説明

IPによる顧客音声接続を構成する方法及び装置

接続を構成する方法は、1つの移動装置形式の移動装置を、1つのPBX形式の私設内線交換機(PBX)システムを含む通信ネットワークに接続するための要求を受け取ることを含む。移動装置及びPBX形式の少なくとも1つを含む識別情報が提供される。PBX結合レイヤが、識別情報に基づいて選択される。選択されたPBX結合レイヤは、PBXシステムと接続するために移動装置に提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に通信システムに関し、より特定的にはインターネットプロトコルによる顧客音声接続(VOIP)を構成する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
何年もの間、公衆電話ネットワークが音声通信に使用されてきた。典型的な電話は、音波をアナログ信号に変換し、公衆電話ネットワーク(PSTN)を介して別の電話に伝達し、アナログ音声信号を音波に再び変換する。最近では、無線及び携帯電話がその移動性により人気が上昇してきている。使用者は、もはや固定電話に縛られずに、自分の電話を自由に持ち歩いている。
【0003】
更に、使用者は、音声通信のためだけでなくデータ転送のためにも移動装置を使用している。ネットワークによるデータ通信及び音声通信の両方を促進するポータブルデジタル装置が開発されてきた。このような音声通信は、一般的にインターネットプロトコルによる音声通信(VOIP)を意味する。音声データはパケットに圧縮され、データパケットの取り扱いと類似した方法で目的地に伝達される。
【0004】
接続が望まれるネットワークには様々な形式がある。例えば、移動装置は、PSTNと音声接続を確立するためにネットワークにより接続することができる。しかしながら、多くの事業所は、内線通話を取り扱うために、私設内線交換機(PBX)又は私設自動内線交換機(PABX)を備えている。PBXシステムは、直通回線(例えば、PSTNへの接続)のある番号を内線の使用を介して他の電話に配信させるものである。例えば、事業所は、PBXシステムを取り付け、5直通回線を事業所に持つことができる。PBXを介して、5回線は、内線を使用するシステムと20個の電話と接続することができる。事業所内の電話は転送され、ラインは電話会議に接続することができる。典型的には、PBXシステムは、コール再送、コール転送などの他の特徴も持つことができる。PSTNのようなネットワークは、整合性を保証するために、基準により厳密に規制されているが、PBXシステムには、このような統一性又は整合性はない。各々のPBX製造業者は、典型的には、コール再送、転送などのような機能を達成するための独自の占有コードを持っている。
【0005】
無線データ通信技術を使用する広域ネットワーク(WAN)を実施するシステムは、一般的に何年もの間有効であった。無線周波数(RF)通信システム及び周波数変調(FM)無線通信を使用する実施形態が存在する。周波数変調通信技術は、従来の地点間無線及び通信を含む。これらのシステムは、Mobitesxプロトコルを使用したRAM Mobile Data Service、イリノイ州リンカーンシャーのARDIS Companyにより製造されているAdvanced Radio Data Information Service(ARDIS)、及びCellular Digital Packet Data(CDPD)サービスを含む。
【0006】
無線域内ネットワーク(WLANs)が様々な事業所及び他の設定で使用される。無線域内ネットワークは、固定式、ポータブル、又は移動コンピューターユニットと、固定アクセスポイント又は基地局との間で通信するために、赤外線又は無線周波数通信チャンネルを使用する。反対に、これらのアクセスポイントは、有線又は無線通信チャンネルによって、域内ネットワークを形成するために、場合によっては1つ又はそれより多いホストコンピュターシステムを含むアクセスポイントのグループに接続するネットワーク構成要素に接続されている。
【0007】
ホストコンピューターと通信可能な様々な形式を持つ移動装置の論理的相互接続を支持する無線赤外線及び無線周波数(RF)プロトコルが知られている。論理的相互接続は、予め定められた範囲内に配置される時、遠隔ターミナルの少なくとも幾つかがアクセスポイントの少なくとも2つと通信可能であるような構成要素を基盤とし、各々の端末ユニットは通常、このようなアクセスポイントの1つだけと接合し、かつ、通信するように接合されている。全体的な空間レイアウト、応答時間及びネットワークの搭載要求量に基づいて、移動ユニットを特定のアクセスポイントに接合し、かつ、個々の移動ユニットが通信チャンネルを放送のために利用できるようにすることを、最も効率的に調整するために、異なるネットワーク技術及び通信プロトコルが設計されてきた。
【0008】
