放置した。キラールLCによれば、S対R異性体の比率が9:1と示された。この混合物を0℃まで冷却させ、水を滴下して反応をクエンチした。反応混合物をエチルアセテートで希釈し、5%NaOH水溶液、水、ブラインで洗浄して、MgSO4で乾燥させた。濃縮後に、未精製生成物を4−35%エチルアセテートを有する
フラッシュカラムクロマトグラフィーでヘキサン勾配(hexanes gradient)で精製して(R)−tert−ブチル3−((S)−ヒドロキシ(ナフチル)メチル)ピペリジン−1−カルボキシラートを得た。
【0086】
THF(6mL)に溶解させたトリフェニルホスフィン(2.754mmol)及び1H−テトラゾール(2.754mmol)の攪拌溶液に予め用意したTHF(2mL)に溶解させた生成物(1.836mmol)を常温で添加した。反応混合物を15分間攪拌した後、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(3.672mmol)を0℃で滴下した。前記溶液を常温で1時間さらに攪拌した。反応終了後、未精製混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン=1:6)で精製した。
【0087】
その結果、できあがった生成物を6%HCl−MeOH溶液に溶解し、6時間攪拌した。減圧雰囲気下で溶剤を除去し、1N NaOHで塩基性化して、(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0088】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,4H),7.5(m,2H),6.0(d,1H),3.0(br,2H),2.5(br,3H),1.5(br,3H),1.2(m,2H)
【0089】
実施例2:(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0090】
【化28】

【0091】
反応物としてtert−ブチル(3R)−3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル(3S)−3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、還元剤として(S)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンの代わりに(R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0092】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,3H),7.7(m,1H),7.5(m,2H),6.0(d,1H),3.0(br,2H),2.5(br,3H),1.5(br,3H),1.2(m,2H)
【0093】
実施例3:(3R)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0094】
【化29】

【0095】
還元剤として(S)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンの代わりに(R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3R)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンハイドロクロライドを得た。
【0096】
1H−NMR(DMSO,200MHz),δ9.1(br,1H),8.2(s,1H),8.0(m,3H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),6.2(d,1H),2.8(br,2H),2.5(br,3H),1.6(br,2H),1.3(br,3H)
【0097】
実施例4:(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0098】
【化30】

【0099】
反応物としてtert−ブチル(3R)−3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル(3S)−3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンハイドロクロライドを得た。
【0100】
1H−NMR(DMSO,200MHz),δ9.1(br,1H),8.2(s,1H),8.0(m,3H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),6.2(d,1H),2.8(br,2H),2.5(br,3H),1.6(br,2H),1.3(br,3H)
【0101】
実施例5:(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン
【0102】
【化31】

【0103】
実施例1の手順によって、(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0104】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ9.0(s,1H),7.8(m,4
H),7.5(m,3H),5.8(d,1H),4.8(br,1H),3.0(br,4H),2.5(br,1H),1.6(br,3H)
【0105】
実施例6:(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン
【0106】
【化32】

【0107】
実施例2の手順によって、(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0108】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ9.0(s,1H),7.8(m,4
H),7.5(m,3H),5.8(d,1H),4.8(br,1H),3.0(br,4H),2.5(br,1H),1.6(br,3H)
【0109】
実施例7:(3R)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン
【0110】
【化33】

【0111】
実施例3の手順によって、(3R)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジンハイドロクロライドを得た。
【0112】
1H−NMR(DMSO,200MHz),δ9.8(s,1H),8.0(m,4H),7.6(m,3H),6.0(d,1H),2.8(br,2H),2.5(br,2H),2.3(m,1H),1.6(br,2H),1.3(br,3H)
【0113】
実施例8:(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン
【0114】
【化34】

【0115】
実施例4の手順によって、(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジンハイドロクロライドを得た。
【0116】
1H−NMR(DMSO,200MHz),δ9.8(s,1H),8.0(m,4H),7.6(m,3H),6.0(d,1H),2.8(br,2H),2.5(br,2H),2.3(m,1H),1.6(br,2H),1.3(br,3H)
【0117】
実施例9:(3S)−3−[(R)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−2−イル)メチル]ピペリジン
【0118】
【化35】

【0119】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−メチル−1H−テトラゾールを使用し、tert−ブチル(3R)−3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル(3S)−3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、実施例1の手順によって、(3S)−3−[(R)−(5-メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−
2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0120】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.0(m,1H),7.8(br,
3H),7.7(m,1H),7.5(m,2H),5.8(d,1H),2.9(br,2H),2.8(br,2H),2.5(d,3H),2.4(m,1H),1.7(br,1H),1.5(br,2H),1.2(br,2H)
【0121】
実施例10:(3S)−3−[(S)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−2−イル)メチル]ピペリジン
【0122】
【化36】

【0123】
tert−ブチル(3R)−3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル(3S)−3−[メトキシ(メチル)カ
ルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、還元剤として(S)−2−メチル−CBS−キサザボロリジンの代わりに(R)−2−メチル−CBS-オキサザボロ
リジンを使用し、反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−メチル−1H−テトラゾールを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0124】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ7.9(br,4H),7.7(m,
1H),7.5(m,2H),5.8(d,1H)
【0125】
実施例11:(3R)−3−[(S)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−2−イル)メチル]ピペリジン
【0126】
【化37】

【0127】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−メチル−1H−テトラゾールを使用し、還元剤として(S)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンの代わりに(R)-2-メチル-CBS-オキサザボロリジンを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3R)−3−[(S)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0128】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.0(s,1H),7.8(br,3
H),7.7(d,1H),7.5(m,2H),5.8(d,1H),2.9(br,2H),2.6(br,2H),2.5(d,3H),2.4(m,1H),1.5(m,3H),1.2(m,2H)
【0129】
実施例12:(3R)−3−[(R)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−2−イル)メチル]ピペリジン
【0130】
【化38】

【0131】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−メチル−1H−テトラゾールを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3R)−3−[(R)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0132】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ7.9(m,5H),7.7(d,1
H),7.5(m,2H),5.8(d,1H),3.0(m,3H),2.6(m,1H),2.5(s,3H),2.4(m,1H),1.5(br,5H)
【0133】
実施例13:(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0134】
【化39】

【0135】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに1H−[1,2,3]−トリアゾールを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0136】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.0(s,1H),7.8(d,3
H),7.7(d,1H),7.6(s,1H),7.5(m,2H),5.6(d,1H),3.0(m,2H),2.5(m,3H),1.5(br,3H),1.2(m,2H)
【0137】
実施例14:(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0138】
【化40】

【0139】
tert−ブチル(3R)−3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル(3S)−3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラートを使用し、還元剤として(S)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンの代わりに(R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンを使用した。反応物として1H−テトラゾールの代わりに1H−[1,2,3]−トリアゾールを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリ
ジンを得た。
【0140】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.0(s,1H),7.8(d,3
H),7.7(d,1H),7.6(s,1H),7.5(m,2H),5.6(d,1H),3.0(m,2H),2.5(m,3H),1.5(br,3H),1.2(m,2H)
【0141】
実施例15:(3R)−3−[(R)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0142】
【化41】

【0143】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに4−ブロモ−1,2−ジクロロベンゼンを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3R)−3−[(R)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0144】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.6(s,1
H),7.4(m,2H),5.8(d,1H),3.0(br,1H),2.6(br,3H),2.3(br,1H),1.6(br,3H),1.2(m,2H)
【0145】
実施例16:(3S)−3−[(S)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0146】
【化42】

【0147】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに4−ブロモ−1,2−ジクロロベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0148】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.6(s,1
H),7.4(m,2H),5.8(d,1H),3.0(br,1H),2.6(br,3H),2.3(br,1H),1.6(br,3H),1.2(m,2H)
【0149】
実施例17:(3R)−3−[(R)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−
2−イル)メチル]ピペリジン
【0150】
【化43】

【0151】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−クロロベンゼンを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3R)−3−[(R)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0152】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.6(m,2
H),7.4(m,2H),5.8(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,2H),2.7(br,1H),2.4(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.5(br,1H),1.4(br,1H),1.2(m,1H)
【0153】
実施例18:(3S)−3−[(S)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0154】
【化44】

【0155】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−クロロベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0156】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.6(m,2
H),7.4(m,2H),5.8(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,2H),2.7(br,1H),2.4(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.5(br,1H),1.4(br,1H),1.2(m,1H)
【0157】
実施例19:(3R)−3−[(S)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0158】
【化45】

【0159】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−クロロベンゼンを使用し、実施例3に記載された手順によって、(3R)−3−[(S)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0160】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.6(m,2
H),7.4(m,2H),5.8(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,2H),2.7(br,1H),2.4(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.5(br,1H),1.4(br,1H),1.2(m,1H)
【0161】
実施例20:(3S)−3−[(R)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0162】
【化46】

【0163】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−クロロベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0164】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.6(m,2
H),7.4(m,2H),5.8(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,2H),2.7(br,1H),2.4(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.5(br,1H),1.4(br,1H),1.2(m,1H)
【0165】
実施例21:(3R)−3−[(R)−ナフタレン−1−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0166】
【化47】

