説明

エポチロン、その中間体、類似体の合成およびその使用

【課題】治療的有用性を有する12,13-デスオキシエポチロンの付加的な類似体、さらに現存するエポチロン、デスオキシエポチロンおよびその類似体ならびにそれらの新規類似体を大量に提供しうる方法論を開発することを目的とする。
【解決手段】新規の9,10-トランス-12,13-シス-エポチロン化合物を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次式:
【化1】

[上式中、
R1は、水素または低級アルキルであり;
R2は、置換または非置換のアリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはへテロアリールアルキル基であり;
R5およびR6はそれぞれ独立に、水素または保護基であり;
Xは、O、S、C(R7)2またはNR7であり、ここで、R7はそれぞれ独立に、水素または低級アルキルであり;
RBはそれぞれ独立に、水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-CY3、-CHY2、-CH2Y(ここで、Yは、F、Br、Cl、I、ORB'、NHRB'、N(RB')2またはSRB'である);-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;あるいは、1個または複数の水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;または環式もしくは非環式の、直鎖もしくは分枝鎖の、置換もしくは非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリールもしくはへテロアリール基で置換されていてもよい環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の脂肪族、複素脂肪族、アリールまたはへテロアリールであり、ここで、RB'はそれぞれ独立に、水素;保護基;直鎖または分枝鎖の、置換または非置換の、環式または非環式脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニルまたはへテロアリールアルキニル基であり;
mは、1、2、3または4である] の化合物。
【請求項2】
次式:
【化2】

[上式中、
Xは、O、S、C(R7)2またはNR7(ここで、R7はそれぞれ独立に、水素または低級アルキルである)であり;
R5およびR6はそれぞれ独立に、水素または保護基であり;
RBは、水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-CY3、-CHY2、-CH2Y(ここで、Yは、F、Br、Cl、I、ORB'、NHRB'、N(RB')2またはSRB'である);-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;あるいは、1個または複数の水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;または環式もしくは非環式の、直鎖もしくは分枝鎖の、置換もしくは非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリールもしくはへテロアリール基で置換されていてもよい環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の脂肪族、複素脂肪族、アリールまたはへテロアリールであり、ここで、RB'はそれぞれ独立に、水素;保護基;直鎖または分枝鎖の、置換または非置換の、環式または非環式脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニルまたはへテロアリールアルキニル基であり;
R8は独立に、水素、ハロゲン、-OR9、-SR9、-N(R9)2、-CY3、-CHY2、-CH2Y(ここで、Yは、F、Br、Cl、I、ORB'、NHRB'、N(RB')2またはSRB'である);-(CV2)nOR9、-(CV2)nN(R9)2、-(CV2)nSR9、-(C=O)R9、-O(C=O)R9、-(C=O)OR9、-O(C=O)OR9;-NH(C=O)R9、-NH(C=O)OR9、-(C=O)NHR9、あるいは、1個または複数のハロゲン、-OR9、-SR9、-N(R9)2、-(CV2)nOR9、-(CV2)nN(R9)2、-(CV2)nSR9、-(C=O)R9、-O(C=O)R9、-(C=O)OR9、-O(C=O)OR9;-NH(C=O)R9、-NH(C=O)OR9、-(C=O)NHR9または環式もしくは非環式の、直鎖もしくは分枝鎖の、置換もしくは非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルもしくはへテロアリールアルキル基で置換されていてもよい環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはへテロアリールアルキル基であり;
R9はそれぞれ独立に、水素;保護基;環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の、置換または非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリールまたはへテロアリール基であり;
Vはそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アミノ、アルキルアミノあるいは保護されているヒドロキシ、チオまたはアミノであり;tはそれぞれ独立に、0、1または2であり;nはそれぞれ独立に、0〜10である] の化合物。
【請求項3】
RBは、メチルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
RBは、-CF3である、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
R8は、メチルである、請求項2から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
R8は、-CH2OHである、請求項2から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
R8は、-CH2NH2である、請求項2から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
次式:
【化3】

