説明

カートンストッカ

【課題】カートンを円滑かつ確実に送出することができるカートンストッカを提供する。
【解決手段】扁平状態に折り畳まれた多数のカートンを立てた状態で載置すると共に、載置されたカートンを、必要に応じて、前方側のカートン取出部40に送出するカートン送出コンベア10と、カートン送出コンベア10に載置されたカートンの上端部を押えることで、倒れないように支持すると共に、支持しているカートンの上端部を、必要に応じて、前方側に送出するカートン押えコンベア20と、カートン押えコンベア20の前方側で、カートン押えコンベア20から送出されたカートンの上端部を支持するカートンストッパ30とを備えており、カートン送出コンベア10は、上方にカートン押えコンベア20が配置されている前側カートン送出コンベア11と、上方にカートン押えコンベア20が配置されていない後側カートン送出コンベア12とから構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、多数のカートンをカートナーに供給するカートン供給システムに搭載されるカートンストッカに関する。
【背景技術】
【0002】
この種のカートンストッカとしては、図5に示すようなものがある。このカートンストッカ50は、同図に示すように、扁平状態に折り畳まれた多数のカートンCを、前端側に設けられたカートンストッパ52にもたせかけるように、立てた状態で載置するカートン送出コンベア51を備えており、カートン取出部60に設置されたカートン検知センサ53によって、カートン取出部60におけるカートンCの集積量が不足していることが検知されると、カートン送出コンベア51がカートンCの送出を開始し、同図に一点鎖線で示すように、最前端のカートンCがカートンストッパ52から脱落した後、倒れ込むようにして、カートン取出部60に順次供給されるが、カートン取出部60に所定量のカートンCが蓄積されていることが検知されると、カートン送出コンベア51によるカートンCの送出を停止するようになっている。
【0003】
【特許文献1】特開2001−97316号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したようなカートンストッカ50では、カートン送出コンベア51に多数のカートンCをストックする場合、カートンストッパ52に支持されている前端側のカートンCに、後側の多数のカートンCの重量が加わることになるので、前端側のカートンCの上端部がカートンストッパ52に押し付けられた状態となる。
【0005】
従って、カートン取出部60におけるカートンCの蓄積量の不足を補うために、カートン送出コンベア51がカートンCの下端部をカートン取出部60側に送り出しても、上端部がカートンストッパ52に押し付けられている前端側のカートンCがカートンストッパ52から脱落することができず、カートンCをカートン取出部60に円滑かつ確実に供給することができなくなるといった問題がある。特に、ストックしようとするカートンが大きい場合は、カートンストッパ52へのカートンの押し付け力も大きくなり、上述した問題が顕著に現れることになる。
【0006】
そこで、この発明の課題は、カートンを円滑かつ確実に送出することができるカートンストッカを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、扁平状態に折り畳まれた多数のカートンを立てた状態で載置すると共に、載置されたカートンを、必要に応じて、前方側のカートン取出部に送出するカートン送出コンベアと、前記カートン送出コンベアに載置されたカートンの上端部を、前記カートン送出コンベアの上方側から押えることで、倒れないように支持すると共に、支持しているカートンの上端部を、必要に応じて、前方側に送出するカートン押えコンベアと、前記カートン押えコンベアの前方側で、前記カートン押えコンベアから送出されたカートンの上端部を支持するカートンストッパとを備えていることを特徴とするカートンストッカを提供するものである。
【0008】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明のカートンストッカにおいて、前記カートンストッパにカートンが支持されているか否かを検出する第1カートン検知手段を設け、前記第1カートン検知手段によって、前記カートンストッパにカートンが支持されていないことが検出されると、前記カートン押えコンベアによるカートンの送出を開始し、前記第1カートン検知手段によって、前記カートンストッパにカートンが支持されていることが検出されると、前記カートン押えコンベアによるカートンの送出を停止するようにしたのである。
