KLK3、PSCA、またはFOLH1抗原を含む組成物および方法
本発明は、KLK3ペプチド、PSCAペプチド、FOLH1ペプチド、それを含む組換えポリペプチド、それをコードする組換えヌクレオチド分子、それを含む組換えリステリア株、およびそれを利用する免疫原性的方法および治療方法を提供する。もう1つの実施態様において、本発明は、カリクレイン関連ペプチダーゼ3(KLK3)ペプチドを発現する組換えリステリア株を提供する。もう1つの実施態様において、KLK3ペプチドの配列は配列番号:25、27、29ないし32、34、および36ないし39から選択される。もう1つの実施態様において、KLK3ペプチドは免疫原性KLK3ペプチドである。もう1つの実施態様において、KLK3ペプチドは当該分野で知られたいずれかの他のKLK3ペプチドである。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カリクレイン関連ペプチダーゼ3(KLK3)ペプチドを発現する組換えリステリア株であって、該KLK3ペプチドの配列が配列番号:25、27、29ないし32、34、および36ないし39に記載された配列から選択される配列を含む組換えリステリア株。
【請求項2】
前記KLK3ペプチドが融合ペプチドの形態であり、該融合ペプチドは、さらに、非KLK3ペプチドを含み、ここで該非KLK3ペプチドが該断片の免疫原性を増強させる請求項1記載の組換えリステリア株。
【請求項3】
前記非KLK3ペプチドが非溶血性リステリオリシン(LLO)ペプチドである請求項1記載の組換えリステリア株。
【請求項4】
前記非KLK3ペプチドがActAペプチドおよびPEST様配列ペプチドから選択される請求項1記載の組換えリステリア株。
【請求項5】
前記KLK3ペプチドがKLK3シグナル配列を含有しない請求項1記載の組換えリステリア株。
【請求項6】
前記組換えリステリア株が栄養要求性リステリアである請求項1記載の組換えリステリア株。
【請求項7】
前記栄養要求性リステリア株がdal/dat突然変異体である請求項6記載の組換えリステリア株。
【請求項8】
前記栄養要求性リステリア株が、さらに、内因性ActA遺伝子において欠失を含む請求項6記載の組換えリステリア株。
【請求項9】
前記栄養要求性リステリア株が、該栄養要求性組換えリステリア株の栄養を補充する代謝酵素を含むエピソーム発現ベクターを含む請求項6記載の組換えリステリア株。
【請求項10】
前記代謝酵素がアラニンラセマーゼ酵素である請求項9記載の組換えリステリア株。
【請求項11】
前記代謝酵素がD−アミノ酸トランスフェラーゼ酵素である請求項9記載の組換えリステリア株。
【請求項12】
前記組換えリステリア株が組換えリステリア・モノサイトゲネス株である請求項1記載のリステリア株。
【請求項13】
前記組換えリステリア株が動物宿主を通じて継代されている請求項1記載のリステリア株。
【請求項14】
請求項1記載の組換えリステリア株およびアジュバントを含むワクチン。
【請求項15】
対象において抗カリクレイン関連ペプチダーゼ3(KLK3)免疫応答を誘導するための組成物の調製における、請求項1記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項16】
対象においてカリクレイン関連ペプチダーゼ3(KLK3)蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該KLK3蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を増強させるための組成物の調製における請求項1記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項17】
カリクレイン関連ペプチダーゼ3(KLK3)蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象はKLK3蛋白質に対する免疫応答を増強させ、それにより、KLK3蛋白質発現前立腺に対してヒト対象を保護するための組成物の調製における請求項1記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項18】
非KLK3ペプチドに操作可能に連結されたカリクレイン関連ペプチダーゼ3(KLK3)ペプチドを含む組換えポリペプチドであって、該非KLK3ペプチドは非溶血性リステリオリシン(LLO)ペプチド、ActAペプチド、およびPEST様アミノ酸配列から選択される組換えポリペプチド。
【請求項19】
前記組換えポリペプチドをコードするヌクレオチド分子の翻訳の工程を含む製法によって作成された請求項18記載の組換えポリペプチド。
【請求項20】
前記非KLK3ペプチドを含むポリペプチドに対して該KLK3ペプチドを含むポリペプチドを化学的に共役させる工程を含む製法によって作成された請求項18記載の組換えポリペプチド。
【請求項21】
請求項18記載の組換えポリペプチドおよびアジュバントを含むワクチン。
【請求項22】
請求項18記載の組換えポリペプチドをコードする組換えワクチンベクター。
【請求項23】
請求項18記載の組換えポリペプチドをコードするヌクレオチド分子。
【請求項24】
請求項23記載の核酸分子およびアジュバントを含むワクチン。
【請求項25】
請求項23記載のヌクレオチド分子を含む組換えワクチンベクター。
【請求項26】
対象において抗KLK3免疫応答を誘導するための組成物の調製における請求項18記載の組換えポリペプチドを含む免疫原性組成物の使用。
【請求項27】
対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該KLK3蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を治療するための免疫原性組成物の調製における請求項18記載の組換えポリペプチドの使用。
