説明

インターロイキン−8の模倣剤及び疾病の症状の予防、治療、診断及び改善におけるその使用方法

【課題】種々の疾病の症状の診断、予防、治療及び改善におけるIL−8模倣剤の組成物及び使用方法の提供。
【解決手段】ケモカイン及びそれらの受容体は、炎症等のような多数の病的状態及び自己免疫応答に関連した状態に関与する結果、疾病の治療及び改善に投与することができるIL−8模倣剤を含む組成物を作成する。IL−8模倣剤は、ヒトCXCケモカインIL−8の切断型の類縁体、同族体、プロドラッグ、コドラッグ、代謝産物、同種体、変異体、塩及びそれらの組み合わせである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
IL−8模倣剤を含む組成物であって、IL−8模倣剤が、配列番号9〜配列番号162、配列番号1641〜配列番号1675、変異体a155〜a342、並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択され、その際、
Nが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Cが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、(ポリエチレングリコール)PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa1が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa2が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa3が、L−Pro、D−Pro、P*、Btd並びに任意のL−又はD−の天然及び非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa4が、P*、Btd及び任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、その際、
*は、
【化1】

で表すことができ、
Btdは、
【化2】

で表すことができ、
式中、zは、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa5が、Xaa6により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa6が、Xaa5により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択され、
リンカーは任意選択であり、RLが、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択される任意の天然又は非天然のアミノ酸を含む組成物。
【請求項2】
前記IL−8模倣剤が、a155〜169並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物であって、その際、
Nが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Cが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa1が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa2が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa3が、L−Pro、D−Pro、P*、Btd並びに任意のL−又はD−の天然及び非天然アミノ酸から成る群から独立して選択される組成物。
【請求項3】
前記IL−8模倣剤が、a170〜a171並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物であって、その際、
Nが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Cが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択される組成物。
【請求項4】
前記IL−8模倣剤が、a172並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物であって、その際、
Nが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Cが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択される組成物。
【請求項5】
Nが、ペプチド配列Glu−Leu−Arg及びリンカーを含む請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
前記IL−8模倣剤が、a173〜a235並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物であって、その際、
Nが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Cが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa1が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa2が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa3が、L−Pro、D−Pro、P*、Btd並びに任意のL−又はD−の天然及び非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa4が、P*、Btd及び任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、その際、
*は、
【化3】

で表すことができ、
Btdは、
【化4】

で表すことができ、
式中、zは、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
前記リンカーは任意選択であり、RLが、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択される任意の天然又は非天然のアミノ酸を含む組成物。
【請求項7】
前記IL−8模倣剤が、a236〜a238並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物であって、その際、
Nが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Cが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa5が、Xaa6により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa6が、Xaa5により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択される組成物。
【請求項8】
前記IL−8模倣剤が、a239〜a240並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物であって、その際、
Nが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Cが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa5が、Xaa6により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa6が、Xaa5により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択される組成物。
【請求項9】
前記IL−8模倣剤が、a241〜a244並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物であって、その際、
Nが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Cが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa5が、Xaa6により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa6が、Xaa5により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択される組成物。
【請求項10】
前記IL−8模倣剤が、a245〜a307並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物であって、その際、
Nが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Cが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa1が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa2が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa3が、L−Pro、D−Pro、P*、Btd並びに任意のL−又はD−の天然及び非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa4が、P*、Btd及び任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、その際、
*は、
【化5】

