説明

エアベルト装置

【課題】展開膨張前のバッグ部を短く折り畳んで収容したエアベルト装置を提供する。
【解決手段】シートベルトの一部に設けられたバッグ部100と、衝突検出装置と、バッグ部に展開用ガスを供給するガス供給装置とを有するエアベルト装置を、バッグ部はガス供給装置に接続される筒状部120と、筒状部に対して幅広に形成された膨張部110とを有し、展開膨張前において膨張部は裏返されて筒状部とほぼ同じ幅まで折り畳まれた状態で筒状部の内径側に収容される構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートベルトの一部に展開膨張するバッグ部が設けられたエアベルト装置に関し、展開膨張前のバッグ部が短く折り畳まれたものに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば自動車等の車両において、衝突又はその前兆を検出した際に、展開用ガスが吹込まれ展開膨張するバッグによって乗員を拘束するエアバッグ装置が広く用いられている。
近年では、このようなエアバッグ装置の一種であり、シートベルトの一部にバッグ部を設けて乗員拘束性能を向上するエアベルト装置が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、自動車用の3点式シートベルトにおいて、乗員の肩部から胸部を拘束するショルダーベルト部分にバッグ部を配置し、シートの座面側部に取り付けられるバックル部にインフレータを配置したエアベルト装置が記載されている。
バッグ部は、車両の通常使用時等の未使用状態(展開膨張前の状態)においては、折り畳まれた状態でメッシュウェビング等の内側に収容されている。しかし、バッグを収容する部分はショルダーベルトの他のウェビング部分に対して厚みが大きくかつ屈曲しにくくなることから、ショルダーベルトを折り返すアンカ部を通過させることが難しい。
【0004】
このため、バッグ部は、シートベルトの不使用時であっても、アンカ部よりトング側に配置可能なよう、シートベルトの長手方向における長さが短くなるように折り畳んで収容することが要求される。
これに対し、特許文献1においては、その図8に記載されているように、バッグ部のインフレータから離れた部分を内向きに折り込むことによって、バッグ部を短く折り畳むようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−282164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述した従来技術の折り畳み手法においては、バッグの膨張部及び膨張部に展開用ガスを導入する筒状部のうち、膨張部のみの長さが半分程度まで短縮されるに過ぎず、バッグ全体としての短縮効果が十分ではない場合があった。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、展開膨張前のバッグ部を短く折り畳んで収容したエアベルト装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決するため、本発明のエアベルト装置は、シートに着座した乗員を拘束するシートベルトと、前記シートベルトの一部に設けられ展開用ガスの圧力によって展開膨張するバッグ部と、衝突又は衝突の前兆を検出する衝突検出装置と、前記衝突検出装置の検出結果に応じて前記バッグ部に前記展開用ガスを供給するガス供給装置とを有するエアベルト装置において、前記バッグ部は前記ガス供給装置に接続される筒状部と、前記筒状部に対して前記ガス供給装置から離れた側に設けられかつ前記筒状部に対して幅広に形成された膨張部とを有し、展開膨張前において前記膨張部は裏返されて前記筒状部とほぼ同じ幅まで折り畳まれた状態で前記筒状部の内径側に収容されることを特徴とする。
これによれば、膨張部を裏返されて折り畳まれた状態で筒状部の内径側に収容することによって、例えば膨張部のみを内側に折り畳む従来技術等に対して、バッグ部全体としての折り畳まれた状態における長さを短くすることができる。このため、非装着時にバッグ部を収容した部分がアンカを通過しないよう構成することが容易となる。
【0008】
