説明

すべり軸受

【課題】事務機器等に使用される比較的大径な軸部材を支持するすべり軸受を、安価で実用的なものにする。
【解決手段】軸受面を電鋳部の内周面に形成すると共に、電鋳部を外周から保持する樹脂部の材料の収縮率を1%以下とし、且つ、電鋳部のヤング率E1と樹脂部のヤング率E2との比E1/E2を5〜20の範囲内とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、軸部材を支持するためのすべり軸受に関し、特に、軸径(直径)が6〜20mmである軸部材を支持するすべり軸受に関する。
【背景技術】
【0002】
すべり軸受として、軸受面が電鋳部に形成された、いわゆる電鋳軸受が提案されている(例えば特許文献1)。電鋳軸受は、(1)マスターの外周面に電鋳部を析出形成する電鋳部形成工程、(2)電鋳部及びマスターをインサート部品として、電鋳部の外周面を保持する樹脂部を射出成形する樹脂部成形工程、及び、(3)マスターをすべり軸受の内周から引き抜く分離工程を経て製造される。
【0003】
電鋳軸受は、軸受面となる電鋳部の内周面がマスターの外周面の精度に倣うため、マスターの外周面の寸法精度(例えば円筒度)や表面精度(例えば面粗さ)を高精度に加工することにより、精度の良い軸受面を得ることができる。このため、電鋳軸受は、小型ファンモータやHDDのディスク駆動装置等のように、超高速回転が想定される小径軸(軸径6mm以下)を支持する用途に適用されている(例えば特許文献1)。
【0004】
一方、上記のような小径軸よりも大径な軸部材(軸径6〜20mm程度)を支持する用途、例えば、事務機器のローラ等の回転軸支持用に適用される軸受としては、転がり軸受が主に使用されている(例えば特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−239795号公報
【特許文献2】特開2008−256085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者は、従来は専ら小径軸支持用として適用されていた電鋳軸受を、比較的大径な軸部材を支持する用途として適用することを試みた。このような用途に電鋳軸受を適用することで、転がり軸受と比べて製造コストを大幅に低減することができる。
【0007】
しかし、電鋳軸受の大径化を試みるにあたり、小径軸支持用の場合は生じなかった以下のような課題が生じた。すなわち、軸径を大径化すると、電鋳部を保持する樹脂部も大径化するため、樹脂部の成形収縮による内径の縮径量が大きくなり、電鋳部に加わる圧力が大きくなる。この圧力により電鋳部が変形すると、軸受面の面精度(円筒度等)が低下し、実用的なすべり軸受が得られない恐れがある。
【0008】
本発明の解決すべき課題は、事務機器等に使用される比較的大径な軸部材を支持するすべり軸受を、安価で実用的なものにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために、本発明は、軸径が6〜20mmであるすべり軸受であって、軸受面が内周面に形成された電鋳部と、電鋳部をインサート部品とした樹脂成形品であり、電鋳部を外周から保持する樹脂部とを備え、樹脂部の材料の収縮率が1%以下であり、且つ、電鋳部のヤング率E1と樹脂部のヤング率E2との比E1/E2が5〜20の範囲内であるすべり軸受を提供する。
【0010】
上記のように、本発明者は、軸径6〜20mmの軸部材を支持するすべり軸受として電鋳軸受を適用すれば、転がり軸受と比べて大幅な低コスト化が図られることに着目した。このとき、樹脂部の収縮率をなるべく小さく、具体的には1%以下とすることで、樹脂部の成形収縮による電鋳部の変形を抑えることができる。
【0011】
しかし、樹脂部の収縮率を0にすることは現実的に不可能であるため、収縮率を抑えるだけでは電鋳部の変形を確実に回避できるとは言い切れない。例えば電鋳部の硬さ(ヤング率)を高めれば、電鋳部の変形を抑えることはできるが、コストアップを招く。そこで、本発明者は、樹脂部の成形収縮により電鋳部に加わる圧力が、樹脂部の収縮率だけでなく、樹脂部のヤング率にも影響を受ける点に着目した。すなわち、電鋳部のヤング率を単に大きくするのではなく、樹脂部のヤング率に対して大きくすることにより、樹脂部の成形収縮による圧力に耐え得る最小限の硬さを電鋳部に付与することができる。具体的には、電鋳部のヤング率E1と樹脂部のヤング率E2との比E1/E2が5以上であれば、軸径6〜20mmの比較的大径な軸受に電鋳軸受を適用した場合でも、樹脂部の成形収縮による圧迫力に耐え得る強度を電鋳部に付与することができる。これにより、電鋳部のヤング率向上に伴うコストアップを最小限にとどめた上で、電鋳部の変形、ひいては軸受面の精度低下を防止することができる。一方、上記のヤング率比E1/E2が大きすぎると、すなわち電鋳部の硬さに対して樹脂部が柔らかすぎると、軸受を事務機器等に装着した際、軸の回転に伴って樹脂部が変形して軸ブレが生じる恐れがあるため、ヤング率比E1/E2は所定値以下、具体的には20以下にする必要がある。