で表すことができ、
Btdは、
【化6】

で表すことができ、
式中、zは、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
前記リンカーは任意選択であり、RLが、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択される任意の天然又は非天然のアミノ酸を含む組成物。
【請求項11】
N、RC又はRLが、診断法又はアッセイ法を用いて検出可能である官能基を含む請求項1、6又は10に記載の組成物。
【請求項12】
N、RC又はRLが、天然のIL−8の配列又はIL−8模倣剤の薬物動態に影響を及ぼす官能基を含む請求項1、6又は10に記載の組成物。
【請求項13】
N、RC又はRLが、生物活性のある作用剤又は生体有益性の作用剤を含む官能基を含む請求項1、6又は10に記載の組成物。
【請求項14】
C又はRLが、カルボキシペプチダーゼの基質として作用するC末端の能力を低減することができる官能基を含む請求項1、6又は10に記載の組成物。
【請求項15】
N又はRLが、アミノペプチダーゼの基質として作用するN末端の能力を低減することができる官能基を含む請求項1、6又は10に記載の組成物。
【請求項16】
N、RC又はRLが、水素、アシル、アルキル、アリール、アラルキル、酸素含有基、窒素含有基、イオウ含有基、少なくとも1個の酸素原子がイオウ原子で置換されているウレタンのチオ誘導体、シリル、ホスホリル、ホスホネート、ホスフィネート、エチレン性不飽和基、ビオチン化された基、天然及び非天然のアミノ酸、生物活性のある作用剤、生体有益性の作用剤、診断剤、ケモカイン、ケモカイン模倣剤、ケモカイン受容体リガンド、及びそれらの組み合わせから成る群から独立して選択される官能基を含む請求項1、6又は10に記載の組成物。
【請求項17】
N、RC又はRLが、アシル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルアリール、ヒドロキシ酸、ポリアルキレングリコール、アミン、アミド、アジド、ヒドラジド、アルキルアミン、アルキルアミド、アラルキルアミン、アラルキルアミド、カルバメート、コリル、天然及び非天然のアミノ酸、ビオチン含有基、酵素含有基、放射線不透過基、放射活性基、常磁性基、蛍光基、及び発光基、並びにそれらの誘導体及び組み合わせから成る群から独立して選択される官能基を含む請求項1、6又は10に記載の組成物。
【請求項18】
N、RC又はRLが、ホルミル、アセチル、ジエチレントリアミンペンタアセチル、O−メトキシアセチル、(−)−メトキシアセチル、2−ノルボルナンアセチル、γ−オキソ−5−アセナフテンブチリル、2−イミノ−イミダゾリジンアセチル、テトラヒドロ−3−フリル、(S)−(−)−インドリン−2−カルボキシル、PEGyl、ヒドロキシエチル、ヒドロキシメチルベンジルエーテル、エチルアミド、フェネチルアミド、N−アセチルネウラミニル、3−(O−アミノエチル−イソ−)−コリル、トランス−4−コチニンカルボキシル、(−)−2−オキソ−チアゾリジンカルボキシル、(4−モルフォリン)カルボニル、2−チオフェンアセチル、2−チオフェンスルホニル、D−アミノ酸、β−アラニン、2−イミノビオチニル、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ、アセチルコリンエステラーゼ、ストレプトアビジン/ビオチン、アビジン/ビオチン、ウンベリフェロン、フルオレセイン、フルオレセインイソチオシアネート、ローダミン、ジクロロトリアジニルアミンフルオレセイン、塩化ダンシル、フィコエリスリン、ルミナル、14C、123I、124I、125I、131I、99mTc、32P、3H、及び放射性インドチロシル基、並びにそれらの誘導体及び組み合わせから成る群から独立して選択される官能基を含む請求項1、6又は10に記載の組成物。
【請求項19】
N、又はRCが、診断法又はアッセイ法を用いて検出可能である官能基を含む請求項2〜4又は7〜9に記載の組成物。
【請求項20】
N、又はRCが、天然のIL−8の配列又はIL−8模倣剤の薬物動態に影響を及ぼす官能基を含む請求項2〜4又は7〜9に記載の組成物。
【請求項21】
N、又はRCが、天然のIL−8の配列又はIL−8模倣剤の薬物動態に影響を及ぼし、診断法又はアッセイ法を用いて検出可能である官能基を含む請求項2〜4又は7〜9に記載の組成物。
【請求項22】
N、又はRCが、生物活性のある作用剤又は生体有益性の作用剤を含む官能基を含む請求項2〜4又は7〜9に記載の組成物。
【請求項23】
N、又はRCが、コドラッグを含む官能基を含む請求項2〜4又は7〜9に記載の組成物。
【請求項24】
Cが、カルボキシペプチダーゼの基質として作用するC末端の能力を低減することができる官能基を含む請求項2〜4又は7〜9に記載の組成物。
【請求項25】
Nが、アミノペプチダーゼの基質として作用するN末端の能力を低減することができる官能基を含む請求項2〜4又は7〜9に記載の組成物。
【請求項26】
N、又はRCが、水素、アルキル、アリール、アラルキル、酸素含有基、窒素含有基、イオウ含有基、少なくとも1個の酸素原子がイオウ原子で置換されているウレタンのチオ誘導体、シリル、ホスホリル、ホスホネート、ホスフィネート、エチレン性不飽和基、ビオチン化された基、天然及び非天然のアミノ酸、生物活性のある作用剤、生体有益性の作用剤、診断剤、ケモカイン、ケモカイン模倣剤、ケモカイン受容体リガンド、及びそれらの組み合わせから成る群から独立して選択される官能基を含む請求項2〜4又は7〜9に記載の組成物。
【請求項27】