このようなプロトコルの1つが、各々が本出願人に譲渡された米国特許第5,029,183号、第5,142,550号、第5,280,498号、及び第5,668,803号に記載されており、これら特許は引用によりここに組み入れられる。別のこのようなプロトコルは、米国特許第5,673,031号に記載されている。更に別のプロトコルは、ニュージャージー州ピスカタウエイのIEEE Standards Departmentより入手可能な“Wireless LAN Medium Access Contorol(MAC)and Physical Layer(PHY)Specifications”という名称のIEEE Standard802.11(これより“IEEE802.11Standard”)に述べられている。802.11standard(例えば802.11b)の様々な繰り返しは、異なるデータ速度及び能力のプロトコルを定める。802.11は、このような特例のファミリー全体を含むように意図されている。IEEE802.11Standardは、赤外線又はRF通信のいずれか、キャリア感知型多重アクセス/コリジョン回避(CSMA/CA)と類似した中間アクセス技術、電池式移動ユニットに特に重要な節電モード、携帯ネットワーク全体のシームレス移動、高処理量作動、「不滅スポット」を排除するように設計された分散性アンテナシステム、及び存在するネットワーク構成要素の容易な接続を可能にする。
【0009】
本発明に関連するネットワークに適用されることができる音声、映像及びマルチメディアの通信のための基本的仕様が、国際通信連合通信標準セクション(ITU−T)標準H.321−323に述べられている。H.321提唱は、非同期転送モード(ATM)チャネルに関するものであり、H.322は、保障されたQuality of Service LANに関するものであり、更にH.323は、パケットベースのシステムに関するものである。他の例示的プロトコルは、セッション開始型プロトコル(SIP)、Megaco、マルチメディアゲートウエイコントロールプロトコル(MGCP)、及び他の占有プロトコルを含む。
【0010】
VOIPシステムにおいては、データパケットは、デジタル音声試料の圧縮されたデータ流れから形成される。データパケットは、データネットワークによる伝達のためにフォーマットされる。ネットワークの待ち時間及びパケット伝達遅延が、電話による会話の明瞭さ及び同時性を妨げるので、ネットワークのデータパケットによる音声パケット(又は他の同時マルチメディアパケット)に優先性を与え、これによって、あらゆるトラフィック状況において、いずれのネットワークノードにおいても遅延感性パケットをデータパケットと入れ替わらせることとなる。H.323提唱は又、順序付け及び手順の確立及び切り離しのタイミングを決定するだけでなく、それが確立された後、H.323セッションの制御を含むコールの確立及び制御を提供する。
【0011】
ネットワークレイヤプロトコルとしてインターネットプロトコル又は“IP”(IETF RFC791で述べられている)が使用される範囲においては、国際マルチメディア電話会議コンソーシアムによるIP音声フォーラムの提唱を、このようなIPによる音声(VOIP)ネットワークに適用することができる。VOIPネットワークにおいては、音声信号は、IPパケットにデジタル化、カプセル化され、IPネットワークにおいてVOIPの可能な装置の間に導かれる。音声のこれらのパケットは、次に音声通信としてリアルタイムで送達されるか又は音声メールとして記憶されることになる。
【0012】
域内ネットワークと、広域ネットワーク又は電話ネットワークとの間の通信は、一般的に、ゲートウエイ又はプロクシとして知られる通信コントローラーによって達成される。例えば、H.323標準においては、ゲートウエイは一般的に、IPネットワークのH.323端末と、他のITU端末、PSTN又はPBXの電話、及び他のネットワークの端末との間の実時間の相互通信を提供する末端点を意味する。
【0013】
移動装置がゲートウエイを介してPBXシステムに通信するようにするためには、移動装置は、PBXが該移動装置の機能へのアクセスを受けることを予期する命令をもつように構成されなければならない。移動装置をPBXに接続することに関連する1つの問題点は、様々なPBXシステム内に及びこれらの異なる内部プロトコルにある。単一事業所が1つより多いPBXシステムの型を取り付けることは異常なことではない。したがって、PBXの特定の型と接続するように構成された装置は、異なるPBXプロトコルを使用するネットワークに接続された場合、正確に処理しなくなるであろう。この問題は、無線環境において形成されるものであり、無線環境では、使用者が場穂を移動し、使用者のコールを取り扱うアクセス地点によっては、設備内の異なるアクセス点又はゲートウエイに接続することは異常なことではない。使用者があるアクセス地点から別の地点に移動する場合には、移動装置は、正しいPBX命令をもはや知らないので、正確に作動することを止めるであろう。
【0014】
本発明は、上記した1つ又はそれより多い問題点を克服するか又は少なくともそれらの影響を減少することに向けられる。
【0015】
【特許文献1】米国特許第5,029,183号公報
【特許文献2】米国特許第5,142,550号公報
【特許文献3】米国特許第5,280,498号公報
【特許文献4】米国特許第5,668,803号公報
【特許文献5】米国特許第5,673,031号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明の一つの態様は、接続を構成するための方法にある。この方法は、移動装置形式を持つ移動装置を、PBX形式を持つ私設内線交換機(PBX)システムを含む通信ネットワークに接続するために要求を受け取ることを含む。移動装置形式及びPBX形式の少なくとも1つを含む識別情報が提供される。PBX結合レイヤは、識別情報を基にして選択される。PBXシステムと接続するために、選択されたPBX結合レイヤが移動装置に提供される。