【0167】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモナフタレンを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3R)−3−[(R)−ナフタレン−1−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0168】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),8.4(d,1
H),8.0(d,1H),7.9(m,2H),7.6(m,3H),6.8(d,1H),3.2(br,3H),2.6(br,2H),1.6(br,3H),1.2(br,2H)
【0169】
実施例22:(3S)−3−[(S)−ナフタレン−1−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0170】
【化48】

【0171】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモナフタレンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−ナフタレン−1−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0172】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),8.4(d,1
H),8.0(d,1H),7.9(m,2H),7.6(m,3H),6.8(d,1H),3.2(br,3H),2.6(br,2H),1.6(br,3H),1.2(br,2H)
【0173】
実施例23:(3R)−3−[(R)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0174】
【化49】

【0175】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−イソプロピルベンゼンを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3R)−3−[(R)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0176】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.4(d,2
H),7.2(d,2H),5.7(d,1H),3.2(br,1H),3.0(br,1H),2.9(m,2H),2.6(br,2H),1.7(br,3H),1.2(d,6H),1.1(m,1H)
【0177】
実施例24:(3S)−3−[(S)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0178】
【化50】

【0179】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4-イソプロピルベンゼン
を使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0180】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.4(d,2
H),7.2(d,2H),5.7(d,1H),3.2(br,1H),3.0(br,1H),2.9(m,2H),2.6(br,2H),1.7(br,3H),1.2(d,6H),1.1(m,1H)
【0181】
実施例25:(3R)−3−[(S)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0182】
【化51】

【0183】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−イソプロピルベンゼンを使用し、実施例3に記載された手順によって、(3R)−3−[(S)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0184】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.5(d,2
H),7.2(d,2H),5.7(d,1H),4.0(br,1H),3.0(br,1H),2.8(m,3H),2.6(br,1H),2.4(br,1H),1.7(br,1H),1.5(br,1H),1.3(m,2H),1.2(d,6H),1.1(m,1H)
【0185】
実施例26:(3S)−3−[(R)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0186】
【化52】

【0187】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−イソプロピルベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0188】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.5(d,2
H),7.2(d,2H),5.7(d,1H),4.0(br,1H),3.0(br,1H),2.8(m,3H),2.6(br,1H),2.4(br,1H),1.7(br,1H),1.5(br,1H),1.3(m,2H),1.2(d,6H),1.1(m,1H)
【0189】
実施例27:(3S)−3−[(S)−(3,4−ジメトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0190】
【化53】

【0191】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに4−ブロモ−1,2−ジメトキシベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(3,4−ジメトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0192】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.1(d,2
H),6.8(d,1H),5.8(d,1H),3.9(d,6H),2.5(br,5H),1.6(br,3H),1.2(br,2H)
【0193】
実施例28:(3S)−3−[(R)−(3,4−ジメトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0194】
【化54】

【0195】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに4−ブロモ−1,2−ジメトキシベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(3,4−ジメトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0196】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.1(m,2
H),6.8(d,1H),5.7(d,1H),3.9(d,1H),2.8(m,4H),2.4(m,1H),1.5(br,3H),1.2(br,2H)
【0197】
実施例29:(3S)−3−[(S)−(3,4−ジメトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン
【0198】
【化55】

【0199】
実施例27に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(3,4−ジメトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0200】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.7(s,1H),7.0(br,
2H),6.9(d,1H),5.6(d,1H),3.9(d,6H),2.8(br,4H),2.4(br,1H),1.6(br,4H),1.2(br,1H)
【0201】
実施例30:(3S)−3−[(R)−(3,4−ジメトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン
【0202】
【化56】

【0203】
実施例28に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(3,4−ジメトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0204】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.6(s,1H),7.0(d,2
H),6.8(d,2H),5.4(d,1H),3.9(d,6H),2.8(m,4H),2.4(m,1H),1.6(br,4H),1.1(m,1H)
【0205】
実施例31:(3S)−3−[(S)−フェニル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0206】
【化57】

【0207】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりにブロモベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−フェニル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0208】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.6(m,2
H),7.4(m,3H),5.8(d,1H),3.0(m,1H),2.8(m,1H),2.6(m,2H),2.4(m,1H),1.6(br,3H),1.2(m,2H)
【0209】
実施例32:(3S)−3−[(R)−フェニル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0210】
【化58】

【0211】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりにブロモベンゼンを使用し、実施に4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−フェニル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0212】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.6(m,2
H),7.4(m,3H),5.8(d,1H),3.0(m,1H),2.8(d,2H),2.6(m,1H),2.4(m,1H),1.7(br,1H),1.5(br,1H),1.3(br,2H),1.2(m,1H)
【0213】
実施例33:(3S)−3−[(S)−2H−テトラゾール−2−イル[4−(トリフル
オロメチル)フェニル]メチル]ピペリジン
【0214】
【化59】

【0215】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−2
H−テトラゾール−2−イル[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペリジ
ンを得た。
【0216】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.6(s,1H),7.7(m,4
H),5.9(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,1H),2.6(br,2H),2.4(br,1H),1.5(br,3H),1.2(br,2H)
【0217】
実施例34:(3S)−3−[(R)−2H−テトラゾール−2−イル[4−(トリフル
オロメチル)フェニル]メチル]ピペリジン
【0218】
【化60】

【0219】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−2
H−テトラゾール−2−イル[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペリジ
ンを得た。
【0220】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.7(m,4
H),5.9(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,3H),2.4(br,1H),1.7(br,2H),1.4(br,2H),1.2(br,1H)
【0221】
実施例35:(3S)−3−[(S)−(6−メトキシナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0222】
【化61】

【0223】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−6−メトキシナフタレンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(6−メトキシナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0224】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.9(br,
1H),7.7(m,3H),7.2(m,2H),5.9(d,1H),3.9(s,1H),3.0(br,2H),2.6(br,3H),1.6(br,3H),1.2(br,2H)
【0225】
実施例36:(3S)−3−[(R)−(6−メトキシナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0226】
【化62】

【0227】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−6−メトキシナフタレンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(6−メトキシナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0228】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.9(s,1
H),7.7(m,3H),7.2(m,2H),5.9(d,1H),3.9(s,1H),3.0(br,2H),2.5(br,3H),1.4(br,5H)
【0229】
実施例37:(3S)−3−[(S)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0230】
【化63】

【0231】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−メチルベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0232】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.4(d,2
H),7.2(d,2H),5.7(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,1H),2.6(br,3H),2.3(s,3H),1.6(br,3H),1.2(br,2H)
【0233】
実施例38:(3S)−3−[(R)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0234】
【化64】

【0235】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−メチルベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0236】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.4(d,2
H),7.2(d,2H),5.7(d,1H),3.0(br,1H),2.7(br,4H),2.3(s,3H),1.6(br,2H),1.4(br,1H),1.2(br,2H)
【0237】
実施例39:(3S)−3−[(S)−(3−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0238】
【化65】

【0239】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−3−クロロベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(3−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0240】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.6(s,1
H),7.4(m,1H),7.3(m,2H),5.8(d,1H),3.0(br,1H),2.7(m,3H),2.4(m,1H),2.2(br,1H),1.6(br,3H),1.2(m,1H)
【0241】
実施例40:(3S)−3−[(R)−(3−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0242】
【化66】

【0243】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−3−クロロベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(3−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0244】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.6(s,1
H),7.4(m,1H),7.3(m,2H),5.8(d,1H),3.0(m,1H),2.7(m,3H),2.4(m,1H),1.7(br,2H),1.4(m,2H),1.2(m,1H)
【0245】
実施例41:(3S)−3−[(S)−(2,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0246】
【化67】

【0247】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−2,4-ジフルオロベンゼ
ンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(2,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0248】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.7(m,1
H),6.9(m,2H),6.2(d,1H),3.0(br,1H),2.5(br,4H),1.7(br,3H),1.4(br,1H),1.2(br,1H)
【0249】
実施例42:(3S)−3−[(R)−(2,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0250】
【化68】

【0251】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−2,4−ジフルオロベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(2,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0252】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.8(m,1
H),6.9(m,2H),6.2(d,1H),3.0(m,1H),2.7(m,3H),2.4(m,1H),2.0(br,1H),1.7(br,1H),1.5(br,1H),1.2(m,2H)
【0253】
実施例43:(3S)−3−[(S)−(4−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0254】
【化69】

【0255】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−メトキシベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(4−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0256】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.5(d,2
H),6.9(d,2H),5.7(d,1H),3.8(s,3H),3.0(br,1H),2.6(br,4H),1.6(br,4H),1.2(br,1H)
【0257】
実施例44:(3S)−3−[(R)−(4−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0258】
【化70】

【0259】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4-メトキシベンゼンを使
用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(4−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0260】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.5(d,2
H),6.9(d,2H),5.7(d,1H),3.8(s,3H),2.8(br,4H),2.3(br,1H),1.8(br,2H),1.3(br,3H)
【0261】
実施例45:(3S)−3−[(S)−(4−メトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン
【0262】
【化71】

