説明

X線検査装置

【課題】多連製品に関しても、適正内容量からの過不足を容易に検出することが可能なX線検査装置を得る。
【解決手段】X線検査装置1は、物品50にX線を照射するX線照射部7と、物品50を透過したX線を検出するX線検出部8と、X線検出部8の検出結果から得られるX線透過画像に基づいて、輝度ごとの画素数を示すヒストグラムを作成するヒストグラム作成部92と、良品に関するヒストグラムにおけるピークの個数と、検査対象の物品50に関するヒストグラムにおけるピークの個数との比較結果に基づいて、検査対象の物品50の良/不良を判定する判定部94とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、X線検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
食品等の物品の製造ラインにおいては、異物が混入している物品が出荷されることを未然に防止するために、X線検査装置を用いた物品の異物検査が行われている。X線検査装置では、搬送コンベアによって連続的に搬送されてくる物品に対してX線を照射し、物品を透過した透過X線をX線センサで検出することにより、透過X線の強度に基づいて物品内への異物の混入の有無が検査される。
【0003】
ところで、透過X線の強度分布に基づいてX線透過画像を作成できるが、X線透過画像における輝度の濃淡は、物品の厚みを反映している。つまり、厚い部分ほど暗くなり、薄い部分ほど明るくなる。そこで、輝度の濃淡を利用することにより、パッケージ内に適正量の商品が含まれているか否かを検査することができる。例えばスライスハムのような厚さが均一の製品に関してX線透過画像を作成し、背景部分を除くハム部分の輝度の平均値を求めることによって、スライスハムの枚数を求めることができる。
【0004】
なお、下記特許文献1には、複数枚のクレジットカードが封入された封筒をX線を用いて走査し、透過X線の強度の遷移パターンを正規品の遷移パターンと比較することによって、封筒内に適正枚数のクレジットカードが封入されているか否かを判定する検査装置が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開平6−144414号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、スライスハムの製品には、複数枚のスライスハムを重ねて1セットとし、各セットの一部同士を互いに重ねつつ複数のセットを連ねて並べた製品(いわゆる多連製品)がある。内容量が例えば16枚の商品においては、1セットが4枚とされ、一つのパッケージ内に4セットが含まれる。この商品の場合、パッケージ内には、スライスハムが4枚重なっている部分と、8枚重なっている部分とが存在する。このような多連製品に関する透過X線画像においては、ハムが4枚重なっている部分は背景部分よりも暗くなり、8枚重なっている部分は4枚重なっている部分よりもさらに暗くなる。従って、ハム部分の輝度が、4枚重なっている部分と8枚重なっている部分とで異なるため、上記のような、ハム部分の輝度の平均値に基づいて合計枚数を求めることは、多連製品においては困難である。
【0007】
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、多連製品に関しても、適正内容量からの過不足を容易に検出することが可能なX線検査装置を得ることを目的とするである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様に係るX線検査装置は、物品にX線を照射する照射手段と、物品を透過したX線を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果から得られるX線透過画像に基づいて、輝度ごとの画素数を示すヒストグラムを作成する作成手段と、良品に関するヒストグラムにおけるピークの個数と、検査対象物品に関するヒストグラムにおけるピークの個数との比較結果に基づいて、検査対象物品の良/不良を判定する判定手段とを備えることを特徴とするものである。
【0009】
第1の態様に係るX線検査装置によれば、作成手段は、検出手段による透過X線の検出結果から得られるX線透過画像に基づいて、輝度ごとの画素数を示すヒストグラムを作成する。そして、判定手段は、良品に関するヒストグラムにおけるピークの個数と、検査対象物品に関するヒストグラムにおけるピークの個数とを比較する。検査対象物品の内容量に適正量からの過不足がある場合には、検査対象物品に関するピークの個数は良品のそれと明確に相違するため、検査対象物品の良/不良を容易に判定することが可能となる。
【0010】
本発明の第2の態様に係るX線検査装置は、第1の態様に係るX線検査装置において特に、前記判定手段は、良品に関するヒストグラムにおけるピークの個数及び位置と、検査対象物品に関するヒストグラムにおけるピークの個数及び位置との比較結果に基づいて、検査対象物品の良/不良を判定することを特徴とするものである。
【0011】
