説明

めまいのための複合製剤

【課題】あらゆる原因のめまいを治療できる治療系を提供する。
【解決手段】誤った治療的試技を実施せずに、すべての形態のめまい−特に極めて頻回に発生する明確に診断できない形態のめまい−を治療するための、抗ヒスタミン剤かつ血管拡張剤であるシンナリジンおよび制吐薬および乗物酔いに使用できる抗ヒスタミン剤であるジメンヒドリナートまたはそれらの生理学的に許容される塩の組み合わせの使用。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シンナリジンおよびジメンヒドリナートまたはそれらの生理学的に許容される塩の組み合わせの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
一般診療を受診する患者の10分の1はめまいを訴えている。年間200万人を超える人々が平衡障害やめまいのために家庭医を受診している。めまいは、頭痛に次いで2番目に発生頻度の高い症状である。
【0003】
一部の患者は、しばしばめまいについてあたかも回転運動、揺動運動または昇降運動をしているようだ、あるいは足下の地面が震動しているようだと説明している。他の患者は、めまいを錯乱および歩行不安定性を伴う軽度の意識混濁であると説明している。
【0004】
空間内におけるヒトの見当識には、次の3つの感覚系が関わっている。
視覚系、
前庭系、および
固有受容系。
【0005】
めまいは、これら3つの感覚系による情報の衝突、末梢性もしくは中枢性平衡構造の障害、または視覚性もしくは心因性障害によって誘発される。めまいは、重篤な疾患の初期徴候である場合もある。めまいの原因は、血管疾患、心循環器疾患、代謝性疾患およびレオロジー障害であることがある。考えられる原因が多数あることに基づくと、学際的診断が不可欠である。
【0006】
様々な前庭性めまいの形態は、通例は発生部位にしたがって分類される。末梢性−前庭性、中枢性−前庭性ならびに複合型中枢性/末梢性−前庭性のめまいに分類される。
【0007】
障害部位についての情報は、めまいの症状が発現する様式から得ることができる。
【0008】
めまいの鑑別診断は、特に広範囲に及ぶ既往歴に基づいて行われる。既往歴の調査には、めまいの種類、付随する植物性神経障害、めまいを引き起こす状態もしくは機序、めまい発作の持続時間および基礎疾患もしくは随伴疾患に関する質問を含めなければならない。これを実施するには、疾患の経過も文書記録できる標準化された既往歴質問票が有用である。
【0009】
前庭−眼球系を試験する検査は、平衡系が迷路性の刺激に反射性眼球運動(眼振)で反応することに基づいている。眼球運動は、患者にフレンツェル眼鏡を装着させて直接観察できる、または電子眼振記録法(ENG)ないしはビデオ眼球運動記録法(VOG)を用いて記録できる。評価可能なパラメータは、単位時間当たりの眼振振動数(眼振頻度)、眼振緩徐相の速度(SPV)ならびに眼振振幅である。迷路を刺激する標準方法は、迷路を個別に刺激して精査できる水または空気を用いる温度眼振試験、ならびに回転椅子試験である。
【0010】
刺激しなくても既に眼振が発生する(いわゆる特発性眼振が存在する)場合は、眼振振動の方向から診断的推論を引き出すことができる。
【0011】
前庭−脊髄系を試験するためには、特にロンベルク起立試験およびウンターベルガー足踏み試験が適合する。患者の反応を直接的に観察することができ、姿勢図検査法または頭蓋−身体描画法を用いて記録することができる。
【0012】
めまいの原因に合わせて、様々な治療アプローチによって治療に成功することができる。
【0013】
薬剤によるめまい療法には、特に抗ヒスタミン剤、副交感神経薬、脳に有効なカルシウム拮抗薬、ベンゾジアゼピン、神経弛緩薬、血液循環促進薬ならびに同種療法薬を利用できる。
【0014】
最適な薬剤療法は、めまいの原因に合わせて選択される。
【特許文献1】US−A−2,882,271
【特許文献2】US−A−2,499,058
【特許文献3】US−A−2,534,813
【非特許文献1】Fortschritte der Arzneimittelforschung,Bd.10,Seiten 224−225,Birkhaeuser Verlag,Basel und Stuttgart,1966.
【非特許文献2】Journal of Pharmaceutical Sciences,Bd.66,Seiten 1−5(1977).
