説明

VoIPアダプタにおけるACアダプタ誤接続防止装置、及び防止方法

【課題】VoIPアダプタに添付品(純正品、規格品)外のACアダプタが接続された場合に起きる電話回線のノイズ問題や焼損事故等を未然に防止する為の技術を提供することである。
【解決手段】VoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止装置であって、入力電圧監視手段と、ノイズレベル監視手段と、前記入力電圧監視手段による入力電圧が基準値内のものであるか否か、かつ、前記ノイズレベル監視手段によるノイズレベルが基準値内のものであるか否かを判定する判定手段とを具備してなり、前記判定手段による判定の結果、入力電圧およびノイズレベルが共に基準値内のもので無かった場合、前記ACアダプタの誤接続防止が図れるよう構成されてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばVoIPアダプタにおけるACアダプタ誤接続防止技術に関する。
【背景技術】
【0002】
VoIPアダプタにおいて、電話回線に発生するハムノイズは、使用するACアダプタと密接な関係が有る。例えば、VoIPアダプタに使用されるACアダプタが該VoIPアダプタに添付のACアダプタで無かった場合、即ち、規格外のACアダプタであった場合とか純正品とは異なるACアダプタであった場合、このACアダプタの電圧が仮に規格品のACアダプタの定格電圧と同じであった
場合でも、DC入力−FG間に発生する電源ノイズにより、電話回線に「ブーン」と言う雑音がハムノイズとして発生することが有る。このようなことから、VoIPアダプタを使用する際、評価済の該VoIPアダプタに添付のACアダプタを使用することが好ましい。
【0003】
ところが、電子機器の多様化により、今日、様々なACアダプタが存在しており、不注意で他のACアダプタを誤接続することが考えられる。尚、ACアダプタを誤接続した場合、酷い場合には、装置の損傷のみならず、焼損事故が発生する。
【0004】
そこで、VoIPアダプタにおけるACアダプタ誤接続による被害を改善する為、DCジャックの形状や色を変更して対処することが考えられる。
【0005】
又、VoIPアダプタにおけるACアダプタ誤接続による被害を改善する為、ACアダプタからの入力電圧を監視して回路保護を行うことが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開昭62−2170号公報
【特許文献2】特開平6−22450号公報
【特許文献3】特開平8−33188号公報
【特許文献4】特開2003−111437号公報
【特許文献5】特開2004−32170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、ACアダプタ誤接続防止の為にDCジャックの形状を変更する対処方法は、次のような問題点の有ることが判った。例えば、市販のDCジャックは、EIAJ規格等で形状が規格化されており、DCジャック形状を変更すると、製造コストが高くなると言うことである。
【0008】
又、ACアダプタ誤接続防止の為にDCジャックの色を変更する対処方法は、次のような問題点の有ることが判った。例えば、DCジャックの色を変更しても、誤接続の減少効果は考えられるものの、誤接続を完全に無くすことは出来ない。従って、誤接続した際に起きる問題点の改善度合いが小さい。
【0009】
又、ACアダプタ誤接続防止の為にACアダプタからの入力電圧を監視する対処方法は、次のような問題点の有ることが判った。例えば、市場には同じ定格電圧のACアダプタが多数存在している。この為、同じ定格電圧ではあるものの、添付品(純正品)以外のACアダプタを接続した場合、ACアダプタを選別できない。そして、出力電圧が同じでも、電流容量が不足していたACアダプタが接続された場合、このACアダプタが異常発熱して変形したり、酷い場合には、焼損事故に繋がる。又、定格電圧が同じであっても、DC−FG間の電源ノイズは電源のリップルノイズや入出力インピーダンスが影響することから、DC−FG間に高いノイズが発生する。そして、DC−FG間に高いノイズが発生すると、VoIPアダプタにおいては、電話回線のハムノイズ原因となる。
【0010】
従って、本発明が解決しようとする課題は、VoIPアダプタに添付品(純正品、規格品)外のACアダプタが接続された場合に起きる電話回線のノイズ問題や焼損事故等を未然に防止する為の技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記の課題は、
VoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止装置であって、
入力電圧監視手段と、
ノイズレベル監視手段と、
前記入力電圧監視手段による入力電圧が基準値内のものであるか否か、かつ、前記ノイズレベル監視手段によるノイズレベルが基準値内のものであるか否かを判定する判定手段
