説明

インターホンシステム

【課題】来訪者による呼び出しを居住者に通知して的確に確認させるにあたって、簡易な構成で、難聴、中途失聴等のような聴覚障害者にとっての確認を容易として利便性を高める。
【解決手段】来訪者による子機1からの呼び出しを、親機2、呼出通知機3及び増設呼出通知機4にてそれぞれ通知するにあたり、呼出通知機では、親機の親機通知音生成部204にて生成され親機スピーカ203から音響出力させる通知音信号を信号検出部301にて検出することで、発光部303にて発光表示が行われるとともに、この通知音信号が通知機スピーカ300から音響出力される。また、増設呼出通知機は、呼出通知機との間で無線通信を行い、呼出通知機の信号検出部からの呼出通知信号を増設通知音生成部401及び増設発光駆動部404がそれぞれ検出することで、増設スピーカ402から通知音信号が音響出力されるとともに、増設発光部403にて発光表示が行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はインターホンシステムに係り、特に、来訪者による呼び出しを居住者に的確に通知して確認させることができるインターホンシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、高騒音下での住居人や聴覚障害者にとっても、適切且つ迅速に警報あるいは報知の選別が出来る表示機能付インターホン増設スピーカが開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0003】
この表示機能付インターホン増設スピーカによれば、親機やインターホン副親機から出力される移報信号を受け、その信号に応じて点滅あるいは点灯する光源を備えているので、移報信号の聞き取れない高騒音下での住居人や聴覚障害者にも、来客報知や警報報知が適切に選別できる。
【0004】
【特許文献1】特開2000−67344号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
背景技術に記載した特許文献1の表示機能付インターホン増設スピーカにおいて、来客報知を行うための手段は、スピーカからの音響出力と、この音響出力の時間内における光源の発光(点滅あるいは点灯)とが適用されているため、来客報知を確認すべき居住者が難聴、中途失聴等のような聴覚障害者であって、この聴覚障害者が余所見をしている場合や、当該表示機能付インターホン増設スピーカの設置される住戸内が明るい場合には、光源の発光に気付かない虞があった。
【0006】
また、親機やインターホン副親機と表示機能付インターホン増設スピーカとの間の接続の態様が有線による接続であるため、この表示機能付インターホン増設スピーカをより複数台増設するにあたっては、配線が複雑となるばかりでなく、施工コストが増大する難点があった。
【0007】
本発明は、これらの難点を解消するためになされたもので、来訪者による呼び出しを居住者に通知して的確に確認させるにあたって、難聴、中途失聴等のような聴覚障害者にとって確認な容易で利便性が高められたインターホンシステムを簡易な構成で提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるインターホンシステムは、住戸外に設置される子機と、住戸内に設置され、子機からの呼び出しに応答して通話を成立させるための親機と、子機からの呼び出しが親機を経由して通知される呼出通知機と、呼出通知機との間で無線通信を行い、子機からの呼び出しが通知される増設呼出通知機とを設けている。親機には、子機からの呼び出しがある旨の通知音信号を生成するための親機通知音生成部を備えている。呼出通知機には、子機からの呼び出しがある旨の発光表示を行うための発光部と、発光部を駆動させるための発光駆動部と、親機の親機通知音生成部にて生成された通知音信号を検出し、発光駆動部を制御するための信号検出部と、通知音信号を検出した信号検出部にて生成される呼出通知信号を無線信号に変換し、増設呼出通知機に無線送信するための無線送信部とを備えている。増設呼出通知機には、呼出通知機から無線送信されてくる無線信号を受信し、電気信号の呼出通知信号に変換するための無線受信部と、子機からの呼び出しがある旨の発光表示を行うための増設発光部と、無線受信部からの呼出通知信号を検出し、増設発光部を駆動させるための増設発光駆動部とを備えている。
【0009】
また、本発明の第2の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様において、親機及び呼出通知機はそれぞれ、親機の親機通知音生成部にて生成された通知音信号を音響出力するためのスピーカを備えている。
