説明

しわおよび毛穴を目立たなくする化粧品組成物

皮膚の浅いしわ、深いしわ、および毛穴の大きさを目立たなくする化粧品組成物が与えられる。この組成物は、シリカ成分、シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分、ならびにアルギン/セリン/アテロコラーゲンを含む美容パッチ成分を、化粧品として許容される水性媒体中に含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚に局所適用する化粧品組成物に関する。より詳細には、本発明は、皮膚の欠点をカムフラージュして、皮膚にすべすべした若々しい外観を与える組成物に関する。さらに本発明の組成物は、皮膚に適用するとただちに、皮膚の浅いしわおよび深いしわ、ならびに毛穴の大きさを目立たなくする。
【背景技術】
【0002】
皮膚、特に顔の皮膚は、老化するにつれて小じわを呈するようになり、後に深いしわとなる。それに加えて、皮膚が若くても高齢であっても、欠陥状態によるものから、または単に皮膚が老化するにつれて皮膚に張りがなくなり、皮膚の引き延ばしによって大きくなった毛穴がそのままになることから、開いた毛穴を呈することがある。皮膚は、若々しく、しわもなく、毛穴の見えない外観を維持しているように見えることが望ましい。
【0003】
高齢の皮膚において、浅いしわや深いしわを目立たなくするための典型的な製剤は、毛穴の大きさを目立たなくするために用いられる製剤に一般に含まれる成分とは異なる成分から構成される傾向がある。毛穴を目立たなくする組成物は、概して若い脂性肌を対象としているため、通常、乾燥成分および/または油吸収成分と組み合わされており、したがって、浅いしわや深いしわを呈する高齢の皮膚には適さない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、皮膚に適用したときに、小じわおよび深いしわ(特に眼および唇の周りの)、ならびに毛穴の大きさを即座に目立たなくして、よりすべすべした、欠点のない、若々しく見える顔貌の外観をもたらす化粧品組成物を提供する。本発明の組成物は単独で化粧の下または上に適用し、すべすべした、若々しく美しい皮膚の外観を与えることができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、皮膚に適用したときに、ただちに皮膚の浅いしわ、深いしわおよび毛穴の大きさを目立たなくするのと同時に、皮膚にいっそうすべすべした若々しい外観を与える化粧品組成物に関する。本発明の組成物は、化粧用および/または皮膚用として許容される水性媒体において、シリカ成分、シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分、ならびにアルギン/セリン/アテロコラーゲンを含む美容パッチ成分からなる独自の組み合わせを与える。
【0006】
本発明はまた、シリカ成分、シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分、ならびにアルギン/セリン/アテロコラーゲンを含む美容パッチ成分を、化粧品として許容される水性媒体中に含む組成物を、美容上または皮膚科学上有効な量で、浅いしわ、深いしわ、および/または開いた毛穴を呈する皮膚に適用することによって、皮膚の浅いしわ、深いしわ、および毛穴の大きさを目立たなくする方法に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の新規化粧品組成物は、シリカ成分、シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分、ならびにアルギン/セリン/アテロコラーゲンを含む美容パッチ成分を含有する水性製剤である。この組成物は、皮膚、特に顔の皮膚に適用すると、ただちに小じわ、深いしわ、および/または毛穴の大きさを目立たなくする。本発明の組成物は実質的にオイルフリー製剤である。「実質的にオイルフリー」とは、組成物中に油が含まれているとしても、その量が多くとも5重量パーセントしかないことを意味する。
【0008】