[上式中、
Xは、O、S、C(R7)2またはNR7(ここで、R7はそれぞれ独立に、水素または低級アルキルである)であり;
R5およびR6はそれぞれ独立に、水素または保護基であり;
RBは、水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-CY3、-CHY2、-CH2Y(ここで、Yは、F、Br、Cl、I、ORB'、NHRB'、N(RB')2またはSRB'である);-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;あるいは、1個または複数の水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;または環式もしくは非環式の、直鎖もしくは分枝鎖の、置換もしくは非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリールまたはへテロアリール基で置換されていてもよい環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の脂肪族、複素脂肪族、アリールまたはへテロアリールであり、ここで、RB'はそれぞれ独立に、水素;保護基;直鎖または分枝鎖の、置換または非置換の、環式または非環式脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニルまたはへテロアリールアルキニル基であり;
R8は独立に、水素、ハロゲン、-OR9、-SR9、-N(R9)2、-CY3、-CHY2、-CH2Y(ここで、Yは、F、Br、Cl、I、ORB'、NHRB'、N(RB')2またはSRB'である);-(CV2)nOR9、-(CV2)nN(R9)2、-(CV2)nSR9、-(C=O)R9、-O(C=O)R9、-(C=O)OR9、-O(C=O)OR9;-NH(C=O)R9、-NH(C=O)OR9、-(C=O)NHR9、あるいは、1個または複数のハロゲン、-OR9、-SR9、-N(R9)2、-(CV2)nOR9、-(CV2)nN(R9)2、-(CV2)nSR9、-(C=O)R9、-O(C=O)R9、-(C=O)OR9、-O(C=O)OR9;-NH(C=O)R9、-NH(C=O)OR9、-(C=O)NHR9または環式もしくは非環式の、直鎖もしくは分枝鎖の、置換もしくは非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルもしくはへテロアリールアルキル基で置換されていてもよい環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはへテロアリールアルキル基であり;
R9はそれぞれ独立に、水素;保護基;環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の、置換または非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリールまたはへテロアリール基であり;
Vはそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アミノ、アルキルアミノあるいは保護されているヒドロキシ、チオまたはアミノであり;tはそれぞれ独立に、0、1または2であり;nはそれぞれ独立に、0〜10である] の化合物。
【請求項9】
RBは、メチルである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
RBは、-CF3である、請求項8に記載の化合物。
【請求項11】
R8は、メチルである、請求項8から10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
R8は、-CH2OHである、請求項8から10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
R8は、-CH2NH2である、請求項8から10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
次式:
【化4】

[上式中、
R5およびR6はそれぞれ独立に、水素または保護基であり;
R8は独立に、水素、ハロゲン、-OR9、-SR9、-N(R9)2、-CY3、-CHY2、-CH2Y(ここで、Yは、F、Br、Cl、I、ORB'、NHRB'、N(RB')2またはSRB'である);-(CV2)nOR9、-(CV2)nN(R9)2、-(CV2)nSR9、-(C=O)R9、-O(C=O)R9、-(C=O)OR9、-O(C=O)OR9;-NH(C=O)R9、-NH(C=O)OR9、-(C=O)NHR9、あるいは、1個または複数のハロゲン、-OR9、-SR9、-N(R9)2、-(CV2)nOR9、-(CV2)nN(R9)2、-(CV2)nSR9、-(C=O)R9、-O(C=O)R9、-(C=O)OR9、-O(C=O)OR9;-NH(C=O)R9、-NH(C=O)OR9、-(C=O)NHR9または環式もしくは非環式の、直鎖もしくは分枝鎖の、置換もしくは非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルもしくはへテロアリールアルキル基で置換されていてもよい環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはへテロアリールアルキル基であり;
R9はそれぞれ独立に、水素;保護基;環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の、置換または非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリールまたはへテロアリール基であり;
Vはそれぞれ独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、チオ、アミノ、アルキルアミノあるいは保護されているヒドロキシ、チオまたはアミノであり;
Xは、O、S、C(R7)2またはNR7(ここで、R7はそれぞれ独立に、水素または低級アルキルである)であり;
RBはそれぞれ独立に、水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-CY3、-CHY2、-CH2Y(ここで、Yは、F、Br、Cl、I、ORB'、NHRB'、N(RB')2またはSRB'である);-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;あるいは、1個または複数の水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;または環式もしくは非環式の、直鎖もしくは分枝鎖の、置換もしくは非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリールもしくはへテロアリール基で置換されていてもよい環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の脂肪族、複素脂肪族、アリールまたはへテロアリールであり、ここで、RB'はそれぞれ独立に、水素;保護基;直鎖または分枝鎖の、置換または非置換の、環式または非環式脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニルまたはへテロアリールアルキニル基である] の化合物。
【請求項15】
RBは、メチルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
RBは、-CF3である、請求項14に記載の化合物。
【請求項17】
R8は、メチルである、請求項14から16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
R8は、-CH2OHである、請求項14から16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
R8は、-CH2NH2である、請求項14から16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
以下:
【化5】

