説明

EMCフィルターユニットおよびインバータ装置の筐体構造

【課題】インバータ装置に搭載するEMCフィルターユニットとして、複数のリングコアを同軸上に並べたフェライトコアに各相のケーブルを通して巻き付ける作業が楽に行えるように組立構造を改良したフィルターユニットを提供する。
【解決手段】リングコアになる複数のフェライトコア1を同軸上に並べてユニットケース6に収容した上で、前記フェライトコア1に各相のケーブル2を一括して複数ターン巻回してフィルターユニットを構成し、ここでユニットケース6は断面形状が半円形の樋状容器になり、かつその内周面側にはフェライトコア1を個別に嵌入保持する複数のコア収容溝部6aを同軸上に並べて画成し、各個のフェライトコア1をユニットケース6に整列保持した状態で各相のケーブル2R,2S,2Tを各コアに通して巻き付けてフィルターユニット3を組み立てる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、EMC(Electro-Magnetic Compatibility)対策として汎用インバータ装置に搭載するEMCフィルターのユニット構造、およびインバータ装置の筐体構造に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、規制が強化されているEMC対策として、頭記の汎用インバータ装置には、インバータから発生するノイズを低減させるノイズフィルターを搭載したフィルター内蔵型の製品が普及しており、そのノイズフィルターとしてインバータ装置内部の電源ラインにフェライトコアを介挿したものが広く採用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
次に、フェライトコアを用いたノイズフィルターの従来における基本なユニット構造、および該ノイズフィルターを内蔵した汎用インバータ装置を図8,図9に示す。まず、図8において、1はリングコア形のフェライトコア、2はフェライトコア1に数ターン巻回したケーブルであり、三相電源ラインのR,S,T各相に対応するケーブル2R,2S,2Tはコモンモードコイルとしてフェライトコア1に複数ターン巻回してフィルターユニット3を構成している。なお、2aはケーブル2の接続端子である。
【0004】
上記のフィルターユニット3は、図9で示すようにインバータ装置の筐体4の内部に組み込まれている。すなわち、インバータ装置の筐体4は中仕切隔壁4aを境に筐体の前面側と後面側に室4b,4cが仕切られており、前面側の室4bにはパワースイッチング素子(IBGT素子)5,およびその制御回路のプリント配線基板,端子台(不図示)等の回路部品を搭載配備し、後面側の室4cには前記パワースイッチング素子5のヒートシンク(放熱フィン),発熱部品である電解コンデンサ,および冷却ファン(いずれも不図示)を配備して冷却風を導風するようにした構造になる(例えば、特許文献2参照)。そして、前記のフィルターユニット3はパワースイッチング素子5の側方に並置して前記中仕切隔壁4aに固定支持した上で、そのケーブル2の接続端子2aを入力側の電源ラインに介挿接続している。
【0005】
なお、フェライトコアを用いた前記ノイズフィルター(コモンモード)の機能,動作原理は周知でその詳細な説明は省略するが、ケーブルに流れる高周波ノイズ電流により発生する磁界をフェライトコアが集束し、その高周波損失により熱に変えてノイズを減衰させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−178218号公報
【特許文献2】特開2008−154331号公報(図3、図4)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、EMCフィルターとしてインバータ装置に搭載する先記フィルターユニットのフェライトコアは、そのインピーダンス特性,高周波特性をノイズ電流の大きさ,周波数、およびインバータのキャリア周波数などに対応して適正なものに選定する必要があり、実際には定格の異なる各種インバータ装置の機種ごとに選定したEMCフィルターを実装して検証を行い、そのノイズ低減効果の評価を確認して決定するようにしている。例えば発生するノイズ電流量が大きい場合には、フェライトコアの磁気飽和を避けるために図8に示したリングコア形のフェライトコア1の数を増やして同軸上に複数個並べ、このフェライトコアにケーブル2を一括巻回してフィルターユニット3を構成するなどの選択変更が必要となる。
【0008】
この場合に、図8,図9のように1個のフェライトコア1にR,S,T各相のケーブル2を数ターン巻き付けるには、フェライトコア1を筐体4の隔壁4aに固定支持したままでも比較的簡単な手作業で対応できる。しかしながら、フェライトコア1を複数個並べてケーブル2を各フェライトコアに通して巻き付ける場合は、筐体内部のスペース制約もあってケーブル2の巻回作業が困難であり、またこの作業をインバータ装置の筐体4に組み込む以前の段階で行うにしても、各個のフェライトコア1がバラバラの状態ではケーブル2の巻き付け作業、および筐体4への組み付け作業がやり難くなる。
