アプリケーターチップ
【課題】さまざまな流体アプリケーターと共に使用するように構成され、寸法合わせされるアプリケーターチップを提供する。
【解決手段】流体アプリケーターと共に使用のためのアプリケーターチップは、ベースを含み、ベースが、近位端で流体アプリケーターとの解放可能な係合のために構成される。ベースは、チャンバを含み、チャンバが、混合成分をチャンバ内に保持するために構成される。1つ以上の貫通可能な部材は、混合成分をチャンバ内に保持するためのチャンバを少なくとも部分に囲むようにベース内に配置される。シャフトは、ベースから遠位に延長し、長手方向軸を規定する。シャフトは、シャフトを通して延長し、シャフトを通す流体の通過のために構成される管腔を有する。貫通可能な部材の貫通の際に、流体アプリケーターからの流体は、流体および混合成分が適用されるべき混合物を形成するように、チャンバ内に流れる。
【解決手段】流体アプリケーターと共に使用のためのアプリケーターチップは、ベースを含み、ベースが、近位端で流体アプリケーターとの解放可能な係合のために構成される。ベースは、チャンバを含み、チャンバが、混合成分をチャンバ内に保持するために構成される。1つ以上の貫通可能な部材は、混合成分をチャンバ内に保持するためのチャンバを少なくとも部分に囲むようにベース内に配置される。シャフトは、ベースから遠位に延長し、長手方向軸を規定する。シャフトは、シャフトを通して延長し、シャフトを通す流体の通過のために構成される管腔を有する。貫通可能な部材の貫通の際に、流体アプリケーターからの流体は、流体および混合成分が適用されるべき混合物を形成するように、チャンバ内に流れる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(背景)
技術分野
本開示は、外科器具に関し、特に、さまざまな流体アプリケーターと共に使用するように構成され、かつ寸法合わせされるアプリケーターチップに関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術の背景
流体アプリケーター、例えば、注射器は、一般的に、薬剤、栄養剤等のような流体混合物を体内に注射するために使われる。典型的に、医療従事者は、まず乾いた成分、例えば、薬剤、栄養剤等を担体溶液、または流体成分、例えば、食塩水内に溶かし、または混合することによって流体混合物を準備する。次に、流体混合物は、流体アプリケーター内に装填され、そして患者に送り出される。しかし、いくつかの混合物が前に準備され得るが、これは、しばしば危険であり、必要がない場合、使用の直前に成分を混合するべきである。従って、混合物を適用するために、医療従事者は、まず混合物を準備し、そして準備された混合物を用いて流体アプリケーターに装填する、余分のステップを取らなければならない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
(要約)
本開示に従って、流体アプリケーターと共に使用のためのアプリケーターチップが提供される。アプリケーターチップは、流体アプリケーターとの解放可能な係合のために構成されるベースを含む。ベースは、チャンバを規定し、チャンバが、混合成分をチャンバ内に保持するために構成される。1つ以上の貫通可能な部材は、混合成分をチャンバ内に保持するためのチャンバを部分、または完全に囲むために、ベース内に配置される。長手方向軸を規定するシャフトは、ベースから遠位に延長し、シャフトを通して延長する管腔を有する。シャフトの管腔は、シャフトを通す流体の通過のために構成される。貫通可能な部材(単数または複数)の貫通の際に、流体アプリケーターからの流体は、流体および混合成分が、例えば患者に適用されるべき混合物を形成するように混合するチャンバ内に流れる。
【0004】
一実施形態において、貫通可能な部材(単数または複数)は、流体アプリケーターにベースの係合の際に貫通される。代替的に、貫通可能な部材(単数または複数)は、所定の閾値を規定し得、それにより、貫通可能な部材(単数または複数)上に流れる流体の力が所定の閾値を超えるとき、流体が貫通可能な部材を貫通するようにする。
【0005】
もう1つの実施形態において、ベースは、混合成分をチャンバ内にシールするために、それぞれに、チャンバの近位端および遠位端に配置される第1および第2貫通可能な部材を含む。
【0006】
もう1つの実施形態において、貫通可能な部材(単数または複数)は、混合成分をチャンバ内にシールする貫通可能なホイルまたは他の適切な貫通可能な材料である。さらに、アプリケーターチップは、「在庫がある」アプリケーターチップとして事前に構成され得、すなわち、製造の間に、混合成分が、貫通可能な部材(単数または複数)によってチャンバ内にシールされる。
【0007】
混合成分は、粉末、コーティング、フォーム、およびエアロゲルの形状であり得る。混合成分は、生物活性化合物も含み得る。
【0008】
(混合成分と混合するための)ベース部材に供給される流体は、例えば、食塩水、ヒドロゲルの前駆体、シーラント、または接着剤であり得るが、他の流体が熟考される。
【0009】
アプリケーターチップは、一回使用の後に使い捨て可能であり得、または代替的に、再使用可能かつ消毒可能であり得る。
【0010】
なおもう1つの実施形態において、ノズルは、シャフトの遠位端で配置される。ノズルは、混合物を所望の方向および/または流れパターンで適用するために構成され得る。さらに、ノズルは、シャフトと一体になり得、またはシャフトと解放可能に係合可能であり得る。
【0011】
なおもう1つの実施形態において、流体供給組立部は、手動または電気のうちの1つで作動される。
【0012】
もう1つの実施形態において、ベースは、流体アプリケーターをねじ込んで係合するように構成されるが、他の係合メカニズムが熟考される。
【0013】
なおもう1つの実施形態において、1つ以上の静電ミキサーは、流体および混合成分の混合を容易にするために、シャフトの管腔内に配置される。静電ミキサーは、1つの混合成分または複数の混合成分を用いてコーティングされ得る。
【0014】
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1) 流体アプリケーターと共に使用するアプリケーターチップであって、該アプリケーターチップは、
ベースであって、該ベースが、該ベースの近位端で流体アプリケーターとの解放可能な係合のために構成され、該ベース内に規定されるチャンバを含み、該チャンバが、混合成分を該チャンバ内に保持するために構成される、ベースと、
該ベース内に配置される少なくとも1つの貫通可能な部材であって、該貫通可能な部材が、該混合成分を該チャンバ内に保持するための該チャンバを少なくとも部分に囲む、貫通可能な部材と、
該ベースの遠位端から遠位に延長するシャフトであって、該シャフトが、長手方向軸を規定し、該シャフトを通して延長する管腔を有し、該シャフトの管腔が、該シャフトを通す流体の通過のために構成される、シャフトと
を含み、
該少なくとも1つの貫通可能な部材の貫通の際に、該流体アプリケーターからの流体が、該流体および該混合成分が適用されるべき混合物を形成するように、該チャンバ内に流れる、アプリケーターチップ。
(項目2) 上記貫通可能な部材は、上記流体アプリケーターに対する上記ベースの係合の際に貫通される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目3) 上記貫通可能な部材は、所定の閾値を規定し、それにより、該貫通可能な部材上に流れる流体の力が該所定の閾値を超えるとき、該流体が該貫通可能な部材を貫通する、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目4) 第1および第2貫通可能な部材は、上記混合成分を上記チャンバ内にシールするために、それぞれ、該チャンバの近位端および遠位端に配置される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目5) 上記貫通可能な部材は、上記混合成分を上記チャンバ内にシールする貫通可能なホイルである、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目6) 上記混合成分は、粉末、コーティング、フォーム、およびエアロゲルのうちの1つの形状である、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目7) 上記混合成分は、生物活性化合物である、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目8) 生物活性化合物は、ペプチド、たんぱく質、DNA、siRNA、成長因子、および薬剤からなるグループから選択される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目9) 上記流体アプリケーターから上記ベース部材に供給される上記流体は、食塩水、ヒドロゲルの前駆体、シーラント、および接着剤のうちの1つである、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目10) 上記ベース部材は、上記貫通可能な部材が上記混合成分を上記チャンバ内に保持するように事前に構成される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目11) 上記アプリケーターチップは、一回使用後に使い捨て可能である、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目12) 上記シャフトの遠位端に配置されるノズルをさらに含み、該ノズルが、上記混合物を適用するように構成される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目13) 上記ノズルは、上記シャフトと一体になる、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目14) 上記ノズルは、上記シャフトと解放可能に係合可能である、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目15) 上記流体供給組立部は、手動および電気作動式のうちの1つである、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目16) 少なくとも1つの静電ミキサーは、上記流体および上記混合成分の混合を容易にするために、上記シャフトの上記管腔内に配置される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目17) 上記少なくとも1つの静電ミキサーのうちの少なくとも1つは、混合成分を用いてコーティングされる、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目18) 上記ベースは、上記流体アプリケーターをねじ込んで係合するように構成される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
