Kv1.3の選択的かつ強力なペプチド阻害剤
ShK、HmKおよびAETX−Kに関連した毒素ペプチド類似体ならびにそれらを薬学的に許容される担体と共に含有する医薬組成物または薬剤を含む実施形態を含めた、配列番号4のアミノ酸配列を有する組成物またはその薬学的に許容される塩が開示される。いくつかの実施形態には半減期延長部分が含まれる。当該組成物を用いた、多発性硬化症の症状再発を予防または軽減する方法および自己免疫障害の治療法も開示される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
Xaa1Xaa2Cys3Xaa4Asp5Xaa6Xaa7Xaa8Xaa9Xaa10Xaa11Cys12Xaa13Xaa14Xaa15Xaa16Cys17Xaa18Xaa19Xaa20Xaa21Xaa22Xaa23Xaa24Xaa25Xaa26Xaa27Cys28Xaa29Xaa30Xaa31Cys32Xaa33Xaa34Cys35Xaa36Xaa37Xaa38//配列番号4
のアミノ酸配列を含む組成物またはその薬学的に許容される塩であって:
Xaa1Xaa2が存在しない;またはXaa1が存在せず、かつXaa2がGlu、Ser、AlaもしくはThrである;またはXaa1がArgもしくはAlaであり、かつXaa2がGlu、Ser、AlaもしくはThrであり;
Xaa4がアルキル、塩基性もしくは酸性アミノ酸残基であり;
Xaa6がThr、Tyr、AlaもしくはLeuであり;
Xaa7がLeu、Ile、AlaもしくはLysであり;
Xaa8がPro、Ala、Arg、Lys、1−NalもしくはGluであり;
Xaa9がLys、Ala、Valもしくは酸性アミノ酸残基であり;
Xaa10がSer、Glu、ArgもしくはAlaであり;
Xaa11がArg、GluもしくはAlaであり;
Xaa13がThr、Ala、Arg、Lys、1−NalもしくはGluであり;
Xaa14がGln、Alaもしくは酸性アミノ酸残基であり;
Xaa15がアルキルもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa16が、Ala、Gln、GluもしくはArg以外の塩基性、アルキルもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa18がAlaまたは酸性もしくは塩基性アミノ酸残基であり;
Xaa19がThr、Alaもしくは塩基性アミノ酸残基であり;
Xaa20がSer、Alaもしくは塩基性アミノ酸残基であり;
Xaa21が、AlaもしくはMet以外のアルキルもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa22がLysもしくはAlaであり;
Xaa23がTyrもしくはAlaであり;
Xaa24がArg、LysもしくはAlaであり;
Xaa25がTyr、LeuもしくはAlaであり;
Xaa26がSer、Thr、Asn、Alaもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa27がLeu、Ala、Asnもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa29が1−Nal、2−Nal、Alaもしくは塩基性アミノ酸残基であり;
Xaa30がAlaまたは酸性もしくは塩基性アミノ酸残基であり;
Xaa31がThr、Alaもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa33がGly、Ala、Arg、Lys、1−NalもしくはGluであり;
Xaa34がThr、Ser、Ala、Lysもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa36、Xaa37およびXaa38がそれぞれ、独立して存在しないか、または独立して中性、塩基性、酸性もしくはN−アルキル化アミノ酸残基であり;
かつ:
残基Cys3と残基Cys35の間にジスルフィド結合が存在し;
残基Cys12と残基Cys28の間にジスルフィド結合が存在し;
残基Cys17と残基Cys32の間にジスルフィド結合が存在し;かつ
カルボキシ末端残基が任意にアミド化されている、
前記組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
