説明

日新イオン機器株式会社により出願された特許

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【課題】 複雑な演算処理を要することなく、多孔電極を有するイオン源のイオン引出し孔から出射される際のイオンビームが持つ特性を測定することができる装置および方法を提供する。
【解決手段】 このイオンビーム測定装置40aは、イオン源2の多孔電極6から引き出されたイオンビーム10の一部を通過させる開口14を有する遮蔽板12と、開口14を通過したイオンビーム10のビーム電流を検出する検出器18と、それをx方向に移動させる検出器駆動装置24とを備えている。かつ、多孔電極6と検出器18間の距離をL、遮蔽板12と検出器18間の距離をd、x方向に関して、多孔電極6の各イオン引出し孔8の寸法をa、その間隔をp、開口14の寸法をb、検出器18の寸法をwとすると、次式の関係を満たしている。
{w(L−d)+bL}/d<(p−a) (もっと読む)


【課題】 平行性の良いイオンビームを引き出すことができるイオン源を提供する。
【解決手段】 このイオン源は、プラズマ生成容器30と、フィラメント42と、電子を反射させると共にイオン52を引き出す反射電極48と、プラズマ生成容器30と同電位に保たれる制御電極46と、イオン52を減速する減速電極50とを備えている。これらは、yz平面に平行な面状をしている。更に、プラズマ生成容器30内にx軸に平行な磁界を発生させる第1コイル54と、イオン52を加速してイオンビーム90として引き出す引出し電極系76と、引出し電極系76付近にx軸に平行な磁界を発生させると共に、第1コイル54と協働して、減速電極50と引出し電極系76間の領域に、イオン52の進行方向に向けて減衰している磁界を発生させる第2コイル86とを備えている。 (もっと読む)


【課題】 基板位置での2次元のイオンビーム電流分布の均一性を向上させることができる装置を提供する。
【解決手段】 このイオンビーム照射装置は、イオンビーム4を発生するイオン源2と、イオン源2内で2次元で走査される電子ビームを放出する電子ビーム源Gと、それ用の電源14と、基板相当位置におけるイオンビーム4の2次元のビーム電流分布を測定するイオンビームモニタ10と、制御装置12とを備えている。制御装置12は、モニタ10からの測定データに基づいて電源14を制御することによって、モニタ10で測定したビーム電流が多いモニタ点に対応する位置での電子ビームの走査速度を相対的に大きくし、測定したビーム電流が少ないモニタ点に対応する位置での電子ビームの走査速度を小さくして、モニタ10で測定される2次元のビーム電流分布を均一化する機能を有している。 (もっと読む)


【課題】 イオンビームのエネルギーを変えることなく、イオンビームのY方向における軌道状態を所望のものにすることができる装置を提供する。
【解決手段】 このイオンビーム照射装置は、ターゲットの上流側に設けられていて、入口電極22、中間電極24、出口電極26を有する電界レンズ20aを備えている。中間電極24は、イオンビーム4の進行方向の上流側および下流側の面に、Y方向において湾曲した凸表面40、42を有している。入口電極22、出口電極26は、中間電極24の凸表面に対向する面に当該凸表面に沿う凹表面38、44を有している。入口電極22、出口電極26は互いに同電位に保たれ、中間電極24は入口電極22および出口電極26とは異なる電位であって、電界レンズ20aから導出されるイオンビーム4のY方向における軌道状態を所望のものにする電位に保たれる。 (もっと読む)


【課題】 カソードの着脱が容易であり、しかもカソードからカソードホルダーへの伝熱損失を低減してカソードの加熱効率を高めることができるイオン源を提供する。
【解決手段】 このイオン源は、前部22、後部24および両者をつなぐ連結部26、27を有しておりかつ後部24が二つの張出し部24aを有しているカソード20と、先端部が鉛直方向Gの下に向くように配置されていてその先端部付近内に、カソードの後部24が通る貫通穴34を有する棚部32を備えている筒状のカソードホルダー30と、カソードの後部24に対応した形状をしていて後部24が通る貫通穴44を有しているロック板40とを備えている。そして、カソードの後部24を、カソードホルダーの貫通穴34およびカソードホルダー内に入れたロック板の貫通穴44に通し、カソード20とロック板40を相対的に回転させてカソードの後部24とロック板40とを係合させて、ロック板40を介してカソード20を棚部32で支持している。 (もっと読む)