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
そこで本発明の課題は、あらゆる種類のめまいも、あらゆる原因のめまいも治療できる治療系を利用できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
この課題は、シンナリジンおよびジメンヒドリナートの組み合わせの使用によって解決される。
【0017】
したがって本発明の目的は、あらゆる原因のめまいを治療するための、シンナリジンおよびジメンヒドリナートまたはそれらの生理学的に許容される塩の組み合わせの使用である。
【0018】
本発明のまた別の目的は、あらゆる原因のめまいを治療するための医薬品を製造するための、シンナリジンおよびジメンヒドリナートまたはそれらの生理学的に許容される塩の組み合わせの使用である。
【0019】
本発明の目的は、さらにあらゆる原因のめまいを治療するための医薬品を製造するための、医薬上許容される賦形剤および/または添加剤とともに、シンナリジンおよびジメンヒドリナートまたはそれらの生理学的に許容される塩の組み合わせの使用である。
【0020】
本発明によって、誤った治療的試技を実施せずに、すべての形態のめまい−特に極めて頻回に発生する明確に診断できない形態のめまい−の治療に成功することができる。本発明によるシンナリジンおよびジメンヒドリナート由来の有効成分の組み合わせの使用によって、単独の投薬しか必要でなくなる。これは、めまいの治療における大きな進歩を意味する。
【0021】
本発明によって組み合わせて使用される有効成分の各構成要素自体は知られている。
【0022】
シンナリジン(CAS 298−57−7)は、1−ベンズヒドリル−4−トランス−シンナミルピペラジンの国際一般名(INN)であり、抗ヒスタミン剤かつ血管拡張剤であり、例えば特許文献1に記載されている。
【0023】
ジメンヒドリナート(CAS 523−87−5)は、ジフェンヒドラミンの8−クロルテオフィリン塩の国際一般名(INN)であり、制吐薬および乗物酔いに使用できる抗ヒスタミン剤であり、例えば特許文献2または特許文献3に記載されている。
【0024】
これらの有効成分は、本発明によると生理学的に許容される塩の形態で使用することもできる。通例の生理学的に許容される無機塩および有機塩は、例えば塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、サリチル酸、アジピン酸および安息香酸である。その他の適切な塩は、特にテオフィリンおよびその誘導体、例えば8−クロルテオフィリン、または他のキサンチンもしくはカフェインおよびそれらの誘導体である。その他に使用できる酸は、例えば非特許文献1および非特許文献2に記載されている。
【0025】
酸付加塩は、通例はそれ自体は知られている方法で遊離塩基またはその溶液を、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノールもしくはイソプロパノールなどの低級アルコール、例えばアセトン、メチル−エチルケトンもしくはメチル−イソブチルケトンなどの低級ケトン、または例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフランもしくはジオキサンなどのエーテルである有機溶媒中で適切な酸もしくはその溶液と混合することによって入手される。結晶をより良好に析出させるためには上記の溶媒の混合液も使用できる。さらに、本発明によって使用される有効成分の酸付加塩の生理学的に許容される水溶液は酸水溶液から作製することができる。
【0026】
本発明によって使用される有効成分の酸付加塩は、それ自体はよく知られている方法で、例えばアルカリまたはイオン交換体を用いて遊離塩基に変換させることができる。これらの遊離塩基から、無機塩もしくは有機塩、特に治療上使用可能な塩を形成するために適切な無機塩もしくは有機塩を用いての変換によってまた別の塩を入手できる。例えばピクリン酸塩のような新規化合物のこれらやその他の塩は、遊離塩基を塩に変換させ、これを分離し、その塩から再びその塩基を遊離させることによって、遊離塩基を精製するためにも役立つ可能性がある。
【0027】
本発明のさらにまた別の目的は、通例の担体および希釈剤とともに本発明によるこれらの有効成分または有効成分としてのそれらの酸付加塩の組み合わせを含有している、経口、直腸、皮下、静脈内または筋肉内投与するための医薬品である。
【0028】
本発明の医薬品は、通例の固形もしくは液状の担体もしくは希釈剤、および通例使用される望ましい剤形に適合する製剤学的賦形剤を用いて適切な用量でよく知られている方法により製造できる。好ましい製剤は、経口投与に適切な剤形で構成される。そのような剤形は、例えば錠剤、フィルムコーティング錠、糖衣錠、カプセル剤、ピル剤、散剤、液剤もしくは懸濁剤またはデポー剤である。
【0029】