【0010】
また、本発明の第3の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様において、増設呼出通知機は、無線受信部からの呼出通知信号を検出し、通知音信号を生成するための増設通知音生成部と、増設通知音生成部にて生成された通知音信号を音響出力するための増設スピーカとを備えている。
【発明の効果】
【0011】
本発明のインターホンシステムによれば、来訪者による子機からの呼び出しを、親機、呼出通知機及び増設呼出通知機にてそれぞれ通知するにあたり、呼出通知機では、親機の親機通知音生成部にて生成され親機スピーカから音響出力させる通知音信号を信号検出部にて検出することで、発光駆動部が制御されて発光部にて発光表示が行われるとともに、この通知音信号が通知機スピーカから音響出力されることになる。また、増設呼出通知機は、呼出通知機との間で無線通信を行うことができ、呼出通知機の信号検出部からの呼出通知信号を増設通知音生成部及び増設発光駆動部がそれぞれ検出することで、増設スピーカから通知音信号が音響出力されるとともに、増設発光駆動部が制御されて増設発光部にて発光表示が行われることになる。
【0012】
これにより、呼出通知機及び増設呼出通知機の間が無線による接続となり、有線による配線が不要となるため、増設呼出通知機の設置位置の自由度が高められるばかりでなく、施工コストを低く抑えることができる。また、来訪者による子機からの呼び出しを確認すべき居住者が難聴、中途失聴等のような聴覚障害者であって、この聴覚障害者が余所見をしている場合や、当該呼出通知機及び当該増設呼出通知機の設置場所の周囲近傍が明るい場合であっても、的確に確認させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明のインターホンシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施例によるインターホンシステムのシステム構成及びブロック構成を示す説明図である。このインターホンシステムには、住戸玄関等の住戸外に設置される子機1と、住戸内に設置され、子機ラインL1を経由して接続される子機1からの呼び出しが通知され、この呼び出しに応答して通話を成立させるための親機2と、通知機ラインL2、親機2、子機ラインL1を経由して接続される子機1からの呼び出しが通知される呼出通知機3と、呼出通知機3との間で無線通信を行い、子機1からの呼び出しが通知される少なくとも1台の増設呼出通知機、ここでは、1台の増設呼出通知機4とが設けられている。ここで、呼出通知機3及び増設呼出通知機4の間は、図示に示すような無線による接続で構成されているため、有線による配線が不要となり、増設呼出通知機4の設置位置の自由度が高められるばかりでなく、施工コストを低く抑えることができる。
【0015】
なお、子機1及び親機2の間の接続の態様と、親機2及び呼出通知機3の間の接続の態様とはそれぞれ、図1に示す子機ラインL1、通知機ラインL2を経由した有線による接続に限定されるものではなく、無線による接続で構成することもできる。
【0016】
図1に示す子機1には、子機操作部100、カメラ101、子機マイク102及び子機スピーカ103が備えられている。ここで、子機操作部100は、住戸外に居る人物、例えば、来訪者が住戸内に在室中の居住者を呼び出すために操作するものであり、例えば、呼出ボタンにて構成されている。また、カメラ101は、来訪者の映像や住戸外の映像(監視映像を含む。)を撮像して映像信号を生成するためのものであり、例えば、CCD、CMOS等の各種の映像撮像媒体にて構成されている。さらに、子機マイク102及び子機スピーカ103は、来訪者が居住者との間で通話を成立させるための音声信号(送話音声信号、受話音声信号)を入出力するものである。
【0017】
図1に示す親機2には、親機操作部200、モニタ201、親機マイク202、親機スピーカ203及び親機通知音生成部204が備えられている。ここで、親機操作部200は、居住者が来訪者からの呼び出しに応答して通話を成立させるための応答操作、成立中の通話を終了させるための終話操作、モニタ201及び子機1のカメラ101をそれぞれ駆動させるためのモニタ操作等が行われるものであり、例えば、各種の操作に対応させた押圧ボタンやモニタ201の前面に配置されるタッチパネルにて構成されている。また、親機マイク202及び親機スピーカ203は、居住者が来訪者との間で通話を成立させるための音声信号(送話音声信号、受話音声信号)を入出力するものであり、この親機スピーカ203は、来訪者による子機1からの呼び出しがある旨の通知音や音声メッセージ等の通知音信号を音響出力することができる。さらに、親機通知音生成部204は、親機スピーカ203から出力させる通知音信号を生成し、この通知音信号を、通知機ラインL2を経由して呼出通知機3に送出することができる。