【0017】
本発明の別の態様は、第一通信ネットワークを含むシステムにある。通信ネットワークは、インターフェースユニット及びPBXシステムを含む。インターフェース・エージェントは、移動装置形式を持つ移動装置を通信ネットワークに接続するための要求を受け取るのに適している。私設内線交換機(PBX)システムはPBX形式を持ち、インターフェース・エージェントと接続される。移動装置及びインターフェース・エージェントの少なくとも1つは、移動装置形式及びPBX形式の少なくとも1つを含む識別情報を提供するようにされている。インターフェース・エージェントは、識別情報に基づくPBX結合レイヤを選択し、選択されたPBX結合レイヤをPBXシステムに接続するための移動装置に提供するようにされている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明は、同様な参照番号が同様な要素を表している添付図面と合わせて以下の説明を参照することにより理解されるであろう。
【0019】
本発明は、様々な修正及び代替的形態が可能であるが、特定の実施形態が図面の実施例により示されており、ここにその詳細が述べられている。しかしながら、ここに述べられた特定の実施形態は、本発明を特定の形式に制限するものではなく、むしろ、本発明は、添付された特許請求の範囲により定められる本発明の意図及び範囲内にあるすべての修正、均等手段、及び代替的構成を含むものである。
【0020】
本発明の実施形態が以下に述べられている。明確にするために、実際に実施されるすべての特徴が本明細書に記されているわけではない。このようなあらゆる実際の実施形態の開発においては、多くの実施に際しての特有の決定が、システム関連及び事業関連制約に追従するような開発者の特定の目標を達成させるものであり、これは1つの実施から別の実施へと種々異ならせることが認識されるであろう。更に、これらの開発努力は、複雑で更に時間を浪費するものであるが、それでもなお本特許の利点を取得した当業者にとって通常の行為であることが認識されるであろう。
【0021】
図1は、本発明の1つの例示的実施形態としての通信システム100の一例示的実施形態を示している。移動装置110は、無線接続(例えば802.11形式接続)又は有線ネットワーク接続を使用し、ゲートウエイ130又はアクセス地点140を介してネットワークと接続する。「移動」という用語は、無線接続に制限されるものではない。例えば、移動装置110は、設備内の様々な位置でネットワーク120に連結されることができる。移動装置110は、ネットワーク120で私設内線交換機(PBX)システム150に接続するためにインターネットプロトコルによる音声(VOIP)プロトコルを使用する。PBXシステム150は、公衆電話ネットワーク(PSTN)160と接続する。
【0022】
特記しない限り、通信システム100の構成要素は商業的に入手可能であり、当業者はこれらの構造及び処理を熟知している。したがって、これらの構成要素についてはここでは詳細に記されない。示された実施形態に使用される通信機構は、これに制限されるものではないが、ワシントン州レドモンドのMicrosoft Corporation及びニューヨーク州ホワイトプレーンズのIBM Corporationにより開発されたSimple Access Object Protocol(SOAP)などの開放標準通信プロトコルとする。
【0023】
PBXシステム150との通信を促進するために、移動装置110は、占有プロトコルによってPBXシステム150に接続するために適切な命令を特定するPBX結合レイヤ170(例えばソフトウエアで実行される)を使用する。幾つかの実施形態においては、PBX結合レイヤ170は又、移動装置110の特定の要求に適合される。例えば、そのソフトウエア(別に示されていない)による移動装置110は、命令(例えば、コール転送を実施するためのTR1)を発生することができる。PBXシステム150は、内部プロトコルによるコール転送を実施するために異なる命令(例えば、TR2)を予期することができる。PBX結合レイヤ170は、移動装置のソフトウエアからの入力TR1命令をPBXシステム150のための出力TR2命令に変換するべきである、と規定する指示を含む。異なる形式の移動装置は異なる入力命令を使用する場合があり、異なる形式のPBXシステムは異なる出力命令を使用する場合がある。別の実施形態においては、移動装置は汎用性転送命令を発生し、PBX結合レイヤ170は、特定のPBXシステム150実施の特定の要求を定めることが必要なだけという場合がある。
【0024】
当業者は、商業的に入手可能な移動装置及びPBXシステムにより使用される命令に慣れており、選択された特定の装置に対応するPBX結合レイヤ170を構成することが十分に可能である。したがって、明確にし、かつ、本発明を不明瞭にすることを避けるために、示された実施形態を実施するこの態様に関しては、更なる詳細は提供されない。
【0025】