【請求項28】
対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該KLK3蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための免疫原性組成物の調製における請求項18記載の組換えポリペプチドの使用。
【請求項29】
対象において抗KLK3免疫応答を誘導するための免疫原性組成物の調製における請求項23記載の組換えヌクレオチドの使用。
【請求項30】
対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該KLK3蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を治療するための免疫原性組成物の調製における請求項23記載の組換えヌクレオチドの使用。
【請求項31】
対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該KLK3蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための免疫原性組成物の調製における請求項23記載の組換えヌクレオチドの使用。
【請求項32】
葉酸ヒドロラーゼ1(FOLH1)ペプチドを発現する組換えリステリア株であって、該FOLH1ペプチドの配列が配列番号:41、43、44および45に記載された配列から選択される配列を含む組換えリステリア株。
【請求項33】
前記FOLH1ペプチドが融合ペプチドの形態であり、ここで該融合ペプチドはさらに非FOLH1ペプチドを含み、ここで該非FOLH1ペプチドは該断片の免疫原性を増強させる請求項32記載の組換えリステリア株。
【請求項34】
前記非FOLH1ペプチドが非溶血性リステリオリシン(LLO)ペプチド、ActAペプチド、およびPEST様配列ペプチドから選択される請求項32記載の組換えリステリア株。
【請求項35】
前記FOLH1ペプチドがFOLH1シグナル配列を含有しない請求項32記載の組換えリステリア株。
【請求項36】
前記組換えリステリア株が栄養要求性リステリア株である請求項32記載の組換えリステリア株。
【請求項37】
前記栄養要求性リステリア株がdal/dat突然変異体である請求項36記載の組換えリステリア株。
【請求項38】
前記栄養要求性リステリア株が、さらに、内因性ActA遺伝子において欠失を含む請求項36記載の組換えリステリア株。
【請求項39】
前記栄養要求性リステリア株が、該栄養要求性リステリア株の栄養を補充する代謝酵素を含むエピソーム発現ベクターを含む請求項36記載の組換えリステリア株。
【請求項40】
前記代謝酵素がアラニンラセマーゼ酵素である請求項39記載の組換えリステリア株。
【請求項41】
前記代謝酵素がD−アミノ酸トランスフェラーゼ酵素である請求項39記載の組換えリステリア株。
【請求項42】
請求項32記載の組換えリステリア株およびアジュバントを含むワクチン。
【請求項43】
前記組換えリステリア株が組換えリステリア・モノサイトゲネス株である請求項32記載の組換えリステリア株。
【請求項44】
前記組換えリステリア株が動物宿主を通じて継代されている請求項32記載のリステリア株。
【請求項45】
対象において抗FOLH1免疫応答を誘導するための組成物の調製における請求項32記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項46】
対象において葉酸ヒドロラーゼ1(FOLH1)発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該FOLH1蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該FOLH1蛋白質発現前立腺癌を治療するための組成物の調製における請求項32記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項47】
対象において葉酸ヒドロラーゼ1(FOLH1)発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該FOLH1蛋白質に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該FOLH1蛋白質発現前立腺癌を治療し、または抑制するための組成物の調製における請求項32記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項48】
非FOLH1ペプチドに操作可能に連結された葉酸ヒドロラーゼ1(FOLH1)を含む組換えポリペプチドであって、該非FOLH1ペプチドは非溶血性リステリオリシン(LLO)ペプチド、ActAペプチド、およびPEST様アミノ酸配列から選択される組換えポリペプチド。
【請求項49】
請求項48記載の組換えポリペプチドおよびアジュバントを含むワクチン。
【請求項50】
請求項48記載の組換えポリペプチドをコードする組換えワクチンベクター。
【請求項51】
請求項48記載の組換えポリペプチドをコードするヌクレオチド分子。
【請求項52】
請求項52記載のヌクレオチド分子およびアジュバントを含むワクチン。
【請求項53】
請求項52記載のヌクレオチド分子を含む組換えワクチンベクター。
【請求項54】
対象において抗FOLH1免疫応答を誘導するための免疫原性組成物の調製における請求項48記載の組換えポリペプチドの使用。
【請求項55】
対象においてFOLH1蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該FOLH1蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該FOLH1蛋白質発現前立腺癌を治療するための免疫原性組成物の調製における請求項48記載の組換えポリペプチドの使用。
