説明

PI3キナーゼ阻害剤として有用なプリン誘導体

本発明は、PI3Kの阻害剤であり、クラスIa PI3キナーゼであるp110δアイソフォームに対し、他のクラスIa PI3キナーゼ及びクラスIbを超える選択性を有する、式(Ia)又は(Ib)で示されるプリンである化合物、及び薬学的に許容しうるその塩を提供する。該化合物は、PI3キナーゼに関連する異常な細胞増殖、機能又は挙動に起因する疾患及び障害、例えば、癌、免疫障害、心臓血管疾患、ウイルス感染、炎症、代謝/内分泌機能障害及び神経障害などを処置するのに用いることができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(Ia)又は(Ib):
【化120】


{式中、
とRは、それらが結合するN原子と一緒になって、以下の式(IIa):
【化121】


[式中、Aは、下記(a)〜(d):
(a)N、S及びOから選択される更なるヘテロ原子を0又は1個含む、4〜7員飽和N−含有複素環(該環は、非置換又は置換されている);
(b)N、S及びOから選択される更なるヘテロ原子を0又は1個含む、4〜7員飽和N−含有複素環(該環は、上記と同義の4〜7員飽和N−含有複素環、5〜12員不飽和複素環、5〜7員飽和O−含有複素環、3〜12員飽和炭素環及び5〜12員不飽和炭素環から選択される第2の環に縮合されて、非置換又は置換されているヘテロ多環系を形成する);
(c)N、S及びOから選択される更なるヘテロ原子を0又は1個含み、かつ−(CR’−及び−(CR’−O−(CR’−(ここで、各R’は、独立して、H又はC〜Cアルキルであり、nは、1、2又は3であり、rは、0又は1であり、そしてsは、0又は1である)から選択される橋頭基(環の構成原子2個を結合させる)を更に含み、残りの環位置が、非置換又は置換されている、4〜7員飽和N−含有複素環;ならびに
(d)式(IIb):
【化122】


