説明

アイスクリームと塗膜とを組み合わせるためのシステム

製造プロセス中に極低温冷却機器を利用してアイスクリームの離散的なユニットを形成するためのシステム及び機構が開示されている。離散的なユニットは形成され、次に、実質的に均一に塗装されたアイスクリーム製品を得るために、同様に極低温冷却機器を使用して、1つ又はそれよりも多くの様々な製菓物質で塗装される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アイスクリーム機構に関し、より具体的には、アイスクリームのユニットを形成し、次に、塗装するためのシステム及び機構に関する。
【背景技術】
【0002】
アイスクリーム製品は大衆的であることが知られている。しかしながら、アイスクリーム形状を様々な塗膜と組み合わせるための市場もある。アイスクリーム形状にそのような塗膜を追加することによって、風味及び製品の種類を大いに増大し得る。しかしながら、多くの種類の塗膜は、アイスクリームが固体又は半固体である温度で均一に塗布されることに困難を有する。結果として、時折、味覚若しくは外観又はそれらの両方において魅力のない塗膜付きアイスクリーム製品が非意図的に製造され得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
結果的に、アイスクリームを塗膜と組み合わせるための改良されたシステムが望まれる。そのような改良の必要は、極低温冷却機器を使用して形成されるアイスクリーム型食品に関して特に大きい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の1つの特徴は、塗膜付き冷凍食品を製造する方法に関する。この方法によれば、アイスクリームは複数の実質的に均一に成形されるユニットに形成され、ユニットはコンベヤに沿って運搬され、コンベヤは極低温に冷却される。次に、ユニットが極低温に冷却される容器内にある間に、ユニットは少なくとも1つの塗膜で覆われる。最終的に、ユニットは極低温に冷却される容器から取り除かれ、冷凍形態で貯蔵され得る。
【0005】
本発明の他の特徴は、塗膜付き冷凍食品を製造する装置に関する。この装置は、a)各ローラのそれぞれの主軸に沿って孔が形成されるよう互いに隣接する第一及び第二の円筒形ローラを含み、各ローラは、複数の陥凹(indentation)を有し、それらのそれぞれの長手軸の周りで回転可能であり、b)第一及び第二の円筒形ローラの間を通り且つ複数の実質的に均一に成形されるユニットを形成するために陥凹の少なくとも一部内に押し込まれるよう、アイスクリームを孔に送るように位置付けられるアイスクリームフィーダを含み、c)複数の実質的に均一に成形されるユニットを捕捉するよう位置付けられるコンベヤを含み、コンベヤは極低温に維持され、d)コンベヤからユニットを受け取り且つユニットを少なくとも1つの塗膜で覆うよう構成される極低温に冷却される容器を含む。このようにして、冷凍菓子を極低温で作成し得るが、そのような菓子を作成する他の既知の方法よりもずっと少ない液体窒素を使用し、費用はずっと少ない。
【0006】
本発明の他の実施態様が以下の詳細な記載から当業者に直ちに明らかになることが理解されるべきであり、そこには、本発明の様々な実施態様のみが例証によって示され且つ記載されている。理解されるように、全て本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、本発明は他の異なる実施態様が可能であり、その幾つかの詳細は様々な他の特徴において変形可能である。従って、図面及び詳細な記載は生来的に例証的であり、制限的ではないと考えられるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の原理に従ってアイスクリームを均一な形状又はユニットに打ち抜き或いはプレス加工するための打抜き機構を示す概略図である。
【図2】図1の打抜き機構を動作するためのステップを示すフロー図である。
【図3】本発明の原理に従って様々なユニットに塗膜を塗布するための塗装機構を示す概略図である。
【図4】図3の塗装機構を動作するためのステップを示すフロー図である。
【図5】図3の塗装機構をより詳細に示す詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
付属図面と関連して以下に示される詳細な記載は、本発明の様々な実施態様の記載として意図され、本発明を実施し得る実施態様のみを表すことは意図されていない。詳細な記載は、本発明の網羅的な理解を提供する目的のために具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの具体的な詳細を備えずに本発明を実施し得ることは当業者に明らかであろう。一部の例では、本発明の着想を曖昧にすることを避けるために、周知の構造及び構成素子がブロック図形態で示されている。
