説明

GPR119モジュレーターとしての二環式ヘテロ環誘導体およびそれらの使用方法

本発明は、式(I)の二環式ヘテロ環誘導体、二環式ヘテロ環誘導体を含む組成物、および患者における肥満症、糖尿病、代謝症候群、心血管疾患、またはGPR119などのGタンパク質共役受容体(GPCR)の活性関連障害を治療または予防するために該二環式ヘテロ環誘導体を使用する方法に関する。本発明によって、患者の病状を治療または予防するための方法であって、該患者に有効量の1種または複数の二環式ヘテロ環誘導体を投与する段階を含む方法も提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化105】

(式中、
Aは、結合、アルキレン、−(アルキレン)−O−(アルキレン)−、−(アルキレン)−N(R12)−(アルキレン)−または−(アルキレン)−S−(アルキレン)−であり;
Bは、
【化106】

であり;
Jは、−C(R11)−または−N−であり;
Lは、−C(R11)−または−N−であり;
Mは、−C(R11)−または−N−であり;
Wは、結合、アルキレン、−C(O)−、−C(O)−O−、−S(O)−、−S(O)−N(R10)−または−C(O)−N(R10)−であり;
Qは、結合、−C(R−、−O−、−S(O)−または−N(R)−であり、Qが、−O−、−S(O)−または−N(R)−である場合、基−X−Y−は、−C(RC(R−、−C(O)−C(R−、−S(O)−C(R−、−C(R)=C(R)−または−N=C(R)−であり;
基−X−Y−は、−C(RC(R−、−C(O)O−、−C(RC(O)−、−N(R)C(O)−、−OC(O)−、−C(R)=C(R)−、−C(R)=N−、−N=C(R)−、−C(O)−N(R)−、−C(O)−C(R−、−S(O)−C(R−、−C(R−S(O)−または−N=N−であり;
Zは、結合、−C(O)−、−C=NOR12、−C=C(R14、−C(R−、−O−、−N(R10)−または−S(O)−であり;
のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ハロもしくは−ORであるか;または任意の2個のジェミナルR基は、それらが結合している共通の炭素原子と一緒に連結して、スピロ環式3員から6員のシクロアルキル基、スピロ環式3員から6員のヘテロシクロアルキル基もしくはスピロ環式3員から6員のヘテロシクロアルケニル基を形成するか;または隣接する炭素原子上に存在する任意の2個のR基は、それらが結合している隣接する炭素原子と一緒に連結して、縮合3員から6員のシクロアルキル基、縮合3員から6員のヘテロアリール基もしくは縮合アリール基を形成し;ここで、アルキル基は、非置換であるかまたは1個もしくは複数の以下の基:−O−アルキル、−OHもしくは−N(Rで場合によって置換され得;ここで、任意選択の環内二重結合は、任意の2個の隣接する環炭素原子間に存在することができ;
のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、ハロまたは−ORであり;
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−アルキレン−O−(アルキレン)−アリール、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−N(R)C(O)O−アルキル、−CH(シクロアルキル)、−CH(ヘテロシクロアルキル)、−(アルキレン)−アリール、−(アルキレン)−シクロアルキル、−(アルキレン)−シクロアルケニル、−(アルキレン)−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)−ヘテロアリールであり、ここで、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリール基は、非置換であるかまたはRで場合によって置換され得;
のそれぞれの存在は、独立して、Hまたはアルキルであり;
のそれぞれの存在は、独立して、Hまたはアルキルであり;
は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、これらの任意のものは、Rで場合によって置換され得;
は、1から4個の任意選択の置換基を表し、これらは同じであるかまたは異なっていることができ、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、−CN、−NO、−O−(アルキレン)−R13、−S−(アルキレン)−R13、−N(R13)−(アルキレン)−R13、−(アルキレン)−R13、−C(O)−(アルキレン)−R13、−C(O)O−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)−(アルキレン)−R13、−C(O)N(R)−(アルキレン)−R13、−OC(O)−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)N(R)−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)O−(アルキレン)−R13、−S(O)−(アルキレン)−R13または−S(O)(アルキレン)−R13から選択され;
10は、H、アルキル、アリールまたは−C(O)ORであり;
11のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、−N(Rまたはハロであり;
12のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキルまたはアリールであり;
13のそれぞれの存在は、独立して、H、ハロアルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリールであり;
14のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキルもしくはアリールであるか、またはR14の両方の基、およびそれらが結合している炭素原子は、結合して、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキル基を形成し;
mのそれぞれの存在は、独立して、1または2であり;
nのそれぞれの存在は、独立して、0、1または2であり;
pは、0、1または2であり;
qは、0、1または2であり;
rは、0、1または2であり;
sは、0、1または2であり;
tのそれぞれの存在は、独立して、0または1であり;
uは、0、1または2である)
を有する化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項2】
Aが−O−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Bが、
【化107】