様々な代替的実施形態においては、移動装置110は、VOIP電話、個人用携帯型情報端末(PDA)、ポータブルコンピューター、デスクトップコンピューターなどとすることができる。音声及び/データ信号は、移動装置110とゲートウエイ130及び/又はAP140の間を伝達されることになる。一実施形態においては、音声及び/又はデータ信号は、2.4GHz変調キャリア無線信号などの共通周波数を持つ変調無線信号を使用して、移動装置110とゲートウエイ130及び/又はAP140の間を伝達されることになる。ゲートウエイ130及びAP140が別個に描かれているが、両方をすべての実施形態において設置する必要はない。又、AP140は、ゲートウエイ及びAPの両方として機能するように構成することができる。したがって、以下の例示においては、移動装置110がゲートウエイ130に接続されるということは、AP140はゲートウエイ130として機能する場合を含むことを意味する。ゲートウエイ130又はAP140を通した通信を以下の説明に述べているが、本発明はこれに制限されるものではなく、他のインターフェース・エージェントも使用することができる。例えば、移動装置110は、これらに制限されるものではないが、ゲートウエイ130、AP140、有線又は無線スイッチ(示されていない)、サーバー(示されていない)などのインターフェース・エージェントを介して、ネットワーク120に接続することができる。
【0026】
移動装置110がゲートウエイ130を介してネットワーク120との接続を確立する時、ゲートウエイ130は第一に、移動装置110を使用して使用者及びパスワード情報を交換することにより使用者の認証を確立する。使用者を認証すると、ゲートウエイ130は、使用者が彼らの口座に対して音声機能に対しアクセス権を有する(すなわちPBXシステム150にアクセスする)かどうかを判断する。次にゲートウエイ130は、PBXシステム150の認証を特定する認証情報をPBXに提供する。PBX認証情報は、PBXシステム150の認証と関連するPBXプロトコルの両方を特定するか、又はPBXシステム150の製造者及びモデル情報のみを特定するものとすればよい。
【0027】
PBX認証情報に基づいて、ゲートウエイ130又は移動装置110は、移動装置110を構成するための適切なPBX結合レイヤ170を決定するために、結合レイヤのライブラリ180にアクセスする。「適切な」PBX結合レイヤ170は、移動装置110のソフトウエアにより発生した命令とPBXシステム150により使用された命令とを交換するものの一つとなることに留意するべきである。ライブラリ180の設置可能な位置及び適切なPBX結合レイヤ170をどのように移動装置110に提供するかが、以下に述べられる。図1は多数のライブラリ180を描いているが、各々の個々のライブラリ180がすべての実施形態に設置されることは必要ではない。例えば、ゲートウエイ130が適切なPBX結合レイヤ170を認証する役割を持たされる場合には、移動装置110及びネットワーク120のライブラリ180は省くことができる。
【0028】
適切なPBX結合レイヤ170を受け取ると、移動装置110は、PBXシステム150にアクセスするように構成され、ゲートウエイ130は、使用者のプロファイル情報に基づいてPBXシステム150にアクセスすることを使用者が承認されている、特定の形態を特定する。例えば、異なる使用者は、PSTN160、PBXシステム150内の内線、音声メール、コール再送、コール待ちなどによる域内又は長距離サービスにアクセスするために、それぞれの能力を定める異なるプロファイルを持つことができる。
【0029】
図2Aは、結合レイヤ180のライブラリ内のエントリー200の簡略化した図を示している。ライブラリ180は、当業者に知られたあらゆる適当なデータ構造を使用して実施することができることに留意するべきである。図2Aに描かれた実施形態においては、各々のエントリー200は、移動装置形式フィールド220及びPBX形式フィールド230により示された結合レイヤ210を含む。PBXシステム150及びPBXシステム150形式にアクセスする移動装置110形式が判断されると、適切な結合レイヤ210を選択することができる。以下に詳細に述べるように、特定の実施においては、形式フィールド220、230の1つを省略することができる。
【0030】
示された第一の実施形態においては、ゲートウエイ130は、移動装置110に適切なPBX結合レイヤ170を与える役割を持たされている。結合レイヤのライブラリ180は、ゲートウエイ130(例えば、ゲートウエイ130としてのコンピューターの機能)に存在するものとすることができる。この場合、ゲートウエイ130は、前もってPBX形式情報を認識している。図2Bに示されているように、ライブラリ180のエントリー200は、特定のPBX形式のためだけに必要であり、PBX形式フィールド230(図2Aに示されている)は省略することができる。移動装置110がゲートウエイ130と接続する時、ゲートウエイ130にその装置形式(例えば、X型無線電話、Y型PDA、又はZ型ノート式コンピューター)を特定する認証情報を提供する。ゲートウエイ130は、移動装置形式に基づいたライブラリ180にアクセスし、移動装置110に提供するために、対応するエントリー200及び結合レイヤ210を選択する。
【0031】