本発明において、前記バッグ部は、全体を裏返した状態で前記膨張部を前記シートベルトの長手方向に沿った折線で折り、その後折り畳まれた前記膨張部の上に前記筒状部を折り返すことによって折り畳まれる構成とすることができる。
このように、全体を裏返した状態で膨張部を折り畳み、その上に筒状部を折り返すことによって、上述したエアベルト装置を容易に提供することができる。
【0009】
本発明において、前記バッグ部は、全体を裏返した状態で前記膨張部の前記筒状部から遠い側の部分を前記筒状部に近い側の部分の内側に折り返した後に前記膨張部を前記シートベルトの長手方向に沿った折線に沿って折り、その後折り畳まれた前記膨張部の上に前記筒状部を折り返すことによって折り畳まれる構成とすることができる。
これによれば、膨張部の筒状部から遠い側の部分を近い側の部分の内側に折り返すことによって、バッグ部をより短く折り畳むことができる。
【0010】
本発明において、前記バッグ部の前記膨張部は、並行して配置された複数の折線に沿って順次逆方向に折ることによって蛇腹状に折り畳まれる構成とすることができる。
また、本発明において、前記バッグ部の前記膨張部は、並行して配置された複数の折線に沿って順次同方向に折ることによってロール状に折り畳まれる構成とすることができる。
これらによれば、バッグ部の膨張部を幅狭に折り畳むことができるとともに、展開用ガスの導入時に膨張部を確実に展開させることができ、良好な乗員拘束性能を発揮することができる。
【発明の効果】
【0011】
以上説明したように、本発明によれば、展開膨張前のバッグ部を短く折り畳んで収容したエアベルト装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明を適用したエアベルト装置の第1実施形態の構成を示す模式的斜視図である。
【図2】第1実施形態におけるバッグの折り畳み手順を示す第1図である。
【図3】第1実施形態におけるバッグの折り畳み手順を示す第2図である。
【図4】本発明を適用したエアベルト装置の第2実施形態におけるバッグの折り畳み手順を示す図である。
【図5】本発明を適用したエアベルト装置の第3実施形態におけるバッグの折り畳み手順を示す図である。
【図6】本発明を適用したエアベルト装置の第4実施形態におけるバッグの折り畳み手順を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を適用したエアベルト装置の第1乃至第4実施形態について説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態のエアベルト装置は、例えば、乗用車等の自動車の前席用3点式シートベルトとして構成されている。
エアベルト装置1は、シート2に着座した図示しない乗員を拘束するものである。
エアベルト装置1は、ショルダーベルト10、ラップベルト20、トング30、バックル40等を備えて構成されている。
【0014】
ショルダーベルト10は、使用時において乗員の左右一方の肩部から、他方の腰部まで斜行して配置された部分である。ショルダーベルト10の上端部は、ピラー3に取り付けられたアンカ4で下方に折り返され、ピラー3の下部に設けられたリトラクタ5によって不使用時には巻き取られる。
アンカ4は、ショルダーベルト10が自在に通過可能なスルーアンカとなっている。
【0015】
また、ショルダーベルト10の中間部からトング30側の領域には、バッグ収容部11が設けられている。
バッグ収容部11は、図示しない衝突検出装置によって、車両の衝突又は衝突の前兆(プリクラッシュ)が検出された際に展開膨張するバッグ100(図2、3参照)が折り畳まれた状態で収容されている。バッグ100は、折り畳まれた状態でスリーブ状の図示しないメッシュウェビング内に挿入される。メッシュウェビングの外側には、バッグ収容部11の外表面を構成するカバーが設けられる。
メッシュウェビングとは、糸を網目状に編んだ編み物であり、一方向(例えばショルダーベルト10の幅方向)には伸びるが、他方向(例えばショルダーベルト10の長手方向)には実質的に伸びない特性を持つ。
【0016】
ラップベルト20は、使用時において車幅方向に配置されて乗員の腰部を拘束する部分である。ラップベルト20の車幅方向内側(ピラー3から遠い側)の端部は、トング30においてショルダーベルト10の下端部と連結されている。ラップベルト20の他方の端部は、ピラー3の下端部に設けられたリトラクタ6に接続され、不使用時には巻き取られる。