本発明の組成物の第1の成分はシリカ、または被覆もしくはカプセル化シリカであるが、この成分は、つや消し効果をこの新規製剤に与える。シリカ成分は、組成物を皮膚に適用したときに、皮膚の浅いしわ、深いしわ、および毛穴の大きさを目立たなくする反射特性を有する。シリカは、たとえばビーズ状で与えられるシリカのように、化粧品用途に適したいかなるタイプのシリカであってもよい。本発明の実施に際して有用なシリカの例としては、シリカミクロスフェア、たとえば、MSS-500/3; Spheron P-1500; Cab-o-sil M7-D;シリカビーズSB-700; MonoveilおよびMonoveil Spectra Tがある。MonoveilおよびMonoveil Spectra Tは、Ried International Corporation (Brentwood, N.Y.)から市販されているが、その形状が多層で球形であるため、球面の層の内部で可視光線を屈折させて、さまざまな角度で光を反射する。与えられる光散乱効果は、小じわ、深いしわ、および毛穴を不鮮明にする一方、透明感も与える。本発明の組成物において有用な被覆もしくはカプセル化シリカには、たとえば、シリカ/トリエトキシカプリルシラン、シリカ/酸化鉄/トリエトキシカプリルシラン、シリカ/メチコン、シリカ/ジメチコン、シリカ/二酸化チタン/ジメチコン、シリカ/二酸化チタン/酸化スズ、シリカ/酸化鉄、シリカ/酸化鉄/カオリン/PVP/水、シリカ/イソノナン酸イソノニル、シリカ/ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル/イソノナン酸イソノニル、シリカ//メトキシアモジメチコン・シルセスキオキサンコポリマー、シリカ/ウルトラマリン/カオリン/PVP/水、シリル化シリカ、ならびにジイソシアン酸ヘキシルデシル/トリメチロールヘキシルアセトンクロスポリマー/シリカがある。本発明において使用するのに好ましいシリカ成分は、Monoveil およびMonoveil Spectra Tである。
【0009】
第1の成分は、組成物の総重量を基準として、約5から約40重量パーセントまでの量の範囲で本発明の組成物中に存在するが、好ましくは約10から約30重量パーセントまでの範囲、より好ましくは約10から約20重量パーセントまでの範囲で存在する。
【0010】
本発明の組成物の第2の成分は、シリコーン樹脂被覆エラストマーコア材料である。シリコーン樹脂は、柔らかくクッション性のある感じを与え、エラストマーコアはすべりの滑らかさを与える。これらの材料はともに、組成物が適用された皮膚に、独特のシルクのような質感を与える特性を本発明の組成物にもたらす。本発明の製剤に使用するのに適したシリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分は、化粧用または皮膚用として許容される任意のもの、好ましくは合成シリコーンもしくはシロキサンを含有するコポリマーであり、たとえば、ジメチコン//ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、フェニルトリメチコン//ジメチコン/フェニルビニルジメチコンクロスポリマー、シクロペンタシロキサン//ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、ジメチコン/ポリシリコーン11、オルガノポリシロキサン、シクロペンタシロキサン/ポリシリコーン11、フェニルトリメチコン/ポリシリコーン11、シクロメチコン/ポリシリコーン11/ペトロラタム、シクロメチコン/ポリシリコーン11、ステアロキシメチコン/ジメチコンコポリマー、水/プロピレングリコール/シクロメチコンD5/ポリシリコーン11/ブチレングリコール/グリセリン/イソヘキサデカン/ポリアクリロイルジメチルアンモニウム、ブチレングリコール/水/ジメチコン/ポリシリコーン11/グリセリン/イソヘキサデカン/ポリアクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/パルミチン酸レチニル、ジメチコン/ポリシリコーン11/シクロメチコンシクロメチコン/トリメチルシロキシシリケート、ならびに、シリコーン樹脂でコーティングされたシリコーンエラストマーを含む球形粉末である。好ましくは、本発明の組成物で使用されるコポリマーは、ハイブリッドシリコーンパウダーであり、その構造はシリコーン樹脂でコーティングされたシリコーンゴムで構成される。特に好ましいのは、信越化学工業株式会社(東京、日本)から市販されているKSP-100のようなビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマーである。
【0011】
第2の成分は、組成物の総重量を基準として、約5から約40重量パーセントまでの量の範囲で本発明の組成物中に存在するが、好ましくは約10から約30重量パーセントまでの範囲、より好ましくは約10から約20重量パーセントまでの範囲で存在する。
【0012】
本発明の組成物の第3の成分として使用されるのは、本発明の独自の組成物に、パウダー成分の皮膚への付着性を高める一方、皮膚組織からの水分の損失を最小限にするという二重の利点を与える材料である。この美容パッチ成分は、アルギン/セリン/アテロコラーゲンを含有する。本発明の組成物への使用に特に好ましいのは、Coletica (Northport, N.Y.)から市販されているMoisturizing Marine MICROPATCH(登録商標)である。コラーゲンおよびアルギン酸塩は、皮膚となじんで、膜を生成する微小ネットワークを形成することができるが、この微小ネットワークは、皮膚からの水分の蒸発を防ぐはたらきがあり、セリンを保持する。セリンは、長期間の保湿のために、このネットワークから皮膚内へゆっくりと放出される。アミノ酸であるセリンはセラミドの合成前駆体であり、セラミドは天然の皮膚脂質である。表皮の上層へのセリンの放出は、皮膚におけるセラミドの生成を刺激すると考えられている。