【請求項56】
対象においてFOLH1蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該FOLH1蛋白質に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該FOLH1蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための免疫原性組成物の調製における請求項48記載の組換えポリペプチドの使用。
【請求項57】
対象において抗FOLH1免疫応答を誘導するための免疫原性組成物の調製における請求項51記載のヌクレオチド分子の使用。
【請求項58】
対象においてFOLH1蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該FOLH1蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該FOLH1蛋白質発現前立腺癌を治療するための免疫原性組成物の調製における請求項51記載のヌクレオチド分子の使用。
【請求項59】
対象においてFOLH1蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該FOLH1蛋白質に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該FOLH1蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための免疫原性組成物の調製における請求項51記載のヌクレオチド分子の使用。
【請求項60】
前立腺幹細胞抗原(PSCA)ペプチドを発現する組換えリステリア株であって、該PSCAペプチドの配列は配列番号:63に記載された配列を含む組換えリステリア株。
【請求項61】
前記PSCAペプチドが融合ペプチドの形態であり、ここで該融合ペプチドは、さらに、非PSCAペプチドを含み、ここで該非PSCAペプチドは該断片の免疫原性を増強させる請求項60記載の組換えリステリア株。
【請求項62】
前記非PSCAペプチドが非溶血性リステリオリシン(LLO)ペプチド、ActAペプチド、PEST様配列ペプチドから選択される請求項61記載の組換えリステリア株。
【請求項63】
前記PSCAペプチドがPSCAシグナル配列を含有しない請求項60記載の組換えリステリア株。
【請求項64】
前記組換えリステリア株が栄養要求性リステリア株である請求項60記載の組換えリステリア株。
【請求項65】
前記栄養要求性リステリア株がdal/dat突然変異体である請求項64記載の組換えリステリア株。
【請求項66】
前記栄養要求性リステリア株が、さらに、内因性ActA遺伝子において欠失を含む請求項64記載の組換えリステリア株。
【請求項67】
前記栄養要求性リステリア株が該栄養要求性リステリア株の栄養要求性を補充する代謝酵素を含むエピソーム発現ベクターを含む請求項64記載の組換えリステリア株。
【請求項68】
前記代謝酵素がアラニンラセマーゼ酵素である請求項67記載の組換えリステリア株。
【請求項69】
前記代謝酵素がD−アミノ酸トランスフェラーゼ酵素である請求項67記載の組換えリステリア株。
【請求項70】
請求項60記載の組換えリステリア株およびアジュバントを含むワクチン。
【請求項71】
前記組換えリステリア株が組換えリステリア・モノサイトゲネス株である請求項60記載の組換えリステリア株。
【請求項72】
前記組換えリステリア株が動物宿主を通じて継代されている請求項60記載の組換えリステリア株。
【請求項73】
対象において抗PSCA免疫応答を誘導するための組成物の調製における請求項60記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項74】
対象においてPSCA発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該PSCA蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該PSCA蛋白質発現前立腺癌を治療するための組成物の調製における請求項60記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項75】
対象においてPSCA発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該PSCA蛋白質に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該PSCA蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための組成物の調製における請求項60記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項76】
非PSCAペプチドに操作可能に連結された前立腺幹細胞抗原(PSCA)ペプチドを含む組換えポリペプチドであって、該非PSCAペプチドは非溶血性リステリオリシン(LLO)ペプチド、ActAペプチド、およびPEST様アミノ酸配列から選択される組換えポリペプチド。
【請求項77】
請求項76記載の組換えポリペプチドおよびアジュバントを含むワクチン。
【請求項78】
請求項76記載の組換えポリペプチドをコードする組換えワクチンベクター。
【請求項79】
請求項76記載の組換えポリペプチドをコードするヌクレオチド分子。
【請求項80】
請求項79記載のヌクレオチド分子およびアジュバントを含むワクチン。
【請求項81】
請求項79記載のヌクレオチド分子を含む組換えワクチンベクター。