【0009】
そのほか、フェライトコアは使用条件によっては発熱量が大きくなり、図9のようにフィルターユニット3を他の回路部品と並置して筐体4の内部にそのまま組み付けた構成では、フェライトコアの発熱によりコア温度が上昇してそのインピーダンス特性が変化するほか、発熱量が大きくなるとコアに巻き付けたケーブル2,および周辺に配置したパワースイッチング素子5,制御回路のプリント配線板などにも影響が及ぶおそれがある。
【0010】
この発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その第1の目的は、複数のリングコアを同軸上に並べたフェライトコアに各相のケーブルを通して巻回する作業が簡便に行えるようにしたEMCフィルターユニットの組立構造を提供し、また第2の目的は、前記のフィルターユニットをインバータ装置の筐体内部に組み付け状態で、該筐体の風洞室に導風する冷却風を利用してフェライトコアの発熱を効果的に除熱できるようにしたインバータ装置の筐体構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記第1の目的を達成するために、この発明のEMCフィルターユニットは、複数のリングコア形フェライトコアを同軸上に並べてユニットケースに収容した上で、前記フェライトコアに各相のケーブルを一括して複数ターン巻回した構成になり、ここで前記ユニットケースは断面形状が半円形の樋状容器で、かつその内周面側に前記フェライトコアを個別に嵌入保持する複数のコア収容溝部を同軸上に並べて画成した構造とする(請求項1)。また、そのユニットケースは具体的に次記のよう態様で構成することができる。
(1)ユニットケースの内側に画成したコア収容溝部の両端にフェライトコアを収容位置に係止保持するスナップフィットファスナーを設ける(請求項2)。
(2)ユニットケースの周壁面にコア収容溝部と個々に対応する放熱窓を開口する(請求項3)。
(3)ユニットケースの外周面側にはその軸方向に沿って延在する複数条のケーブルガイド溝を周方向に分散して刻設形成し、該ケーブルガイド溝に沿ってケーブルを相別に巻き付ける(請求項4)。
(4)前項(3)において、ケーブルガイド溝の側壁に各相のケーブルを巻付け位置に保持するケーブル押え突起を設ける(請求項5)。
【0012】
また、第2の目的を達成するために、この発明によれば、前記EMCフィルターユニットを搭載するインバータ装置の筐体が、中仕切隔壁を挟んでその前面,後面側にパワースイッチング素子を含む各種回路部品を収容する回路室,およびパワースイッチング素子のヒートシンクに冷却風を導風する風洞室が画成された構成になるものにおいて、
EMCフィルターユニットの搭載位置に合わせて、前記中仕切隔壁には回路室側から裏面の風洞室側に膨出して冷却風の導風路に開放した凹部を形成した上で、該凹部にEMCフィルターユニットのフェライトコアを嵌入するものとする(請求項6)。
【発明の効果】
【0013】
上記の構成によれば、次記の効果を奏する。
まず、複数個のフェライトコア(リングコア)を同軸上に並べてユニットケースに収容保持した状態で、フェライトコアに各相のケーブルを通して巻き付けるようにしたになる請求項1の組立構造により、フェライトコアへのケーブル巻き付け作業を楽に行うことができる。また、ユニットケースに収容するフェライトコアの個数を必要に応じて選択変更することも可能である。
【0014】
また、このユニットケースについて、
(1)ケースの内側に画成したコア収容溝部の開口端にフェライトコアを収容位置に係止保持するスナップフィットファスナーを設けた(請求項2)ことで、フェライトコアをワンタッチ操作でユニットケースに収容して所定位置に係止保持できる。
(2)ケースの周壁面にコア収容溝部と個々に対応する放熱窓を開口した(請求項3)ことで、該放熱窓を通じてフェライトコアの発生熱をケース外方に熱放散させることができる。
(3)ユニットケースの外周面側にはその軸方向に沿って延在する複数条のケーブルガイド溝を周方向に分散して刻設形成し、該ケーブルガイド溝に沿ってケーブルを相別に巻き付けるようにした(請求項4)ことで、ケーブルの巻き付け作業が簡便となり、またこのケーブルガイド溝の側壁に各相のケーブルを巻付け位置に保持するケーブル押え突起を設けた(請求項5)ことで、ケーブルを巻付け位置に安定保持できる。
【0015】
さらに、EMCユニットを搭載するインバータ装置の筐体について、フィルターユニットの搭載位置に合わせて、筐体の中仕切用隔壁の壁面に電子部品収容室側から裏面の風洞室側に膨出して導風路に開放した凹部を形成した上で、該凹部にEMCフィルターユニットのフェライトコアを嵌入した(請求項6)ことにより、風洞室に導風する冷却風でフェライトコアを冷却し、コアの発熱を効果的に除熱してインピーダンス特性の安定化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】この発明によるEMCフィルターユニットの組立構造を表す図であって、(a)は組立状態の外形斜視図、(b)は(a)のユニットケースにフェライトコアを収容保持した組立段階での外形斜視図である。
