説明

SAWセンサー監視システムとこれに用いるSAWセンサー兼発信器

【課題】本発明は複数の親機が他の親機によって監視されるべき子機を自己の子機として誤認する問題を確実に解決するSAWセンサー監視システムを提供する。
【解決手段】複数の親機A1乃至Anで監視する複数の子機群B1乃至Bnの各子機b1乃至bnにSAW素子で構成したSAWセンサー兼発信器TSを所有せしめ、各子機b1乃至bnに各子機固有の発信周期を予め記憶せしめておき、該各子機のSAWセンサー兼発信器TSは各子機b1乃至bnが記憶している発信周期T1乃至Tnで固有周波数F1乃至Fnの信号S1乃至Snを発信し、各親機A1乃至Anは受信した固有周波数F1乃至Fnの信号S1乃至Snが各子機b1乃至bnが記憶せる固有発信周期T1乃至Tnであると判断した時にその固有周波数F1乃至Fnの信号S1乃至Snを自己の子機b1乃至bnから発信されたものであることを認識するSAWセンサー監視システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は遠隔に存する多数の監視対象の夫々に子機を設置又は所持せしめ、該子機が有するセンサーで検出した監視対象の変化を親機に発信し監視するシステムに関する。殊に該監視システムにおける子機識別手段に係る。
【背景技術】
【0002】
遠隔に存する多数の監視対象の夫々に子機を設置又は所持せしめ、該子機が有するセンサーで検出した監視対象の変化を子機が有する発信器により親機に発信し監視する監視システムにおいては、第一親機で監視する第一子機群中の各子機から互いに異なる周波数(固有周波数)の信号を発信して第一親機による第一子機群中における子機相互の識別を行い、同様に第二親機で監視する第二子機群中の各子機は互いに異なる周波数(固有周波数)の信号を発信して第二親機による第二子機群中における子機相互の識別を行っている。
【0003】
又第一子機群と第二子機群間においても互いに異なる周波数の信号を発信するように設定して混信、即ち第一、第二親機が互いに他の親機の子機群の何れかを自己の子機であると誤認する混信を防止している。
【0004】
然しながら、現在上記監視システムにおいて使用可能な周波数帯域は電波法により例えば420〜430MHzの範囲に限定されているため、第一子機群、第二子機群・・・において近接した周波数を用いざるを得ず、このため上記混信が不可避であり、使用できる子機の台数は著しく制限されているのが実情である。
【0005】
又図1に例示するように、複数の親機A1乃至Anの夫々の子機監視エリアZ1乃至Znが重なり合う状態を屡々生じ、この場合エリアZ1乃至Znが重なり合う領域に存する子機bは複数の親機A1乃至Anとの通信が可能な状態となり、混信の原因となっている。
【0006】
尚、図1はエリアZ1乃至Znが重なり合う領域に存する子機bのみを図示し、その他の各エリアZ1乃至Zn内子機は省略している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記問題点を抜本的に解決するSAWセンサー監視システムとこれに用いるSAWセンサー兼発信器を提供するものである。
【0008】
即ち本発明は上記親機と子機群から成る監視単位が複数単位存在し、各単位の通信エリアが重複する場合や各子機の固有周波数が重複乃至近接している場合においても、上記各親機による多数台の子機の識別目的を適切に達成できるSAWセンサー監視システムの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上記目的を達成する手段として、上記第一子機群と第二子機群を形成する各子機はSAW素子で構成したSAWセンサー兼発信器を有し、上記第一子機群と第二子機群の各子機に各子機固有の発信周期を予め記憶せしめておき、該各子機のSAWセンサー兼発信器は各子機が記憶している発信周期で上記固有周波数の信号を発信し、上記第一、第二親機は受信した固有周波数の信号が各子機が記憶せる固有発信周期であると判断した時にその固有周波数の信号を自己の子機から発信されたものであることを認識せしめるSAWセンサー監視システムを構成したものである。