別の実施形態においては、ゲートウエイ130は、ネットワーク120上でライブラリ180にアクセスするようにすることができる。ライブラリ180は、ネットワーク120上の別の位置に、又は、例えばインターネット接続を介してアクセス可能な別の位置に記憶されるようにすることができる。例えば、PBX又は移動装置製造者又は幾つかの他の業者は、様々な結合レイヤ210を記憶するウエブサイトを介してアクセス可能なライブラリ180を提供することができる。ゲートウエイ130は、PBXシステム形式及び移動装置形式の知識に基づいて、適切な結合レイヤ210を固定し、移動装置110に提供するためにライブラリ180にアクセスすることができる。
【0032】
更に別の実施形態においては、移動装置110は、ライブラリ180を記憶し、PBXシステム150についてゲートウエイ130により提供されたPBX形式情報に基づいてそれ自体を構成することができる。図2Cに示されているように、移動装置110は、その特定の装置形式に対する結合レイヤ210を記憶するだけでよいので、移動装置形式フィールド220は省略することができる。この実施形態においては、移動装置110が接続を開始する時に、ゲートウエイ130は移動装置110にPBX形式情報を提供する。PBX形式情報に基づいて、移動装置110は、PBX結合レイヤ170として使用するために適切な結合レイヤ210を認証するようにPBX形式フィールド230にアクセスする。
【0033】
通信システム100は、特定の実施に応じて、1つ又はそれより多いライブラリが取り付けられるようにすることができる。例えば、移動装置110がそのライブラリ180の中に適切な結合レイヤ210を配置することができない場合は、ゲートウエイ130がそれ自体の内部ライブラリ180にアクセスし、適切な結合レイヤ210を配置するようにすることができる。ゲートウエイ130が更に適切な結合レイヤ210を見出すことができない場合には、ネットワーク120上の外部ライブラリ180にアクセスするか、又は特定の移動装置110が適切な結合レイヤ210を見つけるために、インターネットを介してアクセスすることが可能である。この多重階層配列は、新しい形式又は世代の移動装置110が望まれるような状況においては有益であり、ライブラリ180は同じ位置にとどまることは望まれない。
【0034】
図3においては、通信システム300の代替的実施形態が提供されている。図3の実施形態においては、別個のネットワーク330、340上に多数のシステム310、320が設けられている。各々のシステム310、320は、それぞれのPBXシステム370、380と接続するそれぞれのゲートウエイ350、360を持つ。更にゲートウエイ350、360が示されているが、類似した機能を形成するためにアクセス地点(示されていない)を設けることができる。示された実施形態においては、PBXシステム370、380は異なる形式(例えば、製造者或いは型番号)であり、異なる内部プロトコルを使用する。
【0035】
図3の実施形態においては、無線装置110が移動して、ゲートウエイ350が移動装置110に対する責任をゲートウエイ360に引き渡すようになる。当業者は、このような移転操作及び該移転を完了するのに必要な適切なステップを熟知している。しかしながら、PBXシステム370、380は異なる形式なので、移動装置110は、移転する間にPBX結合レイヤ170を再構成する必要がある。移動装置110は、この場合、引渡しエージェントとなることができる。
【0036】
移動装置110は、システム310の範囲からシステム320の範囲に入る時に、ゲートウエイ360は、引渡し手順を初期化し、移動装置110に対し責任を持つであろうことをゲートウエイ350に知らせる。ゲートウエイ360及び移動装置110は次に、図1を参照して上記したのと類似した構成手順を形成する。ゲートウエイ360又は移動装置110のいずれかが、移動装置110形式及びPBXシステム380形式に基づいた移動装置110に対してPBX結合レイヤ170を認証することになる。次いで、ゲートウエイ360及び移動装置110が移転を完了しようとする時、移動装置110は適切なPBX結合レイヤ170をロードすることができ、処理を続行することができる。ゲートウエイ350、360が引渡しを調整することができるか、或いは代替的に移動装置110が引渡しを調整することができる。
【0037】
図4に移ると、本発明の別の例示的実施形態による移動装置110を構成する方法が、簡略化したブロック図で提供されている。ブロック400においては、移動装置形式を持つ移動装置110を、PBX形式を持つ私設内線交換機(PBX)システム150を含む通信ネットワーク100に接続する要求が受け取る。ブロック410においては、移動装置形式及びPBX形式の少なくとも1つを含む認証情報が提供される。ブロック420においては、PBX結合レイヤ170が、認証情報に基づいて選択される。ブロック430においては、選択されたPBX結合レイヤ170が、PBXシステム150と接続するために移動装置110に提供される。
【0038】
図5を参照すると、移動装置110の簡略化したブロック図が提供されている。移動装置110は、処理ユニット112(例えば、マイクロプロセッサー及び関連した記憶及びバス回路)及び結合レイヤ180のライブラリに記憶するようにされた記憶デバイス114(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、プログラム可能な記憶、CR−ROMディスクなど)を含む。移動装置110が結合レイヤ180のライブラリを収容する上記した実施形態においては、処理ユニット112は、ゲートウエイ130に接触し、PBX形式を受け取り、更に少なくともPBX形式に基づいて結合レイヤ180のライブラリからPBX結合レイヤ170を選択するようにされている。