【0017】
トング30は、ショルダーベルト10とラップベルト20とを連結する部材である。トング30は、バックル40に着脱可能に取り付けられる金具であるトングプレート31を備えている。
バックル40は、トング30のトングプレート31が着脱可能に取り付けられる金具であって、ステーを介してシート2の側部又は車両のフロアに固定されている。
【0018】
また、バックル40には、バッグ100に展開用ガスを供給するインフレータ41が設けられている。
一方、トング30には、インフレータ41が発生した展開用ガスをバッグ100に導入するガス供給管32が設けられている。
【0019】
次に、バッグ100及びその折り畳み手順について説明する。
図2(a)は折り畳み前の展開されたバッグ100の模式的平面図である。
図2(b)は、図2(a)のb−b部矢視模式的断面図である。
バッグ100は、図2(b)に示すように、1対の基布パネル101,102を重ね合わせ、ガス吹込口103を除く外周縁部をステッチSによって縫合して構成されている。縫合部には、図示しないシール剤が塗布され、展開用ガスの漏出を防止している。
【0020】
バッグ100は、展開膨張時に乗員を拘束する膨張部110、及び、膨張部110にガス供給管32からの展開用ガスを供給する筒状部120を一体に形成している。
膨張部110は、例えば、ショルダーベルト10の長手方向(図2における水平方向)にほぼ沿った長軸方向を有する長円状に形成されている。
筒状部120は、膨張部110の一方の端部から、ショルダーベルト10の長手方向に沿って帯状に伸びている。筒状部120の膨張部110から遠い側の端部には、ガス吹込口103が設けられている。
膨張部110は、筒状部120に対してショルダーベルト10の幅方向(図2における上下方向)の寸法が大きく、幅広に形成されている。
【0021】
次に、バッグ100の折り畳み手順について説明する。
先ず、バッグ100は、全体を裏返しとされる。
図2(c)は、裏返しされたバッグ100の模式的平面図である。
図2(d)は、図2(c)のd−d部矢視模式的断面図である。
裏返しされたバッグ100は、図2(c)に示す折線FL1〜FL4に沿って、順次折り畳まれる。
【0022】
折線FL1、FL2は、裏返された筒状部120の両側端部の延長上に配置されている。
また、折線FL3、FL4は、折線FL1、FL2の外側にそれぞれ平行に配置されている。
なお、図2において、紙面に向かって手前側が凸となる山折線を一点鎖線、手前側が凹となる谷折線を二点鎖線として図示している。
ここで、折線FL1、FL4が山折線であり、折線FL2、FL3が谷折線である。
【0023】
先ず、バッグ100は、折線FL1、FL2を順次折られる。
図3(a)は、折線FL1,FL2を折った状態における模式的平面図である。
図3(b)は、図3(a)のb−b部矢視模式的断面図である。
次いで、バッグ100は、折線FL3、FL4を順次折られ、これによって膨張部110は、筒状部120とほぼ同じ幅まで折り畳まれる。
【0024】
図3(c)は、折線FL3、FL4を折った状態における模式的平面図である。
図3(d)は、図3(c)のd−d部矢視模式的断面図である。
その後、バッグ100は、筒状部120の使用状態における表面部が表側に出るように折線FL5から折り返され、折り畳まれた膨張部110は、折り返された筒状部120の内部に収容される。
【0025】
図3(e)は、筒状部120を折り返した状態におけるバッグ100の模式的平面図である。
図3(f)は、図3(e)のf−f部矢視模式的断面図である。
バッグ100は、この状態において、ガス供給管31が吹込口103に接続され、メッシュウェビング及びカバーの内側に挿入されて、ショルダーベルト10のバッグ収容部11に収容される。
【0026】
以上説明した第1実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)膨張部110を裏返しに折り畳まれた状態で、筒状部120の内径側に収容することによって、例えば膨張部110のみを中間部から内折する従来技術等に対して、バッグ100全体としての折り畳まれた状態における長さを短くすることができる。このため、非装着時にバッグ収容部11がアンカ3を通過しないようエアベルト装置1を構成することが容易となる。
