FEN−1エンドヌクレアーゼ、混合物、および開裂方法
【課題】核酸配列および核酸配列の変化を検出し特徴づけるための手段、および核酸配列を検出し特徴づけるための改良された開裂手段を提供する。
【解決手段】種々の耐熱性生物から得られる構造特異的ヌクレアーゼであるFEN−1エンドヌクレアーゼおよびキメラFEN−1エンドヌクレアーゼを提供することからなる。これらの構造特異的ヌクレアーゼは、標的依存性の開裂構造体を開裂し、それにより特異的核酸配列またはその特異的変異の存在を示すために使用される。
【解決手段】種々の耐熱性生物から得られる構造特異的ヌクレアーゼであるFEN−1エンドヌクレアーゼおよびキメラFEN−1エンドヌクレアーゼを提供することからなる。これらの構造特異的ヌクレアーゼは、標的依存性の開裂構造体を開裂し、それにより特異的核酸配列またはその特異的変異の存在を示すために使用される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号102、107、130、132、179、181、183、184、185、186、187および188よりなる群から選択されるアミノ酸配列を有する耐熱性構造特異的ヌクレアーゼ。
【請求項2】
前記ヌクレアーゼが配列番号101、106、129、131、178、180および182よりなる群から選択されるDNA配列によりコードされる、請求項1に記載のヌクレアーゼ。
【請求項3】
構造特異的ヌクレアーゼをコードする、配列番号101、106、129、131、137、140、141、142、143、144、145、147、150、151、153、155、156、157、158、161、163、178、180および182よりなる群から選択されるヌクレオチド配列の少なくとも一部を有するDNAを含有する組換えDNAベクター。
【請求項4】
請求項3に記載の組換えベクターで形質転換された宿主細胞。
【請求項5】
前記宿主細胞が大腸菌(Escherichia coli)細胞である、請求項4に記載の宿主細胞。
【請求項6】
ピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノコッカス・ジャナスキイ(Methanococcus jannaschii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノバクテリウム・テルモオートトロフィカム(Methanobacterium thermoautotrophicum)FEN-1エンドヌクレアーゼ、アーケオグロブス・フルギダス(Archaeoglobus fulgidus)FEN-1およびキメラFEN-1エンドヌクレアーゼよりなる群から選択される、精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼ。
【請求項7】
前記エンドヌクレアーゼが約38.7キロダルトンの分子量をもつ、請求項6に記載の精製エンドヌクレアーゼ。
【請求項8】
配列番号108、109、112、113、116-119、170、171、172および173よりなる群から選択されるオリゴヌクレオチド配列とハイブリダイズできる領域を有する、FEN-1エンドヌクレアーゼをコードする単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項9】
前記エンドヌクレアーゼをコードする前記オリゴヌクレオチドが異種プロモーターに機能的に連結されている、請求項8に記載の単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項10】
前記異種プロモーターが誘導プロモーターである、請求項9に記載の単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項11】
前記誘導プロモーターがλ-PLプロモーター、tacプロモーター、trpプロモーターおよびtrcプロモーターよりなる群から選択される、請求項10に記載の単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項12】
配列番号108、109、112、113、116-119、170、171、172および173よりなる群から選択されるオリゴヌクレオチド配列とハイブリダイズできる領域を有する、FEN-1エンドヌクレアーゼをコードする単離されたオリゴヌクレオチドを含有する組換えDNAベクター。
【請求項13】
請求項12に記載の組換えベクターで形質転換された宿主細胞。
【請求項14】
前記宿主細胞が大腸菌(Escherichia coli)細胞である、請求項13に記載の宿主細胞。
【請求項15】
約38.7キロダルトンの分子量をもつピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼをコードする遺伝子を含んでなる単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項16】
ピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼをコードする前記遺伝子が異種プロモーターに機能的に連結されている、請求項15に記載の単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項17】
前記異種プロモーターが誘導プロモーターである、請求項16に記載の単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項18】
前記誘導プロモーターがλ-PLプロモーター、tacプロモーター、trpプロモーターおよびtrcプロモーターよりなる群から選択される、請求項17に記載の単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項19】
約38.7キロダルトンの分子量をもつピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼをコードするヌクレオチド配列を有するDNAを含有する組換えDNAベクター。
【請求項20】
請求項19に記載の組換えベクターで形質転換された宿主細胞。
【請求項21】
前記宿主細胞が大腸菌(Escherichia coli)細胞である、請求項20に記載の宿主細胞。
【請求項22】
i)精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼからなる第1の構造特異的ヌクレアーゼ、およびii) 第2の構造特異的ヌクレアーゼ、を含んでなる混合物。
