説明

エポキシ樹脂組成物

【課題】特に発光ダイオード(LED)封止に適したエポキシ樹脂組成物を提供する。
【解決手段】エポキシ当量が120〜350g/eqの2官能エポキシ樹脂(a)に一分子あたり1.2〜1.8個のカルボキシル基を有するポリエステル化合物(b)を反応させて得られる芳香環含有率が5〜40%の固形エポキシ樹脂(A)と硬化剤(B)を必須成分として含有することを特徴とするエポキシ樹脂組成物である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐湿性、耐熱性、耐クラック性、透明性に優れ、塗料用樹脂、コーティング剤、印刷インキ、レジストインキ、接着剤、半導体封止材、成型材料、注型材料及び電気絶縁材料分野に有用なエポキシ樹脂組成物に関し、特に発光ダイオード(以下、LEDと記す)封止に適したエポキシ樹脂組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
エポキシ樹脂は、電気特性、接着性、耐熱性等に優れることから主に塗料分野、土木分野、電気分野の多くの用途で使用されている。特に、ビスフェノールAのジグリシジルエーテル、ビスフェノールFのジグリシジルエーテル、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂等の芳香族エポキシ樹脂は、耐水性、接着性、機械物性、耐熱性、電気絶縁性、経済性などが優れること種々の硬化剤と組み合わせて広く用いられている。しかし、これらの芳香族エポキシ樹脂は、紫外線等により劣化しやすく、耐光性を求められる分野では使用上の制約があった。近年、LEDに代表される光半導体は表示用途、モバイル、携帯電話などのバックライト光源、センサ、車載部品など多方面に使用され、今後は照明用途にも展開が進むと予想されている。これらの光半導体の多くは、封止樹脂としてエポキシ樹脂が使用されている。中でもトランスファーモールドによって成形される場合は、常温で固形のBPA型エポキシ樹脂や脂環骨格の固形エポキシ樹脂が使用されている。しかし、LEDの高輝度化(=高温化)に伴い封止樹脂に求められる耐熱性の条件が厳しくなっている。
【0003】
特許文献1には、芳香族エポキシ樹脂を水素化して得られる水素化エポキシ樹脂を含有する電気・電子材料用エポキシ樹脂組成物が開示されている。特許文献2には芳香族又は脂環式エポキシ樹脂に特定の硬化促進剤を使用した、光半導体封止用エポキシ樹脂組成物が提案されている。特許文献3には、脂環式エポキシ樹脂を特定の割合で配合し、硬化促進剤及びその他添加剤にハロゲン元素を含まないエポキシ樹脂組成物が開示されている。特許文献4には、芳香族エポキシ樹脂を水素化して得られる水素化エポキシ樹脂又は芳香族エポキシ樹脂を水素化して得られる水素化エポキシ樹脂と多価カルボン酸を反応して得られるエポキシ樹脂と環状オレフィンをエポキシ化して得られる脂環式エポキシ樹脂、酸無水物硬化剤又はカチオン重合開始剤を含有するLED封止用エポキシ樹脂組成物が提案されている。しかしながら、長期環境信頼性を高める為には、ヒートサイクルをかけたときの耐クラック性が求められており、これらの要求性能を満たす為には、高Tgとゴム領域での低弾性率はトレードオフの関係にあるため両立させることが求められ、従来技術の固形透明エポキシ樹脂でこれらの要求性能を十分に満たすものはなかった。
【0004】
【特許文献1】特許第3537119号公報
【特許文献2】特開平5−9268号公報
【特許文献3】特開平9−213997号公報
【特許文献4】特開2003−277473号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、塗料、インキ、レジストインキ、接着剤、電子材料分野で、特にLED封止分野で有用な常温において固形で吸水率が低く、耐クラック性、耐熱性、透明性に優れた、エポキシ樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者等はエポキシ樹脂の上記問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成させるに至った。すなわちエポキシ当量が120〜350g/eqの2官能エポキシ樹脂(a)に一分子あたり1.2〜1.8個のカルボキシル基を有するポリエステル化合物(b)を反応させて得られる芳香環含有率が5〜40%のエポキシ樹脂(A)と硬化剤(B)を必須成分として含有することを特徴とするエポキシ樹脂組成物、及びそれを硬化してなる硬化物を用いるとき、上記課題が解決できることを見いだすに至った。
【発明の効果】
【0007】