から選択される式の化合物。
【請求項21】
トランス-9,10-デヒドロ-シス-12,13-デヒドロエポチロン化合物。
【請求項22】
CCRF-CEM細胞系においてIC50が0.01未満であることを特徴とする、トランス-9,10-デヒドロ-シス-12,13-デヒドロエポチロン化合物。
【請求項23】
CCRF-CEM細胞系においてIC50が0.05未満であることを特徴とする、トランス-9,10-デヒドロ-シス-12,13-デヒドロエポチロン化合物。
【請求項24】
タキソール耐性CCRF-CEM細胞系においてIC50が0.01未満であることを特徴とする、トランス-9,10-デヒドロ-シス-12,13-デヒドロエポチロン化合物。
【請求項25】
タキソール耐性CCRF-CEM細胞系においてIC50が0.05未満であることを特徴とする、トランス-9,10-デヒドロ-シス-12,13-デヒドロエポチロン化合物。
【請求項26】
トランス-9,10-デヒドロ-シス-12,13-デヒドロエポチロン化合物および薬学的に許容できる賦形剤を含有する医薬組成物。
【請求項27】
請求項1から20までのいずれか一項に記載の化合物および薬学的に許容できる賦形剤を含有する癌を治療するための医薬組成物。
【請求項28】
クレモフォールをさらに含有する、請求項26または27に記載の医薬組成物。
【請求項29】
クレモフォールおよびエタノールをさらに含有する、請求項26または27に記載の医薬組成物。
【請求項30】
前記化合物が、1:1のクレモフォール/EtOHに懸濁している、請求項26または27に記載の医薬組成物。
【請求項31】
追加の細胞毒剤をさらに含有する、請求項26または27に記載の医薬組成物。
【請求項32】
治療有効量の請求項1から25のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩;および、薬学的に許容できる担体または希釈剤を含有する、癌を治療するための医薬組成物であって、
前記化合物の治療有効量が、患者の体重1kg当り0.001から40mgの化合物を送達するのに十分な量である医薬組成物。
【請求項33】
治療有効量の請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物を含有する癌を治療するための医薬組成物。
【請求項34】
前記化合物の治療有効量が、体重1kg当り0.001mgから40mgの化合物を送達するのに十分な量である、請求項33に記載の医薬組成物。
【請求項35】
前記化合物の治療有効量が、患者の体重1kg当り0.1mgから25mgの化合物を送達するのに十分な量である、請求項33に医薬組成物。
【請求項36】
次式:
【化6】

[上式中、
R1は、水素または低級アルキルであり;
R2は、置換または非置換のアリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはへテロアリールアルキル基であり;
R5およびR6はそれぞれ独立に、水素または保護基であり;
Xは、O、S、C(R7)2またはNR7(ここで、R7はそれぞれ独立に、水素または低級アルキルである)であり;
RBはそれぞれ独立に、水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-CY3、-CHY2、-CH2Y(ここで、Yは、F、Br、Cl、I、ORB'、NHRB'、N(RB')2またはSRB'である);-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;あるいは、1個または複数の水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;または環式もしくは非環式の、直鎖もしくは分枝鎖の、置換もしくは非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリールもしくはへテロアリール基で置換されていてもよい環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の脂肪族、複素脂肪族、アリールまたはへテロアリールであり、ここで、RB'はそれぞれ独立に、水素;保護基;直鎖または分枝鎖の、置換または非置換の、環式または非環式脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニルまたはへテロアリールアルキニル基であり;
mは、1、2、3または4である] の化合物を調製する方法であって、
前記方法が、
次式:
【化7】

の化合物を閉環複分解反応の条件に供する工程を含む方法。
【請求項37】
次式:
【化8】

[上式中、
R1は、水素または低級アルキルであり;
R2は、置換または非置換のアリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはへテロアリールアルキル基であり;
R5およびR6はそれぞれ独立に、水素または保護基であり;
Xは、O、S、C(R7)2またはNR7(ここで、R7はそれぞれ独立に、水素または低級アルキルである)であり;
RBはそれぞれ独立に、水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-CY3、-CHY2、-CH2Y(ここで、Yは、F、Br、Cl、I、ORB'、NHRB'、N(RB')2またはSRB'である);-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;あるいは、1個または複数の水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;または環式もしくは非環式の、直鎖もしくは分枝鎖の、置換もしくは非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリールもしくはへテロアリール基で置換されていてもよい環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の脂肪族、複素脂肪族、アリールまたはへテロアリールであり、ここで、RB'はそれぞれ独立に、水素;保護基;直鎖または分枝鎖の、置換または非置換の、環式または非環式脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニルまたはへテロアリールアルキニル基であり;
mは、1、2、3または4である] の化合物を調製する方法であって、
次式:
【化9】

の化合物を閉環複分解反応の条件に供する工程を含む方法。
【請求項38】
前記閉環複分解反応の条件が、Grubbs触媒を含む、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記Grubbs触媒が、塩化トリシクロヘキシルホスフィン[1,3-ビス(2,4,6-トリメチルフェニル)-4,5-ジヒドロイミダゾール-2-イリデン][ベンジリデン]ルテニウム(IV)である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
次式:
【化10】