第2の態様に係るX線検査装置によれば、判定手段は、良品に関するヒストグラムにおけるピークの個数及び位置と、検査対象物品に関するヒストグラムにおけるピークの個数及び位置とを比較する。検査対象物品の内容量に適正量からの過不足がある場合には、検査対象物品に関するピークの個数及び位置の少なくとも一方は、良品のそれと明確に相違するため、検査対象物品の良/不良を容易かつ正確に判定することが可能となる。
【0012】
本発明の第3の態様に係るX線検査装置は、物品にX線を照射する照射手段と、物品を透過したX線を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果から得られるX線透過画像に基づいて、輝度ごとの画素数を示すヒストグラムを作成する作成手段と、良品に関するヒストグラムにおけるピークの位置と、検査対象物品に関するヒストグラムにおけるピークの位置との比較結果に基づいて、検査対象物品の良/不良を判定する判定手段とを備えることを特徴とするものである。
【0013】
第3の態様に係るX線検査装置によれば、作成手段は、検出手段による透過X線の検出結果から得られるX線透過画像に基づいて、輝度ごとの画素数を示すヒストグラムを作成する。そして、判定手段は、良品に関するヒストグラムにおけるピークの位置と、検査対象物品に関するヒストグラムにおけるピークの位置とを比較する。検査対象物品の内容量に適正量からの過不足がある場合には、検査対象物品に関するピークの位置は良品のそれと明確に相違するため、検査対象物品の良/不良を容易に判定することが可能となる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、多連製品に関しても、適正内容量からの過不足を容易に検出することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
【0016】
図1は、本発明の実施の形態に係るX線検査装置1の構成を示す正面図である。図1に示すように、X線検査装置1は、上部筐体2、シールドボックス3、及び下部筐体4を備えている。上部筐体2には、液晶表示装置等の表示部5が配設されている。シールドボックス3内には、搬送コンベア6、X線照射部7、及びX線検出部8が配設されている。シールドボックス3には、物品搬入口10及び物品搬出口11が形成されている。搬送コンベア6の上流端(図1では左端)は物品搬入口10からシールドボックス3の外部に突出しており、下流端(図1では右端)は物品搬出口11からシールドボックス3の外部に突出している。搬送コンベア6は、上流端から下流端に向けて物品50を搬送する。下部筐体4内には、コンピュータ9が配設されている。
【0017】
物品50は例えば食品であり、本実施の形態の例では、複数枚(以下の例では4枚)のスライスハムを重ねて1セットとし、各セットの一部同士を互いに重ねつつ複数のセット(以下の例では4セット)を連ねて並べた、いわゆる多連製品である。
【0018】
搬送コンベア6の上流には、搬送コンベア12が配設されている。搬送コンベア12は、図示しない包装機によってパッケージングされた物品50を、搬送コンベア6の上流端に連続的に供給する。搬送コンベア6の下流には、任意の振分装置13が配設されている。振分装置13は、X線検査装置1によって異物の混入が検出された物品50を、良品の製造ラインから排除する。また、振分装置13は、X線検査装置1によって適正内容量(以下の例ではスライスハム16枚)からの過不足が検出された物品50を、良品の製造ラインから排除する。
【0019】
図2は、シールドボックス3の内部を模式的に示す斜視図である。X線照射部7は、搬送コンベア6の物品搬送面の上方に配設されている。X線検出部8は、本実施の形態の例ではX線ラインセンサであり、複数のX線検出素子8aを有している。複数のX線検出素子8aは、搬送コンベア6による物品50の搬送方向に直交する方向(つまり搬送コンベア6のコンベアベルトの幅方向)に沿って直線状に並んでいる。X線検出部8は、物品搬送面の下方に配設されている。
【0020】
図2に示すように、X線照射部7は、X線検出部8に向かって、扇形状にX線を照射する。搬送コンベア6は、搬送コンベア12から供給された物品50を、X線照射部7とX線検出部8との間のX線照射経路100を通過するように搬送する。X線検出部8は、物品50を透過した透過X線を検出する。
【0021】
図3は、X線検査装置1の構成を示すブロック図である。コンピュータ9は、CPU等の演算部20と、半導体メモリ又はハードディスク等の記憶部21とを有している。X線検出部8によって検出された透過X線の強度に関するデータS1は、コンピュータ9に入力される。物品50内に異物が混入している場合には、その異物の混入箇所において透過X線の強度が極端に低下する。従って、コンピュータ9は、透過X線の強度分布において、所定のしきい値よりも強度が低い箇所を、異物の混入箇所として特定することができる。
【0022】