本発明のエポキシ樹脂(A)を配合したエポキシ樹脂組成物は、透明で、高Tg、低吸水率、ゴム領域での低弾性率に優れる硬化物を与える。したがって、耐熱性、耐湿性、耐クラック性に光半導体封止材等の電子材料分野、特に、LED封止用エポキシ樹脂組成物として有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明のエポキシ樹脂組成物に必須成分として用いられる固形エポキシ樹脂(A)は、エポキシ当量が120〜350g/eqのエポキシ樹脂(a)に1.2〜1.8個のカルボキシル基を有するポリエステル化合物(b)を反応させるもので、エポキシ樹脂(a)のエポキシ基にポリエステル化合物(b)のカルボキシル基が反応して得られる。
【0009】
ポリエステル化合物(b)は2価カルボン酸又はその酸無水物と2価アルコールの反応によって得られるが、製法は特に限定されない。2価アルコール1モルに対して2価カルボン酸又はその酸無水物を1.2〜1.8モル反応させることにより、一分子あたり1.2〜1.8個のカルボキシル基を有するポリエステル化合物を合成することができる。一分子あたりのカルボキシル基は1.2よりも少ないと、硬化物の耐熱性が劣るものとなり、1.8より多いと耐クラック性に劣るものとなる。
【0010】
ポリエステル化合物(b)の一つの成分である2価カルボン酸又はその酸無水物としては、メチルヘキサヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸、メチルナジック酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の脂環族及び芳香族多価カルボン酸類ならびにその無水物が挙げられ、単独あるいは2種以上の混合物として使うことができる。
【0011】
ポリエステル化合物(b)のもう一方の成分である2価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール等の脂肪族グリコール類、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、1,4シクロヘキサンジメタノール、ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)メタン、スピログリコール、2−(5−エチル−5−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキサン−2−イル)−2−メチルプロパン−1−オール等の脂環族グリコール類が挙げられる。
【0012】
2官能エポキシ樹脂(a)のエポキシ当量は120〜350g/eqである。エポキシ当量120g/eq未満のものは合成が困難であり、350g/eqを超えると、硬化物の耐熱性が劣るためである。2官能エポキシ樹脂(a)の具体例としては、2,5−ジ−tert−ブチル−1,4−フェニレンビスのジグリシジルエーテル、2,5−ジメチル−1,4−フェニレンビスのジグリシジルエーテル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのジグリシジルエーテル、ビスフェノールCのジグリシジルエーテル、ビスフェノールZのジグリシジルエーテル、ビスフェノールフルオレンのジグリシジルエーテル、ビスクレゾールフルオレンのジグリシジルエーテル及びそれらの水素化物等が挙げられ、単独あるいは2種以上の混合物として使うことができる。
【0013】
固形エポキシ樹脂(A)に使用されるエポキシ樹脂(a)とポリエステル化合物(b)の少なくとも1つにおいて芳香環を有する必要があり、固形エポキシ樹脂(A)中の芳香環含有率を5〜40%に調整する必要がある。芳香環含有率が40%を超えると耐熱変色性が悪化する。また、5%未満の場合、耐熱性が悪化する。芳香環含有率は、好ましくは10〜30%であり、より好ましくは13〜25%である。芳香環含有率は固形エポキシ樹脂(A)中の芳香環重量%で計算される。
【0014】
固形エポキシ樹脂(A)の製造法については特に制限はなく、周知慣用の方法が適用される。代表的な製造法としては、エポキシ樹脂(a)のエポキシ基1当量に対してポリエステル化合物(b)をそのカルボキシル基0.2〜0.9当量、好ましくは0.3〜0.6当量の割合で、触媒存在下で120〜180℃で反応させて得られる。カルボキシル基の割合が0.2当量より小さい場合は、軟化点が低く耐ブロッキング性が悪くなり、0.9当量より大きい場合は、溶融粘度が高く、硬化時の取り扱い性が悪くなる。
【0015】
このようにして得られた固形エポキシ樹脂(A)は、エポキシ当量が300〜1000g/eq、軟化温度が60〜120℃であり、好ましくはエポキシ当量が400〜900g/eqである。エポキシ当量が300g/eqより低い場合は、硬化物の架橋密度が高くなり耐クラック性が不十分であり、1000g/eqより大きい場合は耐熱性が劣る。
【0016】
本発明の組成物には固形エポキシ樹脂(A)を必須成分として含むが、通常のエポキシ樹脂硬化剤に使用される硬化剤を配合する事ができる。その他、カチオン重合開始剤や、酸化防止剤、紫外線吸収剤等を配合することができる。
