説明

オイルリング回転規制構造

【課題】シリンダへの組み込み前にいずれの周方向に力が加わってもオイルリングの係止突起がピストンの凹部から平等に離脱しにくいオイルリング回転規制構造を提供する。
【解決手段】合口部21,31を有したオイルシール部品であるサイドレール20、30がピストン10に対して回転しないように保持するために、オイルリング溝11の壁面12,13に形成された凹部12a,13aに、サイドレールの合口端部が曲げられて起立することで構成された係止突起を入れ込んで係止するオイルリング回転規制構造において、合口部21に対して一方の周方向C2に位置する合口端部23に、第1係止突起23aが形成されるとともに、合口部31に対して前記一方の周方向とは逆の周方向C1に位置する合口端部に第2係止突起32aが形成される。互いに逆向きの第1係止突起と第2係止突起を同一のサイドレール又は異なるサイドレールに形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃エンジンのピストンの外周に装備されたオイルリングがピストンに対して回転しないように保持するオイルリング回転規制構造に関する。
【背景技術】
【0002】
内燃エンジンのピストンの外周には、シリンダの内壁に付着した潤滑油を掻き落とすオイルリングが装着されている。一般に、ピストンのオイルリングは、ピストンの外周面に形成された周溝(オイルリング溝)に保持される。
特許文献1に記載のオイルリングにあっては、互いに対向する一対のサイドレールと、この両サイドレール間に介装されたエキスパンダリングとで構成される。このサイドレールがオイルシール部品である、すなわち、サイドレールによって、ピストンが往復運動するとき、シリンダ内壁に付着した潤滑油を掻き落とす。
【0003】
サイドレールは、リング形状が一部で切り開かれた合口部を有し、自然状態でシリンダ内径より大きい外径を有し、シリンダ内にピストンとともに収められることで合口部を狭めながら弾性的に縮径してシリンダ内壁に圧接することで機能する。
サイドレールをピストンに対して回転可能にしてエンジンを構成すると、特許文献1にも記載されるように、その合口部が特定の範囲に配置されることで不都合が生じる場合がある。
一つには、両サイドレールの合口部同士が重なることで、漏れ通路が形成され、オイル上がりが発生しやすいという不都合である。
また、水平対向型エンジンなどの横置き型シリンダでは、合口部が下に配置されると、潤滑油は下に溜まりやすいから、潤滑油が合口部から漏れ、オイル上がりが発生しやすいという不都合がある。V型エンジンなどの傾倒型シリンダでも、同様の現象が生じるおそれがある。
また、特許文献2(請求項11)には、燃料噴射弁から噴射される燃料噴霧がシリンダ壁面に直接的に当たる領域を給油範囲と設定し、オイルリングの合口端部を給油範囲に対峙しないようにオイルリングの回り止めをする手段を設けることが記載されている。
したがって、サイドレールがピストンに対して回転しないように保持するオイルリング回転規制構造が必要となる。
【0004】
特許文献1にあっては、オイルリング溝の壁面に凹部を形成し、サイドレールの合口端部の一部を曲げて起立させることで構成した係止突起を、その凹部に入れ込んで係止し、オイルリング回転規制構造を構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開昭62−102846号公報
【特許文献2】特開平10−103038号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、サイドレールはピストンに保持されるから、エンジンの効率的運転のためにも軽量であることが好ましい。また、サイドレールは、確実にシリンダ内壁に圧接しつつも、その圧接力はピストンの往復運動の抵抗を大きくするから小さいことが好ましく、従って小さな力で変形しやすい縮径方向の撓み剛性が低い性質が好ましい。そのために、サイドレールの図4に示す幅寸法aを小さくすることが要求されることがある。
サイドレールの幅寸法aの縮小化を進めていくと、縮径変形のみならず拡径変形もしやくなり、さらには係止突起が凹部に対して浅い位置で係止されることから、シリンダへの組み込み前に係止突起が凹部から離脱しやすいという傾向が強くなる。
オイルリングをエンジンに組み込む際には、まず、ピストンのオイルリング溝にオイルリングを取り付け、その後、ピストンとともにシリンダ内に納める。
しかしながら、シリンダに収める前に、サイドレールが取り付けられたピストンを掴んだり、運んだりすることでサイドレールに力が加わり、係止突起が凹部から離脱するおそれがある。
特許文献1に記載のオイルリングにあっては、片方向の合口端部にしか係止突起を設けていないため、掴まれて図4に示す周方向Aにサイドレールを回す力が加わったときに係止突起が凹部から離脱しやすいという傾向がある。この離脱は、幅寸法aがある程度大きいときには防げるものの、幅寸法aの縮小化によって、離脱しやすい周方向Aへの離脱発生が顕著になってしまう。