【0039】
PBX結合レイヤ170の自動ローディング及び更新は、ここに述べたように、様々なVOIP及びPBXシステムを介してシームレス接続の可能性を持たせる。移動装置110の使用者は、このようにして、基礎になるPBXシステムに関係なく一定した使用インターフェースを提供される。使用者が異なるサービス地点に移動しても、PBX結合レイヤ170は自動的に更新されるが、使用者は実質的に同一のインターフェースを持ち、新しいシステムと相互作用することになる。使用者インターフェースは、ネットワークの転送が発生したことは示すが、使用者が新しいネットワーク上のサービスにアクセスする方法は、本質的に前のネットワークで使用していた方法と同一のものとするべきである。使用者プロファイル及び通信情報は、ネットワークにより管理され、管理者は、中央局から使用者プロファイルを制御することができる。更に、初期化の間にネットワークに提供された使用者のID及びネットワークアドレスは、使用者プロファイルに接続され、異なる装置及びアクセス、適切なサービスを使用することができる。
【0040】
PBXシステムに接続するために使用されるプロトコルに関係なく、使用者プロファイルに基づいて使用者の使用可能なサービスを制御できるように、システム管理の容易さが増大される。PBX結合レイヤ170は、プロファイルに基づいて使用を承認された使用者に対して、可能なサービスの指示を含むことができる。例えば、使用者が音声メールサービスを使用することが承認されたならば、PBX結合レイヤ170は、ネットワーク120の音声メールにアクセスするための支持を提供するだけである。又、現在のPBX結合レイヤは、ネットワーク上の中央局に記憶されることができ(すなわち幾つかの実施形態においては)、分散システムバージョン及び維持レベルを更新する必要を不要にするものである。更新された使用者の結合レイヤは、自動的に接続をロードされることになる。結合レイヤのライブラリ180が移動装置110に記憶されない実施形態においては、移動装置110の記憶空間の必要量は減少される。
【0041】
上記した特定の実施形態は説明のためだけのものであり、本発明は、ここでの教示の利点を取得した当業者に明らかな、異なるが均等の形態で修正し、実施することができる。更に、以下の特許請求の範囲に述べられたもの以外は、ここに示された詳細な構成又は設計に制限されるものではない。したがって、上記した特定の実施形態は、変更又は修正することができ、これらのすべての変形は、本発明の範囲及び思想内とみなされることは明らかである。したがって、ここで求められる保護は、以下の特許請求の範囲に述べられている。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の一例示的実施形態による通信システムを簡略化したブロック図である。
【図2A】図1のシステムで使用される結合レイヤのライブラリにおける例示的エントリーを示している。
【図2B】図1のシステムで使用される結合レイヤのライブラリにおける例示的エントリーを示している。
【図2C】図1のシステムで使用される結合レイヤのライブラリにおける例示的エントリーを示している。
【図3】異なるPBX形式を持つネットワークの間を移動することができる通信システムの代替的実施形態である。
【図4】本発明の別の例示的実施形態による移動装置を構成するための方法を簡略化したブロック図である。
【図5】本発明の更に別の例示的実施形態による、図1の移動装置を簡略化したブロック図である。
【符号の説明】
【0043】
100 通信システム
110 移動装置
120 ネットワーク
130 ゲートウエイ
140 アクセス地点
150 PBXシステム
160 公衆電話ネットワーク
170 PBX結合レイヤ
180 ライブラリ
200 エントリー
210 結合レイヤ
220 移動装置形式フィールド
230 PBX形式フィールド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つの移動装置形式の移動装置を、1つのPBX形式の私設内線交換機(PBX)システムを含む通信ネットワークに接続する要求を受け取り、
前記移動装置形式及び前記PBX形式の少なくとも1つを含む識別情報を提供し、
前記識別情報に基づくPBX結合レイヤを選択し、
前記PBXシステムに接続するために、前記選択されたPBX結合レイヤを前記移動装置に提供する、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記識別情報を提供することが、前記移動装置形式と前記PBX形式の両方を提供することを更に含むこと特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記PBX結合レイヤを選択することが、前記PBX結合レイヤをPBX結合レイヤのライブラリから選択することを更に含むこと特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記移動装置上の前記ライブラリを記憶することを更に含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記通信ネットワークと接続されたインターフェース・エージェント上の前記ライブラリを記憶することを更に含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記通信ネットワークから離れた位置で、前記遠隔地との接続を介して前記ライブラリにアクセスすることを更に含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記選択されたPBX結合レイヤを使用して前記移動装置を介して前記PBXシステムにアクセスすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記通信システムは、第一通信ネットワークを含み、前記PBXシステムは第一PBXシステム形式の第一PBXシステムを含み、
