説明

N−フェニル−ピペラジン誘導体および5HT2Cレセプター関連疾患の予防方法または処置方法

本発明は、式(I)の特定の置換N−フェニル−ピペラジン誘導体に関し、これは、5HT2Cレセプターのモジュレーターである。従って、本発明の化合物は、5HT2Cレセプターが関連する疾患または障害(例えば、肥満、アルツハイマー病、勃起不全および関連障害)の予防または処理に有用である。本発明の別の局面は、薬学的に受容可能なキャリアを式(I)に従う少なくとも1つの化合物を組み合わせて含有する薬学的組成物に関する。本発明の別の局面は、5HT2Cレセプターを調節する方法に関し、上記方法は、上記レセプターと、治療有効量または治療有効用量の本明細書中に記載されるような化合物とを接触させる工程を包含する。本発明の別の局面は、中枢神経系の障害:中枢神経系に対する損傷;心血管障害;胃腸障害;尿崩症または睡眠時無呼吸を予防または処置する方法に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、水和物および溶媒和物であって、
ここで:
は、HまたはC1〜8アルキルであり;
は、C2〜4アルケニル、C1〜4アルキルまたはC1〜4ハロアルキルであり;そして
、R、R、RおよびRは、各々独立して、H、C1〜4アシル、C1〜4アシルオキシ、C1〜4アシルチオキシ、C2〜4アルケニル、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキル、C1〜4アルキルカルボキサミド、C1〜4アルキルスルフィニル、C1〜4アルキルスルホンアミド、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルチオ、アミノ、C1〜4アルキルアミノ、カルボ−C1〜4−アルコキシ、カルボキサミド、シアノ、C2−6ジアルキルアミノ、C1〜4ハロアルコキシ、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルキルスルフィニル、C1〜4ハロアルキルスルホニル、C1〜4ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシル、フェニル、およびチオールであり;
ただし、該化合物は、1−(4−クロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;1−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;2−メチル−1−(2−メチルスルファニル−フェニル)−ピペラジン;4−アミノ−3−フルオロ−2−(2−メチル−ピペラジン−1−イル)−5−ニトロ−ベンゾニトリル;2−メチル−1−フェニル−ピペラジン;4−(2−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−2−トリフルオロメチル−ベンゾニトリル;4−(2−エチル−ピペラジン−1−イル)−2−トリフルオロメチル−ベンゾニトリル;4−(2−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−トリフルオロメチル−ベンゾニトリル;1−(3−クロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;2−メチル−1−m−トリル−ピペラジン;4−(2−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンズアミド;1−(2−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;4−(2−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェノール;1−(3−メトキシ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;2−メチル−1−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ピペラジン;1−(4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;2−メチル−1−p−トリル−ピペラジン;2,4−ジメチル−1−フェニル−ピペラジン;4−クロロ−5−(4−エチル−2−メチル−ピペラジン−1−イル)−ベンゼン−1,2−ジアミン;4−クロロ−5−(4−エチル−2−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−ニトロ−フェニルアミン;5−(4−エチル−2−メチル−ピペラジン−1−イル)−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミン;および5−(4−エチル−2−メチル−ピペラジン−1−イル)−4−メチル−2−ニトロ−フェニルアミンでない、
化合物。
【請求項2】
がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
がC1〜8アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
がメチルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
がエチルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
がn−プロピルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項7】
がイソプロピルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項8】
がn−ブチルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項9】
がC2〜4アルケニルである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
がビニル基である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
がC1〜4アルキルである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
がメチルである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
がエチルである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
がn−プロピルである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
がC1〜4ハロアルキルである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
が−CFである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