【請求項23】
前記第2の構造特異的ヌクレアーゼがピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、ピロコッカス・フリオサス(Pyrococcus furiosus)FEN-1、メタノコッカス・ジャナスキイ(Methanococcus jannaschii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノバクテリウム・テルモオートトロフィカム(Methanobacterium thermoautotrophicum)FEN-1エンドヌクレアーゼ、アーケオグロブス・フルギダス(Archaeoglobus fulgidus)FEN-1およびキメラFEN-1エンドヌクレアーゼよりなる群から選択される、請求項22に記載の混合物。
【請求項24】
前記精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼがピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、ピロコッカス・フリオサス(Pyrococcus furiosus)FEN-1、メタノコッカス・ジャナスキイ(Methanococcus jannaschii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノバクテリウム・テルモオートトロフィカム(Methanobacterium thermoautotrophicum)FEN-1エンドヌクレアーゼ、アーケオグロブス・フルギダス(Archaeoglobus fulgidus)FEN-1エンドヌクレアーゼおよびキメラFEN-1エンドヌクレアーゼよりなる群から選択される、請求項22に記載の混合物。
【請求項25】
前記第2のヌクレアーゼが、野生型DNAポリメラーゼのDNA合成活性より低減したDNA合成活性を示すが、野生型DNAポリメラーゼの5'ヌクレアーゼ活性と実質的に同じ5'ヌクレアーゼ活性を保持するようにアミノ酸配列が改変された耐熱性DNAポリメラーゼから得られる5'ヌクレアーゼである、請求項22に記載の混合物。
【請求項26】
前記第2のヌクレアーゼがCleavaseRBN酵素、テルムス・アクアティカス(Thermus aquaticus)DNAポリメラーゼ、テルムス・テルモフィルス(Thermus thermophilus)DNAポリメラーゼ、大腸菌(Escherichia coli)Exo III、およびサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)Rad1/Rad10複合体よりなる群から選択される、請求項22に記載の混合物。
【請求項27】
核酸を処理する方法であって、
a) i) 精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼ、および
ii) 核酸基質、
を用意し、
b) 前記基質が1以上の開裂構造体を形成する条件下で前記核酸基質を処理し、そして
c) 前記エンドヌクレアーゼを前記開裂構造体と反応させて1以上の開裂産物を生成させる、
ことを含んでなる方法。
【請求項28】
前記精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼがピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、ピロコッカス・フリオサス(Pyrococcus furiosus)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノコッカス・ジャナスキイ(Methanococcus jannaschii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノバクテリウム・テルモオートトロフィカム(Methanobacterium thermoautotrophicum)FEN-1エンドヌクレアーゼ、アーケオグロブス・フルギダス(Archaeoglobus fulgidus)FEN-1エンドヌクレアーゼおよびキメラFEN-1エンドヌクレアーゼよりなる群から選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
野生型DNAポリメラーゼのDNA合成活性より低減したDNA合成活性を示すが、野生型DNAポリメラーゼの5'ヌクレアーゼ活性と実質的に同じ5'ヌクレアーゼ活性を保持するようにアミノ酸配列が改変された耐熱性DNAポリメラーゼから得られる構造特異的ヌクレアーゼを用意することをさらに含む、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記第2のヌクレアーゼのアミノ酸配列の一部が、テルムス(Thermus)属の真性高温細菌から得られる耐熱性DNAポリメラーゼのアミノ酸配列の一部に対して相同である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記高温細菌がテルムス・アクアティカス(Thermus aquaticus)、テルムス・フラバス(Thermus flavus)およびテルムス・テルモフィルス(Thermus thermophilus)よりなる群から選択される、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記構造特異的ヌクレアーゼがCleavaseRBNヌクレアーゼである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
ステップ(a)の前記核酸が実質的に一本鎖である、請求項27に記載の方法。
【請求項34】
前記核酸がRNAおよびDNAよりなる群から選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項35】
ステップ(a)の前記核酸が二本鎖である、請求項27に記載の方法。
【請求項36】
ステップ(b)の前記処理が、
i) 前記二本鎖核酸を実質的に一本鎖となし、そして
ii) 前記一本鎖核酸を、前記一本鎖核酸が二次構造をとるような条件にさらす、
ことを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
