説明

ICカードを収納可能な携帯機器

【課題】 通勤定期などの非接触式ICカードを搭載することができ、定期入れを不要とし、通勤時に定期入れを探すわずらわしさを解消でき、ICカードの情報が読み取られることを防止することができるICカードを収納可能な携帯機器を提供する。
【解決手段】 機器本体1aの表面に防磁気ケース2が設けられ、防磁気ケース内に非接触式ICカードHを載置したトレー3が出し入れ可能に収納され、防磁気ケース内にトレーを外側に出す方向に付勢するばね4が配置され、トレーの側縁に係止用溝3aが形成され、防磁気ケースの側部にトレーが防磁気ケース内に位置するときにトレーの係止用溝に係入係止する係止片5bが設けられると共に防磁気ケースに形成された孔部2aから突出する押しボタン5aを有する操作部材5がピン6で枢着され、操作部材の先端には係止片がトレーの係止用溝に係止片が係入する方向に付勢する弾性片5cが設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触式ICカードを携帯機器に収納するようにしたICカードを収納可能な携帯機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、通勤定期等の非接触式ICカードは、定期入れに入れて持ち運んでいたが、通勤時に定期入れを探すわずらわしさがあるという問題があった。
【0003】
第1の従来技術を図6、図7に示す。この従来の携帯端末は、図6、図7に示すように、スライドする2つの筐体112、114において、収納状態では隠れ、伸長状態では現れる開口部136にICカード134を挿入し、ICカード134が不安定な接続状態では収納状態にスライドするときに蓋部137に形成されたフラット部132がICカード134を押し込む構造を有している。カメラやGPSを搭載する異形状ICカードを装着する場合は、蓋部137が干渉しないように、その一部が待避するようにしてもよい。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ところが、このICカード134は、携帯電話に使用され、メールアドレスや電話番号する接触式ICカードであり、この接触式ICカードは他人に読み取られる可能性があるという問題があった。また、このICカード134は防磁気ケースに収納されるものではなかった。
【特許文献1】特開2004−297337号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであって、通勤定期などの非接触式ICカードを搭載することができ、定期入れを不要にすることにより、通勤時に定期入れを探すわずらわしさを解消することができ、且つICカードの情報が読み取られることを防止することができるICカードを収納可能な携帯機器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、請求項1に記載の発明は、非接触式ICカードを携帯機器に収納するようにしたICカードを収納可能な携帯機器であって、前記携帯機器の機器本体の表面に防磁気ケースが設けられ、この防磁気ケース内に前記非接触式ICカードを載置したトレーが出し入れ可能に収納されるように構成され、前記防磁気ケース内に前記トレーを外側に出す方向に付勢するばねが配置され、前記トレーの側縁に係止用溝が形成され、前記防磁気ケースの側部に、前記トレーが前記防磁気ケース内に位置するときに前記トレーの係止用溝に係入係止する係止片が設けられると共に前記防磁気ケースに形成された孔部から突出する押しボタンを有する操作部材がピンで枢着されており、前記操作部材の先端には、前記係止片が前記トレーの係止用溝に前記係止片が係入する方向に付勢する弾性片が設けられ、前記トレーが前記防磁気ケース内に収納された際に前記操作部材の係止片が前記弾性片の付勢力で前記トレーの係止用溝に係入係止して前記トレーが前記防磁気ケース内に収納された状態を保持され、前記操作部材の押しボタンを押した際に前記係止片が前記係止用溝から離脱して前記トレーが前記ばねの付勢力で前記防磁気ケースより外側に突出され、この状態で前記トレーから前記非接触式ICカードが取り出し可能になるように構成したことを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の発明は、非接触式ICカードを携帯機器に収納するようにしたICカードを収納可能な携帯機器であって、前記携帯機器の機器本体の表面に防磁気ケースが設けられ、この防磁気ケース内に前記非接触式ICカードを載置したトレーが出し入れ可能に収納されるように構成したことを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記防磁気ケース内に前記トレーを外側に出す方向に付勢するばねが配置され、前記トレーには係止孔が形成され、前記機器本体における前記防磁気ケースの近傍に孔部が形成されると共に前記機器本体の側部の内側に受け片が内側に向けて突出形成され、前記機器本体内に前記トレーの係止孔に係入可能な係止片を有する共に前記機器本体の孔部から外側に突出する押しボタンを有する略U字形の操作部材が配置され、この操作部材と前記機器本体の受け片との間に前記操作部材を前記防磁気ケース側に向けて付勢するスプリングが配置されており、前記トレーが前記防磁気ケース内に収納されているときに、前記スプリングの付勢力によって前記操作部材の係止片が前記トレーの係止孔に係入されて前記トレーが前記防磁気ケース内に収納された状態が保持され、前記操作部材の押しボタンを押すことによって、前記操作部材が前記スプリングの付勢力に抗して前記受け片側に移動して前記操作部材の係止片が前記トレーの係止孔から離脱し、前記トレーが前記ばねの付勢力によって前記防磁気ケースより外側に突出されるように構成した。