【化108】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
Bが、
【化109】

(式中、Rは、アルキル、シクロアルキルまたはハロアルキルである)
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
Bが、
【化110】

(式中、Rは、アルキル、シクロアルキルまたはハロアルキルである)
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
Bが、
【化111】

(式中、Wは、−C(O)−、−C(O)O−または−S(O)−であり、Rは、アルキル、シクロアルキルまたはハロアルキルである)
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
Wが−C(O)O−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
Wが−S(O)−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
が、アルキル、ハロアルキルまたはシクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
が、アルキル、ハロアルキルまたはシクロアルキルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項11】
がHであり、RおよびRのそれぞれの存在がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
がアリールまたはヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
がフェニルである、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
がピリジルである、請求項12に記載の化合物。
【請求項15】
が、
【化112】

である、請求項12に記載の化合物。
【請求項16】
JおよびMがそれぞれ−N−であり、Lが−CH−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
Qが結合であり、−X−Y−が−CH−CH−または−CH=CH−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
Qが結合であり、−X−Y−が−CH−CH−または−CH=CH−である、請求項16に記載の化合物。
【請求項19】
Aが−O−であり、Wが−C(O)O−または−S(O)−である、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
が、アルキル、ハロアルキルまたはシクロアルキルである、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
がアリールまたはヘテロアリールである、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
式:
【化113】

(式中、破線は、任意選択および追加の結合を表し、
およびRは、式(I)の化合物について上に定義されており;
−X−Y−は、−CHCH−または−CH=CH−であり;
Wは、−C(O)O−または−S(O)−である)
を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
−X−Y−が−CHCH−である、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
−X−Y−が−CH=CH−である、請求項22に記載の化合物。
【請求項25】
前記任意選択および追加の結合が存在している、請求項23に記載の化合物。
【請求項26】
前記任意選択および追加の結合が存在しない、請求項23に記載の化合物。
【請求項27】
前記任意選択および追加の結合が存在している、請求項24に記載の化合物。
【請求項28】
前記任意選択および追加の結合が存在しない、請求項24に記載の化合物。
【請求項29】
Wが−C(O)O−であり、Rが、アルキル、ハロアルキルまたはシクロアルキルである、請求項22に記載の化合物。
【請求項30】
Wが−S(O)−であり、Rが、アルキル、ハロアルキルまたはシクロアルキルである、請求項22に記載の化合物。
【請求項31】
が、アリールまたはヘテロアリールである、請求項22に記載の化合物。
【請求項32】
が、アリールまたはヘテロアリールである、請求項29に記載の化合物。
【請求項33】
が、アリールまたはヘテロアリールである、請求項30に記載の化合物。
【請求項34】
式:
【化114】

(式中、
Aは、結合、アルキレン、−(アルキレン)−O−(アルキレン)−、−(アルキレン)−N(R12)−(アルキレン)−または−(アルキレン)−S−(アルキレン)−であり;
Bは、
【化115】