【0010】
上記固有発信周期は、例えば第一、第二親機が上記各子機の上記固有周波数と各親機の固有情報を基に演算した発信周期である。
【0011】
上記SAWセンサー監視システムに用いるSAWセンサー兼発信器は、適例として、外力又は熱によりベンディング又は伸縮するSAW素子にて監視対象の変化を検出するSAWセンサーを構成し、SAWセンサー駆動制御回路により上記SAW素子に供給する電力供給周期を設定し、該電力供給周期によりSAW素子の発信周期を設定する構成を備える。
【0012】
上記SAW素子に供給する電力供給周期は、上記記憶素子に記憶せしめ、該記憶素子に記憶せしめた電力供給周期で上記SAWセンサーを構成するSAW素子に電力を間欠供給して間欠発信せしめる構成とする。
【0013】
本発明は上記親機と子機の単位が三単位以上である場合を包含する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、各親機が他の親機によって監視されるべき子機を自己の子機として誤認する問題を確実に解決でき、この結果、上記限定された使用周波数帯域においても、各親機が監視する子機の台数を実用上、制限無く増加できる。
【0015】
又本発明によれば、SAWセンサーを監視対象の変化を検出する手段として用いつつ、親機に対する該変化情報を伝達する発信器として兼用し、該SAWセンサー兼発信器と、該SAWセンサー兼発信器を固有発信周期で発信せしめる手段との協働により、SAWセンサー兼発信器を有する子機を極めて少ない電力で作動せしめることが可能であると共に、簡素な構成でSAWセンサー監視システムを構築できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下本発明を実施するための最良の形態を図2乃至図7に基づき説明する。
【0017】
図2Aに示すように、SAW素子(弾性表面波素子)1は圧電基板5の表面に密着された一組の櫛形電極対2を有し、又は図2Bに示すように、圧電基板5の表面に密着された二組の櫛形電極対3,4を有し、櫛形電極対2,3,4を構成する各並列電極2′,3′,4′を交互となるように配置した構造となっている。
【0018】
図2Aに示すSAW素子(弾性表面波素子)1においては、櫛形電極対2の一方が入力端子(電力供給端子)イと出力端子(検出信号出力端子)ロを兼ねる端子を有し、他方がグランド端子ハを有する。
【0019】
他方図2Bに示すSAW素子1においては、櫛形電極対3の一方が入力端子(電力供給端子)イを有し、他方がグランド端子ハを有し、他の櫛形電極対4の一方が出力端子(検出信号出力端子)ロを有し、他方がグランド端子ハを有する。
【0020】
図3に示すように、上記圧電基板5の櫛形電極対2,3,4を配した側とは反対側の表面には金属板等から成る貼り合わせ基板6を接着剤7を介して貼り合わせ、所謂バイモルフ構造にする。
【0021】
上記SAW素子1は熱又は外力により伸縮又はベンディング可能であり、該伸縮又はベンディングにより上記櫛形電極対2,3,4の電極2′,3′,4′の間隔を拡縮する。
【0022】
上記圧電基板5と貼り合わせ基板6の貼り合わせ体は、熱に対する両者5,6の膨張係数の差によりベンディング又は伸縮運動を招来する。
【0023】
上記SAW素子1は上記貼り合わせ体に限定されず、圧電基板5単体で上記伸縮又はベンディングせしめる場合を含む。
【0024】
又はSAW素子1を貼り合わせ体で構成する場合の例示として、圧電基板5の電極を配した側と反対側の面に他の圧電基板(貼り合わせ基板6)を貼り合わせ、上記伸縮又はベンディング運動を招来せしめる場合を含む。
【0025】