【0007】
本発明は、内燃エンジンのピストンの外周に形成されたオイルリング溝の壁面に添って保持され、合口部を有したオイルシール部品であるサイドレールが前記ピストンに対して回転しないように保持するために、前記壁面に形成された凹部に、前記サイドレールの合口端部が曲げられて起立することで構成された係止突起を入れ込んで係止するオイルリング回転規制構造において、シリンダへの組み込み前に前記サイドレールにいずれの周方向に力が加わっても前記係止突起が前記凹部から平等に離脱しにくいオイルリング回転規制構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明は、内燃エンジンのピストンの外周に形成されたオイルリング溝の壁面に添って保持され、合口部を有したオイルシール部品であるサイドレールが前記ピストンに対して回転しないように保持するために、前記壁面に形成された凹部に、前記サイドレールの合口端部が曲げられて起立することで構成された係止突起を入れ込んで係止するオイルリング回転規制構造において、
合口部に対していずれか一方の周方向に位置する合口端部に、前記係止突起の一つとして第1係止突起が形成されるとともに、合口部に対して前記一方の周方向とは逆の周方向に位置する合口端部に前記係止突起の一つとして第2係止突起が形成され、
前記第1係止突起は、前記オイルリング溝の対向する両壁面のうち、いずれか一方の壁面に添って保持されるサイドレールに属し、
前記第2係止突起は、前記サイドレール又は、前記両壁面のうち他方の壁面に添って保持されるサイドレールに属するオイルリング回転規制構造である。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記第1係止突起及び前記第2係止突起は、互いに異なるサイドレールに属することを特徴とする請求項1に記載のオイルリング回転規制構造である。
【0010】
請求項3記載の発明は、前記第1係止突起及び前記第2係止突起は、同一のサイドレールに属することを特徴とする請求項1に記載のオイルリング回転規制構造である。
【0011】
請求項4記載の発明は、前記第1係止突起及び前記第2係止突起を係止する前記凹部は、扁平な底面を有することを特徴とする請求項3に記載のオイルリング回転規制構造である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、合口部に対して互いに異なる周方向に位置する合口端部に、係止突起がそれぞれ形成されるので、シリンダへの組み込み前にサイドレールにいずれの周方向に力が加わっても係止突起が凹部から離脱するか否かは平等な条件であり、平等な離脱しにくさが実現され、その結果、合口部に対して一方の周方向のみに係止突起が設けられる場合に比較して係止突起が凹部から離脱しにくいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態に係るオイルリング回転規制構造を示す、ピストン外周面部分模式図である。
【図2】図1に示すB−B線についてのオイルリングの断面図である。
【図3】本発明の他の一実施形態に係るオイルリング回転規制構造を示すピストン外周面部分模式図である。
【図4】従来の一例に係るオイルリング回転規制構造に係り、オイルリング回転規制のための係止突起を合口端部に有したサイドレールの合口部中心の部分平面図(a)、及び同サイドレールが含まれるピストン外周面部分模式図(b)である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
【0015】
図1に本実施形態のオイルリング回転規制構造が適用されるピストン10の外周面が示される。
ピストン10は、シリンダ(図示せず)内で往復運動し、シリンダと燃焼室を形成する内燃エンジンのピストンである。
ピストン10の外周にオイルリング溝11が形成されている。オイルリング溝11の互いに対向する壁面12,13にそれぞれ凹部12a,13aが形成されている。
オイルリング溝11は、ピストン10の全周に亘ってピストン10の軸を中心軸に形成された円形状で、ピストン10の外周面に開口する溝である。壁面12と壁面13はそれぞれピストン10の軸に垂直な平面上にあるように配置され、壁面12と壁面13同士は一定の間隔(=オイルリング溝11の幅)を隔てて平行に形成される。
【0016】
凹部12a及び凹部13aはそれぞれ壁面12,13を窪ませるように形成されている。凹部12a及び凹部13aもまた、ピストン10の外周面に開口し、その開口形状が半円形である。凹部12a及び凹部13aはその半円形と同半径及び同軸の円筒を、壁面12(凹部13aにあっては壁面13)を含む平面で切った半円筒の内面に相当する曲面で形成されている。
凹部12aと凹部13aとは、ピストン10の軸方向に見て重ならないように、周方向の異なる位置に形成されている。図示した位置間隔に拘わらず、凹部12aと凹部13aとは、可能であれば180度反対側に配置するなど、できるだけ離して配置することが好ましい。
【0017】