Xaa4が、Ser、Thr、Ala、Gly、Leu、Ile、Val、Met、Cit、ホモシトルリン、Oic、Pro、Hyp、Tic、D−Tic、D−Pro、Guf、および4−アミノ−Phe、Thz、Aib、Sar、Pip、Bip、Phe、Tyr、Lys、His、Trp、Arg、Nαメチル−Arg;ホモアルギニン、1−Nal、2−Nal、Orn、D−Orn、Asn、Gln、Glu、Asp、α−アミノアジピン酸、およびパラ−カルボキシル−フェニルアラニンから選択される、請求項1の組成物。
【請求項3】
Xaa4が、Ala、Ile、Lys、Orn、GluおよびAspから選択される、請求項1の組成物。
【請求項4】
Xaa9およびXaa14の酸性アミノ酸残基がそれぞれ独立して、Glu、Aspおよびα−アミノアジピン酸から選択される、請求項1の組成物。
【請求項5】
Xaa15のアルキルまたは芳香族アミノ酸残基が、Ala、1−Nal、2−Nal、Phe、Tyr、Val、IleおよびLeuから選択される、請求項1の組成物。
【請求項6】
Xaa15のアルキルまたは芳香族アミノ酸残基が、Phe、AlaおよびIleから選択される、請求項1の組成物。
【請求項7】
Xaa16が、Lys、Orn、Dab、Dap 1−Nal、2−Nal、Tyr、Phe、Pip、2Pal、3Pal、N−Me−Lys、N−Me−Orn、アルファ−メチル−リジン、Lys(Nε−Me)、Lys(Nε−Me)2、Lys(Nε−Me)3、パラ−メチル−Phe、AMeFおよびホモPheから選択される、請求項1の組成物。
【請求項8】
Xaa18およびXaa30の塩基性または酸性アミノ酸残基がそれぞれ独立して、Lys、Arg、Orn、Glu、Asp、His、TrpおよびPacから選択される、請求項1の組成物。
【請求項9】
Xaa19、Xaa20およびXaa29の塩基性アミノ酸残基がそれぞれ独立して、Lys、Arg、His、Orn、D−Orn、Dab、Dap、1Pip、2Pal、3Pal、N−Me−Lys、Nαメチル−Arg;ホモアルギニン、Cit、Nα−メチル−Cit、ホモシトルリン、Gufおよび、および4−アミノ−Phe、およびN−Me−Ornから選択される、請求項1の組成物。
【請求項10】
Xaa21が、Nle、Nva、Abu、Phe、Tyr、Asn、Gln、Met[O]、Val、Ile、Leu、Met[O2]、Cha、Chg、Asn、Trp、パラ−メチル−Phe、アルファ−メチル−PheおよびホモPheから選択される、請求項1の組成物。
【請求項11】
Xaa26、Xaa27、Xaa31およびXaa34の芳香族アミノ酸残基がそれぞれ独立して、1−Nal、2−Nal、Phe、TrpおよびTyrから選択される、請求項1の組成物。
【請求項12】
Xaa36、Xaa37およびXaa38が、存在すれば、それぞれ独立してAla、Leu、Lys、Glu、Asp、Phe、Arg、Phe、Asp−アミド、Aib−アミド、Ser−アミド、Tyr、Thr−アミド、Glu、Glu−アミド、ベータ−AlaおよびN−Me−Alaから選択される、請求項1の組成物。
【請求項13】
カルボキシ末端残基がアミド化されている、請求項1の組成物。
【請求項14】
Xaa36が存在する、請求項1の組成物。
【請求項15】
配列番号10、15、155、157、164、165、167から172、179、194、196、203から206、211、214から225、231、232、233、236、238、239、242から254、260、263および265から273から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項1の組成物。
【請求項16】
Xaa4がAla、Ile、LysまたはGluであり;かつ
Xaa16がLys、Orn、Dab、Dap 1−Nal、2−Nal、Tyr、Phe、Pip、2Pal、3Pal、N−Me−Lys、またはN−Me−Orn、アルファ−メチル−リジン、Lys(Nε−Me)、Lys(Nε−Me)2、Lys(Nε−Me)3、パラ−メチル−Phe、アルファ−メチル−Phe、またはホモPheである、
請求項1の組成物。
【請求項17】
Xaa18が、Lys、Arg、Orn、Glu、Asp、His、Trp、PacまたはAlaである、請求項16の組成物。
【請求項18】
Xaa20が、Ser、Ala、Lys、Arg、Orn、Dab、Dap、1Pip、2Pal、3Pal、N−Me−LysまたはN−Me−Ornである、請求項17の組成物。
【請求項19】
Xaa29が、1−Nal、2−Nal、Ala、Lys、Arg、Orn、Dab、Dap、1Pip、2Pal、3Pal、N−Me−Lys、N−Me−Ornである、請求項18の組成物。
