説明

HCV/HIV阻害剤およびそれらの使用

本発明は、HCVおよびHIVのようなヒト疾患の処置、予防および/または改善に有用である式(I)
【化1】


の有機化合物について記載する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

〔式中、
yは0または1であり;
nおよびpは各々独立して0、1または2から選択され;
14はC(O)またはSOであり;
、R、W、R13およびVは各々独立して、水素、またはアルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、モノ−およびジ−アルキルカルボキサミド、アリールアルキルオキシおよびヘテロシクリルアミノ(これらは各々独立して1個以上のXおよびXでさらに置換されていてもよい)から成る群から選択され;ここでXはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アラルキル、アリールオキシ、アリールチオ、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり;Xは独立して、同一または異なっていてもよくかつ独立して選択される1個以上のXで置換されていてもよく;Xはヒドロキシ、オキソ、アルキル、シクロアルキル、スピロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アミノ、モノ−およびジ−アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノまたはニトロであり;アルキル、アルコキシおよびアリールから選択される各X基は、非置換であるか、または所望により独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アラルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリールおよびヘテロアラルキルから独立して選択される同一または異なっていてもよい1個以上の基で置換されていてもよく;
WはC(O)−C(O)H、C(=N−O−R24)−C(O)−アミン、C(O)−C(O)−アミン、C(O)NR24S(O)24、C(O)NR24S(O)N(R24およびC(O)−[C(O)]−ヘテロ環から成る群からも選択され、ここで、ヘテロ環は独立して、アリール、C1−4−アルキル、1個以上のハロゲン原子で置換されたC1−4−アルキルおよびC3−6−シクロアルキルの1個以上で置換されていてもよく、aは0または1であり、各R24は独立して、水素、またはC1−4−アルキル、C3−6−シクロアルキルC0−4アルキル、置換もしくは非置換アリールおよび置換もしくは非置換ヘテロ環(これらは各々独立して、ハロゲン原子またはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択され;
Vは−Q−Qから成る群からも選択され、ここでQは存在しないか、C(O)、N(H)、N(C1−4−アルキル)、C=N(CN)、C=N(SOCH)、C=N−COH−C1−4−アルキル、またはC=N−COHであり、Qは水素であるか、またはC1−4−アルキル、O−C1−4−アルキル、NH、N(H)−C1−4−アルキル、N(C1−4−アルキル)、SO−アリール、SO−C1−4−アルキル、C3−6−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環(これらは各々独立して、ハロゲン原子、C1−4−アルキル、1個以上のハロゲン原子で置換されたC1−4−アルキルまたはC3−6−シクロアルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択されるか;
またはRとRは一体となって、芳香族性または非芳香族性であり、1個以上のヘテロ原子を含んでいてもよい3、4、5、6または7−員環(当該環はさらに1個以上置換されていてもよい)を形成し;
は水素、C1−4−アルキルおよびC3−6シクロアルキルC0−4アルキルから成る群から選択され;
XはO、S、N、NR、CRまたはCR5aであり;
は、各々独立して水素またはC1−4−アルキル、C3−6−シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(これらは各々独立して、ハロゲン原子またはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択される0−4個の置換基を意味し;
は水素もしくはオキソ、またはヒドロキシル、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C3−8−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキル、ヘテロ環−C0−4−アルキル、ヘテロアリール−C0−4−アルキル、C3−8−シクロアルキルオキシ、アリールオキシおよびヘテロアリールオキシ(これらは各々独立して、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチルまたはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択され;
5aは水素であるか、またはヒドロキシル、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C3−8−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキルおよびヘテロアリール−C0−4−アルキルから成る群から選択されるか、
またはRとRは一体となって、縮合ジメチルシクロプロピル環、縮合シクロペンタン環、縮合フェニル環または縮合ピリジル環(これらは各々、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチルまたはC1−4−アルキルで置換されていてもよい)を形成してもよく;
またはRとRは一体となって、縮合ジメチルシクロプロピル環、縮合シクロペンタン環、縮合フェニル環または縮合ピリジル環(これらは各々独立して、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチルまたはC1−4−アルキルで置換されていてもよい)を形成してもよく;
またはRとR5aは一体となって、3〜7個の環原子を有し、そして0、1または2個の環ヘテロ原子を有しているスピロ環式環(これは所望により、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、チオール、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C1−8−アルコキシ−C0−4アルキル、C1−8−ハロアルキル、C2−8−ハロアルケニル、C2−8−ハロアルキニル、C1−8−ハロアルコキシ、C1−8−アルキルチオ、C1−8−アルキルスルホニル、C1−8−アルキルスルホキシ、C1−8−アルカノイル、C1−8−アルコキシカルボニル、C3−7−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキル、ヘテロアリール−C0−4−アルキル、COOH、C(O)NH、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−カルボキサミド、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−アミノ−C0−4アルキル、SOH、SONHおよびモノ−およびジ−C1−4−アルキルスルホンアミドから選択される0−4個の置換基で置換されている)、または前記0−4個の置換基の2個が一体となって、N、OおよびSから選択される0、1または2個の環ヘテロ原子を有する縮合またはスピロ環式3〜7員環(これは縮合しているか、またはスピロ環式環は独立して、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、チオール、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C1−8−アルコキシ−C0−4アルキル、C1−8−ハロアルキル、C2−8−ハロアルケニル、C2−8−ハロアルキニル、C1−8−ハロアルコキシ、C1−8−アルキルチオ、C1−8−アルキルスルホニル、C1−8−アルキルスルホキシ、C1−8−アルカノイル、C1−8−アルコキシカルボニル、C3−7−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキル、ヘテロアリール−C0−4−アルキル、COOH、C(O)NH、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−カルボキサミド、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−アミノ−C0−4アルキル、SOH、SONH、およびモノ−およびジ−C1−4−アルキルスルホンアミドから選択される選択された0〜2個の置換基を有している)を形成し;