【0263】
実施例43に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(4−メトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0264】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.6(s,1H),7.4(d,2
H),6.9(d,2H),5.5(d,1H),3.8(s,3H),2.9(br,1H),2.7(br,3H),2.3(br,1H),1.6(br,4H),1.2(br,1H)
【0265】
実施例46:(3S)−3−[(R)−(4−メトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン
【0266】
【化72】

【0267】
実施例44に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(4−メトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0268】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.6(s,1H),7.4(d,2
H),6.9(d,2H),5.4(d,1H),3.8(s,3H),2.8(br,4H),2.4(br,1H),1.8(br,2H),1.5(br,2H),1.1(br,1H)
【0269】
実施例47:(3S)−3−[(S)−(4−フェノキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0270】
【化73】

【0271】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−フェノキシベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(4−フェノキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0272】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.6(s,1H),7.5(d,2
H),7.4(m,3H),7.2(m,1H),7.0(m,5H),5.8(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,1H),2.6(br,1H),2.5(br,1H),2.4(br,1H),1.6(br,3H),1.5(br,1H),1.2(m,1H)
【0273】
実施例48:(3S)−3−[(R)−(4−フェノキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0274】
【化74】

【0275】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4-フェノキシベンゼンを
使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(4−フェノキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0276】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.6(d,2
H),7.4(m,3H),7.1(m,1H),7.0(m,5H),5.8(d,1H),3.0(br,1H),2.9(d,1H),2.8(d,1H),2.7(br,1H),2.4(br,1H),1.7(br,2H),1.5(br,1H),1.3(br,1H),1.1(m,1H)
【0277】
実施例49:(3S)−3−[(S)−(4−フェノキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン
【0278】
【化75】

【0279】
実施例47に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(4−フェノキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0280】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.7(s,1H),7.4(m,5
H),7.2(m,1H),7.0(m,5H),5.6(d,1H),2.9(br,1H),2.8(br,3H),2.4(br,1H),1.7(br,2H),1.5(br,2H),1.2(br,1H)
【0281】
実施例50:(3S)−3−[(R)−(4−フェノキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン
【0282】
【化76】

【0283】
実施例48に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(4−フェノキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0284】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.6(s,1H),7.4(m,5
H),7.2(m,1H),7.0(m,5H),5.4(d,1H),3.0(br,1H),2.9(br,1H),2.7(br,2H),2.4(br,1H),1.7(br,2H),1.5(br,2H),1.2(br,1H)
【0285】
実施例51:(3S)−3−[(S)−(4−フルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0286】
【化77】

【0287】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4-フルオロベンゼンを使
用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(4−フルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0288】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.6(m,2
H),7.0(t,2H),5.8(d,1H),2.9(br,1H),2.5(br,4H),1.6(br,4H),1.2(br,1H)
【0289】
実施例52:(3S)−3−[(R)−(4−フルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0290】
【化78】

【0291】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−フルオロベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(4−フルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0292】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.6(m,2
H),7.0(t,2H),5.8(d,1H),2.9(br,1H),2.7(br,3H),2.4(br,1H),1.7(br,2H),1.3(br,3H)
【0293】
実施例53:(3S)−3−[(S)−ビフェニル−4−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0294】
【化79】

【0295】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに4−ブロモビフェニルを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−ビフェニル−4−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0296】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.5(m,1
1H),5.9(d,1H),3.0(br,4H),2.6(br,2H),1.7(br,2H),1.3(br,2H)
【0297】
実施例54:(3S)−3−[(R)−ビフェニル−4−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0298】
【化80】

【0299】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに4−ブロモビフェニルを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−ビフェニル−4−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0300】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.5(m、1
1H),5.8(d,1H),3.0(br,4H),2.6(br,2H),1.7(br,2H),1.2(br,2H)
【0301】
実施例55:(3S)−3−[(S)−2H−テトラゾール−2−イル[3−(トリフル
オロメチル)フェニル]メチル]ピペリジン
【0302】
【化81】

【0303】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−2
H−テトラゾール−2−イル[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペリジ
ンを得た。
【0304】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.8(d,2
H),7.6(m,2H),5.9(d,1H),3.0(br,1H),2.8(m,1H),2.7(m,1H),2.6(m,1H),2.4(m,1H),1.8(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.5(m,1H),1.2(m,1H)
【0305】
実施例56:(3S)−3−[(R)−2H−テトラゾール−2−イル[3−(トリフル
オロメチル)フェニル]メチル]ピペリジン
【0306】
【化82】

【0307】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−2
H−テトラゾール−2−イル[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]ピペリジ
ンを得た。
【0308】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.8(d,2
H),7.6(d,1H),7.5(m,1H),5.9(d,1H),3.0(br,1H),2.8(m,2H),2.7(m,1H),2.4(m,1H),1.7(br,2H),1.5(br,1H),1.3(br,1H),1.1(br,1H)
【0309】
実施例57:(3S)−3−[(S)−(4−プロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0310】
【化83】

【0311】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−プロピルベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(4−プロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0312】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.5(br,
2H),7.2(br,2H),5.8(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,1H),2.6(br,4H),2.4(br,1H),1.6(br,5H),1.5(br,1H),1.1(br,1H),1.0(t,3H)
【0313】
実施例58:(3S)−3−[(R)−(4−プロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0314】
【化84】

【0315】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−プロピルベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(4−プロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0316】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.5(d,2
H),7.2(d,2H),5.7(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,2H),2.6(br,3H),2.4(br,1H),1.7(br,3H),1.5(br,1H),1.3(br,1H),1.1(br,1H),1.0(t,3H)
【0317】
実施例59:(3S)−3−[(S)−(4−メチルナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0318】
【化85】

【0319】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−メチルナフタレンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(4−メチルナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0320】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.4(d,1
H),8.1(d,1H),7.9(d,1H),7.6(m,2H),7.4(d,1H),6.8(d,1H),3.1(br,2H),2.7(s,3H),2.6(br,3H),2.5(br,1H),1.7(br,2H),1.5(br,1H),1.2(m,1H)
【0321】
実施例60:(3S)−3−[(R)−(4−メチルナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0322】
【化86】

【0323】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−メチルナフタレンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(4−メチルナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0324】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.4(d,1
H),8.1(d,1H),8.0(d,1H),7.6(m,2H),7.4(d,1H),6.8(d,1H),3.1(br,2H),2.9(br,1H),2.7(s,3H),2.6(br,1H),2.4(br,1H),2.2(br,1H),1.8(br,1H),1.6(br,1H),1.3(m,2H)
【0325】
実施例61:(3S)−3−[(S)−(3−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0326】
【化87】

【0327】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−3−メチルベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(3−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0328】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.4(s,2
H),7.3(t,1H),7.1(d,1H),5.7(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,1H),2.6(br,1H),2.4(br,1H),2.3(s,3H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.4(br,1H),1.1(m,1H)
【0329】
実施例62:(3S)−3−[(R)−(3−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0330】
【化88】

【0331】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−3−メチルベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、((3S)−3−[(R)−(3−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0332】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.4(m,2
H),7.3(t,1H),7.1(d,1H),5.7(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,1H),2.6(br,1H),2.4(br,1H),2.3(s,3H),1.7(br,2H),1.5(br,1H),1.3(br,1H),1.1(m,1H)
【0333】
実施例63:(3S)−3−[(S)−(3−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0334】
【化89】

【0335】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−3−メトキシベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(3−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0336】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.3(t,1
H),7.1(d,2H),6.9(d,1H),5.7(d,1H),3.8(s,3H),3.0(br,1H),2.8(br,1H),2.6(br,2H),2.4(br,1H),1.6(br,3H),1.4(br,1H),1.1(m,1H)
【0337】
実施例64:(3S)−3−[(R)−(3−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0338】
【化90】

【0339】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−3−メトキシベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(3−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0340】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.3(t,1
H),7.1(d,2H),6.9(d,1H),5.7(d,1H),3.8(s,3H),3.0(br,1H),2.8(br,2H),2.6(br,1H),2.4(br,1H),1.7(br,2H),1.4(br,1H),1.3(br,1H),1.1(m,1H)
【0341】
実施例65:(3S)−3−[(S)−1−ベンゾチオフェン−5−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0342】
【化91】

【0343】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに5−ブロモ−1−ベンゾチオフェンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−1−ベンゾチオフェン−5−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0344】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.9(d,1H),7.5(dd,2H),7.3(d,1H),5.9(d,1H),2.9(br,2H),2.6(br,2H),2.4(br,2H),1.6(br,2H),1.4(br,1H),1.2(br,1H)
【0345】
実施例66:(3S)−3−[(R)−1−ベンゾチオフェン−5−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0346】
【化92】

【0347】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに5−ブロモ−1−ベンゾチオフェンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−1−ベンゾチオフェン−5−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0348】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.9(d,1H),7.5(dd,2H),7.3(d,1H),5.9(d,1H),2.9(br,3H),2.6(br,1H),2.4(br,1H),2.0(br,1H),1.7(br,1H),1.4(br,2H),1.2(br,1H)
【0349】
実施例67:(3R)−3−[(R)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0350】
【化93】