【0012】
電鋳部は、例えば、Ni,Cu,Pd,Cr,Ni−Co合金,Snのうちの少なくとも一種を含む金属材料で形成することができる。
【0013】
電鋳軸受は、電鋳部の内周面、すなわちマスターの外周面への析出開始面に軸受面を形成することにより、寸法精度及び面精度に優れた軸受面を得ることができるため、軸部材をスムーズに回転させることができる。特に、軸部材との間に潤滑剤を介在させない無潤滑状態で使用する場合には、軸部材の回転時にガタツキが生じやすいため、電鋳軸受を適用して面粗さの小さい滑らかな軸受面で回転軸を支持することが有効となる。
【0014】
電鋳部は、軸部材との摺動性に優れた材料で形成することが望ましい。例えば、電鋳部の母材となる金属を軸部材との摺動性(すべり性)に優れた素材とする他、電鋳部に固体潤滑材(PTFE等)を含有させて軸受面に露出させることにより、軸部材との摺動部における摺動性を高めることができる。この場合、摺動性を高める母材金属あるいは固体潤滑材のうち、軸受面に露出しないものは摺動性の向上に寄与しない。そこで、電鋳部を複数層構造とし、最も内径側の層の内周面に軸受面を形成すると共に、この層を他の層よりも摺動性に優れた材料で形成すれば、摺動性を高める金属や固体潤滑材等の使用量を必要最小限とすることができ、材料コストを抑えることができる。
【0015】
以上のようなすべり軸受は、事務機器のローラの回転軸支持用として好適に使用することができる。
【発明の効果】
【0016】
以上のように、本発明によれば、比較的大径な軸部材を支持するすべり軸受を安価で実用的なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】すべり軸受の軸方向断面図である。
【図2】電鋳部形成工程で使用するマスターの斜視図である。
【図3】電鋳部形成工程を示す断面図である。
【図4】マスターの外周に電鋳部を析出させた状態を示す斜視図である。
【図5】樹脂部を形成するための金型の断面図である。
【図6】マスター、電鋳部、及び樹脂部の一体品を示す軸方向断面図である。
【図7】すべり軸受の他の例を示す軸方向断面図である。
【図8】すべり軸受の他の例を示す軸方向断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
本発明の一実施形態に係るすべり軸受1は、図1に示すように、内周面に軸受面を有する電鋳部10と、電鋳部10を外周から保持する樹脂部20とを備える。この軸受1は、内周に挿入された軸部材S(鎖線で示す)を軸受面で支持するものである。軸部材Sは直径が6〜20mmであり、例えば事務機器のローラの回転軸である。本実施形態では、軸受1と軸部材Sとの間に潤滑剤を介在させない無潤滑状態とされ、軸部材Sの回転時には、軸受1の軸受面と軸部材Sの外周面とが直接接触摺動する。
【0020】
電鋳部10は金属材料で形成され、例えば、Ni,Cu,Pd,Cr,Ni−Co合金,Snのうちの少なくとも一種を含む金属材料で形成される。電鋳部10の金属材料には、例えば固体潤滑剤(PTFE)等の添加材を配合してもよい。この場合、軸受面にPTFEが露出することにより、軸部材Sとの潤滑性を高めることができる。本実施形態では、電鋳部10が円筒状をなし、この円筒面状内周面11の全面が軸受面となる。電鋳部10の外周面12は円筒面状をなし、これにより電鋳部10の肉厚は軸方向で一定となっている。電鋳部10の肉厚は、上記のように軸部材Sの直径が6〜20mmである場合、0.2〜0.35mmの範囲内に設定される。
【0021】
樹脂部20は、電鋳部10をインサート部品とした樹脂の射出成形により形成される。本実施形態では、樹脂部20が円筒状に形成され、樹脂部20の円筒面状内周面21の全面で電鋳部10の円筒面状外周面12の全面を保持している。樹脂部20の外周面22も円筒面状に形成され、これにより樹脂部20の肉厚は軸方向で一定となっている。
【0022】