N、又はRCが、アシル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルアリール、ヒドロキシ酸、ポリアルキレングリコール、アミン、アミド、アジド、ヒドラジド、アルキルアミン、アルキルアミド、アラルキルアミン、アラルキルアミド、カルバメート、コリル、天然及び非天然のアミノ酸、ビオチン含有基、酵素含有基、放射線不透過基、放射活性基、常磁性基、蛍光基、及び発光基、並びにそれらの誘導体及び組み合わせから成る群から独立して選択される官能基を含む請求項2〜4又は7〜9に記載の組成物。
【請求項28】
N、又はRCが、ホルミル、アセチル、ジエチレントリアミンペンタアセチル、O−メトキシアセチル、(−)−メトキシアセチル、2−ノルボルナンアセチル、γ−オキソ−5−アセナフテンブチリル、2−イミノ−イミダゾリジンアセチル、テトラヒドロ−3−フリル、(S)−(−)−インドリン−2−カルボキシル、PEGyl、ヒドロキシエチル、ヒドロキシメチルベンジルエーテル、エチルアミド、フェネチルアミド、N−アセチルネウラミニル、3−(O−アミノエチル−イソ−)−コリル、トランス−4−コチニンカルボキシル、(−)−2−オキソ−チアゾリジンカルボキシル、(4−モルフォリン)カルボニル、2−チオフェンアセチル、2−チオフェンスルホニル、D−アミノ酸、β−アラニン、2−イミノビオチニル、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ、アセチルコリンエステラーゼ、ストレプトアビジン/ビオチン、アビジン/ビオチン、ウンベリフェロン、フルオレセイン、フルオレセインイソチオシアネート、ローダミン、ジクロロトリアジニルアミンフルオレセイン、塩化ダンシル、フィコエリスリン、ルミナル、14C、123I、124I、125I、131I、99mTc、32P、3H、及び放射性インドチロシル基、並びにそれらの誘導体及び組み合わせから成る群から独立して選択される官能基を含む請求項2〜4又は7〜9に記載の組成物。
【請求項29】
前記IL−8模倣剤が、a308並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物。
【請求項30】
前記IL−8模倣剤が、a309並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物。
【請求項31】
前記IL−8模倣剤が、a310〜a312並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物。
【請求項32】
前記IL−8模倣剤が、a313、a314、a316並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物。
【請求項33】
前記IL−8模倣剤が、a315並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物。
【請求項34】
前記IL−8模倣剤が、a317、a318、a320、a322、a324、a326、a329並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物。
【請求項35】
前記IL−8模倣剤が、a319、a321、a323、a325並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物。
【請求項36】
前記IL−8模倣剤が、a330〜a342並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される請求項1に記載の組成物。
【請求項37】
前記コドラッグが、グリコサミノグリカン、リン脂質、ポリ(アルキレングリコール)、並びにそれらの任意のプロドラッグ、コドラッグ、代謝産物、類縁体、同族体、同種体、誘導体、塩及び組み合わせから成る群から選択される作用剤を含む請求項1に記載の組成物。
【請求項38】
前記グリコサミノグリカンが、ヘパリン、並びにそれらの任意のプロドラッグ、コドラッグ、代謝産物、類縁体、同族体、同種体、誘導体、塩及び組み合わせを含む請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
前記リン脂質が、ホスファチジルコリン又はそれらの任意のプロドラッグ、コドラッグ、代謝産物、類縁体、同族体、同種体、誘導体、塩及び組み合わせを含む請求項37に記載の組成物。
【請求項40】
前記ポリ(アルキレングリコール)がPEG並びにそれらの任意の類縁体、同族体、同種体、誘導体、塩及び組み合わせを含む請求項37に記載の組成物。
【請求項41】
対象における疾病を治療するために薬物を調製するための、及び/又はその1以上の症状を改善するための組成物であって、該組成物が、配列番号9〜配列番号162、配列番号1641〜配列番号1675、変異体a155〜a342、並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される、有効量のIL−8模倣剤を含み、その際、
Nが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Cが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、(ポリエチレングリコール)PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa1が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa2が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa3が、L−Pro、D−Pro、P*、Btd並びに任意のL−又はD−の天然及び非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa4が、P*、Btd及び任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、その際、
*は、
【化7】