およびRは各々独立して、水素、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、およびモノ−およびジ−C1−4アルキルアミノ、およびC3−6シクロアルキルC0−4アルキルから成る群から選択され;
、R、R10、R11およびR12は各々独立して、水素、C1−4−アルキルおよびC3−6シクロアルキルC0−4アルキルから成る群から選択されるか;
またはRとRは一体となって、3〜7個の環原子を有し、そして0、1または2個の環ヘテロ原子を有しているスピロ環式環(これは所望により、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、チオール、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C1−8−アルコキシ−C0−4アルキル、C1−8−ハロアルキル、C2−8−ハロアルケニル、C2−8−ハロアルキニル、C1−8−ハロアルコキシ、C1−8−アルキルチオ、C1−8−アルキルスルホニル、C1−8−アルキルスルホキシ、C1−8−アルカノイル、C1−8−アルコキシカルボニル、C3−7−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキル、ヘテロアリール−C0−4−アルキル、COOH、C(O)NH、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−カルボキサミド、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−アミノ−C0−4アルキル、SOH、SONH、およびモノ−およびジ−C1−4−アルキルスルホンアミドから選択される0−4個の置換基で置換されている)を形成するか、または2個の置換基が一体となって、N、OおよびSから選択される0、1または2個の環ヘテロ原子を有する縮合またはスピロ環式3〜7員環(これは縮合しているか、またはスピロ環式環は独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、モノ−およびジ−C1−4−アルキルアミノ、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−カルボキサミド、C1−4−アルコキシカルボニル、およびフェニルから選択される選択された0〜2個の置換基を有している)を形成するか;
またはRとWは一体となって、芳香族性または非芳香族性であり、1個以上のヘテロ原子を含んでいてもよい3、4、5、6または7−員環(当該環はさらに1個以上置換されていてもよい)を形成してもよいか;
またはyが0であるとき、R10とVは一体となって芳香族性または非芳香族性であり、1個以上のヘテロ原子を含んでいてもよい3、4、5、6または7−員環(当該環はさらに1個以上置換されていてもよい)を形成する〕
の化合物およびその薬学的に許容される塩および立体異性体。
【請求項2】
yが0または1であり;
nが0または1であり;
14がC(O)またはSOであり、
がHおよびC1−4−アルキルから成る群から選択され;
がC1−4−アルキル、C(O)C1−4−アルキル、C(O)OC1−4−アルキル、およびC3−6シクロアルキルC0−4アルキルから成る群から選択されるか;
またはRとRが一体となってシクロプロパン環を形成し;
WがC(O)−C(O)H、C(=N−O−R24)−C(O)−アミン、C(O)−C(O)−アミン、C(O)NR24S(O)24、C(O)NR24S(O)N(R24およびC(O)−[C(O)]−ヘテロ環から成る群からも選択され、ここで、ヘテロ環は独立して、アリール、C1−4−アルキル、1個以上のハロゲン原子で置換されたC1−4−アルキルおよびC3−6−シクロアルキルの1個以上で置換されていてもよく、aは0または1であり、各R24は独立して、水素、またはC1−4−アルキル、C3−6−シクロアルキルC0−4アルキル、置換もしくは非置換アリールおよび置換もしくは非置換ヘテロ環(これらは各々独立して、ハロゲン原子またはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択され
pが0、1または2であり;
がHおよびC1−4−アルキルから成る群から選択され;
XがO、NRまたはCR5aであり;
が水素またはC1−4−アルキル、C3−6−シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(これらは各々独立して、ハロゲン原子またはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択され;
が水素もしくはオキソ、またはヒドロキシル、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C3−8−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキル、ヘテロ環−C0−4−アルキルおよびヘテロアリール−C0−4−アルキル(これらは各々独立して、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチルまたはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択され;
5aが水素、またはヒドロキシル、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C3−8−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキルおよびヘテロアリール−C0−4−アルキルから成る群から選択されるか、
またはRとRが一体となって、縮合ジメチルシクロプロピル環、縮合シクロペンタン環、縮合フェニル環または縮合ピリジル環(これらは各々、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチルまたはC1−4−アルキルで置換されていてもよい)を形成してもよく;
またはRとR5aが一体となって、3〜7個の環原子を有し、そして0、1または2個の環ヘテロ原子を有しているスピロ環式環(これは所望により、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、チオール、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C1−8−アルコキシ−C0−4アルキル、C1−8−ハロアルキル、C2−8−ハロアルケニル、C2−8−ハロアルキニル、C1−8−ハロアルコキシ、C1−8−アルキルチオ、C1−8−アルキルスルホニル、C1−8−アルキルスルホキシ、C1−8−アルカノイル、C1−8−アルコキシカルボニル、C3−7−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキル、ヘテロアリール−C0−4−アルキル、COOH、C(O)NH、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−カルボキサミド、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−アミノ−C0−4アルキル、SOH、SONHおよびモノ−およびジ−C1−4−アルキルスルホンアミドから選択される0−4個の置換基で置換されている)を形成するか、または2個の置換基が一体となって、N、OおよびSから選択される0、1または2個の環ヘテロ原子を有する縮合またはスピロ環式3〜7員環(これは縮合しているか、またはスピロ環式環は独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、モノ−およびジ−C1−4−アルキルアミノ、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−カルボキサミド、C1−4−アルコキシカルボニル、およびフェニルから選択される選択された0〜2個の置換基を有している)を形成し;
、R10およびR11が各々独立してHおよびC1−4−アルキルから成る群から選択され;
とRが各々独立して、水素、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、およびモノ−およびジ−C1−4アルキルアミノから成る群から選択され;
13がHであり;
およびR12が各々独立して、水素、C1−4−アルキルおよびC3−6−シクロアルキルから成る群から選択され;そして
Vが−Q−Qから成る群からも選択され、ここでQは存在しないか、C(O)、N(H)、N(C1−4−アルキル)、C=N(CN)、C=N(SOCH)、C=N−COH−C1−4−アルキル、またはC=N−COHであり、Qは水素であるか、またはC1−4−アルキル、O−C1−4−アルキル、NH、N(H)−C1−4−アルキル、N(C1−4−アルキル)、SO−アリール、SO−C1−4−アルキル、C3−6−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環(これらは各々独立して、ハロゲン原子、C1−4−アルキル、1個以上のハロゲン原子で置換されたC1−4−アルキルまたはC3−6−シクロアルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択されるか;
またはRとWが一体となって、式II
【化2】