樹脂部20の材料としては、収縮率が1%以下のものを使用することができる。具体的には、液晶ポリマー(LCP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の結晶性樹脂や、ポリサルフォン(PSF)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニルサルフォン(PPSU)、ポリエーテルイミド(PEI)等の非晶性樹脂を使用することができる。これらの樹脂単体で収縮率が1%を超えるような場合、あるいは収縮率は1%以下であるがさらに収縮率を抑える場合は、充填材を加えることにより収縮率を調整することができる。充填材としては、例えば、ガラス繊維等の繊維状充填材、チタン酸カリウム等のウィスカー状充填材、マイカ等の鱗片状充填材、カーボンファイバー、カーボンブラック、黒鉛、カーボンナノマテリアル、金属粉末等の導電性充填材を使用することができる。これらの充填材は、単独で用いても良いし、二種以上を混合して用いても良い。
【0023】
電鋳部10のヤング率E1と樹脂部20のヤング率E2との比E1/E2は、5〜20の範囲内に設定される。言い換えると、ヤング率比E1/E2が5〜20の範囲内となるように、電鋳部10及び樹脂部20の材質、添加材、あるいは充填材の種類及び量を設定する。
【0024】
以下、すべり軸受1の製造工程を説明する。
【0025】
すべり軸受1は、マスター30に電鋳部10を析出形成する工程(電鋳部形成工程、図2〜4参照)と、マスター30及び電鋳部10をインサート部品として樹脂部20を射出成形する工程(樹脂部成形工程、図5及び6参照)と、マスター30をすべり軸受1から分離する工程(マスター分離工程、図示省略)とを経て製造される。
【0026】
(1)電鋳部形成工程
この工程で使用されるマスター30は、図2に示すように円筒面状外周面31を有し、この円筒面状外周面31が電鋳部10の内周面11(軸受面)を成形する成形面となる。図示例では、マスター30が円筒面状外周面31及び円筒面状内周面32を有する中空のリング状に形成される。本実施形態では、電鋳部10が電解めっきにより形成され、このためマスター30は導電性材料(例えばステンレス鋼)で形成される。マスター30の材質及び熱処理方法は適宜設定され、例えばステンレス鋼のほか、導電処理を施したセラミック等で形成することもできる。マスター30の表面(とくに外周面31)には、電鋳部10から分離する際の摩擦を低減するために、フッ素系の樹脂コーティングを施すことが好ましい。
【0027】
そして、図3に示すように、複数のマスター30を主電極41に外挿し、電鋳浴42に浸漬する。具体的には、主電極41の下端部には外径へ突出したフランジ部41aが設けられ、このフランジ部41aの上に複数のマスター30が主電極41に外挿された状態で積層される。積層された複数のマスター30のうち、最上部のマスター30の上面及び最下部のマスター30の下面には、金属の析出を防止する処理が施されており、例えばこれらの面を覆う中空円盤形状の被覆部材43が設けられる。電鋳浴42には、NiやCu等の電鋳部10を形成する金属イオンが含まれる。さらに、この電鋳浴42に、PTFEなどの固体潤滑剤、カーボンなどの摺動材、あるいはサッカリン等の応力緩和材等を必要に応じて含有させてもよい。
【0028】
この状態で、電源44により、主電極41と、主電極41の周囲に配した副電極45との間で通電する。これにより、マスター30の外周面31が金属材料を析出し、電鋳部10が形成される(図4参照)。このときの通電時間や電流値等を適宜調節することで、電鋳部10の厚さが設定される。
【0029】
尚、上記の電鋳部10の析出は必ずしも電解めっきで行う必要は無く、溶液に通電せずに金属を析出させる無電解めっきで行ってもよい。この場合、マスター30は導電性を有する必要は無く、非導電性材料で形成してもよい。
【0030】
(2)樹脂部成形工程
上記の工程で形成された電鋳部10及びマスター30の一体品を金型内に配置する。金型は、図5に示すように、固定型51及び可動型52からなり、固定型51に設けられたピン53にマスター30の内周面が嵌合される。この状態で型締めし、ゲート54を介してキャビティ55内に溶融樹脂を射出することにより、樹脂部20を電鋳部10と一体成形する。
【0031】
(3)分離工程
樹脂が固化したら型開きし、すべり軸受1(電鋳部10及び樹脂部20)とマスター30との一体品(図6参照)を金型から取り出し、この一体品からマスター30を分離する。この分離工程では、すべり軸受1を固定した状態でマスター30を治具等により引き抜くことで、すべり軸受1からマスター30が分離され、図1に示すすべり軸受1が得られる。
【0032】
本発明のすべり軸受1は、上述のように、樹脂部20の樹脂材料の収縮率が1%以下であり、且つ、電鋳部10のヤング率E1と樹脂部20のヤング率E2との比E1/E2が5以上であるため、樹脂部20の成形収縮による電鋳部10の変形が抑えられる。従って、樹脂部20の成形収縮により電鋳部10の内周面11がマスター30の外周面に押し付けられることがないため、マスター30を容易に分離することができると共に、マスター30の分離後に電鋳部10が変形することを防止できる。
