EPH受容体腫瘍バイオマーカー
正常脳と比較したGBM細胞およびヒトGBM腫瘍の双方におけるEphA2の特異的差次的発現が示される。EphA2は、診断および予後などのかかる分野での癌の有用な分子マーカーとして有用である。さらに、EphA2は、分子標的薬物送達などの腫瘍に関する新規治療法の開発で用いられる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
Eph受容体、Eph関連受容体、エフリン分子、それらのタンパク質、ペプチド、変異体、断片および誘導体を備える、癌の診断用組成物。
【請求項2】
Eph受容体がEphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erkおよびnuk受容体からなる群から選択され、エフリン分子がエフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3、それらの変異体および断片の少なくとも一種を備える、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
Eph受容体が、EphA2受容体、そのタンパク質、ペプチド、変異体、断片および誘導体をさらに備える、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
被験体試料中の少なくとも一種または複数のタンパク質バイオマーカーを検出する工程、および一種または複数のタンパク質バイオマーカーの検出を癌の診断と相関させる工程であって、該相関は、正常被験体と比較した場合の各診断における一種または複数のバイオマーカーの該検出を考慮に入れ、該一種または複数のタンパク質マーカーは、Eph受容体、EphA2受容体、Eph関連受容体、エフリン分子、その断片および変異体である工程と、
一種または複数のタンパク質バイオマーカーの該検出を癌の診断と相関させる工程であって、該相関は、正常被験体と比較したときの各診断における一種または複数のタンパク質バイオマーカーの該検出を考慮に入れる工程とを備える、癌および/または癌関連疾患の検出および診断方法。
【請求項5】
前記タンパク質バイオマーカーが、Eph受容体、EphA2受容体、Eph関連受容体、その断片および変異体である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
Eph受容体がEphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erkおよびnuk受容体、そのタンパク質、ペプチド、変異体、断片および誘導体からなる群から選択され、エフリン分子がエフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3、その変異体および断片のいずれか一種を備える、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
Eph受容体がEphA2受容体、そのタンパク質、ペプチド、変異体、断片および誘導体をさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
Eph受容体、EphA2受容体、エフリンタンパク質、そのペプチド、変異体、断片および誘導体の量が癌病期と相関関係がある、請求項4に記載の方法。
【請求項9】
一種または複数のタンパク質バイオマーカーを癌の診断に用いる、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
複数のタンパク質バイオマーカーを癌の診断に用いる、請求項4に記載の方法。
【請求項11】
EphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erkまたはnuk受容体、そのタンパク質、ペプチド、変異体、断片および誘導体のいずれか一種を備える受容体を発現する単離細胞を培養する工程と、
候補治療薬を該培養細胞へ投与する工程と、
候補治療薬の存在下または不在下での該受容体の発現レベルおよびリン酸化を、正常細胞、およびエフリン分子の存在下で培養した細胞と比較した場合と相関させる工程と、
それにより、Eph発現を低下させ、Eph分子を活性化する候補治療薬を同定する工程と、
それによって、腫瘍治療用の候補治療薬を同定する工程とを備える、腫瘍の治療用候補治療薬の同定方法。
【請求項12】
Eph分子の活性化が、正常細胞でのEph、そのエフリンリガンドの存在下でのEphおよび候補治療薬の存在下でのEphと比較した場合のチロシン分子のリン酸化によって測定される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
Ephの発現が、正常細胞でのEph、そのエフリンリガンドの存在下でのEph+細胞および候補治療薬の存在下でのEph+細胞と比較される、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
エフリン分子、エフリン特異抗体、そのペプチド、変異体および断片を備える、Eph受容体をモジュレートするための組成物。
【請求項15】
エフリン分子がエフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3、その変異体および断片をさらに備える、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
エフリン、エフリンA1、そのペプチド、変異体および断片を備える治療上有効な量の医薬組成物を、治療を必要とする患者に投与する工程と、
腫瘍におけるEphの発現をモジュレートする工程と、
それにより、EphA2陽性腫瘍を改善する工程とを備える、EphA2陽性腫瘍に罹患している被験体の治療方法。
【請求項17】
エフリン分子が、前記EphA2受容体への結合、該受容体の活性化かつ/または該EphA2受容体の細胞内在化によりEphの発現をモジュレートする、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
Eph受容体の活性化が、EphA2分子のリン酸化を検出することにより測定される、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