【0009】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2にかかる発明のカートンストッカにおいて、前記カートン送出コンベアを、上方に前記カートン押えコンベアが配置されている前側カートン送出コンベアと、上方に前記カートン押えコンベアが配置されていない後側カートン送出コンベアとによって構成し、前記後側カートン送出コンベアによるカートンの送出量を、前記前側カートン送出コンベアによるカートンの送出量より大きくしたのである。
【0010】
また、請求項4にかかる発明は、請求項3にかかる発明のカートンストッカにおいて、前記カートン押えコンベアの後端部にカートンが支持されているか否かを検出する第2カートン検知手段を設け、前記第2カートン検知手段によって、前記カートン押えコンベアの後端部にカートンが支持されていないことが検出されると、前記後側カートン送出コンベアによるカートンの送出を開始し、前記第2カートン検知手段によって、前記カートン押えコンベアの後端部にカートンが支持されていることが検出されると、前記後側カートン送出コンベアによるカートンの送出を停止するようにしたのである。
【発明の効果】
【0011】
以上のように、請求項1にかかる発明のカートンストッカでは、カートン送出コンベアに載置されたカートンの上端部を、カートン押えコンベアによって、倒れないように支持しているので、カートンストッパに支持されている前端側のカートンに、後側の多数のカートンの重量が加わることがなく、前端側のカートンの上端部がカートンストッパに押し付けられた状態にならないので、カートン送出コンベアを適宜駆動することで、カートンストッパに支持されているカートンを円滑かつ確実に送出することができる。
【0012】
また、請求項2にかかる発明のカートンストッカでは、カートンストッパにカートンが支持されていない場合にだけ、カートン押えコンベアがカートンを送出するようになっているので、カートンストッパに必要以上のカートンが支持されることがなく、適正数のカートンだけが、常時、カートンストッパに支持されることになる。従って、カートン送出コンベアを駆動することで、カートンストッパに支持されている適正数のカートンを円滑かつ確実に送出することができる。
【0013】
また、請求項3にかかる発明のカートンストッカでは、カートン送出コンベアが、上方にカートン押えコンベアが配置されている前側カートン送出コンベアと、上方にカートン押えコンベアが配置されていない後側カートン送出コンベアとによって構成されているので、後側カートン送出コンベアに載置されているカートンは、カートン押えコンベアによって倒れないように支持されている、前側カートン送出コンベアに載置されているカートンに前傾状態でもたれかかることになるが、後側カートン送出コンベアによるカートンの送出量が、前側カートン送出コンベアによるカートンの送出量より大きくなっているので、後側カートン送出コンベアに載置されている前傾状態のカートンが、後側カートン送出コンベアによって前方側に送出されると、前側カートン送出コンベアに載置されているカートンの存在によって上方側に押し上げられ、後側カートン送出コンベアに載置されている前端側のカートンの姿勢が垂直に近い状態に修正されることになる。これによって、後側カートン送出コンベアにストックされている前傾状態のカートンを、常時、垂直に近い適正な姿勢で前側カートン送出コンベアに引き渡すことが可能となる。
【0014】
特に、請求項3にかかる発明のカートンストッカにおいて、後側カートン送出コンベアによるカートンの送出量を大ききくしすぎると、後側カートン送出コンベアにストックされているカートンが、後側カートン送出コンベアの後端側に倒れてしまうおそれがあるが、請求項4にかかる発明のカートンストッカでは、カートン押えコンベアの後端部にカートンが支持されている場合には、後側カートン送出コンベアによるカートンの送出を停止するようになっているので、後側カートン送出コンベアが、カートンを必要以上に送出することがなく、後側カートン送出コンベアにストックされているカートンが、後側カートン送出コンベアの後端側に倒れてしまうことがない。従って、後側カートン送出コンベアにストックされているカートンを、垂直に近い適正な姿勢で確実に前側カートン送出コンベアに引き渡すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1〜図3に示すように、このカートンストッカ1は、扁平状態に折り畳まれた多数のカートンCを立てた状態で載置すると共に、載置されたカートンCを、必要に応じて、前方側のカートン取出部40に送出するカートン送出コンベア10と、このカートン送出コンベア10に載置されたカートンCの上端部を、カートン送出コンベア10の上方側から押えることで、倒れないように支持すると共に、支持しているカートンCの上端部を、必要に応じて、前方側に送出するカートン押えコンベア20と、このカートン押えコンベア20の前方側で、カートン押えコンベア20から送出されたカートンCの上端部を支持するカートンストッパ30とを備えており、カートン送出コンベア10は、上方にカートン押えコンベア20が配置されている前側カートン送出コンベア11と、上方にカートン押えコンベア20が配置されていない後側カートン送出コンベア12とから構成されている。なお、前記カートン取出部40は、前側カートン送出コンベア11から送出されるカートンCを係止爪42に係止することによって、上下方向に集積するカートン集積部41と、このカートン集積部41に集積された最下位のカートンCを吸引保持する吸引ヘッド43とを備えており、カートンCを吸引保持した吸引ヘッド43を引き下げてカートンCを係止爪42から外すことで、カートン集積部41からカートンCを1枚ずつ取り出すようになっている。
