説明

ウイルス疾患および肝線維症の治療のためのインターフェロン薬物治療

本発明は、アルファウイルス感染を治療する方法;C型肝炎ウイルス(HCV)感染を治療する方法;西ナイルウイルス感染を治療する方法;デングウイルス感染を治療する方法;黄熱病ウイルス感染を治療する方法;肝線維症を減少させる方法;肝線維症に罹患している個体における肝機能を増大させる方法;HCVおよび肝硬変に関連する合併症の発生を減少させる方法;ならびにウイルス感染に罹患している患者において、ウイルス負荷減少させる方法、ウイルスクリアランスのための時間を減少させる方法、または臨床的結果における罹患率もしくは死亡率を減少させる方法を提供する。本発明は、一般的に、ウイルス感染または肝線維症の治療のために、I型またはIII型のインターフェロンレセプターアゴニストおよびIFN-γの治療的に有効な量を投与する段階を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
肝線維症を減少させるためにIFN-αおよびIFN-γを有効な量で投与する段階を含む、個体における肝線維症を減少させる方法。
【請求項2】
持続性ウイルス応答を達成するためにIFN-αおよびIFN-γを有効な量で投与する段階を含む、個体におけるC型肝炎ウイルス感染を治療する方法。
【請求項3】
肝線維症の程度が段階付けによって決定される方法であって、標準化された採点系によって測定されるような肝線維症の段階が少なくとも1単位減少する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
IFN-γが用量当たり約25μgから約300μgまでの量で皮下投与され、IFN-αが約3μgから約27μgまでの量で皮下投与され、かつIFN-αおよびIFN-γが同時投与される、請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項5】
IFN-γが用量当たり約25μgから約300μgまでの量で皮下投与され、IFN-αが約3μgから約27μgまでの量で皮下投与され、かつIFN-αおよびIFN-γが互いに約24時間以内に投与される、請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項6】
IFN-γが用量当たり約25μgから約300μgまでの量で皮下投与され、IFN-αが約3μgから約27μgまでの量で皮下投与され、かつIFN-αおよびIFN-γが複数回用量で投与される、請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項7】
肝機能を増大させるために有効な量でIFN-αおよびIFM-γを投与する段階を含む、肝線維症に罹患している個体における肝機能を増大させる方法。
【請求項8】
肝機能が血清トランスアミナーゼレベル、プロトロンビン時間、血清ビリルビンレベル、血小板数、ウイルス負荷、および血清アルブミンレベルからなる群より選択されるパラメーターを測定することによって示される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
IFN-γが用量当たり約25μgから約300μgまでの量で皮下投与され、IFN-αが約3μgから約27μgまでの量で皮下投与され、かつIFN-αおよびIFN-γが連続的用量で投与される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
肝硬変の合併症の発生を減少させるための有効な量で、IFN-αおよびIFN-γの組み合わせを肝線維症に罹患している個体に投与する段階を含む、肝硬変の合併症の発生を減少させる方法。
【請求項11】
IFN-γが用量当たり約25μgから約300μgまでの量で皮下投与され、IFN-αが約3μgから約27μgまでの量で皮下投与され、かつIFN-αおよびIFN-γが複数回用量で投与される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
治療的に有効な量のIFN-αおよびIFN-γを投与する段階を含む、個体におけるC型肝炎ウイルス(HCV)を治療する方法。
【請求項13】
アラニンアミノトランスフェラーゼのレベルが血清1ミリリットル当たり約45国際単位未満まで減少する、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
個体のウイルス負荷が血清1ミリリットル当たり約500HCVゲノムコピー未満まで減少する、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
IFN-γが用量当たり約25μgから約300μgまでの量で皮下投与され、IFN-αが約3μgから約27μgまでの量で皮下投与され、かつIFN-αおよびIFN-γが同時に投与される、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
IFN-γが用量当たり約25μgから約300μgまでの量で皮下投与され、IFN-αが約3μgから約27μgまでの量で皮下投与され、かつIFN-αおよびIFN-γが別々に投与される、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
IFN-γが用量当たり約25μgから約300μgまでの量で皮下投与され、IFN-αが約3μgから約27μgまでの量で皮下投与され、かつIFN-αおよびIFN-γが連続的用量で投与される、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
ウイルス負荷を減少させるために有効な量のIFN-αおよびIFN-γを投与する段階を含む、C型肝炎ウイルスに罹患している個体におけるウイルス負荷を減少させる方法。
【請求項19】