【0013】
第3の成分は、組成物の総重量を基準として、約0.01から約20重量パーセントまでの量の範囲で本発明の組成物中に存在するが、好ましくは約0.1から約10重量パーセントまでの範囲、より好ましくは約1から約5重量パーセントまでの範囲で存在する。
【0014】
本発明の組成物は、水溶性または水に混和性である、任意の塩基を含有する。したがって、媒体は主として水であるが、たとえば、水性アルコール、グリセリン、およびそれらの組み合わせを含めることもできる。許容される水性アルコールの例には、エタノール、プロパノール、またはブチレングリコールのようなグリコール類があるが、それらに限定されない。C2-C5アルコールのポリオールが好ましい。
【0015】
本発明の組成物はまた、皮膚調整剤、たとえば、水添レシチン、ポリプロピレンテレフタレート、ブチレングリコール、ならびにポリグリセリン変性シリコーン、例としてはポリグリセリル-3 ジシロキサンジメチコン、たとえばKF-6100 (信越化学工業、東京、日本)を含有してもよい。シリコーンは光散乱特性も示し、皮膚上でソフトフォーカス効果を上げるのに寄与することができる。本発明の組成物はまた、たとえば、増粘剤;ゲル化剤、たとえば、アクリレート/アクリル酸C10-30アルキルクロスポリマー、カルボマー、およびキサンタンガムを含んでもよい。本発明の組成物はさらに、1つもしくは複数の有用な、化粧用および皮膚用として許容される、植物抽出物および生理活性物質を包含してもよく、こうした物質には、限定するものではないが、にきび抑制剤、たとえば、カラフトコンブ(Laminaria saccharina)エキス、10-ヒドロキシデカン酸、およびフィトスフィンゴシン;美白剤、たとえば、カンゾウ根エキス、フェルラ酸およびヒノキト(hinokito);安定剤、たとえばビタミンC、および/または、その誘導体であるリン酸アスコルビルアミノプロピル、ポリメタクリル酸グリセリル/PEG-8/パルミトイルオリゴペプチド、およびアセチルヘキサペプチド-3(アルジルリン);ならびに、リフティング剤、たとえば、アーモンドエキス、エンドウエキス、およびアルゲエキス/プルランがある。
【0016】
本発明の組成物は、乳液、たとえばクリーム、ローション、美容液およびクリームジェルなどのさまざまな局所製剤、ならびに軟膏およびスティックなどの無水製剤に利用することができる。
【0017】
下記の限定的ではない実施例で、さらに本発明の実施形態を説明する。
【実施例1】
【0018】
本発明の組成物−ローション
【表1】

【0019】
第1の成分を合わせて、混合物が透明なゲルとなるまで、室温で約20分間、ゆっくりと混合する。混合物の温度を、70℃に達するまで徐々に上昇させ、その時点で第2の成分をこの混合物に加える。これとは別に第3の成分を混ぜ合わせ、混合物の温度を徐々に75℃に上げる。第3の成分の混合物を、撹拌しながら上記混合物に加える。合わせた混合物を徐々に冷却して35℃とし、均一になるまで混合する。
【実施例2】
【0020】
実施例1の組成物を、毛穴が大きく、目の回りに小じわのある16人の女性(パネリスト)でテストする。テスト日に1回、製品を塗布する。試験担当者が一定量(約0.5cc)を、シリンジから被験者の手に分配する。その後、被験者は、その製品を指先で顔の皮膚に塗布するよう指示される。
【0021】
浅いしわおよび深いしわの見た目の減少
製品を塗布する前と直後に、それぞれのパネリストの皮膚の浅いしわおよび深いしわの外観を評価し、クローズアップ写真で記録する。顔の写真は、Nikon M3デジタルカメラで撮影する。写真は、画像解析プログラム、Optimas 6.5を用いて評価する。浅いしわおよび深いしわは、製品を塗布する前と後で、積分光学濃度(Integrated Optical Density (IOD))の変化を調べることによって評価される。IODの減少は、小じわおよび深いしわの減少を意味する。
【0022】
Optimas 6.5プログラムを使用するための標準操作
計測機器:
1. Fuji S2 またはNikon M3 デジタルカメラ
2. Optimas 6.5 (Media Cybernetics, San Diego, California) 画像解析プログラムを有するコンピューターステーション
写真:
1. パネリストの頭部をヘッドレストに載せ、位置合わせの再現性を確保する。
