説明

インクカートリッジ

【課題】インク抽出部材の挿入時における開閉バルブのスムースな開放と、その開閉バルブによるインク流路の開閉を確実に行うことができるインクカートリッジを提供すること。
【解決手段】(b)に示すように、インク抽出管1720がバルブ機構内挿部1460内に挿通されると、バルブ部材2430が弁座部材660方向に押される。バルブ機構2720の動作は、まず、インク抽出管1720が挿通されると、スライダ部材2780が弁座部材660方向に動作してスライダ部材2780と弁座部材660とが当接して、スライダ部材2780(スプリング部材2740)の移動が規制される。その後、さらに、インク抽出管1720が挿通されると、スプリング可撓部2752が弾性変形する。よって、スライダ部材2780を備えることにより、インク抽出管1720の挿通をスムーズに行うことができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクを貯留するインク貯留室を有し、そのインク貯留室に貯留されたインクを記録ヘッドから吐出して記録を行うインクジェット記録装置に着脱自在に装着されるインクカートリッジにおいて、
前記インク貯留室と連通し、そのインク貯留室内のインクを外部へ供給する際のインクの流路となるインク流路室と、
そのインク流路室のインクの出口であって、前記インクジェット記録装置に突設されたインクを抽出するための中空状のインク抽出部材が挿入される挿入口と、
その挿入口を開閉するための開閉バルブと、
その開閉バルブを前記挿入口へ向けて付勢する付勢部材とを備え、
その付勢部材は、前記開閉バルブを押圧する押圧部と、その押圧部に連接された屈曲部と、その屈曲部に連接され前記付勢部材の付勢の起点となる基部とを有し、前記屈曲部は、前記押圧部および基部よりも低い強度で構成されており、
その付勢部材の外周に設けられ、前記インク抽出部材が前記挿入口へ挿入され前記付勢部材の屈曲部が撓むと、その撓みに伴って前記インク流路室の内部を前記付勢部材の反付勢方向へ摺動するスライダとを備えていることを特徴とするインクカートリッジ。
【請求項2】
前記インク流路室は、前記開閉バルブと前記付勢部材と前記スライダとを収容すると共に、前記スライダは、前記付勢部材の反付勢方向に所定の長さを有して形成され、
前記インク流路室には、前記インク抽出部材が前記挿入口へ挿入され前記付勢部材の屈曲部が撓むことにより前記スライダが前記インク流路室の内部を前記付勢部材の反付勢方向へ摺動する場合に、所定量摺動したスライダが当接して、それ以降のスライダの摺動を規制する摺動量規制部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
【請求項3】
前記付勢部材を2つ備えると共に、前記スライダの内側にこれら2つの付勢部材の底面部を互いに対向させるように配設し、
前記スライダは、前記2つの付勢部材の外周に設けられた円筒部と、その内壁に形成された前記2つの付勢部材の底面部がそれぞれ係合する係合部とを有しており、その係合部が前記2つの付勢部材に挟持されて、その付勢部材の撓みに応じて前記インク流路室内を摺動するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクカートリッジ。
【請求項4】
前記2つの付勢部材の前記底面部の外周面は、前記スライダの前記円筒部の内壁に当接していることを特徴とする請求項3記載のインクカートリッジ。
【請求項5】
前記開閉バルブが前記付勢部材により前記挿入口へ向けて付勢されてその挿入口を閉鎖している状態において、前記付勢部材の屈曲部の一部を、予め若干量撓ませる撓み形成部材を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項6】
前記撓み形成部材は、前記開閉バルブが前記付勢部材により前記挿入口へ向けて付勢されてその挿入口を閉鎖している状態において、前記2つの付勢部材のうちの前記開閉バルブを押圧する一方の付勢部材を、予め若干量撓ませるものであることを特徴とする請求項5記載のインクカートリッジ。
【請求項7】
前記撓み形成部材は、前記開閉バルブに立設されると共に前記スライダの外側に配設される立壁と、その立壁に設けられたフック部とを有し、
そのフック部は、前記開閉バルブが前記付勢部材により前記挿入口へ向けて付勢されてその挿入口を閉鎖している状態において、前記一方の付勢部材を撓ませた状態で前記スライダと係合するものであることを特徴とする請求項6記載のインクカートリッジ。
【請求項8】
前記フック部は、前記係合部の前記開閉バルブを押圧しない他方の付勢部材の底面部が当接する面に係合することを特徴とする請求項7記載のインクカートリッジ。
【請求項9】
前記付勢部材は、その頂部及び底面部が開口した中空円錐台形状に形成され、その中空状の内部がインク流路とされていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項10】
前記付勢部材は可燃性の弾性材料で形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のインクカートリッジ。
【請求項11】
前記インク貯留室となる空間を有するフレーム体を備え、
前記インク流路室は、そのフレーム体に設けられると共に前記インク貯留室と連通する筒体として構成され、
その筒体の内部には、前記開閉バルブと前記付勢部材と前記スライダとを含む開閉バルブユニットが装着されていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のインクカートリッジ。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【公開番号】特開2007−90728(P2007−90728A)
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−284647(P2005−284647)
【出願日】平成17年9月29日(2005.9.29)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】