【0009】
図1は、アイスクリームを均一な形状又はユニット104に打ち抜き或いはプレス加工するための機構100を示している。機構は、アイスクリームが処理されることを認めるための孔108を有する。ローラ112L及び112Rは様々な形状の陥凹120を有し、その一方又は両方が極低温に維持される。例えば、ローラ112L,112Rは、極低温流体をローラ内で循環し得るよう、部分的に中空であり得る。また、極低温流体を2つのスリーブの間で循環し得るよう、ローラをジャケット付きスリーブとして形成し得る。図示されるように、陥凹120は両方のローラ112L,112Rの上に形成されている。動作時、一対の陥凹(各ローラ112L,112Rの上に1つ)は、アイスクリームが2つのローラ112L,112Rの間に流れる地点で実質的に整列されるようになり得る。これが起こるとき、一対の陥凹は型を形成し、アイスクリーム116は型内に押し込まれ、よって、ユニット104に成形される。代替的に、一方のローラ上の単一の陥凹及び他方のローラ上の平坦表面によってアイスクリーム116を成形し得ることが理解されよう。よって、図1に描写されない実施態様では、ローラ112L,112Rの一方は陥凹を有し得ない。
【0010】
また、ユニット104のそれぞれの表面にテクスチャパターンを加えるために、ローラ112L,112R上の平坦表面というよりもむしろ、表面はテクスチャ付きでもあり得る。打ち抜かれ或いはプレス加工されるや否や、ユニット104は重力によってコンベヤ124の上に落とされ、コンベヤも極低温に維持される。例えば、コンベヤは液体窒素が供給される領域より上で懸架されるトラフ内に配置され得る。よって、コンベヤ付近の周囲温度は極低温付近に維持される。次に、コンベヤ124は、さらなる処理のために、ユニット104を塗膜及び転動機構300に輸送する。(図3及び4には示されているが、図1には示されていない)。
【0011】
全ての陥凹120をローラ112L,112Rの上で同じにすることによって、結果として得られるユニット104は実質的に類似のサイズ及び形状である。これはユニット104を選別するのを助け、後の処理ステップにおいて均一な塗装を保証するので、それは好ましいが、異なる形状又は大きさのユニット104を同時に製造するために、陥凹120を互いに異なって成形し得る。
【0012】
ユニット104の1つの潜在的な形状はディスクであり得るが、多くの他の形状が本発明の精神及び範囲内で企図される。他の形状は、球、フットボール、又は、例えば、パックマンシンボルのような、アイコン的シンボルを含み得るが、それらに限定されない。重要な要因は、ユニット104が認識可能な見慣れた形状であり、実質的に均一なサイズであることである。
【0013】
図2は、図1の機構100を動作するためのステップのフロー図を示している。先ず、アイスクリームが、アイスクリーム送り装置によって提供されるシート116の形態において孔108で導入され、アイスクリーム送り装置は、シートのサイズ及びその送出し速度を制御し得る。シート116は、おおよそローラ112R,112Lの長さに延びる。何故ならば、陥凹120もこの全長に沿って延びるからである。このようにシート116の大きさを定めることは、全ての陥凹120の最大限の使用を保証する。シート116の厚さは、製造される所望のユニット104に依存するが、陥凹120が製造中にアイスクリームで均一に且つ完全に充填されることを保証するには十分である。典型的には、シート116は、5mm〜15mmの厚さに及び得るが、他の厚さも企図される。シート116が孔108と出会うときのシート116の温度は、シート116が依然として鍛造可能であり且つ依然として操作され得る半固体状態にあるように維持され、それは多くのアイスクリーム製品にとって約28°Fであるが、これはアイスクリームの組成に依存して並びにアイスクリームが重力を介して送られるか或いは加圧源を介して送られるかに依存して10°F程度だけ異なり得る。
【0014】
ローラ112L,112Rは生来的に概ね円筒形であるので、各ローラの長さ又は主軸に沿って延びる孔108は、ローラの上に存在するが、2つのローラがそれらの中心付近で出会う地点では殆ど存在しない。このようにして、シート116は、対向ローラの表面によって加えられる圧力を通じて陥凹120内に機械的に押し込まれる。それらの各々は(図1中に矢印によって示されるような)それららの中心又は長手軸の周りで回転するとき、ローラ112L及び112Rはシート116と接触するようになり、それをローラ112L及び112Rに機械加工される陥凹120内に押し込む。ローラ112L,112Rが回転し続けると、ユニット104は陥凹120から落ち、コンベヤ24の上に落ちる。それらは極低温に冷却されるので、孔108の下のローラ112L及び112Rは、孔108で存在する温度よりも一層低い温度に維持される。このために、シート116は依然として半軟質であり、従って、鍛造可能であるが、結果として得られるユニット104はより固化され、もはや鍛造可能ではなく、よって、重力によって陥凹120から容易に落ち得る。コンベヤ124の極低温は、ユニット104を硬化するプロセスを完了するのを助ける。