【0351】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−6−クロロナフタレンを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3R)−3−[(R)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0352】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,4H),7.5(d,1H),6.0(d,1H),3.0(dd,2H),2.6(m,2H),2.4(t,1H),1.8(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.4(m,1H),1.2(m,1H)
【0353】
実施例68:(3S)−3−[(S)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0354】
【化94】

【0355】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−6−クロロナフタレンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0356】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,4H),7.5(d,1H),6.0(d,1H),3.0(dd,2H),2.6(m,2H),2.4(t,1H),1.8(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.4(m,1H),1.2(m,1H)
【0357】
実施例69:(3R)−3−[(S)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0358】
【化95】

【0359】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−6-クロロナフタレンを使
用し、実施例3に記載された手順によって、(3R)−3−[(S)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0360】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,4H),7.5(d,1H),6.0(d,1H),3.0(dd,2H),2.8(d,1H),2.7(t,1H),2.4(t,1H),1.7(br,2H),1.5(m,1H),1.4(br,1H),1.2(m,1H)
【0361】
実施例70:(3S)−3−[(R)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0362】
【化96】

【0363】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−6−クロロナフタレンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0364】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,4H),7.5(d,1H),6.0(d,1H),3.0(dd,2H),2.8(d,1H),2.7(t,1H),2.4(t,1H),1.7(br,2H),1.5(m,1H),1.4(br,1H),1.2(m,1H)
【0365】
実施例71:(3S)−3−[(S)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0366】
【化97】

【0367】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−6−フルオロナフタレンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0368】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,3H),7.4(m,2H),6.0(d,1H),3.0(br,2H),2.7(br,2H),2.5(m,1H),1.6(br,3H),1.2(m,2H)
【0369】
実施例72:(3S)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0370】
【化98】

【0371】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−6−フルオロナフタレンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0372】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,3H),7.4(m,2H),6.0(d,1H),3.0(br,2H),2.6(br,2H),2.2(br,1H),1.8(br,1H),1.4(br,2H),1.2(br,2H)
【0373】
実施例73:(3S)−1−エチル−3−[(S)−ナフタレン-2-イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0374】
【化99】

【0375】
実施例2から得た(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン(2.0mmol)をアセトニトリルに溶解し、その溶液を常温でトリエチルアミン(3.0mmol)で処理した。この溶液にアセトニトリルに溶解させたヨードエタンをゆっくりと添加し、その溶液を40℃まで昇温させた。反応終了後、反応混合物をエチルアセテートで希釈して、5%NaOH水溶液、水、ブラインで洗浄した後、MgSO4で乾燥させた。
【0376】
濃縮した後、未精製生成物をジクロロメタンに溶解させた10%メタノールを有するフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製して、(3S)−1−エチル−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0377】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.6(s,1H),8.0(d,1
H),7.9(m,3H),7.7(d,1H),7.5(m,2H),6.1(d,1H),3.2(br,1H),2.8(br,1H),2.4(m,3H),2.2(br,1H),2.0(m,1H),1.7(br,3H),1.4(br,1H),1.0(m,4H)
【0378】
実施例74:(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル−(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0379】
【化100】

【0380】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−フェニル−1H−テトラゾールを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル−(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0381】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.2(d,2H),8.0(s,1
H),7.8(m,4H),7.5(m,5H),6.0(d,1H),3.0(br,
2H),2.8(br,1H),2.6(br,2H),1.6(br,3H),1.3(br,2H)
【0382】
実施例75:(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル−(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0383】
【化101】

【0384】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−フェニル−1H−テトラゾールを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル−(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0385】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.2(d,2H),8.0(s,1
H),7.8(m,4H),7.5(m,5H),6.0(d,1H),3.0(br,2H),2.8(br,1H),2.6(br,2H),1.6(br,3H),1.3(br,2H)
【0386】
実施例76:(3R)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル−(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0387】
【化102】

【0388】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−フェニル−1H−テトラゾールを使用し、実施例3に記載された手順によって、(3R)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル−(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0389】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.2(d,2H),8.0(s,1
H),7.8(m,4H),7.5(m,5H),5.9(d,1H),3.0(br,2H),2.8(br,1H),2.6(br,2H),1.8(br,1H),1.7(br,2H),1.2(br,2H)
【0390】
実施例77:(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル−(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0391】
【化103】

【0392】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−フェニル−1H−テトラゾールを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル−(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0393】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.2(d,2H),8.0(s,1
H),7.8(m,4H),7.5(m,5H),5.9(d,1H),3.0(br,2H),2.8(br,1H),2.6(br,2H),1.8(br,1H),1.7(br,2H),1.2(br,2H)
【0394】
実施例78:1−[(S)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン−3−イル]
メチル]−1H−ベンゾトリアゾール
【0395】
【化104】

【0396】
反応物として1H−テトラゾールの代わりにベンゾトリアゾールを使用し、実施例2に記載された手順によって、1−[(S)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン
−3−イル]メチル]−1H−ベンゾトリアゾールを得た。
【0397】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.0(d,1H),7.9(s,1
H),7.8(m,3H),7.6(m,2H),7.5(m,2H),7.4(t,1H),7.3(t,1H),5.9(d,1H),3.4(br,1H),3.1(br,2H),2.8(br,2H),1.8(br,3H),1.6(br,1H),1.4(br,1H)
【0398】
実施例79:1−[(R)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン−3−イル]
メチル]−1H−ベンゾトリアゾール
【0399】
【化105】

【0400】
反応物として1H−テトラゾールの代わりにベンゾトリアゾールを使用し、実施例4に記載された手順によって、1−[(R)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン
−3−イル]メチル]−1H−ベンゾトリアゾールを得た。
【0401】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.0(m,2H),7.8(m,3
H),7.7(d,1H),7.6(d,1H),7.5(m,3H),7.4(m,1H),5.8(d,1H),3.4(br,1H),3.0(br,2H),2.8(br,1H),2.6(br,1H),1.6(br,3H),1.3(br,2H)
【0402】
実施例80:2−[(S)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン−3−イル]
メチル]−2H−ベンゾトリアゾール
【0403】
【化106】

【0404】
反応物として1H−テトラゾールの代わりにベンゾトリアゾールを使用し、実施例2に記載された手順によって、2−[(S)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン
−3−イル]メチル]−2H−ベンゾトリアゾールを得た。
【0405】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.0(s,1H),7.8(m,7
H),7.5(m,2H),7.4(m,2H),5.9(d,1H),3.2(br,
1H),3.1(br,1H),2.8(br,1H),2.6(br,2H),1.7(br,2H),1.6(br,1H),1.2(br,1H)
【0406】
実施例81:2−[(R)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン−3−イル]
メチル]−2H−ベンゾトリアゾール
【0407】
【化107】

【0408】
反応物として1H−テトラゾールの代わりにベンゾトリアゾールを使用し、実施例4に記載された手順によって、2−[(R)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン
−3−イル]メチル]−2H−ベンゾトリアゾールを得た。
【0409】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.1(s,1H),7.8(m,7
H),7.5(m,2H),7.4(m,2H),5.9(d,1H),3.2(br,1H),3.0(br,2H),2.7(br,1H),2.5(br,1H),1.8(br,1H),1.6(br,1H),1.5(br,1H),1.3(br,1H)
【0410】
実施例82:(3S)−3−[(R)−1−ベンゾチオフェン−3−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0411】
【化108】

【0412】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに3−ブロモ−1−ベンゾチオフェンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−1−ベンゾチオフェン−3−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0413】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.9(br,
2H),7.4(br,2H),7.3(br,1H),6.4(br,1H),3.7(br,1H),3.5(br,2H),3.2(br,2H),2.0(br,3H),1.6(br,1H),1.2(br,1H)
【0414】
実施例83:(3R)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−
テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0415】
【化109】

【0416】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−6−フルオロナフタレンを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3R)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0417】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,3H),7.4(d,1H),7.3(m,1H),6.0(d,1H),3.0(br,2H),2.7(br,2H),2.5(m,1H),1.8(br,2H),1.6(br,1H),1.4(br,1H),1.2(br,1H)
【0418】
実施例84:(3R)−3−[(S)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0419】
【化110】

【0420】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−6−フルオロナフタレンを使用し、実施例3に記載された手順によって、(3R)−3−[(S)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0421】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,3H),7.4(d,1H),7.3(m,1H),6.0(d,1H),3.0(br,2H),2.8(br,1H),2.6(br,1H),2.4(br,1H),1.8(br,2H),1.5(br,1H),1.4(br,1H),1.2(br,1H)
【0422】
実施例85:(3S)−3−[(S)−(6−メチルナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0423】
【化111】

【0424】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−6−メチルナフタレンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(6−メチルナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0425】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(t,2H),7.7(d,1H),7.6(s,1H),7.4(d,1H),6.0(d,1H),3.0(br,2H),2.7(br,2H),2.5(s,3H),2.4(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.4(br,1H),1.2(br,1H)
【0426】
実施例86:(3S)−3−[(R)−(6−メチルナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0427】
【化112】