(式中、環Bは、N、S及びOから選択される更なるヘテロ原子を0又は1個含む、4〜7員飽和N−含有複素環であり、そして環B’は、3〜12員飽和炭素環、5〜7員飽和O−含有複素環、又は上記と同義の4〜7員飽和N−含有複素環であり、該B及びB’の各々は、非置換又は置換されている)で示される基
から選択される]
で示される基を形成するか、あるいは
及びRの一方は、C〜Cアルキルであり、そしてR及びRの他方は、非置換又は置換されている3〜12員飽和炭素環基、非置換又は置換されている5〜12員不飽和炭素環基、非置換又は置換されている5〜12員不飽和複素環基、非置換又は置換されている4〜12員飽和複素環基、及びC〜Cアルキル基(該C〜Cアルキルは、非置換又は置換されている3〜12員飽和炭素環基、非置換又は置換されている5〜12員不飽和炭素環基、非置換又は置換されている5〜12員不飽和複素環基、及び非置換又は置換されている4〜12員飽和複素環基から選択される基により置換されている)から選択され;
mは、0、1又は2であり;
は、H又はC〜Cアルキルであり;
は、R、C(O)OR、C(O)NR、ハロ(C〜C)アルキル、SOR、SONR(ここで、各Rは、独立して、H、又は非置換もしくは置換されているC〜Cアルキルである)から選択され;そして
は、非置換又は置換されているインドール基である}
で示されるプリンである化合物、又は薬学的に許容しうるその塩。
【請求項2】
が、非置換であるか、又はCN、ハロ、−C(O)NR、ハロ(C〜C)アルキル、−SOR、−SONR、ならびにO、N及びSから選択されるヘテロ原子を1、2、3もしくは4個含む5員ヘテロアリール基から選択される基により置換されているインドール基である(ここで、Rは、H又はC〜Cアルキルである)、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
及びRの定義において、非置換又は置換されている4〜12員飽和複素環基が、N、S及びOから選択される更なるヘテロ原子を0又は1個含む4〜7員飽和N−含有複素環(該環は、非置換又は置換されている)である、請求項1又は2記載の化合物。
【請求項4】
Aが、ホモピペラジン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン及びアゼチジンから選択される基であり、該基は、非置換であるか、あるいは、C〜Cアルキル、−S(O)10、−S(O)−(alk)−NR1112、オキソ(=O)、−alk−OR10、−(alk)−Het、ヘテロシクリル基、−NR1314、非置換又は置換されているC〜C10シクロアルキル、O−含有環(これは、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン又はオキセタンであり、そしてこれは、非置換又は置換されている)、及び−NR’−(CR’−X
[ここで:
各R10は、独立して、H又は非置換C〜Cアルキルであり;
各R’は、独立して、H又はC〜Cアルキルであり;
11及びR12は、各々独立して、H及び非置換C〜Cアルキルから選択されるか、又は
11とR12は、それらが結合するN原子と一緒になって5員もしくは6員飽和複素環基を形成し;
13及びR14は、各々独立して、C〜Cアルキル、−S(O)10、alk−OR10、−(alk)−Ph及び(alk)−Hetから選択され;
Xは、非置換又は置換されているC〜C10シクロアルキル、O−含有環(これは、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン又はオキセタンであり、そしてこれは、非置換又は置換されている)、及び非置換又は置換されている4員飽和N−含有複素環から選択され、そして該基は、場合により、更なる置換基1個以上により置換されており;
Phは、フェニルであり;
qは、0又は1であり;
rは、0又は1であり;
Hetは、チアゾール、イミダゾール、ピロール、ピリジン又はピリミジン基であり、該基は、非置換又は置換されており;
alkは、C〜Cアルキレンである]
から選択される基1個以上により置換されている、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項5】
Aが、ピペラジン、ピペリジン及びピロリジンから選択される基であり、該基は、非置換であるか、あるいは、C〜Cアルキル、−S(O)10、−S(O)−(alk)−NR1112、オキソ(=O)、−alk−OR10、−(alk)−Het、ヘテロシクリル基及び−NR1314
[ここで:
10は、H又は非置換C〜Cアルキルであり;
11及びR12は、各々独立して、H及び非置換C〜Cアルキルから選択されるか、又は
11とR12は、それらが結合するN原子と一緒になって5員もしくは6員飽和複素環基を形成し;
13及びR14は、各々独立して、C〜Cアルキル、−S(O)10、alk−OR10、−(alk)−Ph及び(alk)−Hetから選択され;
Phは、フェニルであり;
qは、0又は1であり;
Hetは、チアゾール、イミダゾール、ピロール、ピリジン又はピリミジン基であり、該基は、非置換又は置換されており;
alkは、C〜Cアルキレンである]
から選択される基1個以上により置換されている、記請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項6】
{1−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−ジメチル−アミン;
{1−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−ジメチル−アミン;
9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−8−[(S)−1−(ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)メチル]−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン;
9−エチル−8−[(S)−1−(ヘキサヒドロ−ピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)メチル]−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン;
8−(4−アゼチジン−1−イル−ピペリジン−1−イルメチル)−9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン;
9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−8−(4−モルホリン−4−イル−ピペリジン−1−イルメチル)−9H−プリン;
9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−8−(4−モルホリン−4−イル−ピペリジン−1−イルメチル)−9H−プリン;
2−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン;
2−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン;
2−{4−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−イソブチルアミド;
8−[4−(3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イル)−ピペリジン−1−イルメチル]−9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン;
8−[4−(3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イル)−ピペリジン−1−イルメチル]−9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン;
2−{4−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−2,2−ジメチル−ピペラジン−1−イル}−アセトアミド;
2−{4−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−2,2−ジメチル−ピペラジン−1−イル}−アセトアミド;
8−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−2,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−3−オン;
8−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−2,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−3−オン;
1−{1−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−アゼチジン−2−オン;
1−{1−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−アゼチジン−2−オン;
9−エチル−8−[4−(3−フルオロ−アゼチジン−1−イル)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン;
9−エチル−8−[4−(3−フルオロ−アゼチジン−1−イル)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン;
9−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−1−オキサ−4,9−ジアザ−スピロ[5.5]ウンデカン−3−オン;
9−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−1−オキサ−4,9−ジアザ−スピロ[5.5]ウンデカン−3−オン;
1−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
2−{4−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−イソブチルアミド;
2−{(cis)−4−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−2,6−ジメチル−ピペラジン−1−イル}−アセトアミド;
2−{(cis)−4−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−2,6−ジメチル−ピペラジン−1−イル}−アセトアミド;
2−{(S)−4−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−2−イソプロピル−ピペラジン−1−イル}−アセトアミド;
2−{(S)−4−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−2−イソプロピル−ピペラジン−1−イル}−アセトアミド;
9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−8−[4−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−ピペラジン−1−イルメチル]−9H−プリン;
4−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−6,6−ジメチル−ピペラジン−2−オン;
4−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−6,6−ジメチル−ピペラジン−2−オン;
8−(2,2−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン;
9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−8−(3−モルホリン−4−イル−アゼチジン−1−イルメチル)−9H−プリン;
9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−8−(3−モルホリン−4−イル−アゼチジン−1−イルメチル)−9H−プリン;
9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−8−[4−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−9H−プリン;