【0015】
図3は、様々なユニット104に塗膜308を塗布するための例示的な塗装機構300を示している。機構300は、ホッパ302を含み、ホッパ302は、おおよそ円筒形の形状であり、一端部に開口303を備え、例えば、ホッパ302の外側のギアと結合されるモータによって、その中心で軸について回転され得る。開口303は、所望であればホッパ302を封止し得るよう、蓋又は他の覆い(図示せず)を備え得る。ホッパ302を封止する1つの可能な理由は、塗装プロセス中にホッパ302内の低温を維持するのを助けることである。機構300は、ユニット104の上に塗膜308を吹き付け、塗膜308は、ホッパ302内に配置される絶縁パイプ304からのような流体通路を介して圧力下で受容され、次に、ホッパ302内でパイプ304の終端部にあるノズルを通じて吹き付けられる。ユニット104を均等且つ均一に塗装するために、機構300は、塗膜308を塗布する間にユニット304をゆっくり優しく転動するようホッパ302を回転することによって、ユニット104を撹拌するよう動作する。当業者は、例えば、振動を介して、所望の厚さの均一な塗膜を保証するために塗装中にユニット104を撹拌するために、本発明の範囲内で企図される他の機能的に均等な方法があることを認識するであろう。
【0016】
塗装機構の一部は、極低温に維持される。これはホッパ302の少なくとも一部をホッパの一部内での或いは一部を通じた極低温冷凍剤の導入を許容するよう構成させることによって達成され得る。例えば、ホッパ302は、極低温冷凍剤を2つのスリーブの間で循環し或いは配置し得るよう、内側スリーブ及び外側スリーブを有し得る。しかしながら、絶縁パイプ304のような流体通路は、ユニット104に接着する温度に留まるスプレー式塗膜308を容易化し且つそれがその標的に衝突するまで恒久的に固化しないために、より一層高い温度に維持される。潜在的な塗膜は、キャンディ、シロップ、チョコレート、バタースコッチ、及び、キャラメルを含むが、それらに限定されない。選択される塗膜の具体的な種類は、塗装材料が自由に流れ続けることを保証するために流体通路304が維持されなければならない温度を決定する。
【0017】
図4は、図3の塗装機構300を動作するためのフロー図を示している。ユニット104は、重力124を介してコンベヤ124から機構300内に落とされる。代替的に、ユニット104は、塗装機構300内に落とされる前に、コンベヤ124からバッチ状に収集され得る。例えば、ホッパ302内に快適に適合するためのユニット104の量が塗装の幾らか前に収集され、次に、所望のときに塗装されるべき機構300内に落下され得る。次に、それらは、ユニット104のサイズ及び形状、及び、塗膜308を受容し且つ吸収するためのアイスクリームの傾向のその具体的な組成に部分的に依存して、所定期間に亘って転動される。期間も塗膜308の密度及び粘着特性に依存し得る。機構300の循環転動運動も、ユニット104の凝集を防止する効果を有する。
【0018】
図3の機構300は、ユニット104に塗布される1つの塗膜308を示しているに過ぎないが、本発明の代替的な実施態様は、1つの塗膜よりも多くの塗布も企図する。例えば、複数の塗膜付きユニットが1つの機構300から回収され、次に、2つの塗膜がこのようにして順次的に塗布され得るよう、第二機構300内に導入される。例えば、先ず、チョコレート塗膜がユニット104に塗布され、次に、硬いキャンディ塗膜がチョコレートの上を覆って塗布される。代替的に、機構300は、それらの独自のそれぞれの塗装材料に接続される2つ又はそれよりも多くの流体通路(図示せず)を備え得る。結果として、結果として得られる製品が複数層の風味を有するよう、異なる塗膜を流体通路のそれぞれから順次的に塗布し得る。さらに、塗装機構300内に複数吹付け機構308を有する実施態様では、各構成素子が他の構成素子と順次的の代わりに同時にも塗布されるように、1つ又はそれよりも多くの構成素子を有する複合塗膜を塗布し得る。
【0019】
所定の時間期間の後、塗装機構300は非活性化され、塗膜付きユニット104は取り除かれる。これらの塗膜付きユニット104を、バルクバック内に包装し得るし、或いは、搬送の準備ができた或いは小売り販売の準備ができた消費者に優しい包装内に直接的に配置し得る。そのときまで、塗膜付きユニット104は、製造プロセスの一部として冷凍形態で一時的に貯蔵される。