、R、R、RおよびRが、各々独立して、H、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキル、シアノ、C1〜4ハロアルコキシ、C1〜4ハロアルキルおよびハロゲンからなる群より選択される、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項18】
、R、R、RおよびRが、各々独立して、H、C1〜4アルキル、シアノ、C1〜4ハロアルコキシ、C1〜4ハロアルキルおよびハロゲンからなる群より選択される、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
、R、R、RおよびRが、各々独立して、H、C1〜4ハロアルコキシ、C1〜4ハロアルキルおよびハロゲンからなる群より選択される、請求項17に記載の化合物。
【請求項20】
、R、R、RおよびRが、各々独立して、H、CH、CHCH、CH(CH、シアノ、OCF、CF、F、ClおよびBrからなる群より選択される、請求項17に記載の化合物。
【請求項21】
、R、R、RおよびRが、各々独立して、H、CF、F、ClおよびBrからなる群より選択される、請求項17に記載の化合物。
【請求項22】
が、HまたはFである、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
が、H、シアノ、F、ClおよびBrからなる群より選択される、請求項1〜16および22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
が、H、CH、CH(CH、OCF、CF、F、ClおよびBrからなる群より選択される、請求項1〜16、22および23のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項25】
が、H、F、ClおよびBrからなる群より選択される、請求項1〜16および22〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
が、H、CH、F、ClおよびBrからなる群より選択される、請求項1〜16および22〜25のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、水和物および溶媒和物であって、該化合物が、以下:
1−(2,3−ジフルオロ−フェニル)−2−エチル−ピペラジン;
1−(3−フルオロ−フェニル)−2−エチル−ピペラジン;
1−(4−フルオロ−フェニル)−2−エチル−ピペラジン;
(R)−1−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(3−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(3−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(3,4−ジクロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(3,4−ジクロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(3−クロロ−4−メチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(3−クロロ−4−メチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(3,5−ジクロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(3,5−ジクロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(3−クロロ−2−メチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(3−クロロ−2−メチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(5−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(5−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(5−クロロ−2−メチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(5−クロロ−2−メチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
1−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−エチル−ピペラジン;
1−(3−クロロ−フェニル)−2−エチル−ピペラジン;
1−(4−クロロ−フェニル)−2−エチル−ピペラジン;
1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−2−エチル−ピペラジンおよび
(R)−1−(5−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−2−エチル−ピペラジン;
からなる群より選択される、化合物。
【請求項28】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、水和物および溶媒和物であって、該化合物が、以下:
(R)−1−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(4−フルオロ−ビフェニル−3−イル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(4−フルオロ−ビフェニル−3−イル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2,5−ジフルオロ−4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(2,5−ジフルオロ−4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2−フルオロ−4−メチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(2−フルオロ−4−メチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2,5−ジクロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(2,5−ジクロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(4−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(4−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2,3−ジクロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2,3−ジクロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2,6−ジクロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2,6−ジクロロ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(2−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−2−メチル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピペラジン;
