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Fターム[4K028BA21]の内容

Fターム[4K028BA21]に分類される特許

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【課題】被窒化処理物が持つ靭性等の特性を維持しつつ、表面の硬度を高めることができるとともに、耐久性を向上させることができる窒化処理方法を提供する。
【解決手段】窒化処理方法は、被窒化処理物16の表面に窒素プラズマを照射して窒化処理を行い、被窒化処理物16の表面に窒素原子の薄い拡散層を形成するものである。例えば、アルゴンプラズマ21から電子ビームを引き出し、該電子ビームにより窒素ガスから窒素プラズマ24を生成させ、該窒素プラズマ24により被窒化処理物16の表面から内部へ窒素原子を拡散させ、厚さが10μm以下の窒素原子の拡散層を形成する。窒化処理の温度は350〜600℃であることが好ましく、窒化処理の時間は1〜8時間であることが好ましい。また、被窒化処理物16に印加されるバイアス電圧は−50V〜−5Vであることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】処理時間を短縮できるうえ、雰囲気ガスの消費量を抑え、しかも炉壁のメンテナンス周期も延長することができる鉄系材料の表面硬化装置を提供する。
【解決手段】アンモニアを含むガスを導入し、このアンモニアを含むガスをプラズマで分解して窒素系ラジカルおよび/または窒素系イオンを含むガスを発生させる大気圧プラズマ分解装置1と、
大気圧下の加熱空間24内に鉄系材料3を存在させ、上記窒素系ラジカルおよび/または窒素系イオンを含むガスを導入し、上記鉄系材料3に作用させてその表面に窒化硬化層を形成させる加熱処理炉2とを備えた。
これにより、高出力のグロー放電によってアンモニア分解率を向上させ、短時間で厚い窒化硬化層を得ることが可能になり、従来に比べて処理時間の短縮を図ることができるうえ、アンモニアガスの使用量を削減し、炉壁の損傷も大幅に軽減できる。 (もっと読む)


【課題】真空炉の内部にてプラズマを用いて金属材料からなる被処理物の浸炭等による表面改質を行うプラズマ処理装置において、プラズマ生成のための電界強度を任意に変更可能とし、これによって多種多様な被処理物の表面改質における自由度を向上させる。
【解決手段】真空炉1の内部にてトレーTに載置された被処理物Xを処理するために、第1給電部14は導電性の綱部材14bを被処理物XあるいはトレーTの任意の箇所に接続可能に構成され、第2給電部の綱部材15cは一端がアーク電極等に接続され真空炉1の内部で自由に移動できるようになっている。 (もっと読む)


【課題】ねじ部を有する小物部品を大量に一括して処理し、安定かつ均一な硬化層を形成することが可能な硬化層形成方法、およびこの方法に用いられる硬化層形成装置を提供する。
【解決手段】 真空チャンバ2内に備えられた金属製の回転容器3内にねじ部を有する小物部品を複数個収容して減圧した後、炭素ガスおよび窒素ガスのうちの少なくともいずれか一方のガスを供給して、このガス雰囲気中で回転容器3に陰極電圧を印加してプラズマ放電を行う一方、回転容器3を回転させながら、この回転容器3近傍に備えられたヒータ5を用いて回転容器内の温度を350℃から550℃の範囲内に加熱することにより、前記小物部品の表面に硬化層を形成する。 (もっと読む)


【課題】 アーク放電が発生しても、安定したグロー放電に回復させることができるプラズマ放電用電源装置を提供する。
【解決手段】 直流電源からインダクタを介して電源がプラズマ放電処理装置本体に供給される前に、第1のスイッチング素子により、パルス電圧にする。抵抗、コンデンサ、第2のスイッチング素子を直列に接続した電位保持回路を第1のスイッチング素子がOFFの時に動作させ、アーク放電時にアーク放電電流を制限する。 (もっと読む)


【課題】 同一の処理容器内でプラズマ窒化処理の処理条件を変化させた場合でもパーティクルの発生を防止できるプラズマ窒化処理方法を提供する。
【解決手段】 第1のプラズマ窒化処理が終了し、処理容器1から1枚のウエハWを搬出した後に、処理容器1内から酸素を排出させるプラズマシーズニングを行う。プラズマシーズニングでは、ウエハWを配置せず又はダミー基板を配置し、処理容器1内に窒素ガス/希ガスの流量比0.2以上1以下で希ガスと窒素ガスの処理ガスを導入し、第2の条件で第2の窒素プラズマを生成させ、処理容器1内の酸素を除去する。 (もっと読む)


【課題】被処理物の表面の一部を占める被処理領域を選択的に窒化するプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、被処理物の表面の一部を占める被処理領域を選択的に窒化する。接地電極には接地電位が与えられ、接地電極と対向電極との間には接地電極の電位より対向電極の電位が高くなる直流パルス電圧が繰り返し印加される。被処理領域には、面積が10cm2以下であって導電体が露出する対向電極の対向面が対向させられる。チャンバの内部の空間には、窒素ガスを含有する処理ガスが供給され、当該空間の雰囲気は、圧力が50Torr以上常圧以下となり窒素ガスの分圧が全圧の50%以下となる状態に調整される。 (もっと読む)