コンピュータ9は、物品50内への異物の混入を検出した場合には、その物品50を製造ラインから排除させるために、振分装置13に制御信号S3を入力する。また、コンピュータ9は、X線検出部8から連続的に送られてくるデータS1に基づいて、物品50に関するX線透過画像を作成し、そのX線透過画像の画像データS10を表示部5に入力する。これにより、表示部5において物品50のX線透過画像が表示される。
【0023】
また、コンピュータ9は、X線透過画像に基づいて、輝度ごとの画素数を示すヒストグラムを作成し、良品に関するヒストグラムと、検査対象物品に関するヒストグラムとの比較結果に基づいて、検査対象物品の良/不良(つまり適正内容量からの過不足)を判定する機能を有している。以下、具体的に説明する。
【0024】
図4は、演算部20の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、演算部20は、画像作成部91、ヒストグラム作成部92、ピーク抽出部93、及び判定部94を有している。
【0025】
画像作成部91には、X線検出部8からデータS1が入力される。画像作成部91は、X線検出部8から連続的に送られてくるデータS1に基づいて、物品50に関するX線透過画像を作成する。作成されたX線透過画像に関する画像データS10は、ヒストグラム作成部92に入力される。ヒストグラム作成部92は、X線透過画像を構成する全画素を、所定幅の輝度ごとに分類して画素数をカウントすることにより、輝度ごとの画素数を示すヒストグラムを作成する。作成されたヒストグラムに関するデータS11は、ピーク抽出部93に入力される。ピーク抽出部93は、データS11で与えられるヒストグラムから、任意のアルゴリズムによってピークを抽出する。抽出されたピークの個数及び位置(輝度レベル)に関する情報は、データS12として判定部94に入力される。
【0026】
記憶部21には、良品の物品50に関して予め求めておいたヒストグラムにおけるピークの個数及び位置が、データS13として記憶されている。判定部94は、データS12で与えられるピークの個数及び位置と、データS13で与えられるピークの個数及び位置とを比較する。そして、両者の個数及び位置がともに一致する又は近似する場合には、検査対象の物品50は良品である(つまり内容量に過不足はない)と判定する。一方、個数及び位置の少なくとも一方が一致しない又は近似しない場合は、検査対象の物品50は不良品である(つまり内容量に過不足がある)と判定する。判定部94は、検査対象の物品50が不良品であると判定した場合には、その物品50を製造ラインから排除させるために、振分装置13に制御信号S14を入力する。
【0027】
図5の(A)は、良品の物品50に関して画像作成部91によって作成されたX線透過画像を示す図であり、図5の(B)は、その物品50に関してヒストグラム作成部92によって作成されたヒストグラムを示す図である。上記の通り、物品50は、4枚のスライスハムを重ねて1セットとし、各セットの一部同士を互いに重ねつつ4セットを連ねて並べた、スライスハムの多連製品である。従って、適正内容量は16枚である。
【0028】
図5の(A)を参照して、X線透過画像のうち、4枚のハムが重なっている部分は、背景部分よりも暗くなっている。また、8枚のハムが重なっている部分(つまりセット同士が重なっている部分)は、4枚のハムが重なっている部分よりもさらに暗くなっている。図5の(B)を参照して、この場合には、ヒストグラムには、背景部分に対応するピークP0と、4枚のハムが重なっている部分に対応するピークP4と、8枚のハムが重なっている部分に対応するピークP8とが存在する。
【0029】
図6の(A)は、不良品(1枚不足)の物品50に関して画像作成部91によって作成されたX線透過画像を示す図であり、図6の(B)は、その物品50に関してヒストグラム作成部92によって作成されたヒストグラムを示す図である。図6の(B)を参照して、この場合には、ヒストグラムには、背景部分に対応するピークP0と、3枚のハムが重なっている部分に対応するピークP3と、4枚のハムが重なっている部分に対応するピークP4と、7枚のハムが重なっている部分に対応するピークP7と、8枚のハムが重なっている部分に対応するピークP8とが存在する。従って、ヒストグラムに存在するピークの個数(5個)が良品に関するピークの個数(3個)と相違するため、判定部94は、その物品50は不良品であると判定する。
【0030】
図7の(A)は、不良品(あるセットにおいて2枚不足)の物品50に関して画像作成部91によって作成されたX線透過画像を示す図であり、図7の(B)は、その物品50に関してヒストグラム作成部92によって作成されたヒストグラムを示す図である。図7の(B)を参照して、この場合には、ヒストグラムには、背景部分に対応するピークP0と、2枚のハムが重なっている部分に対応するピークP2と、4枚のハムが重なっている部分に対応するピークP4と、6枚のハムが重なっている部分に対応するピークP6と、8枚のハムが重なっている部分に対応するピークP8とが存在する。従って、ヒストグラムに存在するピークの個数(5個)が良品に関するピークの個数(3個)と相違するため、判定部94は、その物品50は不良品であると判定する。
【0031】