【0020】
図2及び4に示される上記のプロセスは、−40°Fで貯蔵し得るアイスクリームの塗膜付きユニット104を生成する。代替的に、製造中に使用されるアイスクリームの具体的な組成に依存して、塗膜付きユニット104を従来的な冷凍庫内に貯蔵し得る。塗膜の厚さも貯蔵温度を決定する役割を演じる。何故ならば、より厚い塗膜は、一般的に、より薄い塗膜よりも多くの絶縁をもたらすからである。各塗装層のために選択される厚さは、どの属性が結果として得られる製品において望ましいかの関数である。各風味の相対的な味覚は、全て、製品の口当たりと共に、特定の塗膜をどのぐらい厚く作るかを決定する際に役割を演じる。よって、塗膜の厚さは、1ミリメートルの一部(fractions of a millimeter)から数ミリメートル(a few millimeters)まで異なり得る。より大きいアイスクリームユニットのために、塗膜の厚さはより一層大きくあり得る。塗膜付きユニット104は、異なる厚さを伴って約2.5cm、1.5cm、1cm、及び、0.5cmの直径を有するディスクを含む様々なサイズ及び厚さでも提供され得るが、それらに限定されない。
【0021】
図5は、塗装機構300のより詳細を示している。図5に示されるように、ノズル500が絶縁パイプ304の端部に取り付けられる。ノズルは塗膜308に適した特定の温度及び圧力で動作するよう設計され、洗浄のために容易に取り外され得る。コンプレッサ504が、タンク512からその液状にある塗膜製剤508を注入するのを助ける。タンク512は、製剤508が固化されて塗膜308になる前に製剤508を最適化するために、特定温度に維持される。
【0022】
打抜き機構100は、「フラッシュの戻り」(”return of flash”)機能も有する。シート116の一部は打ち抜かれてユニット104にならず、代わりに、陥凹120と接触せずにローラ112L及び112Rを通過するので、この生のアイスクリーム又は「フラッシュ」及びあらゆるより小さい片を捕捉し且つ再生することも必要である。これを達成するために、打抜き機構100は、適切に形成されたユニット104のみが塗装機構300に運搬されることを保証する戻りフィルタを有する。フィルタは、適切に成形されたユニット104であるには大きすぎる物体や小さすぎる物体を選別して取り除くように働く。残部又はフラッシュは、シート116を形成する装置に戻り、そのフラッシュはその装置でユニット104に変形される他の機会を得る。
【0023】
前述の記載は当業者がここに記載された様々な実施態様を実施するのを可能にするために提供されている。これらの実施態様に対する様々な変更は当業者に明らかであり、ここに定められる一般的原理は他の実施態様に適用され得る。よって、請求項はここに示される実施態様に限定されることは意図されておらず、各請求項の言語と一致する完全な範囲が認められるべきであり、ここでは、単数の素子への言及は、特段の断りのない限り、「1つ及び1つのみ」を意味することは意図されておらず、むしろ「1つ又はそれよりも多く」を意味することが意図されている。当業者に知られた或いは後に知られることになるこの開示を通じて記載される様々な実施態様の構成素子の全ての構造的及び機能的な均等物は、参照によってここに明示的に組み込まれ、且つ、請求項によって包含されることが意図されている。その上、ここに開示されている何ものも、そのような開示が請求項に明示的に列挙されているか否かに拘わらず、公衆に捧げられることは意図されていない。請求項の構成素子は、その構成素子が「のための手段」の句を使用して、或いは、方法の請求項においては、構成素子が「のためのステップ」の句を使用して明示的に列挙されない限り、35 U.S.C.§112第6パラグラフの規定の下で解釈されるべきではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷凍食品を製造するための方法であって、
アイスクリームを複数の実質的に均一に成形されるユニットに形成するステップを含み、
前記ユニットをコンベヤに沿って運搬するステップを含み、前記コンベヤは、極低温に冷却され、
前記ユニットが極低温に冷却される容器内にある間に前記ユニットを少なくとも1つの塗膜で覆うステップを含み、
前記ユニットを前記極低温に冷却される容器から取り除くステップを含み、
前記ユニットを冷凍形態に貯蔵するステップを含む、
方法。
【請求項2】
前記形成するステップは、さらに、
孔が各ローラのそれぞれの主軸に沿って形成されるよう、第一及び第二の円筒形のローラを互いに隣接して回転するステップを含み、各ローラは、複数の陥凹を有し、