温度を高めることで前記二本鎖核酸を実質的に一本鎖とする、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記1以上の開裂産物を検出するステップをさらに含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
核酸を処理する方法であって、
a) i) マンガン含有溶液中の精製FEN-1エンドヌクレアーゼからなる第1の構造特異的ヌクレアーゼ、および
ii) 核酸基質、
を用意し、
b) 前記核酸基質を昇温で処理して前記基質を実質的に一本鎖となし、
c) 前記一本鎖基質が1以上の開裂構造体を形成する条件下で前記温度を低下させ、
d) 前記開裂手段を前記開裂構造体と反応させて1以上の開裂産物を生成させ、そして
e) 前記1以上の開裂産物を検出する、
ことを含んでなる方法。
【請求項40】
前記精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼがピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、ピロコッカス・フリオサス(Pyrococcus furiosus)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノコッカス・ジャナスキイ(Methanococcus jannaschii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノバクテリウム・テルモオートトロフィカム(Methanobacterium thermoautotrophicum)FEN-1エンドヌクレアーゼ、アーケオグロブス・フルギダス(Archaeoglobus fulgidus)FEN-1エンドヌクレアーゼおよびキメラFEN-1エンドヌクレアーゼよりなる群から選択される、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
第2の構造特異的ヌクレアーゼを用意することを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記第2のヌクレアーゼがCleavaseRBN酵素、テルムス・アクアティカス(Thermus aquaticus)DNAポリメラーゼ、テルムス・テルモフィルス(Thermus thermophilus)DNAポリメラーゼ、大腸菌(Escherichia coli)Exo III、およびサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)Rad1/Rad10複合体よりなる群から選択される、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記第2のヌクレアーゼが、野生型DNAポリメラーゼのDNA合成活性より低減したDNA合成活性を示すが、野生型DNAポリメラーゼの5'ヌクレアーゼ活性と実質的に同じ5'ヌクレアーゼ活性を保持するようにアミノ酸配列が改変された耐熱性DNAポリメラーゼから得られる5'ヌクレアーゼである、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記核酸がRNAおよびDNAよりなる群から選択される、請求項39に記載の方法。
【請求項45】
ステップ(a)の前記核酸が二本鎖である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
核酸処理キットであって、
a) 精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼを含む組成物、および
b) マンガンを含有する溶液、
を含んでなるキット。
【請求項47】
前記精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼがピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、ピロコッカス・フリオサス(Pyrococcus furiosus)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノコッカス・ジャナスキイ(Methanococcus jannaschii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノバクテリウム・テルモオートトロフィカム(Methanobacterium thermoautotrophicum)FEN-1エンドヌクレアーゼ、アーケオグロブス・フルギダス(Archaeoglobus fulgidus)FEN-1エンドヌクレアーゼおよびキメラFEN-1エンドヌクレアーゼよりなる群から選択される、請求項46に記載のキット。
【請求項48】
第2の構造特異的ヌクレアーゼをさらに含む、請求項46に記載のキット。
【請求項49】
前記第2のヌクレアーゼが、野生型DNAポリメラーゼのDNA合成活性より低減したDNA合成活性を示すが、野生型DNAポリメラーゼの5'ヌクレアーゼ活性と実質的に同じ5'ヌクレアーゼ活性を保持するようにアミノ酸配列が改変された耐熱性DNAポリメラーゼから得られる5'ヌクレアーゼである、請求項46に記載のキット。
【請求項50】
前記第2のヌクレアーゼのアミノ酸配列の一部が、テルムス(Thermus)属の真性高温細菌から得られる耐熱性DNAポリメラーゼのアミノ酸配列の一部に対して相同である、請求項48に記載のキット。
【請求項51】
前記高温細菌がテルムス・アクアティカス(Thermus aquaticus)、テルムス・フラバス(Thermus flavus)およびテルムス・テルモフィルス(Thermus thermophilus)よりなる群から選択される、請求項50に記載のキット。
【請求項52】
前記開裂産物を検出する試薬をさらに含む、請求項48に記載のキット。
【請求項1】
配列番号102、107、130、132、179、181、183、184、185、186、187および188よりなる群から選択されるアミノ酸配列を有する耐熱性構造特異的ヌクレアーゼ。
【請求項2】
前記ヌクレアーゼが配列番号101、106、129、131、178、180および182よりなる群から選択されるDNA配列によりコードされる、請求項1に記載のヌクレアーゼ。
【請求項3】