【0018】
図1に示す呼出通知機3には、通知機スピーカ300、信号検出部301、発光部(通知機発光部)302、発光駆動部(通知機発光駆動部)303、無線送信部304及び電源部(通知機電源部)305が備えられている。
【0019】
この呼出通知機3において、通知機スピーカ300は、親機2の親機通知音生成部204にて生成され通知機ラインL2を経由して伝送されてくる通知音信号を検出して呼出音や音声メッセージ等を音響出力させ、来訪者による子機1からの呼び出しがあることを通知するためのものである。
【0020】
信号検出部301は、親機2の親機通知音生成部204にて生成され通知機ラインL2を経由して伝送されてくる通知音信号を検出し、発光駆動部303を制御するためのものである。
【0021】
発光部302は、来訪者による子機1からの呼び出しがあることを通知するために発光表示されるものであり、例えば、キセノンランプ等のフラッシュライトにて構成されている。また、発光駆動部303は、駆動回路303a及びタイミング発生回路303bにて構成され、この駆動回路303aは、通知音信号を検出した信号検出部301により生成される呼出通知信号によって制御され、発光部302を発光表示させ、所定のパターンで点滅又は点灯を行うためのものである。一方、タイミング発生回路303bは、通知音信号を検出した信号検出部301により生成される呼出通知信号によって制御され、発光部302を点滅又は点灯させる駆動回路303aの制御による所定のパターンを決定するためのものである。
【0022】
無線送信部304は、信号検出部301にて生成される呼出通知信号を無線信号に変換し、増設呼出通知機4に無線送信するためのものであり、通常、アンテナが備えられている。
【0023】
電源部305は、例えば、AC100Vの商用電源を整流・平滑して直流電源を生成し、呼出通知機3の構成各部に電源供給するためのものである。なお、電源部305は、前述の仕様に限定されるものではなく、例えば、二次電池等の蓄電池を適用することもできるばかりでなく、充電作用を有しているならば、この蓄電池に直流電源を充電することもできる。
【0024】
図1に示す増設呼出通知機4には、無線受信部400、増設通知音生成部401、増設スピーカ402、増設発光部403、増設発光駆動部404及び増設電源部405が備えられている。
【0025】
この増設呼出通知機4において、無線受信部400は、呼出通知機3の無線送信部304からの無線信号を受信し、電気信号の呼出通知信号に変換した後、増設通知音生成部401及び増設発光駆動部404にそれぞれ送出するためのものである。
【0026】
増設通知音生成部401は、無線受信部400からの呼出通知信号を検出し、増設スピーカ402から出力させる通知音信号を生成するためのものである。また、増設スピーカ402は、増設呼出音生成部401からの通知音信号をもとに呼出音や音声メッセージ等を音響出力させ、来訪者による子機1からの呼び出しがあることを通知するためのものである。
【0027】
増設発光部403は、来訪者による子機1からの呼び出しがあることを通知するために発光表示されるものであり、例えば、キセノンランプ等のフラッシュライトにて構成されている。また、増設発光駆動部404は、駆動回路404a及びタイミング発生回路404bにて構成され、この駆動回路404aは、無線受信部400からの呼出通知信号を検出し、増設発光部403を発光表示させ、所定のパターンで点滅又は点灯を行うためのものである。一方、タイミング発生回路404bは、無線受信部400からの呼出通知信号を検出し、増設発光部403を点滅又は点灯させる駆動回路404aの制御による所定のパターンを決定するためのものである。
【0028】
増設電源部405は、例えば、AC100Vの商用電源を整流・平滑して直流電源を生成し、増設呼出通知機4の構成各部に電源供給するためのものである。なお、増設電源部405は、前述の仕様に限定されるものではなく、例えば、二次電池等の蓄電池を適用することもできるばかりでなく、充電作用を有しているならば、この蓄電池に直流電源を充電することもできる。
【0029】
このように構成された本発明の実施例によるインターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について説明する。
【0030】