【0017】
硬化剤(B)としては、公知の種々の化合物を使用できる。例えば、有機アミン化合物、ジシアンジアミド及びその誘導体、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾールなどのイミダゾール及びその誘導体、ビスフェノールA、ビスフェノールF、臭素化ビスフェノールA、ナフタレンジオール、4,4'−ビフェノールなどの2価フェノール化合物、フェノールやナフトール類とホルムアルデヒドあるいはキシリレングリコール類との縮合反応により得られるノボラック樹脂あるいはアラルキルフェノール樹脂、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水メチルヘキサヒドロフタル酸、無水ナジック酸、水素化無水ナジック酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸などの酸無水物化合物、アジピン酸ヒドラジドなどのヒドラジド化合物を使用することができ、必要に応じて2種類以上を用いてもよい。これらの中で酸無水物化合物が好ましく、より好ましくは水素化酸無水物であり、特に好ましくは無水メチルヘキサヒドロフタル酸を用いることで、硬化収縮が少なく、透明性を有し、耐候性に優れ、高温下での黄変の少ないエポキシ樹脂組成物を得ることができる。
【0018】
硬化促進剤としては、公知の種々の化合物を使用できる。例えば、3級アミン及びその塩類、イミダゾール類及びその塩類、有機ホスフィン化合物(有機ホスフィン類及びその塩類等を含む意味である)、オクチル酸亜鉛、オクチル酸スズなどの有機金属塩が挙げられ、必要に応じて2種類以上を用いてもよい。好ましい硬化促進剤は、3級アミン及びその塩類、有機ホスフィン化合物であり、有機ホスフィン化合物が硬化物の着色を防止できる点で特に好ましい。
その他の添加剤としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、その他各種充填剤、造膜剤、染料、離型剤、流れ調整剤、難燃剤、ゴム改質剤、界面活性剤、反応性希釈剤、各種オリゴマー類、各種ポリマー類などが挙げられ、必要に応じて2種類以上を用いることができる。
特に、本発明の光半導体用エポキシ樹脂組成物は、酸化防止剤を配合し、加熱時の酸化劣化を防止し着色の少ない硬化物とすることが好ましい。
【0019】
酸化防止剤としては種々の化合物を使用できる。例えば、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、ブチル化ヒドロキシアニソール、ステアリル−β−(3,5−ジ-tert-ブチル−4−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートなどのモノフェノール類、2,2−メチレンビス(4−メチル−6-tert-ブチルフェノール)、2,2−メチレンビス(4−エチル−6-tert-ブチルフェノール)、4,4'−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)などのビスフェノール類、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5-tert-ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ-tert-ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ-tert-ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタンなどの高分子型フェノール類、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、10−(3,5−ジ-tert-ブチル4−ヒドロキシベンジル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド、10−デシロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイドなどのオキサホスファフェナントレンオキサイド類が挙げられる。これらの酸化防止剤は必要に応じて2種類以上を用いてもよい。
【実施例】
【0020】
次に本発明について、合成例、実施例及び比較例を示して、本発明をさらに具体的に説明する。
合成例1