【請求項20】
Xaa30が、Lys、Arg、Orn、Glu、Asp、His、TrpまたはPacから選択される、請求項19の組成物。
【請求項21】
任意でのリンカー部分と、薬学的に許容される、共有結合した半減期延長部分とをさらに含む、請求項1または13から20のいずれかの組成物。
【請求項22】
半減期延長部分が、分子量約1000Daから約100000Daのポリエチレングリコール、IgG Fcドメイン、トランスサイレチンまたはヒト血清アルブミンである、請求項21の組成物。
【請求項23】
半減期延長部分が、ヒト免疫グロブリンもしくはヒト免疫グロブリンFcドメインまたはその両方を含む、請求項21の組成物。
【請求項24】
図12Aから図12Nのいずれかに記載の構造を有する、請求項23の組成物。
【請求項25】
一価ヘテロ二量体Fc−毒素ペプチド類似体融合体を含む、請求項23の組成物。
【請求項26】
請求項1または13から20のいずれかの組成物と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
【請求項27】
請求項21の組成物と、薬学的に許容される担休とを含む、医薬組成物。
【請求項28】
33から約100アミノ酸残基長の毒素ペプチド類似体を含む、請求項1または13から20のいずれかの組成物。
【請求項29】
33から約100アミノ酸残基長の毒素ペプチド類似体を含む、請求項21の組成物。
【請求項30】
多発性硬化症の少なくとも1つの症状の再発を予防または軽減する方法であって、予防有効量の請求項1または13から20のいずれかの組成物を投与することを含む方法。
【請求項31】
治療有効量の請求項1または13から20のいずれかの組成物を投与することを含む、自己免疫障害の治療方法。
【請求項32】
自己免疫障害が、多発性硬化症、1型糖尿病、乾癬、炎症性腸疾患、接触性皮膚炎、関節リウマチ、乾癬性関節炎、喘息、アレルギー、レスチノシス(restinosis)、全身性硬化症、線維症、強皮症、糸球体腎炎、シェーグレン症候群、炎症性骨吸収、移植拒絶反応、移植片対宿主病および狼瘡からなる群より選択される、請求項31の治療方法。
【請求項33】
予防有効量の請求項21の組成物を投与することを含む、多発性硬化症の症状の再発を予防または軽減する方法。
【請求項34】
治療有効量の請求項21の組成物を投与することを含む、自己免疫障害の治療方法。
【請求項35】
自己免疫障害が、多発性硬化症、1型糖尿病、乾癬、炎症性腸疾患、接触性皮膚炎、関節リウマチ、乾癬性関節炎、喘息、アレルギー、レスチノシス(restInosIs)、全身性硬化症、線維症、強皮症、糸球体腎炎、シェーグレン症候群、炎症性骨吸収、移植拒絶反応、移植片対宿主病および狼瘡からなる群より選択される、請求項34の方法。
【請求項36】
配列番号13のアミノ酸配列を含む長さ約100アミノ酸残基以下の毒素ペプチド類似体を含む組成物であって、
配列番号13の残基Cys3と残基Cys35の間にジスルフィド結合が存在し;
配列番号13の残基Cys12と残基Cys28の間にジスルフィド結合が存在し;
配列番号13の残基Cys17と残基Cys32の間にジスルフィド結合が存在し;かつ
カルボキシ末端残基が任意にアミド化されている前記組成物。
【請求項37】
任意でのリンカー部分と、薬学的に許容される、共有結合した半減期延長部分とをさらに含む、請求項36の組成物。
【請求項38】
半減期延長部分が、分子量約1000Daから約100000Daのポリエチレングリコール、IgG Fcドメイン、トランスサイレチンまたはヒト血清アルブミンである、請求項37の組成物。
【請求項39】
半減期延長部分が、ヒト免疫グロブリンもしくはヒト免疫グロブリンFcドメインまたはその両方を含む、請求項37の組成物。
【請求項40】
図12Aから図12Nのいずれかに記載の構造を有する、請求項39の組成物。
【請求項41】
一価ヘテロ二量体Fc−毒素ペプチド類似体融合体を含む、請求項39の組成物。
【請求項42】
請求項36の組成物であって、その一次配列内に、Ala、Leu、Lys、Glu、Asp、Phe、Arg、Phe、Asp−アミド、AIb−アミド、Tyr、Thr−アミド、Glu、Glu−アミド、ベータ−AlaおよびN−Me−Alaから選択される追加のアミノ酸残基を、配列番号13のカルボキシ末端においてさらに含む前記組成物。
【請求項43】
カルボキシ末端残基がアミド化されている、請求項36の組成物。
【請求項44】