の6−員環を形成してもよく、ここで式IIはさらに置換されていてもよいか;
またはyが0であるとき、R10およびVがアミド基でさらに置換されていてもよいシクロプロピル環を形成してもよい;
請求項1の化合物。
【請求項3】
14がC(O)である、請求項1の化合物。
【請求項4】
yが0であり、R10およびVがC(O)N(H)−ピラジンで置換されているシクロプロピル環を形成する、請求項1の化合物。
【請求項5】
、RおよびRが水素であり、RがアリールC0−3アルキル、ヘテロアリールオキシ、またはヘテロアリールC0−3アルキル(ここで、アリールおよびヘテロアリールは独立して、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチル、C3−6−シクロアルキルまたはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)である、請求項1の化合物。
【請求項6】
およびRが独立して、水素またはC1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C3−6シクロアルキルC0−4アルキル、C3−6シクロアルケニルC0−4アルキル、C1−4アルコキシC0−4アルキル、およびヘテロシクロアルキルC0−4アルキル(これらは各々、非置換であるかまたは、フルオロ、クロロ、ヒドロキシ、C1−2アルキルS、C1−2アルキルS(O)、およびC1−2アルキルS(O)から選択される1個以上の基で置換されており、ヘテロシクロアルキルは1または2個のN、OまたはS環原子を有する3〜6員環である)から成る群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項7】
が水素であり、そしてRが水素、メチル、エチル、n−プロピル、アリル、プロパルギル、3−フルオロ−n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、イソ−プロピル、sec−ブチル、イソ−ブチル、3−メチル−n−ブチル、3,3,3−トリフルオロ−n−プロピル、2,2−ジフルオロエチル、トリフルオロメチル、1,1−ジフルオロ−n−プロピル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロ−n−ブト−3−エニル、4−ペンテニル、3,3−ジフルオロ−アリル、2−メチル−アリル、3−ブテニル、2−シアノエチル、3,3−ジフルオロプロピル、2,2−ジフルオロ−3−ブテニル、2,2−ジフルオロ−n−プロピル、4,4,4−トリフルオロブチル、C3−6シクロアルキル、オキセタン−2−イルメチル、チエタン−2−イルメチル、3−フルオロシクロブチルメチル、3−ヒドロキシシクロブチルメチル、3−ブチニル、メトキシメチル、2−メトキシエチル、メチル−S(O)0−21−2アルキル、3,3−ジフルオロシクロブチルメチル、オキセタン−3−イルメチル、C3−6シクロアルキルメチル、1−メチルシクロプロピルメチル、C3−6シクロアルキル−ジフルオロメチル、C3−6シクロアルキルエチル、チエタン−3−イルメチル、1−フルオロシクロブチルメチル、1−フルオロシクロプロピルメチル、2,2−ジフルオロシクロプロピルメチル、およびシクロペンテン−2−イルメチルから成る群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項8】
nが1であり、そしてRとRが一体となって
【化3】

〔式中、R18は水素、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチル、およびC1−4−アルキルから成る群から選択される〕
から選択される縮合環系を形成する、請求項1の化合物。
【請求項9】
XがCR5aであり、R5aが水素であり、そしてRがピペリジン、フェニル、ピリジニル、ピリジニルオキシおよびピリジニルメチル(ここで、フェニルおよびピリジニル基は独立して、ハロゲン原子またはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい
)から成る群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項10】
XがCR5aであり、R5aが水素であり、そしてR
【化4】

