説明

日新イオン機器株式会社により出願された特許

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【課題】高温でもクランプ力の低下が少なく、クランプ力の再生も容易で、フィラメントの保持や位置調整の作業性が良いフィラメント保持構造を提供する。
【解決手段】フィラメント保持構造は、溝を挟んで板厚方向に二つに分かれている部分の両方の相対応する位置に、フィラメント50を通すフィラメント穴96、支点部材110を通す支点部材穴98を有しているフィラメント導体90と、それの溝内に位置している部分102に、フィラメントを通すフィラメント穴、支点部材を通す支点部材穴を有しているフィラメントクランパー100と、上記穴に通された支点部材と、ボルト112及びナット114とを備える。フィラメント導体90及びフィラメントクランパーのフィラメント穴にフィラメントを通し、ボルト及びナットでフィラメントクランパーを締め付けて、フィラメントにせん断方向に力を加えてフィラメント導体90に保持する。 (もっと読む)


【課題】 組立てが容易であり、カソードの加熱効率を高めることができ、振動が加わってもカソードの少なくとも下方への位置ずれや脱落を防止することができ、かつねじ加工を使わずに済み、構造が簡単なカソード保持構造を提供する。
【解決手段】 このカソード保持構造は、熱電子を放出させるための前部22、その背後の後部24およびその側壁の周囲に形成された溝26を有しているカソード20と、筒状のものであってその先端部付近内にカソード20の後部24が通る貫通穴34を有する棚部32を備えているカソードホルダー30と、平面形状がC形、断面形状が円形をしているロックワイヤ40とを備えていて、カソード20の後部24を貫通穴34に挿通し、溝26にロックワイヤ40を嵌めて、ロックワイヤ40でカソード20をカソードホルダー30の棚部32に係止している。 (もっと読む)


【課題】 基板の大型化に対応することができ、かつ重量増大を軽減し、ビームライン長増大およびビーム電流密度低下を防止することができる装置を提供する。
【解決手段】 このイオンビーム照射装置は、イオン源2a、2b、分析電磁石6a、6bおよび基板駆動装置14を備えている。イオン源2aは、Y方向の寸法が長いリボン状のイオンビーム4aを発生させる。イオン源2bは、Y方向の寸法が長くかつイオンビーム4aとはY方向の中心位置が異なるリボン状のイオンビーム4bを発生させる。分析電磁石6aは、イオンビーム4aをその主面に交差する方向に曲げて運動量分析を行って通過させる。分析電磁石6bは、イオンビーム4bをその主面に交差する方向に、かつ分析電磁石6aとは逆方向に曲げて運動量分析を行って通過させる。基板駆動装置14は、基板10を、分析電磁石6a、6bを通過した両イオンビーム4a、4bの主面と交差する方向に移動させる。 (もっと読む)


【課題】メタルマスクやフォトリソグラフィー工程を用いず、煩雑な配向膜の下地処理も行なわずに、基板が大型化しても低コストでマルチドメイン配向を形成して、液晶表示装置の視野角を拡大することができる非接触式配向処理装置を提供する。
【解決手段】基板上に形成された配向膜の配向処理を行なう装置であって、粒子線を照射する粒子源と、前記粒子源が前記粒子線を間欠的に照射するように、前記粒子源を制御する粒子源制御部と、前記基板を移動させる駆動機構と、を備えているようにした。 (もっと読む)


【課題】1枚の基板を分割処理しても基板内の所要の処理領域の処理に悪影響が及ぶのを防止することができ、それによってビーム幅よりも幅の大きい基板の処理を可能にする。
【解決手段】面内に行形成分割帯22および列形成分割帯を挟んでm行n列(mは3以上、nは2以上の整数)に配列された複数のセル20が形成されている基板10に対して、Y方向の両端部がp行(pは1≦p≦(m−2)の整数)のセル20を挟む二つの行形成分割帯22にそれぞれ位置するビーム幅のイオンビーム4を用いて、基板10をX方向に移動させながらイオンビーム4を照射してビーム照射領域30を形成するビーム照射工程を複数回実施して、かつビーム照射工程の合間に基板10の位置を変えてイオンビーム4を照射するセル20の行を変更する基板位置変更工程を実施して、複数のビーム照射領域30を連ねて全てのセル20にイオンビーム4を照射する。 (もっと読む)