(S)−2−メチル−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ピペラジン;
(R)−1−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(R)−1−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;
(S)−1−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−2−メチル−ピペラジン;および
(R)−2,4−ジメチル−1−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ピペラジン;
からなる群より選択される、化合物。
【請求項29】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、水和物および溶媒和物であって、該化合物が、以下:
1−(2−ブロモ−フェニル)−2−ビニル−ピペラジン;
1−(4−クロロ−フェニル)−2−ビニル−ピペラジン;
1−(3−フルオロ−フェニル)−2−ビニル−ピペラジン;
1−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−ビニル−ピペラジン;
1−(3−クロロ−フェニル)−2−ビニル−ピペラジン;
1−(3−ブロモ−フェニル)−2−ビニル−ピペラジン;
1−(3,5−ジクロロ−フェニル)−2−ビニル−ピペラジン;
1−(2−ブロモ−4−イソプロピル−フェニル)−2−ビニル−ピペラジン;
1−(2−ブロモ−4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−2−ビニル−ピペラジン;
1−(2−ブロモ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−2−ビニル−ピペラジン;
3−(2−ビニル−ピペラジン−1−イル)−ベンゾニトリル;
1−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2−ビニル−ピペラジン;
1−o−トリル−2−ビニル−ピペラジンおよび
1−(2,3−ジフルオロ−フェニル)−2−ビニル−ピペラジン;
からなる群より選択される、化合物。
【請求項30】
前記化合物が、Rエナンチオマーである、請求項1〜26のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項31】
前記化合物が、Sエナンチオマーである、請求項1〜26のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項32】
薬学的に受容可能なキャリアを、式(I):
【化2】

に従う少なくとも1つの化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、水和物および溶媒和物と組み合わせて含有する薬学的組成物であって、
ここで:
は、HまたはC1〜8アルキルであり;
は、C2〜4アルケニル、C1〜4アルキルまたはC1〜4ハロアルキルであり;そして
、R、R、RおよびRは、各々独立して、H、C1〜4アシル、C1〜4アシルオキシ、C1〜4アシルチオキシ、C2〜4アルケニル、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキル、C1〜4アルキルカルボキサミド、C1〜4アルキルスルフィニル、C1〜4アルキルスルホンアミド、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルチオ、アミノ、C1〜4アルキルアミノ、カルボ−C1〜4−アルコキシ、カルボキサミド、シアノ、C2−6ジアルキルアミノ、C1〜4ハロアルコキシ、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルキルスルフィニル、C1〜4ハロアルキルスルホニル、C1〜4ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシル、フェニル、およびチオールである、
薬学的組成物。
【請求項33】
5HT2Cレセプターを調節する方法であって、該方法は、該レセプターと、治療有効量の請求項1〜31のいずれか1項に記載の化合物とを接触させる工程を包含する、方法。
【請求項34】
前記化合物が、前記レセプターのアゴニストである、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
中枢神経系の障害:中枢神経系に対する損傷;心血管障害;胃腸障害;尿崩症または睡眠時無呼吸を予防または処置する方法であって、該方法は、そのような予防または処置を必要としている個体に、治療有効量の請求項1〜31のいずれか1項に記載の化合物、または請求項32に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項36】
請求項35に記載の方法であって、前記中枢神経系の障害が、うつ病、非定型うつ病、双極性障害、不安障害、強迫性障害、社会恐怖またはパニック状態、睡眠障害、性機能障害、精神病、統合失調症、片頭痛および頭痛または他の疼痛に関連する他の状態、頭蓋内圧の上昇、てんかん、人格障害、アルツハイマー病、加齢性行動障害、痴呆に関連する行動障害、器官性精神障害、小児期の精神障害、攻撃性、加齢性記憶障害、慢性疲労症候群、薬物依存およびアルコール嗜癖、肥満、過食症、神経性食欲不振ならびに月経前緊張症からなる群より選択される、方法。
【請求項37】
前記中枢神経系の障害が、肥満である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記中枢神経系の障害が、アルツハイマー病である、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記性機能障害が、男性勃起不全である、請求項36に記載の方法。
【請求項40】
前記中枢神経系に対する損傷が、外傷、発作、神経変性疾患、毒性CNS疾患または感染性CNS疾患による、請求項35に記載の方法。
【請求項41】
前記中枢神経系に対する損傷が、脳炎または髄膜炎による、請求項35に記載の方法。
【請求項42】