一例として電極を配した圧電基板5をSAW素子1の基板として一般的な水晶基板で構成し、これに貼り合わせる圧電基板を圧電セラミックで構成し、圧電セラミックから成る圧電基板(貼り合わせ基板6)の伸縮又はベンディングにより圧電基板5を伸縮又はベンディングせしめることができる。
【0026】
本発明は上記SAW素子1を各子機bにおける監視対象の変化を検出するSAWセンサーとして利用しつつ、該変化情報を親機に伝達する発信器として利用し、SAWセンサー監視システムを構築したものである。
【0027】
図4に示すように、少なくとも第一親機A1で監視する第一子機群B1と、第二親機A2で監視する第二子機群B2が存在し、該第一子機群B1と第二子機群B2を形成する各子機bは上記SAW素子1で構成したSAWセンサー兼発信器TSを有する。
【0028】
即ち、子機群B1乃至BnはSAW素子1で構成したSAWセンサー発信器TSを有する。以下、第一子機群B1と第二子機群B2を包含する子機群B1乃至Bnとし、又各子機群B1乃至Bnに属する複数の子機bをb1乃至bnとして説明する。
【0029】
上記子機群B1乃至Bnの子機b1乃至bnに各子機固有の発信周期T1乃至Tnを予め記憶せしめておく。
【0030】
図6に示すように、子機b1乃至bnはSAWセンサー駆動制御回路Uを構成する記憶素子Mと、発信周期発生器Gと、スイッチング回路を構成する第一、第二トランジスタTR1,TR2を有する。
【0031】
上記記憶素子Mは子機b1乃至bnの上記固有発信周期T1乃至Tnを記憶しておき、該記憶素子Mで記憶されている固有発信周期T1乃至Tnを上記発信周期発生器Gで読み出し、固有発信周期T1乃至Tnを発生し、該固有発信周期T1乃至Tnで第一トランジスタTR1のベースにバイアスを印加する。
【0032】
他方、バッテリーに代表される電源Eから記憶素子Mと発信周期発生器Gに常時、電力を供給して両者M,Gを常時、動作状態におきつつ、該電力は第二トランジスタTR2のエミッターに常時供給されている。
【0033】
前記の通り、第一トランジスタTR1は固有発信周期T1乃至Tnでバイアスされた時、図7に示す発信周期T1乃至Tnで間欠的にONとOFFとを繰り返し、ON状態の時に第二トランジスタTR2のベースにバイアスを印加し、これをON状態にして電力をコレクタを通じて増幅器AMP1とAMP2に供給する。
【0034】
SAWセンサー兼発信器TSの出力は増幅器AMP1に入力され、増幅器AMP1の出力を子機b1乃至bnが有するSAWセンサー兼発信器TSにフィードバック回路FBを介しフィードバックして発振回路を形成し、図7に示すように、SAWセンサー兼発信器TSはスイッチング回路を形成する第二トランジスタTR2がON状態の間だけ発振動作し、第二トランジスタTR2がOFF状態の間は発振動作を停止する。即ち間欠発振動作する。
【0035】
上記SAWセンサー兼発信器TSの出力は監視対象の変化情報を重畳した固有周波数F1乃至Fnの固有発信信号S1乃至Snであり、上記間欠発振動作により該信号S1乃至Snを増幅器AMP2で増幅しアンテナANT2を介し親機A1乃至Anに発信する。
【0036】
上記子機b1乃至bnのSAWセンサー兼発信器TSの発信周期T1乃至Tnは、図7に示す通り互いに異なる。
【0037】
上記図6に示すフィードバック回路FBを有する発振回路は、SAWセンサー兼発信器TSとして図2Bに示す二組の櫛形電極対3,4を有するSAW素子1を用いた場合の回路である。
【0038】
上記SAWセンサー兼発信器TSとして図2Aに示す一組の櫛形電極対2を有するSAW素子1を用いた場合には、図6に示すフィードバック回路FBを形成せず、破線で示すように、スイッチング回路の出力である電力線をSAWセンサー兼発信器TSに接続し、同発信器TSを間欠的に発振し発信せしめる。
【0039】