前記移動装置を前記第一通信ネットワークから第二PBX形式の第二私設内線交換機(PBX)システムを含む第二通信ネットワークに転送し、
前記移動装置形式及び前記第二PBX形式の少なくとも1つを含む識別情報を提供し、
前記識別情報に基づいて前記PBX結合レイヤを選択し、
前記第一通信ネットワークから前記第二通信ネットワークへの転送の後に、前記第二PBXシステムと接続するために、前記選択されたPBX結合レイヤを前記移動装置に提供する、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記識別情報を提供することは、前記移動装置形式及び前記第二PBX形式を提供することを更に含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第一及び第二通信ネットワークの1つは無線通信ネットワークで、前記第一及び第二通信ネットワークのもう一方は有線通信ネットワークであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記移動装置に対して使用者インターフェースを提供することを更に含み、前記移動装置を前記第一通信ネットワークから前記第二通信ネットワークに転送することは、前記使用者インターフェースを実質的に変化させずに前記移動装置を前記第一通信ネットワークから前記第二通信ネットワークに転送することを更に含むこと特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項12】
使用者プロファイルを受け取ることを更に含み、前記PBX結合レイヤは前記使用者プロファイルに基づいて前記通信ネットワーク上のサービスにアクセスするための指示を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
第一通信ネットワークを含むシステムであって、
1つの移動装置形式の移動装置を前記通信ネットワークに接続するための要求を受け取るようにされたインターフェース・エージェントと、
前記インターフェース・エージェントに接続された1つのPBX形式の私設内線交換機(PBX)とを含み、前記移動装置及び前記インターフェース・エージェントの少なくとも1つが、前記移動装置形式及び前記PBX形式の少なくとも1つを含む識別情報を提供し、前記識別情報に基づいてPBX結合レイヤを選択し、前記選択されたPBX結合レイヤを前記PBXシステムに接続するために前記移動装置に提供するようにされた、
ことを特徴とするシステム。
【請求項14】
前記移動装置は前記移動装置形式を提供することが可能で、前記インターフェース・エージェントは前記PBX形式を提供するようにされたことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記選択されたPBX結合レイヤが記憶されるPBX結合レイヤのライブラリを更に含むことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記ライブラリは、前記移動装置上に設置されていることを特徴とする請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記ライブラリは、前記通信ネットワークに接続された前記インターフェース・エージェント上に設置されていることを特徴とする請求項15に記載のシステム。
【請求項18】
前記ライブラリは、前記通信ネットワークから離れた位置に設置され、前記遠隔地への接続を介して前記通信ネットワークによりアクセス可能であることを特徴とする請求項15に記載のシステム。
【請求項19】
前記移動装置は、無線接続による前記インターフェース・エージェントへの接続が可能であることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項20】
前記移動装置は、有線接続を介して前記インターフェース・エージェントに接続可能であることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項21】
前記通信ネットワークが更に第一通信ネットワークを含み、前記インターフェース・エージェントが第一インターフェース・エージェントを含み、前記PBXシステムが第一PBX形式の第一PBXシステムを含む請求項13に記載のシステムであって、
前記第二通信ネットワークに接続され、前記第一インターフェース・エージェントから前記移動装置との通信を引き継ぐことが可能な第二インターフェース・エージェントと、
