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国際特許分類[G21C15/18]の内容

物理学 (1,541,580) | 核物理;核工学 (13,075) | 原子炉 (5,406) | 炉心を有する圧力容器内の冷却系;特定の冷却材の選択 (522) | 緊急冷却系;原子炉停止後に発生する熱を除去するもの (154)

国際特許分類[G21C15/18]に分類される特許

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【課題】動力機器やこれを作動させるための電源を必要としないで原子炉がスクラムされた後に発生する崩壊熱を効果的に、かつ、十分に除去することができるパッシブな原子炉の崩壊熱除去装置を提供する。
【解決手段】原子炉圧力容器4内における冷却水の水面よりも上方に設けられて予め定められた量の冷却水を貯留する重力式冷却水注入水槽27と、その水槽27を原子炉圧力容器4に連通する給水配管28と、その給水配管28の途中に設けられ、制御棒6によって連鎖的な核分裂反応が制御されることにより核燃料2が崩壊熱を発生する場合であって、かつ炉心冷却装置の運転が停止することにより冷却水の温度が予め定められた温度以上になった場合に開操作される給水用開閉弁29と、水槽27内の空間部分の圧力を原子炉圧力容器4の内部圧力に等しくする均圧管30とを備えている。 (もっと読む)


【課題】外部電源および非常用電源を使用できない場合でも原子炉内の冷却水を直接冷却できる原子炉の冷却方法を提供する。
【解決手段】原子炉が緊急停止されたとき、原子炉圧力容器(RPV)1から熱交換器3内に導かれた水蒸気を熱交換器3内に設置したヒートパイプ23によって凝縮させて凝縮水を生成する。ヒートパイプ23内を伝えられた熱は放熱板24から原子炉建屋32外に放出される。その凝縮水は配管22により耐圧容器14内に流入して耐圧容器14内に蓄えられる。耐圧容器14は、弁16を設けた配管8及び弁42を設けた配管41によってRPV1に接続される。耐圧容器14内の凝縮水の水位が、レベルスイッチ17が作動する上限水位に達したとき、弁16,42が開いて耐圧容器14内の凝縮水が重力によりRPV1内に注入される。凝縮水の注入によりRPV1内の冷却水が直接冷却される。 (もっと読む)


【課題】外部電源及び非常用ディーゼル発電機による電力供給が途絶えても、炉心内の核燃料物質から発生する崩壊熱を効率良く除去できる原子力プラントの非常用冷却装置を提供する。
【解決手段】冷却材喪失事故の発生により、隔離弁20が開いて原子炉圧力容器(RPV)2内の蒸気が、蒸気排出管19を通り圧力抑制室7内の圧力抑制プール8で凝縮される。この蒸気によって、蒸気排出管19に設けられた、圧縮機12に連結された蒸気タービン13が回転され、圧縮機12によって昇圧された冷媒が、冷媒排出管17、凝縮器14、冷媒供給管18及び蒸発器11で構成される閉ループ内を循環する。冷媒は、RPV2内の冷却水によって加熱されて蒸発器11内で気化し、凝縮器14での冷却によって液化される。冷媒が気化するとき、RPV2内の冷却水から熱を奪うので、その冷却水の温度が低下し、核燃料物質の崩壊熱を除去できる。 (もっと読む)


【課題】陸上の電源設備を喪失した場合でも、全電源喪失さらに冷却水喪失を回避もしくは喪失事故による被害の拡大を防止できる原子力発電所を提供すること。
【解決手段】原子力発電所の港湾または津波の被害を受けにくい沖合いに設置され、当該原子力発電所と接続された外部電源の受電端子及び淡水供給口を有し、発電設備及び淡水貯蔵槽を有した電源および淡水供給船から、当該原子力発電所に電気及び淡水を供給することを特徴とする外部電源および淡水受容れ設備。 (もっと読む)


