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国際特許分類[G21C7/10]の内容

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【課題】
本発明は、制御棒価値をあまり低下させることなく、または制御棒の構造を変更することなく、制御棒寿命を長くすることが可能な沸騰水型原子炉用制御棒を提供することにある。
【解決手段】
本発明は、BCを充填した複数の中性子吸収棒を十字型の各翼を持つように配置して構成される沸騰水型原子炉用制御棒において、中性子照射量が多い前記各翼の先端側の先端領域にあるN(≧1、整数)本の第1の中性子吸収棒の被覆管の第1の平均の厚さが、前記各翼の前記先端領域以外の第2の中性子吸収棒における被覆管の第2の平均の厚さより厚いことを特徴とする。また、前記制御棒の高さ方向に複数の領域に分け、前記第1の平均の厚さと前記第2の平均の厚さの関係は、前記領域のうち少なくとも再上側領域における関係であることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】沸騰水型原子炉の制御棒の隙間構造部分の腐食を抑制することを課題としている。
【解決手段】水平断面が十字型をした制御棒のシース4のシース内面4aの表面粗さを、日本工業規格JISB0601にて規定される算術平均高さRa表示で0.6a以下に酸洗処理にて低下させ、シース内面4aとシース4内のハフニウム楕円管5との間の隙間内に腐食生成物等が堆積することを抑制してその隙間の縮小による、隙間腐食の発生を抑制する。 (もっと読む)


【課題】制御棒価値の低下を抑制しながら、かつ、制御棒の構造を極力変更することなく、制御棒寿命を長くすることが可能な、沸騰水型原子炉用制御棒を提供する。
【解決手段】制御棒の十字型の各翼のシース13内に収納されている中性子吸収棒1,12の内、翼の先端側の一部の中性子吸収棒1と翼の中心側の他の中性子吸収棒12とに分けたとき、その先端側の中性子吸収棒1の上部1/4の領域に充填されている、B4C中の核種B10の量をそれより下部の領域及びその他の中性子吸収棒より少なくすることによって、制御棒の翼の先端側に分布される核種B10の密度を中心側のその密度よりも小さく調整した。 (もっと読む)


【課題】照射誘起型応力腐食割れをさらに抑制することができる制御棒を提供する。
【解決手段】制御棒は、タイロッド4から四方に伸びる4枚のブレード2を有する。各ブレード2では、横断面がU字状のシース6がタイロッド4、ハンドル及び下部支持部材に接合され、ハフニウム部材3Uがシース6内に配置される。ハフニウム部材3Uがハンドルの舌状部11Uに取り付けられた固定用ピン12によって保持される。一対の直線状の溝20A,20Bが、固定用ピン12の両端面にそれぞれ形成される。シース6内の冷却水が溝20A,20B内を通って上昇し、固定用ピン12周囲での高ボイド率領域の形成が抑制される。さらに、固定用ピン12とシース6内面の間の間隙G1も拡がって腐食生成物の蓄積もなく、間隙G1での隙間腐食環境の形成が抑制される。シース6の固定用ピン12付近での照射誘起型応力腐食割れの発生が抑制される。 (もっと読む)


【課題】反応度価値の要求値を満たしつつ、機械的寿命の延長を図ることができる原子炉用制御棒の設計方法を提供する。
【解決手段】反応度価値調節が不要な第I領域と、反応度価値調節が必要な第II領域とに制御棒有効部を区分しておき、第I領域Xの設計完了後に第II領域Yの設計を開始する。この設計において、中性子吸収材のスエリング量が中性子吸収材と収容穴の相互間隙の寸法に等しくなるまでの時間を機械的寿命と定義する。そして、第I領域の設計工程では、この機械的寿命が要求値を満たすように、中性子吸収材及び収容穴の寸法調節を行う。第II領域の設計工程では、中性子吸収材及び収容穴を第II領域に適用し、反応度価値が要求値以上となるように、B−10(中性子吸収材の有効核種)の濃縮度を調節する。続いて、核的寿命が要求値を満たすように、B−10の濃縮度を調節する。 (もっと読む)


【課題】制御棒軸方向の核的寿命分布を平坦化し、ハフニウムの核的寿命を延長できるようにする。
【解決手段】ハフニウム板を制御棒有効部とする翼片が一対対峙して成る翼1と、制御棒中心軸に沿って間隔を置いて設けられ、4枚の翼1を横断面十字状に保持するタイクロス4と、翼片の対峙間スペースに設けられ、炉水が充填されるトラップと、タイクロス4の配置間スペースに設けられ、炉水が充填される軸心水領域5と、翼片の対峙間スペースに設けられてトラップを維持するとともに、原子炉用制御棒の挿入末端側から挿入先端側に向かうにつれて次第に短くなる核的寿命の傾向に従い、原子炉用制御棒の挿入末端側から挿入先端側に向かうにつれて次第に中性子吸収材が増加するように構成されて、原子炉用制御棒の軸方向の核的寿命分布を平坦化するスペーサ2とを備えるようにした。 (もっと読む)


核分裂リアクタ内において用いられるのに適したリアクタコンポーネントは、第1の材料からなるコア(2)および第2の材料からなる層(3)を備える。層(3)は、コア(2)を少なくとも部分的に包囲する。コンポーネント(1)は、コア(2)と層(3)との間に中間層(4)を備える。中間層(4)は、コア(2)から層(3)への第1の材料の濃度の減少、およびコア(2)から層(3)への第2の材料の濃度の増加を含む材料勾配を有する。 (もっと読む)


【課題】隙間腐食の発生を抑制し、高品質,信頼性に優れたステンレス製機器及び沸騰水型原子炉の制御棒を提供する。
【解決手段】横断面が概略十字形のタイロッドと、概略U字形の横断面形状を有し、内部に中性子吸収材を内包するシースを備えた沸騰水型原子炉用制御棒において、シース4にフェライト皮膜を被覆処理し、隙間内に腐食生成物等の堆積を抑制する。これにより、シースと中性子吸収材の隙間の縮小を抑制し、隙間腐食の発生を抑制できる。このような制御棒によれば、制御棒の隙間腐食を抑制でき、機器の信頼性を向上することができる。 (もっと読む)


説明するための実施形態は、核分裂原子炉のための反応度制御組立品、高速中性子スペクトルを有する核分裂原子炉のための反応度制御システム、高速中性子スペクトルを有する核分裂進行波原子炉、高速中性子スペクトルを有する核分裂原子炉において反応度を制御する方法、高速中性子スペクトルを有する核分裂進行波原子炉を稼働する方法、高速中性子スペクトルを有する核分裂原子炉において反応度を制御するシステム、制御可能可動棒の適用を決定する方法、制御可能可動棒の適用を決定するシステム、および、制御可能可動棒の適用を決定するコンピュータプログラム製品を提供する。
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【課題】原子炉制御棒の各部位の残留応力を低減させ、照射成長が抑制され、耐食性も向上するため長寿命化を実現できる原子炉制御棒用複合材、その複合材の製造方法およびその複合材を使用した原子炉制御棒を提供する。
【解決手段】ハフニウム板材21表面を、ジルコニウム合金22、23で被覆し複合材24、25を形成する複合材形成工程Aと、前記複合材に対して前記ジルコニウム合金のα−β変態温度以上の温度での焼入れを行う焼入れ工程Bと、から成ることを特徴とする。 (もっと読む)


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