前記心血管障害が、血栓症である、請求項35に記載の方法。
【請求項43】
前記胃腸障害が、胃腸運動の機能不全である、請求項35に記載の方法。
【請求項44】
前記個体が、哺乳動物である、請求項35〜43のいずれか1項に記載の方法。
【請求項45】
前記哺乳動物が、ヒトである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
個体の食料摂取量を減少させる方法であって、該方法は、該個体に、治療有効量の請求項1〜31のいずれか1項に記載の化合物、または請求項32に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項47】
前記個体が、哺乳動物である、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記哺乳動物が、ヒトである、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
個体における満腹を誘導する方法であって、該方法は、該個体に、治療有効量の請求項1〜31のいずれか1項に記載の化合物、または請求項32に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項50】
前記個体が、哺乳動物である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記哺乳動物が、ヒトである、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
個体の体重増加を制御する方法であって、該方法は、該個体に、治療有効量の請求項1〜31のいずれか1項に記載の化合物、または請求項32に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項53】
前記個体が、哺乳動物である、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記哺乳動物が、ヒトである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記ヒトが、約18.5〜約45のボディマス指数を有する、請求項48、51および54のいずれか1項に記載の方法。
【請求項56】
前記ヒトが、約25〜約45のボディマス指数を有する、請求項48、51および54のいずれか1項に記載の方法。
【請求項57】
前記ヒトが、約30〜約45のボディマス指数を有する、請求項48、51および54のいずれか1項に記載の方法。
【請求項58】
前記ヒトが、約35〜約45のボディマス指数を有する、請求項48、51および54のいずれか1項に記載の方法。
【請求項59】
薬学的組成物を生成する方法であって、該方法は、少なくとも1つの請求項1〜31のいずれか1項に記載の化合物と、薬学的に受容可能なキャリアとを混合する工程を包含する、方法。
【請求項60】
請求項1〜31のいずれか1項に記載の化合物であって、治療によって人体または動物体を処置する方法における使用のための、化合物。
【請求項61】
請求項1〜31のいずれか1項に記載の化合物であって、治療によって人体または動物体の、中枢神経系の障害:中枢神経系に対する損傷;心血管障害;胃腸障害;尿崩症または睡眠時無呼吸を予防または処置する方法における使用のための、化合物。
【請求項62】
請求項61に記載の化合物の使用であって、前記中枢神経系の障害が、うつ病、非定型うつ病、双極性障害、不安障害、強迫性障害、社会恐怖またはパニック状態、睡眠障害、性機能障害、精神病、統合失調症、片頭痛および頭痛または他の疼痛に関連する他の状態、頭蓋内圧の上昇、てんかん、人格障害、アルツハイマー病、加齢性行動障害、痴呆に関連する行動障害、器官性精神障害、小児期の精神障害、攻撃性、加齢性記憶障害、慢性疲労症候群、薬物依存およびアルコール嗜癖、肥満、過食症、神経性食欲不振ならびに月経前緊張症からなる群より選択される、使用。
【請求項63】
前記中枢神経系の障害が、肥満である、請求項62に記載の使用。
【請求項64】
前記中枢神経系の障害が、アルツハイマー病である、請求項62に記載の使用。
【請求項65】
前記性機能障害が、男性勃起不全である、請求項62に記載の使用。
【請求項66】
前記中枢神経系に対する損傷が、外傷、発作、神経変性疾患、毒性CNS疾患または感染性CNS疾患による、請求項61に記載の使用。
【請求項67】
前記中枢神経系に対する損傷が、脳炎または髄膜炎による、請求項61に記載の使用。
【請求項68】
前記心血管障害が、血栓症である、請求項61に記載の使用。
【請求項69】
前記胃腸障害が、胃腸運動の機能不全である、請求項61に記載の使用。
【請求項70】
請求項1〜31のいずれか1項に記載の化合物の使用であって、中枢神経系の障害:中枢神経系に対する損傷;心血管障害;胃腸障害;尿崩症または睡眠時無呼吸の処置または予防における使用のための医薬の製造のための、使用。
【請求項71】
請求項70に記載の使用であって、前記中枢神経系の障害が、うつ病、非定型うつ病、双極性障害、不安障害、強迫性障害、社会恐怖またはパニック状態、睡眠障害、性機能障害、精神病、統合失調症、片頭痛および頭痛または他の疼痛に関連する他の状態、頭蓋内圧の上昇、てんかん、人格障害、アルツハイマー病、加齢性行動障害、痴呆に関連する行動障害、器官性精神障害、小児期の精神障害、攻撃性、加齢性記憶障害、慢性疲労症候群、薬物依存およびアルコール嗜癖、肥満、過食症、神経性食欲不振ならびに月経前緊張症からなる群より選択される、使用。
【請求項72】
前記中枢神経系の障害が、肥満である、請求項71に記載の使用。
【請求項73】
前記中枢神経系の障害が、アルツハイマー病である、請求項71に記載の使用。
【請求項74】
前記性機能障害が、男性勃起不全である、請求項71に記載の使用。
【請求項75】
前記中枢神経系に対する損傷が、外傷、発作、神経変性疾患、毒性CNS疾患または感染性CNS疾患による、請求項70に記載の使用。
【請求項76】
前記中枢神経系に対する損傷が、脳炎または髄膜炎による、請求項70に記載の使用。
【請求項77】
前記心血管障害が、血栓症である、請求項70に記載の使用。
【請求項78】
前記胃腸障害が、胃腸運動の機能不全である、請求項70に記載の使用。

【図1】
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【公表番号】特表2007−523861(P2007−523861A)
【公表日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−517403(P2006−517403)
【出願日】平成16年6月17日(2004.6.17)
【国際出願番号】PCT/US2004/019540
【国際公開番号】WO2005/016902
【国際公開日】平成17年2月24日(2005.2.24)
【出願人】(504381423)アリーナ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (17)
【Fターム(参考)】