【課題】球状体の温度を正確に把握しつつ、表面の全域に対して表面処理を実施することを可能とする球状体の表面処理用治具、球状体の表面処理方法および球状部品の製造方法を提供する。
【解決手段】球状体の表面処理用治具である治具1は、複数の貫通孔11を有する第1保持板10と、複数の貫通孔21を有する第2保持板20とを備えている。第2保持板20の貫通孔21は、第2保持板20を第1保持板10に沿って配置することにより、第1保持板10の貫通孔11に対応して位置するように形成されている。 (もっと読む)


【課題】減圧された処理室内において複数の被処理物を加熱する熱処理方法において、装置を大型化させることを抑制しつつ、熱処理温度のばらつきを低減することが可能な熱処理方法を提供する。
【解決手段】減圧された処理室10内において複数の被処理物51,52,53,54を加熱する熱処理方法は、処理室10内に遮熱板30を挟んで複数の被処理物51,52,53,54を配置する工程と、配置された複数の被処理物51,52,53,54を加熱処理する工程とを備えている。そして、被処理物51,52,53,54を加熱処理する工程では、遮熱板30が複数の被処理物51,52,53,54よりも低温に維持される。 (もっと読む)


【課題】複雑な形状のみならず、高い寸法・形状精度が要求される処理物の窒化処理を行うことができる窒化処理装置を提供する。
【解決手段】窒化処理装置は、エネルギー制御された電子ビームを生成する電子ビームガン10と、導入された窒素ガスが電子ビームガン10から照射された電子ビームにより窒素プラズマ化される処理槽2とを有する電子ビーム励起プラズマ装置1を用いる。処理槽20内の所定の位置には、内部に処理物40を配置可能な金属製の網目状のケージ30が設けられている。窒化処理装置は、処理物40が配置される位置におけるプラズマ電位よりも高い正電位のバイアス電圧を処理物40に印加可能な第1直流電源装置41と、負電位のバイアス電圧をケージ30に印加可能な第2直流電源装置31とを備えている。 (もっと読む)


【課題】基材とDLC被膜との密着力および耐食性が高い摺動部材、および当該摺動部材の製造方法を提供すること。
【解決手段】摺動部材1は、プラズマ窒化処理により表層に窒化層20が形成されたステンレス鋼製の基材3と、直流プラズマCVD法により基材3の表面に形成されたDLC被膜21と、DLC被膜21により形成された摺動面22とを含む。プラズマ窒化処理は、基材3の温度が450℃以下、処理室内の圧力が600Pa以上、処理室内に導入する窒素ガスおよび水素ガスを含む処理ガス中の窒素ガス濃度が80vol%以上100vol%未満の条件下で、処理室内にプラズマを発生させることにより行われる。また、DLC被膜21の成膜処理は、基材3の温度が450℃以下の条件下で行われる。 (もっと読む)


【課題】クロムを含む耐熱鋼などの鉄族系合金の表面に耐摩耗性に優れた硬度の高い表面被覆層(窒化層)を均一に且つ短時間で形成することができる、鉄族系合金の窒化処理方法を提供する。
【解決手段】鉄族系合金からなる被処理材をプラズマ窒化炉内に装入し、炉内を昇温させる過程で被処理材の表面から不動態膜を除去するとともに、被処理材の表面に窒化層を形成する窒化処理方法において、炉内に水素ガスを導入しながら炉内を昇温させて水素スパッタリングにより被処理材の表面から不動態膜を除去し、炉内に水素ガスと炭化水素ガスを導入しながら炉内を昇温させて被処理材の表面を炭化し、炉内に水素ガスと窒素ガスと炭化水素ガスを導入しながら炉内を昇温させて被処理材の表面への窒化層の形成を開始し、炉内に水素ガスと窒素ガスと炭化水素ガスを導入しながら炉内を所定の温度に維持して被処理材の表面に窒化層を形成する。 (もっと読む)


【課題】大気圧雰囲気下での炭化水素系ガスを原料とした、従来より高硬度の非晶質硬質炭素皮膜が得られる非晶質硬質炭素皮膜の成膜方法及びその成膜装置を提供することを解決すべき課題とする。
【解決手段】保持電極に基材を保持する基材保持工程と、大気圧雰囲気下において、印加電極を有する電極体を保持電極に対向させ、電極体と保持電極との間に炭化水素系ガスを含む原料ガスを供給し、電極体と保持電極との間に直流バイアス電圧を発生させながら、印加電極に交流電圧を印加して電極体と基材の表面との間でグロー放電プラズマを発生させ、排ガスを排気して、基材の表面に非晶質硬質炭素皮膜の成膜を行う成膜工程と、を有することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】球状体の温度を正確に把握しつつ、表面の全域に対して表面処理を実施することを可能とする球状体の表面処理用治具、球状体の表面処理方法および球状部品の製造方法を提供する。
【解決手段】球状体の表面処理用治具である治具1は、球状体が固定されて保持される第1固定部11Aおよび第2固定部11Bと、球状体が案内されつつ転動することが可能な転がり案内部12とを備えている。そして、第1固定部11Aと第2固定部11Bとは転がり案内部12により接続されている。 (もっと読む)