【0428】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−6−メチルナフタレンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(6−メチルナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0429】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(t,2H),7.7(d,1H),7.6(s,1H),7.4(d,1H),5.9(d,1H),3.0(br,2H),2.8(br,1H),2.6(br,1H),2.5(s,3H),2.4(br,1H),1.7(br,1H),1.5(br,1H),1.4(br,1H),1.2(br,1H)
【0430】
実施例87:(3S)−3−[(S)−(4−フルオロナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0431】
【化113】

【0432】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−フルオロナフタレンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(4−フルオロナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0433】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.4(d,1
H),8.2(d,1H),8.0(m,1H),7.7(t,1H),7.6(t,1H),7.2(t,1H),6.7(d,1H),3.1(br,2H),2.9(br,1H),2.7(br,2H),2.5(br,1H),1.6(br,2H),1.5(br,1H),1.2(br,1H)
【0434】
実施例88:(3S)−3−[(R)−(4−フルオロナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0435】
【化114】

【0436】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−4−フルオロナフタレンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(4−フルオロナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0437】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.4(d,1
H),8.2(d,1H),7.9(m,1H),7.7(t,1H),7.6(t,1H),7.2(t,1H),6.7(d,1H),3.0(br,2H),2.9(br,1H),2.7(br,1H),2.4(br,1H),1.8(br,2H),1.5(br,1H),1.4(br,1H),1.3(br,1H)
【0438】
実施例89:(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(4H-1,2,4−トリ
アゾール−4−イル)メチル]ピペリジン
【0439】
【化115】

【0440】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに1,2,4−トリアゾールを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0441】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.2(s,1H),8.0(s,1
H),7.9(s,1H),7.8(m,4H),7.7(d,1H),7.5(m,2H),5.3(d,1H),3.0(br,3H),2.7(br,1H),2.5(br,1H),1.8(br,1H),1.6(br,2H),1.3(br,2H)
【0442】
実施例90:(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]ピペリジン
【0443】
【化116】

【0444】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに1,2,4−トリアゾールを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0445】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.3(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,4H),7.7(d,1H),7.5(m,2H),5.4(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,2H),2.4(br,2H),1.6(br,4H),1.2(br,1H)
【0446】
実施例91:(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]ピペリジン
【0447】
【化117】

【0448】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに1,2,4−トリアゾールを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0449】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.3(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,4H),7.7(d,1H),7.5(m,2H),5.4(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,2H),2.7(br,1H),2.5(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.5(br,1H),1.2(br,1H)
【0450】
実施例92:(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−ピラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン
【0451】
【化118】

【0452】
反応物として1H−テトラゾールの代わりにピラゾールを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−ピラゾール−1−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0453】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.0(s,1H),7.8(m,3
H),7.5(m,5H),6.2(s,1H),5.2(d,1H),3.2(br,1H),3.1(br,2H),2.7(br,1H),2.5(br,1H),1.8(br,2H),1.6(br,1H),1.3(br,2H)
【0454】
実施例93:(3S)−3−[(S)−1−ベンゾチオフェン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0455】
【化119】

【0456】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−1−ベンゾチオフェンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−1−ベンゾチオフェン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0457】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.6(s,1H),7.8(m,2
H),7.5(s,1H),7.4(br,2H),6.3(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,2H),2.6(br,1H),2.4(br,1H),1.8(br,3H),1.5(br,1H),1.3(br,1H)
【0458】
実施例94:(3S)−3−[(R)−1−ベンゾチオフェン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0459】
【化120】

【0460】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−1−ベンゾチオフェンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−1−ベンゾチオフェン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0461】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.6(s,1H),7.8(m,2
H),7.5(s,1H),7.4(br,2H),6.3(d,1H),3.0(br,2H),2.8(br,1H),2.7(br,1H),2.6(br,1H),1.8(br,2H),1.5(br,1H),1.3(br,1H),1.1(br,1H)
【0462】
実施例95:(3S)−3−[(S)−(3,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0463】
【化121】

【0464】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに4−ブロモ−1,2−ジフルオロベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(3,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0465】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.5(m,1
H),7.3(m,1H),7.2(m,1H),5.8(d,1H),2.8(br,5H),1.8(br,1H),1.6(br,1H),1.5(br,1H),1.2(br,1H)
【0466】
実施例96:(3S)−3−[(R)−(3,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0467】
【化122】

【0468】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに4−ブロモ−1,2−ジフルオロベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(3,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0469】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.5(m,1
H),7.3(m,1H),7.2(m,1H),5.8(d,1H),2.8(br,5H),1.8(br,2H),1.4(br,2H),1.1(br,1H)
【0470】
実施例97:(3S)−3−[(S)−(2,3−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0471】
【化123】

【0472】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−2,3−ジクロロベンゼンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(2,3−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0473】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.8(d,1
H),7.5(d,1H),7.3(t,1H),6.6(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,1H),2.6(br,2H),2.4(br,2H),1.8(br,1H),1.6(br,1H),1.5(br,1H),1.3(br,1H)
【0474】
実施例98:(3S)−3−[(R)−(2,3−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0475】
【化124】

【0476】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモ−2,3−ジクロロベンゼンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(2,3−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0477】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),7.8(d,1
H),7.5(d,1H),7.3(t,1H),6.5(d,1H),2.8(br,5H),1.8(br,1H),1.5(br,1H),1.4(br,1H),1.3(br,1H)
【0478】
実施例99:(3R)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0479】
【化125】

【0480】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−1−フルオロナフタレンを使用し、実施例1に記載された手順によって、(3R)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0481】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.2(m,1
H),7.8(m,2H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),6.5(d,1H),3.0(br,1H),2.9(br,1H),2.6(br,2H),2.5(br,1H),2.3(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.5(br,1H),1.3(br,1H)
【0482】
実施例100:(3S)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0483】
【化126】

【0484】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−1−フルオロナフタレンを使用し、実施例2に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0485】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.2(m,1
H),7.8(m,2H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),6.5(d,1H),3.0(br,1H),2.9(br,1H),2.6(br,2H),2.5(br,1H),2.3(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.5(br,1H),1.3(br,1H)
【0486】
実施例101:(3R)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0487】
【化127】

【0488】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−1−フルオロナフタレンを使用し、実施例3に記載された手順によって、(3R)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0489】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.1(m,1
H),7.8(m,2H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),6.5(d,1H),3.0(br,1H),2.9(br,2H),2.6(br,1H),2.5(br,1H),1.7(br,1H),1.5(br,1H),1.4(br,1H),1.2(br,1H)
【0490】
実施例102:(3S)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0491】
【化128】

【0492】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−1−フルオロナフタレンを使用し、実施例4に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0493】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.5(s,1H),8.1(m,1
H),7.8(m,2H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),6.5(d,1H),3.0(br,1H),2.9(br,2H),2.6(br,1H),2.5(br,1H),1.7(br,1H),1.5(br,1H),1.4(br,1H),1.2(br,1H)
【0494】
実施例103:(3R)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0495】
【化129】

【0496】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−メチル−1H−テトラゾールを使用し、実施例99に記載された手順によって、(3R)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0497】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.1(d,1H),7.8(m,2
H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),6.4(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,1H),2.6(br,2H),2.5(s,3H),2.5(br,1H),2.4(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.4(br,1H),1.2(br,1H)
【0498】
実施例104:(3S)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0499】
【化130】

【0500】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−メチル−1H−テトラゾールを使用し、実施例100に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0501】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.1(d,1H),7.8(m,2
H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),6.4(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,1H),2.6(br,2H),2.5(s,3H),2.5(br,1H),2.4(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.4(br,1H),1.2(br,1H)
【0502】
実施例105:(3R)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0503】
【化131】

【0504】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−メチル−1H−テトラゾールを使用し、実施例101に記載された手順によって、(3R)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0505】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.1(m,1H),7.8(m,2
H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),6.3(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,2H),2.6(br,1H),2.5(s,3H),2.4(br,1H),2.2(br,1H),1.7(br,1H),1.5(br,2H),1.2(br,1H)
【0506】
実施例106:(3S)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0507】
【化132】

【0508】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−メチル−1H−テトラゾールを使用し、実施例102に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0509】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.1(m,1H),7.8(m,2
H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),6.3(d,1H),3.0(br,1H),2.8(br,2H),2.6(br,1H),2.5(s,3H),2.4(br,1H),2.2(br,1H),1.7(br,1H),1.5(br,2H),1.2(br,1H)
【0510】
実施例107:(3R)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0511】
【化133】

【0512】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−フェニル−1H−テトラゾールを使用し、実施例99に記載された手順によって、(3R)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0513】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.2(m,3H),7.8(m,2
H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),7.5(m,3H),6.5(d,1H),3.0(br,2H),2.7(br,3H),2.2(br,1H),1.7(br,2H),1.5(br,1H),1.3(br,1H)
【0514】
実施例108:(3S)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0515】
【化134】

【0516】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−フェニル−1H−テトラゾールを使用し、実施例100に記載された手順によって、(3S)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0517】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.2(m,3H),7.8(m,2
H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),7.5(m,3H),6.5(d,1H),3.0(br,2H),2.7(br,3H),2.2(br,1H),1.7(br,2H),1.5(br,1H),1.3(br,1H)
【0518】
実施例109:(3R)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−
フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0519】
【化135】