とを具備してなり、
前記判定手段による判定の結果、入力電圧およびノイズレベルが共に基準値内のもので無かった場合、前記ACアダプタの誤接続防止が図れるよう構成されてなる
ことを特徴とするVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止装置によって解決される。
【0012】
又、VoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止方法であって、
入力電圧を監視する入力電圧監視ステップと、
ノイズレベルを監視するノイズレベル監視ステップと、
前記入力電圧監視ステップにおける入力電圧が基準値内のものであるか否か、かつ、前記ノイズレベル監視ステップにおけるノイズレベルが基準値内のものであるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおける判定の結果、入力電圧およびノイズレベルが共に基準値内のもので無かった場合、前記ACアダプタの誤接続防止が図られる誤接続防止ステップ
とを具備することを特徴とするVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止方法によって解決される。
【発明の効果】
【0013】
VoIPアダプタに規格外のACアダプタが接続された場合、電話回線にハムノイズが重畳され、雑音問題が発生したり、酷い場合には、装置に過電圧が掛かり、装置故障とか焼損事故等が発生するが、斯かる問題点が解決されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明になるVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止装置の概略図
【図2】本発明になるACアダプタの誤接続防止装置に用いられる入力電圧監視回路の概略図
【図3】本発明になるACアダプタの誤接続防止装置に用いられるノイズレベル監視回路の概略図
【図4】本発明になるACアダプタの誤接続防止装置に用いられるACアダプタ判定回路の概略図
【図5】他のノイズレベル監視回路の概略図
【図6】他のノイズレベル監視回路の概略図
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明はVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止装置である。本発明の装置は、入力電圧監視手段と、ノイズレベル監視手段と、判定手段とを具備する。前記入力電圧監視手段は、接続されたACアダプタの出力電圧レベルをチェックし、電圧レベルが予め設定されている値の範囲以内であれば、出力信号をHigh出力する機能を有するものである。これは、例えば複数のコンパレータを用いることで構成できる。前記ノイズレベル監視手段は、VoIPアダプタ(本アダプタはFG(Frame Ground)−SG(Signal Ground)をショートする機能を有する。)のDC入力とFG間のノイズレベルが、予め、設定されているノイズレベル以下であれば、出力信号をHigh出力する機能を有するものである。これはコンパレータを用いることで構成できる。前記判定手段は、前記入力電圧監視手段による入力電圧が基準値内のものであるか否か、かつ、前記ノイズレベル監視手段によるノイズレベルが基準値内のものであるか否かを判定する。例えば、入力電圧監視手段の出力信号とノイズレベル監視手段の出力信号を判定する。そして、判定手段による判定の結果、入力電圧およびノイズレベルが共に基準値内のもので無かった場合、例えば出力信号が共にHighでなかった場合、ACアダプタの誤接続防止が図れるよう構成されている。前記ACアダプタ誤接続防止の構成は、例えばACアダプタからの電力供給が切断されるよう構成されたものである。より具体的に述べると、電源スイッチであるリレー回路をOFF(スイッチSWの切断)する手段を有するものとして構成される。前記ACアダプタ誤接続防止の構成は、前記ACアダプタからの電力供給の切断手段に代わって、警告が行われるように構成させることも出来る。例えば、警告手段を更に具備させ、ACアダプタ誤接続防止の構成として、前記警告手段が作動するよう構成させることも出来る。すなわち、警告を認識した場合、ACアダプタが規格外であったことを認識するから、取り換えることが出来るようになるからである。勿論、上記複数の手段を共に具備させていても良い。そして、上記のように構成させていたならば、ACアダプタのDCジャック挿入時に電圧レベルとノイズレベルとが検出され、該ACアダプタが規格内のものであるか規格外のものであるかを判定できる。この結果、VoIPアダプタを使用するに際して、規格外のACアダプタであった場合には、規格内のACアダプタに交換するようになることから、規格外のACアダプタ使用の問題点を解決できるようになる。