で表すことができ、
Btdは、
【化8】

で表すことができ、
式中、zは、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa5が、Xaa6により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa6が、Xaa5により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択され、
リンカーは任意選択であり、RLが、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択される任意の天然又は非天然のアミノ酸を含む組成物。
【請求項42】
N、RC又はRLが、診断法又はアッセイ法を用いて検出可能である官能基を含む請求項41に記載の組成物。
【請求項43】
N、RC又はRLが、天然のIL−8の配列又はIL−8模倣剤の薬物動態に影響を及ぼす官能基を含む請求項41に記載の組成物。
【請求項44】
N、RC又はRLが、天然のIL−8の配列又はIL−8模倣剤の薬物動態に影響を及ぼし、診断法又はアッセイ法を用いて検出可能である官能基を含む請求項41に記載の組成物。
【請求項45】
N、RC又はRLが、生物活性のある作用剤又は生体有益性の作用剤を含む官能基を含む請求項4に記載1の組成物。
【請求項46】
N、RC又はRLが、コドラッグを含む官能基を含む請求項41に記載の組成物。
【請求項47】
C又はRLが、カルボキシペプチダーゼの基質として作用するC末端の能力を低減することができる官能基を含む請求項41に記載の組成物。
【請求項48】
N又はRLが、アミノペプチダーゼの基質として作用するN末端の能力を低減することができる官能基を含む請求項41に記載の組成物。
【請求項49】
N、RC又はRLが、水素、アルキル、アリール、アラルキル、酸素含有基、窒素含有基、イオウ含有基、少なくとも1個の酸素原子がイオウ原子で置換されているウレタンのチオ誘導体、シリル、ホスホリル、ホスホネート、ホスフィネート、エチレン性不飽和基、ビオチン化された基、天然及び非天然のアミノ酸、生物活性のある作用剤、生体有益性の作用剤、診断剤、ケモカイン、ケモカイン模倣剤、ケモカイン受容体リガンド、及びそれらの組み合わせから成る群から独立して選択される官能基を含む請求項41に記載の組成物。
【請求項50】
N、RC又はRLが、アシル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルアリール、ヒドロキシ酸、ポリアルキレングリコール、アミン、アミド、アジド、ヒドラジド、アルキルアミン、アルキルアミド、アラルキルアミン、アラルキルアミド、カルバメート、コリル、天然及び非天然のアミノ酸、ビオチン含有基、酵素含有基、放射線不透過基、放射活性基、常磁性基、蛍光基、及び発光基、並びにそれらの誘導体及び組み合わせから成る群から独立して選択される官能基を含む請求項41に記載の組成物。
【請求項51】
N、RC又はRLが、ホルミル、アセチル、ジエチレントリアミンペンタアセチル、O−メトキシアセチル、(−)−メトキシアセチル、2−ノルボルナンアセチル、γ−オキソ−5−アセナフテンブチリル、2−イミノ−イミダゾリジンアセチル、テトラヒドロ−3−フリル、(S)−(−)−インドリン−2−カルボキシル、PEGyl、ヒドロキシエチル、ヒドロキシメチルベンジルエーテル、エチルアミド、フェネチルアミド、N−アセチルネウラミニル、3−(O−アミノエチル−イソ−)−コリル、トランス−4−コチニンカルボキシル、(−)−2−オキソ−チアゾリジンカルボキシル、(4−モルフォリン)カルボニル、2−チオフェンアセチル、2−チオフェンスルホニル、D−アミノ酸、β−アラニン、2−イミノビオチニル、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ、アセチルコリンエステラーゼ、ストレプトアビジン/ビオチン、アビジン/ビオチン、ウンベリフェロン、フルオレセイン、フルオレセインイソチオシアネート、ローダミン、ジクロロトリアジニルアミンフルオレセイン、塩化ダンシル、フィコエリスリン、ルミナル、14C、123I、124I、125I、131I、99mTc、32P、3H、及び放射性インドチロシル基、並びにそれらの誘導体及び組み合わせから成る群から独立して選択される官能基を含む請求項41に記載の組成物。
【請求項52】
前記疾病が、自己免疫疾患、炎症性疾患、臓器移植の拒絶、癌の治療に関連する疾患、循環器疾患、血液疾患、神経疾患、感染性疾患、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される請求項41に記載の組成物。
【請求項53】