であり;
Jは、−C(R11)−または−N−であり;
Lは、−C(R11)−または−N−であり;
Mは、−C(R11)−または−N−であり;
Wは、結合、アルキレン、−C(O)−、−C(O)−O−、−S(O)−、−S(O)−N(R10)−または−C(O)−N(R10)−であり;
Qは、結合、−C(R−、−O−、−S(O)−または−N(R)−であり、Qが、−O−、−S(O)−または−N(R)−である場合、基−X−Y−は、−C(RC(R−、−C(O)−C(R−、−S(O)−C(R−、−C(R)=C(R)−または−N=C(R)−であり;
基−X−Y−は、−C(RC(R−、−C(O)O−、−C(RC(O)−、−N(R)C(O)−、−OC(O)−、−C(R)=C(R)−、−C(R)=N−、−N=C(R)−、−C(O)−N(R)−、−C(O)−C(R−、−S(O)−C(R−、−C(R−S(O)−または−N=N−であり;
のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ハロもしくは−ORであるか;または任意の2個のジェミナルR基は、それらが結合している共通の炭素原子と一緒に連結して、スピロ環式3員から6員のシクロアルキル基もしくはスピロ環式3員から6員のヘテロアリール基を形成するか;または隣接する炭素原子上に存在する任意の2個のR基は、それらが結合している隣接する炭素原子と一緒に連結して、縮合3員から6員のシクロアルキル基、縮合3員から6員のヘテロアリール基もしくは縮合アリール基を形成し;ここで、アルキル基は、非置換であるかまたは1個もしくは複数の以下の基:−O−アルキル、−OHもしくは−N(Rで場合によって置換され得;ここで、任意選択の環内二重結合は、任意の2個の隣接する環炭素原子間に存在することができ;
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−アルキレン−O−(アルキレン)−アリール、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−N(R)C(O)O−アルキル、−CH(シクロアルキル)、−CH(ヘテロシクロアルキル)、−(アルキレン)−アリール、−(アルキレン)−シクロアルキル、−(アルキレン)−シクロアルケニル、−(アルキレン)−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)−ヘテロアリールであり、ここで、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリール基は、非置換であるかまたはRで場合によって置換され得;
のそれぞれの存在は、独立して、Hまたはアルキルであり;
のそれぞれの存在は、独立して、Hまたはアルキルであり;
は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、これらの任意のものは、Rで場合によって置換され得;
は、1から4個の任意選択の置換基を表し、これらは同じであるかまたは異なっていることができ、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、−CN、−NO、−O−(アルキレン)−R13、−S−(アルキレン)−R13、−N(R13)−(アルキレン)−R13、−(アルキレン)−R13、−C(O)−(アルキレン)−R13、−C(O)O−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)−(アルキレン)−R13、−C(O)N(R)−(アルキレン)−R13、−OC(O)−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)N(R)−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)O−(アルキレン)−R13、−S(O)−(アルキレン)−R13または−S(O)(アルキレン)−R13から選択され;
10は、H、アルキル、アリールまたは−C(O)ORであり;
11のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、−N(Rまたはハロであり;
12は、H、アルキルまたはアリールであり;
13のそれぞれの存在は、独立して、H、ハロアルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリールであり;
mのそれぞれの存在は、独立して、1または2であり;
nのそれぞれの存在は、独立して、0、1または2であり;
pは、0から3の範囲の整数であり、pおよびqの合計は少なくとも1であり;
qは、0から3の範囲の整数であり;
rは、0から3の範囲の整数であり、rおよびsの合計は少なくとも1であり;
sは、0から3の範囲の整数であり;
tのそれぞれの存在は、独立して、0または1である)
を有する化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項35】
式:
【化116】

(式中、
Aは、結合、アルキレン、−(アルキレン)−O−(アルキレン)−、−(アルキレン)−N(R12)−(アルキレン)−または−(アルキレン)−S−(アルキレン)−であり;
Bは、
【化117】