前記アイスクリームが前記ローラの間の前記孔を通じて流れ、且つ、前記複数の実質的に均一に成形されるユニットを形成するために前記陥凹の少なくとも一部内に押し込まれるよう、前記アイスクリームを前記孔の開口で提供するステップを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記円筒形ローラの少なくとも一方は、回転中に極低温に維持される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記アイスクリームはシートとして提供される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
一対の複数の陥凹が形成され、前記対の一方が前記第一ローラ上に配置され、前記対の他方が前記第二ローラ上に配置され、前記アイスクリーム及び前記対の陥凹が一致する回転の地点で互いに整列されるようそれらの上に位置付けられる、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記アイスクリームは、重力送込み流として提供される、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記アイスクリームは、加圧流として提供される、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記アイスクリームは、約28°Fの温度を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記アイスクリームは、重力によって流れ得る半固体状態にある、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記運搬するステップを遂行する前に、前記複数の実質的に均一に成形されるユニットに形成されないあらゆるアイスクリームから前記ユニットを分離するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記ユニットは、ディスク、球、フットボール、及び、アイコン的シンボルの1つとして成形される、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記運搬するステップは、さらに、
前記極低温に冷却される容器内で前記ユニットを撹拌するステップと、
前記極低温に冷却される容器内に配置されるノズルを使用して、前記ユニットが撹拌されている間に、前記ユニット上に前記少なくとも1つの塗膜を吹き付けるステップとを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記ノズルは、流体通路を介して塗装材料の貯槽に接続される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記流体通路は、前記塗装材料の自由な流れを許容する温度に維持される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記流体通路は、絶縁される、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
撹拌は、前記極低温に冷却される容器を回転することによって遂行される、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記少なくとも1つの塗膜は、前記極低温に冷却される容器内の前記ユニットの実質的に全ての上で実質的に均一である、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記少なくとも1つの塗膜は、キャンディ、チョコレート、バタースコッチ、及び、キャラメルの1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記極低温に冷却される容器は、第一面に閉塞可能な開口を有する回転可能な半円筒形のホッパを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記ホッパは、さらに、内側層と、外側層とを含み、極低温にある冷凍剤が前記内側層と前記外側層との間に配置され得る、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記極低温の冷凍剤は、前記ホッパが回転する間に前記内側層と前記外側層との間で循環される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記貯蔵するステップは、約−40°Fの温度で起こる、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
塗膜付き冷凍食品を製造するための装置であって、