【課題】組み立ての際、及び運転時におけるフィラメント101及びカソード102のギャップの調節を容易にすることである。
【解決手段】フィラメント101によってカソード102を加熱し、当該カソード102から熱電子を放出して、原料ガスをプラズマ化することによりイオンを発生するイオン源100であって、前記カソード102が固定されるイオン源本体2と、前記フィラメント101を保持するとともに、前記イオン源本体2に設けられるフィラメント保持体3と、前記フィラメント保持体3及び前記イオン源本体2の間に介在して設けられ、前記カソード102及び前記フィラメント101の距離を組み立て後に調節可能にする調節する調節機構4と、を備えている。 (もっと読む)


【課題】 プラズマ生成容器内のY方向におけるプラズマ密度を部分的に制御可能にして、リボン状イオンビームのY方向におけるビーム電流密度分布の均一性を良くすることや、所定の不均一な分布を実現可能にしたイオン源を提供する。
【解決手段】 このイオン源10bは、Y方向の寸法がX方向の寸法よりも大きいリボン状のイオンビーム2を発生させる。このイオン源10bは、Y方向に伸びたイオン引出し口14を有するプラズマ生成容器12と、プラズマ生成容器12内のX方向の一方側にY方向に沿って複数段に配置された複数の陰極20と、プラズマ生成容器12内のX方向の他方側に陰極20に対向させて配置された反射電極32と、プラズマ生成容器12内に、しかも複数の陰極20を含む領域に、X方向に沿う磁界50を発生させる電磁石40とを備えている。 (もっと読む)


【課題】 イオン源から引き出されるイオンビームの設計上の進行方向と現実の進行方向との間の偏差角度に起因する配向ずれ角度を解消する。
【解決手段】 この配向処理装置は、偏差角度測定装置24と、基板回転装置38と、制御装置30とを備えている。偏差角度測定装置24は、イオン源10から引き出されるイオンビーム12の設計上の進行方向14と現実の進行方向16との差である偏差角度αを測定する。基板回転装置38は、配向膜付基板2を、その表面に立てた垂線に沿う軸36を中心にして回転させる。制御装置30は、偏差角度測定装置24で測定した偏差角度αを用いて、偏差角度αを配向膜付基板2の表面に投影した角度である配向ずれ角度βを求め、かつ基板回転装置38を制御して、配向ずれ角度βを小さくする方向に配向ずれ角度βに相当する角度だけ配向膜付基板2を回転させる機能を有している。 (もっと読む)


【課題】 アニール処理を要することなく、電子放出特性が良好でありかつ長寿命の電界放出型電子源を得ることができる製造方法を提供する。
【解決手段】 この製造方法は、シリコンを主成分とするエミッタ18の形成後に少なくともエミッタ18の先端部に炭素イオン40を注入するイオン注入工程を備えている。この炭素イオン40のエネルギー(単位はkeV)を一方の軸、注入量(単位は×1017ions/cm2 )を他方の軸とする直交座標上の点P1 〜P6 の座標を(エネルギー,注入量)でそれぞれ表すと、P1 (5,0.8)、P2 (5,1.5)、P3 (10,2.5)、P4 (15,3.0)、P5 (15,2.0)およびP6 (10,1.6)の6点間を直線で結んで囲まれる範囲内にある条件で炭素イオン40を注入する。 (もっと読む)


【課題】 イオン源のプラズマ生成部内におけるプラズマ密度分布が均一でない場合でも、イオンビームのY方向におけるビーム電流密度分布の均一性を良くする。
【解決手段】 このイオン注入装置は、イオン源2の引出し電極13をY方向において複数の引出し電極片30に分割して構成している。かつ、プラズマ電極12と各引出し電極片30との間の電位差Vd を各引出し電極片30ごとに独立して制御することができる引出し電源42と、イオンビーム8のY方向のビーム電流密度分布を測定するビームモニタ56と、ビームモニタ56からの測定データに基づいて引出し電源42を制御して、上記電位差Vd をそれぞれ制御することによって、ビームモニタ56で測定するビーム電流密度分布を均一に近づける制御を行う制御装置60とを備えている。 (もっと読む)


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