インクカートリッジ
【課題】インクジェット記録装置へインクを供給するインク供給孔よりも内部空間内のインク液面が下降した場合でも、インクの供給を可能として、インクの使用効率の向上を図ることができるインクカートリッジを提供すること。
【解決手段】
インクをインクジェット記録装置に供給する第1供給連通孔421と、その第1供給連通孔421に連通されるインク供給室426と、そのインク供給室426をインク貯留室(内部空間)に連通させる第2供給連通孔423とを備え、インクジェット記録装置への装着姿勢では、第2供給連通孔423が第1供給連通孔421よりも下方に位置する。よって、インク液面が第1供給連通孔421よりも下降した場合でも、第2供給連通孔423よりも下降するまでの間は、インクの供給を継続することができ、その結果、インクの使用効率の向上を図ることができる。
【解決手段】
インクをインクジェット記録装置に供給する第1供給連通孔421と、その第1供給連通孔421に連通されるインク供給室426と、そのインク供給室426をインク貯留室(内部空間)に連通させる第2供給連通孔423とを備え、インクジェット記録装置への装着姿勢では、第2供給連通孔423が第1供給連通孔421よりも下方に位置する。よって、インク液面が第1供給連通孔421よりも下降した場合でも、第2供給連通孔423よりも下降するまでの間は、インクの供給を継続することができ、その結果、インクの使用効率の向上を図ることができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクを貯留する内部空間を有するインク貯留体を備え、前記インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に装着されるインクカートリッジにおいて、
前記インク貯留体の側面に配設され前記内部空間に貯留されたインクを前記インクジェット記録装置に供給するインク供給孔と、
前記インク供給孔に連通されると共に前記内部空間内を区画壁により区画して形成されるインク供給室と、
前記インク供給室を前記内部空間に連通させると共に前記区画壁に開口されるインク連通孔とを備え、
前記インクジェット記録装置に装着された姿勢において、前記インク連通孔が前記インク供給孔よりも下方に位置することを特徴とするインクカートリッジ。
【請求項2】
前記インク連通孔は、前記インクジェット記録装置に装着された姿勢において、前記内部空間の底面から所定間隔だけ離間して位置するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
【請求項3】
前記インクジェット記録装置に装着された姿勢において前記内部空間の底面となる壁部の一部を凹設して形成される凹設部を備えると共に、前記凹設部が前記インク連通孔の下方に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクカートリッジ。
【請求項4】
前記インク連通孔が前記凹設部により形成される空間内に位置するように構成されていることを特徴とする請求項3記載のインクカートリッジ。
【請求項5】
前記インクジェット記録装置に装着された姿勢において前記内部空間の底面となる壁部は、階段状の段部として形成されると共に、前記段部の内の最下段が前記インク連通孔の下方に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクカートリッジ。
【請求項6】
前記インク連通孔が前記段部の内の最下段により形成される空間内に位置するように構成されていることを特徴とする請求項5記載のインクカートリッジ。
【請求項7】
前記インク供給部が配設される前記インク貯留体の側面は、前記インク貯留体の互いに対向する第1面及び第2面の周縁を互いに連結する部位であり、
前記凹設部により形成される空間または前記段部の内の最下段により形成される空間の幅寸法は、少なくとも前記第1面と第2面との間の対向間隔寸法よりも小さくされていることを特徴とする請求項5又は7に記載のインクカートリッジ。
【請求項8】
前記インク供給室は、前記インク供給孔から離間するに従って断面積が減少する先細の形状に形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項9】
前記区画壁は、前記インクジェット記録装置に装着された姿勢において前記内部空間の底面となる壁部に連設されると共に前記壁部から上昇傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項10】
前記壁部から上昇傾斜される前記区画壁に前記インク連通孔が形成されていることを特徴とする請求項9記載のインクカートリッジ。
【請求項11】
前記内部空間内に軸支され前記インクの減少に伴って回動する回動部材を備え、
前記回動部材の一部が前記階段状の段部であって前記最下段に隣接する段部により形成される空間内に位置するように構成されていることを特徴とする請求項5から10のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項12】
前記インク貯留体の側面に配設され、前記インクジェット記録装置に装着されることで、前記内部空間に貯留されたインクを前記インク供給孔を介して前記インクジェット記録装置に供給するインク供給部を備えていることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項1】
インクを貯留する内部空間を有するインク貯留体を備え、前記インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に装着されるインクカートリッジにおいて、
前記インク貯留体の側面に配設され前記内部空間に貯留されたインクを前記インクジェット記録装置に供給するインク供給孔と、
前記インク供給孔に連通されると共に前記内部空間内を区画壁により区画して形成されるインク供給室と、
前記インク供給室を前記内部空間に連通させると共に前記区画壁に開口されるインク連通孔とを備え、
前記インクジェット記録装置に装着された姿勢において、前記インク連通孔が前記インク供給孔よりも下方に位置することを特徴とするインクカートリッジ。
【請求項2】
前記インク連通孔は、前記インクジェット記録装置に装着された姿勢において、前記内部空間の底面から所定間隔だけ離間して位置するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
【請求項3】
前記インクジェット記録装置に装着された姿勢において前記内部空間の底面となる壁部の一部を凹設して形成される凹設部を備えると共に、前記凹設部が前記インク連通孔の下方に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクカートリッジ。
【請求項4】
前記インク連通孔が前記凹設部により形成される空間内に位置するように構成されていることを特徴とする請求項3記載のインクカートリッジ。
【請求項5】
前記インクジェット記録装置に装着された姿勢において前記内部空間の底面となる壁部は、階段状の段部として形成されると共に、前記段部の内の最下段が前記インク連通孔の下方に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクカートリッジ。
【請求項6】
前記インク連通孔が前記段部の内の最下段により形成される空間内に位置するように構成されていることを特徴とする請求項5記載のインクカートリッジ。
【請求項7】
前記インク供給部が配設される前記インク貯留体の側面は、前記インク貯留体の互いに対向する第1面及び第2面の周縁を互いに連結する部位であり、
前記凹設部により形成される空間または前記段部の内の最下段により形成される空間の幅寸法は、少なくとも前記第1面と第2面との間の対向間隔寸法よりも小さくされていることを特徴とする請求項5又は7に記載のインクカートリッジ。
【請求項8】
前記インク供給室は、前記インク供給孔から離間するに従って断面積が減少する先細の形状に形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項9】
前記区画壁は、前記インクジェット記録装置に装着された姿勢において前記内部空間の底面となる壁部に連設されると共に前記壁部から上昇傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項10】
前記壁部から上昇傾斜される前記区画壁に前記インク連通孔が形成されていることを特徴とする請求項9記載のインクカートリッジ。
【請求項11】
前記内部空間内に軸支され前記インクの減少に伴って回動する回動部材を備え、
前記回動部材の一部が前記階段状の段部であって前記最下段に隣接する段部により形成される空間内に位置するように構成されていることを特徴とする請求項5から10のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項12】
前記インク貯留体の側面に配設され、前記インクジェット記録装置に装着されることで、前記内部空間に貯留されたインクを前記インク供給孔を介して前記インクジェット記録装置に供給するインク供給部を備えていることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【公開番号】特開2007−144810(P2007−144810A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−342694(P2005−342694)
【出願日】平成17年11月28日(2005.11.28)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年11月28日(2005.11.28)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】
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