構造特異的ヌクレアーゼをコードする、配列番号101、106、129、131、137、140、141、142、143、144、145、147、150、151、153、155、156、157、158、161、163、178、180および182よりなる群から選択されるヌクレオチド配列の少なくとも一部を有するDNAを含有する組換えDNAベクター。
【請求項4】
請求項3に記載の組換えベクターで形質転換された宿主細胞。
【請求項5】
前記宿主細胞が大腸菌(Escherichia coli)細胞である、請求項4に記載の宿主細胞。
【請求項6】
ピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノコッカス・ジャナスキイ(Methanococcus jannaschii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノバクテリウム・テルモオートトロフィカム(Methanobacterium thermoautotrophicum)FEN-1エンドヌクレアーゼ、アーケオグロブス・フルギダス(Archaeoglobus fulgidus)FEN-1およびキメラFEN-1エンドヌクレアーゼよりなる群から選択される、精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼ。
【請求項7】
前記エンドヌクレアーゼが約38.7キロダルトンの分子量をもつ、請求項6に記載の精製エンドヌクレアーゼ。
【請求項8】
配列番号108、109、112、113、116-119、170、171、172および173よりなる群から選択されるオリゴヌクレオチド配列とハイブリダイズできる領域を有する、FEN-1エンドヌクレアーゼをコードする単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項9】
前記エンドヌクレアーゼをコードする前記オリゴヌクレオチドが異種プロモーターに機能的に連結されている、請求項8に記載の単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項10】
前記異種プロモーターが誘導プロモーターである、請求項9に記載の単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項11】
前記誘導プロモーターがλ-PLプロモーター、tacプロモーター、trpプロモーターおよびtrcプロモーターよりなる群から選択される、請求項10に記載の単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項12】
配列番号108、109、112、113、116-119、170、171、172および173よりなる群から選択されるオリゴヌクレオチド配列とハイブリダイズできる領域を有する、FEN-1エンドヌクレアーゼをコードする単離されたオリゴヌクレオチドを含有する組換えDNAベクター。
【請求項13】
請求項12に記載の組換えベクターで形質転換された宿主細胞。
【請求項14】
前記宿主細胞が大腸菌(Escherichia coli)細胞である、請求項13に記載の宿主細胞。
【請求項15】
約38.7キロダルトンの分子量をもつピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼをコードする遺伝子を含んでなる単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項16】
ピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼをコードする前記遺伝子が異種プロモーターに機能的に連結されている、請求項15に記載の単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項17】
前記異種プロモーターが誘導プロモーターである、請求項16に記載の単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項18】
前記誘導プロモーターがλ-PLプロモーター、tacプロモーター、trpプロモーターおよびtrcプロモーターよりなる群から選択される、請求項17に記載の単離されたオリゴヌクレオチド。
【請求項19】
約38.7キロダルトンの分子量をもつピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼをコードするヌクレオチド配列を有するDNAを含有する組換えDNAベクター。
【請求項20】
請求項19に記載の組換えベクターで形質転換された宿主細胞。
【請求項21】
前記宿主細胞が大腸菌(Escherichia coli)細胞である、請求項20に記載の宿主細胞。
【請求項22】
i)精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼからなる第1の構造特異的ヌクレアーゼ、およびii) 第2の構造特異的ヌクレアーゼ、を含んでなる混合物。
【請求項23】
前記第2の構造特異的ヌクレアーゼがピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、ピロコッカス・フリオサス(Pyrococcus furiosus)FEN-1、メタノコッカス・ジャナスキイ(Methanococcus jannaschii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノバクテリウム・テルモオートトロフィカム(Methanobacterium thermoautotrophicum)FEN-1エンドヌクレアーゼ、アーケオグロブス・フルギダス(Archaeoglobus fulgidus)FEN-1およびキメラFEN-1エンドヌクレアーゼよりなる群から選択される、請求項22に記載の混合物。
【請求項24】
前記精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼがピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、ピロコッカス・フリオサス(Pyrococcus furiosus)FEN-1、メタノコッカス・ジャナスキイ(Methanococcus jannaschii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノバクテリウム・テルモオートトロフィカム(Methanobacterium thermoautotrophicum)FEN-1エンドヌクレアーゼ、アーケオグロブス・フルギダス(Archaeoglobus fulgidus)FEN-1エンドヌクレアーゼおよびキメラFEN-1エンドヌクレアーゼよりなる群から選択される、請求項22に記載の混合物。