エフリン分子が、エフリンA1タンパク質、そのペプチド、変異体および断片である、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
エフリンを備える医薬組成物が化学療法剤と併用して患者に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記医薬組成物がEphA2に特異的に結合する抗体を備える、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記医薬組成物が、静脈内投与、滑液嚢内投与、経皮投与、筋内投与、皮下投与または経口投与によって患者に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項23】
被験体試料中の少なくとも一種または複数のEphバイオマーカーおよび/またはそのリガンドを検出する工程、および一種または複数のEphバイオマーカーおよび/またはそのリガンドの該検出を悪性腫瘍の診断と相関させる工程であって、該相関は、正常被験体と比較した場合の各診断における一種または複数のバイオマーカーの該検出を考慮に入れ、該Ephバイオマーカーは、EphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erkおよびnuk受容体、そのペプチドまたは断片の一種または複数であり、該リガンドは、エフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3、その変異体および断片の少なくとも一種を備える工程と、
一種または複数のバイオマーカーの該検出を悪性腫瘍の診断と相関させる工程であって、該相関は、正常被験体と比較した場合の各診断における一種または複数のバイオマーカーの該検出を考慮に入れる工程とを備える、腫瘍の悪性または侵襲性を測定する方法。
【請求項24】
前記Ephバイオマーカーが不活性EphA2であり、良性腫瘍および正常細胞と比較した場合の濃度増加で検出される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
EphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erk、nuk、エフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3のいずれか一種により特定される少なくとも一種のバイオマーカーと、
損傷を受けた神経細胞を有している疑いのあるヒト被験体から単離した生体試料を保持するための基材と、
該バイオマーカーの少なくとも一種または複数を検出する抗体と、
該薬剤を該生体試料または該生体試料の一部と反応させ、該生体試料における少なくとも一種のマーカーの存在または量を検出するための、印刷された取扱説明書とを備える、被験体の癌を診断するためのキット。
【請求項26】
EphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erk、nuk、エフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3により特定される複数のバイオマーカーを備える、請求項25に記載のキット。
【請求項27】
EphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erk、nuk、エフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3のいずれか一種に特異的な少なくとも一種の抗体を備える、請求項25に記載のキット。
【請求項28】
エフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3、その変異体および断片のいずれか一種を備える受容体を発現する単離細胞を培養する工程と、
候補治療薬を該培養細胞への投与する工程と、
候補治療薬の存在下または不在下での該受容体の発現レベルおよびリン酸化を、正常細胞、およびエフリン分子の存在下で培養した細胞と比較した場合と相関させる工程と、
エフリン分子に結合する候補治療薬を同定する工程と、
それにより、腫瘍治療用の候補治療薬を同定する工程とを備える、腫瘍を治療するための候補治療薬を同定する方法。
【請求項29】
候補治療薬が正常細胞および癌細胞に投与され、エフリン分子への結合についてアッセイされる、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記候補治療薬のエフリン分子への結合が、前記治療薬の正常細胞および癌細胞への結合と比較される、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記候補治療薬のエフリン分子への結合が、Eph分子の発現および活性化と比較され、Eph分子の活性化が、正常細胞におけるEph、そのエフリンリガンドの存在下でのEph、および候補治療薬の存在下でのEphと比較した場合のチロシン分子のリン酸化によって測定される、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
Ephの発現が、正常細胞でのEph、そのエフリンリガンドの存在下でのEph+細胞、および候補治療薬の存在下でのEph+細胞と比較される、請求項31に記載の方法。
【請求項1】
Eph受容体、Eph関連受容体、エフリン分子、それらのタンパク質、ペプチド、変異体、断片および誘導体を備える、癌の診断用組成物。
【請求項2】
Eph受容体がEphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erkおよびnuk受容体からなる群から選択され、エフリン分子がエフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3、それらの変異体および断片の少なくとも一種を備える、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
Eph受容体が、EphA2受容体、そのタンパク質、ペプチド、変異体、断片および誘導体をさらに備える、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
