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Fターム[2G055CA26]の内容

Fターム[2G055CA26]に分類される特許

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【課題】高強度低合金鋼の水素環境下での脆化感受性を簡便に評価する方法を提供する。
【解決手段】大気中引張強度が850〜1050MPaで、焼入れ組織を有する高強度低合金について、JISG0552(鋼のフェライト結晶粒度試験方法)の比較法により測定した結晶粒度番号から換算した平均結晶粒径dと、X線回折法によって測定した局所ひずみから得た転位密度ρと、炭素当量Ceqおよびニッケル当量Nieqとから、Z=2/(d√ρ)×(Nieq/Ceq)の式によって算出されるZパラメータに基づいて高圧水素環境下における脆化感受性を評価するので、高圧水素環境脆化感受性を簡易的に把握することが可能となり、さらには、実際に高圧水素環境下で行う試験の回数を最小限に抑えることができ、研究開発に要する時間と費用を大幅に削減することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】 油圧機器の摺動部の摩耗を十分抑制しながら省エネルギー化を可能とする潤滑膜の選別方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の潤滑膜の選別方法は、鋼材1の表面にリン及び硫黄が含まれる潤滑膜2が形成されている検体10を準備するステップと、検体10について潤滑膜2の膜厚Tを測定するステップと、検体10について潤滑膜2中の硫黄元素濃度[M](モル%)及びリン元素濃度[M](モル%)を測定することにより、潤滑膜の厚さ方向Dにおける硫黄元素濃度[M](モル%)に対するリン元素濃度[M](モル%)の濃度比[M]/[M]の変動幅Wを求めるステップと、上記膜厚Tが1nm以上50nm以下であり且つ上記変動幅Wが5以下である潤滑膜を選別するステップと、を備えることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】シリコン含量の多い合金に含まれる微量元素を迅速かつ精度高く分析できる合金中の微量元素の分析方法を提供すること。
【解決手段】水素よりもイオン化傾向の大きい第1の金属を主成分とし、微量元素とシリコンとを含む合金であって合金全体の質量100質量%中にシリコンが0.5質量%以上含まれている合金中の微量元素を分析する合金中の微量元素の分析方法に、合金を酸処理液とともに加熱して第1の金属を溶解する酸処理工程と、酸処理工程後の処理液にフッ化水素酸を加えてシリコンと微量元素とを溶解するフッ化水素酸処理工程と、フッ化水素酸処理工程後の処理液にホウ酸を加えて処理液に残存するフッ化水素酸とホウ酸とを反応させるマスキング工程と、を設ける。または、合金を酸処理液およびフッ化水素酸とともに加熱して、酸処理液によって第1の金属を溶解するとともにフッ化水素酸によってシリコンを溶解する酸・フッ化水素酸処理工程と、酸・フッ化水素酸処理工程後の処理液にホウ酸を加えて処理液に残存するフッ化水素酸とホウ酸とを反応させるマスキング工程と、を設ける。濾過の工程をなくしたことで合金中の微量元素を精度高く分析でき、フッ化水素酸を揮発させる工程をなくしたこと合金中の微量元素を迅速に分析できる。 (もっと読む)


【課題】周波数解析における基本波および高調波に基づいて設定された判定値により被検査体の黒鉛鋳鉄組織を判定することができる鋳鉄の黒鉛評価方法および鋳鉄の黒鉛評価装置を提供する。
【解決手段】鋳鉄の黒鉛評価方法は、黒鉛が基地に分散された鋳鉄を母材とする被検査体2の鋳鉄組織を検査する方法であって、交流電流を励磁部5に通電することにより入力交流磁場を被検査体2に作用させる操作と、入力交流磁場により被検査体2に発生する渦電流による出力交流磁場を検出部6で電圧信号として検出する操作と、検出部6で検出された電圧信号を周波数解析する解析操作とを含み、周波数解析における基本波および高調波に基づいて設定された判定値により被検査体2の黒鉛鋳鉄組織を判定する。 (もっと読む)


【課題】スラグ中酸素濃度に基づき、広範囲の溶鋼中炭素濃度でも、精度良く溶鋼中P濃度を推定する方法を提示する。
【解決手段】溶鋼中の炭素濃度が1.0質量%以下、かつ、燐濃度が0.030質量%以下にまで脱炭および脱燐吹錬をする際に、溶銑脱燐溶銑を用い、好ましくは前工程の持ち越しスラグ量を使用溶銑1tあたり3kg以下とし、且つスラグ中酸素濃度を用いて吹錬終点時の溶鋼中燐濃度を推定し、その際に好ましくは、吹錬終点時の溶鋼中炭素濃度が高炭素濃度となるほど、スラグ中酸素濃度が溶鋼中燐濃度の推算値に及ぼす影響の寄与率を大きくする。 (もっと読む)


【課題】金属材料から析出物を抽出するに当たり、塊状の金属材料を用いなくても金属材料から析出物を精度良く抽出できる方法を提供する。また、機器の運転を長時間停止しなくても金属材料の劣化度合いを識別する方法を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するには、金属材料から析出物を抽出するに当たり、金属材料から削り取った研削粉を陽極の一部として用いて電気分解し、前記析出物を残渣として抽出すればよい。 (もっと読む)


【課題】 処理工程から出力された段階での材質を安定化させる材質分析方法および材質安定化方法並びに材質安定化装置を提供する。
【解決手段】 金属材料の処理条件を検知するセンサSa1〜Scnと、これらのセンサによって検出された処理条件データが与えられる材質安定化装置20とを有し、この材質安定化装置は、処理条件データを蓄積する処理条件データ蓄積部20a,20b,20cと、処理条件データと製品試験データに基づき、処理条件を構成している各因子と材料特性との散布図を作成する散布図作成部20dと、各散布図における因子について数値の幅を所定の間隔に分割して階層化する階層化処理部20eと、その階層内で材料特性の値の平均値を求め、その平均値に基づいて相関式を算出する相関式算出部20fと、相関式を求めることによって相関の有無を判別し、相関の認められた因子を抽出するとともに、その抽出した因子を材質に影響を与える因子として次回の処理条件における調整項目に設定する設定部20g,20h,20iとを備えてなることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】結晶粒表面の過剰な金属腐食を抑えて、不動態皮膜をムラなく確実に形成でき、また、再不動態化最小電位にて掃引の停止・保持をすることなく、粒界部の不動態皮膜を選択的に破壊して金属腐食させ得る方法を提供する。
【解決手段】金属表面の腐食対象部位を電解液に接しさせて電位を加え、該電位を自然電位(1)から不動態化電位(2)を超えた任意値の折り返し点(R)まで上昇方向に掃引し、腐食対象部位に不動態皮膜を形成する。爾後、該電位を再不動態域と活性態域とを通過させて自然電位(1)まで逆掃引し、結晶粒界部を選択的に腐食させる。自然電位(1)から不動態化電位(2)までは早い速度で掃引し、結晶粒全体の腐食を抑制しつつ腐食対象部位を活性化させる。不動態化電位(2)から折り返し点(R)を経て自然電位(1)に戻す際に、少なくとも逆掃引時の再不動態化最小電位(8)迄は遅い速度で掃引して粒界部の溶解を促進する。 (もっと読む)


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