【0023】
2. カメラは、Fストップ32で、パネリストから1フィートの位置に設置する。小じわおよび/または深いしわを示す部分の非偏光写真を撮る。
【0024】
プログラム操作:
1. 写真を、Optimas 6.5プログラムで開いて表示する。
【0025】
2. Optimas 6.5ソフトウェアの編集ツールを用いて、しわが目に見える部分の関心領域(ROI)をマスクする。製品を使用する前後のしわを評価するとき、各時点で同じROIを使用する。
【0026】
3. プログラムは、他より暗い、目的の部分(すなわち、しわ)を自動的に分ける。
【0027】
4. 分割されたROIのしわのある部分について、それぞれの写真をコンピュータープログラムによって解析し、その部分にグレースケール値を割り当てる。低い部分は、しわが少ないことを表し、高い部分は、より多くのしわの存在を表す。低いグレー値は、深いしわの存在を示し、高いグレー値はあまり深くないしわの存在を意味する。グレースケールを下記に示す。
【0028】
グレースケール:
写真家および科学団体は、画像の「明るさ」または「暗さ」に数値を割り当てる方法として、グレースケールを広く利用している。目盛りはゼロ(黒)に始まり、255(白)で終わる。0から255のあいだのそれぞれは、すべて少しずつ変化するグレーである。スケールの図を図2に示す:
しわを撮影したとき、それぞれのしわの「暗さ」に対してグレー値が割り当てられる。深いしわは、浅いしわよりも暗く見える;したがって、しわは、深い方がより低いグレー値を与えられる。
【0029】
5. 浅いしわおよび深いしわは、製品を使用する前後の積分光学濃度 (IOD)の変化を調べることによって評価される。IODは、[(255-グレー値) x 面積]に等しい。IODの減少は、小じわおよび深いしわの数および/または深さの減少を表わし、IODの増加は、小じわおよび深いしわの数および/または深さの増加を表わす。
【0030】
6. 画像解析プログラムは、Microsoft Excelと連動し、Excelスプレッドシートに自動的に値を記入する。
【0031】
毛穴の見た目の減少
製品を塗布する前および直後に、クローズアップ写真によって各パネリストの毛穴の外観を評価する。パネリストの頭部をヘッドレストに載せ、位置合わせの再現性を保証する。カメラは、Fストップ32で、パネリストから2フィートの距離をおいて設置する。パネリストの顔の右側および左側の写真を、Nikon M3デジタルカメラを用いて撮影する。グレーディングは10ポイントのアナログスケールに基づいており、ベースラインからのパーセント変化が算出される。毛穴の目立つ度合いの臨床評価は、知覚語彙を豊富に有し、スケールの使用法、および標準化された評価手法の使用に熟練した調査員によって行われる。標準用語集、および特有のパラメータ基準(すなわち、"0"、"2"など"10"までの典型的な外観を表現するフォトスケール)を、評価のために使用する。
【0032】
10 ポイントスケールを図3に示す:
図1に示すように、パネリストは、製品を塗布した直後に、平均で、毛穴の外観の48%の減少、ならびに浅いしわおよび深いしわの外観の51%の減少を示した。
【0033】
本発明の多くの変形物および変更例が、化粧品に精通した者に容易に明らかとなると思われる。したがって、本発明の範囲は、記載された特定の実施例に限定されると解釈されるべきではなく、そうした実施例は、単に、本発明にしたがって考えられる多くの製剤を例証するものとして本明細書に提示されているにすぎない。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】図1は、本発明の組成物を皮膚に適用した直後の、毛穴、浅いしわおよび深いしわの見た目の減少割合をパーセントで示すグラフである。
【図2】しわの評価に用いたグレードスケール。
【図3】毛穴の外観の評価に用いた10ポイントスケール。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
皮膚の小じわ、深いしわおよび毛穴の大きさを目立たなくするための、局所化粧用および/または皮膚用組成物であって、シリカ成分、シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分、ならびにアルギン/セリン/アテロコラーゲンを含む美容パッチ成分を、化粧品として許容される水性媒体中に含む、前記組成物。
【請求項2】