被験体試料中の少なくとも一種または複数のタンパク質バイオマーカーを検出する工程、および一種または複数のタンパク質バイオマーカーの検出を癌の診断と相関させる工程であって、該相関は、正常被験体と比較した場合の各診断における一種または複数のバイオマーカーの該検出を考慮に入れ、該一種または複数のタンパク質マーカーは、Eph受容体、EphA2受容体、Eph関連受容体、エフリン分子、その断片および変異体である工程と、
一種または複数のタンパク質バイオマーカーの該検出を癌の診断と相関させる工程であって、該相関は、正常被験体と比較したときの各診断における一種または複数のタンパク質バイオマーカーの該検出を考慮に入れる工程とを備える、癌および/または癌関連疾患の検出および診断方法。
【請求項5】
前記タンパク質バイオマーカーが、Eph受容体、EphA2受容体、Eph関連受容体、その断片および変異体である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
Eph受容体がEphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erkおよびnuk受容体、そのタンパク質、ペプチド、変異体、断片および誘導体からなる群から選択され、エフリン分子がエフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3、その変異体および断片のいずれか一種を備える、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
Eph受容体がEphA2受容体、そのタンパク質、ペプチド、変異体、断片および誘導体をさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
Eph受容体、EphA2受容体、エフリンタンパク質、そのペプチド、変異体、断片および誘導体の量が癌病期と相関関係がある、請求項4に記載の方法。
【請求項9】
一種または複数のタンパク質バイオマーカーを癌の診断に用いる、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
複数のタンパク質バイオマーカーを癌の診断に用いる、請求項4に記載の方法。
【請求項11】
EphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erkまたはnuk受容体、そのタンパク質、ペプチド、変異体、断片および誘導体のいずれか一種を備える受容体を発現する単離細胞を培養する工程と、
候補治療薬を該培養細胞へ投与する工程と、
候補治療薬の存在下または不在下での該受容体の発現レベルおよびリン酸化を、正常細胞、およびエフリン分子の存在下で培養した細胞と比較した場合と相関させる工程と、
それにより、Eph発現を低下させ、Eph分子を活性化する候補治療薬を同定する工程と、
それによって、腫瘍治療用の候補治療薬を同定する工程とを備える、腫瘍の治療用候補治療薬の同定方法。
【請求項12】
Eph分子の活性化が、正常細胞でのEph、そのエフリンリガンドの存在下でのEphおよび候補治療薬の存在下でのEphと比較した場合のチロシン分子のリン酸化によって測定される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
Ephの発現が、正常細胞でのEph、そのエフリンリガンドの存在下でのEph+細胞および候補治療薬の存在下でのEph+細胞と比較される、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
エフリン分子、エフリン特異抗体、そのペプチド、変異体および断片を備える、Eph受容体をモジュレートするための組成物。
【請求項15】
エフリン分子がエフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3、その変異体および断片をさらに備える、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
エフリン、エフリンA1、そのペプチド、変異体および断片を備える治療上有効な量の医薬組成物を、治療を必要とする患者に投与する工程と、
腫瘍におけるEphの発現をモジュレートする工程と、
それにより、EphA2陽性腫瘍を改善する工程とを備える、EphA2陽性腫瘍に罹患している被験体の治療方法。
【請求項17】
エフリン分子が、前記EphA2受容体への結合、該受容体の活性化かつ/または該EphA2受容体の細胞内在化によりEphの発現をモジュレートする、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
Eph受容体の活性化が、EphA2分子のリン酸化を検出することにより測定される、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
エフリン分子が、エフリンA1タンパク質、そのペプチド、変異体および断片である、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
エフリンを備える医薬組成物が化学療法剤と併用して患者に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記医薬組成物がEphA2に特異的に結合する抗体を備える、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記医薬組成物が、静脈内投与、滑液嚢内投与、経皮投与、筋内投与、皮下投与または経口投与によって患者に投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項23】
被験体試料中の少なくとも一種または複数のEphバイオマーカーおよび/またはそのリガンドを検出する工程、および一種または複数のEphバイオマーカーおよび/またはそのリガンドの該検出を悪性腫瘍の診断と相関させる工程であって、該相関は、正常被験体と比較した場合の各診断における一種または複数のバイオマーカーの該検出を考慮に入れ、該Ephバイオマーカーは、EphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erkおよびnuk受容体、そのペプチドまたは断片の一種または複数であり、該リガンドは、エフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3、その変異体および断片の少なくとも一種を備える工程と、