第二PBX形式を持つ第二私設内線交換機(PBX)と、
を含む第二通信ネットワークを更に含み、
前記移動装置及び前記第二インターフェース・エージェントの少なくとも1つが、前記移動装置形式及び前記第二PBX形式の少なくとも1つを含む識別情報を提供し、前記識別情報に基づいて前記PBX結合レイヤを選択し、前記移動装置を前記第一インターフェース・エージェントから前記第二インターフェース・エージェントに転送した後に、前記第二PBXシステムに接続するために前記移動装置に選択されたPBX結合レイヤを提供するものである、
ことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項22】
前記移動装置は前記移動装置形式を提供するものであり、前記第二インターフェース・エージェントは前記第二PBX形式を提供するものであることを特徴とする請求項19に記載のシステム。
【請求項23】
前記第一及び第二通信ネットワークの1つは、無線通信ネットワークであり、前記第一及び第二通信ネットワークのもう一方は、有線通信ネットワークであることを特徴とする請求項21に記載のシステム。
【請求項24】
前記移動装置は使用者インターフェースを含み、該使用者インターフェースは前記第一インターフェース・エージェントから前記第二インターフェース・エージェントへの転送後においても実質的にそのままであることを特徴とする請求項21に記載のシステム。
【請求項25】
前記PBX結合レイヤは、前記移動装置に関連する使用者プロファイルに基づいて、前記通信ネットワーク上のサービスにアクセスする指示を含むことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項26】
前記インターフェース・エージェントは、ゲートウエイ及びアクセス地点の少なくとも1つと、無線スイッチ、有線スイッチ、及びサーバーを含むことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項27】
PBX結合レイヤのライブラリと、
PBX形式のPBXシステムを含む通信ネットワークに接続し、少なくとも前記PBX形式を含む識別情報を受け取り、前記識別情報に基づいて前記PBXシステムに接続するために前記ライブラリから前記PBX結合レイヤの1つを選択するようになった処理ユニットと、
を含むことを特徴とする移動装置。
【請求項28】
前記移動装置は、1つの形式をもち、前記処理ユニットは更に、前記PBX形式及び前記移動装置形式に基づいて前記PBXシステムと接続するために、前記ライブラリから前記PBX結合レイヤの1つを選択するものであることを特徴とする請求項27に記載の装置。
【請求項29】
更に、前記通信ネットワークから異なるPBX形式の異なる通信ネットワークに転送した後も、実質的に変化しないままである使用者インターフェースを含むことを特徴とする請求項27に記載の装置。
【請求項30】
前記PBX結合レイヤは、前記移動装置に関連する使用者プロファイルに基づいて前記通信ネットワーク上のサービスにアクセスする指示を含むことを特徴とする請求項27に記載の装置。
【請求項31】
1つの移動装置形式の移動装置と、
前記移動装置を前記通信ネットワークに接続するインターフェース・エージェント、及び
前記インターフェース・エージェントに接続され、1つのPBX形式の私設内線交換機(PBX)システム、
を含む通信ネットワークと、
PBX結合レイヤのライブラリと、
を含み、該PBX結合レイヤのライブラリが、前記移動装置を前記PBXシステムに接続するように構成するために前記移動装置及び前記インターフェース・エージェントの少なくとも1つによって選択され、前記移動装置にダウンロードされるようにするために、前記移動装置形式及び前記PBX形式の少なくとも1によって検索される、
ことを特徴とするシステム。
【請求項32】
前記インターフェース・エージェントは更に、ゲートウエイ及びアクセス地点の少なくとも1つと、無線スイッチ、有線スイッチ、及びサーバーを含むことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項33】
1つの移動装置形式の移動装置を、1つのPBX形式の私設内線交換機(PBX)システムを含む通信ネットワークに接続するための方法と、
前記移動装置形式及び前記PBX形式の少なくとも1つを含む識別情報を提供する手段と、
前記識別情報に基づいてPBX結合レイヤを選択する手段と、
前記選択されたPBX結合レイヤを使用して前記PBXシステムに接続するように前記移動装置を構成する手段と、
を含むことを特徴とするシステム。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2007−515134(P2007−515134A)
【公表日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−545538(P2006−545538)
【出願日】平成16年12月17日(2004.12.17)
【国際出願番号】PCT/US2004/042693
【国際公開番号】WO2005/064902
【国際公開日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(599101597)シンボル テクノロジーズ インコーポレイテッド (68)
【Fターム(参考)】