【0015】
(摘要)
流体アプリケーターと共に使用のためのアプリケーターチップは、ベースを含み、ベースが、ベースの近位端で流体アプリケーターとの解放可能な係合のために構成される。ベースは、ベース内に規定されるチャンバを含み、チャンバが、混合成分をチャンバ内に保持するために構成される。1つ以上の貫通可能な部材は、混合成分をチャンバ内に保持するためのチャンバを少なくとも部分に囲むようにベース内に配置される。シャフトは、ベースから遠位に延長し、長手方向軸を規定する。シャフトは、シャフトを通して延長し、シャフトを通す流体の通過のために構成される管腔を有する。貫通可能な部材の貫通の際に、流体アプリケーターからの流体は、流体および混合成分が適用されるべき混合物を形成するように、チャンバ内に流れる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
主題のアプリケーターチップのさまざまな実施形態は、図面を参照することと共に、本明細書に記述される。
【図1】図1は、本開示の一実施形態に従うアプリケーターチップの側面図である。
【図2A】図2Aは、閉じた位置に示される図1のアプリケーターチップの上面図である。
【図2B】図2Bは、閉じた位置と開放位置との間に移り変わる、図1のアプリケーターチップの上面図である。
【図2C】図2Cは、開放位置に示される図1のアプリケーターチップの上面図である。
【図3】図3は、本開示のもう1つ実施形態に従うもう1つアプリケーターチップの側面断面図である。
【図4A】図4Aは、第1位置に示される図3のアプリケーターチップの側面断面図である。
【図4B】図4Bは、第2位置に示される図3のアプリケーターチップの側面断面図である。
【図5A】図5Aは、図1と図3のアプリケーターチップと共に使用のためのノズルの一実施形態の側面図である。
【図5B】図5Bは、図1と図3のアプリケーターチップと共に使用のためのノズルのもう1つ実施形態の側面図である。
【図5C】図5Cは、なお図1と図3のアプリケーターチップと共に使用のためのノズルのもう1つ実施形態の側面図である。
【図6】図6は、図1と図3のアプリケーターチップと共に使用のために構成される注射器の透視図である。
【図7】図7は、図1と図3のアプリケーターチップと共に使用のために構成される電気動力の流体供給組立部の透視図である。
【図8A】図8Aは、図1と図3のアプリケーターチップと共に使用のためのもう1つ流体供給組立部の透視図である。
【図8B】図8Bは、図8Aの流体供給組立部の上面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(詳細な記述)
本明細書で開示された外科器具の実施形態は、ここで図面を参照することと共に詳細に記述され、同様の参照数字が、類似または同一構造要素とみなされる。図面に示され、かつ以下の記述を通じて記述されるように、外科器具上の相対的な位置決定を指すときに従来であるように、用語「近位」は、ユーザーにより近い装置の末端を指し、用語「遠位」は、ユーザーからより離れる装置の末端を指す。
【0018】
ここで、図1を参照すると、アプリケーターチップが、概して、参照数字10で明記される。アプリケーターチップ10は、ベース部分12を含み、ベース部分が、その中に規定されるチャンバ13、ベース部分12の近位端12aで配置される回転可能なカラー14、およびベース12の遠位端12bから遠位に延長し、かつ長手方向軸「X」を規定するシャフト、または管状部分16を有する。シャフト16は、それを通して延長する管腔18を含む。管腔18は、ベース部分12内に規定されるチャンバ13と流体連結である。図1に示されるように、シャフト16は、大体直線の構成を規定し、かつ尖がったまたは角度のある遠位チップ17を含む。しかし、以下により詳細に記述されるように、シャフト16が、さまざまな構成を規定し、そして/またはシャフト16が、サイズ、形状および/または構成を変える遠位ノズル、例えば、ノズル200、300、400(それぞれに図5A、5B、5Cを参照)を係合するように構成されることは予想される。
【0019】
続けて、図1を参照すると、回転可能なカラー14は、その内側表面上にスクリューフィットねじ切り(明白に示されていない)を含み得、それ以外に流体適用デバイス、例えば、流体アプリケーター600、700、800(図6〜8Bを参照)にプリケーターチップ10を解放可能に留めるために構成され得る。カラー14は、そこを通して延長するアパチャー15(図2Aを参照)をさらに規定する。以下により詳細に記述されるように、アパチャー15(図2Aを参照)は、流体が流体適用デバイス、例えば、流体アプリケーター600、700、800(図6〜8Bを参照)から、流体適用デバイスにアプリケーターチップ10の係合の際にチャンバ13内に流れることを可能にする。
【0020】
アプリケーターチップ10のベース部分12のチャンバ13は、その中に1つ以上の混合成分100を保持するように構成される。言い換えると、アプリケーターチップ10は、カラー14のアパチャー15を通し、そしてベース部分12のチャンバ13内への流体の通過の際に、流体が患者に送り出されるべき混合物を形成するために混合成分(単数または複数)100と混合するように構成される。アプリケーターチップ10は、チャンバ13内に配置される特定の混合成分(単数または複数)100を用いて前に構成され得る。従って、アプリケーターチップ10は、ユーザーが、流体混合成分の混合物を患者に適用するための準備において、ただ所望の混合成分(単数または複数)100を含むアプリケーターチップ10を選択し、そしてアプリケーターチップ10を流体適用デバイス、例えば、流体アプリケーター600、700、800(図6〜8Bを参照)に係合する必要があるように構成され得る。代替的に、アプリケーターチップ10は、ユーザーが使用の前に所望の混合成分(単数または複数)100を用いてチャンバ13に装填し得るように構成され得る。このよう実施形態において、アプリケーターチップ10は、消毒可能、再使用可能なアプリケーターチップ10として構成され得る。
【0021】
混合成分(単数または複数)100は、粉末、フォーム、エアロゲル、準固体、固体の形状、または患者に適用ために流体を溶かし、または混合する可能な他の形状であり得る。具体的に、混合成分100は、痛み薬剤、腫瘍薬剤(例えば、化学療法薬剤)、栄養剤、ビタミン剤、成長因子、遺伝子、たんぱく質、または他の生体活性化合物を含み得る。混合成分100はまた、流体と混合する際に、ヒドロゲル、シーラント、接着剤等を形成するための化合物を含み得る。チャンバ13に供給される流体、すなわち、混合成分100と混合されるべき流体は、水、食塩水、ヒドロゲルの前駆体、または任意の他の適切な溶液、ゲル、準固体、またはペーストであり得る。
【0022】
1つの混合成分または複数の混合成分100は、チャンバ13内に混合成分(単数または複数)100を保持し、かつ使用の前にチャンバ13の汚染を抑えるように構成される1つ以上の貫通可能または破り可能なバリア19を用いてチャンバ13内にシールされ得、または囲まれ得る。より具体的に、図1に示されるように、近位バリア19は、カラー14のアパチャー15から、従って流体アプリケーターデバイスからチャンバ13をシールオフするために、ベース12の近位端12aで配置される。追加のバリア19が、ベース12内に、例えば、ベース12の遠位端12bで配置されることも予想される。さらに、貫通可能なバリア19は、生体適合ホイル、または他の適切な材料から形成され得る。以下により詳細に記述されるように、バリア(単数または複数)19の貫通の際に、連結は、チャンバ13と流体アプリケーターデバイスおよび/またはシャフト16の管腔18との間に確立され、それにより、流体がその間に流れ得るようにする。
【0023】
シャフト16の管腔18は、管腔18を通す通過の際に流体および混合成分100の混合を促進するように構成される1つ以上の静止混合部材21を含み得る。特に、静止混合部材21は、概してらせん状構成で配列される金属またはプラスチックパネルを含み得る。このような構成は、管腔18を通す流体および混合成分100の流れの方向を反復に転換し、変更することによって流体および混合成分100の混合を促進する。代替的に、シャフト16の管腔18を通す通過の間に流体および混合成分100の混合を促進するために、静止混合部材21は、任意の他の構成で位置決定され得、そして/または管腔18は、他の特徴、例えば、動的混合成分(示されていない)を含み得る。静止混合部材21は、混合成分100と類似または異なる、シャフト16の管腔18を通して流れる流体と混合するためにそこにコーティングされる混合成分も含み得る。
【0024】
ここで、図2A〜2Cを向けると、図1に関連して、プリケーターチップ10の使用および動作が記述される。最初に、所望のプリケーターチップ10が選択され、すなわち、その中に所望の混合成分100を含むプリケーターチップ10が選択される。代替的に、再使用可能なプリケーターチップ10に対して、混合成分100は、ベース12のチャンバ13に加えられ、そして1つ以上のバリア19でシールされる。次に、流体アプリケーター、例えば、注射器600(図6)は、所望の流体、例えば、食塩水を用いて装填される。次に、プリケーターチップ10は、回転可能なカラー14が注射器600(図6)のねじ切り642上にねじ込んで係合され、またはロックされるように、注射器600(図6)に対してプリケーターチップ10の回転可能なカラー14を回転することによって注射器600に係合される。
【0025】