図8の(A)は、不良品(全セットにおいて1枚不足)の物品50に関して画像作成部91によって作成されたX線透過画像を示す図であり、図8の(B)は、その物品50に関してヒストグラム作成部92によって作成されたヒストグラムを示す図である。図8の(B)を参照して、この場合には、ヒストグラムには、背景部分に対応するピークP0と、3枚のハムが重なっている部分に対応するピークP3と、6枚のハムが重なっている部分に対応するピークP6とが存在する。この場合、ピークの個数は良品のそれと相違しないが、ピークP3,P6の位置がピークP4,P8の位置と相違するため、判定部94は、その物品50は不良品であると判定する。
【0032】
このように本実施の形態に係るX線検査装置1によれば、ヒストグラム作成部92は、X線検出部8による透過X線の検出結果(データS1)から得られるX線透過画像に基づいて、輝度ごとの画素数を示すヒストグラムを作成する。従って、判定部94は、作成されたヒストグラムのピークの個数及び/又は位置を、良品のそれと比較することにより、検査対象の物品50の良/不良を容易に判定することが可能となる。
【0033】
また、本実施の形態に係るX線検査装置1によれば、判定部94は、良品に関するヒストグラムにおけるピークの個数と、検査対象の物品50に関するヒストグラムにおけるピークの個数とを比較する。検査対象の物品50の内容量に適正量からの過不足がある場合には、検査対象の物品50に関するピークの個数は良品のそれと明確に相違するため(図6,7参照)、検査対象の物品50の良/不良を容易に判定することが可能となる。
【0034】
また、本実施の形態に係るX線検査装置1によれば、判定部94は、良品に関するヒストグラムにおけるピークの位置と、検査対象の物品50に関するヒストグラムにおけるピークの位置とを比較する。検査対象の物品50の内容量に適正量からの過不足がある場合には、検査対象の物品50に関するピークの位置は良品のそれと明確に相違するため(図6〜8参照)、検査対象の物品50の良/不良を容易に判定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施の形態に係るX線検査装置の構成を示す正面図である。
【図2】シールドボックスの内部を模式的に示す斜視図である。
【図3】X線検査装置の構成を示すブロック図である。
【図4】演算部の機能構成を示すブロック図である。
【図5】(A)は、良品の物品に関して作成されたX線透過画像を示す図であり、(B)は、その物品に関して作成されたヒストグラムを示す図である。
【図6】(A)は、不良品の物品に関して作成されたX線透過画像を示す図であり、(B)は、その物品に関して作成されたヒストグラムを示す図である。
【図7】(A)は、不良品の物品に関して作成されたX線透過画像を示す図であり、(B)は、その物品に関して作成されたヒストグラムを示す図である。
【図8】(A)は、不良品の物品に関して作成されたX線透過画像を示す図であり、(B)は、その物品に関して作成されたヒストグラムを示す図である。
【符号の説明】
【0036】
1 X線検査装置
7 X線照射部
8 X線検出部
9 コンピュータ
50 物品
20 演算部
91 画像作成部
92 ヒストグラム作成部
93 ピーク抽出部
94 判定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品にX線を照射する照射手段と、
物品を透過したX線を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果から得られるX線透過画像に基づいて、輝度ごとの画素数を示すヒストグラムを作成する作成手段と、
良品に関するヒストグラムにおけるピークの個数と、検査対象物品に関するヒストグラムにおけるピークの個数との比較結果に基づいて、検査対象物品の良/不良を判定する判定手段と
を備える、X線検査装置。
【請求項2】
前記判定手段は、良品に関するヒストグラムにおけるピークの個数及び位置と、検査対象物品に関するヒストグラムにおけるピークの個数及び位置との比較結果に基づいて、検査対象物品の良/不良を判定する、請求項1に記載のX線検査装置。
【請求項3】
物品にX線を照射する照射手段と、
物品を透過したX線を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果から得られるX線透過画像に基づいて、輝度ごとの画素数を示すヒストグラムを作成する作成手段と、
良品に関するヒストグラムにおけるピークの位置と、検査対象物品に関するヒストグラムにおけるピークの位置との比較結果に基づいて、検査対象物品の良/不良を判定する判定手段と
を備える、X線検査装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2010−112850(P2010−112850A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−286136(P2008−286136)
【出願日】平成20年11月7日(2008.11.7)
【出願人】(000147833)株式会社イシダ (859)
【Fターム(参考)】