9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−8−[4−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−9H−プリン;
9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−8−(4−ピラゾール−1−イル−ピペリジン−1−イルメチル)−9H−プリン;
9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−8−(4−ピラゾール−1−イル−ピペリジン−1−イルメチル)−9H−プリン;
9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−8−[4−(1H−ピラゾール−3−イル)−ピペリジン−1−イルメチル]−9H−プリン;
9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−8−[4−(1H−ピラゾール−3−イル)−ピペリジン−1−イルメチル]−9H−プリン;
1−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−カルボン酸;
1−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−4−メチル−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
4−{1−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−モルホリン−3−オン;
4−{1−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−モルホリン−3−オン;
4−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−1−イソプロピル−ピペラジン−2−オン;
4−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−1−イソプロピル−ピペラジン−2−オン;
9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−8−[4−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−ピペラジン−1−イルメチル]−9H−プリン;
8−[4−(1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1−チオピラン−4−イル)−ピペラジン−1−イルメチル]−9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン;
8−[4−(1,1−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1−チオピラン−4−イル)−ピペラジン−1−イルメチル]−9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン;
(R)−8−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−オクタヒドロ−ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン;
(R)−8−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−オクタヒドロ−ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン;
(R)−8−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ヘキサヒドロ−ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オン;
8−(2,2−ジメチル−モルホリン−4−イルメチル)−9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン;
8−[4−(1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イル)−ピペリジン−1−イルメチル]−9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン;
8−[4−(1,1−ジオキソチオモルホリン−4−イル)−ピペリジン−1−イルメチル]−9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン;
1−{1−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−ピロリジン−2−オン;
8−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−2,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−1−オン;
7−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−3−オキサ−7,9−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン;
8−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−2,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカン−1−オン;
1’−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−[1,4’]ビピペリジニル−2−オン;
1’−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−[1,4’]ビピペリジニル−2−オン;
1−{1−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−ピロリジン−2−オン;
2−{1−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−アゼチジン−3−イルアミノ}−2−メチル−プロピオンアミド;
2−{1−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−アゼチジン−3−イルアミノ}−2−メチル−プロピオンアミド;
2−{(S)−1−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピロリジン−3−イルアミノ}−2−メチル−プロピオンアミド;
2−({1−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−アゼチジン−3−イル}−メチル−アミノ)−2−メチル−プロピオンアミド;
2−{4−[2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−9−メチル−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−イソブチルアミド;
2−{4−[2−(1H−インドール−4−イル)−9−メチル−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−イソブチルアミド;
(R)−8−[2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−オクタヒドロ−ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン;
2−{4−[2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−イソブチルアミド;
2−{4−[2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−イソブチルアミド;
2−({1−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−アゼチジン−3−イル}−メチル−アミノ)−2−メチル−プロピオンアミド;
2−({1−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−アゼチジン−3−イル}−メチル−アミノ)−2−メチル−プロピオンアミド;
2−{4−[2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−9−(2−ヒドロキシ−エチル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−イソブチルアミド;
{1−[2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−ジメチル−アミン;
{1−[2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−ジメチル−アミン;
3−{1−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−オキサゾリジン−2−オン;
3−{1−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−オキサゾリジン−2−オン;
1−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−4−モルホリン−4−イル−ピペリジン−4−カルボン酸アミド;
1−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−4−モルホリン−4−イル−ピペリジン−4−カルボン酸;
N−{1−[9−エチル−2−(1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−N−メチル−メタンスルホンアミド;及び
N−{1−[9−エチル−2−(5−フルオロ−1H−インドール−4−イル)−6−モルホリン−4−イル−9H−プリン−8−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−N−メチル−メタンスルホンアミド
から選択される化合物、及び薬学的に許容しうるその塩。
【請求項7】
薬学的に許容しうる担体又は希釈剤及び、活性成分としての請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項8】
治療によるヒト又は動物の身体の医療処置の方法における使用のための、請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物。
【請求項9】
PI3キナーゼに関連する異常な細胞増殖、機能又は挙動に起因する疾患又は障害を処置するための、請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物。
【請求項10】
疾患又は障害が、癌、免疫障害、心臓血管疾患、ウイルス感染、炎症、代謝/内分泌機能障害及び神経障害から選択される、請求項9記載の化合物。
【請求項11】
PI3キナーゼに関連する異常な細胞増殖、機能又は挙動に起因する疾患又は障害を処置するための医薬の製造における、請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物の使用。
【請求項12】
医薬が、癌、免疫障害、心臓血管疾患、ウイルス感染、炎症、代謝/内分泌機能障害及び神経障害を処置するためのものである、請求項11記載の使用。
【請求項13】
PI3キナーゼに関連する異常な細胞増殖、機能又は挙動に起因する疾患又は障害を処置する方法であって、請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含む、方法。
【請求項14】
疾患又は障害が、癌、免疫障害、心臓血管疾患、ウイルス感染、炎症、代謝/内分泌機能障害及び神経障害から選択される、請求項13記載の方法。

【公表番号】特表2011−500775(P2011−500775A)
【公表日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−530549(P2010−530549)
【出願日】平成20年10月27日(2008.10.27)
【国際出願番号】PCT/GB2008/003622
【国際公開番号】WO2009/053716
【国際公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】