【0520】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−フェニル−1H−テトラゾールを使用し、実施例101に記載された手順によって、(3R)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0521】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.2(m,3H),7.9(t,1
H),7.8(d,1H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),7.5(m,3H),6.5(d,1H),3.0(br,1H),2.9(br,2H),2.6(br,1H),2.5(br,1H),2.0(br,1H),1.8(br,1H),1.5(br,2H),1.3(br,1H)
【0522】
実施例110:(3S)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0523】
【化136】

【0524】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−フェニル−1H−テトラゾールを使用し、実施例102に記載された手順によって、(3S)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0525】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.2(m,3H),7.9(t,1
H),7.8(d,1H),7.7(d,1H),7.6(m,2H),7.5(m,3H),6.5(d,1H),3.0(br,1H),2.9(br,2H),2.6(b
r,1H),2.5(br,1H),2.0(br,1H),1.8(br,1H),1.5(br,2H),1.3(br,1H)
【0526】
実施例111:(3R)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0527】
【化137】

【0528】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに5−メチル−1H−テトラゾールを使用し、実施例83に記載された手順によって、(3R)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0529】
1H−NMR(CDCl3,500MHz),δ8.0(s,1H),7.8(m,3
H),7.4(d,1H),7.3(m,1H),5.8(d,1H),3.0(br,1H),2.9(br,1H),2.6(br,2H),2.5(s,3H),2.4(br,1H),2.2(br,1H),1.7(br,1H),1.6(br,1H),1.5(br,1H),1.2(br,1H)
【0530】
実施例112:(3S)−1−ブチル−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0531】
【化138】

【0532】
反応物としてヨードエタンの代わりに1−ヨードブタンを使用し、実施例73に記載された手順によって、(3S)−1−ブチル−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0533】
δ8.5(s,1H),8.0(d,1H),7.7(m,4H),7.4(d,2H),6.1(d,1H),2.2(m,4H),2.0(m,4H),1.9(m,1H),1.5(m,4H),1.4(m,2H),1.2(m,3H)
【0534】
実施例113:4−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0535】
【化139】

【0536】
2−ブロモナフタレン(4.59mmol)とマグネシウム(5.508mmol)の混合物を窒素雰囲気下、無水THF(10mL)中で1時間激しく攪拌して、ナフタレン−2−イルマグネシウムブロマイド溶液を製造した。このできあがった生成された溶液にtert−ブチル−4−[メトキシ(メチル)カルバモイル]ピペリジン−1−カルボキシラート(1.836mmol)を0℃でゆっくりと添加した。10分後、反応混合物を常温までゆっくりと昇温させ、2時間攪拌した。その後、この溶液を水性NH4Cl(1
0mL)でクエンチし、エチルアセテート(15mL)を添加した。有機層と水層を分離した後、ブラインで洗浄した。混合された有機層を無水MgSO4で乾燥させて、真空で
濃縮した。
【0537】
未精製生成物を無水THFに溶解した。この溶液に(R)-2-メチル-CBS-オキサザボロリジン(トルエン中1.0M、0.5当量)を−78℃でゆっくりと添加した。5分後に、ボラン−THF複合体(3当量)をゆっくりと添加した。その後、反応混合物を冷蔵庫に移して、一晩放置した。前記混合物を0℃まで冷却させ、水を滴下して反応をクエンチした。反応混合物をエチルアセテートで希釈させて、5%NaOH水溶液、水、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させた。濃縮後に、未精製生成物を4−35%エチルア
セテートを有するフラッシュカラムクロマトグラフィーでヘキサン勾配により精製してtert-ブチル4-((R)-ヒドロキシ(ナフチル)メチル)ピペリジン−1−カルボキ
シラートの鏡像異性体混合物を得た。
【0538】
THF(6mL)に溶解させたトリフェニルホスフィン(2.754mmol)と1H-テトラゾール(2.754mmol)の攪拌溶液に予め準備したTHF(2mL)に溶
解させた生成物(1.836mmol)を常温で添加した。前記反応混合物を15分間攪拌し、その後ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(3.672mmol)を0℃で滴下した。前記溶液を常温で1時間さらに攪拌した。反応終了後、未精製混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン=1:6)で精製した。
【0539】
できあがった生成物を6%HCl-MeOH溶液に溶解し、6時間攪拌した。減圧雰囲
気下で溶剤を除去し、1N NaOHで塩基性化して、4-[(S)-ナフタレン-2-イル(2H-テトラゾール-2-イル)メチル]ピペリジンの鏡像異性体混合物を取得した。製
造用−LCカラムとしてCHIRALPACK OD−Hカラム(Dai
cel Chemical Industries,Ltd.社製)を使用し、25℃のカラム温度で、溶離液として0.1%トリエチルアミンを含むn-ヘキサン/イソプロピ
ルアルコール(90:10)を使用して前記鏡像異性体混合物から4-[(S)-ナフタレン-2-イル(2H-テトラゾール-2-イル)メチル]ピペリジンの純粋な鏡像異性体化合
物を得た。
【0540】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,3H),7.7(m,1H)7.5(m,2H),5.8(d,1H),3.0(br,2H),2.7(m,3H),1.3(m,4H)
【0541】
実施例114:4−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0542】
【化140】

【0543】
反応物として(R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンの代わりに(S)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンを使用し、実施例113に記載された手順によって、4−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0544】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),8.0(s,1
H),7.8(m,3H),7.7(m,1H)7.5(m,2H),5.8(d,1H),3.0(br,2H),2.7(m,3H),1.3(m,4H)
【0545】
実施例115:4−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0546】
【化141】

【0547】
実施例113に記載された手順によって、4−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0548】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.4(s,1H),7.4(d,2
H),7.1(d,2H),5.5(d,1H),3.0(br,2H),2.6(m,3H),2.2(s,3H),1.4(br,1H),1.1(m,3H)
【0549】
実施例116:4−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0550】
【化142】

【0551】
実施例114に記載された手順によって、4−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0552】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.4(s,1H),7.4(d,2
H),7.1(d,2H),5.5(d,1H),3.0(br,2H),2.6(m,3H),2.2(s,3H),1.4(br,1H),1.1(m,3H)
【0553】
実施例117:4−[(S)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0554】
【化143】

【0555】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−4−メチルベンゼンを使用し、実施例113に記載された手順によって、4−[(S)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0556】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.4(s,1H),7.4(d,2
H),7.1(d,2H),5.5(d,1H),3.0(br,2H),2.6(m,3H),2.2(s,3H),1.4(br,1H),1.1(m,3H)
【0557】
実施例118:4−[(R)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0558】
【化144】

【0559】
反応物として(R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンの代わりに(S)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンを使用し、実施例117に記載された手順によって、4−[(R)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0560】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.4(s,1H),7.4(d,2
H),7.1(d,2H),5.5(d,1H),3.0(br,2H),2.6(m,3H),2.2(s,3H),1.4(br,1H),1.1(m,3H)
【0561】
実施例119:4−[(S)−(4−メチルフェニル)(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0562】
【化145】

【0563】
実施例117に記載された手順によって、4−[(S)−(4−メチルフェニル)(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0564】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.7(s,1H),7.3(d,2
H),7.1(d,2H),5.2(d,1H),3.0(br,2H),2.5(m,3H),2.3(s,3H),1.4(br,1H),1.2(m,3H)
【0565】
実施例120:4−[(R)−(4−メチルフェニル)(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0566】
【化146】

【0567】
実施例118に記載された手順によって、4−[(R)−(4−メチルフェニル)(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0568】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.7(s,1H),7.3(d,2
H),7.1(d,2H),5.2(d,1H),3.0(br,2H),2.5(m,3H),2.3(s,3H),1.4(br,1H),1.2(m,3H)
【0569】
実施例121:4−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0570】
【化147】

【0571】
反応物として1H−テトラゾールの代わりに1H−[1,2,3]−トリアゾールを使用し、実施例113に記載された手順によって、4−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0572】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ7.9(s,1H),7.8(m,3
H),7.7(m,1H),7.6(m,2H),7.5(m,2H),5.5(d,1H),3.1(br,2H),2.7(m,3H),1.3(m,4H)
【0573】
実施例122:4−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0574】
【化148】

【0575】
反応物として(R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンの代わりに(S)−2−メチル-CBS-オキサザボロリジンを使用し、実施例121に記載された手順によって、4−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0576】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ7.9(s,1H),7.8(m,3
H),7.7(m,1H),7.6(m,2H),7.5(m,2H),5.5(d,1H),3.1(br,2H),2.7(m,3H),1.3(m,4H)
【0577】
実施例123:4−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0578】
【化149】

【0579】
実施例121に記載された手順によって、4−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0580】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ7.8(m,4H),7.6(m,3
H),7.5(m,2H),5.3(d,1H),3.0(br,2H),2.6(m,3H),1.3(m,4H)
【0581】
実施例124:4−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0582】
【化150】

【0583】
実施例122に記載された手順によって、4−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0584】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ7.8(m,4H),7.6(m,3
H),7.5(m,2H),5.3(d,1H),3.0(br,2H),2.6(m,3H),1.3(m,4H)
【0585】
実施例125:4−[(S)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0586】
【化151】

