説明

エネルギ吸収構造体及びエネルギ吸収構造体の製造方法

【課題】荷重を受ける方向によらず、そのエネルギを充分に吸収する。
【解決手段】エネルギ吸収構造体1は、筒状体2と、筒状体2の外周面2aに設けられ、外方に向かって突出すると共に可撓性を有する複数の突起体33と、を備えている。このエネルギ吸収構造体1では、例えば支持体4で筒状体2を傾動可能に軸支すると、筒状体2の軸線方向と傾斜する傾斜方向から衝突体50が衝突した場合、突起体33が衝突体50に接触し、突起体33がその可撓性でもって適宜撓む。これに伴って、筒状体2がその軸線方向を傾斜方向とするように傾動する。そして、衝突が進行するにつれて筒状体2が支持体4に接触し、筒状体2に軸圧縮力が生じてプログレッシブ・クラッシングが生じる。つまり、傾斜方向の荷重Wを受けた場合、かかる荷重Wを筒状体2の軸圧縮力に自立的に変換させ、そのエネルギを充分に吸収できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷重によるエネルギを吸収するためのエネルギ吸収構造体、及びエネルギ吸収構造体の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のエネルギ吸収構造体としては、例えば特許文献1に記載されているように、軸体を備えたものが知られている。このようなエネルギ吸収構造体では、軸圧縮力を受けた場合、微細な座屈変形であるマイクロバックリングが発生し、軸体が逐次破壊を起こしながらエネルギを吸収していく(プログレッシブ・クラッシング)。これにより、高いエネルギ吸収特性を発揮させることが図られている。
【特許文献1】特開2000−142461号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述したようなエネルギ吸収構造体においては、軸体の軸線方向と傾斜する方向から荷重を受けた場合、軸体が曲げ破断を起こすおそれがあり、そのエネルギを充分に吸収することができないことがある。
【0004】
そこで、本発明は、荷重を受ける方向によらず、そのエネルギを充分に吸収することができるエネルギ吸収構造体、及びエネルギ吸収構造体の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を達成するために、本発明に係るエネルギ吸収構造体は、荷重によるエネルギを吸収するためのエネルギ吸収構造体であって、軸体と、軸体の外周面に設けられ、外方に向かって突出すると共に可撓性を有する複数の突起体と、を備えることを特徴とする。
【0006】
この本発明のエネルギ吸収構造体では、例えば図8(a)に示すように、支持体4で軸体2を傾動可能に軸支することで、軸体2の軸線方向と傾斜する方向(以下、単に「傾斜方向」という)から衝突体50が衝突した場合に次の作用が奏される。すなわち、図8(b)に示すように、突起体33が衝突体50に接触し、突起体33がその可撓性でもって適宜撓む。これに伴って、軸体2がその軸線方向を傾斜方向とするように傾動する。そして、衝突が進行するにつれ軸体2が支持体4に接触し、軸体2に軸圧縮力が生じてプログレッシブ・クラッシングが生じる。つまり、傾斜方向の荷重を受けた場合、かかる荷重が軸体の軸圧縮力に自立的に変換され、そのエネルギが充分に吸収されることとなる。よって、本発明によれば、荷重を受ける方向によらず、そのエネルギを充分に吸収することができる。
【0007】
ここで、軸体の外周面には、シート状体が巻き付けられており、突起体は、シート状体を切り起してなることが好ましい。この場合、突起体を簡易に製造することができる。
【0008】
また、軸体は、具体的には、炭素繊維強化プラスチックからなる場合がある。
【0009】
また、本発明に係るエネルギ吸収構造体の製造方法は、荷重によるエネルギを吸収するためのエネルギ吸収構造体の製造方法であって、熱硬化型のシート状体に複数のスリットを形成するスリット形成工程と、スリット形成工程の後、スリットが開く方向の引張力をシート状体に作用させてシート状体を切り起こすことで、複数の突起体をシート状体に形成する突起体形成工程と、突起体形成工程の後、軸体の外周面に、突起体が外方に向かって突出するようシート状体を巻き付ける巻付け工程と、巻き付け工程の後、シート状体を加熱して硬化する硬化工程と、を含むことを特徴とする。
【0010】
この本発明の製造方法で製造されたエネルギ吸収体では、軸体の外周面に、外方に向かって突出すると共に可撓性を有する複数の突起体が設けられることになる。従って、上述したように、荷重を受ける方向によらず、そのエネルギを充分に吸収することができる。また、突起体の形成の際、シート状体にスリットを形成し、スリットが開く方向の引張力をシート状体に作用させて切り起こしている。よって、シート状体を容易に切り起こすことができ、突起体を簡易に形成することが可能となる。
【0011】