(a)遺伝子型1のC型肝炎ウイルス(HCV)感染に罹患し、かつ血清1ミリリットル当たり200万コピーを上回るHCVゲノムコピーの初期ウイルス力価を有する個体を同定する段階、および(b)約48週間の期間の間に有効な量のIFN-αおよびIFN-γを個体に投与する段階を含む、個体におけるC型肝炎ウイルスを治療する方法。
【請求項20】
段階(a)における個体の同定が、個体が0、1、または2のKnodellスコアによって測定した際に肝線維症を有さないか、または初期段階の肝線維症を有することをさらに必要とする、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
(a)遺伝子型1のC型肝炎ウイルス(HCV)感染に罹患し、かつ血清1ミリリットル当たり200万コピー以下のHCVゲノムコピーの初期ウイルス負荷を有する個体を同定する段階、および(b)約24から48週間の期間の間に有効な量のIFN-αおよびIFN-γを個体に投与する段階を含む、個体におけるC型肝炎ウイルスを治療する方法。
【請求項22】
(a)遺伝子型2または3のC型肝炎ウイルス(HCV)感染に罹患している個体を同定する段階、および(b)約24から48週間の期間の間に有効な量のIFN-αおよびIFN-γを個体に投与する段階を含む、個体におけるC型肝炎ウイルスを治療する方法。
【請求項23】
IFN-αがコンセンサスインターフェロンである、請求項12〜22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
IFN-αおよびIFN-γ治療の期間の間に有効な量のリバビリンを個体に同時投与する段階をさらに含む、請求項12〜23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
個体がIFN-αおよびIFN-γの相乗作用的な量を受容する、請求項12〜24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
IFN-αがPEG化されたIFN-αである、請求項12〜25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
IFN-αがポンプ制御された連続注入によって皮下投与される、請求項12〜26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
有効な量のIFN-αおよびIFN-γを個体に投与する段階を含む、個体におけるアルファウイルス感染を治療する方法。
【請求項29】
個体がIFN-αおよびIFN-γの相乗作用的な量を受容する、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
IFN-αおよびIFN-γ治療の期間の間に有効な量のリバビリンを個体に同時投与することをさらに含む、請求項28または29に記載の方法。
【請求項31】
IFN-αがコンセンサスインターフェロンである、請求項28〜30のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
IFN-αがPEG化されたIFN-αである、請求項28〜31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
有効な量のコンセンサスインターフェロン(CIFN)を個体に投与する段階を含む、個体における西ナイルウイルス感染を治療する方法。
【請求項34】
有効な量のIFN-γを個体に投与する段階を含む、個体における西ナイルウイルス感染を治療する方法。
【請求項35】
有効な量のIFN-αおよびIFN-γを個体に投与する段階を含む、個体における西ナイルウイルス感染を治療する方法。
【請求項36】
個体がIFN-αおよびIFN-γの相乗作用的な量を受容する、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
IFN-αがコンセンサスインターフェロンである、請求項35または36に記載の方法。
【請求項38】
IFN-αがPEG化されたIFN-αである、請求項35〜37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項39】
IFN-αおよびIFN-γの治療の期間の間、有効な量のリバビリンを個体にさらに同時投与する段階を含む、請求項33〜38のいずれか一項に記載の方法。
【請求項40】
個体がIFN-αおよびIFN-γの相乗作用的な量を受容する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項41】
IFN-αがコンセンサスインターフェロンである、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
IFN-αがPEG化されたIFN-αである、請求項40または41に記載の方法。
【請求項43】
IFN-αおよびIFN-γの治療の期間の間、有効な量のピルフェニドン(pirfenidone)または特異的ピルフェニドンアナログを個体に同時投与する段階をさらに含む、請求項1および請求項40〜42のいずれか一項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2006−522008(P2006−522008A)
【公表日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−569227(P2004−569227)
【出願日】平成15年12月23日(2003.12.23)
【国際出願番号】PCT/US2003/041369
【国際公開番号】WO2004/078207
【国際公開日】平成16年9月16日(2004.9.16)
【出願人】(504121771)インターミューン インコーポレイティッド (3)
【Fターム(参考)】