オイルリング溝11に装着されるオイルリングは、サイドレール20、サイドレール30、及びスペーサ40の3部品により構成される。サイドレール20とサイドレール30がそれぞれ、ピストン10が往復運動するときにシリンダ内壁に付着した潤滑油を掻き落とす等のオイルシール作用を奏するオイルシール部品である。スペーサ40は、サイドレール20とサイドレール30の間に介装され、サイドレール20を壁面12に添うように押し付け、サイドレール30を壁面13に添うように押し付けて保持する。スペーサ40としては、エキスパンダリングその他、その形態を問わない。
【0018】
サイドレール20及びサイドレール30はそれぞれ、リング形状が一部で切り開かれた合口部を有し、自然状態でシリンダ内径より大きい外径を有し、シリンダ内にピストン10とともに収められることで合口部を狭めながら弾性的に縮径してシリンダ内壁に圧接することで機能する。
【0019】
図1に示すように、サイドレール20の合口部21に対して一方の周方向C1(図上左方向)に位置する合口端部をサイドレール20の合口端部22とし、逆の周方向C2(図上右方向)に位置する合口端部をサイドレール20の合口端部23とする。
合口端部23には、その端面から周方向C2に切り込みが形成され、その切り込みの内周側の部分が曲げられて起立することで係止突起23a(便宜的に「第1係止突起」とする)が構成されている。その切り込みの外周側の部分23bは曲げられていない。
サイドレール20がピストン10に対して回転しないように保持するために、凹部12aに第1係止突起23aが入れ込まれて係止される。
【0020】
一方、図1に示すように、サイドレール30の合口部31に対して一方の周方向C1に位置する合口端部をサイドレール30の合口端部32とし、逆の周方向C2に位置する合口端部をサイドレール30の合口端部33とする。
合口端部32には、その端面から周方向C1に切り込みが形成され、その切り込みの内周側の部分が曲げられて起立することで係止突起32a(便宜的に「第2係止突起」とする)が構成されている。その切り込みの外周側の部分32bは曲げられていない。
サイドレール30がピストン10に対して回転しないように保持するために、凹部13aに第2係止突起32aが入れ込まれて係止される。
【0021】
サイドレール20とスペーサ40との相対回転については、サイドレール20とスペーサ40と摩擦や、サイドレール20とスペーサ40との係止構造によって困難となるように構成する。サイドレール30とスペーサ40との相対回転についても同様である。
【0022】
以上のように、第1係止突起23aがサイドレール20の合口部21に対して一方の周方向C2に位置する合口端部23に形成され、第2係止突起32aがサイドレール30の合口部31に対して他方の周方向C1に位置する合口端部32に形成されている。
サイドレール20単体で考えた場合に、手で掴まれたときなどにおいて、サイドレール20の第1係止突起23aはピストン10に対して周方向C2に回転させられるときには内方に移動して凹部12aから離脱しにくく、周方向C1に回転させられるときには外方に移動して凹部12aから離脱しやすい傾向が認められる。この性質は、サイドレール30の第2係止突起32aについても同様である。但し、離脱しやすい周方向は周方向C2となる。
ピストン10へのオイルリングを装着した後シリンダへの組み込み前に、いずれかの係止突起が凹部から離脱していると、再び係止突起を凹部に収める作業が必要となるために作業性が悪化したり、離脱したままシリンダへの組み込もうとすると、サイドレールや他の部品を損傷したり、仮にシリンダ内へ組み込むことができても、オイルリングの回転規制構造が設計どおりに構成されておらず不良となってしまう。
【0023】
しかしながら、サイドレール20の第1係止突起23aが周方向C1に回転させられるときには、サイドレール30も同方向に連れ回り、サイドレール30の第2係止突起32aが凹部13aから離脱しにくく、第2係止突起32aが凹部13aから離脱しないことによって、サイドレール20の回転も規制され、これによりサイドレール20の第1係止突起23aも凹部12aから離脱しにくくなる。
サイドレール30がサイドレール20と同方向に連れ回るのは、サイドレール20、スペーサ40、サイドレール30間で回転力が伝わることや、サイドレール20を掴む手はほとんどの場合、同時にサイドレール30を掴むことになるからである。
【0024】
逆に、サイドレール30の第2係止突起23aが周方向C2に回転させられるときには、サイドレール20も同方向に連れ回り、サイドレール20の第1係止突起23aが凹部12aから離脱しにくく、第1係止突起23aが凹部12aから離脱しないことによって、サイドレール30の回転も規制され、これによりサイドレール30の第2係止突起32aも凹部13aから離脱しにくくなる。
サイドレール20,30をピストン10に対して回転させる力は、上記の手で掴むことのほか、その他の物がサイドレール20,30の外端に接触することや、搬送中の振動によって生じ得る。
【0025】
