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国際特許分類[D21C3/00]の内容

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【課題】
リグニノセルロース材料を原料とした、アントラキノン化合物を用いたアルカリ性蒸解におけるアントラキノン化合物の添加による効果を迅速かつ正確に算定する。
【解決手段】
リグノセルロース材料の蒸解工程におけるアントラキノン化合物の添加効果を示す指標に係る数値と、リグノセルロース材料の分解処理によって得られる分解生成物中のシリンギル型リグニン分解物とグアヤシル型リグニン分解物の比率(S/G比)との相関を求め、当該相関に基づいて、算定対象とするリグノセルロース材料についてリグニン成分の分解生成物を分析してS/G比を求めることにより、当該リグノセルロース材料に対するアントラキノン化合物の添加効果を算定する。 (もっと読む)


【課題】 種々の紙の滑りトラブルの原因となる物質を低減したパルプを製造する方法を提供する。
【解決手段】 リグノセルロース物質を蒸解する工程として、HLBが9〜16の範囲にあるノニオン性界面活性剤をリグノセルロース物質の絶乾質量に対して0.2〜2%添加してリグノセルロース物質を蒸解する蒸解工程を有することを特徴とする、ステロール類のエステル化合物の含有量が0.03質量%未満であるパルプの製造方法。
【効果】 上記蒸解工程を経て製造された未漂白パルプは、滑りトラブルのない高摩擦係数の重袋原紙用パルプとして有用であり、該未漂白パルプを多段漂白処理して得られる漂白パルプは、走行不良の発生しないPPC用紙原料として有用である。 (もっと読む)


化学的パルプ処理施設の装置、容器および/または配管における金属表面および他の表面へのカルシウム塩スケールの生成、沈着、および付着を阻害する方法を開示する。前記方法は、スケール阻害に有効な量の組成物を、化学パルプ化法の蒸解釜内のアルカリ性水性混合物に加える段階を含む。前記組成物は、少なくとも1つのホスホネート成分(I)、および少なくとも1つのカルボキシル化フルクタン化合物からなる少なくとも1つの成分(II)からなる。 (もっと読む)


【課題】原料のリグノセルロース物質中のリグニン構造割合を管理することで、ケミカルパルプ製造において蒸解を効率よく行うことを目的とする。
【解決手段】ケミカルパルプの製造において、原料となるリグノセルロース物質をアルカリ性ニトロベンゼン酸化した時に得られるシリンガアルデヒド(S)とシリンガ酸(SA)の合計と、バニリン(V)とバニリン酸(VA)の合計のモル比(S+SA)/(V+VA)が2以上になるように、2種類以上の原料を混合して調整し、好ましくは前記原料に広葉樹材を含み、該広葉樹材として、少なくとも1種以上のフトモモ科ユーカリ属に属する材を使用するケミカルパルプ原材料配合管理方法。 (もっと読む)


【課題】低カッパー価かつ高収率のパルプの提供、および薬液使用量の削減、回収ボイラーの負荷低減。
【解決手段】リグノセルロース材料を、蒸解するための容器に送られる以前に、リグノセルロース材料の絶乾重量に対して活性アルカリ添加率が1%以上5%以下となる活性アルカリとキノン化合物X(%)を含むアルカリ性溶液を添加し、この時の系内の液比をY(L/kg)とした場合、Z=X・Y-1・104で表されるキノン化合物濃度Zが100ppm以上であり、リグノセルロース材料を温度条件80〜120℃で加熱処理する工程を設け、引き続いてアルカリ性溶液を追添加し蒸解する。 (もっと読む)


【課題】
パルプ収率及びパルプ品質(白色度、比引裂強度、比破裂強度及びカッパー価の低下等)を著しく向上できるリグノセルロース物質蒸解用蒸解助剤を提供することである。
【解決手段】
有機酸(A)及び/又はこの塩を含有してなることを特徴とするリグノセルロース蒸解用蒸解助剤を用いる。(A)は、アミノカルボン酸(A1)及び/又はオキシカルボン酸(A2)が好ましい。さらに、溶解度パラメーターが14〜24の水溶性高分子(B)及び/又はHLBが6〜18の界面活性剤(C)を含有することが好ましい。(C)はノニオン性界面活性剤(C1);スルホ基、スルホオキシ基又はホスホノ基の少なくとも1種を有するアニオン性界面活性剤(C2);並びに両性界面活性剤(C3)からなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましい。 (もっと読む)


【課題】マンガンペルオキシダーゼを繰り返し使用して、3価マンガンを安定した収率で効率よく得、得られた3価マンガンを用いて、リグニン、またはリグニンを含有する植物繊維を処理する方法、及び該処理方法により得られる植物繊維を提供すること。
【解決手段】3価マンガンの存在下にリグニン、またはリグニンを含有する植物繊維を処理する方法において、3価マンガンの製造方法が、
水又は水溶液中で、あるいは水又は水溶液と有機溶媒との混合溶媒中で、マンガンペルオキシダーゼと2価マンガンと酸化剤とを反応させて2価マンガンを酸化することにより3価マンガンを生成させる第一工程と、
膜を用いた分画により、3価マンガンを含有する反応液からマンガンペルオキシダーゼを分離する第二工程と、
を有することを特徴とする、リグニン、またはリグニンを含有する植物繊維の処理方法を提供すること。 (もっと読む)


本発明の目的は、わら類原色紙製品を提供することにある。前記原色紙製品の白度が25−60%ISOで、前記わら類紙パルプが未漂白ストロー・パルプである。前記原色紙製品とは原色のトイレットペーパー、原色のティッシュペーパー、原色の拭き紙、原色のコピー用紙、原色の弁当箱、原色の包装紙と原色の印刷用紙を含むものである。前記紙製品は強さが高く、かつ、有害物質の検出試験で、ダイオキシンと吸着可能の有機ハロゲン化物が検出されていない。 (もっと読む)


【課題】 環境に優しく(ECF)、かつ商業的に実行可能な細砕セルロース繊維材から完全に漂白されたセルロースパルプ(普通は白色度ISO89または90%超)を製造する。
【解決手段】 細砕セルロース繊維材から漂白された化学パルプを製造する方法が、
(a)化学添加物の存在下に化学パルプ製造法でセルロース材を処理し、添加物を少なくともある程度含む化学パルプを製造するステップと、
(b)少なくとも一つの単体塩素を含まない漂白剤で化学パルプを処理して、化学添加物の存在による少なくともある程度の変色を有する漂白された化学パルプを製造するステップと、
(c)漂白されたパルプを、少なくとも一つの酸化剤で処理して、化学添加剤の存在で被った変色を除去するステップと、
を含むことを特徴とする細砕セルロース繊維材から漂白された化学パルプを製造する方法。 (もっと読む)


【課題】 パルプ製造システムにおけるエネルギー所要量を減少させることができる蒸解槽中のチップの加熱方法を提供する。
【解決手段】 含浸槽および化学的蒸解槽を有するパルプ製造システム中でチップ・スラリーを加熱する方法であって、
液体を含む含浸槽においてチップを含浸処理し、
含浸槽から蒸解槽の上部へ前記チップを移送し、
蒸解槽の下部から液体を抽出し、抽出された液体が、含浸槽中のチップの温度よりも実質的に高い温度を有するようにし、
蒸解槽の下部から抽出された液体を、含浸槽から蒸解槽へ移送される、または移送されているチップに加え、移送されているチップを抽出された液体中において熱エネルギーで加熱する
ことを含むことを特徴とするチップ・スラリーの加熱方法。 (もっと読む)


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