【0016】
前記前側カートン送出コンベア11は、ポリウレタンによって形成された縦溝付の搬送ベルト11aを、後側カートン送出コンベア12は、ウレタンによって形成された滑り性の良好な搬送ベルト12aを備えており、後側カートン送出コンベア12の搬送ベルト12aの移動速度は、前側カートン送出コンベア11の搬送ベルト11aの移動速度の1.3倍程度に設定されている。
【0017】
前記カートン押えコンベア20は、図2に示すように、ポリウレタンによって形成された横溝付の搬送ベルト21と、前側カートン送出コンベア11に載置されているカートンCの傾斜角度が若干異なることにより、各カートンCの上端部の高さが異なっている場合であっても、それぞれのカートンCの上端部を確実に支持することができるように、この搬送ベルト21を下方側に押圧する、フレーム22に昇降可能に支持された多数の押圧ローラ23とを備えており、それぞれの押圧ローラ23は、その支軸23aに当接するコイルばね24によって、常時、下方側に付勢されている。なお、前側カートン送出コンベア11、後側カートン送出コンベア12及びカートン押えコンベア20を構成している搬送ベルト11a、12a、21の材質は、適宜変更することができることはいうまでもない。
【0018】
前記カートン取出部40のカートン集積部41には、カートンCの集積量が不足しているか否か、即ち、カートン集積部41の上部にカートンCが存在しているか否かを検知するカートン検知センサ11bが設置されており、このカートン検知センサ11bによって、カートン集積部41の上部にカートンCが存在していないことが検出されると、前側カートン送出コンベア11によるカートンCの送出を開始し、カートン検知センサ11bによって、カートン集積部41の上部にカートンCが存在していることが検出されると、前側カートン送出コンベア11によるカートンCの送出を停止するようになっている。
【0019】
また、カートンストッパ30の下端部近傍には、カートンストッパ30にカートンCが支持されているか否かを検出するカートン検知センサ25が設けられており、このカートン検知センサ25によって、カートンストッパ30にカートンCが支持されていないことが検出されると、カートン押えコンベア20によるカートンCの送出を開始し、カートン検知センサ25によって、カートンストッパ30にカートンCが支持されていることが検出されると、カートン押えコンベア20によるカートンCの送出を停止するようになっている。
【0020】
また、カートン押えコンベア20の後端部には、カートンCが支持されているか否かを検出するカートン検知センサ26が設けられており、このカートン検知センサ26によって、カートン押えコンベア20の後端部にカートンCが支持されていないことが検出されると、後側カートン送出コンベア12によるカートンCの送出を開始し、カートン検知センサ26によって、カートン押えコンベア20の後端部にカートンCが支持されていることが検出されると、後側カートン送出コンベア12によるカートンCの送出を停止するようになっている。
【0021】
以上のように構成されたカートンストッカ1の動作について、以下に説明する。まず、図3(a)に示すように、カートン検知センサ25が、カートンストッパ30にカートンCが支持されていないことを検出すると、同図(b)に示すように、カートン押えコンベア20がカートンCの送出を開始するので、カートン押えコンベア20の前端側のカートンCがカートン押えコンベア20から外れ、前方側に倒れ込むようにして、その上端部がカートンストッパ30に支持される。この時点で、カートン検知センサ25によって、カートンストッパ30にカートンCが支持されていることが検出されるので、カートン押えコンベア20がカートンCの送出を停止する。
【0022】
このようにして、カートン押えコンベア20が駆動すると、同図(b)に示すように、カートン押えコンベア20に支持されている各カートンCが、僅かに、前傾状態となり、それに伴って、カートン押えコンベア20に支持されているカートンCにもたれかかっていた後側カートン送出コンベア12に載置されているカートンCも、さらに前傾状態となる。この時点では、カートン押えコンベア20の後端部にカートンCが支持されていない状態になっているので、この状態をカートン検知センサ26が検出して、後側カートン送出コンベア12がカートンCの送出を開始することになる。