【課題】 基板の面内に様々なドーズ量分布を形成することができる方法を提供する。
【解決手段】 このイオン注入方法は、イオンビーム4が基板2に入射する領域内で、イオンビーム4の走査速度をステップ状に変化させて基板にイオン注入を行う注入工程を複数回実施すると共に、各注入工程の合間であってイオンビームが基板に当たっていない間に、基板2をその中心部を中心にして所定の回転角度だけ回転させる回転工程をそれぞれ実施し、かつ注入工程として、イオンビーム4の走査速度を、基板2の一端から他端にかけて、第1の走査速度、それとは異なる第2の走査速度および第1の走査速度にステップ状に変化させる注入工程をn回(nは2以上の整数)実施すると共に、回転工程として、基板を360/n度ずつ回転させる回転工程を実施することによって、基板2の面内において、中央領域とそれを囲む外周領域とでドーズ量の互いに異なるドーズ量分布を形成する。 (もっと読む)


【課題】 イオンビームの平行度や発散角に悪影響を与えることなく、イオンビームのy方向(長手方向)のビーム電流密度分布の均一性を向上させる。
【解決手段】 このイオンビーム照射装置は、ターゲット8近傍におけるイオンビーム4のy方向のビーム電流密度分布を測定するビームプロファイルモニタ14と、ターゲット位置よりも上流側におけるイオンビーム経路を挟んで相対向するようにy方向に並べて配置されていて互いに独立してx方向に可動の複数の可動遮蔽板16をそれぞれ有する可動遮蔽板群18a、18bと、それらを構成する各可動遮蔽板16を互いに独立してx方向に往復駆動する遮蔽板駆動装置22a、22bと、モニタ14による測定情報に基づいて遮蔽板駆動装置22a、22bを制御して、測定したy方向のビーム電流密度が相対的に大きい位置に対応する前記相対向する可動遮蔽板16によるイオンビーム4の遮蔽量を相対的に多くして、y方向のビーム電流密度分布の均一性を向上させる遮蔽板制御装置24とを備えている。 (もっと読む)


【課題】 磁極間空間からのE×Bドリフトによる電子の損失を軽減して磁極間空間における電子の閉じ込めを良くして、閉じ込めた電子によってイオンビームの空間電荷を効率良く中和して、イオンビームの発散を抑制する。
【解決手段】 この偏向電磁石30aは、イオンビーム4が通過する磁極間空間34をあけて相対向する第1および第2の磁極32a、32bを有している。更に、磁極間空間34に、磁極32a、32bと同方向からイオンビーム4の経路を挟むように配置された一対の電位調整電極52と、この電位調整電極52に正の電圧V1 を印加する直流の電位調整電源54とを備えている。 (もっと読む)


【課題】 イオン源ガスとして三フッ化ホウ素を含むガスを用いてイオンビームを引き出すときに、イオンビーム中のB+ の比率を高めることができる方法および装置を提供する。
【解決手段】 イオン源2のプラズマ室容器20内に供給するイオン源ガス50として三フッ化ホウ素を含むガスを用いてイオン源2からイオンビーム4を引き出すときに、バイアス回路64によって、イオン源2のプラズマ室容器20に対するプラズマ電極31のバイアス電圧VB を正電圧にする。 (もっと読む)


【課題】 磁極間空間からのE×Bドリフトによる電子の損失を軽減して磁極間空間における電子の閉じ込めを良くして、閉じ込めた電子によってイオンビームの空間電荷を効率良く中和して、イオンビームの発散を抑制する。
【解決手段】 この偏向電磁石30aは、イオンビーム4が通過する磁極間空間34をあけて相対向する第1および第2の磁極32a、32bを有している。更に、磁極間空間34に、そのイオンビーム通過方向における中央付近で磁場が弱く、中央付近よりも入口寄りおよび出口寄りで磁場が強いミラー磁場を形成する永久磁石群54を備えている。永久磁石群54は、磁極間空間34の中央よりも入口寄りに配置された第1の対の永久磁石54aと、出口寄りに配置された第2の対の永久磁石54bとを備えている。 (もっと読む)


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