インクカートリッジ
【課題】廃棄処理のための煩雑な作業を不要とし、インク供給路の開閉を確実に行うことができるインクカートリッジを提供すること。
【解決手段】フレーム100、ケース200とキャップ300とが樹脂材料により構成されるだけでなく、バルブ機構530も樹脂材料で構成されており、金属材料は使われていない。よって、インクカートリッジ1を焼却することで、廃棄処分を行える。例えば、バルブ機構530の付勢部材が金属で構成されるインクカートリッジの場合は、廃棄処分の際に、インクカートリッジを分解して付勢部材を取り出さなければならず、廃棄処分のコストがかかってしまう。しかし、本インクカートリッジ1は、全ての構成要素が可燃性を有しているので、廃棄処分のコストを低減することができる。
【解決手段】フレーム100、ケース200とキャップ300とが樹脂材料により構成されるだけでなく、バルブ機構530も樹脂材料で構成されており、金属材料は使われていない。よって、インクカートリッジ1を焼却することで、廃棄処分を行える。例えば、バルブ機構530の付勢部材が金属で構成されるインクカートリッジの場合は、廃棄処分の際に、インクカートリッジを分解して付勢部材を取り出さなければならず、廃棄処分のコストがかかってしまう。しかし、本インクカートリッジ1は、全ての構成要素が可燃性を有しているので、廃棄処分のコストを低減することができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクを貯留するインク貯留室を有し、そのインク貯留室に貯留されたインクを記録ヘッドから吐出して記録を行うインクジェット記録装置に着脱自在に装着されるインクカートリッジにおいて、
前記インクジェット記録装置に突設された中空状のインク抽出部材が挿入される挿入口と、
その挿入口を開閉するための開閉バルブと、
その開閉バルブを前記挿入口へ付勢する付勢部材とを備え、
前記インクカートリッジが前記インクジェット記録装置に非装着の場合には、前記付勢部材により前記開閉バルブが前記挿入口へ付勢されて閉状態となり、前記インク貯留室からのインク漏れを防止する一方、前記インクカートリッジが前記インクジェット記録装置に装着された場合には、その装着に伴って前記インク抽出部材が前記挿入口から挿入されることにより前記開閉バルブが前記付勢部材の付勢力に抗して前記挿入口から離隔されて、前記インク貯留室と前記記録ヘッドとのインク供給路が連通し、インクを前記記録ヘッドへ供給可能な開状態となるものであり、
前記付勢部材は可燃性の弾性材料により中空状に形成され、その中空部分が前記インク供給路の一部を構成するものであることを特徴とするインクカートリッジ。
【請求項2】
前記インク貯留室となる空間を有するフレーム体と、
そのフレーム体に設けられると共に前記インク貯留室と連通する筒体とを備え、
その筒体は、一端に前記挿入口が設けられると共に、その内部に前記開閉バルブと前記付勢部材とを含む開閉バルブユニットが装着されていることを特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
【請求項3】
前記付勢部材は、前記開閉バルブを押圧する押圧部と、その押圧部に連接された屈曲部と、その屈曲部に連接され前記付勢部材の付勢の起点となる基部とを有し、前記屈曲部は、前記押圧部および基部よりも低い強度で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクカートリッジ。
【請求項4】
前記付勢部材の屈曲部は、前記押圧部および基部に対して薄肉に形成されて、その押圧部および基部よりも低い強度に構成されていることを特徴とする請求項3記載のインクカートリッジ。
【請求項5】
前記付勢部材の押圧部および基部は、その付勢部材の付勢方向と平行に形成される一方、前記付勢部材の屈曲部は、その付勢部材の付勢方向に対して所定の角度を有して斜めに形成されることにより、その屈曲部は、前記押圧部および基部よりも低い強度に構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のインクカートリッジ。
【請求項6】
前記付勢部材は、前記押圧部から前記基部に向けて開口量が大きくなる中空状に形成されていることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項7】
前記付勢部材を2つ備えるとともに、これら2つの付勢部材は、互いに当接しつつ前記付勢部材の付勢方向に並ぶとともに、前記付勢方向と直交する方向に対して対称的に配設されていることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項8】
前記付勢部材が収容される収容室を有し、前記付勢部材の最大幅部分は、その収容室の内壁に当接していることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項1】
インクを貯留するインク貯留室を有し、そのインク貯留室に貯留されたインクを記録ヘッドから吐出して記録を行うインクジェット記録装置に着脱自在に装着されるインクカートリッジにおいて、
前記インクジェット記録装置に突設された中空状のインク抽出部材が挿入される挿入口と、
その挿入口を開閉するための開閉バルブと、
その開閉バルブを前記挿入口へ付勢する付勢部材とを備え、
前記インクカートリッジが前記インクジェット記録装置に非装着の場合には、前記付勢部材により前記開閉バルブが前記挿入口へ付勢されて閉状態となり、前記インク貯留室からのインク漏れを防止する一方、前記インクカートリッジが前記インクジェット記録装置に装着された場合には、その装着に伴って前記インク抽出部材が前記挿入口から挿入されることにより前記開閉バルブが前記付勢部材の付勢力に抗して前記挿入口から離隔されて、前記インク貯留室と前記記録ヘッドとのインク供給路が連通し、インクを前記記録ヘッドへ供給可能な開状態となるものであり、
前記付勢部材は可燃性の弾性材料により中空状に形成され、その中空部分が前記インク供給路の一部を構成するものであることを特徴とするインクカートリッジ。
【請求項2】
前記インク貯留室となる空間を有するフレーム体と、
そのフレーム体に設けられると共に前記インク貯留室と連通する筒体とを備え、
その筒体は、一端に前記挿入口が設けられると共に、その内部に前記開閉バルブと前記付勢部材とを含む開閉バルブユニットが装着されていることを特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
【請求項3】
前記付勢部材は、前記開閉バルブを押圧する押圧部と、その押圧部に連接された屈曲部と、その屈曲部に連接され前記付勢部材の付勢の起点となる基部とを有し、前記屈曲部は、前記押圧部および基部よりも低い強度で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクカートリッジ。
【請求項4】
前記付勢部材の屈曲部は、前記押圧部および基部に対して薄肉に形成されて、その押圧部および基部よりも低い強度に構成されていることを特徴とする請求項3記載のインクカートリッジ。
【請求項5】
前記付勢部材の押圧部および基部は、その付勢部材の付勢方向と平行に形成される一方、前記付勢部材の屈曲部は、その付勢部材の付勢方向に対して所定の角度を有して斜めに形成されることにより、その屈曲部は、前記押圧部および基部よりも低い強度に構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のインクカートリッジ。
【請求項6】
前記付勢部材は、前記押圧部から前記基部に向けて開口量が大きくなる中空状に形成されていることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項7】
前記付勢部材を2つ備えるとともに、これら2つの付勢部材は、互いに当接しつつ前記付勢部材の付勢方向に並ぶとともに、前記付勢方向と直交する方向に対して対称的に配設されていることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項8】
前記付勢部材が収容される収容室を有し、前記付勢部材の最大幅部分は、その収容室の内壁に当接していることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
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【図9】
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【図11】
【図12】
【図13】
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【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
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【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【公開番号】特開2007−90727(P2007−90727A)
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−284646(P2005−284646)
【出願日】平成17年9月29日(2005.9.29)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年9月29日(2005.9.29)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】
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