説明

オランザピンアナログ及びその使用法

本発明は新規な化合物及び睡眠を調整するためにそれを用いる方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
化学式Iの化合物、
【化1】

〔式中、m、n、o、p、qは独立して整数の0、1、2、3、4、5、又は6であり;
A及びBは独立してO、S、NR又はC(Rであり;
X及びYは独立して、存在しないか、O、S、C(O)、SO又はSOであり;
、R、R、R、R、R、R及びRは各々独立して、H、F、Cl、Br、OH、CH、C、C、C、C、C直鎖アルキル、C、C、C、C分枝アルキル、C、C、C、C、Cシクロアルキル、C、C、C、C、Cヘテロ環状、OCH、OCF、CHOCH、CHCHOCH、CHOCHCH、C、C、C、C、C、Cヒドロキシアルキル又はC、C、C、C、C、Cアルコキシであり;
リンカー中CH基の任意の水素は適宜H、F、Cl、OH、Br、CF、CH、C、C、C、C、C直鎖アルキル、C、C、C、C分枝アルキル、C、C、C、C、Cシクロアルキル、C、C、C、C、Cヘテロ環状、OCH、OCF、CHOCH、CHCHOCH、CHOCHCH、C、C、C、C、C、Cヒドロキシアルキル、又はC、C、C、C、C、Cアルコキシで置換され;
、R10、R11及びR12は独立して、H、C、C、C、C、C5、直鎖アルキル、C、C、C、C、C分枝アルキル、又はR及びR10は付加する炭素と共に、存在しないか又はサイズ3、4、5、6、又は7のスピロ環を生成するよう結合し、R11及びR12は付加する炭素と共に、サイズ3、4、5、6、又は7のスピロ環を生成するよう結合し、又は二つの異なる炭素原子上の置換基がサイズ3、4、5、6、又は7のスピロ環を生成するよう結合し;
ZはCOH、CO13(ここにR13はC、C、C、C、C、Cアルキル)、CONR1415(ここにR14及びR15は独立して、水素又は低級アルキル)、CONHS(O)−アルキル、CONHS(O)−シクロアルキル、CONHS(O)−ヘテロアルキル、CONHS(O)−アリール、CONHS(O)−ヘテロアリール、S(O)NHCO−アルキル、S(O)NHCO−シクロアルキル、S(O)NHCO−ヘテロアルキル、S(O)NHCO−アリール、S(O)NHCO−ヘテロアリール、CONHS(O)N−アルキル、CONHS(O)N−シクロアルキル、CONHS(O)N−ヘテロアルキル、CONHS(O)N−アリール、CONHS(O)N−ヘテロアリール、SOH、SOH、S(O)NHCO−アルキル、S(O)NHCO−アリール、S(O)NHCO−ヘテロアリール、P(O)(OH)、P(O)OH、
【化2】

より選択され;
mがゼロならばXは存在しない。〕
又はその薬理学的に有効な塩。
【請求項2】
、R、R、R、及びRはそれぞれ水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
、R、R、R、R又はRの少なくとも1つは非水素置換基であり、当該残りのR、R、R、R、R又はRは水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
、R、R、R、R又はRの少なくとも2つは非水素置換基であり、当該残りのR、R、R、R、R又はRは水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
、R、R、R、R又はRの少なくとも3つは非水素置換基であり、当該残りのR、R、R、R、R又はRは水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
、R、R、R、R又はRの少なくとも1つの非水素置換基は各々独立してメチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、メトキシメチレン、フロロ、クロロ、ブロモ又は水酸基である、請求項3に記載の化合物。
【請求項7】
、R、R、R、R又はRの少なくとも2つの非水素置換基は各々独立してメチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、メトキシメチレン、フロロ、クロロ、ブロモ又は水酸基である、請求項4に記載の化合物。
【請求項8】
、R、R、R、R又はRの少なくとも3つの非水素置換基は各々独立してメチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、メトキシメチレン、フロロ、クロロ、ブロモ又は水酸基である、請求項5に記載の化合物。
【請求項9】
及びR10はそれらが付加する炭素と共になって、存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
11及びR12はそれぞれメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
11及びR12はそれらが付加する炭素と共になって、3、4、5、6、又は7の大きさのスピロ環を生成するよう結合する、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
当該スピロ環はシクロプロピル環である、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
化学式IIの化合物、
【化3】

〔式中、m、n、oは独立して整数の0、1、2、3、4、5、又は6であり;
Xは存在しないか、O、S、C(O)、SO又はSOであり;
、R、R及びRは独立して、H、F、Cl、Br、OH、CF、CH、CHCH、CH(CH、シクロプロピル、OCH、OCF、CHOCH及びCHOCHCHから選ばれ;
及びR10は独立して、H、C、C、C、C、C直鎖アルキル、C、C、C、C、C分枝アルキル、又はR及びR10はそれらが付加する炭素と共にサイズ3、4、5、6、又は7のスピロ環を生成するよう結合し;
ZはCOH、CO13(ここにR13はC、C、C、C、C、Cアルキル)、CONHS(O)−アルキル、CONHS(O)−ヘテロアルキル、CONHS(O)−aryl、CONHS(O)−ヘテロアリール、S(O)NHCO−アルキル、S(O)NHCO−ヘテロアルキル、S(O)NHCO−アリール、S(O)NHCO−ヘテロアリール、CONHS(O)N−アルキル、CONHS(O)N−ヘテロアルキル、CONHS(O)N−アリール、CONHS(O)N−ヘテロアリール、及びデトラゾールから選択され;
mがゼロならばXは存在しない。〕
又はその薬理学的に有効な塩。
【請求項14】
化学式IIIの化合物、
【化4】