前記組成物を投与して、CXCR1又はCXCR2の受容体活性を調節する請求項41に記載の組成物。
【請求項54】
前記組成物を投与して、対象における細胞内カルシウムを動員する請求項41に記載の組成物。
【請求項55】
前記組成物を投与して、対象において又はex vivoで細胞増殖を高める請求項41に記載の組成物。
【請求項56】
前記細胞が、内皮細胞、白血球、赤血球、巨核球、幹細胞、前駆細胞、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される請求項55に記載の組成物。
【請求項57】
前記内皮細胞が血管内皮細胞である請求項56に記載の組成物。
【請求項58】
前記白血球が、好中球又はリンパ球である請求項56に記載の組成物。
【請求項59】
前記幹細胞が、神経幹細胞、神経堤幹細胞、造血系幹細胞、リンパ系幹細胞、骨髄系幹細胞、間葉系幹細胞、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される請求項56に記載の組成物。
【請求項60】
前記組成物を投与して、対象におけるヘマトクリットを高める請求項41に記載の組成物。
【請求項61】
前記組成物を投与して、対象において細胞を静止状態で維持する請求項41に記載の組成物。
【請求項62】
前記静止状態が、細胞傷害性の作用剤又は放射線を受ける細胞をアポトーシスから保護する請求項61に記載の組成物。
【請求項63】
前記組成物を投与して、細胞周期の停止による遺伝子療法を助ける請求項41に記載の組成物。
【請求項64】
前記細胞が、内皮細胞、赤血球、白血球、巨核球、幹細胞、前駆細胞、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される請求項61、62又は63に記載の組成物。
【請求項65】
前記白血球が、好中球、リンパ球又はそれらの組み合わせである請求項64に記載の組成物。
【請求項66】
前記幹細胞が、神経幹細胞、神経堤幹細胞、造血系幹細胞、リンパ系幹細胞、骨髄系幹細胞、間葉系幹細胞、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される請求項64に記載の組成物。
【請求項67】
前記組成物を投与して、対象において細胞を動員する請求項41に記載の組成物。
【請求項68】
前記細胞が、赤血球、白血球、幹細胞又は前駆細胞である請求項67に記載の組成物。
【請求項69】
前記白血球が、好中球又はリンパ球である請求項64に記載の組成物。
【請求項70】
前記幹細胞が、神経幹細胞、神経堤幹細胞、造血系幹細胞、リンパ系幹細胞、骨髄系幹細胞、間葉系幹細胞、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される請求項68に記載の組成物。
【請求項71】
前記組成物を投与して、対象における血管形成をたかめる請求項41に記載の組成物。
【請求項72】
第2の作用剤を含む第2の組成物を含む第2の投与と組み合わせて組成物を投与する請求項41に記載の組成物。
【請求項73】
前記第2の作用剤が、IL−8模倣剤、生物活性のある作用剤、又は診断剤から成る群から選択される請求項72に記載の組成物。
【請求項74】
細胞をIL−8模倣剤に接触させることを含む、CXCR1又はCXCR2の受容体活性を調節する方法であって、接触は、in vitroでIL−8模倣剤を細胞と混ぜ合わせることを含み、前記IL−8模倣剤が、配列番号9〜配列番号162、配列番号1641〜配列番号1675、変異体a155〜a342、並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択され、その際、
Nが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Cが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、(ポリエチレングリコール)PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa1が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa2が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa3が、L−Pro、D−Pro、P*、Btd並びに任意のL−又はD−の天然及び非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa4が、P*、Btd及び任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、その際、
*は、
【化9】