【0023】
ここで、後側カートン送出コンベア12がカートンCの送出を開始すると、図4(a)に示すように、後側カートン送出コンベア12に載置されている前端側のカートンCが、前側カートン送出コンベア11に載置されているカートンCの存在によって上方側に押し上げられ、その姿勢が垂直に近い状態に修正されると共に、カートン検知センサ26がカートンCを検出して、後側カートン送出コンベア12によるカートンCの送出が停止されるので、後側カートン送出コンベア12にストックされている前傾状態のカートンCが、常時、垂直に近い適正な姿勢で前側カートン送出コンベア11に引き渡される。
【0024】
また、同図(b)に示すように、カートン取出部40のカートン集積部41におけるカートンCの集積量が不足している場合は、前側カートン送出コンベア11がカートンCを前方側に送出するので、カートンストッパ30に支持されているカートンCが、倒れ込むようにしてカートン集積部41に供給され、図3(a)に示すように、カートン検知センサ11bによって、カートン集積部41の上部にカートンCが存在していることが検出されると、前側カートン送出コンベア11によるカートンCの送出が停止される。以降、一連の動作を繰り返すことによって、ストックされているカートンCが、円滑かつ確実にカートン取出部40のカートン集積部41に供給される。なお、図3及び図4では、カートンCを模式的に表している。
【0025】
以上のように、このカートンストッカ1では、前側カートン送出コンベア11に載置されたカートンCの上端部を、カートン押えコンベア20によって、倒れないように支持しているので、カートンストッパ30に支持されている前端側のカートンCに、後側の多数のカートンCの重量が加わることがなく、前端側のカートンCの上端部がカートンストッパ30に押し付けられた状態にならないので、前側カートン送出コンベア11を適宜駆動することで、カートンストッパ30に支持されているカートンCをカートン取出部40のカートン集積部41に円滑かつ確実に供給することができる。
【0026】
また、このカートンストッカ1では、カートンストッパ30にカートンCが支持されている場合は、カートン押えコンベア20がカートンCを送出しないようになっているので、カートンストッパ30に必要以上のカートンCが支持されることがなく、適正数のカートンCだけが、常時、カートンストッパ30に支持されることになる。従って、前側カートン送出コンベア11を駆動することで、カートンストッパ30に支持されている適正数のカートンCを円滑かつ確実に送出することができる。
【0027】
また、このカートンストッカ1では、後側カートン送出コンベア12の搬送ベルト12aの移動速度が、前側カートン送出コンベア11の搬送ベルト11aの移動速度より大きく設定されているので、前側カートン送出コンベア11が頻繁に駆動した場合であっても、後側カートン送出コンベア12が駆動することによって、後側カートン送出コンベア12に載置されている前端側のカートンCの姿勢が確実に修正されることになり、後側カートン送出コンベア12にストックされている前傾状態のカートンCを、垂直に近い適正な姿勢で前側カートン送出コンベア11に確実に引き渡すことができる。従って、後側カートン送出コンベア12にカートンCを補給する場合に、カートンCがなるべく傾かないように、小量のカートンCを注意深く、複数回にわたって補給する必要がなく、大量のカートンCを一度に補給することができるので、カートンCの補給作業性もよい。
【0028】
また、後側カートン送出コンベア12によるカートンCの送出量(搬送ベルト12aの移動速度)を大きくしすぎると、後側カートン送出コンベア12にストックされているカートンCが、後側カートン送出コンベア12の後端側に倒れてしまい、後側カートン送出コンベア12にストックされているカートンCを、カートン押えコンベア20が支持可能な姿勢で送出することができなくなるおそれがあるが、このカートンストッカ1では、カートン押えコンベア20の後端部にカートンCが支持されている場合は、後側カートン送出コンベア12によるカートンCの送出を停止するようになっているので、後側カートン送出コンベア12が、カートンCを必要以上に送出することがなく、後側カートン送出コンベア12にストックされているカートンCが、後側カートン送出コンベア12の後端側に倒れてしまうこともない。従って、後側カートン送出コンベア12にストックされているカートンCを、垂直に近い適正な姿勢で確実に前側カートン送出コンベア11に引き渡すことができる。以上のように、このカートンストッカ1では、カートンの供給量、供給姿勢に左右されず、カートンCを安定した状態で自動供給することが可能となる。
【0029】