【0587】
反応物として2−ブロモナフタレンの代わりに2−ブロモ−3,4−ジクロロベンゼンを使用し、実施例113に記載された手順によって、4−[(S)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0588】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.6(s,1
H)7.4(d,2H),5.5(d,1H),3.0(br,2H),2.6(m,3H),2.4(br,1H),1.4(br,1H),1.2(m,3H)
【0589】
実施例126:4−[(R)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
【0590】
【化152】

【0591】
反応物として(R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンの代わりに(S)−2−メチル−CBS-オキサザボロリジンを使用し、実施例125に記載された手順によっ
て、4−[(R)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジンを得た。
【0592】
1H−NMR(CDCl3,200MHz),δ8.5(s,1H),7.6(s,1
H)7.4(d,2H),5.5(d,1H),3.0(br,2H),2.6(m,3H),2.4(br,1H),1.4(br,1H),1.2(m,3H)
【0593】
以下のテストを通して、一般構造式(I)、(III)及び(IV)で表されるラセミ型又はエナンチオマー豊富型化合物及びその薬学的に有用な塩の治療用途を理解することができる。
【0594】
セロトニントランスポーター再取り込み阻害分析(Serotonin transporter reuptake inhibition assay)
【0595】
これらの化合物のセロトニンを再取り込みするセロトニントランスポーターの働きを阻害する能力に対するテスト方法は、Gu HらのJ Biol Chem.,1994,269,p.7214−7130に記載された方法によって行われた。
【0596】
ヒトのセロトニントランスポーターを有するリコンビナントHEK-293細胞をプレ
ートで培養した。試験化合物を細胞(2x105/mL)と共に操作された(modif
ied)Tris−HEPES緩衝溶液pH7.1で20分間、25℃で予め培養した。その後、65nMの[3H]セロトニンを添加した後、追加的に10分間さらに培養した
。結合されたセルをフィルタリングした後、カウントして[3H]セロトニン再取り込み
を測定した。
【0597】
10μMフルオキセチンに比べて[3H]セロトニン再取り込みの50%以上の減少は
高い阻害活性を示した。IC50sにおいて、化合物は10、1、0.1、0.01及び0.001μMでスクリーニングされた。
【0598】
ノルエピネフリントランスポーター再取り込み阻害分析(Norepinephrine
transporter reuptake inhibition assay)
【0599】
ノルエピネフリントランスポーター再取り込み阻害測定はGalli A.らのJ Exp Biol.,1995,198,p.2197−2212に記載された方法を使用した。
【0600】
安定して現れるヒトリコンビナントノルエピネフリントランスポーターを有するMDCK細胞を一日プレートで培養した。試験化合物を細胞(2x105/mL)と共に操作さ
れた(modified)Tris−HEPES緩衝溶液pH7.1で20分間、25℃で予め培養した。その後、25nMの[3H]ノルエピネフリンを添加した後、追加的に
10分間さらに培養した。溶解した細胞から溶解物(lysate)を得て、濾過した溶解物をカウントして[3H]ノルエピネフリン再取り込みを測定した。
【0601】
10μMデシプラミンに比べて[3H]ノルエピネフリン再取り込みの50%以上の減
少は高い阻害活性を示した。IC50sを測定した結果、化合物は10、1、0.1、0.01及び0.001μMでスクリーニングされた。
【0602】
ドーパミントランスポーター再取り込み阻害測定(Dopamine transporter reuptake inhibition assay)
【0603】
本測定はPristupaZ.B.らのMol Pharmacol.,1994、p125−135を修正した方法によって行われた。
【0604】
ヒトリコンビナントドーパミントランスポーターを有するCHO-K1細胞をプレートで
培養した。試験化合物を細胞(4x105/mL)と共に操作された(modified
)Tris−HEPESバッファpH7.1で20分間、25℃で予め培養した。その後、50nMの[3H]ドーパミンを添加した後、追加的に10分間さらに培養した。溶解
した細胞から溶解物(lysate)を得て、濾過した溶解物をカウントして[3H]ド
ーパミン再取り込みを測定した。
【0605】
10μMノミフェンシン(nomifensine)に比べて[3H]ドーパミン再取
り込みの50%以上の減少は高い阻害活性を示した。IC50sにおいて、化合物は10、1、0.1、0.01及び0.001μMでスクリーニングされた。
【0606】
本発明の化合物を試験して得られた結果を下記表1に示した。
【0607】
【表1】

【0608】
表1のデータは本発明の化合物であるラセミ型又はエナンチオマー豊富型の新規な3-
又は4-置換ピペリジン誘導体が相当高いセロトニン、ノルエピネフリン、ドーパミント
ランスポーター再取り込み阻害効能を持っていることを示す。このようなセロトニン、ノルエピネフリン、ドーパミントランスポーター再取り込みを阻害することはうつ病、不安症及び疼痛性障害のような一つ以上のCNS疾患の治療と関係がある。
【0609】
マウスの強制水泳試験(Forced swimming test in mice;FST)
【0610】
強制水泳試験は潜在的な抗うつ活性についての薬をスクリーニングするためのげっ歯類の行動レパートリー(rodent's behavioral repertoire)
に基づく動物モデルである。このような目的に使用される他のモデルのように、抑えられないストレス刺激は抗うつ治療に敏感な行動変化を引き起こす。
【0611】
注入体積10mg/kgの試験化合物を腹腔内注射でマウスに処置した。30%PEG400を処置したグループを対照群とした。注入後30分が経た後、マウスをそれぞれ2
5℃の10cmの水で満たした透明なガラス器(高さ14cm、直径11.5cm)で強制的に泳がせた。1回6分のテスト時間のうち、最後の4分間の間で動かない総時間(秒)を測定した。水の上に頭を出すために必要な動きを除いて脱出するための他の試みをしない場合、マウスが動けないと見なした。化合物の効能は対照群に比べて動かない時間の減少パーセント値で測定した。
【0612】
本発明の化合物を試験して得られた結果を下記表2に示した。
【0613】
【表2】

【0614】
表2に示されたマウスの強制水泳試験(FST)の結果は、本発明の化合物がうつ病の治療と関係があることを示す。
【0615】
ガラス玉覆い隠し試験(Marble burying test)
【0616】
ガラス玉覆い隠し試験は推定抗不安薬に対するスクリーニングツールである。この試験で対照群のマウスは本能的にケージの中のベッドの中にガラス玉を覆い隠し、ジアゼパムを含む不安緩和化合物を注入すると覆い隠す玉の数が減少する。選択的セロトニン再取り込み阻害剤を含む、ガラス玉覆い隠し試験で肯定的な化合物は強迫疾患に特に有益である。
【0617】
一つのグループのマウスに30%PEG400に溶解した試験化合物を腹腔内注射で注入体積10ml/kgを処置した。30%PEG400のみを処置したグループを対照群にした。処置後30分が経た後、動物をそれぞれ静かな部屋に位置した上部開放部を有する動物ハウスとして用いられるものと同じポリカーボネートケージ内に置いた。それぞれのケージは5cmの深さで1/8インチのトウモロコシの敷きワラからなる。24つの清潔なガラス玉(直径15mm)を前記ベッド上に6つずつ4列に均等に置いた。それぞれのマウスをケージ内に30分間置いた後、(1/2又は2/3より多く)覆い隠された玉
の個数をカウントした。化合物の効能は対照群に比べて覆い隠された玉の個数の減少パーセント値で測定した。
【0618】
本発明の化合物の試験して得られた結果を下記表3に示した。
【0619】
【表3】

【0620】
表3に示されたマウスのガラス玉覆い隠し試験(MB)の結果は、本発明の化合物が不安症の治療と関係があることを示す。
【0621】
酢酸誘導性ライシング試験(Acetic acid induced writhing test;AA writhing test)
【0622】
酢酸誘導性ライシング試験はよく知られている化学的刺激を利用した侵害試験(nociceptive test)である。侵害試験の動物モデルの中には互いに異なる薬の抗侵害効果を調べて比較して発展してきたものもあるが、抗うつ剤の抗侵害効果は試験に依存することが明らかになっている。実際、酢酸誘導性ライシング試験は熱的、機械的又は電気的刺激を使用する他の実験よりも抗うつ剤に対して敏感である。
【0623】
複数の動物の皮下に注入体積10ml/kgの試験化合物を処置した。30%PEG400又は生理食塩水を処置したグループを対照群にした。30分が経た後に、マウスの腹腔に0.8%(v/v)酢酸を処置した。その後、それぞれのマウスをケージに置いて個別に観察した。10分間のライジング回数をカウントした。実際のカウント上、腹部が収縮した後に後足を伸ばすことをライジングと定義する。本発明の化合物の効能は対照群に比べてライジング回数の減少パーセント値で測定した。
【0624】
本発明の化合物を試験して得られた結果を下記表4に示した。
【0625】
【表4】