から成る群から選択され、R21が独立してC1−4−アルキルおよびアリールから成る群から選択される、請求項9の化合物。
【請求項11】
XがCR5aであり、Rが水素であり、そしてRとR5aが組み合わさって、ハロゲン、C1−6−アルキル、C2−6−アルケニル、C2−6−アルキニル、C1−6−アルコキシ、C3−7−シクロアルキル−C0−4−アルキル、フェニル−C0−4−アルキル、ナフチル−C0−4−アルキル、ヘテロアリール−C0−4−アルキルから選択される0−2個の置換基で置換された3〜6員スピロ環式炭素環を形成するか、または2個の置換基が一体となって、縮合またはスピロ環式3〜7員炭素環式環(これらは各々独立して、ハロゲン原子またはC1−4−アルキル基から選択される0〜3個で置換されている)を形成する、請求項1の化合物。
【請求項12】

【化5】

〔式中、
およびkは0または1であり、kとkの合計は1または2に等しく;
は水素、C1−4アルキル、またはフェニルであり;
は水素、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ−C0−4アルキル、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノC0−4アルキル、モノ−およびジ−C1−4アルキルカルボキサミド、C1−4アルカノイル、C1−4アルコキシカルボニル、またはフェニルであるか;
またはRとRは一体となって、N、OおよびSから選択される0、1または2個のヘテロ原子を有するスピロ環式3〜6員環(これは縮合しているか、またはスピロ環式環は独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、およびフェニルから選択される選択された0〜2個の置換基を有している)を形成し
は、各Rについて独立してハロゲン、C1−4アルキル、およびフェニルから成る群から選択される0〜4個の置換基を意味するか、または2個のジェミナルな置換基Rが組み合わさって3〜6員スピロ環式環を形成し;
は各々独立してHおよびC1−4−アルキルから選択される0、1、または2個の置換基を意味し;そして
は水素またはC1−4アルキルである〕
である、請求項1の化合物。
【請求項13】
2価基:
【化6】

が、
【化7】

【化8】

〔式中、Rは存在しないか、C(O)、またはS(O)であり;そしてRは水素から選択されるか、またはC1−6アルキル、アリールC0−4アルキル、ヘテロアリールC0−4アルキル、ヘテロシクリルC0−4アルキル、およびC3−7シクロアルキルC0−4アルキル(これらは各々独立して、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、チオール、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C1−8−アルコキシ−C0−4アルキル、C1−8−ハロアルキル、C2−8−ハロアルケニル、C2−8−ハロアルキニル、C1−8−ハロアルコキシ、C1−8−アルキルチオ、C1−8−アルキルスルホニル、C1−8−アルキルスルホキシ、C1−8−アルカノイル、C1−8−アルコキシカルボニル、C3−7−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキル、ヘテロアリール−C0−4−アルキル、COOH、C(O)NH、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−カルボキサミド、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−アミノ−C0−4アルキル、SOH、SONH、およびモノ−およびジ−C1−4−アルキルスルホンアミドから成る群から選択される0−4個の置換基で置換されている)から成る群から選択される〕
から成る群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項14】
WがC(O)−C(O)NH、C(O)−C(O)N(H)−シクロプロピル、C(O)−ベンゾチアゾール、C(O)−ベンゾイミダゾール、C(O)−オキサゾール、C(O)−イミダゾール、およびC(O)−オキサジアゾール(ここで、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、オキサゾールおよびオキサジアゾール基は独立して、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチル、C3−6−シクロアルキルまたはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項15】
Wが
【化9】

〔式中、R19は水素、アリール、トリハロメチル、およびC1−4−アルキルから成る群から選択される〕
から成る群から選択される、請求項14の化合物。
【請求項16】
がプロピルおよび(CH−シクロブチルから成る群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項17】
XがCR5aであり、R5aが水素またはメチルであり、そしてRが、
【化10】

〔式中、Rは水素、メチル、エチル、モノ−、ジ−もしくはトリ−フルオロメチル、モノ−、ジ−もしくはトリ−フルオロメトキシ、フルオロ、およびクロロから選択される〕
から成る群から選択される基である、請求項1の化合物。
【請求項18】
XがCR5aであり;
5aが水素またはメチルであり;
が水素、メチル、エチル、およびモノ−、ジ−およびトリ−フルオロメチルであり;

【化11】

【化12】

から成る群から選択される基である、請求項1の化合物。
【請求項19】
11がHであり、そしてR12がC3−6−シクロアルキルである、請求項1の化合物。
【請求項20】
VがR20またはC(O)−R20であり、R20がC3−6−シクロアルキル、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノ、フェニル、ピラジン、ベンゾオキサゾール、4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−オキサゾール、ベンゾイミダゾール、ピリミジン、ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドおよびキナゾリン(これらは各々独立して、ハロゲン原子、CF、C1−4−アルキルまたはC3−6−シクロアルキルでさらに置換されていてもよい)から成る群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項21】
VがR20またはC(O)R20から選択され、R20
【化13】