孔が各ローラのそれぞれの主軸に沿って形成されるよう、互いに隣接する第一及び第二の円筒形のローラを含み、各ローラは、複数の陥凹を有し、そのそれぞれの長手軸の周りで回転可能であり、
前記第一及び第二の円筒形のローラの間を通り、且つ、複数の実質的に均一に成形されるユニットを形成するために前記陥凹の少なくとも一部内に押し込まれるよう、前記孔にアイスクリームを送るように位置付けられるアイスクリームフィーダを含み、
前記複数の実質的に均一に成形されるユニットを捕捉するよう位置付けられるコンベヤを含み、該コンベヤは、極低温に維持され、
前記コンベヤから前記ユニットを受け取り且つ前記ユニットを少なくとも1つの塗膜で覆うよう構成される極低温に冷却される容器を含む、
装置。
【請求項24】
前記第一及び第二の円筒形のローラの少なくとも一方は、極低温に維持される、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記アイスクリームは、前記孔に送られるときにシートとして形成される、請求項23に記載の装置。
【請求項26】
前記アイスクリームは、前記孔に送られるときに重力によって流れ得る半固体状態にある、請求項23に記載の装置。
【請求項27】
前記極低温に冷却される容器は、さらに、
半円筒形のホッパを含み、該ホッパは、該ホッパ内の複数のユニットを撹拌するよう構成され、
前記ホッパ内に少なくとも部分的に配置され且つ前記少なくとも1つの塗膜を前記ホッパ内の前記ユニットに供給するよう構成される噴霧器を含む、
請求項23に記載の装置。
【請求項28】
前記噴霧器は、
ノズルと、
塗装材料の貯槽と、
前記ノズルと前記貯槽との間の流体通路とをさらに含む、
請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記流体通路は、絶縁パイプを含む、請求項28に記載の装置。
【請求項30】
前記噴霧器は、前記塗装材料の自由な流れを可能にする温度に維持される、請求項28に記載の装置。
【請求項31】
前記半円筒形のホッパは、前記ホッパ内の前記複数のユニットを撹拌するよう回転する、請求項27に記載の装置。
【請求項32】
前記少なくとも1つの塗膜は、キャンディ、チョコレート、バタースコッチ、及び、キャラメルの1つである、請求項23に記載の装置。
【請求項33】
前記少なくとも1つの塗膜で覆われた後に前記ユニットを貯蔵するよう構成される貯槽をさらに含む、請求項23に記載の装置。
【請求項34】
複数の陥凹を有する各ローラのそれぞれの主軸に沿って孔が形成されるよう、第一及び第二の円筒形のローラを互いに隣接して回転すること、
アイスクリームが前記ローラの間の前記孔を通じて流れ、且つ、複数の実質的に均一に成形されるユニットを形成するために前記陥凹の少なくとも一部内に押し込まれるよう、前記孔の開口で前記アイスクリームを提供すること、
前記ユニットを極低温に冷却されるコンベヤに沿って運搬すること、
前記ユニットが極低温に冷却される容器内にある間に前記ユニットを少なくとも1つの塗膜で覆うこと、
前記ユニットを前記極低温に冷却される容器から取り除くこと、及び、
前記ユニットを冷凍形態で貯蔵することによって製造される、
塗膜付き冷凍食品。
【請求項35】
前記ユニットを覆うことは、さらに、
前記極低温に冷却される容器内で前記ユニットを撹拌すること、及び、
前記極低温に冷却される容器内に配置されるノズルを使用して前記ユニットが撹拌される間に前記ユニットの上に前記少なくとも1つの塗膜を吹き付けることを含む、
請求項34に記載の冷凍食品。
【請求項36】
複数の実質的に均一に成形されるユニットを極低温に冷却される容器内に配置するステップを含み、前記ユニットの各々は、固体アイスクリームで構成され、
前記極低温に冷却される容器内にある間に前記ユニットを少なくとも1つの塗膜で覆うステップを含み、前記少なくとも1つの塗膜は、前記ユニットの各々の上で実質的に均一である、
方法。
【請求項37】
前記少なくとも1つの塗膜は、冷凍食品に適する、請求項1に記載の方法。
【請求項38】
前記少なくとも1つの塗膜は、冷凍食品に適する、請求項23に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2010−536339(P2010−536339A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−521023(P2010−521023)
【出願日】平成20年8月13日(2008.8.13)
【国際出願番号】PCT/US2008/009681
【国際公開番号】WO2009/023218
【国際公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【出願人】(503095088)ディッピンドッツ インコーポレイテッド (7)
【Fターム(参考)】