請求項36から43のいずれかの組成物と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
【請求項45】
治療有効量の請求項36から43のいずれかの組成物を投与することを含む、自己免疫障害の治療方法。
【請求項46】
自己免疫障害が、多発性硬化症、1型糖尿病、乾癬、炎症性腸疾患、接触性皮膚炎、関節リウマチ、乾癬性関節炎、喘息、アレルギー、レスチノシス(restInosIs)、全身性硬化症、線維症、強皮症、糸球体腎炎、シェーグレン症候群、炎症性骨吸収、移植拒絶反応、移植片対宿主病および狼瘡からなる群より選択される、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
予防有効量の請求項36から43のいずれかの組成物を投与することを含む、多発性硬化症の症状再発を予防または軽減する方法。
【請求項1】
式:
Xaa1Xaa2Cys3Xaa4Asp5Xaa6Xaa7Xaa8Xaa9Xaa10Xaa11Cys12Xaa13Xaa14Xaa15Xaa16Cys17Xaa18Xaa19Xaa20Xaa21Xaa22Xaa23Xaa24Xaa25Xaa26Xaa27Cys28Xaa29Xaa30Xaa31Cys32Xaa33Xaa34Cys35Xaa36Xaa37Xaa38//配列番号4
のアミノ酸配列を含む組成物またはその薬学的に許容される塩であって:
Xaa1Xaa2が存在しない;またはXaa1が存在せず、かつXaa2がGlu、Ser、AlaもしくはThrである;またはXaa1がArgもしくはAlaであり、かつXaa2がGlu、Ser、AlaもしくはThrであり;
Xaa4がアルキル、塩基性もしくは酸性アミノ酸残基であり;
Xaa6がThr、Tyr、AlaもしくはLeuであり;
Xaa7がLeu、Ile、AlaもしくはLysであり;
Xaa8がPro、Ala、Arg、Lys、1−NalもしくはGluであり;
Xaa9がLys、Ala、Valもしくは酸性アミノ酸残基であり;
Xaa10がSer、Glu、ArgもしくはAlaであり;
Xaa11がArg、GluもしくはAlaであり;
Xaa13がThr、Ala、Arg、Lys、1−NalもしくはGluであり;
Xaa14がGln、Alaもしくは酸性アミノ酸残基であり;
Xaa15がアルキルもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa16が、Ala、Gln、GluもしくはArg以外の塩基性、アルキルもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa18がAlaまたは酸性もしくは塩基性アミノ酸残基であり;
Xaa19がThr、Alaもしくは塩基性アミノ酸残基であり;
Xaa20がSer、Alaもしくは塩基性アミノ酸残基であり;
Xaa21が、AlaもしくはMet以外のアルキルもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa22がLysもしくはAlaであり;
Xaa23がTyrもしくはAlaであり;
Xaa24がArg、LysもしくはAlaであり;
Xaa25がTyr、LeuもしくはAlaであり;
Xaa26がSer、Thr、Asn、Alaもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa27がLeu、Ala、Asnもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa29が1−Nal、2−Nal、Alaもしくは塩基性アミノ酸残基であり;
Xaa30がAlaまたは酸性もしくは塩基性アミノ酸残基であり;
Xaa31がThr、Alaもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa33がGly、Ala、Arg、Lys、1−NalもしくはGluであり;
Xaa34がThr、Ser、Ala、Lysもしくは芳香族アミノ酸残基であり;
Xaa36、Xaa37およびXaa38がそれぞれ、独立して存在しないか、または独立して中性、塩基性、酸性もしくはN−アルキル化アミノ酸残基であり;
かつ:
残基Cys3と残基Cys35の間にジスルフィド結合が存在し;
残基Cys12と残基Cys28の間にジスルフィド結合が存在し;
残基Cys17と残基Cys32の間にジスルフィド結合が存在し;かつ
カルボキシ末端残基が任意にアミド化されている、
前記組成物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
