説明

独立行政法人日本原子力研究開発機構により出願された特許

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【課題】特性に優れたプロトン伝導性高分子電解質膜を、グラフト重合によって工業的に製造しうる方法を提供する。
【解決手段】樹脂微粒子に放射線を照射する工程と、スルホン酸基前駆体を有するビニルモノマーを固液二相系において樹脂微粒子にグラフト重合させて、樹脂微粒子およびビニルモノマーの重合鎖を含む微粒子状のグラフト重合体を得る工程と、グラフト重合体のキャスト膜を形成するキャスト工程と、キャスト膜を樹脂微粒子の融点以下の乾燥温度で乾燥してフィルムを得る乾燥工程と、フィルムに含まれるスルホン酸基前駆体をスルホン酸基に変換する工程とを含む方法とする。固液二相系は、ビニルモノマーおよびその溶媒を含む液相と、樹脂微粒子を含む固相により構成される。 (もっと読む)


【課題】 γ相に変態することなく残留する残留α相の存在下で、粗大な結晶粒からなるフェライト相を生成することができ、高温強度および延性を向上することができる酸化物分散強化型鋼およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 質量%で、Cが0.05〜0.25%、Crが8.0〜12.0%、Wが0.1〜4.0%、Tiが0.1〜1.0%、Yが0.1〜0.5%、残部がFeおよび不可避不純物からなる原料粉末を前記鋼中の過剰酸素量が所定の範囲内となるように調合し、機械的合金化処理してから固化し、Ac変態点以上の温度で熱間圧延した後、所定の冷却速度範囲内で冷却する。 (もっと読む)


【課題】グラフト重合による優れたプロトン伝導性高分子電解質膜を工業的に製造するための方法を提供する。
【解決手段】樹脂微粒子に放射線を照射する工程と、ビニル系化合物と溶媒とを含む液相中において前記放射線が照射された樹脂微粒子が固相を維持する固液二相系において、樹脂微粒子にビニル系化合物をグラフト重合させて微粒子状のグラフト重合体を得る工程と、グラフト重合体をスルホン化することによりスルホン化重合体を得る工程と、スルホン化重合体におけるスルホン酸基をスルホン酸基前駆体に変換することにより安定化重合体を得る工程と、安定化重合体を溶融成形することによりフィルムを成形する工程と、フィルムにおけるスルホン酸基前駆体をスルホン酸基に変換する工程と、を含むプロトン伝導性高分子電解質膜の製造方法とする。 (もっと読む)


【課題】接着剤を用いることなく和紙原料をパネルなどの建築資材に被覆することが可能な和紙被覆建築資材の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の和紙被覆建築資材の製造方法は、水にハイドロゲルを添加したハイドロゲル添加水と和紙原料とを含む溶液を調整する調整工程と、前記調整工程で調整された前記溶液を建築資材に吹き付けて被覆を形成する被覆形成工程と、前記被覆形成工程によって被覆が形成された建築資材の乾燥を行う乾燥工程と、を有することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】負荷追従時においても、原子炉の熱出力および温度を一定にして炉内構造物の熱応力の発生を低減し且つタービン発電系の高い発電効率を維持することが可能な、コジェネレーション高温ガス炉システムを提供することを課題とする。
【解決手段】原子炉2の熱を、熱利用系3とタービン発電系4で消費するコジェネレーション高温ガス炉システム1であって、原子炉2、熱利用系3へ熱を供給する熱交換器7、及びタービン発電系4の順に、原子炉2の冷却材であるガスが循環する冷却材循環経路5と、タービン発電系4に流入するガスの温度が第一の制御目標値を保つように、原子炉2と熱交換器7をバイパスするバイパス経路を流れるガスの流量を調整する第一の制御手段BCV−1と、原子炉2から流出するガスの温度が第二の制御目標値を保つように、冷却材循環経路内のガスのインベントリを調整する第二の制御手段ICV−1と、を備える。 (もっと読む)


