説明

SIMカード用コネクタ

【解決手段】SIMカードコネクタ(1)は、SIMカードに電気接続された接続基板(11)及び接続基板の両側に形成された案内溝ユニット(12)により構成されたケース(10)と、SIMカードを載置する際に、摺動で案内溝ユニットに接続されるトレイ(20)とを具備する。案内溝ユニットは、接続基板に形成された接続端子(11a)を有する金属枠(F)の両縁を曲げることにより形成される。接続基板は、合成樹脂でコーティングすることにより形成される。トレイは、強度を向上させるために金属製であると共に、SIMカードを載置する底面(21)と、案内溝ユニットと接続するために底面の両縁を曲げることにより形成された側壁(22)とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動無線端末に加入者識別モジュール(SIM)カードを実装するためのコネクタに関し、特に、薄いが強度が高いSIMカードコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
移動無線端末の使用方法には、時分割多重接続部方法である移動通信用グローバルシステム(GSM)、時分割多重アクセス(TDMA)、符号分割多数アクセス(CDMA)等、いくつかの方法がある。特に、欧州で使用されるGSMは基本的に、移動無線端末のユーザの識別用にSIMカードを採用している。
【0003】
SIMカードは、加入者の個人データ、電話番号、ネットワーク関係等の情報を含み、長さが約2cm、幅が約1cm、厚みが約1mmの寸法である、集積回路(IC)が内蔵されたカードである。個人データ認識手段としてのSIMカードが携帯電話に挿入されると、携帯電話は電話番号が登録され、対応するユーザが使用することができる。このような優れた携帯性、使用の利便性及びセキュリティを有するので、SIMカードは電子商取引等で実際に使用されている。
【0004】
図7は、SIMカードを移動無線端末に実装するために使用される従来のコネクタを示す。
【0005】
この図によれば、従来のSIMカードコネクタ100は、電気端子がSIMカードと電子的に接続した状態で配列された上板111と、上板111の下部で上板111を取り囲むハウジング112により構成され、一側に開放した箱の形態であるケース110と、ケース110に分離可能に接続された合成樹脂製の引き出し型トレイ120とを具備する。SIMカードがトレイ120に載置され、トレイ120がケース110に挿入されると、SIMカードは移動端末と電気接続することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、箱状のケース110及びケース110に挿入された樹脂製トレイ120により構成されたこのような従来のSIMカードコネクタ100によれば、SIMカードの厚みにケース110の上板111の厚み、ハウジング112の底部の厚み、トレイ120の底部の厚みがさらに追加されるので、全厚みが大きくなってしまう。
【0007】
近年、技術が進歩しており、移動端末は、より良好な携帯性のために多機能及び高性能を維持しながら、より小さく、より薄く、より軽量になりつつある。すなわち、この従来のSIMカードコネクタは、このような傾向と相反する。
【0008】
また、柔らかい樹脂で薄く作られた従来のトレイ120は、ケース110への挿入中や挿入後に、ケース110の内壁からの圧力により変形しがちである。例えば、柔らかいトレイ120底側が横の圧力により曲がる場合、トレイ120に挿入されたSIMカードは、上板111に形成された電気端子との接続が不十分になるおそれがあるので、接続不良を生ずるおそれがある。
【0009】
従って、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、移動無線端末にSIMカードをしっかりと実装するためにトレイを使用しつつ、従来のコネクタと比較して厚みを薄くできる、移動端末にSIMカードを実装するためのコネクタを提供することを目的とする。
【0010】
特に、本発明は、トレイの作動部の強度を向上させながら、ケースの部品を最小にすることによりSIMカードコネクタの厚みを小さくすることを目的とする。
【0011】
本発明の別の目的は、トレイの強度を向上させることにより、トレイの変形を防止することである。
【0012】
本発明のさらに別の目的は、SIMカードコネクタの作動部品の摩擦を低減することにより、トレイの引き込み(drawn in)及び引き出しの作動効率を上げると共に、SIMカードコネクタの耐久性を向上させることである。
【0013】