〔式中、bは0、1、または2であり;R18は水素、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチル、およびC1−4−アルキルから成る群から選択される〕
から成る群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項22】
XがCR5aであり、RおよびR5aが水素であり、Rがアリール−C0−3−アルキル、−O−ヘテロ環、またはヘテロ環−C0−3−アルキル(アリールおよびヘテロ環は独立して、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチル、C3−6−シクロアルキルまたはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)である、請求項1の化合物。
【請求項23】
WがC(O)−C(O)N(R23から成る群から選択され、R23が独立して、水素から選択されるかまたは、C1−4−アルキル、C3−6−シクロアルキルC0−4アルキル、アリールおよびヘテロ環(これらは各々独立して、ハロゲン原子またはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項24】
式III
【化14】

〔式中、
yは0または1であり;
nは0、1または2であり;
14はC(O)またはSOであり;
、R、W、R13およびVは各々独立して、水素、またはアルキル、アルキル−アリール、ヘテロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アリール−ヘテロアリール、アルキル−ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルオキシ、アルキル−アリールオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキル−アリールアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、モノ−およびジ−アルキルカルボキサミド、アリールアルキルオキシおよびヘテロシクリルアミノ(これらは各々独立して1個以上のXおよびXでさらに置換されていてもよい)から成る群から選択され;ここでXはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アラルキル、アリールオキシ、アリールチオ、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり;Xは独立して、同一または異なっていてもよくかつ独立して選択される1個以上のXで置換されていてもよく;Xはヒドロキシ、オキソ、アルキル、シクロアルキル、スピロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アミノ、モノ−およびジ−アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボキサミド、アルコキシカルボニルアミノ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルウレイド、アリールウレイド、ハロゲン、シアノまたはニトロであり;アルキル、アルコキシおよびアリールから選択される各X基は、非置換であるか、または所望により独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アルキルアリール、アラルキル、アリールヘテロアリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアミノ、アルキルヘテロアリールおよびヘテロアラルキルから独立して選択される同一または異なっていてもよい1個以上の基で置換されていてもよく;
WはC(O)OH、C(O)OR24、C(O)−アミン、P(O)(OR24、C(O)−C(O)OH、C(=N−O−R24)−C(O)−アミン、C(O)NHS(O)24、C(O)NHS(O)N(R24、C(O)NR24S(O)N(R24C(O)−C(O)−アミン、CON(H)SO−アミンおよびC(O)−[C(O)]−ヘテロ環から成る群からも選択され、ここで、ヘテロ環は置換または非置換であり、aは0または1であり、各R24は独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、ホルミル、カルボン酸、アミド、アミノ、置換もしくは非置換−C1−4−アルキル、置換もしくは非置換−C1−4−アルコキシ、置換もしくは非置換−C1−4−アルカノイル、置換もしくは非置換−C1−4−アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換−C1−4−アルカノイルオキシ、置換もしくは非置換モノ−およびジ−C1−4−アルキルアミノ、置換もしくは非置換−C3−6シクロアルキル−C0−4アルキル、置換もしくは非置換アリール−C0−4アルキル、および置換もしくは非置換ヘテロ環−C0−4アルキルから成る群から選択され;
Vは−Q−Qから成る群からも選択され、ここでQは存在しないか、C(O)、N(H)、N(C1−4−アルキル)、C=N(CN)、C=N(SOCH)、またはC=N−COHであり、Qは水素であるか、またはC1−4−アルキル、O−C1−4−アルキル、NH、N(H)−C1−4−アルキル、N(C1−4−アルキル)、SO−アリール、SO−C1−4−アルキル、C3−6−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロ環(これらは各々独立して、ハロゲン原子、C1−4−アルキル、1個以上のハロゲン原子で置換されたC1−4−アルキルまたはC3−6−シクロアルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択されるか;
またはRとRは一体となって、芳香族性または非芳香族性であり、1個以上のヘテロ原子を含んでいてもよい3、4、5、6または7−員環(当該環はさらに1個以上置換されていてもよい)を形成し;
は水素、C1−4−アルキルおよびC3−6シクロアルキルC0−4アルキルから成る群から選択され;
XはCR5aであり;
は、各々独立して水素またはC1−4−アルキル、C3−6−シクロアルキル、アリール、ヘテロ環およびヘテロアリール(これらは各々独立して、ハロゲン原子またはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択される0−4個の置換基を意味し;
は水素もしくはオキソ、またはヒドロキシル、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C3−8−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキル、ヘテロ環−C0−4−アルキル、ヘテロアリール−C0−4−アルキル、C3−8−シクロアルキルオキシ、アリールオキシおよびヘテロアリールオキシ(これらは各々独立して、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチルまたはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択され;
5aは水素、ヒドロキシル、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C3−8−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキルおよびヘテロアリール−C0−4−アルキルから成る群から選択されるか、