【請求項25】
前記第2のヌクレアーゼが、野生型DNAポリメラーゼのDNA合成活性より低減したDNA合成活性を示すが、野生型DNAポリメラーゼの5'ヌクレアーゼ活性と実質的に同じ5'ヌクレアーゼ活性を保持するようにアミノ酸配列が改変された耐熱性DNAポリメラーゼから得られる5'ヌクレアーゼである、請求項22に記載の混合物。
【請求項26】
前記第2のヌクレアーゼがCleavaseRBN酵素、テルムス・アクアティカス(Thermus aquaticus)DNAポリメラーゼ、テルムス・テルモフィルス(Thermus thermophilus)DNAポリメラーゼ、大腸菌(Escherichia coli)Exo III、およびサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)Rad1/Rad10複合体よりなる群から選択される、請求項22に記載の混合物。
【請求項27】
核酸を処理する方法であって、
a) i) 精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼ、および
ii) 核酸基質、
を用意し、
b) 前記基質が1以上の開裂構造体を形成する条件下で前記核酸基質を処理し、そして
c) 前記エンドヌクレアーゼを前記開裂構造体と反応させて1以上の開裂産物を生成させる、
ことを含んでなる方法。
【請求項28】
前記精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼがピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、ピロコッカス・フリオサス(Pyrococcus furiosus)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノコッカス・ジャナスキイ(Methanococcus jannaschii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノバクテリウム・テルモオートトロフィカム(Methanobacterium thermoautotrophicum)FEN-1エンドヌクレアーゼ、アーケオグロブス・フルギダス(Archaeoglobus fulgidus)FEN-1エンドヌクレアーゼおよびキメラFEN-1エンドヌクレアーゼよりなる群から選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
野生型DNAポリメラーゼのDNA合成活性より低減したDNA合成活性を示すが、野生型DNAポリメラーゼの5'ヌクレアーゼ活性と実質的に同じ5'ヌクレアーゼ活性を保持するようにアミノ酸配列が改変された耐熱性DNAポリメラーゼから得られる構造特異的ヌクレアーゼを用意することをさらに含む、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記第2のヌクレアーゼのアミノ酸配列の一部が、テルムス(Thermus)属の真性高温細菌から得られる耐熱性DNAポリメラーゼのアミノ酸配列の一部に対して相同である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記高温細菌がテルムス・アクアティカス(Thermus aquaticus)、テルムス・フラバス(Thermus flavus)およびテルムス・テルモフィルス(Thermus thermophilus)よりなる群から選択される、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記構造特異的ヌクレアーゼがCleavaseRBNヌクレアーゼである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
ステップ(a)の前記核酸が実質的に一本鎖である、請求項27に記載の方法。
【請求項34】
前記核酸がRNAおよびDNAよりなる群から選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項35】
ステップ(a)の前記核酸が二本鎖である、請求項27に記載の方法。
【請求項36】
ステップ(b)の前記処理が、
i) 前記二本鎖核酸を実質的に一本鎖となし、そして
ii) 前記一本鎖核酸を、前記一本鎖核酸が二次構造をとるような条件にさらす、
ことを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
温度を高めることで前記二本鎖核酸を実質的に一本鎖とする、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記1以上の開裂産物を検出するステップをさらに含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
核酸を処理する方法であって、
a) i) マンガン含有溶液中の精製FEN-1エンドヌクレアーゼからなる第1の構造特異的ヌクレアーゼ、および
ii) 核酸基質、
を用意し、
b) 前記核酸基質を昇温で処理して前記基質を実質的に一本鎖となし、
c) 前記一本鎖基質が1以上の開裂構造体を形成する条件下で前記温度を低下させ、
d) 前記開裂手段を前記開裂構造体と反応させて1以上の開裂産物を生成させ、そして
e) 前記1以上の開裂産物を検出する、
ことを含んでなる方法。
【請求項40】
前記精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼがピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、ピロコッカス・フリオサス(Pyrococcus furiosus)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノコッカス・ジャナスキイ(Methanococcus jannaschii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノバクテリウム・テルモオートトロフィカム(Methanobacterium thermoautotrophicum)FEN-1エンドヌクレアーゼ、アーケオグロブス・フルギダス(Archaeoglobus fulgidus)FEN-1エンドヌクレアーゼおよびキメラFEN-1エンドヌクレアーゼよりなる群から選択される、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