一種または複数のバイオマーカーの該検出を悪性腫瘍の診断と相関させる工程であって、該相関は、正常被験体と比較した場合の各診断における一種または複数のバイオマーカーの該検出を考慮に入れる工程とを備える、腫瘍の悪性または侵襲性を測定する方法。
【請求項24】
前記Ephバイオマーカーが不活性EphA2であり、良性腫瘍および正常細胞と比較した場合の濃度増加で検出される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
EphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erk、nuk、エフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3のいずれか一種により特定される少なくとも一種のバイオマーカーと、
損傷を受けた神経細胞を有している疑いのあるヒト被験体から単離した生体試料を保持するための基材と、
該バイオマーカーの少なくとも一種または複数を検出する抗体と、
該薬剤を該生体試料または該生体試料の一部と反応させ、該生体試料における少なくとも一種のマーカーの存在または量を検出するための、印刷された取扱説明書とを備える、被験体の癌を診断するためのキット。
【請求項26】
EphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erk、nuk、エフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3により特定される複数のバイオマーカーを備える、請求項25に記載のキット。
【請求項27】
EphA1、EphA2、EphA3、EphA4、EphA5、EphA6、EphA7、EphA8、EphB1、EphB2、EphB3、EphB4およびEphB5、eph、elk、eck、sek、mek4、hek、hek2、eek、erk、tyro1、tyro4、tyro5、tyro6、tyro11、cek4、cek5、cek6、cek7、cek8、cek9、cek10、bsk、rtk1、rtk2、rtk3、myk1、myk2、ehk1、ehk2、pagliaccio、htk、erk、nuk、エフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3のいずれか一種に特異的な少なくとも一種の抗体を備える、請求項25に記載のキット。
【請求項28】
エフリン−A1、エフリン−A2、エフリン−A3、エフリン−A4、エフリン−A5、エフリン−B1、エフリン−B2またはエフリン−B3、その変異体および断片のいずれか一種を備える受容体を発現する単離細胞を培養する工程と、
候補治療薬を該培養細胞への投与する工程と、
候補治療薬の存在下または不在下での該受容体の発現レベルおよびリン酸化を、正常細胞、およびエフリン分子の存在下で培養した細胞と比較した場合と相関させる工程と、
エフリン分子に結合する候補治療薬を同定する工程と、
それにより、腫瘍治療用の候補治療薬を同定する工程とを備える、腫瘍を治療するための候補治療薬を同定する方法。
【請求項29】
候補治療薬が正常細胞および癌細胞に投与され、エフリン分子への結合についてアッセイされる、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記候補治療薬のエフリン分子への結合が、前記治療薬の正常細胞および癌細胞への結合と比較される、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記候補治療薬のエフリン分子への結合が、Eph分子の発現および活性化と比較され、Eph分子の活性化が、正常細胞におけるEph、そのエフリンリガンドの存在下でのEph、および候補治療薬の存在下でのEphと比較した場合のチロシン分子のリン酸化によって測定される、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
Ephの発現が、正常細胞でのEph、そのエフリンリガンドの存在下でのEph+細胞、および候補治療薬の存在下でのEph+細胞と比較される、請求項31に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図11A】
【図11B】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図11A】
【図11B】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【公表番号】特表2008−518207(P2008−518207A)
【公表日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−538069(P2007−538069)
【出願日】平成17年10月21日(2005.10.21)
【国際出願番号】PCT/US2005/037923
【国際公開番号】WO2006/047298
【国際公開日】平成18年5月4日(2006.5.4)
【出願人】(504356421)ザ ペン ステート リサーチ ファウンデーション (4)
【氏名又は名称原語表記】THE PENN STATE RESEARCH FOUNDATION
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年10月21日(2005.10.21)
【国際出願番号】PCT/US2005/037923
【国際公開番号】WO2006/047298
【国際公開日】平成18年5月4日(2006.5.4)
【出願人】(504356421)ザ ペン ステート リサーチ ファウンデーション (4)
【氏名又は名称原語表記】THE PENN STATE RESEARCH FOUNDATION
【Fターム(参考)】
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