で表すことができ、
Btdは、
【化10】

で表すことができ、
式中、zは、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa5が、Xaa6により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa6が、Xaa5により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択され、
リンカーは任意選択であり、RLが、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択される任意の天然又は非天然のアミノ酸を含む方法。
【請求項75】
N、RC又はRLが、診断法又はアッセイ法を用いて検出可能である官能基を含む請求項74に記載の方法。
【請求項76】
N、RC又はRLが、天然のIL−8の配列又はIL−8模倣剤の薬物動態に影響を及ぼし、診断法又はアッセイ法を用いて検出可能である官能基を含む請求項74に記載の方法。
【請求項77】
N、RC又はRLが、生物活性のある作用剤又は生体有益性の作用剤を含む官能基を含む請求項74に記載の方法。
【請求項78】
N、RC又はRLが、コドラッグを含む官能基を含む請求項74に記載の方法。
【請求項79】
C又はRLが、カルボキシペプチダーゼの基質として作用するC末端の能力を低減することができる官能基を含む請求項74に記載の方法。
【請求項80】
N又はRLが、アミノペプチダーゼの基質として作用するN末端の能力を低減することができる官能基を含む請求項74に記載の方法。
【請求項81】
N、RC又はRLが、水素、アルキル、アリール、アラルキル、酸素含有基、窒素含有基、イオウ含有基、少なくとも1個の酸素原子がイオウ原子で置換されているウレタンのチオ誘導体、シリル、ホスホリル、ホスホネート、ホスフィネート、エチレン性不飽和基、ビオチン化された基、天然及び非天然のアミノ酸、生物活性のある作用剤、生体有益性の作用剤、診断剤、ケモカイン、ケモカイン模倣剤、ケモカイン受容体リガンド、及びそれらの組み合わせから成る群から独立して選択される官能基を含む請求項74に記載の方法。
【請求項82】
N、RC又はRLが、アシル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルアリール、ヒドロキシ酸、ポリアルキレングリコール、アミン、アミド、アジド、ヒドラジド、アルキルアミン、アルキルアミド、アラルキルアミン、アラルキルアミド、カルバメート、コリル、天然及び非天然のアミノ酸、ビオチン含有基、酵素含有基、放射線不透過基、放射活性基、常磁性基、蛍光基、及び発光基、並びにそれらの誘導体及び組み合わせから成る群から独立して選択される官能基を含む請求項74に記載の方法。
【請求項83】
N、RC又はRLが、ホルミル、アセチル、ジエチレントリアミンペンタアセチル、O−メトキシアセチル、(−)−メトキシアセチル、2−ノルボルナンアセチル、γ−オキソ−5−アセナフテンブチリル、2−イミノ−イミダゾリジンアセチル、テトラヒドロ−3−フリル、(S)−(−)−インドリン−2−カルボキシル、PEGyl、ヒドロキシエチル、ヒドロキシメチルベンジルエーテル、エチルアミド、フェネチルアミド、N−アセチルネウラミニル、3−(O−アミノエチル−イソ−)−コリル、トランス−4−コチニンカルボキシル、(−)−2−オキソ−チアゾリジンカルボキシル、(4−モルフォリン)カルボニル、2−チオフェンアセチル、2−チオフェンスルホニル、D−アミノ酸、β−アラニン、2−イミノビオチニル、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ、アセチルコリンエステラーゼ、ストレプトアビジン/ビオチン、アビジン/ビオチン、ウンベリフェロン、フルオレセイン、フルオレセインイソチオシアネート、ローダミン、ジクロロトリアジニルアミンフルオレセイン、塩化ダンシル、フィコエリスリン、ルミナル、14C、123I、124I、125I、131I、99mTc、32P、3H、及び放射性インドチロシル基、並びにそれらの誘導体及び組み合わせから成る群から独立して選択される官能基を含む請求項74に記載の方法。
【請求項84】
前記細胞が、赤血球、白血球、巨核球、内皮細胞、幹細胞、及び前駆細胞から成る群から選択される請求項74に記載の方法。
【請求項85】