【図2】図1におけるユニットケースの詳細構造図であって、(a),(b)はそれぞれユニットケースを内周側,外周側から見た外形斜視図である。
【図3】図2のユニットケースにフェライトコアを収容する手順の説明図である。
【図4】図2に示したユニットケースの構造一部を変更した応用実施例のEMCフィルターユニットの組立構造を表す外形斜視図である。
【図5】図1(a)のEMCフィルターユニットを搭載するインバータ装置の筐体を回路室側から見た外形斜視図である。
【図6】図5の筐体にEMCフィルターユニットを組み付けた状態を表す外形斜視図である。
【図7】図6のインバータ装置を風洞室側から見た外形斜視図である。
【図8】1個のフェライトコアで構成したEMCフィルターユニットの組立構造を表す外形斜視図である。
【図9】図8のEMCフィルターユニットを搭載したインバータ装置の外形斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、この発明の実施の形態を図1〜図7に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図8,図9に対応する部材には同じ符号を付してその説明は省略する。
まず、この発明によるEMCフィルターユニットの組立構造を図1(a),(b)に示す。図において、6はこの発明により新たに追加したユニットケースであり、このユニットケース6にリングコア形になる複数個(図示例では3個)のフェライトコア1を同軸上に並べて収容保持した状態(図1(b)参照)で、各個のフェライトコア1に三相の各相に対応するケーブル2R,2S,2Tを数ターン巻き付けてフィルターユニット3を構成している。
【0018】
ここで、前記ユニットケース6についての詳細構造を図2(a),(b)に示す。すなわち、ユニットケース6は図示のように断面形状が半円形になるモールド樹脂製の樋形容器であり、その内周面側にはフェライトコア1を1個ずつ嵌入保持する複数のコア収容溝部6aが仕切壁6bを介して同軸上に画成されており、さらに各コア収容溝部6aの周方向の両端にはフェライトコア1を収容位置に係止保持する角状のスナップフィットファスナー(係合爪片)6cが溝部の内周側に向けて一体に形成されている。また、各コア収容溝部6aに対応してユニットケース6の周壁面には放熱窓(角穴)6dが開口している。一方、ユニットケース6の外周面側には、その軸方向に沿って延在する複数条(図示例では3条)のケーブルガイド溝6eが周方向に分散して刻設形成されている。なお、6fはユニットケース6の取付フランジ、6gは締結ねじの通し穴である。
【0019】
次に、前記構成になるEMCフィルターユニット3の組立手順について説明する。まず、図3で表すようにユニットケース6の内周面側に画成したコア収容溝部6aにフェライトコア1を1個ずつ押し込んで図1(b)の組立状態に保持する。この組立状態では各個のフェライトコア1が同軸上に整列してリングコアの上半分がユニットケース6から突き出している。また、コア収容溝部6aの両端に設けたスナップフィットファスナー6cがフェライトコア1の周面に当接してその撓み弾性力によりコアを収容位置に係止保持する。続いて各相のケーブル2R,2S,2Tを同軸上に整列した各フェライトコア1の穴に通し、各相別にユニットケース6の外周面側に形成したケーブルガイド溝6eに沿って各相のケーブル2R,2S,2Tを数ターン巻き付け、これで図1(a)に示したフィルターユニット3が完成する。
【0020】
この組立構造によれば、複数個のフェライトコア1を使ってフィルターユニット3を組立てる工程で、あらかじめ各個のフェライトコア1をユニットケース6に保持しておくことにより、R,S,T各相のケーブル2R,2S,2Tの巻き付け作業を簡単,かつ適正に行うことができる。また、ユニットケース6に形成したコア収容溝6aの条数に応じてフェライトコア1の選択数を変更することも可能である。
【0021】
なお、コアに巻き付けたケーブル2R,2S,2Tがユニットケース6のケーブルガイド溝6eから抜け出すのを防ぐために、図4に示す実施例では、ケーブルガイド溝6eの側壁頂部からガイド溝内に向けて突き出すようにケーブル押え突起6hが一体に形成されており、これにより各相のケーブル2R,2S,2Tを溝内に押さえ込むことができる。
【0022】
次に、前記構成のEMCフィルターユニット3を搭載するインバータ装置の筐体構造、および該筐体へのフィルターユニット3の組み付け手順を図5〜図7を参照して説明する。すなわち、図示実施例のインバータ装置,およびその筐体4は図9に示した従来構造と基本的に同様であるが、図5の実施例では筐体4の中仕切隔壁4aの壁面に、筐体前面側の回路室4bから背面側の風洞室4cに向けてアーチ状に膨出するフィルターユニット収容用の凹部4dがEMCフィルターユニット3の取付位置に合わせて形成されており、この凹部4dは図7で示すように凹部周面が風洞室4cの導風路4eに開放されている。