さらに、本発明の別の目的は、トレイに載置されケースに挿入されたSIMカードを正しい位置で電気接続を確実に達成できるようにトレイの作動範囲を制限すると共に、トレイの出し入れを検知することによりSIMカードを利便性よく接続し分離することである。
【0014】
また、本発明の別の目的は、トレイが引き出される際にトレイがケースから容易に脱落するのを防止することである。
【0015】
さらに、本発明の別の目的は、携帯端末の回路基板に薄いSIMカードコネクタを容易に且つしっかりと実装することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明によれば、上述及び別の目的は、SIMカードに電気接続された接続基板及び接続基板の両側に形成された案内溝ユニットにより構成されたケースと、SIMカードを載置する際に、摺動で案内溝ユニットに接続されるトレイとを具備するSIMカードコネクタを提供することにより達成される。
【0017】
ケースの案内溝ユニットは、接続基板に形成された接続端子を有する金属枠の両縁を曲げることにより形成することができる。接続基板は、金属枠を合成樹脂でコーティングすることにより形成される。接続端子を連結する連結片(runner)は、接続端子を互いに絶縁するために穿孔され、除去される。
【0018】
トレイは、強度を向上させるために金属製であり、SIMカードを載置する底面と、摺動で案内溝ユニットと接続するために底面の縁を曲げて形成された側壁とを有する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態に係るSIMカードコネクタを示す斜視図である。
【図2】図1に示されたSIMカードコネクタのケースを上から見た斜視図である。
【図3】図2に示されたケースを下から見た斜視図である。
【図4】図2に示されたケースに取り付けられる金属枠を示す平面図である。
【図5】図1に示されたSIMカードコネクタに取り付けられたトレイを示す斜視図である。
【図6】図5のトレイに取り付けられた金属板を示す斜視図である。
【図7】従来のSIMカードコネクタを示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付図面を参照して、本発明の典型的な一実施形態を詳細に説明する。
【0021】
本明細書で言及される加入者識別モジュール(SIM)は、移動端末に取り付けられ、一面に電気接続用のICチップ端子を具備する薄い板の形態のさまざまなカードを一般に指す。SIMカードは、USIM等の一般的なSIMカードのみならず、他の派生的なカードをも含む。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態に係るSIMカードコネクタを示す斜視図である。
【0023】
SIMカードコネクタ1は、移動端末に実装されるケース10と、SIMカードを載置するものとしてケース10に接続されたトレイ20とを具備する。ケース10は、板の形態の接続基板11と、摺動でトレイ20に接続されるよう接続基板11の両側に形成された案内溝ユニット12とによって構成される。
【0024】
接続基板11の中央部には、複数の接続端子11a(図2参照)が、SIMカードの端子に接続されるように後退して形成されている。さらに、各接続端子11aに対応するリード11b(図2参照)が、移動端末の回路基板上の電路(図示せず)に接続されるよう、SIMカードの挿入入口で延びている。
【0025】
案内溝ユニット12は、長手方向に沿って接続基板11の両側に形成されており、トレイ20の両側が案内溝ユニット12に沿って摺動するように、トレイ20の両側を囲む平坦なU形状の断面形状を有する。
【0026】
上述の構造によれば、本実施形態に係るSIMカードコネクタ1は、SIMカードがトレイ20内で撓むことを防止することができる。また、トレイ20を受容するケース10はSIMカードに電気接続された接続基板11及び両側に形成された案内溝ユニット12を具備するので、従来使用されてきたハウジングを省略でき、それ故、SIMカードコネクタの厚みを小さくすることができる。
【0027】
図2は、図1に示されたSIMカードコネクタのケースを上から見た斜視図である。図3は、図2に示されたケースを下から見た斜視図である。
【0028】
接続面に形成された接続端子11aを有するケース10は、トレイ20が作動する案内溝ユニット12の強度を向上させるために、以下のように構成される。
【0029】
ケース10は、接続端子11aと、案内溝ユニット12と、薄く押圧された基板の形態の金属枠Fを曲げ加工して形成された、後述する支持片とを具備する。接続基板11は、合成樹脂Pでコーティングされることにより、金属枠Fの中央に形成される。