Xaa4が、Ser、Thr、Ala、Gly、Leu、Ile、Val、Met、Cit、ホモシトルリン、Oic、Pro、Hyp、Tic、D−Tic、D−Pro、Guf、および4−アミノ−Phe、Thz、Aib、Sar、Pip、Bip、Phe、Tyr、Lys、His、Trp、Arg、Nαメチル−Arg;ホモアルギニン、1−Nal、2−Nal、Orn、D−Orn、Asn、Gln、Glu、Asp、α−アミノアジピン酸、およびパラ−カルボキシル−フェニルアラニンから選択される、請求項1の組成物。
【請求項3】
Xaa4が、Ala、Ile、Lys、Orn、GluおよびAspから選択される、請求項1の組成物。
【請求項4】
Xaa9およびXaa14の酸性アミノ酸残基がそれぞれ独立して、Glu、Aspおよびα−アミノアジピン酸から選択される、請求項1の組成物。
【請求項5】
Xaa15のアルキルまたは芳香族アミノ酸残基が、Ala、1−Nal、2−Nal、Phe、Tyr、Val、IleおよびLeuから選択される、請求項1の組成物。
【請求項6】
Xaa15のアルキルまたは芳香族アミノ酸残基が、Phe、AlaおよびIleから選択される、請求項1の組成物。
【請求項7】
Xaa16が、Lys、Orn、Dab、Dap 1−Nal、2−Nal、Tyr、Phe、Pip、2Pal、3Pal、N−Me−Lys、N−Me−Orn、アルファ−メチル−リジン、Lys(Nε−Me)、Lys(Nε−Me)2、Lys(Nε−Me)3、パラ−メチル−Phe、AMeFおよびホモPheから選択される、請求項1の組成物。
【請求項8】
Xaa18およびXaa30の塩基性または酸性アミノ酸残基がそれぞれ独立して、Lys、Arg、Orn、Glu、Asp、His、TrpおよびPacから選択される、請求項1の組成物。
【請求項9】
Xaa19、Xaa20およびXaa29の塩基性アミノ酸残基がそれぞれ独立して、Lys、Arg、His、Orn、D−Orn、Dab、Dap、1Pip、2Pal、3Pal、N−Me−Lys、Nαメチル−Arg;ホモアルギニン、Cit、Nα−メチル−Cit、ホモシトルリン、Gufおよび、および4−アミノ−Phe、およびN−Me−Ornから選択される、請求項1の組成物。
【請求項10】
Xaa21が、Nle、Nva、Abu、Phe、Tyr、Asn、Gln、Met[O]、Val、Ile、Leu、Met[O2]、Cha、Chg、Asn、Trp、パラ−メチル−Phe、アルファ−メチル−PheおよびホモPheから選択される、請求項1の組成物。
【請求項11】
Xaa26、Xaa27、Xaa31およびXaa34の芳香族アミノ酸残基がそれぞれ独立して、1−Nal、2−Nal、Phe、TrpおよびTyrから選択される、請求項1の組成物。
【請求項12】
Xaa36、Xaa37およびXaa38が、存在すれば、それぞれ独立してAla、Leu、Lys、Glu、Asp、Phe、Arg、Phe、Asp−アミド、Aib−アミド、Ser−アミド、Tyr、Thr−アミド、Glu、Glu−アミド、ベータ−AlaおよびN−Me−Alaから選択される、請求項1の組成物。
【請求項13】
カルボキシ末端残基がアミド化されている、請求項1の組成物。
【請求項14】
Xaa36が存在する、請求項1の組成物。
【請求項15】
配列番号10、15、155、157、164、165、167から172、179、194、196、203から206、211、214から225、231、232、233、236、238、239、242から254、260、263および265から273から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項1の組成物。
【請求項16】
Xaa4がAla、Ile、LysまたはGluであり;かつ
Xaa16がLys、Orn、Dab、Dap 1−Nal、2−Nal、Tyr、Phe、Pip、2Pal、3Pal、N−Me−Lys、またはN−Me−Orn、アルファ−メチル−リジン、Lys(Nε−Me)、Lys(Nε−Me)2、Lys(Nε−Me)3、パラ−メチル−Phe、アルファ−メチル−Phe、またはホモPheである、
請求項1の組成物。
【請求項17】
Xaa18が、Lys、Arg、Orn、Glu、Asp、His、Trp、PacまたはAlaである、請求項16の組成物。
【請求項18】
Xaa20が、Ser、Ala、Lys、Arg、Orn、Dab、Dap、1Pip、2Pal、3Pal、N−Me−LysまたはN−Me−Ornである、請求項17の組成物。