回転可能なカラー14と注射器600(図6)との係合の前に、図2Aに示されるように、バリア19は、アパチャー15をふさぎ、流体がその間、すなわち注射器600とベース12のチャンバ13との間に通過することを抑える。注射器の上にプリケーターチップ10を係合するために注射器600(図6)に対してカラー14を回転する際に、図2Bに示されるように、ホイルバリア19は、例えば、カラー14から遠位に延長するバーブまたは突起(示されていない)によってまたは注射器600(図6)の遠位端640によって部分的に破られ、または貫通され、アパチャー15を介して注射器600(図6)とベース12のチャンバ13との間に部分連結を可能にする。完全に係合され、またはロックされた位置内へ注射器600(図6)に対するカラー14のさらなる回転の際に、図2Cに示されるように、ホイルバリア19は、注射器600とベース12のチャンバ13との間に流体連結を可能にするように貫通される。従って、注射器600に係合され、またはロックされるプリケーターチップ10を用いて、流体は、混合成分100と混合するために、(アパチャー15および破られ、または貫通されるホイルバリア19を介して)注射器600(図6)からチャンバ13内に計量分配され得る。代替的に、カラー14は、前述のように、流体が注射器600(図6)に計量分配されるときに、バリア19に対する流体の力が、バリア19の穴をあけられ、弱くされた部分を破り、または貫通し、そしてチャンバ13に入るように、ホイルバリア19の穴をあけられ、弱くされた部分をさらすようにベース12に対して回転され得る。さらに、バリア19は、アパチャー15とバリア19内に規定されるウィンドウとの配列の際に、すなわち、プリケーターチップ10と注射器600(図6)との係合の際に、流体が注射器600とベース12のチャンバ13との間に連結し得るようにバリアの中に開口部またはウィンドウ(示されていない)を規定し得る。認識され得るように、任意の上記実施形態において、さらなる流体を計量分配することは、混合物を、チャンバ13を通して、シャフト16の管腔18内へ、そして最後に患者に適用のためにシャフト16の遠位チップ17の外側に促す。
【0026】
ここで図3を参照することと共に、プリケーターチップのもう1つ実施形態、プリケーターチップ30が示される、プリケーターチップ30は、プリケーターチップ10(図1)に類似し、ベース部分32と、ベース部分32の遠位端32bから遠位に延長するシャフト34とを含む。ベース部分32は、その中に規定されるチャンバ33を含み、かつねじロック係合、スナップフィット、摩擦フィット等を介して、流体適用デバイス、例えば、流体アプリケーター600、700、800(図6〜8Bを参照)を解放可能に係合するように構成される。チャンバ33は、シャフト34を通して規定される管腔36と流体連結し、それにより、流体が、流体適用デバイスから、そして患者に適用のためのプリケーターチップ30を通して送り出され得る。シャフト34の管腔36は、プリケーターチップ10に対する前述のように、管腔36を通す通過の際に流体および混合成分の混合を促進するために、管腔内に配置される静止混合部材38も含み得る。
【0027】
上に議論される実施形態におけるように、ベース部分32のチャンバ33は、その中に混合成分100を保持するように構成され得る。より具体的に、チャンバ33は、第1貫通可能なバリア39a、例えば、ホイルバリア39aによってベース32の近位端32aでシールされ、かつ、第2貫通可能なホイルバリア39bによってベース32の遠位端32bでシールされる。従って、混合成分100は、チャンバ33内に保持され、流体および/または汚染がチャンバ33に入ることを抑える。以下に示されるように、流体適用デバイスからプリケーターチップ30内への流体の計量分配の際に、貫通可能なバリア39a、39bに対する流体の力が、所定の閾値が達するときに、バリア39aと39bは、流体がチャンバ33内に流れ、混合成分(単数または複数)100と混合し、そしてシャフト34の管腔36に入ることを可能にするように破られ、または貫通される。
【0028】
さらに、または代替的に、静止混合部材38は、シャフト34の管腔36を通す流体の通過の際に流体と混合するために、混合部材上にコーティングされる1つ混合成分または複数の混合成分を含み得る。例えば、静止混合部材38は、粉末形状の生体活性薬剤を用いてコーティングされ得、それにより、流体が粉末の生体活性薬剤に遭遇するときに、混合が発生するようにする。このような構成は、例えば、複数の混合成分が必要とされる場合に望ましいかもしれない。
【0029】
ここで図4Aと4Bを参照することと共に、プリケーターチップ30の使用および動作が記述される。最初に、前実施形態におけるように、所望のプリケーターチップ30が選択され。次に、プリケーターチップ30は、ねじロック係合、摩擦フィット等を介して、流体適用デバイス、例えば、流体適用デバイス200に係合される。次に、流体適用デバイス200は、プリケーターチップ30のシャフト34の遠位端が適用のエリア、すなわち混合物が適用されるべきエリアに隣接して位置決定されるように位置内に移動される。
【0030】
このポイントにおいて、医療従事者は、流体適用デバイス200から遠位にプリケーターチップ30内へ流体を促すように流体適用デバイス200を作動させ得る。流体が第1バリア39aに向かって促されるので、流体は、力を働かせ、第1バリア39aに圧力をかける。いったん第1バリア39a上に働かれる圧力がバリア39aの所定の閾値を超えると、図4Aに示されるように、バリア39aは、破られ、または貫通され、流体がチャンバ33内に流れることを可能にする。流体がチャンバ33内に流れるとき、流体は、混合成分100を混合する。最後には、より多い流体がチャンバ33に入るとき、第2バリア39bに対する流体の力は、バリア39bの所定の閾値を超え、このポイントでバリア39bは、図4Bに示されるように、破られ、または貫通され、流体混合成分の混合物がシャフト34の管腔36内に流れることを可能にする。第2バリア39bの所定の閾値は、第1バリア39aの所定の閾値と等しくまたはそれと異なりであり得、そして/または第2バリア39bの貫通の前にチャンバ33内に流体および混合成分100の十分な混合を可能にするように構成され得る。いったん流体がシャフト34の管腔36に入ると、混合物は、患者に適用の前に、シャフト34の管腔36内に配置される静止混合部材38によってさらに混合される。
【0031】
ここで図5A〜5Cを向けると、プリケーターチップ10、30(それぞれに、図1と3)と共に使用のためのシャフト、またはノズルのさまざまな構成が示される。ノズル300、400、500は、流体適用の所望の方向および/または形状を達成するために、それぞれに、プリケーターチップ10、30のシャフト16、34に関連して、またはそれらを代わって使われ得る。
【0032】
ここで図5Aを参照すると、ノズル300は、プリケーターチップ10(図1)のベース12の遠位端12bを係合するように構成される。ノズル300が、プリケーターチップ30(図3)のベース32の遠位端32bを係合するように構成されることも予想される。ノズル300は、近位端320、遠位端340およびノズルを通して延長する管腔360を含む。ノズル300は、ベース12(図1)の遠位端12bを解放可能に係合するためにノズルの近位端320でねじ切り380を含み得、または任意の他の適切なメカニズム、例えば、スナップフィット、摩擦フィット等を介してベース12(図1)を解放可能に係合するように構成され得る。代替的に、ノズル300は、図1に示されるベース12およびシャフト16に類似して、プリケーターチップ10のベース12と一体になり得、例えば単一の部品として形成され得る。認識され得るように、ノズル300がべース12(図1)に係合されるとき、ノズル300の管腔360は、作動の際に流体が体に適用のためにチャンバ33を通してノズル300の管腔360内に促され得るようにチャンバ33と連結している。このように、図5Aに示されるように、体の上または体内の特定の位置へ流体の送り出しを容易にするために、ノズル300は、曲がったまたは弓状の構成を規定し得る。より具体的に、曲がった構成は、直線の配列で容易にアクセス可能ではない体内の離れたエリアまたは体の上に到達しにくいエリアに流体の指しを容易にし得る。
【0033】
ノズル300は、任意の適切な硬直または半硬直医療グレード材料、例えばステンレススチール、または他の適切な生体適合材料、例えば、ポリマ材料から形成され得る。いくつかの実施形態において、ノズル300は、少なくとも一部分、柔軟な材料から形成され得る。
【0034】
ここで図5Bを参照することと共に、ノズルのもう1つ実施形態、ベース12(図1)の遠位端12bを係合するように適合される近位端420、体へまたは体内に流体の適用のために構成される遠位端440、およびノズル400を通して延長する管腔460を含むノズル400が示される。より具体的に、ノズル400は、流体の混合および/または体へ流体の適用を容易にするために構成され円錐形の遠位端440を規定する。ノズル400は、他の点においてノズル300(図5A)に類似して構成され得る。
【0035】
ここで図5Cを参照すると、なおノズルのもう1つ実施形態、ベース12(図1)の遠位端12bを係合するように適合される近位端520、体へ流体の適用を容易にするために適合される遠位端540、およびノズル500を通して延長する管腔560を含むノズル500が示される。ノズル500は、そのそれぞれの近位および遠位端520、540との間に配置される中間区分580をさらに含む。ノズル500の中間区分580は、ノズル500から流体の適用の方向を変えるために、ベース12(図1)の遠位端12bに係合されるときに、ノズル500の近位端520に対して、そして従って、長手方向軸「X」に対してノズル500の遠位端540の関節運動を可能にするように構成される。中間区分580は、ゴムのような弾力のある柔軟な材料または圧延可能な金属から形成され得、または代替的に、ニチノールのような形状記憶材料から形成され得る。一実施形態において、中間区分580は、中間区分580の曲げることが、所定の配向で遠位端540を配列しまたは指すことを可能にするための折りたたんだまたはアコーディオン配列を規定する。
【0036】
ノズルのいくつかの実施形態が図5A〜5Cに示されるが、さまざまな形状、サイズおよび/または構成を有するノズルがプリケーターチップ10、30と共に使用のために提供され得ることは予想される。さらに、ノズル、例えばノズル300、400、500は、特定のノズルが行われるべき特定のタスクに従って選択され得るように交換可能であり得る。さらに、ノズル300、400、500は、使い捨て可能であり得、例えば、ノズル300、400、500は、一回使用後に捨てられ得、または反復使用のために消毒され得る。代替的に、前述のように、プリケーターチップ10、30は、ノズル300、400、500のうちの1つ(または異なる構成の1つノズル)と一体で形成され得る。言い換えると、プリケーターチップ10、30のシャフト16、34は、それぞれに、任意の前述のノズルに類似して構成され得る。