【0030】
より具体的には、ケース10は、以下のように構成され製造される。図4を参照すると、導電性を有する金属枠Fの一部に孔が開けられる(T)ことにより、接続端子11aが製造される。金属枠Fの一部としての接続端子11aは、連結片により互いに相互接続される。薄い樹脂層である接続層は、合成樹脂Pをインサート成形することにより、金属枠Fの中央に形成される。その後、連結片に孔を開けることにより、接続端子11aは互いに絶縁される。金属枠Fの両側が曲げられることにより、ケース10の長さに沿って案内溝ユニット12が形成される。
【0031】
このように金属枠Fを使用することにより、ケース10の強度は全体として増大する。特に、案内溝ユニット12は、トレイ20が頻繁に引き込み及び引き出しされることによる磨耗するので、案内溝ユニット12の強度の増大により、ケース10の堅牢性を向上させることができる。
【0032】
また、別体の接続端子を挿入し固定することなく、接続端子11aを金属枠Fにより直接形成することができる。この結果、ケース10の製造を簡素化することができる。さらに、接続端子11aを実装する空間を節約することにより、ケース10をより薄く形成することができる。
【0033】
図5は、図1に示されたSIMカードコネクタのトレイを示す斜視図である。図6は、図5のトレイに取り付けられた金属枠F’を示す斜視図である。
【0034】
案内溝ユニット12に摺動可能に接続されたトレイ20は、SIMカードが載置される底面21と、SIMカードの両側を取り囲むよう底面21の両縁から上方へ曲げられた側壁22とを具備する。すなわち、トレイ20は、摺動で案内溝ユニット12に接続されている。
【0035】
トレイ20は挿入又は引き出しの間に印加される力により変形し得るので、このような変形を防止するためにトレイ20の材料として金属を使用することが好ましい。これによれば、SIMカードが載置されるトレイ20の底面21は、従来の柔らかい樹脂製のトレイよりも薄く形成されながら、外力に対してより抗することができる。
【0036】
トレイ20の側壁22は、金属枠F’製の底面21の両縁を曲げ、この曲げた部分に合成樹脂を成形することにより、形成される。
【0037】
この場合、トレイ20の合成樹脂製の側壁22が発生する摩擦が金属の場合よりも小さいので、トレイ20は、より円滑にケース10に対して引き込み及び引き出しすることができる。
【0038】
さらに、合成樹脂が側壁22にインサート成形されつつ、さまざまな所望の形態を詳細に形成することができる。従って、後述する凹部23及びロック部24を容易に実施することができる。
【0039】
トレイ20を挿入する接続基板11の内面には、トレイ20の挿入長さを制限する停止突起11cが形成される。
【0040】
特に、トレイ20が所定長さだけ挿入されると、停止突起11cは、トレイ20の長さ方向に形成された押圧片12aの一端と接触することによりトレイ20の更なる挿入を防止する。このため、トレイ20に載置されたSIMカードの端子は、接続基板11の内面に形成された接続端子11aの下に配置される。従って、正しい位置でSIMカード及び接続基板11を互いに電気接続することができる。
【0041】
押圧片12aは、案内溝ユニット12の入口付近で内側へ曲げられた形成されている。押圧片12aと係合するための凹部23は、ケース10に挿入されたトレイ20を保持するように、トレイ20の側壁22の縦の両側に形成される。
【0042】
押圧片12aは横たえた平坦なU形状により案内溝ユニット12の側壁を打ち抜くことにより形成されるので、押圧片12aの一端12bは、挿入されるトレイ20を向く。押圧片12aが案内溝ユニット12から内方へ曲げられるのに対し、一端12bは外方へ曲げられる。従って、押圧片12aは、案内溝ユニット12の内方へ弾性的に突出することにより、案内溝ユニット12内で移動するトレイ20の外壁を弾性的且つ緊密に支持する。
【0043】
さらに、凹部23は停止突起11cに対応する位置でトレイ20の両側の内方へ形成されるので、トレイ20が停止突起11cの位置まで挿入完了し、SIMカードが接続端子11aと完全に接続されると、押圧片12aはその復元力で凹部23に嵌まる。
【0044】
従って、トレイ20は、一旦完全に挿入されると、ユーザがトレイ20を引き出すまで振動又は衝撃によりケース10から分離せず、SIMカード及び接続端子11a間の接続を維持する。
【0045】