【課題】多孔プレート製電極の形状を工夫することにより、多孔プレート製電極の熱負荷を低減させ、電子ビーム励起プラズマの高密度化と電極の長寿命化を図る。
【解決手段】この電子ビーム発生装置5では、冷却チャンバの電極保持部に保持された電極部10の外形状が矩形状を呈している。電極部10は、多孔放電陽極15と、多孔加速電極16と、第1絶縁板17と、第2絶縁板18と、リード線19と、枠状金属板20とを備えている。第1絶縁板17及び第2絶縁板18が5W/m・K以上の熱伝導率を有する熱伝導性電気絶縁材よりなる。多孔放電陽極15及び多孔加速電極16の熱負荷を低減させることが可能となり、特に高温となり易い多孔放電陽極15の第1中央多孔部151の中心部を効率良く冷却することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】耐摩耗性が良好なアルミニウム部材を安定して製造すること。
【解決手段】バレル窒化工程において、窒素ガスを含む処理ガスの存在の下、アルミナ(Al2O3)粉末及びAl-Mg合金粉末を含むAl-Mg/Al2O3充填粉末と、アルミニウムからなる基材とをバレル容器1内で混合し、該基材3の表面に窒化物層を形成し、続いてイオン窒化工程において、真空環境の下、プラズマを用いて窒素ガスを含む処理ガスから窒素イオンを形成するとともに、該窒素イオンを基材3の表面にスパッタリングにより導入し、該基材3の表面に新たに窒化物層を形成する複合窒化処理を行うことを解決手段とする。 (もっと読む)


【課題】セパレータと電極間で発生する接触抵抗が低く、耐食性に優れており、かつ低コストの遷移金属窒化物、燃料電池用セパレータ、燃料電池スタック及び燃料電池車両を提供する。
【解決手段】 遷移金属窒化物であって、Nb、V及びTiのうち少なくとも1種を添加したオーステナイト系ステンレス鋼を含む基材を窒化することにより得られ、基材によって形成された基層12の上に連続して形成され、立方晶のM4N型の結晶構造を有する窒化物と六方晶のM2-3N型の結晶構造を有する窒化物とを含むナノレベルの積層結晶構造を有する第1の層11bと、第1の層11bの上に連続して形成され、六方晶のCrN、CrN並びにM2−3N型の結晶構造、及び立方晶のMN型の結晶構造のうちの少なくとも1種の結晶構造を有する窒化物を含み、基材の表面窒化処理部として基材の表面から深さ方向に連続して形成された第2の層11cとを備える。 (もっと読む)


【課題】被処理物の品質を安定して高く保つことができるプラズマ窒化方法及びプラズマ窒化装置を提供すること。
【解決手段】プラズマ窒化方法は、反応容器の内部に配置される被処理物をプラズマにより窒化するプラズマ窒化方法であって、該プラズマの発光スペクトルに現れる発光ピークから、少なくとも2つの発光ピークを検出しそれぞれの強度を求める工程(1)と、該検出された一つの発光ピークAのピーク強度と、他の一つの発光ピークBのピーク強度の間の強度比を計算する工程(2)と、該ピーク強度比またはそれを演算処理して得られる結果に基づき、該反応容器内に供給されるガスの組成、該被処理物に印加される印加電圧値、該印加電圧がパルス状である場合のオン−オフ時間、プラズマ源の出力、該反応容器内のガス圧力のうち少なくとも1つにフィードバック制御する工程(3)とを含む。 (もっと読む)


【課題】酸化性環境下におけるセパレータと電極との間の接触抵抗を低い値に維持し、耐食性に優れ、かつ低コスト化した燃料電池用セパレータを提供する。
【解決手段】二相ステンレス鋼よりなる基材の表面を窒化することにより基材の表面から深さ方向に形成された窒化層11と、基材の二相ステンレス鋼である基層12とを備えている。窒化層11は、MN型とM2−3N型とのナノレベルの積層組織構造を有する結晶組織112中に、CrN型の結晶構造を有するCr窒化物111が混在している。 (もっと読む)


【課題】 被処理体の温度制御を可及的に正確に行うことができ、被処理体の全体に対して均一な窒化処理を効率的に施すことができる、連続式のプラズマ窒化処理装置を提供する。
【解決手段】 窒化室ヒータ26が窒化室2内の被処理体Wの搬送方向の左右両側に配設され、左側ヒータ26Lと右側ヒータ26Rのそれぞれが搬送方向の前後及び上下に複数に分割され、さらに、前記被処理体Wにおいて各分割ヒータ29に対応する領域の温度を測定する熱電対33と、該各熱電対33の測定温度が予め設定した目標温度となるように前記各分割ヒータ29の発熱量を個別に制御する制御部36と、を備える。 (もっと読む)


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