【0037】
ここで図6を参照することと共に、プリケーターチップ10(図1)と共に使用のために適合される注射器600が示される。注射器600は、2つ流体チャンバ、またはバレル610、620を含み、チャンバの中に流体を保持するようにし、しかし注射器600が2つ流体チャンバ610、620より多いまたはより少ないチャンバを含むことは熟考される。注射器600は、注射器600の開放遠位端640を通して、バレル610、620からの流体(単数または複数)を促すための手動で動作可能なプランジャー630をさらに含む。注射器600の遠位端640は、例えば、ねじロック係合を介して、注射器600の遠位端640をプリケーターチップ10(図1)のベース12の近位端12aに解放可能に結合するため(および/または注射器600の遠位端640をプリケーターチップ30のベース32の近位端32aに解放可能に結合するため)のプリケーターチップ10(図1)の回転可能なカラー14のねじ切りに対して補足的なねじ切り642、例えば、スクリューねじ切り、またはルーアねじ切りを含む。しかし、注射器600が、ルーアロックねじ切り、スナップフィッティング、摩擦フィッティング等を含む任意の他の適切なメカニズムを介して、プリケーターチップ10、30と解放可能に係合可能であることも予想される。
【0038】
ここで、図7を参照すると、プリケーターチップ10(図1)および/またはプリケーターチップ30(図3)と共に使用のために構成される流体供給組立部700が示される。流体供給組立部700は、概してハンドル、またはハウジング710を含み、ハウジングが、近位端712、遠位端714、およびハウジングの中に流体(または複数)を保持するための少なく1つチャンバ716を有する。ハウジング710は、流体供給組立部700から流体を計量分配するために、電気パワーを流体供給組立部700に供給するためのエネルギーソース720に結合され、しかし流体供給組立部700がまた、バッテリー動力であり得ることは予想される。ハウジング710内に配置される導管730は、チャンバ716に結合され、ハウジング710を通して遠位に延長し、そして最終的にハウジング710の遠位端714で配置されるコネクター740に結合する。コネクター740は、その上にプリケーターチップ10、30(それぞれに、図1、3)の近位端12a、32aを解放的に係合するためのねじ切り742を含み、しかし他の解放可能な係合メカニズムが熟考される。
【0039】
続いて図7を参照することと共に、ハウジング710は、流体供給組立部700の動作をコントロールするための1組のボタン、またはコントロール750、760を含む。コントロール750、760は、例えば、コネクター740を通してチャンバ716からの流体の送り出しを作動させる/停止させるために、および/または動作のさまざまなモード、例えば、高いパワーおよび低いパワーの流体計量分配モードの間に切り替えるために構成され得る。
【0040】
ここで図8Aと8Bを参照することと共に、流体供給組立部のもう1つ実施形態、プリケーターチップ10(図1)および/またはプリケーターチップ30(図3)と共に使用のために構成される流体供給組立部800が示される。流体供給組立部800は、近位端812および遠位端814を有するハウジング810を含む。ハウジング810は、ハウジング810を形成するように協同する2つのハウジングセッション810a、810bから形成される。ハウジングセッション810a、810bは、ハウジング810の内部へのアクセスを提供するために、スナップフィット係合を介して解放可能に係合可能である。
【0041】
図8Bで最もよく理解されるように、1組の流体チャンバ、または貯蔵器820、830は、ハウジング810内に配置される。ハウジングセッション810a、810bの係合解除の際に、流体貯蔵器820、830は、適用されるべき所望の流体、例えば、食塩水、ヒドロゲルの前駆体、シーラント、接着剤、または任意の他の溶液、準固体、ペーストを含む新しい貯蔵器を用いて代替され得、そして/または交換され得る。代替的に、流体貯蔵器820、830は、再充填可能な貯蔵器820、830として構成され得る。
【0042】
続いて図8Aと8Bを参照することと共に、ハウジング810は、その遠位端814で配置され、プリケーターチップ10(図1)のベース12の近位端12a(および/またはプリケーターチップ30(図3)のベース32の近位端32a)を係合するために構成されるコネクター840をさらに含む。ハウジング810内に配置される1組の導管822、832は、それぞれに流体貯蔵器820、830を、プリケーターチップ10、30(図1、3)のそれぞれのベース12、32に結合し、それにより、作動の際に、流体貯蔵器820、830からの流体が、体に適用の前に混合成分100と混合するために、それぞれに貯蔵器を通してベース12、32のチャンバ13、33内に促されるようにする。ハウジング810は、導管822、832を通して、そしてプリケーターチップ10、30(それぞれに、図1、3)内に貯蔵器820、830からの流体を促すための選択的に減圧可能なアクチュエータ850をさらに含む。
【0043】
上のさまざまな図面から、そしてそれらを参照することと共に、当業者は、一定の修正が本開示の範囲から離れることがなく、本開示にも加えられ得ることを認識する。本開示のいくつかの実施形態が図面において示されるが、本開示が、技術が可能にする範囲と同じ広いこと、および本明細書が同様に読まれることが意図されるように、本開示が、開示された実施形態に制限されることは意図されない。そのゆえに、上記記述は、制限としてではなく、むしろ単に特定の実施形態の例示として構成されるべきである。当業者は、本開示に添えられる請求項の範囲および真意内の他の修正を予想する。
【符号の説明】
【0044】
10 アプリケーターチップ
12 ベース部分
12a ベース部分の近位端
12b ベース部分の遠位端
13 チャンバ
14 回転可能なカラー
16 シャフト
17 遠位チップ
18 管腔
19 バリア
21 静止混合部材
100 混合成分
【技術分野】
【0001】
(背景)
技術分野
本開示は、外科器具に関し、特に、さまざまな流体アプリケーターと共に使用するように構成され、かつ寸法合わせされるアプリケーターチップに関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術の背景
流体アプリケーター、例えば、注射器は、一般的に、薬剤、栄養剤等のような流体混合物を体内に注射するために使われる。典型的に、医療従事者は、まず乾いた成分、例えば、薬剤、栄養剤等を担体溶液、または流体成分、例えば、食塩水内に溶かし、または混合することによって流体混合物を準備する。次に、流体混合物は、流体アプリケーター内に装填され、そして患者に送り出される。しかし、いくつかの混合物が前に準備され得るが、これは、しばしば危険であり、必要がない場合、使用の直前に成分を混合するべきである。従って、混合物を適用するために、医療従事者は、まず混合物を準備し、そして準備された混合物を用いて流体アプリケーターに装填する、余分のステップを取らなければならない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
(要約)
本開示に従って、流体アプリケーターと共に使用のためのアプリケーターチップが提供される。アプリケーターチップは、流体アプリケーターとの解放可能な係合のために構成されるベースを含む。ベースは、チャンバを規定し、チャンバが、混合成分をチャンバ内に保持するために構成される。1つ以上の貫通可能な部材は、混合成分をチャンバ内に保持するためのチャンバを部分、または完全に囲むために、ベース内に配置される。長手方向軸を規定するシャフトは、ベースから遠位に延長し、シャフトを通して延長する管腔を有する。シャフトの管腔は、シャフトを通す流体の通過のために構成される。貫通可能な部材(単数または複数)の貫通の際に、流体アプリケーターからの流体は、流体および混合成分が、例えば患者に適用されるべき混合物を形成するように混合するチャンバ内に流れる。
【0004】
一実施形態において、貫通可能な部材(単数または複数)は、流体アプリケーターにベースの係合の際に貫通される。代替的に、貫通可能な部材(単数または複数)は、所定の閾値を規定し得、それにより、貫通可能な部材(単数または複数)上に流れる流体の力が所定の閾値を超えるとき、流体が貫通可能な部材を貫通するようにする。
【0005】
もう1つの実施形態において、ベースは、混合成分をチャンバ内にシールするために、それぞれに、チャンバの近位端および遠位端に配置される第1および第2貫通可能な部材を含む。
【0006】
もう1つの実施形態において、貫通可能な部材(単数または複数)は、混合成分をチャンバ内にシールする貫通可能なホイルまたは他の適切な貫通可能な材料である。さらに、アプリケーターチップは、「在庫がある」アプリケーターチップとして事前に構成され得、すなわち、製造の間に、混合成分が、貫通可能な部材(単数または複数)によってチャンバ内にシールされる。
【0007】
混合成分は、粉末、コーティング、フォーム、およびエアロゲルの形状であり得る。混合成分は、生物活性化合物も含み得る。
【0008】
(混合成分と混合するための)ベース部材に供給される流体は、例えば、食塩水、ヒドロゲルの前駆体、シーラント、または接着剤であり得るが、他の流体が熟考される。
【0009】
アプリケーターチップは、一回使用の後に使い捨て可能であり得、または代替的に、再使用可能かつ消毒可能であり得る。
【0010】
なおもう1つの実施形態において、ノズルは、シャフトの遠位端で配置される。ノズルは、混合物を所望の方向および/または流れパターンで適用するために構成され得る。さらに、ノズルは、シャフトと一体になり得、またはシャフトと解放可能に係合可能であり得る。
【0011】
なおもう1つの実施形態において、流体供給組立部は、手動または電気のうちの1つで作動される。
【0012】
もう1つの実施形態において、ベースは、流体アプリケーターをねじ込んで係合するように構成されるが、他の係合メカニズムが熟考される。
【0013】
なおもう1つの実施形態において、1つ以上の静電ミキサーは、流体および混合成分の混合を容易にするために、シャフトの管腔内に配置される。静電ミキサーは、1つの混合成分または複数の混合成分を用いてコーティングされ得る。
【0014】