前記白血球が、好中球、リンパ球又はそれらの組み合わせである請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記内皮細胞が血管内皮細胞である請求項84に記載の方法。
【請求項87】
前記幹細胞が、神経幹細胞、神経堤幹細胞、造血系幹細胞、リンパ系幹細胞、骨髄系幹細胞、間葉系幹細胞、及びそれらの組み合わせから成る群から選択される請求項84に記載の方法。
【請求項88】
診断剤を用いて前記IL−8模倣剤の活性を評価することをさらに含む請求項74に記載の方法。
【請求項89】
組み合わせから得られる抗原によるワクチンを産生することをさらに含む請求項74に記載の方法。
【請求項90】
第1のIL−8模倣剤を含む第1の組成物と、
前記第1の組成物を対象に投与し、対象をモニターするための指示書とを含む製造品。
【請求項91】
前記第1の組成物が第2の作用剤を含む請求項90に記載の製造品。
【請求項92】
前記第2の作用剤が、グリコサミノグリカン、リン脂質、ポリ(アルキレングリコール)、又はそれらの任意のプロドラッグ、コドラッグ、代謝産物、類縁体、同族体、同種体、誘導体、塩及び組み合わせである請求項91に記載の製造品。
【請求項93】
前記第2の作用剤が、ヘパリン、ホスファチジルコリン、PEG、又はそれらの組み合わせである請求項91に記載の製造品。
【請求項94】
前記第2の作用剤が、IL−8模倣剤を伴ったコドラッグの形態である請求項91に記載の製造品。
【請求項95】
前記第1のIL−8模倣剤と組み合わせて投与する第2の作用剤を含む第2の組成物をさらに含み、指示書が、前記第2の組成物を投与し、前記対象をモニターする際の指示をさらに含む請求項90に記載の製造品。
【請求項96】
対象における疾病を治療するための、及び/又はその1以上の症状を改善するための方法であって、配列番号9〜配列番号162、配列番号1641〜配列番号1675、変異体a155〜a342、並びに保存的に修飾されたそれらの変異体、それらのプロドラッグ、コドラッグ及び組み合わせから成る群から選択される、有効量のIL−8模倣剤を含む組成物を対象に投与することを含み、その際、
Nが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Cが、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、(ポリエチレングリコール)PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa1が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa2が、任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa3が、L−Pro、D−Pro、P*、Btd並びに任意のL−又はD−の天然及び非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa4が、P*、Btd及び任意のL−又はD−の天然アミノ酸及び任意の非天然アミノ酸から成る群から独立して選択され、その際、
*は、
【化11】

で表すことができ、
Btdは、
【化12】

で表すことができ、
式中、zは、水素、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択され、
Xaa5が、Xaa6により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択され、
Xaa6が、Xaa5により環化できる官能性側鎖を持つ任意のL−又はD−の天然のアミノ酸及び非天然のアミノ酸から成る群から独立して選択され、
リンカーは任意選択であり、RLが、置換された、非置換の、ヘテロの、直鎖の、分枝鎖の、環状の、飽和の又は不飽和の脂肪族遊離基或いは置換された、非置換の、ヘテロの芳香族遊離基、PEG及びその誘導体、並びにそれらの組み合わせから成る群から独立して選択される任意の天然又は非天然のアミノ酸を含む方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−117633(P2006−117633A)
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2005−252235(P2005−252235)
【出願日】平成17年8月31日(2005.8.31)
【出願人】(505329059)ケモカイン セラピューティックス, コーポレイション (1)
【Fターム(参考)】