説明

インクジェット用インクならびにインクセット

【課題】画像の保存安定性に優れ、さらにインク液の長期間の経時後においても吐出安定性に優れたインクジェット記録用インク組成物を提供する。
【解決手段】第一の染料と、第一の染料と異なる構造を有する第二の染料とを含み第一の染料及び第二の染料は互いに独立して、酸化電位が1.0V(vsSCE)より貴の染料であり、第一の染料がアゾ基を有するアゾ染料であり該アゾ基の両端に複素環が連結することを特徴とするインクジェット用マゼンタインクであり、例えば、化合物M−2とM−3とを含有するインクジェット用マゼンタインク。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも、下記一般式(M1)で表される第一の染料と、第一の染料と異なる構造を有する下記一般式(M2)で表される第二の染料とを含み、第一の染料及び第二の染料は互いに独立して、酸化電位が1.0 V (vs SCE)より貴の染料であり、第一の染料がアゾ基を有するアゾ染料であり該アゾ基の両端に複素環が連結することを特徴とするインクジェット用マゼンタインク。
一般式(M1):
【化101】


式中、A31は置換基を有してもよいピラゾール環、イミダゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、チアジアゾール環、ベンゾチアゾール環、ベンゾオキサゾール環またはベンゾイソチアゾール環を表し、B31およびB32は、各々、=CR31−、−CR32=を表すか、またはいずれか一方が窒素原子、他方が=CR31−もしくは−CR32=を表し、G3、R31およびR32は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してもよい脂肪族基、芳香族基、複素環基、シアノ基、カルボキシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカルボニル基、アシル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、アミノ基、アシルアミノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、複素環スルホニルアミノ基、ニトロ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環スルホニル基、アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基、複素環スルフィニル基、スルファモイル基、またはスルホ基を表し、R35およびR36は、それぞれ独立して、水素原子、置換基を有してもよい脂肪族基、芳香族基、複素環基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、またはスルファモイル基を表す。
一般式(M2):
【化102】


式中Rは水素原子、アルキル基、アルキル炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、シクロヘキシル基、モノ又はジアルキルアミノアルキル基またはアルキル炭素数1〜4のシアノアルキル基を表し、Yは塩素、水酸基、アミノ基、モノ又はジアルキルアミノ基、アラルキルアミノ基、シクロアルキルアミノ基、アルコキシ基、フェノキシ基、アニリノ基、ナフチルアミノ基またはモノ又はジアルキルアミノアルキルアミノ基を表し、Xは架橋基を表し、Zは水素原子、アルカリ金属元素、アルカリ土類金属元素、アルキルアミノ基、アルカノ−ルアミノ基またはアンモニウム基を表す。
【請求項2】
上記一般式(M1)中、A31が置換基を有してもよいピラゾール環であることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェット用マゼンタインク。
【請求項3】
請求項1または2に記載のマゼンタインクを少なくとも1つ含有するインクジェット用インクセット。

【公開番号】特開2012−197444(P2012−197444A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−117661(P2012−117661)
【出願日】平成24年5月23日(2012.5.23)
【分割の表示】特願2006−517867(P2006−517867)の分割
【原出願日】平成16年10月22日(2004.10.22)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】