例えば、規格外のACアダプタを用いた場合、電話回線にハムノイズが重畳され、雑音問題が発生したり、又、酷い場合には、装置に過電圧が掛かり、装置故障とか焼損事故等が発生するが、斯かる問題点が解決されるようになる。特に、VoIPアダプタにおけるACアダプタの判定方法として、入力電圧範囲とノイズ許容レベルの二つの要素を採用したことから、単に、電圧レベルの監視による判定の場合よりも、ACアダプタの判定が高精度になった。そして、DC入力−FG間のノイズレベルがDCジャック挿入時にチェックされることから、VoIPアダプタにおけるハムノイズ問題が低減される。又、使用ACアダプタに製造不良が有った場合、本装置と接続するだけで簡単に検査でき、工場における出荷検査を容易にすることも可能になる。そして、DC入力−FG間のノイズレベルを検出することから、VoIPアダプタの如きのFGを持ち、かつ、DC入力−FG間のノイズの影響を受ける電話回線インターフェースを備えた通信装置においては特に有効である。上記入力電圧監視手段は、好ましくはチャタリング防止回路を有する。又、上記ノイズレベル監視手段は、好ましくはチャタリング防止回路を有する。そして、上記ノイズレベル監視手段を構成するコンパレータは、好ましくはヒステリシス機能を有するものである。
【0016】
第2の本発明はVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止方法である。そして、入力電圧を監視する入力電圧監視ステップを具備する。又、ノイズレベルを監視するノイズレベル監視ステップを具備する。更に、前記入力電圧監視ステップにおける入力電圧が基準値内のものであるか否か、かつ、前記ノイズレベル監視ステップにおけるノイズレベルが基準値内のものであるか否かを判定する判定ステップを具備する。又、前記判定ステップにおける判定の結果、入力電圧およびノイズレベルが共に基準値内のもので無かった場合、前記ACアダプタの誤接続防止が図られる誤接続防止ステップを具備する。前記誤接続防止ステップは、判定ステップにおける判定の結果、入力電圧およびノイズレベルが共に基準値内のもので無かった場合、例えば警告手段に警告信号を出力させる警告ステップである。或いは、ACアダプタからの電力供給を遮断する電力供給遮断ステップである。又は、警告手段に警告信号を出力させると共にACアダプタからの電力供給を遮断するステップである。
【0017】
以下、更に詳しく説明する。
【0018】
図1〜図4は本発明になるVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止装置の一実施形態を示すもので、図1は全体の概略図、図2は入力電圧監視回路の概略図、図3はノイズレベル監視回路の概略図、図4はACアダプタ判定回路の概略図である。
【0019】
FG−SGをショートする機能を有するVoIPアダプタにはACアダプタ6が接続されている。すなわち、ACアダプタ6により、DCジャックを介して装置(VoIPアダプタ)にDC電圧が供給されるようになっている。そして、VoIPアダプタは、入力電圧監視回路(入力電圧監視手段)1、ノイズレベル監視回路(ノイズレベル監視手段)2、ACアダプタ判定回路(判定手段)3、アラーム出力制御回路4やLED(警告手段)、並びにリレー回路5を有している。
【0020】
上記入力電圧監視回路1は、DC入力と接続されており、入力電圧(ACアダプタ6の出力電圧)のレベルを監視し、電圧レベルが予め設定されている値の範囲以内であれば、出力信号をHigh出力する機能を有する回路である。この種の電圧監視回路1は、コンパレータを用いて構成できる。すなわち、二つのコンパレータA,Bによって構成できる。その具体例が図2に示される。図2において、コンパレータAは、入力電圧の許容最低電圧を、コンパレータBは、入力電圧の許容最高電圧を各々監視する。各コンパレータの基準電圧は、使用するACアダプタ6の出力範囲に合わせて抵抗と定電圧ダイオードを使用すれば任意に設定できる。コンパレータAでは、基準電圧(−側)をACアダプタ6の許容最低電圧とし、基準電圧よりも高い電圧レベルであれば、Highを出力する。コンパレータBでは、基準電圧(+側)を許容最高電圧として、入力電圧が基準電圧よりも低い電圧レベルであれば、Highを出力する。双方のコンパレータ出力のANDを取ることによって、ACアダプタ6の出力が設定範囲内の場合にHigh出力されるものとなる。
【0021】