またはRとRは一体となって、縮合ジメチルシクロプロピル環、縮合シクロペンタン環、縮合フェニル環または縮合ピリジル環(これらは各々、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチルまたはC1−4−アルキルで置換されていてもよい)を形成してもよく;
またはRとR5aは一体となって、3〜7個の環原子を有するスピロ環式環を形成するか、または、RとR5aは一体となって、3〜7個の環原子を有し、そして0、1または2個の環ヘテロ原子を有しているスピロ環式環(これは所望により、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、チオール、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C1−8−アルコキシ−C0−4アルキル、C1−8−ハロアルキル、C2−8−ハロアルケニル、C2−8−ハロアルキニル、C1−8−ハロアルコキシ、C1−8−アルキルチオ、C1−8−アルキルスルホニル、C1−8−アルキルスルホキシ、C1−8−アルカノイル、C1−8−アルコキシカルボニル、C3−7−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキル、ヘテロアリール−C0−4−アルキル、COOH、C(O)NH、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−カルボキサミド、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−アミノ−C0−4アルキル、SOH、SONHおよびモノ−およびジ−C1−4−アルキルスルホンアミドから選択される0−4個の置換基で置換されている)、または前記0−4個の置換基の2個が一体となって、N、OおよびSから選択される0、1または2個の環ヘテロ原子を有する縮合またはスピロ環式3〜7員環(これは縮合しているか、またはスピロ環式環は独立して、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、チオール、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C1−8−アルコキシ−C0−4アルキル、C1−8−ハロアルキル、C2−8−ハロアルケニル、C2−8−ハロアルキニル、C1−8−ハロアルコキシ、C1−8−アルキルチオ、C1−8−アルキルスルホニル、C1−8−アルキルスルホキシ、C1−8−アルカノイル、C1−8−アルコキシカルボニル、C3−7−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキル、ヘテロアリール−C0−4−アルキル、COOH、C(O)NH、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−カルボキサミド、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−アミノ−C0−4アルキル、SOH、SONH、およびモノ−およびジ−C1−4−アルキルスルホンアミドから選択される選択された0〜2個の置換基を有している)を形成し;
およびRは各々独立して、ヒドロキシ、アミノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、およびモノ−およびジ−C1−4アルキルアミノ、およびC3−6シクロアルキルC0−4アルキルから成る群から選択され;
、R、R10、R11およびR12は各々独立して、水素、C1−4−アルキルおよびC3−6シクロアルキルC0−4アルキルから成る群から選択されるか;
またはRとRは一体となって、3〜7個の環原子を有し、そして0、1または2個の環ヘテロ原子を有しているスピロ環式環(これは所望により、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、チオール、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C1−8−アルコキシ−C0−4アルキル、C1−8−ハロアルキル、C2−8−ハロアルケニル、C2−8−ハロアルキニル、C1−8−ハロアルコキシ、C1−8−アルキルチオ、C1−8−アルキルスルホニル、C1−8−アルキルスルホキシ、C1−8−アルカノイル、C1−8−アルコキシカルボニル、C3−7−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキル、ヘテロアリール−C0−4−アルキル、COOH、C(O)NH、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−カルボキサミド、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−アミノ−C0−4アルキル、SOH、SONH、およびモノ−およびジ−C1−4−アルキルスルホンアミドから選択される0−4個の置換基で置換されている)を形成するか、または2個の置換基が一体となって、N、OおよびSから選択される0、1または2個の環ヘテロ原子を有する縮合またはスピロ環式3〜7員環(これは縮合しているか、またはスピロ環式環は独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、モノ−およびジ−C1−4−アルキルアミノ、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−カルボキサミド、C1−4−アルコキシカルボニル、およびフェニルから選択される選択された0〜2個の置換基を有している)を形成し;
少なくとも1個のRとR5aまたはRとRは組み合わさって、少なくとも1個のスピロ環式環置換基を有するスピロ環式環を形成するか;
またはRとWは一体となって、芳香族性または非芳香族性であり、1個以上のヘテロ原子を含んでいてもよい3、4、5、6または7−員環(当該環はさらに1個以上置換されていてもよい)を形成してもよいか;
またはyが0であるとき、R10とVは一体となって芳香族性または非芳香族性であり、1個以上のヘテロ原子を含んでいてもよい3、4、5、6または7−員環(当該環はさらに1個以上置換されていてもよい)を形成する〕
の化合物、およびその薬学的に許容される塩および立体異性体。
【請求項25】
とR5aが組み合わさって、3〜7個の環原子を有し、そして0、1または2個の環ヘテロ原子を有しているスピロ環式環であって、当該スピロ環式環はN、OおよびSから選択される0、1または2個の環ヘテロ原子を有するスピロ環式3〜7員環で置換されているスピロ環式環を形成し、ここで各スピロ環は独立して、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、チオール、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C1−8−アルコキシ−C0−4アルキル、C1−8−ハロアルキル、C2−8−ハロアルケニル、C2−8−ハロアルキニル、C1−8−ハロアルコキシ、C1−8−アルキルチオ、C1−8−アルキルスルホニル、C1−8−アルキルスルホキシ、C1−8−アルカノイル、C1−8−アルコキシカルボニル、C3−7−シクロアルキル−C0−4−アルキル、アリール−C0−4−アルキル、ヘテロアリール−C0−4−アルキル、COOH、C(O)NH、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−カルボキサミド、モノ−およびジ−C1−4−アルキル−アミノ−C0−4アルキル、SOH、SONH、およびモノ−およびジ−C1−4−アルキルスルホンアミドから選択される0〜2個の置換基を有している、請求項24の化合物。
【請求項26】
14がC(O)である、請求項24の化合物。
【請求項27】
XがCR5aであり、R5aが水素またはメチルであり、Rが、
【化15】