前記シリカ成分が、シリカ、またはカプセル化もしくは被覆シリカである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記シリカ成分が、シリカ/トリエトキシカプリルシラン、シリカ/酸化鉄/トリエトキシカプリルシラン、シリカ/メチコン、シリカ/ジメチコン、シリカ/二酸化チタン/ジメチコン、シリカ/二酸化チタン/酸化スズ、シリカ/酸化鉄、シリカ/酸化鉄/カオリン/PVP/水、シリカ/イソノナン酸イソノニル、シリカ/ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル/イソノナン酸イソノニル、シリカ//メトキシアモジメチコン・シルセスキオキサンコポリマー、シリカ/ウルトラマリン/カオリン/PVP/水、シリル化シリカ、ならびにジイソシアン酸ヘキシルデシル/トリメチロールヘキシルアセトンクロスポリマー//シリカからなる群から選択される、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記シリカ成分がシリカである、請求項2に記載の組成物。
【請求項5】
前記シリカ成分が多層シリカである、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
前記シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分が、ジメチコン//ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、フェニルトリメチコン//ジメチコン/フェニルビニルジメチコンクロスポリマー、シクロペンタシロキサン//ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、ジメチコン/ポリシリコーン11、オルガノポリシロキサン、シクロペンタシロキサン/ポリシリコーン11、フェニルトリメチコン/ポリシリコーン11、シクロメチコン/ポリシリコーン11/ペトロラタム、シクロメチコン/ポリシリコーン11、ステアロキシメチコン/ジメチコンコポリマー、水/プロピレングリコール/シクロメチコンD5/ポリシリコーン11/ブチレングリコール/グリセリン/イソヘキサデカン/ポリアクリロイルジメチルアンモニウム、ブチレングリコール/水/ジメチコン/ポリシリコーン11/グリセリン/イソヘキサデカン/ポリアクリロイルジメチルタウリン酸アンモニウム/パルミチン酸レチニル、ジメチコン/ポリシリコーン11/シクロメチコンシクロメチコン/トリメチルシロキシシリケート、ならびに、ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマーからなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
前記シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分が、ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマーである、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記シリカ成分を約5から約40重量パーセントまでの範囲で、前記シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分を約5から約40重量パーセントまでの範囲で、ならびに前記美容パッチ成分を約0.01から約20重量パーセントまでの範囲で含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記シリカ成分を約10から約30重量パーセントまでの範囲で、前記シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分を約10から約30重量パーセントまでの範囲で、ならびに前記美容パッチ成分を約0.1から約10重量パーセントまでの範囲で含む、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記シリカ成分を約10から約20重量パーセントまでの範囲で、前記シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分を約10から約20重量パーセントまでの範囲で、ならびに前記美容パッチ成分を約1から約5重量パーセントまでの範囲で含む、請求項9に記載の組成物。
【請求項11】
1つ以上の皮膚の小じわ、深いしわおよび毛穴の大きさを目立たなくする方法であって、シリカ成分、シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分、ならびにアルギン/セリン/アテロコラーゲンを含む美容パッチ成分を、化粧品として許容される水性媒体中に含む組成物を、美容上もしくは皮膚科学上有効な量で、浅いしわ、深いしわ、および/または毛穴を示す皮膚に適用することを含む、前記方法。
【請求項12】