上記ノイズレベル監視回路2は、FG−SGをショートする機能を有するVoIPアダプタのDC入力とFG間のノイズレベルを監視し、ノイズレベルが予め設定されているノイズレベル以下であれば、出力信号をHigh出力する機能を有する回路である。この種のノイズレベル監視回路2も、コンパレータを用いて構成できる。すなわち、一つのコンパレータによって構成できる。その具体例が図3に示される。図3において、コンパレータは、基準電圧(+側)に評価等で予め測定して決定された許容ノイズレベルを設定する。設定するノイズレベルは、抵抗と定電圧ダイオードにて任意に設定できる。コンパレータの−側入力はDC入力とFG間のノイズが印加されるように直流成分カット用コンデンサを挿入してDC入力と接続される。そして、ノイズレベルが設定した値より小さい場合に、コンパレータはHigh出力するものとなる。
【0022】
上記ACアダプタ判定回路3は、入力電圧監視回路1の出力信号とノイズレベル検出回路2の出力信号がAND回路で共にHighで無いことが確認された場合、アラーム出力制御回路4を作動せしめてLED(警告手段)で警告表示すると共に電源スイッチであるリレー回路5をOFF(電源切断)する機能を有する回路である。このACアダプタ判定回路3の詳細が図4に示される。尚、図4には、入力電圧監視回路1の出力信号及びノイズレベル監視回路2の出力信号のばたつきを考慮し、誤検出を防止する為、CRを用いたチャタリング防止回路が設けられている。そして、入力電圧監視回路1の出力信号及びノイズレベル監視回路2の出力信号がチャタリング防止回路を介してAND回路に入力されるようになっている。尚、チャタリング防止回路は、装置にクロック源などが有れば、フリップフロップ等のロジック回路で構成することも出来る。そして、AND回路の出力は、装置内部電源スイッチであるリレー回路5を駆動するリレー制御信号として出力される。同時に、ACアダプタ判定回路(AND回路)3の出力がNG(Lowレベル)であった場合には、アラーム出力制御回路4を介してLED等を点灯するアラーム出力信号として出力される。尚、アラーム出力制御回路4は、例えばLEDの電流を引き込む単純なバッファ回路等を用いて簡単に構成できる。
【0023】
上記のように構成させた場合、即ち、VoIPアダプタが上記回路を具備していると、ACアダプタ6のDCジャック挿入時に電圧レベルとノイズレベルが検出される。すなわち、電圧レベル及びノイズレベルが設定範囲内の値であることが検出(判定)されると、該使用ACアダプタは規格品(純正品)であることが判る。そして、この場合、該使用ACアダプタは問題なしと判定された訳であるから、VoIPアダプタの電源をONにする。逆に、少なくとも電圧レベルとノイズレベルとの中の一方でもLowであった場合、該使用ACアダプタは問題有りと判定された訳であるから、リレー回路5をOFFとし、VoIPアダプタの電源をOFFにする。又、アラーム出力制御回路4を作動せしめて警告表示する。これにより、ユーザは、該使用ACアダプタは問題有りと言うことを知ることになるので、適正なACアダプタに交換するようになる。すなわち、VoIPアダプタに規格外のACアダプタが接続された場合、電話回線にハムノイズが重畳され、雑音問題が発生したり、酷い場合には、装置に過電圧が掛かり、装置故障とか焼損事故等が発生する恐れが有ったものの、斯かる問題点が解決される。
【0024】
図5はノイズレベル監視回路の他の例の概略図である。
本実施例のノイズレベル監視回路は、DC入力−FG間のノイズレベル検出の安定度を向上させる為、直流カット用コンデンサ後に設けられるコンパレータとして、ヒステリシス機能を持ったコンパレータを用いたものである。これにより、スレッショルド付近にノイズレベルが有った場合に発生するコンパレータの出力の発振を防ぐことが出来、安定したノイズレベル検出が可能となる。
【0025】
図6はノイズレベル監視回路の他の例の概略図である。
本実施例のノイズレベル監視回路は、ノイズレベル監視回路で監視するノイズレベルを、添付ACアダプタを使用した場合のノイズレベルに合わせてノイズレベルが許容範囲内であることを確認できる構成としている。図6において、コンパレータCは、DC入力−FG間の許容最低ノイズレベルを、コンパレータDは、DC入力−FG間の許容最高ノイズレベルを各々監視する。各コンパレータの基準電圧は、予め設定されているノイズレベルに合わせて抵抗と定電圧ダイオードを使用すれば任意に設定できる。コンパレータCでは、基準電圧(−側)をノイズレベルの許容最低電圧とし、基準電圧よりも高いノイズレベルであれば、Highを出力する。コンパレータDでは、基準電圧(+側)を許容最高電圧として、DC入力−FG間のノイズレベルが基準電圧よりも低い電圧レベルであれば、Highを出力する。双方のコンパレータ出力のANDを取ることで、ノイズレベルが設定範囲内の場合にHigh出力する回路を提供する。このようにノイズレベルの範囲を限定することで、より精度の高い選別が可能となる。
【符号の説明】
【0026】
1 入力電圧監視回路(入力電圧監視手段)
2 ノイズレベル監視回路(ノイズレベル監視手段)
3 ACアダプタ判定回路(判定手段)
4 アラーム出力制御回路
5 リレー回路
6 ACアダプタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
VoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止装置であって、
入力電圧監視手段と、
ノイズレベル監視手段と、
前記入力電圧監視手段による入力電圧が基準値内のものであるか否か、かつ、前記ノイズレベル監視手段によるノイズレベルが基準値内のものであるか否かを判定する判定手段
とを具備してなり、
前記判定手段による判定の結果、入力電圧およびノイズレベルが共に基準値内のもので無かった場合、前記ACアダプタの誤接続防止が図れるよう構成されてなる
ことを特徴とするVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止装置。
【請求項2】
ACアダプタ誤接続防止の構成は、前記ACアダプタからの電力供給が切断されるよう構成されたものである
ことを特徴とする請求項1のVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止装置。
【請求項3】
更に警告手段を具備してなり、
ACアダプタ誤接続防止の構成は、前記警告手段が作動するよう構成されたものである
ことを特徴とする請求項1又は請求項2のVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止装置。
【請求項4】
入力電圧監視手段はチャタリング防止回路を有する
ことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかのVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止装置。
【請求項5】
ノイズレベル監視手段はチャタリング防止回路を有する
ことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかのVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止装置。
【請求項6】
ノイズレベル監視手段を構成するコンパレータはヒステリシス機能を有するものである
ことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかのVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止装置。
【請求項7】
VoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止方法であって、
入力電圧を監視する入力電圧監視ステップと、
ノイズレベルを監視するノイズレベル監視ステップと、
前記入力電圧監視ステップにおける入力電圧が基準値内のものであるか否か、かつ、前記ノイズレベル監視ステップにおけるノイズレベルが基準値内のものであるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおける判定の結果、入力電圧およびノイズレベルが共に基準値内のもので無かった場合、前記ACアダプタの誤接続防止が図られる誤接続防止ステップ
とを具備することを特徴とするVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止方法。
【請求項8】
誤接続防止ステップは、判定ステップにおける判定の結果、入力電圧およびノイズレベルが共に基準値内のもので無かった場合、警告手段に警告信号を出力させる警告ステップである
ことを特徴とする請求項7のVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止方法。
【請求項9】
誤接続防止ステップは、判定ステップにおける判定の結果、入力電圧およびノイズレベルが共に基準値内のもので無かった場合、ACアダプタからの電力供給を遮断する電力供給遮断ステップである
ことを特徴とする請求項7のVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止方法。
【請求項10】
誤接続防止ステップは、判定ステップにおける判定の結果、入力電圧およびノイズレベルが共に基準値内のもので無かった場合、警告手段に警告信号を出力させると共にACアダプタからの電力供給を遮断するステップである
ことを特徴とする請求項7のVoIPアダプタにおけるACアダプタの誤接続防止方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−181331(P2010−181331A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−26307(P2009−26307)
【出願日】平成21年2月6日(2009.2.6)
【出願人】(000197366)NECアクセステクニカ株式会社 (1,236)
【Fターム(参考)】