(2)バッグ100の全体を裏返した状態で膨張部110を折り畳み、その上に筒状部120を折り返すことによって、バッグ100を容易に短尺に折り畳むことができる。
(3)膨張部110を蛇腹状に折り畳むことによって、膨張部110を幅狭に折り畳むことができるとともに、展開用ガスの導入時に膨張部110を確実に展開させることができ、良好な乗員拘束性能を発揮することができる。
【0027】
<第2実施形態>
次に、本発明を適用したエアベルト装置の第2実施形態について説明する。
なお、以下説明する各実施形態において、従前の実施形態と実質的に共通する箇所については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
【0028】
第2実施形態においては、折線FL3を山折線とし、折線FL4を谷折線とするとともに、膨張部110における折線FL3より外側の領域、及び、折線FL4より外側の領域を、折り畳まれた膨張部110の両側部に露出するように最外周側にロール状に巻き付けている。
【0029】
図4(a)は、折線FL1,FL2を折った状態における模式的平面図である。
図4(b)は、図4(a)のb−b部矢視模式的断面図である。
なお、この状態では、上述した第1実施形態と違いはない。
【0030】
図4(c)は、折線FL3、FL4を折った状態における模式的平面図である。
図4(d)は、図4(c)のd−d部矢視模式的断面図である。
その後、バッグ100は、第1実施形態と同様に筒状部120が折り返され、折り畳まれた膨張部110は、折り返された筒状部120の内部に収容される。
図4(e)は、筒状部120を折り返した状態におけるバッグ100の模式的平面図である。
図4(f)は、図4(e)のf−f部矢視模式的断面図である。
【0031】
以上説明した第2実施形態においても、上述した第1実施形態の効果と実質的に同様の効果を得ることができる。
【0032】
<第3実施形態>
次に、本発明を適用したエアベルト装置の第2実施形態について説明する。
第3実施形態においては、折線FL3を山折線とし、折線FL4を谷折線としている。そして、膨張部110における折線FL3より外側の領域は、折線FL1によって形成される谷部の内側に折り込まれる。また、膨張部110における折線FL4より外側の領域は、折線FL2によって形成される谷部の内側に折り込まれる。
【0033】
図5(a)は、折線FL1,FL2を折った状態における模式的平面図である。
図5(b)は、図5(a)のb−b部矢視模式的断面図である。
図5(c)は、折線FL3、FL4を折った状態における模式的平面図である。
図5(d)は、図5(c)のd−d部矢視模式的断面図である。
その後、バッグ100は、第1実施形態と同様に筒状部120が折り返され、折り畳まれた膨張部110は、折り返された筒状部120の内部に収容される。
図5(e)は、筒状部120を折り返した状態におけるバッグ100の模式的平面図である。
図5(f)は、図5(e)のf−f部矢視模式的断面図である。
【0034】
以上説明した第3実施形態においても、上述した第1実施形態の効果と実質的に同様の効果を得ることができる。
【0035】
<第4実施形態>
次に、本発明を適用したエアベルト装置の第4実施形態について説明する。
図6(a)は、裏返しされたバッグ100の模式的平面図であって、図2(c)と同様の状態を示している。
第4実施形態においては、膨張部110のうち筒状部120から遠い側の半部110aを、筒状部120に近い側の半部110bの内側に入るように、折線FL6で折り畳んでいる。
【0036】
図6(b)は、半部110aを半部110bの内側へ折り畳んだ状態を示す模式的平面図である。
図6(c)は、図6(b)のc−c部矢視模式的断面図である。
バッグ100の膨張部110は、この状態から第1乃至第3実施形態と実質的に同様の図示しない折線FL1乃至FL4で折り畳まれ、その後表返した筒状部120の内部に収容される。
【0037】
以上説明した第4実施形態によれば、上述した第1乃至第3実施形態の効果と実質的に同様の効果に加えて、さらに、膨張部110の半部110aを半部110bの内側に折り返すことによって、折り畳まれた状態におけるバッグ100の長さをより短縮することができる。