前記組成物のシリカ成分が、シリカ、またはカプセル化もしくは被覆シリカである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記カプセル化もしくは被覆シリカが、シリカ/トリエトキシカプリルシラン、シリカ/酸化鉄/トリエトキシカプリルシラン、シリカ/メチコン、シリカ/ジメチコン、シリカ/二酸化チタン/ジメチコン、シリカ/二酸化チタン/酸化スズ、シリカ/酸化鉄、シリカ/酸化鉄/カオリン/PVP/水、シリカ/イソノナン酸イソノニル、シリカ/ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル/イソノナン酸イソノニル、シリカ//メトキシアモジメチコン・シルセスキオキサンコポリマー、シリカ/ウルトラマリン/カオリン/PVP/水、シリル化シリカ、ならびにジイソシアン酸ヘキシルデシル/トリメチロールヘキシルアセトンクロスポリマー//シリカからなる一群から選択される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記組成物のシリカ成分が多層シリカである、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記組成物のシリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分が、ジメチコン//ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、フェニルトリメチコン//ジメチコン/フェニルビニルジメチコンクロスポリマー、シクロペンタシロキサン//ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー、ジメチコン/ポリシリコーン11、オルガノポリシロキサン、シクロペンタシロキサン/ポリシリコーン11、フェニルトリメチコン/ポリシリコーン11、シクロメチコン/ポリシリコーン11/ペトロラタム、シクロメチコン/ポリシリコーン11、ステアロキシメチコン/ジメチコンコポリマー、水/プロピレングリコール/シクロメチコンD5/ポリシリコーン11/ブチレングリコール/グリセリン/イソヘキサデカン/ポリアクリロイルジメチルアンモニウム、ブチレングリコール/水/ジメチコン/ポリシリコーン11/グリセリン/イソヘキサデカン/ポリアクリロイルジメチルタウリン酸アンモニウム/パルミチン酸レチニル、ジメチコン/ポリシリコーン11/シクロメチコンシクロメチコン/トリメチルシロキシシリケート、ならびに、ビニルジメチコン/メチコン シルセスキオキサンクロスポリマーからなる一群から選択される、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分が、ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマーである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記組成物が、前記シリカ成分を約5から約40重量パーセントまでの範囲で、前記シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分を約5から約40重量パーセントまでの範囲で、ならびに前記美容パッチ成分を約0.01から約20重量パーセントまでの範囲で含む、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記組成物が、前記シリカ成分を約10から約30重量パーセントまでの範囲で、前記シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分を約10から約30重量パーセントまでの範囲で、ならびに前記美容パッチ成分を約0.1から約10重量パーセントまでの範囲で含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記組成物が、前記シリカ成分を約10から約20重量パーセントまでの範囲で、前記シリコーン樹脂被覆エラストマーコア成分を約10から約20重量パーセントまでの範囲で、ならびに前記美容パッチ成分を約1から約5重量パーセントまでの範囲で含む、請求項18に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2008−544961(P2008−544961A)
【公表日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−511378(P2008−511378)
【出願日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際出願番号】PCT/US2006/018323
【国際公開番号】WO2006/124538
【国際公開日】平成18年11月23日(2006.11.23)
【出願人】(598100128)イーエルシー マネージメント エルエルシー (112)
【Fターム(参考)】