説明

日新イオン機器株式会社により出願された特許

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【課題】 外部から供給した電子によって輸送中のイオンビームの空間電荷を効率良く中和することによって、イオンビームの発散を抑制し、イオンビームの輸送効率を向上させる。
【解決手段】 このイオンビーム照射装置は、イオンビーム4の経路の側方に配置されていて電子42をイオンビーム4の経路に向けて放出する電界放出型電子源30と、少なくとも電界放出型電子源30にイオンビーム4の経路を挟んで対向する位置に配置されていて電界放出型電子源30から供給された電子42を静電的に追い返す追い返し電極60と、イオンビーム4の経路であって電界放出型電子源30から電子42が供給される領域を含む領域に、イオンビーム4の経路に沿う方向の磁界B1 を発生させるコイル66とを備えている。追い返し電源62を用いて、電界放出型電子源30のカソード基板32に対する追い返し電極60の電位を第2引出し電極44の電位よりも低く保つ。 (もっと読む)


【課題】 イオンビームのy方向の角度偏差、発散角及びビーム寸法の内の少なくとも一つを簡単な構成によって計測する。
【解決手段】 前段シャッター駆動装置36によって前段ビーム制限シャッター32をy方向に駆動しつつ、シャッター32の一辺34の外側を通過して前段多点ファラデー24に入射するイオンビーム4のビーム電流の変化を計測して、シャッター32の位置でのイオンビーム4のy方向のビーム電流密度分布を計測する。後段シャッター駆動装置46によって後段ビーム制限シャッター42をy方向に駆動しつつ、シャッター42の一辺44の外側を通過して後段多点ファラデー28に入射するイオンビーム4のビーム電流の変化を計測して、シャッター42の位置でのイオンビーム4のy方向のビーム電流密度分布を計測する。これらの計測結果を用いて、イオンビーム4のy方向の角度偏差、発散角及びビーム寸法の内の少なくとも一つを計測する。 (もっと読む)


【課題】 複数の真空室を有する真空処理装置の設置面積を小さくする。
【解決手段】 この真空処理装置は、固定された処理室24と、移動可能な二つの真空予備室28a、28bとを備えている。処理室24にはゲートバルブ26が、各真空予備室28a、28bにはゲートバルブ30が、それぞれ設けられている。各真空予備室28a、28bは、予備室移動機構34によってY方向に移動させられる。処理室ゲートバルブ26の周縁部には、膨張および収縮可能であって、膨張時に、互いに接近しているゲートバルブ26、30間の隙間Gを真空シールする真空シール体54が設けられている。更に、処理室24とそれに接近している真空予備室28a、28bとの間で基板2を搬送する基板搬送機構が設けられている。 (もっと読む)


【課題】 イオンビームの照射方向に対して傾斜した状態で基板を走査した場合であっても、イオンビームの濃度が基板の表面内において不均一となることを抑制する。
【解決手段】 一点で互いに直交する三つの軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。照射角度設定用モータ14aは、ホルダ4を支持していて、このホルダ4を、X軸に平行な中心軸60を中心に回転させることによって、イオンビーム58の照射角度θを設定する。Y軸用リニアモータ20は、ホルダ4および照射角度設定用モータ14aを、Y軸方向に昇降させる。Z軸用リニアモータ30は、ホルダ4、照射角度設定用モータ14aおよびY軸用リニアモータ20を、Z軸方向に移動させる。制御装置40は、Y軸用リニアモータ20およびZ軸用リニアモータ30を、基板保持面6に平行であってかつX軸に直交するS軸に沿ってホルダ4の基板保持面6が直線的に往復走査するように同期動作制御する。 (もっと読む)