ここで、突起体形成工程の後で巻付け工程の前に、巻付け工程にて突起体の形状を保持可能な硬化深度となるように、シート状体を加熱して仮硬化する仮硬化工程をさらに含むことが好ましい。この場合、巻付け工程において、シート状体を、突起体の形状を崩すことなく軸体に容易に巻き付けることができる。
【0012】
また、スリットは、シート状体に千鳥状に配置されることが好ましい。この場合、スリットが開く方向の引張力をシート状体に作用させると、シート状体が好適に切り起こされて突起体が形成されることになる。
【0013】
また、軸体は、具体的には、炭素繊維強化プラスチックからなる場合がある。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、荷重を受ける方向によらず、そのエネルギを充分に吸収することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、「上」「下」「左」「右」の語は、図面に示す状態に基づいており、便宜的なものである。また、同一又は相当要素には同一又は相当の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0016】
まず、本発明の一実施形態に係るエネルギ吸収構造体の構成について説明する。図1に示すように、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体1は、荷重によるエネルギ(以下、単に「エネルギ」という)を吸収するためのものである。具体的には、エネルギ吸収構造体1では、プログレッシブ・クラッシングを生じさせてエネルギを吸収する。なお、プログレッシブ・クラッシングとは、微細な座屈変形であるマイクロバックリングが発生し、破壊が連続的に進展する破壊挙動のことをいう。このエネルギ吸収構造体1は、例えば、自動車等の車両の衝撃吸収装置として用いられ、筒状体(軸体)2と、シート状体3と、支持体4と、を備えている。
【0017】
筒状体2は、例えば炭素繊維強化プラスチック(CarbonFiber Reinforced Plastics:CFRP)で形成され、図3に示すように、円筒状を呈している。この筒状体2は、エネルギ吸収構造体1においてプロブレッシブ・クラッシングを生じさせるための主構造となる。
【0018】
図6に示すように、シート状体3は、例えば炭素強化繊維プラスチックで形成されている。シート状体3は、内皮部31と、この内皮部31に連続する外皮部32と、を有している。
【0019】
内皮部31は、その幅(図中の上下方向の寸法)が筒状体2の高さと等しくされ、その長さが筒状体2の外周長さと等しくされている。外皮部32は、その幅が内皮部31よりも大きくされている。この外皮部32には、その表面32aに外皮部32を切り起してなる複数の突起体33が設けられている。突起体33は、可撓性を有している。ここでの突起体33は、筒状体2よりも可撓性を有し、外力により適宜に撓むような、ばね体としての機能を発揮する。また、突起体33は、外皮部32において千鳥状に配置されている。
【0020】
そして、図1に示すように、シート状体3は、表面32aを外側にして筒状体2の外周面2a(図3参照)に巻き付けられている。具体的には、内皮部31が、筒状体2の外周面2aに当接して該外周面2aに巻き付けられて固定され、そして、この内皮部31に、外皮部32が巻き付けられている。これにより、突起体33が、外方に向かって突出するように筒状体2の外周面2aに設けられる。これと共に、図6に示すように、内皮部31と外皮部32とが連続する領域が、リブ部35として外周面2aに固定される。
【0021】
図7に示すように、支持体4は、例えばアルミニウムで形成され、円板状を呈している。この支持体4は、その上面4aの中央部が半球状に膨らんでなる座面41を有している。ここでは、座面41は、筒状体2の内径の3倍以上の半径の半球状となっている。
【0022】
この支持体4においては、図8に示すように、その座面41上に、筒状体2が立設するよう配置されている。また、支持体4の上面4aが、筒状体2に巻き付けられた外皮部32の下端部32bに接着接合されている。具体的には、外皮部32の下端部32bが座面41を覆うように上面4aと当接され、上面4aが下端部32bにエポキシ系接着剤で接着接合されている。これにより、筒状体2が座面41を中心にして傾動可能で軸支されることになる。
【0023】
次に、説明したエネルギ吸収構造体1の製造方法について、図2に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0024】