【0038】
なお、本発明は上述した各実施形態によって限定されるものではなく、各実施形態は本発明の技術的範囲から逸脱することなく適宜変更することが可能である。このような変更の一例として例えば以下のようなものがあり、これらも本発明の技術的範囲内である。
(1)バッグの構成は上述した実施形態に限らず、適宜変更することができる。例えば、実施形態では2枚の基布パネルを重ねて周縁部を縫合して構成しているが、これに代えて1枚の基布パネルを折り曲げて構成したり、3枚以上の基布パネルによって構成してもよい。また、必要に応じて、部位ごとに枚数が異なる構成としてもよい。
さらに、基布パネルを接合する方法も縫合に限らず、接着等他の方法によってもよい。
(2)バッグの膨張部の折り畳み手順や折線の配置は、上述した各実施形態のものに限らず、適宜変更することができる。
(3)各実施形態のエアベルト装置は、例えばショルダーベルト部分にバッグが設けられるものであったが、本発明はこれに限定されず、例えば乗員の腰部を拘束するラップベルト部分にバッグが設けられたいわゆるラップバッグにも適用することができる。
【符号の説明】
【0039】
1 エアベルト装置 2 シート
3 ピラー 4 アンカ
5 リトラクタ 6 リトラクタ
10 ショルダーベルト 11 バッグ収容部
20 ラップベルト 30 トング
31 トングプレート 32 ガス供給管
40 バックル 41 インフレータ
100 バッグ 101,102 基布パネル
103 ガス吹込口 110 膨張部
110a,110b 半部 120 筒状部
S ステッチ FL1〜FL6 折線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートに着座した乗員を拘束するシートベルトと、
前記シートベルトの一部に設けられ展開用ガスの圧力によって展開膨張するバッグ部と、
衝突又は衝突の前兆を検出する衝突検出装置と、
前記衝突検出装置の検出結果に応じて前記バッグ部に前記展開用ガスを供給するガス供給装置と
を有するエアベルト装置において、
前記バッグ部は前記ガス供給装置に接続される筒状部と、前記筒状部に対して前記ガス供給装置から離れた側に設けられかつ前記筒状部に対して幅広に形成された膨張部とを有し、展開膨張前において前記膨張部は裏返されて前記筒状部とほぼ同じ幅まで折り畳まれた状態で前記筒状部の内径側に収容されること
を特徴とするエアベルト装置。
【請求項2】
前記バッグ部は、全体を裏返した状態で前記膨張部を前記シートベルトの長手方向に沿った折線で折り、その後折り畳まれた前記膨張部の上に前記筒状部を折り返すことによって折り畳まれること
を特徴とする請求項1に記載のエアベルト装置。
【請求項3】
前記バッグ部は、全体を裏返した状態で前記膨張部の前記筒状部から遠い側の部分を前記筒状部に近い側の部分の内側に折り返した後に前記膨張部を前記シートベルトの長手方向に沿った折線に沿って折り、その後折り畳まれた前記膨張部の上に前記筒状部を折り返すことによって折り畳まれること
を特徴とする請求項1に記載のエアベルト装置。
【請求項4】
前記バッグ部の前記膨張部は、並行して配置された複数の折線に沿って順次逆方向に折ることによって蛇腹状に折り畳まれること
を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエアベルト装置。
【請求項5】
前記バッグ部の前記膨張部は、並行して配置された複数の折線に沿って順次同方向に折ることによってロール状に折り畳まれること
を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエアベルト装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−218990(P2011−218990A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−91277(P2010−91277)
【出願日】平成22年4月12日(2010.4.12)
【出願人】(306009581)タカタ株式会社 (812)
【Fターム(参考)】