当然ながら、注射液のような非経口製剤も考慮に入れられる。さらに、製剤としては例えば坐剤も挙げることができよう。
【0030】
適切な錠剤は、例えば有効成分と知られている賦形剤、例えばデキストロース、糖、ソルビトール、マンニトール、ポリビニルピロリドンなどの不活性希釈剤、コーンスターチもしくはアルギン酸などの崩壊剤、デンプンもしくはゼラチンなどの結合剤、ステアリン酸マグネシウムもしくはタルクなどの潤滑剤および/または例えばカルボキシルポリメチレン、カルボキシルメチルセルロース、酢酸フタル酸セルロースもしくはポリ酢酸ビニルなどのデポー効果を達成するための物質を混合することによって入手できる。錠剤は多数の層から構成することもできる。
【0031】
適切には、糖衣錠は通例、糖衣錠のコーティングに使用される物質、例えばポリビニルピロリドンもしくはシェラック、アラビアガム、タルク、二酸化チタンもしくは糖を用いて、錠剤に類似して作製されたコアをコーティングすることによって作製できる。このとき糖衣錠の外被はさらに多数の層から構成することができ、このとき上記で錠剤について言及した賦形剤を使用することができる。
【0032】
本発明による有効成分を備える液剤もしくは懸濁剤は、追加して例えばサッカリン、チクロもしくは糖などの矯味剤ならびに例えばバニリンもしくはオレンジエキスなどの香料を含むことができる。液剤もしくは懸濁剤は、さらにカルボキシメチルセルロースナトリウムなどの懸濁化剤またはp−ヒドロキシ安息香酸などの保存料を含むことができる。有効成分を含有するカプセル剤は、例えばその有効成分を乳糖もしくはソルビトールなどの不活性担体と混合し、ゼラチンカプセルに封入することで製造することができる。
【0033】
適切な坐剤は、例えば天然脂肪またはポリエチレングリコールもしくはその誘導体などのそのために予定された担体と混合することによって製造することができる。
【0034】
本発明による有効成分の組み合わせの使用は特に以下の驚くべき特性を示す。
・本発明によって使用される有効成分の組み合わせの使用を用いると、医師は単一薬剤を用いた場合に比較して極めて広範囲のめまい患者を治療するのに成功できる(治療範囲の拡大、有効成分プロフィールの拡張)。
単剤としてのシンナリジンの適応は、「診断上明確にされた内耳症状、すなわち末梢性−前庭性症状のあるめまい」だけである。
・服用頻度の減少
・投与スケジュールの単純化
・コンプライアンスの改善
・驚くべきことに、本発明によって使用される有効成分の組み合わせに含まれる単一成分の用量が2.5分の1に減少した場合に、適切な単剤療法と比較して作用は統計的有意に上昇し、同時に副作用発生率が低下することが証明された。
・本発明によって使用される有効成分の組み合わせにおける一定の組み合わせの使用によって、最適な相乗的治療作用を利用することができる。
【0035】
以下では実施例により本発明を説明する。
【実施例】
【0036】
本発明によって使用される有効成分の組み合わせを用いた有効性試験
下記に挙げる、すべてが「医薬品の安全性試験実施(GLP)」、すなわち最新の国際的規定にしたがって無作為化され(実験試験IXを除く)、そして二重盲験化された12件の臨床試験が実施された。
【0037】
試験I
この試験は、本発明によって使用される有効成分の組み合わせが、通例の単剤療法において高用量で投与される単一成分であるシンナリジン(50mg)、ジメンヒドリナート(100mg)、およびプラセボと比較された多施設共同試験である。試験実施医療機関は、ハンガリー国内の3カ所(ブダペスト、ペーチ、デブレツェン)の大学付属病院耳鼻咽喉科であった。末梢性−前庭性、中枢性−前庭性または極めて頻回に発生する末梢性−中枢性−前庭性めまいに苦しんでいた患者246例が登録された。試験結果では、本発明によって使用される有効成分の組み合わせが、プラセボと比較しても高用量単剤成分と比較しても高度に統計的有意に優れている(p≦0.001)ことが証明された。
【0038】
試験II
マグデブルク医学アカデミーの耳鼻咽喉科で実施されたこのプラセボ対照試験では、診断学的に椎骨脳底動脈循環不全症の結果であると確定されためまいを有する患者が登録された。本発明によって使用される有効成分の組み合わせは、ベタヒスチンに比較してもプラセボに比較しても、統計的有意に優れていることが証明された(p≦0.01またはp≦0.001)。
【0039】
試験III
ロストック大学付属病院耳鼻咽喉科で実施された試験では、前庭性ニューロパシーの結果であるめまいを有する患者50例が登録された。この試験では、本発明によって使用される有効成分の組み合わせが、単一有効成分であるシンナリジン(20mg)およびジメンヒドリナート(40mg)−すなわち、本発明によって使用される有効成分の組み合わせに存在する用量と同一の用量−と比較された。試験結果では、本発明によって使用される有効成分の組み合わせが単一有効成分に比較して統計的有意に優れていることが証明された(p≦0.01)。
【0040】
試験IV