また、押圧片12aが凹部23に接続されると、接続感がユーザに直接伝わるので、ユーザはトレイ20がケース10内の適正位置に挿入されていることを確認できる。
【0046】
さらに、ロック部24は、押圧片12aの一端12bとの干渉によりケース10からの引き出されたトレイ20の分離を防止するために、トレイ20の側壁22の縦の両側に形成される。より具体的には、SIMカードを取り外すためにトレイ20がケース10から引き出されると、ロック部24は押圧片12aの一端12bと干渉するので、トレイ20はケース10から完全には分離しない。また、押圧片12aの一端12bがロック部24にロックされると、ユーザは、ロック感に気付き、トレイ20を過度に押圧することによるトレイ20の破壊を防止する。
【0047】
このため、ロック部24はトレイ20の側壁22の各縦の側面の一端に配置されると共に、トレイ20の長さに直交して押圧される支持面24aを有する。
【0048】
案内溝ユニット12の上面12c又は下面12dから外方へ半田付け用の支持片12eが突出するので、移動端末の回路基板に容易に実装される。
【0049】
特に、支持片12eは、案内溝ユニット12の上面12cよりも上方へ又は下面12eよりも下方へ突出する。
【0050】
この典型的な実施形態によれば、支持片12eは、金属枠F製の案内溝ユニット12を部分的に打ち抜くことにより形成され、接続面に形成された合成樹脂Pの厚みにより上方へ突出する。この結果、ケース10は、平坦である回路基板と表面接触することができるようになる。
【0051】
この場合、金属に形成された支持片12eは、半田付けの間、加熱により変形しないので、従来の半田付け実装を使用してケース10を回路基板に固定することができる。
【0052】
本発明の好適な実施形態を例示目的で開示したが、当業者であれば、添付特許請求の範囲に開示された発明の範囲及び真髄から逸脱することなく、さまざまな変形、追加及び置換が可能であることを理解するであろう。
【産業上の利用可能性】
【0053】
上述したように、本発明の実施形態に係るSIMカードコネクタは、SIMカードの撓みを防止するよう低い撓み強度を有するSIMカードを載置するための、薄く形成されたトレイを採用する。トレイに接続されたケースは、接続面と、接続面の両側に形成された案内溝ユニットとを具備するので、従来のSIMカードコネクタに使用されていたハウジングを省略でき、厚みを小さくできる。この結果、移動端末は、薄いSIMカードコネクタを採用することにより、より小型に形成できるので、移動端末の競争力が向上する。
【0054】
より具体的には、接続面の両側に形成された案内溝ユニットはSIMカードコネクタのうち、最も厚い部分であるので、本発明の実施形態に係るSIMカードコネクタの厚みは、従来のSIMカードコネクタと比較して薄くできる。
【0055】
すなわち、本発明に実施形態に係るSIMカードコネクタは、合成樹脂製のみから製造される従来のSIMカードコネクタと比較して厚みを小さくすることができる。
【0056】
さらに、ケースが金属枠への合成樹脂の射出成形により形成される場合、SIMカードコネクタは、強度低下を生ずることなく、従来のSIMカードコネクタよりも薄く形成することができる。
【0057】
ケース以外では、トレイが作動する案内溝ユニットが、高強度の金属製である。従って、案内溝ユニットは、トレイの作動により磨耗し難いので、耐久性が向上する。
【0058】
さらに、金属製のトレイは、従来のトレイよりも薄いばかりでなく、外部衝撃による変形にも抗する。
【0059】
合成樹脂がトレイの壁に成形される場合、案内溝ユニットに沿ってケースに対して引き込み及び引き出しされるトレイ及び壁間の摩擦が減少するので、動作を円滑にする。
【0060】
壁にインサート成形された合成樹脂は、壁のさまざまな設計をより可能にする。
【0061】
停止突起は、トレイに載置されたSIMカードが接続端子と正しく接続される位置でトレイの挿入を妨げるので、SIMカード及び移動端末間の電気接続が確保される。
【0062】
押圧片及び凹部が設けられる場合、トレイがケースに挿入されると、押圧片は凹部に嵌まる。従って、トレイはユーザの引き出す動作が無くては分離しないので、SIMカード及び移動端末間の電気接続が確保される。
【0063】
また、トレイを挿入する際に、ユーザは、押圧片及び凹部間の接続感を通してトレイが適正な深さに挿入されたことに気付く。従って、ユーザは、SIMカードの接続及び分離をより容易に実行することができる。
【0064】
その一方で、押圧片及びロック部が設けられる場合、SIMカードを取り外すためにトレイが引き出されると、ロック部は押圧片の一端により妨げられるので、ケースからのトレイの分離を防止できる。