〔式中、Rは水素、メチル、エチル、モノ−、ジ−もしくはトリ−フルオロメチル、モノ−、ジ−もしくはトリ−フルオロメトキシ、フルオロおよびクロロから選択される〕
から成る群から選択される基である、請求項24の化合物。
【請求項28】
XがCR5aであり;
5aが水素またはメチルであり;
が水素、メチル、エチル、およびモノ−、ジ−およびトリ−フルオロメチルであり;
が、
【化16】

【化17】

から成る群から選択される基である、請求項24の化合物。
【請求項29】

【化18】

〔式中、
およびkは0または1であり、kとkの合計は1または2に等しく;
とRは一体となって、N、OおよびSから選択される0、1または2個のヘテロ原子を有するスピロ環式3〜6員環(これは縮合しているか、またはスピロ環式環は独立して、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルカノイル、およびフェニルから選択される選択された0〜2個の置換基を有している)を形成し
は、各Rについて独立してハロゲン、C1−4アルキル、およびフェニルから成る群から選択される0〜2個の置換基を意味するか、または2個のジェミナルな置換基Rが組み合わさって3〜6員スピロ環式環を形成し;
は各々独立してHおよびC1−4−アルキルから選択される0、1、または2個の置換基を意味し;そして
は水素またはC1−4アルキルである〕
である、請求項24の化合物。
【請求項30】
2価基
【化19】

が、
【化20】

から成る群から選択される、請求項24の化合物。
【請求項31】
WがC(O)−C(O)NH、C(O)−C(O)N(H)−シクロプロピル、C(O)−ベンゾチアゾール、C(O)−ベンゾイミダゾール、C(O)−オキサゾール、C(O)−イミダゾール、およびC(O)−オキサジアゾール(当該ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、オキサゾールおよびオキサジアゾール基は独立して、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチル、C3−6−シクロアルキルまたはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択される、請求項24の化合物。
【請求項32】
Wが
【化21】

〔式中、R19は水素、アリール、トリハロメチルおよびC1−4−アルキルから成る群から選択される〕
から成る群から選択される、請求項24の化合物。
【請求項33】
がプロピルおよび(CH−シクロブチルから成る群から選択される、請求項24の化合物。
【請求項34】
11がHであり、R12がC3−6−シクロアルキルである、請求項24の化合物。
【請求項35】
12がシクロヘキシルである、請求項24の化合物。
【請求項36】
VがR20またはC(O)−R20であり、R20がC3−6−シクロアルキル、モノ−およびジ−C1−4アルキルアミノ、フェニル、ピラジン、ベンゾオキサゾール、4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロ−オキサゾール、ベンゾイミダゾール、ピリミジン、ベンゾチアゾール1,1−ジオキシドおよびキナゾリン(これらは各々独立して、ハロゲン原子、CF、C1−4−アルキルまたはC3−6−シクロアルキルでさらに置換されていてもよい)から成る群から選択される、請求項24の化合物。
【請求項37】
VがR20またはC(O)−R20であり、R20が、
【化22】