上記した固有発信周期T1乃至Tnは、一例として図5に示す親機A1乃至Anが有する発信周期設定・記憶部WTにおいて演算し設定・記憶する。つまり発信周期設定・記憶部WTは上記子機b1乃至bnの上記固有周波数F1乃至Fnと親機A1乃至Anの固有情報を基に演算し上記固有発信周期T1乃至Tnを設定し自己の記憶部に記憶しておく。
【0040】
上記演算の一例は、現在電波法で認められている420〜430MHzの範囲で説明すると、第一桁以下、例えばある子機bの固有周波数Fが425.241MHzであれば、5.241を10で割って1を加えた値に、親機A1乃至Anの固有ナンバーの下二桁を100で割った値を加えて、上記子機固有の周期を設定する。以下同様にして各子機b固有の周期を設定し、該発信周期情報GC1乃至GCnを子機b1乃至bnに出力し、その記憶素子Mに予め記憶せしめる。
【0041】
上記子機b1乃至bnのSAWセンサー兼発信器TSは各子機b1乃至bnの記憶素子Mが記憶している固有発信周期T1乃至Tnで上記固有周波数F1乃至Fnの固有発信信号S1乃至Snを発信し、上記親機A1乃至Anは受信した固有周波数F1乃至Fnの信号S1乃至Snが子機b1乃至bnが記憶せる固有発信周期T1乃至Tnであると判断した時にその固有周波数F1乃至Fnの信号S1乃至Snを自己の子機b1乃至bnから発信されたものであることを認識する。
【0042】
即ち、前記した子機b1乃至bnのアンテナANT2を介して発信された子機b1乃至bnの固有周波数F1乃至Fnの信号S1乃至Snは、図5に示すアンテナANT1を介して親機A1乃至Anが有する無線受信部RFに取り込まれ、該無線受信部RFで周波数変換した信号S1乃至Snを子機判別部RXに入力する。
【0043】
上記子機判別部RXは発信周期設定・記憶部WTで記憶している固有周期T1乃至Tnと受信した固有周期とを比較し、該受信した固有周期を有する固有周波数の信号S1乃至Snが自己の監視する子機b1乃至bn中のどの子機から発信されたものであるかを認識する。
【0044】
上記子機判別部RXにおいて認識された固有周波数F1乃至Fnの信号S1乃至Snを信号弁別部PSに入力し、該信号弁別部PSにおいて固有周波数F1乃至Fnに重畳されている情報を認識した子機b1乃至bnの子機受信情報S′として外部機器へ出力する。
【0045】
次に上記SAWセンサー兼発信器TSの具体例について説明する。
【0046】
前記の如く、外力又は熱によりベンディング又は伸縮するSAW素子1から成るSAWセンサー兼発信器TSは、SAW素子1に駆動電力を供給する電源Eと、該駆動電力の供給により常時駆動状態におかれている記憶素子Mと発信周期発生器Gを有する前記SAWセンサー駆動制御回路Uを備える。
【0047】
上記SAWセンサー駆動制御回路Uは、前記の如く、第一,第二トランジスタTR1,TR2で例示されるスイッチング回路により上記SAW素子1に供給する電力供給周期を設定し、該電力供給周期によりSAW素子1の発信周期T1乃至Tnを設定する。
【0048】
上記SAWセンサー駆動制御回路Uによる電力供給周期をSAWセンサー駆動制御回路U内の記憶素子Mに記憶せしめ、該SAWセンサー駆動制御回路Uの記憶素子Mに記憶せしめた電力供給周期で上記SAWセンサーを構成するSAW素子1に電力を間欠供給して前記SAWセンサー兼発信器TSによる間欠発信を招来せしめる。
【0049】
以上により親機A1乃至Anは自己が監視する子機b1乃至bnを確実に認識し、他の親機に属する子機b1乃至bnを自己の子機として誤認する問題を確実に解決できる。
【0050】
この結果、前記限定された使用周波数帯域においても、各親機が監視する子機の台数を実用上、制限無く増加できる。
【0051】
又SAW素子1を監視対象の変化を検出するSAWセンサーとして用いつつ、親機A1乃至Anに対する該変化情報を伝達する発信器として兼用し、該SAWセンサー兼発信器TSと、該SAWセンサー兼発信器TSを固有発信周期T1乃至Tnで発信せしめる手段との協働により、SAWセンサー兼発信器TSを有する子機b1乃至bnを可及的に少ない電力で作動せしめることを可能とし、更には簡素な構成でSAWセンサー監視システムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】複数のSAWセンサー監視システムによる監視エリアが重なり合う状態を説明する図。