【請求項19】
Xaa29が、1−Nal、2−Nal、Ala、Lys、Arg、Orn、Dab、Dap、1Pip、2Pal、3Pal、N−Me−Lys、N−Me−Ornである、請求項18の組成物。
【請求項20】
Xaa30が、Lys、Arg、Orn、Glu、Asp、His、TrpまたはPacから選択される、請求項19の組成物。
【請求項21】
任意でのリンカー部分と、薬学的に許容される、共有結合した半減期延長部分とをさらに含む、請求項1または13から20のいずれかの組成物。
【請求項22】
半減期延長部分が、分子量約1000Daから約100000Daのポリエチレングリコール、IgG Fcドメイン、トランスサイレチンまたはヒト血清アルブミンである、請求項21の組成物。
【請求項23】
半減期延長部分が、ヒト免疫グロブリンもしくはヒト免疫グロブリンFcドメインまたはその両方を含む、請求項21の組成物。
【請求項24】
図12Aから図12Nのいずれかに記載の構造を有する、請求項23の組成物。
【請求項25】
一価ヘテロ二量体Fc−毒素ペプチド類似体融合体を含む、請求項23の組成物。
【請求項26】
請求項1または13から20のいずれかの組成物と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
【請求項27】
請求項21の組成物と、薬学的に許容される担休とを含む、医薬組成物。
【請求項28】
33から約100アミノ酸残基長の毒素ペプチド類似体を含む、請求項1または13から20のいずれかの組成物。
【請求項29】
33から約100アミノ酸残基長の毒素ペプチド類似体を含む、請求項21の組成物。
【請求項30】
多発性硬化症の少なくとも1つの症状の再発を予防または軽減する方法であって、予防有効量の請求項1または13から20のいずれかの組成物を投与することを含む方法。
【請求項31】
治療有効量の請求項1または13から20のいずれかの組成物を投与することを含む、自己免疫障害の治療方法。
【請求項32】
自己免疫障害が、多発性硬化症、1型糖尿病、乾癬、炎症性腸疾患、接触性皮膚炎、関節リウマチ、乾癬性関節炎、喘息、アレルギー、レスチノシス(restinosis)、全身性硬化症、線維症、強皮症、糸球体腎炎、シェーグレン症候群、炎症性骨吸収、移植拒絶反応、移植片対宿主病および狼瘡からなる群より選択される、請求項31の治療方法。
【請求項33】
予防有効量の請求項21の組成物を投与することを含む、多発性硬化症の症状の再発を予防または軽減する方法。
【請求項34】
治療有効量の請求項21の組成物を投与することを含む、自己免疫障害の治療方法。
【請求項35】
自己免疫障害が、多発性硬化症、1型糖尿病、乾癬、炎症性腸疾患、接触性皮膚炎、関節リウマチ、乾癬性関節炎、喘息、アレルギー、レスチノシス(restInosIs)、全身性硬化症、線維症、強皮症、糸球体腎炎、シェーグレン症候群、炎症性骨吸収、移植拒絶反応、移植片対宿主病および狼瘡からなる群より選択される、請求項34の方法。
【請求項36】
配列番号13のアミノ酸配列を含む長さ約100アミノ酸残基以下の毒素ペプチド類似体を含む組成物であって、
配列番号13の残基Cys3と残基Cys35の間にジスルフィド結合が存在し;
配列番号13の残基Cys12と残基Cys28の間にジスルフィド結合が存在し;
配列番号13の残基Cys17と残基Cys32の間にジスルフィド結合が存在し;かつ
カルボキシ末端残基が任意にアミド化されている前記組成物。
【請求項37】
任意でのリンカー部分と、薬学的に許容される、共有結合した半減期延長部分とをさらに含む、請求項36の組成物。
【請求項38】
半減期延長部分が、分子量約1000Daから約100000Daのポリエチレングリコール、IgG Fcドメイン、トランスサイレチンまたはヒト血清アルブミンである、請求項37の組成物。
【請求項39】
半減期延長部分が、ヒト免疫グロブリンもしくはヒト免疫グロブリンFcドメインまたはその両方を含む、請求項37の組成物。
【請求項40】
図12Aから図12Nのいずれかに記載の構造を有する、請求項39の組成物。
【請求項41】
一価ヘテロ二量体Fc−毒素ペプチド類似体融合体を含む、請求項39の組成物。
【請求項42】
請求項36の組成物であって、その一次配列内に、Ala、Leu、Lys、Glu、Asp、Phe、Arg、Phe、Asp−アミド、AIb−アミド、Tyr、Thr−アミド、Glu、Glu−アミド、ベータ−AlaおよびN−Me−Alaから選択される追加のアミノ酸残基を、配列番号13のカルボキシ末端においてさらに含む前記組成物。