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1) 流体アプリケーターと共に使用するアプリケーターチップであって、該アプリケーターチップは、
ベースであって、該ベースが、該ベースの近位端で流体アプリケーターとの解放可能な係合のために構成され、該ベース内に規定されるチャンバを含み、該チャンバが、混合成分を該チャンバ内に保持するために構成される、ベースと、
該ベース内に配置される少なくとも1つの貫通可能な部材であって、該貫通可能な部材が、該混合成分を該チャンバ内に保持するための該チャンバを少なくとも部分に囲む、貫通可能な部材と、
該ベースの遠位端から遠位に延長するシャフトであって、該シャフトが、長手方向軸を規定し、該シャフトを通して延長する管腔を有し、該シャフトの管腔が、該シャフトを通す流体の通過のために構成される、シャフトと
を含み、
該少なくとも1つの貫通可能な部材の貫通の際に、該流体アプリケーターからの流体が、該流体および該混合成分が適用されるべき混合物を形成するように、該チャンバ内に流れる、アプリケーターチップ。
(項目2) 上記貫通可能な部材は、上記流体アプリケーターに対する上記ベースの係合の際に貫通される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目3) 上記貫通可能な部材は、所定の閾値を規定し、それにより、該貫通可能な部材上に流れる流体の力が該所定の閾値を超えるとき、該流体が該貫通可能な部材を貫通する、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目4) 第1および第2貫通可能な部材は、上記混合成分を上記チャンバ内にシールするために、それぞれ、該チャンバの近位端および遠位端に配置される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目5) 上記貫通可能な部材は、上記混合成分を上記チャンバ内にシールする貫通可能なホイルである、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目6) 上記混合成分は、粉末、コーティング、フォーム、およびエアロゲルのうちの1つの形状である、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目7) 上記混合成分は、生物活性化合物である、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目8) 生物活性化合物は、ペプチド、たんぱく質、DNA、siRNA、成長因子、および薬剤からなるグループから選択される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目9) 上記流体アプリケーターから上記ベース部材に供給される上記流体は、食塩水、ヒドロゲルの前駆体、シーラント、および接着剤のうちの1つである、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目10) 上記ベース部材は、上記貫通可能な部材が上記混合成分を上記チャンバ内に保持するように事前に構成される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目11) 上記アプリケーターチップは、一回使用後に使い捨て可能である、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目12) 上記シャフトの遠位端に配置されるノズルをさらに含み、該ノズルが、上記混合物を適用するように構成される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目13) 上記ノズルは、上記シャフトと一体になる、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目14) 上記ノズルは、上記シャフトと解放可能に係合可能である、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目15) 上記流体供給組立部は、手動および電気作動式のうちの1つである、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目16) 少なくとも1つの静電ミキサーは、上記流体および上記混合成分の混合を容易にするために、上記シャフトの上記管腔内に配置される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目17) 上記少なくとも1つの静電ミキサーのうちの少なくとも1つは、混合成分を用いてコーティングされる、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
(項目18) 上記ベースは、上記流体アプリケーターをねじ込んで係合するように構成される、上記項目のいずれかに記載のアプリケーターチップ。
【0015】
(摘要)
流体アプリケーターと共に使用のためのアプリケーターチップは、ベースを含み、ベースが、ベースの近位端で流体アプリケーターとの解放可能な係合のために構成される。ベースは、ベース内に規定されるチャンバを含み、チャンバが、混合成分をチャンバ内に保持するために構成される。1つ以上の貫通可能な部材は、混合成分をチャンバ内に保持するためのチャンバを少なくとも部分に囲むようにベース内に配置される。シャフトは、ベースから遠位に延長し、長手方向軸を規定する。シャフトは、シャフトを通して延長し、シャフトを通す流体の通過のために構成される管腔を有する。貫通可能な部材の貫通の際に、流体アプリケーターからの流体は、流体および混合成分が適用されるべき混合物を形成するように、チャンバ内に流れる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
主題のアプリケーターチップのさまざまな実施形態は、図面を参照することと共に、本明細書に記述される。
【図1】図1は、本開示の一実施形態に従うアプリケーターチップの側面図である。
【図2A】図2Aは、閉じた位置に示される図1のアプリケーターチップの上面図である。
【図2B】図2Bは、閉じた位置と開放位置との間に移り変わる、図1のアプリケーターチップの上面図である。
【図2C】図2Cは、開放位置に示される図1のアプリケーターチップの上面図である。
【図3】図3は、本開示のもう1つ実施形態に従うもう1つアプリケーターチップの側面断面図である。
【図4A】図4Aは、第1位置に示される図3のアプリケーターチップの側面断面図である。
【図4B】図4Bは、第2位置に示される図3のアプリケーターチップの側面断面図である。
【図5A】図5Aは、図1と図3のアプリケーターチップと共に使用のためのノズルの一実施形態の側面図である。
【図5B】図5Bは、図1と図3のアプリケーターチップと共に使用のためのノズルのもう1つ実施形態の側面図である。
【図5C】図5Cは、なお図1と図3のアプリケーターチップと共に使用のためのノズルのもう1つ実施形態の側面図である。
【図6】図6は、図1と図3のアプリケーターチップと共に使用のために構成される注射器の透視図である。
【図7】図7は、図1と図3のアプリケーターチップと共に使用のために構成される電気動力の流体供給組立部の透視図である。
【図8A】図8Aは、図1と図3のアプリケーターチップと共に使用のためのもう1つ流体供給組立部の透視図である。
【図8B】図8Bは、図8Aの流体供給組立部の上面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(詳細な記述)
本明細書で開示された外科器具の実施形態は、ここで図面を参照することと共に詳細に記述され、同様の参照数字が、類似または同一構造要素とみなされる。図面に示され、かつ以下の記述を通じて記述されるように、外科器具上の相対的な位置決定を指すときに従来であるように、用語「近位」は、ユーザーにより近い装置の末端を指し、用語「遠位」は、ユーザーからより離れる装置の末端を指す。
【0018】
ここで、図1を参照すると、アプリケーターチップが、概して、参照数字10で明記される。アプリケーターチップ10は、ベース部分12を含み、ベース部分が、その中に規定されるチャンバ13、ベース部分12の近位端12aで配置される回転可能なカラー14、およびベース12の遠位端12bから遠位に延長し、かつ長手方向軸「X」を規定するシャフト、または管状部分16を有する。シャフト16は、それを通して延長する管腔18を含む。管腔18は、ベース部分12内に規定されるチャンバ13と流体連結である。図1に示されるように、シャフト16は、大体直線の構成を規定し、かつ尖がったまたは角度のある遠位チップ17を含む。しかし、以下により詳細に記述されるように、シャフト16が、さまざまな構成を規定し、そして/またはシャフト16が、サイズ、形状および/または構成を変える遠位ノズル、例えば、ノズル200、300、400(それぞれに図5A、5B、5Cを参照)を係合するように構成されることは予想される。
【0019】
続けて、図1を参照すると、回転可能なカラー14は、その内側表面上にスクリューフィットねじ切り(明白に示されていない)を含み得、それ以外に流体適用デバイス、例えば、流体アプリケーター600、700、800(図6〜8Bを参照)にプリケーターチップ10を解放可能に留めるために構成され得る。カラー14は、そこを通して延長するアパチャー15(図2Aを参照)をさらに規定する。以下により詳細に記述されるように、アパチャー15(図2Aを参照)は、流体が流体適用デバイス、例えば、流体アプリケーター600、700、800(図6〜8Bを参照)から、流体適用デバイスにアプリケーターチップ10の係合の際にチャンバ13内に流れることを可能にする。
【0020】
アプリケーターチップ10のベース部分12のチャンバ13は、その中に1つ以上の混合成分100を保持するように構成される。言い換えると、アプリケーターチップ10は、カラー14のアパチャー15を通し、そしてベース部分12のチャンバ13内への流体の通過の際に、流体が患者に送り出されるべき混合物を形成するために混合成分(単数または複数)100と混合するように構成される。アプリケーターチップ10は、チャンバ13内に配置される特定の混合成分(単数または複数)100を用いて前に構成され得る。従って、アプリケーターチップ10は、ユーザーが、流体混合成分の混合物を患者に適用するための準備において、ただ所望の混合成分(単数または複数)100を含むアプリケーターチップ10を選択し、そしてアプリケーターチップ10を流体適用デバイス、例えば、流体アプリケーター600、700、800(図6〜8Bを参照)に係合する必要があるように構成され得る。代替的に、アプリケーターチップ10は、ユーザーが使用の前に所望の混合成分(単数または複数)100を用いてチャンバ13に装填し得るように構成され得る。このよう実施形態において、アプリケーターチップ10は、消毒可能、再使用可能なアプリケーターチップ10として構成され得る。