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、機器本体に設けられた防磁気ケース内に非接触式ICカードを載置したトレーを出し入れ可能に収納するようにしたから、通勤定期などの非接触式カードを定期入れに入れる必要がなく、定期入れを不要にすることができて通勤時に定期入れを探すわずらわしさを解消することができる。また、非接触式ICカードがトレーに載置された状態でこのトレーを防磁気ケース内に収納するから、この非接触式ICカードの情報が読み取られることを防ぐことができる。更に、防磁気ケース内にトレーが収納された状態では、トレーの係止用溝に操作部材の係止片が係入されているから、トレーが不用意に外側に突出することを防ぐことができる。また、防磁気ケースの孔部から突出する押しボタンを押すことによって、トレーの係止用溝から操作部材の係止片を離脱し、防磁気ケース内に配置されたばねの付勢力によってトレーを防磁気ケースの外側に突出させることができ、トレーに載置された非接触式ICカードを容易に取り出して使用することができる。更に、操作部材は係止片と押しボタンと弾性片とから構成されていて、トレーには操作部材の係止片が係入される係止用溝が形成されているだけであるから、構造が簡単である。しかも、操作部材の係止片がトレーの係止用溝に係入した状態を操作部材の弾性片の弾性によって保持することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、機器本体に設けられた防磁気ケース内に非接触式ICカードを載置したトレーを出し入れ可能に収納するようにしたから、通勤定期などの非接触式カードを定期入れに入れる必要がなく、定期入れを不要にすることができて通勤時に定期入れを探すわずらわしさを解消することができる。また、非接触式ICカードがトレーに載置した状態でこのトレーを防磁気ケース内に収納するから、この非接触式ICカードの情報が読み取られることを防ぐことができる。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、非接触式ICカードが載置されたトレーを防磁気ケース内に収納する状態を保持する構造として、トレーの係止孔とこの係止孔にスプリングの付勢力で係入される操作部材の係止片とで構成したから、構造が簡単であり、しかも防磁気ケースからトレーが不用意に外側に突出することを防ぐことができる。また、操作部材の押しボタンを押すだけで、トレーの係止孔から操作部材の係止片を離脱してトレーを外側に突出させることができ、トレーに載置された非接触式ICカードを取り出して使用できるから、その操作を簡単に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明に係るICカードを収納可能な携帯機器の実施の携帯について、図を参照しつつ説明する。尚、以下の実施形態では、携帯機器として携帯電話について説明するが、本発明はこれに限らず、携帯用の小型テレビ等の他の携帯機器にも適用できるものである。
【0013】
図1は本発明の第1実施形態のICカードを収納可能な携帯機器としての携帯電話を示し、(a)はその非接触式ICカードをトレーに載置して防磁気ケースから引き出した状態の斜視図、(b)はそのトレーが防磁気ケース内に収納されている状態の要部の内部構造を示す横断面図、(c)はそのトレーが防磁気ケースから外部に突出される状態の要部の内部構造を示す横断面図、図2は携帯電話に設けられた防磁気ケース内に非接触式ICカードが載置されたトレーを収納した状態の斜視図である。
【0014】
この第1実施形態のICカードを収納可能な携帯機器は、図1(a)に示すように、携帯電話1の機器本体1aの表面に防磁気ケース2が設けられ、この防磁気ケース2内にトレー3が出し入れ可能に収納され、このトレー3には通勤定期等の非接触式ICカードHが載置されている。図1(b)(c)に示すように、防磁気ケース2内には、トレー3を外部に向けて付勢するばね4が奥側に配置されている。更に、トレー3の側縁には係止用溝3aが形成され、防磁気ケース2の側部に、操作部材5の押しボタン5aが挿入されて突出した孔部2aが形成されている。操作部材5は、押しボタン5aとトレー3の係止用溝3aに係入係止する係止片5bと先端の弾性片5cとから構成され、ピン6によって回動可能に防磁気ケース2に枢着されている。弾性片5cは防磁気ケース2の側壁の内部に圧接されており、この弾性片5cの付勢力によって係止片5bがトレー3の係止用溝3aに係入係止されるようになっている。ピン6は操作部材5の押しボタン5aと係止片5bとの間に挿入され、押しボタン5aを押すと係止片5bがトレー3の係止用溝3aから離脱する方向に移動するように構成されている。