まず、カーボン繊維及び熱硬化型樹脂であるエポキシ樹脂を含むプリプレグ(W3101/Q112J:東邦テナックス社製)をアルミ棒に適宜巻きつけ、ナイロンバッグで覆う。これを炉に投入し、真空吸引しながら雰囲気温度90℃で1時間加熱して硬化させる。そして、雰囲気温度130℃で1.5時間さらに加熱して硬化させた後、アルミ棒を抜出する。これにより、図3に示す筒状体2を形成する(S1)。なお、「プリプレグ」とは、強化繊維で織られた織物に樹脂を含浸させて半硬化させたものをいい、例えば、厚さが0.2mmとされている。
【0025】
続いて、上記と同様のプリプレグを積層し、これを筒状体2の軸線方向に対し±45°の配向角となるように所定形状に裁断し、シート状体3を形成する(S2)。図4に示すように、ここでのシート状体3では、内皮部31の幅H1を筒状体2の高さと等しく、内皮部31の長さL1を筒状体2の外周長さと等しくしている。また、外皮部32の幅H2を、筒状体2の高さに後述のスリット長dの2倍の長さ加えたものとし、外皮部32の長さL2を、スリット長dの10倍としている。
【0026】
続いて、シート状体3の外皮部32に、スリット長dのスリットSを、スリット長dと等しい間隔で千鳥状に複数形成する(S3)。そして、スリットSが開く方向の引張力Tを外皮部32に作用させ、図5に示すように、外皮部32を切り起こしてなる突起体33を複数形成する(S4)。
【0027】
続いて、突起体33を固定型上に配置しながらシート状体3を加熱し、シート状体3の硬化深度が15〜30%となるよう仮硬化する(S5)。ここでは、真空吸引しながらシート状体3を雰囲気温度90℃で加熱し、硬化深度が20%になるまで硬化させている。硬化深度は、プリプレグの表面に埋設されたセンサを、マイクロダイエレクトロメータ(Microdielectrometer)(Eumetric systemIII:NETZSCH-Geratebau社製)を用いてCure−Index値が20となるまでモニターすることで検出する。そして、その後、直ちに加熱を停止し、硬化反応を停止させる。
【0028】
続いて、シート状体3を、その温度が60〜80℃になるように加熱する。ここでは、雰囲気温度80℃で30分間シート状体3を加熱している。続いて、突起体33を外側にして、筒状体2の外周面2aにシート状体3を巻き付ける(S6)。つまり、図6に示すように、内皮部31を筒状体2に巻き付け、この内皮部31に外皮部32を巻き付ける。なお、外皮部32の巻き終わり側の端部は、プリプレグの粘着力でもって、巻き付いた外皮部32に粘着固定されている。
【0029】
その後、雰囲気温度130℃で1.5〜2時間加熱して、本硬化(完全硬化)させる(S7)。そして最後に、図7に示すように、筒状体2に巻き付けられたシート状体3を支持体4と接合する(S8)。具体的には、座面41上で筒状体2が立設されるように、支持体4の上面4aと、シート状体3の外皮部32の下端部と、を例えばエポキシ系接着剤等で接着接合する。
【0030】
以上、説明したエネルギ吸収構造体1では、例えば図8(a)に示すように、傾斜方向から衝突体50が衝突し、傾斜方向からの荷重Wを受けた場合、次の作用が奏される。すなわち、図8(b)に示すように、筒状体2が衝突体50に接触するのに先立って、まず突起体33が衝突体50に接触し、突起体33がその可撓性でもって適宜撓む。このとき、筒状体2がリブ部35でシート状体3と強固に固定されていることから、突起体33が撓むのに伴って、筒状体2がその軸線方向を傾斜方向とするように傾動し、荷重Wに対し面直となる。その後、衝突が進行するにつれて、筒状体2が支持体4の座面41に接触する。その結果、筒状体2に軸圧縮力が生じてプログレッシブ・クラッシングが生じることとなる。
【0031】
従って、エネルギ吸収構造体1によれば、傾斜方向の荷重Wを受けた場合、この荷重Wが筒状体2の軸圧縮力に自立的に変換され、エネルギが充分に吸収されることとなる。よって、荷重を受ける方向によらず、エネルギを充分に吸収することができる。
【0032】
すなわち、エネルギ吸収構造体1にあっては、軸圧縮に対して逐次破壊を起こすエネルギ吸収効率の高いCFRP筒状体2が、傾動可能なCFRPばね体としてのシート状体3で覆い囲まれて一体化されている。そして、傾斜方向からの荷重Wの入力に対してシート状体3が傾動し、これに伴って、軸方向が傾斜方向となるよう筒状体2が傾動することで、筒状体2に軸圧縮が作用され、高いエネルギ吸収が可能となる。
【0033】
また、エネルギ吸収構造体1では、上述したように、シート状体3を切り起こす際、シート状体3にスリットSを形成し、スリットSが開く方向の引張力Tを作用させている。これにより、シート状体3を容易に切り起して、突起体33を簡易に形成することができる。
【0034】