〔式中、m及びnは独立して、0、1、2、3、又は4であり、Xは存在しないか、O、S、C(O)、SOまたはSOであり;
、R、R及びRは独立して、H、F、Cl、Br、OH、CF、CH、CHCH、CH(CH、OCH、CHOCH及びCHOCHCHから選ばれ;
及びR10は独立してH、C、C、C、C、C直鎖アルキル、C、C、C、C、C分枝アルキルであるか又はR及びR10はそれらが付加する炭素と共にサイズ3、4、5、6、または7のスピロ環を生成するよう結合し;
ZはCOH、CONHS(O)−アルキル、CONHS(O)−シクロアルキル、CONHS(O)−ヘテロアルキル、CONHS(O)−アリール、CONHS(O)−ヘテロアリール、及びテトラゾールから選ばれ、
mがゼロならばXは存在しない。〕
又はその薬理学的に有効な塩。
【請求項15】
化学式IVの化合物、
【化5】

〔式中、tは1、2、3、又は4であり;
2、3、及びRは独立して、H、F、Cl、Br、CF、CH、CHCH、CH(CH、OH、OCH、CHOCH又はCHOCHCHであり;
−R10はH、CH、CHCHであるか、又はR及びR10はそれらが付加する炭素と共にサイズ3、4、5、6、又は7のスピロ環を生成するよう結合し;
ZはCOH、CONHS(O)−アルキル、CONHS(O)−シクロアルキル、CONHS(O)−ヘテロアルキル、CONHS(O)−アリール、CONHS(O)−ヘテロアリール、又はテトラゾールである。〕
又はその薬理学的に有効な塩。
【請求項16】
tは1又は2である、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
当該化合物は化学式IVa、IVb、IVc、IVd、又はIVeから選ばれる化合物である、請求項15に記載の化合物。
【請求項18】
はメチル、エチル、イソプロピル、メトキシメチレン、メトキシ又は水酸基である、請求項1から17のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項19】
は非水素置換基である、請求項1から17のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
は非水素置換基である、請求項1から17のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項21】
は非水素置換基である、請求項1から17のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
当該化合物は化合物1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、及び106から選ばれる、請求項1、13、14及び15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
当該化合物は化合物46である、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
、R、及びRはそれぞれ水素である、請求項1から17に記載の化合物。
【請求項25】
、R、R及びRは各々独立して、水素、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、メトキシメチレン、フロロ、クロロ、ブロモ又は水酸基である、請求項1から17のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
は非水素置換基である、請求項1から17のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
及びR10はそれぞれメチルである、請求項1から8および10から16のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項28】
及びR10はそれぞれエチルである、請求項1から8および10から16のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
及びR10がそれらが付加する炭素と共に、3、4、5、6、又は7の大きさのスピロ環を生成するよう結合する、請求項1から8及び10から16のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
当該スピロ環はシクロプロピル環である請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
請求項1から17のいずれか1項に記載の化合物、その塩、溶媒和化合物、ハイドレート又はプロドラッグと、少なくとも1つの薬理学的不活性成分とを含んでなる医薬組成物。
【請求項32】
睡眠調整のための医薬製造における、請求項1から17のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項33】
当該睡眠調整は、睡眠到来時間の短縮、平均連続睡眠長の増加、及び最大連続睡眠長の増加から選ばれる、請求項32に記載の使用。
【請求項34】
当該睡眠調整は睡眠障害を治療するものである、請求項32に記載の使用。
【請求項35】
当該睡眠障害は、不眠症、睡眠過剰、睡眠発作、睡眠無呼吸症候群、睡眠時異常行動、下肢静止不能症候群及び概日リズム障害から選ばれる、請求項34に記載の使用。
【請求項36】
当該睡眠障害は、概日リズム障害である、請求項35に記載の使用。
【請求項37】
当該概日リズム障害は、時差ぼけ、交代作業障害、及び遅延又は早発睡眠位相症状から選ばれる、請求項36に記載の使用。
【請求項38】
当該睡眠障害は睡眠時異常行動である、請求項35に記載の使用。
【請求項39】
当該睡眠障害が不眠症である、請求項35に記載の使用。
【請求項40】
睡眠到来時間の短縮、平均連続睡眠長の増加、及び最大連続睡眠長の増加を含んでなる群から選ばれる少なくとも1の行動の遂行において有効であることにより被検者において不眠症を治療する、請求項39に記載の使用。
【請求項41】
当該化合物は化合物1〜106から選ばれる、請求項32に記載の使用。

【公表番号】特表2009−504676(P2009−504676A)
【公表日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−526279(P2008−526279)
【出願日】平成18年8月11日(2006.8.11)
【国際出願番号】PCT/US2006/031602
【国際公開番号】WO2007/022068
【国際公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(507352352)ハイプニオン・インコーポレイテッド (3)
【氏名又は名称原語表記】HYPNION, INC.
【Fターム(参考)】