【請求項82】
対象において抗PSCA免疫応答を誘導するための免疫原性組成物を調製するための請求項76記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項83】
対象においてPSCA蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該PSCA蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該PSCA蛋白質発現前立腺癌を治療するための免疫原性組成物の調製における請求項76記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項84】
対象においてPSCA蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該PSCA蛋白質に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該PSCA蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための免疫原性組成物の調製における請求項76記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項85】
対象において抗PSCA免疫応答を誘導するための免疫原性組成物の調製における請求項79記載のヌクレオチド分子の使用。
【請求項86】
対象においてPSCA蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該PSCA蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該PSCA蛋白質発現前立腺癌を治療するための免疫原性組成物の調製における請求項79記載のヌクレオチド分子の使用。
【請求項87】
対象においてPSCA蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該PSCA蛋白質に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該PSCA蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための免疫原性組成物の調製における請求項79記載のヌクレオチド分子の使用。
【請求項1】
カリクレイン関連ペプチダーゼ3(KLK3)ペプチドを発現する組換えリステリア株であって、該KLK3ペプチドの配列が配列番号:25、27、29ないし32、34、および36ないし39に記載された配列から選択される配列を含む組換えリステリア株。
【請求項2】
前記KLK3ペプチドが融合ペプチドの形態であり、該融合ペプチドは、さらに、非KLK3ペプチドを含み、ここで該非KLK3ペプチドが該断片の免疫原性を増強させる請求項1記載の組換えリステリア株。
【請求項3】
前記非KLK3ペプチドが非溶血性リステリオリシン(LLO)ペプチドである請求項1記載の組換えリステリア株。
【請求項4】
前記非KLK3ペプチドがActAペプチドおよびPEST様配列ペプチドから選択される請求項1記載の組換えリステリア株。
【請求項5】
前記KLK3ペプチドがKLK3シグナル配列を含有しない請求項1記載の組換えリステリア株。
【請求項6】
前記組換えリステリア株が栄養要求性リステリアである請求項1記載の組換えリステリア株。
【請求項7】
前記栄養要求性リステリア株がdal/dat突然変異体である請求項6記載の組換えリステリア株。
【請求項8】
前記栄養要求性リステリア株が、さらに、内因性ActA遺伝子において欠失を含む請求項6記載の組換えリステリア株。
【請求項9】
前記栄養要求性リステリア株が、該栄養要求性組換えリステリア株の栄養を補充する代謝酵素を含むエピソーム発現ベクターを含む請求項6記載の組換えリステリア株。
【請求項10】
前記代謝酵素がアラニンラセマーゼ酵素である請求項9記載の組換えリステリア株。
【請求項11】
前記代謝酵素がD−アミノ酸トランスフェラーゼ酵素である請求項9記載の組換えリステリア株。
【請求項12】
前記組換えリステリア株が組換えリステリア・モノサイトゲネス株である請求項1記載のリステリア株。
【請求項13】
前記組換えリステリア株が動物宿主を通じて継代されている請求項1記載のリステリア株。
【請求項14】
請求項1記載の組換えリステリア株およびアジュバントを含むワクチン。
【請求項15】
対象において抗カリクレイン関連ペプチダーゼ3(KLK3)免疫応答を誘導するための組成物の調製における、請求項1記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項16】
対象においてカリクレイン関連ペプチダーゼ3(KLK3)蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該KLK3蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を増強させるための組成物の調製における請求項1記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項17】
カリクレイン関連ペプチダーゼ3(KLK3)蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象はKLK3蛋白質に対する免疫応答を増強させ、それにより、KLK3蛋白質発現前立腺に対してヒト対象を保護するための組成物の調製における請求項1記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項18】