【0021】
混合成分(単数または複数)100は、粉末、フォーム、エアロゲル、準固体、固体の形状、または患者に適用ために流体を溶かし、または混合する可能な他の形状であり得る。具体的に、混合成分100は、痛み薬剤、腫瘍薬剤(例えば、化学療法薬剤)、栄養剤、ビタミン剤、成長因子、遺伝子、たんぱく質、または他の生体活性化合物を含み得る。混合成分100はまた、流体と混合する際に、ヒドロゲル、シーラント、接着剤等を形成するための化合物を含み得る。チャンバ13に供給される流体、すなわち、混合成分100と混合されるべき流体は、水、食塩水、ヒドロゲルの前駆体、または任意の他の適切な溶液、ゲル、準固体、またはペーストであり得る。
【0022】
1つの混合成分または複数の混合成分100は、チャンバ13内に混合成分(単数または複数)100を保持し、かつ使用の前にチャンバ13の汚染を抑えるように構成される1つ以上の貫通可能または破り可能なバリア19を用いてチャンバ13内にシールされ得、または囲まれ得る。より具体的に、図1に示されるように、近位バリア19は、カラー14のアパチャー15から、従って流体アプリケーターデバイスからチャンバ13をシールオフするために、ベース12の近位端12aで配置される。追加のバリア19が、ベース12内に、例えば、ベース12の遠位端12bで配置されることも予想される。さらに、貫通可能なバリア19は、生体適合ホイル、または他の適切な材料から形成され得る。以下により詳細に記述されるように、バリア(単数または複数)19の貫通の際に、連結は、チャンバ13と流体アプリケーターデバイスおよび/またはシャフト16の管腔18との間に確立され、それにより、流体がその間に流れ得るようにする。
【0023】
シャフト16の管腔18は、管腔18を通す通過の際に流体および混合成分100の混合を促進するように構成される1つ以上の静止混合部材21を含み得る。特に、静止混合部材21は、概してらせん状構成で配列される金属またはプラスチックパネルを含み得る。このような構成は、管腔18を通す流体および混合成分100の流れの方向を反復に転換し、変更することによって流体および混合成分100の混合を促進する。代替的に、シャフト16の管腔18を通す通過の間に流体および混合成分100の混合を促進するために、静止混合部材21は、任意の他の構成で位置決定され得、そして/または管腔18は、他の特徴、例えば、動的混合成分(示されていない)を含み得る。静止混合部材21は、混合成分100と類似または異なる、シャフト16の管腔18を通して流れる流体と混合するためにそこにコーティングされる混合成分も含み得る。
【0024】
ここで、図2A〜2Cを向けると、図1に関連して、プリケーターチップ10の使用および動作が記述される。最初に、所望のプリケーターチップ10が選択され、すなわち、その中に所望の混合成分100を含むプリケーターチップ10が選択される。代替的に、再使用可能なプリケーターチップ10に対して、混合成分100は、ベース12のチャンバ13に加えられ、そして1つ以上のバリア19でシールされる。次に、流体アプリケーター、例えば、注射器600(図6)は、所望の流体、例えば、食塩水を用いて装填される。次に、プリケーターチップ10は、回転可能なカラー14が注射器600(図6)のねじ切り642上にねじ込んで係合され、またはロックされるように、注射器600(図6)に対してプリケーターチップ10の回転可能なカラー14を回転することによって注射器600に係合される。
【0025】
回転可能なカラー14と注射器600(図6)との係合の前に、図2Aに示されるように、バリア19は、アパチャー15をふさぎ、流体がその間、すなわち注射器600とベース12のチャンバ13との間に通過することを抑える。注射器の上にプリケーターチップ10を係合するために注射器600(図6)に対してカラー14を回転する際に、図2Bに示されるように、ホイルバリア19は、例えば、カラー14から遠位に延長するバーブまたは突起(示されていない)によってまたは注射器600(図6)の遠位端640によって部分的に破られ、または貫通され、アパチャー15を介して注射器600(図6)とベース12のチャンバ13との間に部分連結を可能にする。完全に係合され、またはロックされた位置内へ注射器600(図6)に対するカラー14のさらなる回転の際に、図2Cに示されるように、ホイルバリア19は、注射器600とベース12のチャンバ13との間に流体連結を可能にするように貫通される。従って、注射器600に係合され、またはロックされるプリケーターチップ10を用いて、流体は、混合成分100と混合するために、(アパチャー15および破られ、または貫通されるホイルバリア19を介して)注射器600(図6)からチャンバ13内に計量分配され得る。代替的に、カラー14は、前述のように、流体が注射器600(図6)に計量分配されるときに、バリア19に対する流体の力が、バリア19の穴をあけられ、弱くされた部分を破り、または貫通し、そしてチャンバ13に入るように、ホイルバリア19の穴をあけられ、弱くされた部分をさらすようにベース12に対して回転され得る。さらに、バリア19は、アパチャー15とバリア19内に規定されるウィンドウとの配列の際に、すなわち、プリケーターチップ10と注射器600(図6)との係合の際に、流体が注射器600とベース12のチャンバ13との間に連結し得るようにバリアの中に開口部またはウィンドウ(示されていない)を規定し得る。認識され得るように、任意の上記実施形態において、さらなる流体を計量分配することは、混合物を、チャンバ13を通して、シャフト16の管腔18内へ、そして最後に患者に適用のためにシャフト16の遠位チップ17の外側に促す。
【0026】
ここで図3を参照することと共に、プリケーターチップのもう1つ実施形態、プリケーターチップ30が示される、プリケーターチップ30は、プリケーターチップ10(図1)に類似し、ベース部分32と、ベース部分32の遠位端32bから遠位に延長するシャフト34とを含む。ベース部分32は、その中に規定されるチャンバ33を含み、かつねじロック係合、スナップフィット、摩擦フィット等を介して、流体適用デバイス、例えば、流体アプリケーター600、700、800(図6〜8Bを参照)を解放可能に係合するように構成される。チャンバ33は、シャフト34を通して規定される管腔36と流体連結し、それにより、流体が、流体適用デバイスから、そして患者に適用のためのプリケーターチップ30を通して送り出され得る。シャフト34の管腔36は、プリケーターチップ10に対する前述のように、管腔36を通す通過の際に流体および混合成分の混合を促進するために、管腔内に配置される静止混合部材38も含み得る。
【0027】
上に議論される実施形態におけるように、ベース部分32のチャンバ33は、その中に混合成分100を保持するように構成され得る。より具体的に、チャンバ33は、第1貫通可能なバリア39a、例えば、ホイルバリア39aによってベース32の近位端32aでシールされ、かつ、第2貫通可能なホイルバリア39bによってベース32の遠位端32bでシールされる。従って、混合成分100は、チャンバ33内に保持され、流体および/または汚染がチャンバ33に入ることを抑える。以下に示されるように、流体適用デバイスからプリケーターチップ30内への流体の計量分配の際に、貫通可能なバリア39a、39bに対する流体の力が、所定の閾値が達するときに、バリア39aと39bは、流体がチャンバ33内に流れ、混合成分(単数または複数)100と混合し、そしてシャフト34の管腔36に入ることを可能にするように破られ、または貫通される。
【0028】
さらに、または代替的に、静止混合部材38は、シャフト34の管腔36を通す流体の通過の際に流体と混合するために、混合部材上にコーティングされる1つ混合成分または複数の混合成分を含み得る。例えば、静止混合部材38は、粉末形状の生体活性薬剤を用いてコーティングされ得、それにより、流体が粉末の生体活性薬剤に遭遇するときに、混合が発生するようにする。このような構成は、例えば、複数の混合成分が必要とされる場合に望ましいかもしれない。
【0029】
ここで図4Aと4Bを参照することと共に、プリケーターチップ30の使用および動作が記述される。最初に、前実施形態におけるように、所望のプリケーターチップ30が選択され。次に、プリケーターチップ30は、ねじロック係合、摩擦フィット等を介して、流体適用デバイス、例えば、流体適用デバイス200に係合される。次に、流体適用デバイス200は、プリケーターチップ30のシャフト34の遠位端が適用のエリア、すなわち混合物が適用されるべきエリアに隣接して位置決定されるように位置内に移動される。
【0030】
このポイントにおいて、医療従事者は、流体適用デバイス200から遠位にプリケーターチップ30内へ流体を促すように流体適用デバイス200を作動させ得る。流体が第1バリア39aに向かって促されるので、流体は、力を働かせ、第1バリア39aに圧力をかける。いったん第1バリア39a上に働かれる圧力がバリア39aの所定の閾値を超えると、図4Aに示されるように、バリア39aは、破られ、または貫通され、流体がチャンバ33内に流れることを可能にする。流体がチャンバ33内に流れるとき、流体は、混合成分100を混合する。最後には、より多い流体がチャンバ33に入るとき、第2バリア39bに対する流体の力は、バリア39bの所定の閾値を超え、このポイントでバリア39bは、図4Bに示されるように、破られ、または貫通され、流体混合成分の混合物がシャフト34の管腔36内に流れることを可能にする。第2バリア39bの所定の閾値は、第1バリア39aの所定の閾値と等しくまたはそれと異なりであり得、そして/または第2バリア39bの貫通の前にチャンバ33内に流体および混合成分100の十分な混合を可能にするように構成され得る。いったん流体がシャフト34の管腔36に入ると、混合物は、患者に適用の前に、シャフト34の管腔36内に配置される静止混合部材38によってさらに混合される。
【0031】