図1において、呼出通知機3及び増設呼出通知機4の構成各部は、電源部305及び増設電源部405にてそれぞれ生成される直流電源が待受電源又は動作電源となり、子機1及び親機2を構成各部は、図示しない当該親機の電源部にて生成される直流電源が待受電源又は動作電源となるものである。
【0031】
最初に、住戸外に居る来訪者が住戸内に在室中の居住者を呼び出すにあたり、図1に示す子機1の子機操作部100を使用して呼出操作を行うと、子機ラインL1を経由して親機2に呼出信号が送出される。
【0032】
親機2は、呼出信号が受信されると、来訪者による子機1からの呼び出しがあることを検出し、その旨の通知音信号を親機通知音生成部204にて生成するとともに、モニタ201及び子機1のカメラ101がそれぞれ能動となるように制御する。この制御により、呼出音や音声メッセージ等が親機スピーカ203から音響出力され、来訪者による子機1からの呼び出しがあることの通知が行われるとともに、子機1のカメラ101にて撮像された映像信号が子機ラインL1を経由して当該親機に送出され、来訪者の映像や住戸外の映像がモニタ201に出画されることになる。なお、モニタ201には、映像の出画のみならず、来訪者による子機1からの呼び出しがあることを示す文字メッセージや絵データ等を表示させることもできる。
【0033】
ここまでの動作により、親機2の周囲近傍に居る居住者は、親機スピーカ203からの音響出力とモニタ201による表示とをもとに、来訪者による子機1からの呼び出しがあることを容易かつ的確に確認し、併せて、モニタ201による映像の出画をもとに、来訪者の判別が可能となる。
【0034】
また、親機2の親機通知音生成部204にて生成された通知音信号は、通知機ラインL2を経由して呼出通知機3の通知機スピーカ300及び信号検出部301にそれぞれ送出される。
【0035】
ここで、呼出通知機3において、通知機スピーカ300は、親機2からの通知音信号が検出されると、通知音や音声メッセージ等を音響出力させ、来訪者による子機1からの呼び出しがあることを通知することができる。また、信号検出部301は、親機2からの通知音信号が検出されると、呼出通知信号を生成し、発光駆動部303のタイミング発生回路303bにて設定される所定のパターンで発光部302が点滅又は点灯されるように駆動回路303aを制御することができる。
【0036】
ここまでの動作により、呼出通知機3の周囲近傍に居る居住者は、通知機スピーカ300からの音響出力と発光部302による発光表示とをもとに、来訪者による子機1からの呼び出しがあることを容易かつ的確に確認することができ、特に、通知機スピーカ300からの音響出力の確認が困難とされる難聴、中途失聴等のような聴覚障害者であって、この聴覚障害者が余所見をしている場合に、その確認な容易で利便性が高められるばかりでなく、当該呼出通知機の設置場所の周囲近傍が明るい場合であっても、的確に確認させることができる。
【0037】
また、呼出通知機3の無線送信部304は、信号検出部301にて生成された呼出通知信号を無線信号に変換した後、増設呼出通知機4(の無線受信部400)に無線送信する。
【0038】
増設呼出通知機4の無線受信部400は、呼出通知機3の無線送信部304からの無線信号を電気信号の呼出通知信号に変換した後、増設通知音生成部401及び増設発光駆動部404にそれぞれ送出する。
【0039】
ここで、増設呼出通知機4において、増設通知音生成部401は、無線受信部400からの呼出通知信号が検出されると、来訪者による子機1からの呼び出しがある旨の通知音信号を生成し、通知音や音声メッセージ等を増設スピーカ402から音響出力させることができる。また、増設発光駆動部404は、無線受信部400からの呼出通知信号が検出されると、タイミング発生回路404bにて設定される所定のパターンで増設発光部403が点滅又は点灯されるように駆動回路404aを制御することができる。
【0040】
ここまでの動作により、増設呼出通知機4の周囲近傍に居る居住者は、増設スピーカ402からの音響出力と増設発光部403による発光表示とをもとに、来訪者による子機1からの呼び出しがあることを容易かつ的確に確認することができ、特に、通知機スピーカ300からの音響出力の確認が困難とされる難聴、中途失聴等のような聴覚障害者であって、この聴覚障害者が余所見をしている場合に、その確認な容易で利便性が高められるばかりでなく、当該呼出通知機の設置場所の周囲近傍が明るい場合であっても、的確に確認させることができる。
【0041】