【課題】気体の熱解離を昇温用ヒータと熱解離用フィラメントの複合化により効率よく行い得るように構成する。
【解決手段】昇温用ヒータを、高融点金属のヒータ線を巻回して形成したヒートコイル部と、ヒートコイル部に連なる両側のリード部とから構成する。熱解離用フィラメントを、ヒータ線よりも小径で熱電子を発生する高融点金属のフィラメントによる熱電子放出部と、熱電子放出部に連なる両側のリードとから構成する。熱解離用フィラメントの熱電子放出部をヒートコイル部の外周囲に非接触状態に被せて、昇温用ヒータと熱解離用フィラメントを複合化する。 (もっと読む)


【課題】工業化が容易であって、リチウムを含む海水などの低濃度の溶液からリチウムを選択的に効率よく回収できるリチウムの回収方法を提供する。
【解決手段】リチウムイオンを含む溶液中からリチウムイオンを選択的に分離回収するリチウムの回収方法であって、アノード電極3とカソード電極4との間にリチウムイオン選択性を有するイオン液体を含浸させたリチウムイオン選択的透過膜5で分画して前記アノード電極3側にリチウム溶液セル8、前記カソード電極4側にリチウムイオン分離回収セル9を形成し、前記リチウム溶液セル8に前記溶液を供給し、電気透析法によって前記リチウムイオン選択的透過膜5を透過して前記リチウムイオン分離回収セル9に透析されるリチウムイオンを回収する。 (もっと読む)


【課題】パラジウム−銅が担持された劣化活性炭脱硝触媒の再生方法を提供する。
【解決手段】パラジウム−銅が担持された活性炭脱硝触媒の再生方法が、活性炭に担持されたパラジウム−銅が酸液に溶解される工程(a)、パラジウム−銅が溶解された酸液が、0.5M以上の濃度の水酸化ナトリウム水溶液と混合され、パラジウム−銅水酸化物が活性炭上に析出される工程(b)、パラジウム−銅水酸化物がアルカリ性の水で洗浄され、次いで、還元される工程(c)を実施し、上記酸液は、(1)パラジウム−銅1gに対して2.97mmol以上の過酸化水素を含む0.1M以上の塩酸、(2)0.5M以上の塩化ナトリウムを含む0.1M以上の塩酸又は(3)0.5M以上の硝酸ナトリウムを含む0.1M以上の硝酸である。 (もっと読む)


【課題】数値計算する空間における、詳細解と均一解との差を解析する解析方法を提供する。
【解決手段】コンピュータが実行する解析方法であって、任意の空間の第1物理量α及び第2物理量βから当該空間の第3物理量を求める数理モデルに基づく、N個の領域に分けられた空間全体における第3物理量を求める、詳細解と、均一解との差分を算出するステップと、前記差分を、第i(1≦i≦N)領域の第1物理量及び第j(1≦j≦N)領域の第1物理量の差と、第i領域の第2物理量及び第j領域の第2物理量の差との積の項に分解するステップと、前記分解された差分に含まれる項のうち、第i領域における第1物理量及び第2物理量を含む項の和である指標値を、領域毎に算出するステップと、前記N個の領域のうち、前記指標値が最も大きい領域を抽出するステップとを、実行する解析方法とする。 (もっと読む)


【課題】岩石試料内の単一天然亀裂の開口幅と形状の両方を高い分解能で且つ高精度で同時に測定でき、測定に際して岩石試料が消失することなく、測定に要する時間とコストの負担を軽減できるようにする。
【解決手段】単一亀裂を有する岩石試料を型として、亀裂を境とする2つの透明レプリカ試料14a,14bを、一方は無色の透明樹脂で、他方は染料で着色した透明樹脂で作製し、両者を組み合わせることで亀裂12を復元し、亀裂内に前記染料とは異なる色の染料溶液を満たして岩石レプリカ試験体10とする。それに白色光を照射し、透過光を各染料に対応したバンドパスフィルター20を通して各色毎の2次元平面座標の光強度データをCCDカメラ18で取得し、各色毎の2次元平面座標の吸光度から2種類の染料で着色された部分の厚さをデータ収録装置22で算出して亀裂開口幅と亀裂形状を同時に求める。 (もっと読む)


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