非KLK3ペプチドに操作可能に連結されたカリクレイン関連ペプチダーゼ3(KLK3)ペプチドを含む組換えポリペプチドであって、該非KLK3ペプチドは非溶血性リステリオリシン(LLO)ペプチド、ActAペプチド、およびPEST様アミノ酸配列から選択される組換えポリペプチド。
【請求項19】
前記組換えポリペプチドをコードするヌクレオチド分子の翻訳の工程を含む製法によって作成された請求項18記載の組換えポリペプチド。
【請求項20】
前記非KLK3ペプチドを含むポリペプチドに対して該KLK3ペプチドを含むポリペプチドを化学的に共役させる工程を含む製法によって作成された請求項18記載の組換えポリペプチド。
【請求項21】
請求項18記載の組換えポリペプチドおよびアジュバントを含むワクチン。
【請求項22】
請求項18記載の組換えポリペプチドをコードする組換えワクチンベクター。
【請求項23】
請求項18記載の組換えポリペプチドをコードするヌクレオチド分子。
【請求項24】
請求項23記載の核酸分子およびアジュバントを含むワクチン。
【請求項25】
請求項23記載のヌクレオチド分子を含む組換えワクチンベクター。
【請求項26】
対象において抗KLK3免疫応答を誘導するための組成物の調製における請求項18記載の組換えポリペプチドを含む免疫原性組成物の使用。
【請求項27】
対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該KLK3蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を治療するための免疫原性組成物の調製における請求項18記載の組換えポリペプチドの使用。
【請求項28】
対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該KLK3蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための免疫原性組成物の調製における請求項18記載の組換えポリペプチドの使用。
【請求項29】
対象において抗KLK3免疫応答を誘導するための免疫原性組成物の調製における請求項23記載の組換えヌクレオチドの使用。
【請求項30】
対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該KLK3蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を治療するための免疫原性組成物の調製における請求項23記載の組換えヌクレオチドの使用。
【請求項31】
対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該KLK3蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、対象においてKLK3蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための免疫原性組成物の調製における請求項23記載の組換えヌクレオチドの使用。
【請求項32】
葉酸ヒドロラーゼ1(FOLH1)ペプチドを発現する組換えリステリア株であって、該FOLH1ペプチドの配列が配列番号:41、43、44および45に記載された配列から選択される配列を含む組換えリステリア株。
【請求項33】
前記FOLH1ペプチドが融合ペプチドの形態であり、ここで該融合ペプチドはさらに非FOLH1ペプチドを含み、ここで該非FOLH1ペプチドは該断片の免疫原性を増強させる請求項32記載の組換えリステリア株。
【請求項34】
前記非FOLH1ペプチドが非溶血性リステリオリシン(LLO)ペプチド、ActAペプチド、およびPEST様配列ペプチドから選択される請求項32記載の組換えリステリア株。
【請求項35】
前記FOLH1ペプチドがFOLH1シグナル配列を含有しない請求項32記載の組換えリステリア株。
【請求項36】
前記組換えリステリア株が栄養要求性リステリア株である請求項32記載の組換えリステリア株。
【請求項37】
前記栄養要求性リステリア株がdal/dat突然変異体である請求項36記載の組換えリステリア株。
【請求項38】
前記栄養要求性リステリア株が、さらに、内因性ActA遺伝子において欠失を含む請求項36記載の組換えリステリア株。
【請求項39】
前記栄養要求性リステリア株が、該栄養要求性リステリア株の栄養を補充する代謝酵素を含むエピソーム発現ベクターを含む請求項36記載の組換えリステリア株。
【請求項40】
前記代謝酵素がアラニンラセマーゼ酵素である請求項39記載の組換えリステリア株。
【請求項41】
前記代謝酵素がD−アミノ酸トランスフェラーゼ酵素である請求項39記載の組換えリステリア株。
【請求項42】
請求項32記載の組換えリステリア株およびアジュバントを含むワクチン。
【請求項43】
前記組換えリステリア株が組換えリステリア・モノサイトゲネス株である請求項32記載の組換えリステリア株。
【請求項44】
前記組換えリステリア株が動物宿主を通じて継代されている請求項32記載のリステリア株。
【請求項45】
対象において抗FOLH1免疫応答を誘導するための組成物の調製における請求項32記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項46】
対象において葉酸ヒドロラーゼ1(FOLH1)発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該FOLH1蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該FOLH1蛋白質発現前立腺癌を治療するための組成物の調製における請求項32記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項47】