試験IV(3カ所の試験実施医療機関:ブルノ大学付属病院耳鼻咽喉科、ソフィア大学付属病院神経外科、ピルゼン大学付属病院耳鼻咽喉科)でも、本発明によって使用される有効成分の組み合わせが「オリジナル濃度」(シンナリジン20mgないしジメンヒドリナート40mg)の単一有効成分と比較された。中枢性−前庭性、末梢性−前庭性または複合型末梢性−中枢性−前庭性めまいのいずれかに苦しんでいる患者が登録された。この試験でも、本発明によって使用される有効成分の組み合わせが単一有効成分に比較して有意に優れていることが証明された(p≦0.01)。
【0041】
試験V
この2施設共同臨床試験は、ドレスデン医学アカデミー付属病院耳鼻咽喉科およびハレ大学付属マルチン・ルター病院耳鼻咽喉科で実施された。末梢性、中枢性または複合型末梢性−中枢性めまいに苦しんでいる患者が登録された。比較物質は、高用量での単一成分であるシンナリジン(50mg)およびジメンヒドリナート(100mg)であった。本発明によって使用される有効成分の組み合わせは、単一物質に比較して高度に統計的有意に優れていることが証明された(P≦0.001)。
【0042】
試験VI
試験VIは、ピルゼン大学付属病院耳鼻咽喉科で実施された。本試験には診断学的に確証された内耳性症状を有する患者が含まれた。この場合の比較物質は、ベタヒスチンであった。試験結果では、この適応において本発明によって使用される有効成分の組み合わせがベタヒスチンに比較して統計的に高度に有意であることが証明された(p≦0.001)。
【0043】
試験VII
この試験は3カ所の試験実施医療機関(プラハ、ピルゼン、ブドヴァイスの大学付属病院耳鼻咽喉科)で実施された。この試験では、本発明によって使用される有効成分の組み合わせが急性めまい症状を有する患者においてベタヒスチンと比較して試験された。この試験でも、本発明によって使用される有効成分の組み合わせがベタヒスチンより統計的有意に優れていることが証明された(p≦0.05)。
【0044】
試験VIII
試験VIIIでは、オロモウツ大学付属病院耳鼻咽喉科において診断学的に確証されたメニエール病の患者において、本発明によって使用される有効成分の組み合わせがベタヒスチンと比較して精査された。試験結果では、本発明によって使用される有効成分の組み合わせとメニエール病において標準的に使用されるベタヒスチンとの間で統計的有意差は証明されなかった。
【0045】
試験IX、X
引き続いて、本発明によって使用される有効成分の組み合わせをプラセボと比較する、または本発明によって使用される有効成分の組み合わせがベタヒスチンと比較する2件の実験試験が、マインツのヨハネス・グーテンベルク大学の「宇宙医学グループ」によって実施された。これらの試験では、健常志願者において宇宙飛行士の平衡トレーニングでも使用される偏心回転椅子を用いて、同時に頭部運動を実施して回転させることによりめまいが誘導され、本発明によって使用される有効成分の組み合わせがプラセボまたはベタヒスチンと比較された。どちらの試験においても、本発明によって使用される有効成分の組み合わせが頭部運動の忍容回数へ及ぼす作用がプラセボないしベタヒスチンに比較して統計的有意に優れていることが証明された(p≦0.01またはp≦0.001)。
【0046】
試験XI、XII
さらに、本発明によって使用される有効成分の組み合わせが覚醒性に及ぼす作用を把握するために2件の試験(ヴュルツブルク大学付属病院耳鼻咽喉科;ブルガリア科学アカデミー(ソフィア)脳研究所)が実施された。どちらの試験でも、本発明によって使用される有効成分の組み合わせは、ベタヒスチンと比較してもプラセボと比較しても、覚醒性への統計的有意差を証明しなかった。



【特許請求の範囲】
【請求項1】
あらゆる原因のめまいを治療するための医薬品を製造するための、シンナリジンおよびジメンヒドリナートまたはそれらの生理学的に許容される塩の組み合わせの使用であって、該組み合わせに含まれる個々の該成分の用量が単一有効成分量に比べて2.5分の1に減少されていることを特徴とする使用。
【請求項2】
あらゆる原因のめまいを治療するための医薬品を製造するための、医薬上許容される賦形剤および/または添加剤とともに、シンナリジンおよびジメンヒドリナートまたはそれらの生理学的に許容される塩の組み合わせの使用であって、該組み合わせに含まれる個々の該成分の用量が単一有効成分量に比べて2.5分の1に減少されていることを特徴とする使用。



【公開番号】特開2011−140502(P2011−140502A)
【公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−44923(P2011−44923)
【出願日】平成23年3月2日(2011.3.2)
【分割の表示】特願2006−500474(P2006−500474)の分割
【原出願日】平成16年1月14日(2004.1.14)
【出願人】(505265805)へンニッヒ アールツナイミッテル ゲーエムベーハー ウント コンパニ.カーゲー (4)
【Fターム(参考)】