サイドレール20,30とピストン10との係止構造が両周方向C1,C2について対称的でない以上、サイドレール20への外力の加わり方によって、周方向C1と周方向C2とで離脱しやすさが異なってしまうという不平等がある。
本実施形態のオイルリング回転規制構造にあっては、凹部12aと、凹部13aと、第1係止突起23aと、第2係止突起32aとによる両周方向C1,C2について対称的な係止構造を構成するので、係止突起23a,32aが凹部12a,13aから離脱するか否かは周方向C1と周方向C2とで平等な条件であり、平等な離脱しにくさが実現され、その結果、合口部に対して一方の周方向のみに係止突起が設けられる場合に比較して係止突起が凹部から離脱しにくいという効果がある。
【0026】
以上の図1に示して説明した実施形態は、第1係止突起及び第2係止突起が互いに異なるサイドレールに属する形態であった。
その変形形態として、図3に示すように第1係止突起52a及び第2係止突起53aが同一のサイドレール50に属する形態で実施しても同様の効果を奏する。同じく図3に示すように第1係止突起62a及び第2係止突起63aが同一のサイドレール60に属する形態で実施しても同様の効果を奏する。なお、サイドレール50に第1係止突起52a及び第2係止突起53aを設けた場合に、サイドレール60にはピストン10への係止突起を設けないで実施してもよいし、サイドレール60に第1係止突起62a及び第2係止突起63aを設けた場合に、サイドレール50にはピストン10への係止突起を設けないで実施してもよい。
【0027】
同一のサイドレール50(60)に第1係止突起52a(62a)及び第2係止突起53a(63a)を設ける場合は、これら2つの係止突起が挿し込まれる凹部12b(13b)を扁平な底面を有する形状に構成することが有効である。
図1に示した凹部12a(13a)のように円形穴であると、2つの係止突起を挿し込むために、凹部12a(13a)の周方向の寸法を大きくしようとするとき、深さ寸法も同様に大きくなり、この深さ寸法が必要以上に大きく、凹部の開口面積必要以上に大きくなってしまう。
図3に示す凹部12b(13b)のように、周方向の両端部をそれぞれ4分の1円筒状にして、その間を扁平な底面とすることによって、深さ寸法を不必要に大きくすることなく、第1係止突起52a(62a)及び第2係止突起53a(63a)を挿し込む必要に応じて凹部12b(13b)の周方向の寸法を大きく設計することができる。
【符号の説明】
【0028】
10 ピストン
11 オイルリング溝
12,13 壁面
12a,13a凹部
12b,13b凹部
20 サイドレール
21 合口部
22 合口端部
23 合口端部
23a 係止突起
30 サイドレール
31 合口部
32 合口端部
32a 係止突起
33 合口端部
40 スペーサ
50 サイドレール
52a 係止突起
53a 係止突起
60 サイドレール
62a 係止突起
63a 係止突起
C1 周方向
C2 周方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃エンジンのピストンの外周に形成されたオイルリング溝の壁面に添って保持され、合口部を有したオイルシール部品であるサイドレールが前記ピストンに対して回転しないように保持するために、前記壁面に形成された凹部に、前記サイドレールの合口端部が曲げられて起立することで構成された係止突起を入れ込んで係止するオイルリング回転規制構造において、
合口部に対していずれか一方の周方向に位置する合口端部に、前記係止突起の一つとして第1係止突起が形成されるとともに、合口部に対して前記一方の周方向とは逆の周方向に位置する合口端部に前記係止突起の一つとして第2係止突起が形成され、
前記第1係止突起は、前記オイルリング溝の対向する両壁面のうち、いずれか一方の壁面に添って保持されるサイドレールに属し、
前記第2係止突起は、前記サイドレール又は、前記両壁面のうち他方の壁面に添って保持されるサイドレールに属するオイルリング回転規制構造。
【請求項2】
前記第1係止突起及び前記第2係止突起は、互いに異なるサイドレールに属することを特徴とする請求項1に記載のオイルリング回転規制構造。
【請求項3】
前記第1係止突起及び前記第2係止突起は、同一のサイドレールに属することを特徴とする請求項1に記載のオイルリング回転規制構造。
【請求項4】
前記第1係止突起及び前記第2係止突起を係止する前記凹部は、扁平な底面を有することを特徴とする請求項3に記載のオイルリング回転規制構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−207723(P2012−207723A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−74020(P2011−74020)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(000005348)富士重工業株式会社 (3,010)
【Fターム(参考)】