対象において葉酸ヒドロラーゼ1(FOLH1)発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該FOLH1蛋白質に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該FOLH1蛋白質発現前立腺癌を治療し、または抑制するための組成物の調製における請求項32記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項48】
非FOLH1ペプチドに操作可能に連結された葉酸ヒドロラーゼ1(FOLH1)を含む組換えポリペプチドであって、該非FOLH1ペプチドは非溶血性リステリオリシン(LLO)ペプチド、ActAペプチド、およびPEST様アミノ酸配列から選択される組換えポリペプチド。
【請求項49】
請求項48記載の組換えポリペプチドおよびアジュバントを含むワクチン。
【請求項50】
請求項48記載の組換えポリペプチドをコードする組換えワクチンベクター。
【請求項51】
請求項48記載の組換えポリペプチドをコードするヌクレオチド分子。
【請求項52】
請求項52記載のヌクレオチド分子およびアジュバントを含むワクチン。
【請求項53】
請求項52記載のヌクレオチド分子を含む組換えワクチンベクター。
【請求項54】
対象において抗FOLH1免疫応答を誘導するための免疫原性組成物の調製における請求項48記載の組換えポリペプチドの使用。
【請求項55】
対象においてFOLH1蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該FOLH1蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該FOLH1蛋白質発現前立腺癌を治療するための免疫原性組成物の調製における請求項48記載の組換えポリペプチドの使用。
【請求項56】
対象においてFOLH1蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該FOLH1蛋白質に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該FOLH1蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための免疫原性組成物の調製における請求項48記載の組換えポリペプチドの使用。
【請求項57】
対象において抗FOLH1免疫応答を誘導するための免疫原性組成物の調製における請求項51記載のヌクレオチド分子の使用。
【請求項58】
対象においてFOLH1蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該FOLH1蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該FOLH1蛋白質発現前立腺癌を治療するための免疫原性組成物の調製における請求項51記載のヌクレオチド分子の使用。
【請求項59】
対象においてFOLH1蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該FOLH1蛋白質に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該FOLH1蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための免疫原性組成物の調製における請求項51記載のヌクレオチド分子の使用。
【請求項60】
前立腺幹細胞抗原(PSCA)ペプチドを発現する組換えリステリア株であって、該PSCAペプチドの配列は配列番号:63に記載された配列を含む組換えリステリア株。
【請求項61】
前記PSCAペプチドが融合ペプチドの形態であり、ここで該融合ペプチドは、さらに、非PSCAペプチドを含み、ここで該非PSCAペプチドは該断片の免疫原性を増強させる請求項60記載の組換えリステリア株。
【請求項62】
前記非PSCAペプチドが非溶血性リステリオリシン(LLO)ペプチド、ActAペプチド、PEST様配列ペプチドから選択される請求項61記載の組換えリステリア株。
【請求項63】
前記PSCAペプチドがPSCAシグナル配列を含有しない請求項60記載の組換えリステリア株。
【請求項64】
前記組換えリステリア株が栄養要求性リステリア株である請求項60記載の組換えリステリア株。
【請求項65】
前記栄養要求性リステリア株がdal/dat突然変異体である請求項64記載の組換えリステリア株。
【請求項66】
前記栄養要求性リステリア株が、さらに、内因性ActA遺伝子において欠失を含む請求項64記載の組換えリステリア株。
【請求項67】
前記栄養要求性リステリア株が該栄養要求性リステリア株の栄養要求性を補充する代謝酵素を含むエピソーム発現ベクターを含む請求項64記載の組換えリステリア株。
【請求項68】
前記代謝酵素がアラニンラセマーゼ酵素である請求項67記載の組換えリステリア株。
【請求項69】
前記代謝酵素がD−アミノ酸トランスフェラーゼ酵素である請求項67記載の組換えリステリア株。
【請求項70】
請求項60記載の組換えリステリア株およびアジュバントを含むワクチン。
【請求項71】
前記組換えリステリア株が組換えリステリア・モノサイトゲネス株である請求項60記載の組換えリステリア株。
【請求項72】
前記組換えリステリア株が動物宿主を通じて継代されている請求項60記載の組換えリステリア株。
【請求項73】
対象において抗PSCA免疫応答を誘導するための組成物の調製における請求項60記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項74】