第2の構造特異的ヌクレアーゼを用意することを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記第2のヌクレアーゼがCleavaseRBN酵素、テルムス・アクアティカス(Thermus aquaticus)DNAポリメラーゼ、テルムス・テルモフィルス(Thermus thermophilus)DNAポリメラーゼ、大腸菌(Escherichia coli)Exo III、およびサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)Rad1/Rad10複合体よりなる群から選択される、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記第2のヌクレアーゼが、野生型DNAポリメラーゼのDNA合成活性より低減したDNA合成活性を示すが、野生型DNAポリメラーゼの5'ヌクレアーゼ活性と実質的に同じ5'ヌクレアーゼ活性を保持するようにアミノ酸配列が改変された耐熱性DNAポリメラーゼから得られる5'ヌクレアーゼである、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記核酸がRNAおよびDNAよりなる群から選択される、請求項39に記載の方法。
【請求項45】
ステップ(a)の前記核酸が二本鎖である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
核酸処理キットであって、
a) 精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼを含む組成物、および
b) マンガンを含有する溶液、
を含んでなるキット。
【請求項47】
前記精製されたFEN-1エンドヌクレアーゼがピロコッカス・ウーゼイ(Pyrococcus woesii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、ピロコッカス・フリオサス(Pyrococcus furiosus)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノコッカス・ジャナスキイ(Methanococcus jannaschii)FEN-1エンドヌクレアーゼ、メタノバクテリウム・テルモオートトロフィカム(Methanobacterium thermoautotrophicum)FEN-1エンドヌクレアーゼ、アーケオグロブス・フルギダス(Archaeoglobus fulgidus)FEN-1エンドヌクレアーゼおよびキメラFEN-1エンドヌクレアーゼよりなる群から選択される、請求項46に記載のキット。
【請求項48】
第2の構造特異的ヌクレアーゼをさらに含む、請求項46に記載のキット。
【請求項49】
前記第2のヌクレアーゼが、野生型DNAポリメラーゼのDNA合成活性より低減したDNA合成活性を示すが、野生型DNAポリメラーゼの5'ヌクレアーゼ活性と実質的に同じ5'ヌクレアーゼ活性を保持するようにアミノ酸配列が改変された耐熱性DNAポリメラーゼから得られる5'ヌクレアーゼである、請求項46に記載のキット。
【請求項50】
前記第2のヌクレアーゼのアミノ酸配列の一部が、テルムス(Thermus)属の真性高温細菌から得られる耐熱性DNAポリメラーゼのアミノ酸配列の一部に対して相同である、請求項48に記載のキット。
【請求項51】
前記高温細菌がテルムス・アクアティカス(Thermus aquaticus)、テルムス・フラバス(Thermus flavus)およびテルムス・テルモフィルス(Thermus thermophilus)よりなる群から選択される、請求項50に記載のキット。
【請求項52】
前記開裂産物を検出する試薬をさらに含む、請求項48に記載のキット。
【図1A】
【図1B】
【図2−1】
【図2−2】
【図2−3】
【図2−4】
【図2−5】
【図2−6】
【図2−7】
【図2−8】
【図3−1】
【図3−2】
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【図18】
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【図22A】
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【図1B】
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【図91】
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【図94】
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【図100−1】
【図100−2】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104−1】
【図104−2】
【図105】
【図106−1】
【図106−2】
【図107】
【公開番号】特開2008−206521(P2008−206521A)
【公開日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−77932(P2008−77932)
【出願日】平成20年3月25日(2008.3.25)
【分割の表示】特願2007−184453(P2007−184453)の分割
【原出願日】平成9年11月26日(1997.11.26)
【出願人】(507238193)サード ウェーブ テクノロジーズ,インコーポレーテッド (5)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年3月25日(2008.3.25)
【分割の表示】特願2007−184453(P2007−184453)の分割
【原出願日】平成9年11月26日(1997.11.26)
【出願人】(507238193)サード ウェーブ テクノロジーズ,インコーポレーテッド (5)
【Fターム(参考)】
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