なお、親機2、呼出通知機3及び増設呼出通知機4のうち、少なくとも何れか1の機器の通知手段をもとに、来訪者による子機1からの呼び出しがあることを容易かつ的確に確認した居住者は、親機2の親機操作部200を使用して応答操作を行うと、居住者が使用する親機マイク202及び親機スピーカ203と、子機ラインL1を経由して来訪者が使用する子機1の子機マイク102及び子機スピーカ103との間の信号伝送路、所謂、通話路が形成され、音声信号(送話音声信号、受話音声信号)を送受信させることで通話が成立する。
【0042】
本発明のインターホンシステムによれば、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成の当該システムであっても採用できるということはいうまでもないことである。
【0043】
例えば、本発明のインターホンシステムによれば、呼出通知機3との間で無線通信を行うことができる増設呼出通知機4の台数として、1台に限定したが、この態様に限定されるものではなく、複数台で設けることもできる。
【0044】
また、呼出通知機3が有する無線通信機能として、増設呼出通知機4へ無線送信を行う無線送信部304を適用し、増設呼出通知機4が有する無線通信機能として、呼出通知機3からの無線受信を行う無線受信部400を適用したが、この態様に限定されるものではなく、呼出通知機3及び増設呼出通知機4が有する無線通信機能としてそれぞれ、無線送受信が可能な無線送受信部を備えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施例によるインターホンシステムのシステム構成及びブロック構成を示す説明図。
【符号の説明】
【0046】
1……子機
2……親機
203……親機スピーカ
204……親機通知音生成部
3……呼出通知機
300……通知機スピーカ
301……信号検出部
302……発光部
303……発光駆動部
304……無線送信部
4……増設呼出通知機
400……無線受信部
401……増設通知音生成部
402……増設スピーカ
403……増設発光部
404……増設発光駆動部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
住戸外に設置される子機(1)と、住戸内に設置され、前記子機からの呼び出しに応答して通話を成立させるための親機(2)と、前記子機からの呼び出しが前記親機を経由して通知される呼出通知機(3)と、前記呼出通知機との間で無線通信を行い、前記子機からの前記呼び出しが通知される増設呼出通知機(4)とを設け、
前記親機には、前記子機からの呼び出しがある旨の通知音信号を生成するための親機通知音生成部(204)を備え、
前記呼出通知機には、前記子機からの呼び出しがある旨の発光表示を行うための発光部(302)と、前記発光部を駆動させるための発光駆動部(303)と、前記親機の前記親機通知音生成部にて生成された前記通知音信号を検出し、前記発光駆動部を制御するための信号検出部(301)と、前記通知音信号を検出した前記信号検出部にて生成される呼出通知信号を無線信号に変換し、前記増設呼出通知機に無線送信するための無線送信部(304)とを備え、
前記増設呼出通知機には、前記呼出通知機から前記無線送信されてくる無線信号を受信し、電気信号の前記呼出通知信号に変換するための無線受信部(400)と、前記子機からの呼び出しがある旨の発光表示を行うための増設発光部(403)と、前記無線受信部からの前記呼出通知信号を検出し、前記増設発光部を駆動させるための増設発光駆動部(404)とを備えることを特徴とするインターホンシステム。
【請求項2】
前記親機及び前記呼出通知機はそれぞれ、前記親機の前記親機通知音生成部にて生成された前記通知音信号を音響出力するためのスピーカ(203、300)を備えることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
【請求項3】
前記増設呼出通知機は、前記無線受信部からの前記呼出通知信号を検出し、通知音信号を生成するための増設通知音生成部(401)と、前記増設通知音生成部にて生成された前記通知音信号を音響出力するための増設スピーカ(402)とを備えることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。

【図1】
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【公開番号】特開2010−81137(P2010−81137A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−245227(P2008−245227)
【出願日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(000100908)アイホン株式会社 (777)
【Fターム(参考)】