【0033】
本発明は上記の実施形態に限られない。以下、本発明の他の実施形態を説明するが、上記の実施形態と同一の構成及び機能を有する箇所には同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】
図7に示すすべり軸受101は、電鋳部110が複数層構造になっている点で上記の実施形態と異なる。具体的に、電鋳部110は、内周面111aが軸受面となる円筒状の内側電鋳層111と、内側電鋳層111の外側に設けられた円筒状の外側電鋳層112とからなる2層構造となっている。外側電鋳槽112は、内周面112aが内側電鋳槽111の外周面111bに密着し、外周面112bが樹脂部20の内周面21に密着している。内側電鋳層111は、外側電鋳層112よりも軸部材との摺動性に優れた材料で形成され、例えば内側電鋳層111の材料に固体潤滑材が配合される。
【0035】
このように、内側電鋳層111に固体潤滑材を配合することで、固体潤滑材が軸受面となる内側電鋳層111の内周面111a(軸受面)から露出し、軸部材との摺動性を向上させる。また、外側電鋳層112には固体潤滑材を配合しないことで、固体潤滑材の使用量を必要最小限とすることができ、材料コストを低減することができる。
【0036】
このすべり軸受101は、以下のようにして製造される。まず、金属イオン及び固体潤滑材を含んだ電鋳浴にマスターを浸漬し、マスターの外周面に内側電鋳層111を析出させる。その後、このマスター及び内側電鋳層111を前記電鋳浴から取り出して他の電鋳浴に浸漬し、内側電鋳層111の外周面に外側電鋳層112を析出させる。その後の工程は上記と同様であるため重複説明を省略する。
【0037】
図8に示すすべり軸受201は、樹脂部220の形状が上記の実施形態と異なる。具体的には、樹脂部220が、電鋳部10の外周面12を保持する円筒面状の小径内周面221と、小径内周面221の軸方向一方に設けられた大径内周面222と、軸方向一端部から外径に向けて延びたフランジ部223とを有する。フランジ部223は、事務機器等に装着する際に事務機器側の部材に固定される部分となる。樹脂部220のうち、電鋳部10を保持する軸方向領域においては、その肉厚が一定となっている。
【0038】
以上の実施形態では、すべり軸受が無潤滑状態で使用される場合が示されているが、これに限らず、すべり軸受1の軸受面と軸部材Sの外周面との間の軸受隙間に、潤滑剤(例えば潤滑油)を介在させてもよい。この場合、軸受隙間に形成される潤滑膜に動圧作用を積極的に発生させる動圧発生部(例えば、へリングボーン形状やステップ形状の動圧溝)を、電鋳部10の内周面11に形成してもよい。
【0039】
また、以上の実施形態では、すべり軸受が事務機器用ローラの回転軸支持用として使用される場合を示しているが、これに限らず、直径が6〜20mmの軸部材を支持する用途であれば本発明のすべり軸受を好適に適用することができる。
【符号の説明】
【0040】
1 すべり軸受
10 電鋳部
20 樹脂部
30 マスター
41 主電極
42 電鋳浴
43 電源
44 副電極
51 固定型
52 可動型
53 ピン
54 ゲート
55 キャビティ
S 軸部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸径が6〜20mmである軸部材を支持するためのすべり軸受であって、
軸受面が内周面に形成された電鋳部と、電鋳部をインサート部品とした樹脂成形品であり、電鋳部を外周から保持する樹脂部とを備え、
樹脂部の材料の収縮率が1%以下であり、且つ、電鋳部のヤング率E1と樹脂部のヤング率E2との比E1/E2が5〜20の範囲内であるすべり軸受。
【請求項2】
電鋳部が、Ni,Cu,Pd,Cr,Ni−Co合金,Snのうちの少なくとも一種を含む金属材料で形成された請求項1記載のすべり軸受。
【請求項3】
無潤滑状態で使用される請求項1又は2に記載のすべり軸受。
【請求項4】
電鋳部が複数層構造を成し、最も内径側の層の内周面に軸受面を形成すると共に、この層を他の層よりも摺動性に優れた材料で形成した請求項1〜3の何れかに記載のすべり軸受。
【請求項5】
事務機器用ローラの回転軸支持用として使用される請求項1〜4の何れかに記載のすべり軸受。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−74952(P2011−74952A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−224610(P2009−224610)
【出願日】平成21年9月29日(2009.9.29)
【出願人】(000102692)NTN株式会社 (9,006)
【Fターム(参考)】