〔式中、bは0、1または2であり;R18は水素、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチルおよびC1−4−アルキルから成る群から選択される〕
から成る群から選択される、請求項24の化合物。
【請求項38】
XがCR5aであり、RおよびR5aが水素であり、Rがアリール−C0−3−アルキル、−O−ヘテロ環またはヘテロ環−C0−3−アルキル(当該アリールおよびヘテロ環は独立して、ハロゲン原子、アリール、トリハロメチル、C3−6−シクロアルキルまたはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)である、請求項24の化合物。
【請求項39】
WがC(O)−C(O)N(R23から成る群から選択され、R23が独立して水素、またはC1−4−アルキル、C3−6−シクロアルキルC0−4アルキル、アリールおよびヘテロ環(これらは各々独立して、ハロゲン原子またはC1−4−アルキルの1個以上で置換されていてもよい)から成る群から選択される、請求項24の化合物。
【請求項40】
HCV関連障害の処置方法であって、それを必要とする対象に薬学的に許容される量の請求項1または請求項24の化合物を投与してHCV関連障害を処置することを含む方法。
【請求項41】
HCV−関連障害がHCV感染、肝硬変、慢性肝臓疾患、肝細胞癌、クリオグロブリン血症、非ホジキンリンパ腫、および抑制先天性細胞内免疫応答から成る群から選択される、請求項40の方法。
【請求項42】
HIV感染の処置方法であって、それを必要とする対象に薬学的に許容される量の請求項1または請求項24の化合物を投与することを含む方法。
【請求項43】
必要とする対象におけるHCV活性の処置、阻害または予防用法であって、対象に薬学的に許容される量の請求項1または請求項24の化合物を投与することを含む方法。
【請求項44】
セリンプロテアーゼ活性の阻害方法であって、前記セリンプロテアーゼを請求項1または請求項24の化合物と接触させる工程を含む方法。
【請求項45】
NS2プロテアーゼの活性を阻害する、請求項44の方法。
【請求項46】
NS3プロテアーゼの活性を阻害する、請求項44の方法。
【請求項47】
NS3ヘリカーゼの活性を阻害する、請求項44の方法。
【請求項48】
NS5aタンパク質の活性を阻害する、請求項44の方法。
【請求項49】
NS5bポリメラーゼの活性を阻害する、請求項44の方法。
【請求項50】
NS3プロテアーゼとNS4Aコファクターの相互作用を妨害する、請求項44の方法。
【請求項51】
HCVのNS4A−NS4B、NS4B−NS5AおよびNS5A−NS5B接合の1個以上の切断を防止または改変する、請求項44の方法。
【請求項52】
HCV関連障害をそれを必要とする対象において処置する、請求項44〜51の何れか1項の方法。
【請求項53】
HCV関連障害がHCV感染、肝硬変、慢性肝臓疾患、肝細胞癌、クリオグロブリン血症、非ホジキンリンパ腫および抑制先天性細胞内免疫応答から成る群から選択される、請求項52の方法。
【請求項54】
必要とする対象におけるHCV活性の処置、阻害または予防方法であって、当該対象に薬学的に許容される量の、HCVライフサイクルのいずれかの標的と相互作用する、請求項1または請求項24の化合物を投与することを含んで成る方法。
【請求項55】
標的がNS2プロテアーゼ、NS3プロテアーゼ、NS3ヘリカーゼ、NS5aタンパク質およびNS5bポリメラーゼから成る群から選択される、請求項54の方法。
【請求項56】
必要とする対象におけるHCV RNAロードを減少する方法であって、当該対象に薬学的に許容される量の請求項1または請求項24の化合物を投与して対象のHCV RNAロードを減少させることを含む方法。
【請求項57】
HCVプロテアーゼ活性を示す、請求項1または請求項24の化合物。
【請求項58】
HCV NS3−4Aプロテアーゼ阻害剤である、請求項57の化合物。
【請求項59】
対象におけるHCV関連障害の処置方法であって、それを必要とする対象に薬学的に許容される量の請求項1または請求項24の化合物と薬学的に許容される担体を投与してHCV関連障害を処置することを含む方法。
【請求項60】
HCV関連障害の処置方法であって、それを必要とする対象に薬学的に許容される量の請求項1または請求項24の化合物を、薬学的に許容される量のさらなるHCV調節化合物と共に投与して、HCV関連障害を処置することを含む方法。
【請求項61】
さらなるHCV調節化合物がSch503034およびVX−950から成る群から選択される、請求項60の方法。
【請求項62】
さらなるHCV調節化合物がインターフェロンまたはインターフェロン誘導体である、請求項60の方法。
【請求項63】
インターフェロンがインターフェロンアルファ2B、ペグインターフェロンアルファ、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンアルファ2A、リンパ芽球インターフェロン、およびインターフェロンタウから成る群から選択され;そして抗C型肝炎ウイルス活性を有する化合物がインターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、タイプ1ヘルパーT細胞応答の発生を上昇させる化合物、二本鎖RNA、二本鎖RNAとトブラマイシンの複合体、イミキモド、リバビリン、イノシン5’−モノホスフェートデヒドロゲナーゼ阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンから成る群から選択される、請求項62の方法。
【請求項64】
さらなるHCV調節化合物がシトクロームP450モノオキシゲナーゼ阻害剤である、請求項60の方法。
【請求項65】
シトクロームP450阻害剤がリトナビル、ケトコナゾール、トロレアンドマイシン、4−メチルピラゾール、シクロスポリン、およびクロメチアゾールから成る群から選択される、請求項64の方法。
【請求項66】
HCV関連障害がHCV感染、肝硬変、慢性肝臓疾患、肝細胞癌、クリオグロブリン血症、非ホジキンリンパ腫および抑制先天性細胞内免疫応答から成る群から選択される、請求項59または請求項60の方法。
【請求項67】
細胞におけるC型肝炎ウイルス複製の阻害方法であって、当該細胞に請求項1または請求項24の化合物を接触させることを含む方法。
【請求項68】
請求項1または請求項24のHCV調節化合物を、HCV関連障害の処置に有効量のHCV調節化合物を用いるための指示書と共に含む、HCV関連障害処置パッケージ。
【請求項69】
HCV関連障害がHCV感染、肝硬変、慢性肝臓疾患、肝細胞癌、クリオグロブリン血症、非ホジキンリンパ腫、および抑制先天性細胞内免疫応答から成る群から選択される、請求項68の処置。
【請求項70】
必要とする対象におけるHCV感染、肝硬変、慢性肝臓疾患、肝細胞癌、クリオグロブリン血症、非ホジキンリンパ腫、および/または抑制先天性細胞内免疫応答の処置方法であって、当該対象に薬学的に許容される量の請求項1または請求項24の化合物を投与することを含む方法。
【請求項71】
HCVがあらゆるHCV遺伝子型から選択される、請求項40の方法。
【請求項72】
HCVがHCV遺伝子型1、2および/または3から選択される請求項71の方法。

【公表番号】特表2009−533464(P2009−533464A)
【公表日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−505555(P2009−505555)
【出願日】平成19年4月9日(2007.4.9)
【国際出願番号】PCT/US2007/066204
【国際公開番号】WO2007/133865
【国際公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【出願人】(597011463)ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト (942)
【Fターム(参考)】