ここで図5A〜5Cを向けると、プリケーターチップ10、30(それぞれに、図1と3)と共に使用のためのシャフト、またはノズルのさまざまな構成が示される。ノズル300、400、500は、流体適用の所望の方向および/または形状を達成するために、それぞれに、プリケーターチップ10、30のシャフト16、34に関連して、またはそれらを代わって使われ得る。
【0032】
ここで図5Aを参照すると、ノズル300は、プリケーターチップ10(図1)のベース12の遠位端12bを係合するように構成される。ノズル300が、プリケーターチップ30(図3)のベース32の遠位端32bを係合するように構成されることも予想される。ノズル300は、近位端320、遠位端340およびノズルを通して延長する管腔360を含む。ノズル300は、ベース12(図1)の遠位端12bを解放可能に係合するためにノズルの近位端320でねじ切り380を含み得、または任意の他の適切なメカニズム、例えば、スナップフィット、摩擦フィット等を介してベース12(図1)を解放可能に係合するように構成され得る。代替的に、ノズル300は、図1に示されるベース12およびシャフト16に類似して、プリケーターチップ10のベース12と一体になり得、例えば単一の部品として形成され得る。認識され得るように、ノズル300がべース12(図1)に係合されるとき、ノズル300の管腔360は、作動の際に流体が体に適用のためにチャンバ33を通してノズル300の管腔360内に促され得るようにチャンバ33と連結している。このように、図5Aに示されるように、体の上または体内の特定の位置へ流体の送り出しを容易にするために、ノズル300は、曲がったまたは弓状の構成を規定し得る。より具体的に、曲がった構成は、直線の配列で容易にアクセス可能ではない体内の離れたエリアまたは体の上に到達しにくいエリアに流体の指しを容易にし得る。
【0033】
ノズル300は、任意の適切な硬直または半硬直医療グレード材料、例えばステンレススチール、または他の適切な生体適合材料、例えば、ポリマ材料から形成され得る。いくつかの実施形態において、ノズル300は、少なくとも一部分、柔軟な材料から形成され得る。
【0034】
ここで図5Bを参照することと共に、ノズルのもう1つ実施形態、ベース12(図1)の遠位端12bを係合するように適合される近位端420、体へまたは体内に流体の適用のために構成される遠位端440、およびノズル400を通して延長する管腔460を含むノズル400が示される。より具体的に、ノズル400は、流体の混合および/または体へ流体の適用を容易にするために構成され円錐形の遠位端440を規定する。ノズル400は、他の点においてノズル300(図5A)に類似して構成され得る。
【0035】
ここで図5Cを参照すると、なおノズルのもう1つ実施形態、ベース12(図1)の遠位端12bを係合するように適合される近位端520、体へ流体の適用を容易にするために適合される遠位端540、およびノズル500を通して延長する管腔560を含むノズル500が示される。ノズル500は、そのそれぞれの近位および遠位端520、540との間に配置される中間区分580をさらに含む。ノズル500の中間区分580は、ノズル500から流体の適用の方向を変えるために、ベース12(図1)の遠位端12bに係合されるときに、ノズル500の近位端520に対して、そして従って、長手方向軸「X」に対してノズル500の遠位端540の関節運動を可能にするように構成される。中間区分580は、ゴムのような弾力のある柔軟な材料または圧延可能な金属から形成され得、または代替的に、ニチノールのような形状記憶材料から形成され得る。一実施形態において、中間区分580は、中間区分580の曲げることが、所定の配向で遠位端540を配列しまたは指すことを可能にするための折りたたんだまたはアコーディオン配列を規定する。
【0036】
ノズルのいくつかの実施形態が図5A〜5Cに示されるが、さまざまな形状、サイズおよび/または構成を有するノズルがプリケーターチップ10、30と共に使用のために提供され得ることは予想される。さらに、ノズル、例えばノズル300、400、500は、特定のノズルが行われるべき特定のタスクに従って選択され得るように交換可能であり得る。さらに、ノズル300、400、500は、使い捨て可能であり得、例えば、ノズル300、400、500は、一回使用後に捨てられ得、または反復使用のために消毒され得る。代替的に、前述のように、プリケーターチップ10、30は、ノズル300、400、500のうちの1つ(または異なる構成の1つノズル)と一体で形成され得る。言い換えると、プリケーターチップ10、30のシャフト16、34は、それぞれに、任意の前述のノズルに類似して構成され得る。
【0037】
ここで図6を参照することと共に、プリケーターチップ10(図1)と共に使用のために適合される注射器600が示される。注射器600は、2つ流体チャンバ、またはバレル610、620を含み、チャンバの中に流体を保持するようにし、しかし注射器600が2つ流体チャンバ610、620より多いまたはより少ないチャンバを含むことは熟考される。注射器600は、注射器600の開放遠位端640を通して、バレル610、620からの流体(単数または複数)を促すための手動で動作可能なプランジャー630をさらに含む。注射器600の遠位端640は、例えば、ねじロック係合を介して、注射器600の遠位端640をプリケーターチップ10(図1)のベース12の近位端12aに解放可能に結合するため(および/または注射器600の遠位端640をプリケーターチップ30のベース32の近位端32aに解放可能に結合するため)のプリケーターチップ10(図1)の回転可能なカラー14のねじ切りに対して補足的なねじ切り642、例えば、スクリューねじ切り、またはルーアねじ切りを含む。しかし、注射器600が、ルーアロックねじ切り、スナップフィッティング、摩擦フィッティング等を含む任意の他の適切なメカニズムを介して、プリケーターチップ10、30と解放可能に係合可能であることも予想される。
【0038】
ここで、図7を参照すると、プリケーターチップ10(図1)および/またはプリケーターチップ30(図3)と共に使用のために構成される流体供給組立部700が示される。流体供給組立部700は、概してハンドル、またはハウジング710を含み、ハウジングが、近位端712、遠位端714、およびハウジングの中に流体(または複数)を保持するための少なく1つチャンバ716を有する。ハウジング710は、流体供給組立部700から流体を計量分配するために、電気パワーを流体供給組立部700に供給するためのエネルギーソース720に結合され、しかし流体供給組立部700がまた、バッテリー動力であり得ることは予想される。ハウジング710内に配置される導管730は、チャンバ716に結合され、ハウジング710を通して遠位に延長し、そして最終的にハウジング710の遠位端714で配置されるコネクター740に結合する。コネクター740は、その上にプリケーターチップ10、30(それぞれに、図1、3)の近位端12a、32aを解放的に係合するためのねじ切り742を含み、しかし他の解放可能な係合メカニズムが熟考される。
【0039】
続いて図7を参照することと共に、ハウジング710は、流体供給組立部700の動作をコントロールするための1組のボタン、またはコントロール750、760を含む。コントロール750、760は、例えば、コネクター740を通してチャンバ716からの流体の送り出しを作動させる/停止させるために、および/または動作のさまざまなモード、例えば、高いパワーおよび低いパワーの流体計量分配モードの間に切り替えるために構成され得る。
【0040】
ここで図8Aと8Bを参照することと共に、流体供給組立部のもう1つ実施形態、プリケーターチップ10(図1)および/またはプリケーターチップ30(図3)と共に使用のために構成される流体供給組立部800が示される。流体供給組立部800は、近位端812および遠位端814を有するハウジング810を含む。ハウジング810は、ハウジング810を形成するように協同する2つのハウジングセッション810a、810bから形成される。ハウジングセッション810a、810bは、ハウジング810の内部へのアクセスを提供するために、スナップフィット係合を介して解放可能に係合可能である。
【0041】
図8Bで最もよく理解されるように、1組の流体チャンバ、または貯蔵器820、830は、ハウジング810内に配置される。ハウジングセッション810a、810bの係合解除の際に、流体貯蔵器820、830は、適用されるべき所望の流体、例えば、食塩水、ヒドロゲルの前駆体、シーラント、接着剤、または任意の他の溶液、準固体、ペーストを含む新しい貯蔵器を用いて代替され得、そして/または交換され得る。代替的に、流体貯蔵器820、830は、再充填可能な貯蔵器820、830として構成され得る。
【0042】
続いて図8Aと8Bを参照することと共に、ハウジング810は、その遠位端814で配置され、プリケーターチップ10(図1)のベース12の近位端12a(および/またはプリケーターチップ30(図3)のベース32の近位端32a)を係合するために構成されるコネクター840をさらに含む。ハウジング810内に配置される1組の導管822、832は、それぞれに流体貯蔵器820、830を、プリケーターチップ10、30(図1、3)のそれぞれのベース12、32に結合し、それにより、作動の際に、流体貯蔵器820、830からの流体が、体に適用の前に混合成分100と混合するために、それぞれに貯蔵器を通してベース12、32のチャンバ13、33内に促されるようにする。ハウジング810は、導管822、832を通して、そしてプリケーターチップ10、30(それぞれに、図1、3)内に貯蔵器820、830からの流体を促すための選択的に減圧可能なアクチュエータ850をさらに含む。
【0043】
上のさまざまな図面から、そしてそれらを参照することと共に、当業者は、一定の修正が本開示の範囲から離れることがなく、本開示にも加えられ得ることを認識する。本開示のいくつかの実施形態が図面において示されるが、本開示が、技術が可能にする範囲と同じ広いこと、および本明細書が同様に読まれることが意図されるように、本開示が、開示された実施形態に制限されることは意図されない。そのゆえに、上記記述は、制限としてではなく、むしろ単に特定の実施形態の例示として構成されるべきである。当業者は、本開示に添えられる請求項の範囲および真意内の他の修正を予想する。
【符号の説明】
【0044】
10 アプリケーターチップ
12 ベース部分
12a ベース部分の近位端
12b ベース部分の遠位端
13 チャンバ
14 回転可能なカラー
16 シャフト
17 遠位チップ
18 管腔
19 バリア
21 静止混合部材