[上式中、
R1は、水素または低級アルキルであり;
R2は、置換または非置換のアリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはへテロアリールアルキル基であり;
R5およびR6はそれぞれ独立に、水素または保護基であり;
Xは、O、S、C(R7)2またはNR7(ここで、R7はそれぞれ独立に、水素または低級アルキルである)であり;
RBはそれぞれ独立に、水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-CY3、-CHY2、-CH2Y(ここで、Yは、F、Br、Cl、I、ORB'、NHRB'、N(RB')2またはSRB'である);-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;あるいは、1個または複数の水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;または環式もしくは非環式の、直鎖もしくは分枝鎖の、置換もしくは非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリールもしくはへテロアリール基で置換されていてもよい環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の脂肪族、複素脂肪族、アリールまたはへテロアリールであり、ここで、RB'はそれぞれ独立に、水素;保護基;直鎖または分枝鎖の、置換または非置換の、環式または非環式脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニルまたはへテロアリールアルキニル基であり;
mは、1、2、3または4である] の化合物を調製する方法であって、
次式:
【化11】

の化合物を還元する工程を含む方法。
【請求項41】
次式:
【化12】

[上式中、
R1は、水素または低級アルキルであり;
R2は、置換または非置換のアリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはへテロアリールアルキル基であり;
R5およびR6はそれぞれ独立に、水素または保護基であり;
Xは、O、S、C(R7)2またはNR7(ここで、R7はそれぞれ独立に、水素または低級アルキルである)であり;
RBはそれぞれ独立に、水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-CY3、-CHY2、-CH2Y(ここで、Yは、F、Br、Cl、I、ORB'、NHRB'、N(RB')2またはSRB'である);-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;あるいは、1個または複数の水素;ハロゲン;-ORB';-SRB';-N(RB')2;-C(O)ORB';-C(O)RB';-CONHRB';-O(C=O)RB';-O(C=O)ORB';-NRB'(C=O)RB';N3;N2RB';環式アセタール;または環式もしくは非環式の、直鎖もしくは分枝鎖の、置換もしくは非置換の脂肪族、複素脂肪族、アリールまたはへテロアリール基で置換されていてもよい環式または非環式の、直鎖または分枝鎖の脂肪族、複素脂肪族、アリールまたはへテロアリールであり、ここで、RB'はそれぞれ独立に、水素;保護基;直鎖または分枝鎖の、置換または非置換の、環式または非環式脂肪族、複素脂肪族、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニルまたはへテロアリールアルキニル基であり;
mは、1、2、3または4である] の化合物を調製する方法であって、
次式:
【化13】

[上式中、
R'およびR’’は独立に、C1〜C8直鎖または分枝鎖アルキルあるいは置換または非置換のフェニル、アリール、アルコキシまたはアリールオキシであり;
Xは、クロリドまたはブロミドなどの対アニオンである]
の構造を有するホスフィンオキサイドまたはウィッティヒ試薬と、次式:
【化14】

の構造を有するケトンとを縮合する工程を含む方法。
【請求項42】
次式:
【化15】

[上式中、
R2は、置換または非置換のアリール、ヘテロアリール、アリールアルキルまたはへテロアリールアルキル基であり;
R5およびR6はそれぞれ独立に、水素または保護基であり;
RBは-CF3である]の化合物。
【請求項43】
R2が、置換または非置換のヘテロアリール基である、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
前記へテロアリール基が、置換または非置換のイソオキサゾリルである、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
R5およびR6のそれぞれが、水素である、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
前記へテロアリール基が、置換イソオキサゾリルである、請求項44または45に記載の化合物。
【請求項47】
前記へテロアリール基が、非置換イソオキサゾリルである、請求項44または45に記載の化合物。
【請求項48】
前記イソオキサゾリル基が、51脂肪族基で置換されている、請求項46に記載の化合物。
【請求項49】
前記イソオキサゾリル基が、C1-4アルキル基で置換されている、請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
前記イソオキサゾリル基が、メチル基で置換されている、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
請求項42から50のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩;および、薬学的に許容できる担体または希釈剤を含有する医薬組成物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60A】
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【図60B】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図77】
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【公開番号】特開2011−195589(P2011−195589A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−94302(P2011−94302)
【出願日】平成23年4月20日(2011.4.20)
【分割の表示】特願2005−501774(P2005−501774)の分割
【原出願日】平成15年8月22日(2003.8.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WINDOWS
【出願人】(500446661)スローン−ケッタリング インスティトュート フォア キャンサー リサーチ (5)
【Fターム(参考)】