また、エネルギ吸収構造体1では、上述したように、シート状体3が熱硬化性を有し、突起体形成工程の後で巻付け工程の前に、シート状体3を加熱して硬化している(上記S5)。このとき、外皮部32の硬化深度が、突起体33の形状を保持しつつシート状体3を巻き付けることができる硬化深度域の15〜30%に抑えられている。つまり、外皮部32は、巻き付け工程S6にて突起体33の形状を保持可能な硬化深度となっている。そのため、雰囲気温度60〜80℃で加熱されたシート状体3にあっては、外力により容易に変形させることができ、筒状体2の外周面2aに好適に巻き付けることが可能となる。さらに、突起体33に外力を加えなければ、本硬化の際(上記S7)の130℃の雰囲気温度下で、その形状を保持したまま完全硬化することができる(セルフスタンドキュアー)。これらにより、突起体33の形状を崩すことなく、シート状体3が筒状体2に容易に巻き付けられる。
【0035】
また、エネルギ吸収構造体1では、上述したように、スリットSが、シート状体3に千鳥状に配置されている(上記S3)。よって、スリットSが開く方向の引張力Tをシート状体に作用させることで、シート状体3を好適に切り起こして突起体33を精度よく形成することができる。
【0036】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0037】
例えば、上記実施形態では、プリプレグとして、カーボン繊維及びエポキシ樹脂を含むプリプレグを用いたが、アラミド繊維又はガラス繊維等と、ビニルエステル樹脂等と、を含むプリプレグを用いてもよい。つまり、筒状体2及びシート状体3は、炭素繊維強化プラスチックで形成される他に、その他の種々の強化繊維プラスチックで形成されてもよく、場合によっては、繊維強化プラスチック以外のものであってもよい。
【0038】
また、上記実施形態では、筒状体2を形成した後(S1)にシート状体3を形成した(S2)が、シート状体3を形成した後、筒状体2を形成しても勿論よい。また、上記実施形態は、軸体として筒状体2を備えたが、軸体は、筒状でなくとも柱状でもよく、断面円形状でなくとも多角形状でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の一実施形態に係るエネルギ吸収構造体を示す斜視図である。
【図2】図1のハニカム様構造体の製造方法を示すフローチャートである。
【図3】図1のハニカム様構造体の製造工程を説明するための図である。
【図4】図3の続きを示す図である。
【図5】図4のV-V線に沿う一部断面図である。
【図6】図4の続きを示す図である。
【図7】図6の続きを示す図である。
【図8】図1のハニカム様構造体の作用を説明するための概略図である。
【符号の説明】
【0040】
1…エネルギ吸収構造体、2…軸体、2a…外周面、3…シート状体、33…突起体。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷重によるエネルギを吸収するためのエネルギ吸収構造体であって、
軸体と、前記軸体の外周面に設けられ、外方に向かって突出すると共に可撓性を有する複数の突起体と、を備えることを特徴とするエネルギ吸収構造体。
【請求項2】
前記軸体の前記外周面には、シート状体が巻き付けられており、
前記突起体は、前記シート状体を切り起してなることを特徴とする請求項1記載のエネルギ吸収構造体。
【請求項3】
前記軸体は、炭素繊維強化プラスチックからなることを特徴とする請求項1又は2記載のエネルギ吸収構造体。
【請求項4】
荷重によるエネルギを吸収するためのエネルギ吸収構造体の製造方法であって、
熱硬化型のシート状体に複数のスリットを形成するスリット形成工程と、
前記スリット形成工程の後、前記スリットが開く方向の引張力を前記シート状体に作用させて前記シート状体を切り起こすことで、複数の突起体を前記シート状体に形成する突起体形成工程と、
前記突起体形成工程の後、軸体の外周面に、前記突起体が外方に向かって突出するよう前記シート状体を巻き付ける巻付け工程と、
前記巻き付け工程の後、前記シート状体を加熱して硬化する硬化工程と、を含むことを特徴とするエネルギ吸収構造体の製造方法。
【請求項5】
前記突起体形成工程の後で前記巻付け工程の前に、前記巻付け工程にて前記突起体の形状を保持可能な硬化深度となるように、前記シート状体を加熱して仮硬化する仮硬化工程をさらに含むことを特徴とする請求項4記載のエネルギ吸収構造体の製造方法。
【請求項6】
前記スリットは、前記シート状体に千鳥状に配置されることを特徴とする請求項4又は5記載のエネルギ吸収構造体の製造方法。
【請求項7】
前記軸体は、炭素繊維強化プラスチックからなることを特徴とする請求項4〜6の何れか一項記載のエネルギ吸収構造体の製造方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−197916(P2009−197916A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−40476(P2008−40476)
【出願日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】