【請求項43】
カルボキシ末端残基がアミド化されている、請求項36の組成物。
【請求項44】
請求項36から43のいずれかの組成物と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
【請求項45】
治療有効量の請求項36から43のいずれかの組成物を投与することを含む、自己免疫障害の治療方法。
【請求項46】
自己免疫障害が、多発性硬化症、1型糖尿病、乾癬、炎症性腸疾患、接触性皮膚炎、関節リウマチ、乾癬性関節炎、喘息、アレルギー、レスチノシス(restInosIs)、全身性硬化症、線維症、強皮症、糸球体腎炎、シェーグレン症候群、炎症性骨吸収、移植拒絶反応、移植片対宿主病および狼瘡からなる群より選択される、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
予防有効量の請求項36から43のいずれかの組成物を投与することを含む、多発性硬化症の症状再発を予防または軽減する方法。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図5F】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図12E】
【図12F】
【図12G】
【図12H】
【図12I】
【図12J】
【図12K】
【図12L】
【図12M】
【図12N】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17A】
【図17B】
【図17C】
【図18A】
【図18B】
【図18C】
【図19A】
【図19B】
【図19C】
【図19D】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25A】
【図25B】
【図25C】
【図26A】
【図26B】
【図27A】
【図27B】
【図28A】
【図28B】
【図29A】
【図29B】
【図30A】
【図30B】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図5F】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図6F】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図12E】
【図12F】
【図12G】
【図12H】
【図12I】
【図12J】
【図12K】
【図12L】
【図12M】
【図12N】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17A】
【図17B】
【図17C】
【図18A】
【図18B】
【図18C】
【図19A】
【図19B】
【図19C】
【図19D】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25A】
【図25B】
【図25C】
【図26A】
【図26B】
【図27A】
【図27B】
【図28A】
【図28B】
【図29A】
【図29B】
【図30A】
【図30B】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【公表番号】特表2012−521360(P2012−521360A)
【公表日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−501020(P2012−501020)
【出願日】平成22年3月19日(2010.3.19)
【国際出願番号】PCT/US2010/028061
【国際公開番号】WO2010/108154
【国際公開日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【出願人】(500049716)アムジエン・インコーポレーテツド (242)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年3月19日(2010.3.19)
【国際出願番号】PCT/US2010/028061
【国際公開番号】WO2010/108154
【国際公開日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【出願人】(500049716)アムジエン・インコーポレーテツド (242)
【Fターム(参考)】
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