対象においてPSCA発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該PSCA蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該PSCA蛋白質発現前立腺癌を治療するための組成物の調製における請求項60記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項75】
対象においてPSCA発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該PSCA蛋白質に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該PSCA蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための組成物の調製における請求項60記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項76】
非PSCAペプチドに操作可能に連結された前立腺幹細胞抗原(PSCA)ペプチドを含む組換えポリペプチドであって、該非PSCAペプチドは非溶血性リステリオリシン(LLO)ペプチド、ActAペプチド、およびPEST様アミノ酸配列から選択される組換えポリペプチド。
【請求項77】
請求項76記載の組換えポリペプチドおよびアジュバントを含むワクチン。
【請求項78】
請求項76記載の組換えポリペプチドをコードする組換えワクチンベクター。
【請求項79】
請求項76記載の組換えポリペプチドをコードするヌクレオチド分子。
【請求項80】
請求項79記載のヌクレオチド分子およびアジュバントを含むワクチン。
【請求項81】
請求項79記載のヌクレオチド分子を含む組換えワクチンベクター。
【請求項82】
対象において抗PSCA免疫応答を誘導するための免疫原性組成物を調製するための請求項76記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項83】
対象においてPSCA蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該PSCA蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該PSCA蛋白質発現前立腺癌を治療するための免疫原性組成物の調製における請求項76記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項84】
対象においてPSCA蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該PSCA蛋白質に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該PSCA蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための免疫原性組成物の調製における請求項76記載の組換えリステリア株の使用。
【請求項85】
対象において抗PSCA免疫応答を誘導するための免疫原性組成物の調製における請求項79記載のヌクレオチド分子の使用。
【請求項86】
対象においてPSCA蛋白質発現前立腺癌を治療し、それにより、該対象は該PSCA蛋白質発現前立腺癌に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該PSCA蛋白質発現前立腺癌を治療するための免疫原性組成物の調製における請求項79記載のヌクレオチド分子の使用。
【請求項87】
対象においてPSCA蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制し、それにより、該対象は該PSCA蛋白質に対する免疫応答を高め、それにより、該対象において該PSCA蛋白質発現前立腺癌を阻害し、または抑制するための免疫原性組成物の調製における請求項79記載のヌクレオチド分子の使用。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図8E】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図8E】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公表番号】特表2010−526533(P2010−526533A)
【公表日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−507485(P2010−507485)
【出願日】平成20年5月12日(2008.5.12)
【国際出願番号】PCT/US2008/006048
【国際公開番号】WO2008/140812
【国際公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【出願人】(500429103)ザ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・ペンシルバニア (102)
【出願人】(509250870)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月12日(2008.5.12)
【国際出願番号】PCT/US2008/006048
【国際公開番号】WO2008/140812
【国際公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【出願人】(500429103)ザ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・ペンシルバニア (102)
【出願人】(509250870)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]