【0023】
そして、この筐体4に図1(a)に示したEMCフィルターユニット3を組み付けるには、図5のようにユニットケース6から下半部が突き出たフェライトコア1のリングコアを筐体4の回路室4bに向けて筐体前方から前記中仕切隔壁4aに形成した凹部4dにフィルターユニット6に保持したフェライトコア1を挿入し、ユニットケース6の取付フランジ6f(図2参照)を締結ネジ9により隔壁4aに固定する。ここで、図6,図7は筐体4にEMCフィルターユニット3を組み付けた状態を表し、図7で示すうようにフィルターユニット3のユニットケース6に保持したフェライトコア1の周面が凹部4bの開放面を通じて導風路4eに露呈している。なお、図7において、7はパワースイッチング素子5(図6参照)に伝熱結合して風洞室4cに配置したヒートシンク(放熱フィン)、8は冷却ファンである。
【0024】
上記の構成でインバータ装置の実運転時には、冷却ファン8を通じて筐体4の風洞室4cに押込み導風した冷却風の一部がEMCフィルターユニット3のフェライトコア1を収容した凹部4dの周域に通風してフェライトコア1の発生熱を除熱する。これにより、通電に伴うフェライトコア1の過度な温度上昇を抑えてそのインピーダンス特性の安定化を図るとともに、フェライトコア1に巻回したケーブル2,およびフィルターユニット3の周辺に並ぶ他の回路部品にコア発熱の影響が波及するのを回避できる。
【符号の説明】
【0025】
1:フェライトコア
2:ケーブル
3:EMCフィルターユニット
4:インバータ装置の筐体
4a:中仕切隔壁
4b:回路室
4c:風洞室
4d:凹部
4e:導風路
5:パワースイッチング素子
6:フィルターユニットのユニットケース
6a:コア収容溝部
6c:スナップフィットファスナー
6d:放熱窓
6e:ケーブルガイド溝
6h:ケーブル押え突起
7:ヒートシンク
8:冷却ファン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のリングコア形フェライトコアを同軸上に並べてユニットケースに収容し、この状態で前記フェライトコアに各相のケーブルを一括して複数ターン巻回した構成になり、前記ユニットケースは断面形状が半円形の樋状容器で、かつその内周面側に前記フェライトコアを個別に嵌入保持する複数のコア収容溝部を同軸上に並べて画成したことを特徴とするEMCフィルターユニット
【請求項2】
請求項1に記載のEMCフィルターユニットにおいて、ユニットケースの内側に画成したコア収容溝部の両端にフェライトコアを収容位置に係止保持するスナップフィットファスナーを設けたことを特徴とするEMCフィルターユニット。
【請求項3】
請求項1または2に記載のEMCフィルターユニットにおいて、ユニットケースの周壁面にコア収容溝部と個々に対応する放熱窓を開口たことを特徴とするEMCフィルターユニット。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載のEMCフィルターユニットにおいて、ユニットケースの外周面側にはその軸方向に沿って延在する複数条のケーブルガイド溝を周方向に分散して刻設形成し、該ケーブルガイド溝に沿ってケーブルを相別に巻き付けたことを特徴とするEMCフィルターユニット。
【請求項5】
請求項4に記載のEMCフィルターユニットにおいて、ケーブルガイド溝の側壁に各相のケーブルを巻付け位置に保持するケーブル押え突起を設けたことを特徴とするEMCフィルターユニット。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれかに記載のEMCフィルターユニットを搭載したインバータ装置の筐体であり、該筐体には中仕切隔壁を挟んでその前面,後面側にパワースイッチング素子を含む各種回路部品を収容する回路室,およびパワースイッチング素子のヒートシンクに冷却風を導風する風洞室が画成されているものにおいて、
EMCフィルターユニットの搭載位置に合わせて前記中仕切隔壁に、回路室側から裏面の風洞室側に膨出して冷却風の導風路に開放した凹部を形成した上で、該凹部にEMCフィルターユニットのフェライトコアを嵌入したことを特徴とするインバータ装置の筐体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−192825(P2011−192825A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−58070(P2010−58070)
【出願日】平成22年3月15日(2010.3.15)
【出願人】(000005234)富士電機株式会社 (3,146)
【Fターム(参考)】