なお、上述した実施形態では、後側カートン送出コンベア12の搬送ベルト12aの移動速度を、前側カートン送出コンベア11の搬送ベルト11aの移動速度より大きくしているが、これに限定されるものではなく、例えば、前側カートン送出コンベア11が頻繁に駆動しないのであれば、後側カートン送出コンベア12の搬送ベルト12aの移動速度を、前側カートン送出コンベア11の搬送ベルト11aの移動速度以下に設定しておき、後側カートン送出コンベア12の駆動時間を長くすることによって、対応することも可能である。
【0030】
また、上述した実施形態では、カートン検知センサ11b、25、26によって検出される各種状態に基づいて、前側カートン送出コンベア11、後側カートン送出コンベア12及びカートン押えコンベア20を個別に駆動させるようにしているが、これに限定されるものではなく、カートン検知センサ11bによって、カートン取出部40のカートン集積部41におけるカートンCの集積量が不足していることが検出されると、前側カートン送出コンベア11、後側カートン送出コンベア12及びカートン押えコンベア20を同時に駆動させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】この発明にかかるカートンストッカの一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】同上のカートンストッカに搭載されているカートン押えコンベアを示す側面図である。
【図3】(a)、(b)は同上のカートンストッカの動作を説明するための動作説明図である。
【図4】(a)、(b)は同上のカートンストッカの動作を説明するための動作説明図である。
【図5】従来のカートンストッカを示す概略構成図である。
【符号の説明】
【0032】
1 カートンストッカ
10 カートン送出コンベア
11 前側カートン送出コンベア
11a 搬送ベルト
11b カートン検知センサ
12 後側カートン送出コンベア
12a 搬送ベルト
20 カートン押えコンベア
21 搬送ベルト
22 フレーム
23 押圧ローラ
24 コイルばね
25 カートン検知センサ(第1カートン検知手段)
26 カートン検知センサ(第2カートン検知手段)
30 カートンストッパ
40 カートン取出部
41 カートン集積部
42 係止爪
43 吸引ヘッド
C カートン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
扁平状態に折り畳まれた多数のカートンを立てた状態で載置すると共に、載置されたカートンを、必要に応じて、前方側のカートン取出部に送出するカートン送出コンベアと、
前記カートン送出コンベアに載置されたカートンの上端部を、前記カートン送出コンベアの上方側から押えることで、倒れないように支持すると共に、支持しているカートンの上端部を、必要に応じて、前方側に送出するカートン押えコンベアと、
前記カートン押えコンベアの前方側で、前記カートン押えコンベアから送出されたカートンの上端部を支持するカートンストッパと
を備えていることを特徴とするカートンストッカ。
【請求項2】
前記カートンストッパにカートンが支持されているか否かを検出する第1カートン検知手段を設け、
前記第1カートン検知手段によって、前記カートンストッパにカートンが支持されていないことが検出されると、前記カートン押えコンベアによるカートンの送出を開始し、
前記第1カートン検知手段によって、前記カートンストッパにカートンが支持されていることが検出されると、前記カートン押えコンベアによるカートンの送出を停止するようになっている請求項1に記載のカートンストッカ。
【請求項3】
前記カートン送出コンベアを、上方に前記カートン押えコンベアが配置されている前側カートン送出コンベアと、上方に前記カートン押えコンベアが配置されていない後側カートン送出コンベアとによって構成し、
前記後側カートン送出コンベアによるカートンの送出量を、前記前側カートン送出コンベアによるカートンの送出量より大きくした請求項1または2に記載のカートンストッカ。
【請求項4】
前記カートン押えコンベアの後端部にカートンが支持されているか否かを検出する第2カートン検知手段を設け、
前記第2カートン検知手段によって、前記カートン押えコンベアの後端部にカートンが支持されていないことが検出されると、前記後側カートン送出コンベアによるカートンの送出を開始し、
前記第2カートン検知手段によって、前記カートン押えコンベアの後端部にカートンが支持されていることが検出されると、前記後側カートン送出コンベアによるカートンの送出を停止するようになっている請求項3に記載のカートンストッカ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−8177(P2006−8177A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−187416(P2004−187416)
【出願日】平成16年6月25日(2004.6.25)
【出願人】(000238005)株式会社フジシールインターナショナル (641)
【Fターム(参考)】