【課題】放射性薬剤の投与作業時に被検査者から放射される放射線を遮蔽することができ、施術者の被爆を防ぐことができる放射線防護設備を提供する。
【解決手段】放射線防護設備１０Ａは、屏障具１１と注射台１２とから形成されている。屏障具１１は、キャスター２１を備えた台座１３と、上下方向へ高さを調節可能なシャフト３３と、シャフト３３の上方へ延びる所定面積の放射線遮蔽衝立１５とから形成されている。注射台１２は、前後方向へ延びる所定面積の放射線遮蔽天板４９と、屏障具１１の支持部材と並行して放射線遮蔽天板４９の前端部から下方へ延びる所定面積の放射線遮蔽側板５０とを有する。 （もっと読む）

【課題】作業員により運搬及び組み立てを容易に行うことができる組み立て式放射線遮へい体を提供する。
【解決手段】組み立て式放射線遮へい体１は、作業員によって搬送される複数の要素（複数の遮へい部材２Ａ，２Ｂ、側面支持フレーム部材４Ａ，４Ｂ、補強フレーム８Ａ，８Ｂ、下面支持フレーム部材１１、上面支持フレーム部材１２，前面支持フレーム部材１３、後面支持フレーム部材１５，１７及び車輪装置２１Ａ，２１Ｂ）をボルト及びナットにより組み立てて構成される。放射線遮へい体である複数の遮へい部材２が側面支持フレーム部材４Ａの垂直フレーム５Ａと側面支持フレーム部材４Ｂの垂直フレーム５Ｂの間に積層されて配置され、これらの遮へい部材２は垂直フレーム５Ａ，５Ｂに取り付けられた下面支持フレーム部材１１、前面支持フレーム部材１３、後面支持フレーム部材１５，１７によって保持される。 （もっと読む）

【課題】放射線遮蔽方法及び装置並びに構造体の処理方法において、作業者に照射される放射線量を容易且つ十分に低減する。
【解決手段】原子炉容器４１の外部に第１放射線遮蔽装置１００を設置することで、第１放射線遮蔽領域Ａ１を設け、原子炉容器４１からシンブルチューブ６８を移動することで、中性子束検出器７７をコンジットチューブ６５内を通して放射線遮蔽領域Ａ１に移動し、その後、原子炉容器４１の点検・補修作業を行う。 （もっと読む）

【課題】通常の環境下で使用可能な車両を特殊環境用有人車両に容易に改造可能とし、更に十分な特殊物質防護性能を有する車両及び該車両のキャビン構造を提供する。
【解決手段】キャビン１４を、防護構造としたケーシング体で構成するとともに、該ケーシング体は、車両本体に対し分離可能に区画隔成されて、該ケーシング体の底面側に、車体１３に対し、少なくとも平面座標方向への拘束をもって固定する支持柱４２を備えている。 （もっと読む）

【課題】放射線を遮蔽する遮蔽部材を簡易に設置するとともに、遮蔽部材による放射線の遮蔽を簡易に解除する。
【解決手段】遮蔽部材１は、支持部材２のランナー２３に取り付けられ、レール２１に吊り下げられる。ランナー２３は、レール２１の延在方向に移動する一対のローラ３１と、一対のローラ３１を回転自在に支持する支持部材３３と、遮蔽部材１が取り付けられる取り付け部材３４とを有する。遮蔽部材１が取り付けられたハンガー５を取り付け部材３４に掛けることにより、遮蔽部材１がレール２１に吊り下げられる。また、ハンガー５を取り付け部材３４から取り外すことにより、遮蔽部材１をレール２１から取り外すことができる。ランナー２３に取り付けられた遮蔽部材１をローラ３１とともにレール２１の延在方向に移動させることにより、遮蔽部材１による放射線の遮蔽を解除できる。 （もっと読む）

【課題】遮蔽具の取り付け及び取り外しを簡易に且つ短時間で行う。
【解決手段】遮蔽部材１は湾曲した非筒状に形成されている。また、遮蔽部材１には、湾曲形状が記憶されている。配管５０の外周面に沿って遮蔽部材１を配管５０に巻き付け、バックル３によりベルト２の一端部２ａと他端部２ｂとを接続する。遮蔽部材１は、筒状に形成され、配管５０を全周方向に取り囲む。 （もっと読む）

【課題】容易かつ安価に製造可能で、従来よりも効率よく中性子を吸収可能な中性子吸収材料を提供する。
【解決手段】ホウ素単体及び／又はホウ素化合物と、樹脂材料と、を有し、溶融時に塗布若しくは散布され、前記ホウ素単体及び／又はホウ素化合物が中性子を捕捉するように構成されている中性子吸収材料、並びに、ホウ素単体及び／又はホウ素化合物と、保水性高分子化合物と、を有し、前記ホウ素単体及び／又はホウ素化合物が中性子を捕捉するように構成されている中性子吸収材料。 （もっと読む）

【課題】遮蔽部材の将来の解体撤去、廃棄が容易に実現でき、また現地での据付工事、解体撤去工事も容易なＰＥＴ（positron emission tomography）診断用サイクロトロンの放射線遮蔽部材を提供する。
【解決手段】放射性同位元素を製造するサイクロトロン２の周囲及び上方を遮蔽部材本体４で囲む。遮蔽部材本体４の内部には、水Ｗを注入可能なスペース５が形成され、スペース５には水Ｗが注入される。遮蔽部材本体４の表面の少なくとも一部には、鉛板２１ａ，２１ｂが貼り付けられる。 （もっと読む）

【課題】核燃料取扱施設の放射線遮蔽壁に設けられるスクリューダクトにおいて、開口部に発生する圧力損失を抑制して、スクリューダクト全体の圧損を緩和することができる案内羽根を提供する。
【解決手段】スクリューダクト２０の入口開口におけるスクリュースレッド２２，２３，２４，２５の端部に流入方向に尖った尾根２９を備えて、スクリューダクト２０の入口部分で発生する圧力損失を軽減するスクリューダクト案内羽根１０であって、スクリューダクト２０と一体に形成しても、また、案内羽根１０の部分を独立して形成し、スクリューダクト２０の付属品として、スクリューダクト２０のスクリュー２１の端面に被せて使用するようにしてもよい。 （もっと読む）

【課題】 優れた中性子吸収性能と粒径１ｍｍ未満の粉粒を含むコレマナイトからなる骨材を用いても良好な初期強度発現を示す中性子吸収体を提供する。
【解決手段】 主たる水和生成物がエトリンガイトとＣ−Ｓ−Ｈであり、水酸化カルシウムを生成しない低アルカリ性セメントと、コレマナイトを含む骨材とを含むことを特徴とする中性子吸収体。低アルカリ性セメントとして好ましいのは、アウインを主成分としビーライトを含むアウインクリンカーと、二水石膏又は無水石膏と、高炉スラグを含むセメントである。 （もっと読む）