【0015】
図1(b)、図2に示すように、トレー3が防磁気ケース2内に収納された際に、操作部材5の係止片5bが弾性片5cの付勢力でトレー3の係止用溝3aに係入係止してトレー3が防磁気ケース2内に収納された状態が保持される。操作部材5の押しボタン5aを押すと図1(c)に示すように、弾性片5cの付勢力に抗してピン6を支点にして係止片5bがトレー3の係止用溝3aから離脱するように移動し、トレー3がばね4の付勢力で外側に突出し、図1(a)に示す状態でトレー3から非接触式ICカードHが取り出し可能な状態となる。
【0016】
従って、この第1実施形態によれば、携帯電話1の機器本体1aに設けられた防磁気ケース2内に非接触式ICカードHを載置したトレー3を出し入れ可能に収納するようにしたから、通勤定期などの非接触式カードHを定期入れに入れる必要がなく、定期入れを不要にすることができて通勤時に定期入れを探すわずらわしさを解消することができる。また、非接触式ICカードHがトレー3に載置された状態でこのトレー3を防磁気ケース2内に収納するから、この非接触式ICカードHの情報が読み取られることを防ぐことができる。更に、防磁気ケース2内にトレー3が収納された状態では、トレー3の係止用溝3aに操作部材5の係止片5bが係入されているから、トレー3が不用意に外側に突出することを防ぐことができる。また、防磁気ケース2の孔部2aから突出する押しボタン5aを押すことによって、トレー3の係止用溝3aから操作部材5の係止片5bを離脱し、防磁気ケース2内に配置されたばね4の付勢力によってトレー3を防磁気ケース2の外側に突出させることができ、トレー3に載置された非接触式ICカードHを容易に取り出して使用することができる。更に、操作部材5は係止片5bと押しボタン5aと弾性片5cとから構成されていて、トレー3には操作部材5の係止片5bが係入される係止用溝3aが形成されているだけであるから、構造が簡単である。しかも、操作部材5の係止片5bがトレー3の係止用溝3aに係入した状態を操作部材5の弾性片5cの弾性によって保持することができる。
【0017】
図3は第2実施形態のICカードを収納可能な携帯機器としての携帯電話を示し、非接触式ICカードをトレーに載置して防磁気ケースから引き出した状態の斜視図、図4は携帯電話に設けられた防磁気ケースとこの防磁気ケース内に収納される非接触式ICカードを載置したトレーとを示し、(a)は防磁気ケース内にトレーが収納された状態の要部の縦断面図、(b)は防磁気ケースからトレーが突出されている状態の要部の縦断面図、図5は携帯電話に設けられた防磁気ケース内に非接触式ICカードが載置されたトレーを収納した状態の斜視図である。
【0018】
この第2実施形態のICカードを収納可能な携帯機器は、図3に示すように、携帯電話1の機器本体1aの表面に防磁気ケース2が設けられ、この防磁気ケース2内にトレー3が出し入れ可能に収納され、このトレー3には通勤定期等の非接触式ICカードHが載置されている。更に、防磁気ケース2内には、トレー3を外部に向けて付勢するばね4(図1参照)が奥側に配置されている。また、図4(a)(b)に示すように、トレー3には係止孔3bが形成され、機器本体1aにおける防磁気ケース2の近傍に孔部1bが形成され、機器本体1aの側部の内側に受け片1cが内側に向けて突出形成されている。更に、機器本体1a内に、トレー3の係止孔3bに係入可能な係止片7aを有すると共に機器本体1aの孔部1bから外側に突出する押しボタン7bを有する略U字形の操作部材7が配置されている。この操作部材7と機器本体1aの受け片1cとの間に操作部材7を防磁気ケース2側に向けて付勢するスプリング8が配置されている。
【0019】
図4(a)、図5に示すように、トレー3が防磁気ケース2内に収納されているときに、スプリング8の付勢力によって操作部材7の係止片7aがトレー3の係止孔3bに係入されてトレー3が防磁気ケース2内に収納された状態が保持される。操作部材7の押しボタン7bを押すと、図4(b)に示すように、操作部材7がスプリング8の付勢力に抗して受け片1c側に移動して、操作部材7の係止片7aがトレー3の係止孔3bから離脱し、図3に示すように、トレー3がばね4の付勢力によって防磁気ケース2より外側に突出される。この状態でトレー3に載置されている非接触式ICカードHを取り出して使用できる。
【0020】
従って、この第2実施形態によれば、非接触式ICカードHが載置されたトレー3を防磁気ケース2内に収納する状態を保持する構造として、トレー3の係止孔3bとこの係止孔3bにスプリング8の付勢力で係入される操作部材7の係止片7aとで構成したから、構造が簡単であり、しかも防磁気ケース2からトレー3が不用意に外側に突出することを防ぐことができる。また、操作部材7の押しボタン7bを押すだけで、トレー3の係止孔3bから操作部材8の係止片7aを離脱してトレー3を外側に突出させることができ、トレー3に載置された非接触式ICカードHを取り出して使用できるから、その操作を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の第1実施形態のICカードを収納可能な携帯機器としての携帯電話を示し、(a)はその非接触式ICカードをトレーに載置して防磁気ケースから引き出した状態の斜視図、(b)はそのトレーが防磁気ケース内に収納されている状態の要部の内部構造を示す横断面図、(c)はそのトレーが防磁気ケースから外部に突出される状態の要部の内部構造を示す横断面図である。