攪拌機、温度計、窒素吹き込み管、及び冷却管を備えた反応装置にリカシッドMH(メチルヘキサヒドロ無水フタル酸;新日本理化製)215部とリカビノールHB(水添BPA;新日本理化製)192部との混合物を窒素ガス雰囲気中で撹拌しながら150℃で2時間反応させて、一分子あたりのカルボキシル基数が1.6であり、カルボキシル基当量が320g/eqで常温で固形の末端カルボキシルポリエステル化合物を得た。次いでYDC−1312(2,5−ジ−tert−ブチル−1,4−フェニレンビスのグリシジルエーテル;東都化成製、エポキシ当量178g/eq、融点142℃)507部及びトリフェニルフォスフェイト0.2重量部を仕込み150で4時間攪拌混合して軟化点94℃、エポキシ当量580g/eq、芳香環含有率13.8%の固形エポキシ樹脂c−1を得た。
【0021】
合成例2
合成例1において、リカビノールHBに替えてスピログリコール(日本ファインケム製)243部を使用し、一分子あたりのカルボキシル基数が1.6であり、カルボキシル基当量が360g/eqで常温で固形の末端カルボキシルポリエステル化合物を得た。次いでYD−128(2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンのジグリシジルエーテル;東都化成製、エポキシ当量187g/eq、粘度13000mPs・s/25℃)450部及びトリフェニルフォスフェイト0.1重量部を仕込み150で4時間攪拌混合して軟化点92℃、エポキシ当量820g/eq、芳香環含有率23.1%の固形エポキシ樹脂c−2を得た。
【0022】
実施例1〜2、及び比較例1〜2
固形エポキシ樹脂成分として、合成例1で得られたエポキシ樹脂c−1、合成例2で得られたエポキシ樹脂c−2、YD−012(ビスフェノールA型固形エポキシ樹脂、エポキシ当量645g/eq、軟化点81℃、芳香環含有率51.2%;東都化成製)、EHPE3150(脂環骨格固形エポキシ樹脂、エポキシ当量180g/eq、軟化点78℃、芳香環含有率0%;ダイセル化学製)を用い、硬化剤として、リカシッドMH−700(無水メチルヘキサヒドロフタル酸、酸無水物当量168g/eq、新日本理化製)、硬化促進剤として、ヒシコーリンPX−4ET(有機ホスホニウム塩化合物;日本化学製)を用い、表1に示す配合でエポキシ樹脂組成物を得た。なお、表中の数値は配合における重量部を示す。
【0023】
このエポキシ樹脂組成物を用いて100℃で2時間かけて成形し、更に140℃にて12時間ポストキュアを行い、硬化物試験片を得た後、各種物性測定に供した。結果を表2に示す。
なお、硬化物性の試験方法及び評価方法は以下の通りである。
(1)ガラス転移温度、動的粘弾性率はDMAによって測定した。
(2)吸水率は、直径50mm、厚さ5mmの円形の試験片を用いて、23℃、100%RHの条件で50時間吸湿させた後の重量増加変化率とした。
(3)耐熱変色性は直径10mm、厚さ5mmの試験片を作成してその変色の有無を確認した。
(4)クラック発生率は、LED素子を封止した直径10mm、厚さ5mmの試験片を作成して−20℃(30分)〜120℃(15分)〜20℃(30分)のヒートサイクル試験を5回行い、10個の試験片のクラック発生数を記載した。
【0024】
【表1】

【0025】
【表2】

※1:○・・・ほとんど黄変なし、
△・・・少し黄変、
×・・・黄変
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明にかかるエポキシ樹脂組成物は耐熱性、耐湿性、耐クラック性に優れているので、光半導体封止材等の電子材料分野、特に、LED封止用エポキシ樹脂組成物として有用である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エポキシ当量が120〜350g/eqの2官能エポキシ樹脂(a)に一分子あたり1.2〜1.8個のカルボキシル基を有するポリエステル化合物(b)を反応させて得られる芳香環含有率が5〜40%の固形エポキシ樹脂(A)と硬化剤(B)を必須成分として含有することを特徴とするエポキシ樹脂組成物。
【請求項2】
エポキシ当量が120〜350g/eqの2官能エポキシ樹脂(a)が、2,5−ジ−tert−ブチル−1,4−フェニレンビスジグリシジルエーテル、または2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジグリシジルエーテルの少なくともどちらか1つであることを特徴とする請求項1記載のエポキシ樹脂組成物。
【請求項3】
固形エポキシ樹脂(A)のエポキシ当量が300〜1000g/eq、軟化点が60〜120℃であることを特徴とする請求項1または2記載のエポキシ樹脂組成物。
【請求項4】
請求項1ないし3の何れかの項に記載のエポキシ樹脂組成物を硬化してなる硬化物。

【公開番号】特開2009−29842(P2009−29842A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−191990(P2007−191990)
【出願日】平成19年7月24日(2007.7.24)
【出願人】(000221557)東都化成株式会社 (53)
【Fターム(参考)】