【課題】万が一、原子炉冷却材が漏洩し、建屋に滞留する状態においても原子炉に冷却水を供給し、タービン建屋内に溜まった漏洩水を排出することができる原子炉冷却システムを提供する。
【解決手段】少なくとも2階構成とされたタービン建屋に、復水器と、水を供給する為の冷却系統とを備え、原子炉建屋内の原子炉に水を供給する原子炉冷却システムにおいて、タービン建屋の下階に溜まった漏洩水を汲み上げて復水器貯留室に回収する第1のポンプ系統、復水器貯留室内の復水を、タービン建屋上階に汲み上げる第2のポンプ系統、タービン建屋上階に設置され、第2のポンプ系統からの復水を流量調整したうえで、原子炉に供給する第3のポンプ系統を備える。 (もっと読む)


【課題】本発明では、原子炉の冷却性能を強化するための隔離時炉心冷却設備の新たな手段を提供する。特に、配管系のみを変更することにより、既設の沸騰水型原子炉の冷却強化が可能であり、原子炉圧力容器などの大規模な機器の改造、交換を不要とする。
【解決手段】下部に制御棒駆動機構を有する原子炉と、該原子炉に連結した主給水配管および主蒸気配管と、該主蒸気配管の主蒸気を用いて駆動されるタービン駆動ポンプと、該タービン駆動ポンプの吸込み側に設けられた水源とを有する隔離時炉心冷却設備において、原子炉下部から直接冷却水を原子炉内部に供給する手段を設けることにより、原子炉隔離時における燃料の冷却性能を向上する。 (もっと読む)


【課題】原子炉及び原子炉格納容器の減圧・除熱能力を長期にわたって維持できる受動的な原子炉格納容器の冷却装置を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器2を内包する建屋3と、前記建屋3の外部に設置され静的格納容器冷却装置11と熱交換器12を収容する熱交換器室10と、前記熱交換器室10の下部に設けられ前記熱交換器12からのドレン水を貯留するドレン室13及びポンプ室14と、前記原子炉格納容器2の内部と前記熱交換器12とを接続する蒸気逃し管7と、を有する原子炉格納容器2の冷却装置であって、前記熱交換器室10は前記建屋3の外部の地表面に設置されるとともに、前記ドレン水は前記ポンプ室14内のポンプ15により圧力容器に供給される。 (もっと読む)


【課題】非常用電源を含む全電力を喪失する等の事象が生じた場合、前記の電動ポンプ及び電動弁は作動せず、非常用炉心冷却設備が機能しない可能性があり、全電力喪失時の原子炉の安全性を確保するためには、動的手段によらない非常用炉心冷却設備が不可欠である。
【解決手段】原子炉圧力容器よりも上方に非常用冷却水用水源を位置させ、前記非常用冷却水用水源から原子炉圧力容器、原子炉格納容器、使用済燃料貯蔵用プール等へ、所定の温度で自動的に開閉する温度応動弁等を介して給水用配管を接続することにより、全電力喪失時においても前記原子炉圧力容器、原子炉格納容器、使用済燃料貯蔵用プール等に非常用冷却水を重力により注入することが可能となり、原子炉を安全な状態に保持することができる。 (もっと読む)


【課題】独立した電源を長時間安定して確保することができる原子力施設の補助電源装置を提供することにある。
【解決手段】原子力施設の補助電源装置として、機器19,19aの電源として用いる蓄電池18を有する。さらに、原子力発電所から排出される冷却放流水が流れる冷却水放水路に対して設けられた別配管13と、配管に設けられ、冷却放流水により回転駆動される水車15と、水車15により駆動される発電機16とを備える。発電機16の発電電力は、蓄電池18に充電される。 (もっと読む)


【課題】簡単な代替設備により原子炉に冷却水を注水して原子炉を冷温停止させることが可能な原子炉の除熱システムを提供する。
【解決手段】原子炉圧力容器2に注水可能に接続された注水管6と、この原子炉圧力容器に注水される水を冷却するエアフィンクーラー18と、圧力抑制室10のプール水中に水没状態で配設されたブースター用のジェットポンプ12と、圧力抑制室よりも高所に設置され、エアフィンクーラーを介して注水管に給水する代替注水ポンプ15を有する。ジェットポンプは、代替注水ポンプの吐出水が給水されると圧力抑制室の水を代替注水ポンプの吸込側に給水する。 (もっと読む)


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