【0626】
表4に示すマウスの酢酸誘導性ライシング試験(AA writhing test)の結果は、本発明の化合物が痛みの治療と関係があることを示す。
【0627】
うつ病、不安症及び疼痛性障害のような様々なCNS疾患に対する治療剤としての治療上の使用において、本発明の化合物は、単独で又は薬学的に許容できるキャリーと共に、1日当たり0.7乃至7000mgの投与量で患者に投与される。体重が約70kgである一般的な成人に対して、1日服用量は体重kg当たり1日0.01乃至100mgである。ただし、その特定の服用量は患者の必要、患者の具合の悪さ加減及び化合物活性によって異なることがある。特定の状況においての最適服用量の決定は臨床医学的に決められるべきであり、これは本発明の属する技術分野の技術的範囲に属する。
【0628】
うつ病、不安症及び疼痛性障害のような中枢神経系に本発明の化合物を使用するにあたって、一般構造式(I)、(III)及び(IV)で表される化合物は経口、直腸、経皮、皮下、静脈、筋肉又は鼻腔経路を含み、前記化合物を生物学的に利用可能にする任意の形態又はモードで有効量を投与できる。しかし、前記化合物を経口で投与することが好ましい。前記化合物は経口で容易に吸収されるため、通常、非経口投与に頼る必要性がない。経口投与において、前記一般構造式(I)、(III)及び(IV)を有する化合物は薬学的キャリアと混合されることが好ましい。構造式(I)、(III)及び(IV)で表される化合物に対するキャリアの比率は中枢神経系に対する薬効を表すためには特に重要ではなく、組成物をカプセル内に充填するか又は錠剤(タブレット)形態に作るかによって非常に様々である。錠剤において、様々な食用の薬学的キャリア又はその混合物が使用され得る。適切なキャリアとしては、例えば、ラクトース、リン酸水素カルシウム(diabasic calcium phosphate)及び/又はトウモロコシ澱粉がある。ステアリン酸マグネシウムのような潤滑油を含み、他の薬学的に許容される成分がさらに添加され得る。
【0629】
本発明は構造式(I)、(III)及び(IV)で表される化合物の組成物を治療が必要な哺乳類に投与することを含むうつ病、不安症及び疼痛性障害の治療方法を含む。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記構造式(I)で表されるラセミ型又はエナンチオマー豊富型3-又は4-置換ピペリジン化合物又はあらゆるその異性体又は薬学的に許容されるその塩。
【化1】

〔式中、Aはフェニル基、ナフチル基、ベンゾチオフェニル基、ピリジル基、キノリル基及びイソキノリル基からなる群より選ばれる基であって、該基は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至4の直鎖又は分枝鎖アルキル基、炭素原子数1乃至3の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、メタンスルホニル基、フェニルオキシ基、フェニル基及びチエニル基からなる群より選ばれる一つ以上の同一又は異なる置換基で置換され得るものであり;
Bはイミダゾール基、ピラゾール基、トリアゾール基、ベンゾトリアゾール基、テトラゾール基、5−メチルテトラゾール基及び5−フェニルテトラゾール基からなる群より選ばれるアゾール基であって、下記構造式(II)で表されるように窒素原子が結合したものであり;
【化2】

X及びYのうち一つは炭素原子で、その他はN-Rであり、ここで、Rは水素原子又は
1-4アルキル基である。〕
【請求項2】
前記化合物は下記構造式(III)で表されるグループから選択される請求項1に記載のラセミ型又はエナンチオマー豊富型3−又は4−置換ピペリジン化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【化3】

〔式中、A、B及びRは請求項1に定義されたものと同じである。〕
【請求項3】
前記化合物は下記構造式(XXII)で表されるものから選択される化合物である請求項2に記載のラセミ型又はエナンチオマー豊富型3−又は4−置換ピペリジン化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【化4】

〔式中、
1、R2及びR3は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至4の直鎖又は分枝鎖ア
ルキル基、炭素原子数1乃至3の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、メタンスルホニル基、フェニルオキシ基、フェニル基及びチエニル基からなる群より選ばれる同一又は異なる置換基であり;
B及びRは請求項1に定義されたものと同じである。〕
【請求項4】
前記化合物は下記構造式(IV)で表される請求項1に記載のラセミ型又はエナンチオマー豊富型3−又は4−置換ピペリジン化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【化5】

〔式中、A、B及びRは請求項1に定義されたものと同じである。〕
【請求項5】
前記化合物が
3−[ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
3−[(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
3−[(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン及び
(3S)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
からなる群より選ばれる化合物である請求項3に記載の3−置換ピペリジン化合物。
【請求項6】
前記化合物が
(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)(ナフタレン
−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−ナフタレン−1−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ナフタレン−1−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−イソプロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3,4−ジメトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(3,4−ジメトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3,4−ジメトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(3,4−ジメトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−フェニル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−フェニル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−{(S)−2H−テトラゾール−2−イル[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}ピペリジン、
(3S)−3−{(R)−2H−テトラゾール−2−イル[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(6−メトキシナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(6−メトキシナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メ
チル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(3−クロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(2,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(2,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−メトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−メトキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−フェノキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−フェノキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−フェノキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−フェノキシフェニル)(1H−テトラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−フルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−フルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ビフェニル−4−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ビフェニル−4−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−{(S)−2H−テトラゾール−2−イル[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}ピペリジン、
(3S)−3−{(R)−2H−テトラゾール−2−イル[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−プロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−プロピルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−メチル−ナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−メチル−ナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(3−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メ
チル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(3−メトキシフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−1−ベンゾチオフェン−5−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−1−ベンゾチオフェン−5−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(6−クロロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−1−エチル−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル−(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル−(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル−(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル−(5−フェニル−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
1−{(S)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン−3−イル]メチル}−1H−ベンゾトリアゾール、
1−{(R)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン−3−イル]メチル}−1H−ベンゾトリアゾール、
2−{(S)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン−3−イル]メチル}−2H−ベンゾトリアゾール、
2−{(R)−ナフタレン−2−イル[(3S)−ピペリジン−3−イル]メチル}−2H−ベンゾトリアゾール、
(3S)−3−[(R)−1−ベンゾチオフェン−3−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(6−メチルナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(6−メチルナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(4−フルオロナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール
−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(4−フルオロナフタレン−1−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−ピラゾール−1−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−1−ベンゾチオフェン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−1−ベンゾチオフェン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(3,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(3,4−ジフルオロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(2,3−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(2,3−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(S)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−3−[(R)−(1−フルオロナフタレン−2−イル)(5−フェニル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3R)−3−[(R)−(6−フルオロナフタレン−2−イル)(5−メチル−2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
(3S)−1−ブチル−3−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2
−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(R)−(4−メチルフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−(4−メチルフェニル)(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(R)−(4−メチルフェニル)(1H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(R)−ナフタレン−2−イル(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(R)−ナフタレン−2−イル(1H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)メチル]ピペリジン、
4−[(S)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン及び
4−[(R)−(3,4−ジクロロフェニル)(2H−テトラゾール−2−イル)メチル]ピペリジン
からなる群より選ばれる請求項1に記載の3−又は4−置換ピペリジン化合物。
【請求項7】
請求項1に記載の式(I)で表されるラセミ型又はエナンチオマー豊富型化合物をうつ病、不安症及び疼痛性障害を治療するために有効量で含む薬学的組成物。
【請求項8】
請求項2に記載の式(III)で表されるラセミ型又はエナンチオマー豊富型化合物をうつ病、不安症及び疼痛性障害を治療するために有効量で含む薬学的組成物。
【請求項9】
請求項3に記載の式(XXII)で表されるラセミ型又はエナンチオマー豊富型化合物をうつ病、不安症及び疼痛性障害を治療するために有効量で含む薬学的組成物。
【請求項10】
請求項4に記載の式(IV)で表されるラセミ型又はエナンチオマー豊富型化合物をうつ病、不安症及び疼痛性障害を治療するために有効量で含む薬学的組成物。
【請求項11】
請求項1に記載の式(I)で表されるラセミ型又はエナンチオマー豊富型化合物の有効量をうつ病、不安症及び疼痛性障害の治療が必要な哺乳類に投与することを含む哺乳類を治療する方法。
【請求項12】
請求項2に記載の式(III)で表されるラセミ型又はエナンチオマー豊富型化合物の有効量をうつ病、不安症及び疼痛性障害の治療が必要な哺乳類に投与することを含む哺乳類を治療する方法。
【請求項13】
請求項3に記載の式(XXII)で表されるラセミ型又はエナンチオマー豊富型化合物の有効量をうつ病、不安症及び疼痛性障害の治療が必要な哺乳類に投与することを含む哺乳類を治療する方法。
【請求項14】
請求項4に記載の式(IV)で表されるラセミ型又はエナンチオマー豊富型化合物の有効量をうつ病、不安症及び疼痛性障害の治療が必要な哺乳類に投与することを含む哺乳類を治療する方法。

【公表番号】特表2011−522041(P2011−522041A)
【公表日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−512388(P2011−512388)
【出願日】平成21年6月5日(2009.6.5)
【国際出願番号】PCT/KR2009/003042
【国際公開番号】WO2009/148291
【国際公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【出願人】(303024622)エスケー ホルディングス カンパニー リミテッド (28)
【Fターム(参考)】