【図2】携帯電話に設けられた防磁気ケース内に非接触式ICカードが載置されたトレーを収納した状態の斜視図である。
【図3】第2実施形態のICカードを収納可能な携帯機器としての携帯電話を示し、非接触式ICカードをトレーに載置して防磁気ケースから引き出した状態の斜視図である。
【図4】携帯電話に設けられた防磁気ケースとこの防磁気ケース内に収納される非接触式ICカードを載置したトレーとを示し、(a)は防磁気ケース内にトレーが収納された状態の要部の縦断面図、(b)は防磁気ケースからトレーが突出されている状態の要部の縦断面図である。
【図5】携帯電話に設けられた防磁気ケース内に非接触式ICカードが載置されたトレーを収納した状態の斜視図である。
【図6】従来の直線スライド式携帯端末の伸長状態を示す正面斜視図である。
【図7】従来の直線スライド式携帯端末の伸長状態を示す背面斜視図である。
【符号の説明】
【0022】
H 非接触式ICカード
1 携帯電話
1a 機器本体
1b 孔部
1c 受け片
2 防磁気ケース
2a 孔部
3 トレー
3a 係止用溝
3b 係止孔
4 ばね
5 操作部材
5a 押しボタン
5b 係止片
5c 弾性片
6 ピン
7 操作部材
7a 係止片
7b 押しボタン
8 スプリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
非接触式ICカードを携帯機器に収納するようにしたICカードを収納可能な携帯機器であって、前記携帯機器の機器本体の表面に防磁気ケースが設けられ、この防磁気ケース内に前記非接触式ICカードを載置したトレーが出し入れ可能に収納されるように構成され、前記防磁気ケース内に前記トレーを外側に出す方向に付勢するばねが配置され、前記トレーの側縁に係止用溝が形成され、前記防磁気ケースの側部に、前記トレーが前記防磁気ケース内に位置するときに前記トレーの係止用溝に係入係止する係止片が設けられると共に前記防磁気ケースに形成された孔部から突出する押しボタンを有する操作部材がピンで枢着されており、前記操作部材の先端には、前記係止片が前記トレーの係止用溝に前記係止片が係入する方向に付勢する弾性片が設けられ、前記トレーが前記防磁気ケース内に収納された際に前記操作部材の係止片が前記弾性片の付勢力で前記トレーの係止用溝に係入係止して前記トレーが前記防磁気ケース内に収納された状態を保持され、前記操作部材の押しボタンを押した際に前記係止片が前記係止用溝から離脱して前記トレーが前記ばねの付勢力で前記防磁気ケースより外側に突出され、この状態で前記トレーから前記非接触式ICカードが取り出し可能になるように構成したことを特徴とするICカードを収納可能な携帯機器。
【請求項2】
非接触式ICカードを携帯機器に収納するようにしたICカードを収納可能な携帯機器であって、前記携帯機器の機器本体の表面に防磁気ケースが設けられ、この防磁気ケース内に前記非接触式ICカードを載置したトレーが出し入れ可能に収納されるように構成したことを特徴とするICカードを収納可能な携帯機器。
【請求項3】
前記防磁気ケース内に前記トレーを外側に出す方向に付勢するばねが配置され、前記トレーには係止孔が形成され、前記機器本体における前記防磁気ケースの近傍に孔部が形成されると共に前記機器本体の側部の内側に受け片が内側に向けて突出形成され、前記機器本体内に前記トレーの係止孔に係入可能な係止片を有する共に前記機器本体の孔部から外側に突出する押しボタンを有する略U字形の操作部材が配置され、この操作部材と前記機器本体の受け片との間に前記操作部材を前記防磁気ケース側に向けて付勢するスプリングが配置されており、前記トレーが前記防磁気ケース内に収納されているときに、前記スプリングの付勢力によって前記操作部材の係止片が前記トレーの係止孔に係入されて前記トレーが前記防磁気ケース内に収納された状態が保持され、前記操作部材の押しボタンを押すことによって、前記操作部材が前記スプリングの付勢力に抗して前記受け片側に移動して前記操作部材の係止片が前記トレーの係止孔から離脱し、前記トレーが前記ばねの付勢力によって前記防磁気ケースより外側に突出されるように構成した請求項2に記載のICカードを収納可能な携帯機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−177926(P2008−177926A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−10478(P2007−10478)
【出願日】平成19年1月19日(2007.1.19)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】