100 混合成分
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体アプリケーターと共に使用するアプリケーターチップであって、該アプリケーターチップは、
ベースであって、該ベースが、該ベースの近位端で流体アプリケーターとの解放可能な係合のために構成され、該ベース内に規定されるチャンバを含み、該チャンバが、混合成分を該チャンバ内に保持するために構成される、ベースと、
該ベース内に配置される少なくとも1つの貫通可能な部材であって、該貫通可能な部材が、該混合成分を該チャンバ内に保持するための該チャンバを少なくとも部分に囲む、貫通可能な部材と、
該ベースの遠位端から遠位に延長するシャフトであって、該シャフトが、長手方向軸を規定し、該シャフトを通して延長する管腔を有し、該シャフトの管腔が、該シャフトを通す流体の通過のために構成される、シャフトと
を含み、
該少なくとも1つの貫通可能な部材の貫通の際に、該流体アプリケーターからの流体が、該流体および該混合成分が適用されるべき混合物を形成するように、該チャンバ内に流れる、アプリケーターチップ。
【請求項2】
前記貫通可能な部材は、前記流体アプリケーターに対する前記ベースの係合の際に貫通される、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項3】
前記貫通可能な部材は、所定の閾値を規定し、それにより、該貫通可能な部材上に流れる流体の力が該所定の閾値を超えるとき、該流体が該貫通可能な部材を貫通する、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項4】
第1および第2貫通可能な部材は、前記混合成分を前記チャンバ内にシールするために、それぞれ、該チャンバの近位端および遠位端に配置される、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項5】
前記貫通可能な部材は、前記混合成分を前記チャンバ内にシールする貫通可能なホイルである、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項6】
前記混合成分は、粉末、コーティング、フォーム、およびエアロゲルのうちの1つの形状である、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項7】
前記混合成分は、生物活性化合物である、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項8】
生物活性化合物は、ペプチド、たんぱく質、DNA、siRNA、成長因子、および薬剤からなるグループから選択される、請求項7に記載のアプリケーターチップ。
【請求項9】
前記流体アプリケーターから前記ベース部材に供給される前記流体は、食塩水、ヒドロゲルの前駆体、シーラント、および接着剤のうちの1つである、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項10】
前記ベース部材は、前記貫通可能な部材が前記混合成分を前記チャンバ内に保持するように事前に構成される、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項11】
前記アプリケーターチップは、一回使用後に使い捨て可能である、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項12】
前記シャフトの遠位端に配置されるノズルをさらに含み、該ノズルが、前記混合物を適用するように構成される、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項13】
前記ノズルは、前記シャフトと一体になる、請求項12に記載のアプリケーターチップ。
【請求項14】
前記ノズルは、前記シャフトと解放可能に係合可能である、請求項12に記載のアプリケーターチップ。
【請求項15】
前記流体供給組立部は、手動および電気作動式のうちの1つである、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項16】
少なくとも1つの静電ミキサーは、前記流体および前記混合成分の混合を容易にするために、前記シャフトの前記管腔内に配置される、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項17】
前記少なくとも1つの静電ミキサーのうちの少なくとも1つは、混合成分を用いてコーティングされる、請求項16に記載のアプリケーターチップ。
【請求項18】
前記ベースは、前記流体アプリケーターをねじ込んで係合するように構成される、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項1】
流体アプリケーターと共に使用するアプリケーターチップであって、該アプリケーターチップは、
ベースであって、該ベースが、該ベースの近位端で流体アプリケーターとの解放可能な係合のために構成され、該ベース内に規定されるチャンバを含み、該チャンバが、混合成分を該チャンバ内に保持するために構成される、ベースと、
該ベース内に配置される少なくとも1つの貫通可能な部材であって、該貫通可能な部材が、該混合成分を該チャンバ内に保持するための該チャンバを少なくとも部分に囲む、貫通可能な部材と、
該ベースの遠位端から遠位に延長するシャフトであって、該シャフトが、長手方向軸を規定し、該シャフトを通して延長する管腔を有し、該シャフトの管腔が、該シャフトを通す流体の通過のために構成される、シャフトと
を含み、
該少なくとも1つの貫通可能な部材の貫通の際に、該流体アプリケーターからの流体が、該流体および該混合成分が適用されるべき混合物を形成するように、該チャンバ内に流れる、アプリケーターチップ。
【請求項2】
前記貫通可能な部材は、前記流体アプリケーターに対する前記ベースの係合の際に貫通される、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項3】
前記貫通可能な部材は、所定の閾値を規定し、それにより、該貫通可能な部材上に流れる流体の力が該所定の閾値を超えるとき、該流体が該貫通可能な部材を貫通する、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項4】
第1および第2貫通可能な部材は、前記混合成分を前記チャンバ内にシールするために、それぞれ、該チャンバの近位端および遠位端に配置される、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項5】
前記貫通可能な部材は、前記混合成分を前記チャンバ内にシールする貫通可能なホイルである、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項6】
前記混合成分は、粉末、コーティング、フォーム、およびエアロゲルのうちの1つの形状である、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項7】
前記混合成分は、生物活性化合物である、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項8】
生物活性化合物は、ペプチド、たんぱく質、DNA、siRNA、成長因子、および薬剤からなるグループから選択される、請求項7に記載のアプリケーターチップ。
【請求項9】
前記流体アプリケーターから前記ベース部材に供給される前記流体は、食塩水、ヒドロゲルの前駆体、シーラント、および接着剤のうちの1つである、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項10】
前記ベース部材は、前記貫通可能な部材が前記混合成分を前記チャンバ内に保持するように事前に構成される、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項11】
前記アプリケーターチップは、一回使用後に使い捨て可能である、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項12】
前記シャフトの遠位端に配置されるノズルをさらに含み、該ノズルが、前記混合物を適用するように構成される、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項13】
前記ノズルは、前記シャフトと一体になる、請求項12に記載のアプリケーターチップ。
【請求項14】
前記ノズルは、前記シャフトと解放可能に係合可能である、請求項12に記載のアプリケーターチップ。
【請求項15】
前記流体供給組立部は、手動および電気作動式のうちの1つである、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項16】
少なくとも1つの静電ミキサーは、前記流体および前記混合成分の混合を容易にするために、前記シャフトの前記管腔内に配置される、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【請求項17】
前記少なくとも1つの静電ミキサーのうちの少なくとも1つは、混合成分を用いてコーティングされる、請求項16に記載のアプリケーターチップ。
【請求項18】
前記ベースは、前記流体アプリケーターをねじ込んで係合するように構成される、請求項1に記載のアプリケーターチップ。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【公開番号】特開2012−90955(P2012−90955A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−179869(P2011−179869)
【出願日】平成23年8月19日(2011.8.19)
【出願人】(507362281)タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ (666)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年8月19日(2011.8.19)
【出願人】(507362281)タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ (666)
【Fターム(参考)】
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