説明

インクカートリッジ

【課題】インクの減少に伴って回動する回動部材の挙動を適正化させインク残量を正確に検出させることができるインクカートリッジを提供すること。
【解決手段】センサアーム470の一端側は、検出部140の一対の壁面の間をインクの減少にともなって回動し、そのセンサアーム470の一端側の位置は、インクジェット記録装置に装着されたときに外部から検出部140に照射される光によって検出され、その検出位置に基づいてインク残量が検出される。ここで、センサアーム470の一端側と一対の壁面との間に形成される一対の第1間隙t3にインクが残留したとしても、その残留するインクは、一対の第1間隙t3にそれぞれ連続する一対の第2間隙t4により一端側の下方側に導入されるので、残留したインクの表面張力によってセンサアーム470の挙動が阻害されるのが抑制される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクを貯留するインク貯留室を形成するインク貯留体と、インク貯留室内に回動可能に設けられインクの減少にともなって回動する回動部材とを備え、
前記回動部材はその回動によって変位する光遮断部を有し、
前記インク貯留体には、前記回動部材の回動面と略平行な一対の壁面によって前記光遮断部材が変位可能に位置する通路を形成するとともに、インクジェット記録装置に装着されたときに外部から光が照射される被検出部が設けられたインクカートリッジにおいて、
前記被検出部は、前記光遮断部の下方側に、前記光遮断部と前記一対の壁面との間に形成される一対の第1間隙にそれぞれ連続する一対の第2間隙を有し、前記第2間隙の間隙は前記第1間隙よりも狭いことを特徴とするインクカートリッジ。
【請求項2】
前記被検出部は、前記一対の壁面の間に位置し前記回動面と略平行に延在するとともに前記光遮断部よりも厚みのある第1立壁を有し、
前記一対の第2間隙は、前記一対の壁面と前記第1立壁との間に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。
【請求項3】
前記被検出部は、前記一対の壁面の下端部を連結するとともに前記第1立壁が立設される底面を備え、
その底面は前記インク貯留室側の下方側に向けて下降傾斜して構成されていることを特徴とする請求項2に記載のインクカートリッジ。
【請求項4】
前記第1立壁と前記底面とが交差する縁部は断面視角状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のインクカートリッジ。
【請求項5】
前記被検出部の底面よりも下方の前記インク貯留体に設けられ前記インク貯留室内のインクをインクジェット記録装置に供給するインク供給部と、
そのインク供給部と前記被検出部の底面との間を繋ぐ前記インク貯留体の内面から立設され、前記第1立壁と連続する位置から前記インク供給部側に向けて延びる第2立壁とを備えていることを特徴とする請求項2または3に記載のインクカートリッジ。
【請求項6】
前記第2立壁と前記インク貯留体の内面とが交差する縁部は断面視角状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のインクカートリッジ。
【請求項7】
前記第2立壁が立設する前記インク貯留体の内面は、前記被検出部側から前記インク供給部側に向かって下降傾斜する傾斜面を備えていることを特徴とする請求項5または6に記載のインクカートリッジ。
【請求項8】
前記回転部材は、前記光遮断部と、その光検出部の反対側に位置するバランス部と、そのバランス部と光遮断部とを連結して軸支される支点を有する連結部とを備え、
前記回転部材のうち少なくとも前記バランス部は、インクの比重よりも小さい比重の材料で構成されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項9】
前記バランス部はポリプロピレンで構成されていることを特徴とする請求項8に記載のインクカートリッジ。
【請求項10】
前記被検出部は、前記底面と対向配置され前記一対の壁面の上縁部と連結される天井面を備え、
その天井面は、前記光遮断部が前記天井面に当接する位置に配置されていることを特徴とする請求項3から9のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項11】
インクを貯留するインク貯留室を形成するインク貯留体と、インク貯留室内に回動可能に設けられインクの減少にともなって回動する回動部材とを備え、
前記回動部材はその回動によって変位する光遮断部を有し、
前記インク貯留体には、前記回動部材の回動面と略平行な一対の壁面によって前記光遮断部材が変位可能に位置する通路を形成するとともに、インクジェット記録装置に装着されたときに外部から光が照射される被検出部が設けられたインクカートリッジにおいて、
前記被検出部は、前記光遮断部の下方側に、前記光遮断部と前記一対の壁面との間に形成される一対の第1間隙にそれぞれ連続する一対の液体案内路を有し、前記一対の液体案内路は、前記第1間隙に残留するインクを毛管現象によって引き込むものであることを特徴とするインクカートリッジ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【公開番号】特開2007−144805(P2007−144805A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−342689(P2005−342689)
【出願日】平成17年11月28日(2005.11.28)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】