【0065】
また、案内溝ユニットの上部又は下部で半田付け用の支持片が外方へ突出するので、半田付けにより移動端末の回路基板に支持片を都合よく固定することができる。
【符号の説明】
【0066】
1 SIMカードコネクタ
10 ケース
11 接続基板
11a 接続端子
11c 停止突起
12 案内溝ユニット
12a 押圧片
12e 支持片
20 トレイ
21 底面
22 側壁
23 凹部
24 ロック部
F 金属枠

【特許請求の範囲】
【請求項1】
SIMカードに電気接続された接続基板及び該接続基板の両側に形成された案内溝ユニットにより構成されたケースと、
前記SIMカードを載置する際に、摺動で前記案内溝ユニットに接続されるトレイと
を具備することを特徴とするSIMカードコネクタ。
【請求項2】
前記ケースの前記案内溝ユニットは、前記接続基板に形成された接続端子を有する金属枠の両縁を曲げることにより形成され、
前記接続基板は、前記金属枠を合成樹脂でコーティングすることにより形成されていることを特徴とする請求項1記載のSIMカードコネクタ。
【請求項3】
前記トレイは、強度を向上させるために金属製であると共に、該トレイに前記SIMカードを載置する底面と、摺動で前記案内溝ユニットと接続するために前記底面の両縁を曲げることにより形成された側壁とを具備することを特徴とする請求項1記載のSIMカードコネクタ。
【請求項4】
円滑な摺動を向上させるために、前記側壁に合成樹脂が取り付けられていることを特徴とする請求項3記載のSIMカードコネクタ。
【請求項5】
前記トレイの挿入長さを制限するために、前記接続基板の内面に形成された停止突起をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のSIMカードコネクタ。
【請求項6】
前記トレイの挿入長さを制限するために、前記接続基板の内面に形成された停止突起をさらに具備することを特徴とする請求項4記載のSIMカードコネクタ。
【請求項7】
前記案内溝ユニットのSIMカード挿入入口に内側へ形成された押圧片と、該押圧片に嵌まると共に前記ケースに挿入された前記トレイを固定するために該トレイの側壁の縦の両側に形成された凹部とをさらに具備することを特徴とする請求項1記載のSIMカードコネクタ。
【請求項8】
前記案内溝ユニットのSIMカード挿入入口に内側へ形成された押圧片と、該押圧片に嵌まると共に前記ケースに挿入された前記トレイを固定するために該トレイの側壁の縦の両側に形成された凹部とをさらに具備することを特徴とする請求項4記載のSIMカードコネクタ。
【請求項9】
引き出された前記トレイが前記ケースから完全に分離しないように、前記トレイの前記側壁の前記縦の側に形成され、前記押圧片の一端と干渉するロック部をさらに具備することを特徴とする請求項7記載のSIMカードコネクタ。
【請求項10】
引き出された前記トレイが前記ケースから完全に分離しないように、前記トレイの前記側壁の前記縦の側に形成され、前記押圧片の一端と干渉するロック部をさらに具備することを特徴とする請求項8記載のSIMカードコネクタ。
【請求項11】
前記案内溝ユニットの上面又は下面から外方へ突出する半田付け用の支持片をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のSIMカードコネクタ。
【請求項12】
前記案内溝ユニットの上面又は下面から外方へ突出する半田付け用の支持片をさらに具備することを特徴とする請求項4記載のSIMカードコネクタ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公表番号】特表2011−519464(P2011−519464A)
【公表日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−501716(P2011−501716)
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【国際出願番号】PCT/KR2009/001510
【国際公開番号】WO2009/120014
【国際公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(503473149)タイコ エレクトロニクス アンプ コリア リミテッド (21)
【住所又は居所原語表記】1191 Shinsang‐ri,Jinryang‐eub,Kyungsan‐si,Kyungsangbuk‐do 712‐838 Republic of Korea
【Fターム(参考)】