であり;
Jは、−C(R11)−または−N−であり;
Lは、−C(R11)−または−N−であり;
Mは、−C(R11)−または−N−であり;
Wは、結合、アルキレン、−C(O)−、−C(O)−O−、−S(O)−、−S(O)−N(R10)−または−C(O)−N(R10)−であり;
Qは、結合、−C(R−、−O−、−S(O)−または−N(R)−であり、Qが、−O−、−S(O)−または−N(R)−である場合、基−X−Y−は、−C(RC(R−、−C(O)−C(R−、−S(O)−C(R−、−C(R)=C(R)−または−N=C(R)−であり;
基−X−Y−は、−C(RC(R−、−C(O)O−、−C(RC(O)−、−N(R)C(O)−、−OC(O)−、−C(R)=C(R)−、−C(R)=N−、−N=C(R)−、−C(O)−N(R)−、−C(O)−C(R−、−S(O)−C(R−、−C(R−S(O)−または−N=N−であり;
のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ハロもしくは−ORであるか;または任意の2個のジェミナルR基は、それらが結合している共通の炭素原子と一緒に連結して、スピロ環式3員から6員のシクロアルキル基もしくはスピロ環式3員から6員のヘテロアリール基を形成するか;または隣接する炭素原子上に存在する任意の2個のR基は、それらが結合している隣接する炭素原子と一緒に連結して、縮合3員から6員のシクロアルキル基、縮合3員から6員のヘテロアリール基もしくは縮合アリール基を形成し;ここで、アルキル基は、非置換であるかまたは1個もしくは複数の以下の基:−O−アルキル、−OHもしくは−N(Rで場合によって置換され得;ここで、任意選択の環内二重結合は、任意の2個の隣接する環炭素原子間に存在することができ;
のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、ハロまたは−OHであり;
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、−アルキレン−O−(アルキレン)−アリール、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−N(R)C(O)O−アルキル、−CH(シクロアルキル)、−CH(ヘテロシクロアルキル)、−(アルキレン)−アリール、−(アルキレン)−シクロアルキル、−(アルキレン)−シクロアルケニル、−(アルキレン)−ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)−ヘテロシクロアルケニルまたは−(アルキレン)−ヘテロアリールであり、ここで、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリール基は、非置換であるかまたはRで場合によって置換され得;
のそれぞれの存在は、独立して、Hまたはアルキルであり;
のそれぞれの存在は、独立して、Hまたはアルキルであり;
は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルケニル、シクロアルケニル、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、これらの任意のものは、Rで場合によって置換され得;
は、1から4個の任意選択の置換基を表し、これらは同じであるかまたは異なっていることができ、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、−CN、−NO、−O−(アルキレン)−R13、−S−(アルキレン)−R13、−N(R13)−(アルキレン)−R13、−(アルキレン)−R13、−C(O)−(アルキレン)−R13、−C(O)O−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)−(アルキレン)−R13、−C(O)N(R)−(アルキレン)−R13、−OC(O)−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)N(R)−(アルキレン)−R13、−N(R)C(O)O−(アルキレン)−R13、−S(O)−(アルキレン)−R13または−S(O)(アルキレン)−R13から選択され;
10は、H、アルキル、アリールまたは−C(O)ORであり;
11のそれぞれの存在は、独立して、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、−N(Rまたはハロであり;
12は、H、アルキルまたはアリールであり;
13のそれぞれの存在は、独立して、H、ハロアルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルまたはヘテロアリールであり;
mのそれぞれの存在は、独立して、1または2であり;
nのそれぞれの存在は、独立して、0、1または2であり;
pは、0、1または2であり;
qは、0、1または2であり;
rは、0、1または2であり;
sは、0、1または2であり;
tのそれぞれの存在は、独立して、0または1である)
を有する化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項36】
式:
【化118】