【課題】 大電流でしかも均一性の良いシート状のイオンビームをターゲットに照射することができるイオン照射装置を提供する。
【解決手段】 このイオン照射装置では、X方向に幅広のシート状のイオンビーム4を引き出すイオン源2のプラズマ生成容器8内に、X方向に伸びているカソード18を設け、それを電子ビーム源30からのX方向に走査される電子ビーム38によって加熱して熱電子19を放出させて、プラズマ12を生成する。ターゲット6の近傍におけるイオンビーム4のX方向のビーム電流分布を計測するビーム計測器58からのデータに基づいて、制御装置60によって走査電源52から出力する走査電圧VS の波形整形を行い、イオンビーム4の走査速度を制御して、上記ビーム電流分布を均一化する。 (もっと読む)


【課題】 傍熱陰極型イオン源において、プラズマ生成効率の向上、ガスの利用効率の向上およびイオン源の長寿命化を可能にする。
【解決手段】 プラズマ生成容器4のカソード用開口20内に筒状のカソードホルダー22を、その先端がプラズマ生成容器4の内壁面5よりも外側に位置するように挿入し、カソードホルダー22内にカソード26を、その前面28が内壁面5よりも外側に位置するように保持している。カソードホルダー22内に、カソード26との間に空間をあけてその側面を取り囲む筒状の第1熱シールド36を設けており、その先端は内壁面5よりも外側に位置している。カソード26の後方にフィラメント38が設けられており、カソードホルダー22とプラズマ生成容器4との間は電気絶縁物40で塞がれている。 (もっと読む)


【課題】 イオンビームの照射方向に対して傾斜した状態で基板を走査した場合であっても、イオンビームの濃度が基板の表面内において不均一となることを抑制する。
【解決手段】 一点で互いに直交する三つの軸をX軸、Y軸及びZ軸とする。走査装置14は、それに支持しているホルダ10を、その基板保持面12に平行な方向であってかつX軸に直交するS方向に沿って直線的に往復走査する。照射角度制御モータ86は、それに支持している走査装置14及び走査装置14に支持されたホルダ10を、X軸に平行な回転軸88を中心に回転させることによって、基板保持面12に対するイオンビーム120の照射角度θを変更する。昇降装置92は、それに支持している照射角度制御モータ86、このモータ86に支持された走査装置14及び当該走査装置14に支持されたホルダ10を、Y軸に沿う方向に昇降させる。 (もっと読む)


【課題】 回転体を回転させながら各被照射物に荷電粒子ビームを照射する装置または方法において、被照射物の角度可変機構を設けることなく、各被照射物中における荷電粒子の飛程の分布を均一化する。
【解決手段】 この荷電粒子ビーム照射装置は、回転体6上の被照射物4に入射する荷電粒子ビーム2のエネルギーを変化させる電圧可変電源20、28を備えている。更に、電圧可変電源20または28を制御するものであって、回転体6の回転に伴う荷電粒子ビーム2の入射角度の変化に同期させて、各被照射物4に入射する荷電粒子ビーム2のエネルギーを変化させて、各被照射物4中における荷電粒子の飛程の垂直方向成分RP の分布を均一化するエネルギー制御器32を備えている。 (もっと読む)


【課題】 基板の温度上昇をより効果的に抑制可能な基板保持装置を提供する。
【解決手段】 この基板保持装置10aは、基板50を保持する基板保持板70と、基板保持板70との間で基板50の周縁部76を挟持するクランパー14とを備えている。基基板保持板70は、櫛状の形状であってかつ周縁部76よりも内側に開口部74が形成されている。この基板保持板70に代えて、枠状又は格子状であって周縁部よりも内側に空間部が形成されている基板保持板を備えていても良い。 (もっと読む)


【課題】 直線運動を処理室内に導入しなくても、ホルダをイオンビームの走査方向と交差する方向に往復直線駆動することができるイオンビーム照射装置を提供する。
【解決手段】 このイオンビーム照射装置は、アーム52、64を伸縮させてホルダ10を往復直線駆動する伸縮駆動機構124aと、当該機構124aを旋回中心軸86を中心にして往復旋回させる旋回駆動機構126とを備えている。更に、旋回角度θ、基準伸縮長さL、伸縮長さLA に関して、LA cosθ=Lなる関係を満たすように伸縮駆動機構124aおよび旋回駆動機構126を制御する制御装置を備えている。 (もっと読む)


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