【図2】AはSAW素子の一例を示す平面図、BはSAW素子の他例を示す平面図。
【図3】上記各SAW素子の貼り合わせ構造を示す断面図。
【図4】複数の親機と該各親機で監視する子機群の関係を示すブロック図。
【図5】親機の回路図。
【図6】子機の回路図。
【図7】各子機の固有発信周期と固有発信信号と固有周波数を示す波形図。
【符号の説明】
【0053】
1…SAW素子、2,3,4…櫛形電極対、2′,3′,4′…電極、イ…入力端子、ロ…出力端子、ハ…グランド端子、5…圧電基板、6…貼り合わせ基板、7…接着剤、TS…SAWセンサー兼発信器、U…SAWセンサー駆動制御回路、M…記憶素子、G…発信周期発生器、TR1…第一トランジスタ、TR2…第二トランジスタ、E…電源、FB…フィードバック回路、WT…発信周期設定・記憶部、RF…無線受信部、RX…子機判別部、PS…信号弁別部、S′…子機受信情報、ANT1,ANT2…アンテナ、AMP…増幅器、A1乃至An…第一乃至第n親機、B1乃至Bn…第一乃至第n子機群、b(b1乃至bn)…子機、Z1乃至Zn…第一乃至第n監視エリア、T1乃至Tn…固有発信周期、F1乃至Fn…固有周波数、S1乃至Sn…固有周波数の固有発信信号、GC1乃至GCn…発信周期情報。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも第一親機で監視する第一子機群と第二親機で監視する第二子機群が存在し、第一子機群中の各子機から互いに異なる周波数(固有周波数)の信号を発信して第一親機による第一子機群中における子機相互の識別を行い、同様に第二子機群中の各子機から互いに異なる周波数(固有周波数)の信号を発信して第二親機による第二子機群中における子機相互の識別を行う監視システムにおいて、上記第一子機群と第二子機群を形成する各子機はSAW素子で構成したSAWセンサー兼発信器を有し、上記第一子機群と第二子機群の各子機に各子機固有の発信周期を予め記憶せしめておき、該各子機のSAWセンサー兼発信器は各子機が記憶している発信周期で上記固有周波数の信号を発信し、上記第一、第二親機は受信した固有周波数の信号が各子機が記憶せる固有発信周期であると判断した時にその固有周波数の信号を自己の子機から発信されたものであることを認識することを特徴とするSAWセンサー監視システム。
【請求項2】
上記固有発信周期は第一、第二親機が上記各子機の上記固有周波数と各親機の固有情報を基に演算した発信周期であることを特徴とする請求項1記載のSAWセンサー監視システム。
【請求項3】
外力又は熱によりベンディング又は伸縮するSAW素子にて監視対象の変化を検出するSAWセンサーを構成し、SAWセンサー駆動制御回路により上記SAW素子に供給する電力供給周期を設定し、該電力供給周期によりSAW素子の発信周期を設定する構成としたことを特徴とするSAWセンサー兼発信器。
【請求項4】
上記電力供給周期を記憶素子に記憶せしめ、該記憶素子に記憶せしめた電力供給周期で上記SAWセンサーを構成するSAW素子に電力を間欠供給して間欠発信せしめることを特徴とする請求項3記載のSAWセンサー兼発信器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−140880(P2007−140880A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−333337(P2005−333337)
【出願日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(000132518)株式会社セコニック (22)
【Fターム(参考)】