(式中、
Wは、−C(O)O−または−S(O)−であり;
基−X−Y−は、−CHCH−、−CH=CH−または−N=CH−であり;
は、アルキル、ハロアルキルまたはシクロアルキルであり、ここで、シクロアルキル基は最大4個の基(これは、同じかまたは異なっていることができ、アルキルおよびハロから選択される)で場合によって置換され得;
は、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルであり、これらの任意のものは、最大2個の基(これは、同じかまたは異なっていることができ、アルキル、ハロ、−CN、ヘテロアリール、−S(O)−アルキルおよび−C(O)NHから選択される)で場合によって置換され得る)
を有する請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項37】
−X−Y−が−CHCH−である、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
−X−Y−が−CH=CH−である、請求項36に記載の化合物。
【請求項39】
−X−Y−が−N=CH−である、請求項36に記載の化合物。
【請求項40】
Wが−C(O)O−である、請求項36に記載の化合物。
【請求項41】
Wが−S(O)−である、請求項36に記載の化合物。
【請求項42】
が、アルキル、シクロアルキルまたはハロアルキルである、請求項40に記載の化合物。
【請求項43】
がシクロアルキルであり、これは、アルキルおよびハロからそれぞれ独立して選択される最大4個の置換基で場合によって置換され得る、請求項41に記載の化合物。
【請求項44】
がフェニルであり、これは、ハロ、−CNまたは−S(O)−アルキルからそれぞれ独立して選択される1または2個の基で置換されている、請求項36に記載の化合物。
【請求項45】
がピリジルであり、これは、アルキルおよびヘテロアリールからそれぞれ独立して選択される1または2個の基で置換されている、請求項36に記載の化合物。
【請求項46】
が、
【化119】

である、請求項36に記載の化合物。
【請求項47】
がフェニルであり、これは、ハロ、−CNまたは−S(O)−アルキルからそれぞれ独立して選択される1または2個の基で置換されている、請求項42に記載の化合物。
【請求項48】
がフェニルであり、これは、ハロ、−CNまたは−S(O)−アルキルからそれぞれ独立して選択される1または2個の基で置換されている、請求項43に記載の化合物。
【請求項49】
−X−Y−が−CHCH−であり、Rが、
【化120】

である、請求項47に記載の化合物。
【請求項50】
−X−Y−が−CH=CH−であり、Rが、
【化121】

である、請求項47に記載の化合物。
【請求項51】
−X−Y−が−N=CH−であり、Rが、
【化122】

である、請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
−X−Y−が−CHCH−であり、Rが、
【化123】

である、請求項48に記載の化合物。
【請求項53】
−X−Y−が−CH=CH−であり、Rが、
【化124】

である、請求項48に記載の化合物。
【請求項54】
構造:
【化125】

【化126】

【化127】

【化128】

【化129】

を有する化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項55】
1種または複数の請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項56】
1種または複数の請求項54に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項57】
患者における糖尿病、肥満症または代謝症候群を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを前記患者に投与する段階を含む方法。
【請求項58】
患者における糖尿病、肥満症または代謝症候群を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項54に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを前記患者に投与する段階を含む方法。
【請求項59】
抗糖尿病薬および抗肥満薬から選択される、少なくとも1種の追加の治療薬をさらに含む、請求項55に記載の組成物。
【請求項60】
抗糖尿病薬および抗肥満薬から選択される、少なくとも1種の追加の治療薬をさらに含む、請求項56に記載の組成物。
【請求項61】
抗糖尿病薬および抗肥満薬から選択される少なくとも1種の追加の治療薬を前記患者に投与する段階をさらに含む、請求項57に記載の方法。
【請求項62】
抗糖尿病薬および抗肥満薬から選択される少なくとも1種の追加の治療薬を前記患者に投与する段階をさらに含む、請求項58に記載の方法。
【請求項63】
前記治療が糖尿病のためである、請求項57に記載の方法。
【請求項64】
前記治療が糖尿病のためである、請求項58に記載の方法。
【請求項65】
前記糖尿病がII型糖尿病である、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
前記糖尿病がII型糖尿病である、請求項64に記載の方法。

【公表番号】特表2011−528365(P2011−528365A)
【公表日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−518867(P2011−518867)
【出願日】平成21年7月15日(2009.7.15)
【国際出願番号】PCT/US2009/050633
【国際公開番号】WO2010/009195
【国際公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】