説明

オリゴマー合成のための高分子ビーズ

本発明は、オリゴマー合成に使用する固体サポート媒体、該媒体を製造する方法、および該媒体を使用する方法を提供する。幾つかの実施形態では、本発明の方法は、(a)オレフィン単量体、架橋単量体、機能性単量体および開始剤を含む有機相を準備する方法と、(b)高分子ビーズを形成するために有効な時間、温度条件下において、有機相を水相と接触させる方法を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)有機相の準備;および
(b)高分子ビーズを形成するために有効な時間、温度および圧力条件のもとで、該有機相を水相と接触させる方法;
を含む高分子ビーズを製造するための方法であって、
上記有機相が、オレフィン単量体、架橋単量体、機能性単量体、開始剤、有機溶剤を含み;
上記有機溶剤は1つ以上の液体炭化水素を含み;および/または5個から12個の炭素原子を有するアルコールを含み;
上記水相は水および分散試薬を含み;
単量体のなかに最初に存在するオレフィン単量体の質量パーセントが60%から96%であり;
単量体のなかに最初に存在する架橋単量体の質量パーセントが3%から9.9%であり;
単量体のなかに最初に存在する機能性単量体の質量パーセントが1%から20%であり;
有機相のなかに最初に存在する単量体の質量パーセントが33%から67%であり;
有機相のなかに最初に存在する有機溶剤の質量パーセントが33%から67%であり;
有機溶剤のなかに存在する液体炭化水素の質量パーセントが0%から80%であり;
有機溶剤のなかに最初に存在する5から12個の炭素原子を有するアルコールの質量パーセントが20%から100%であり;および
水相に最初に存在する分散試薬の質量パーセントが0.01%から20%であることを特徴とする高分子ビーズを製造するための方法。
【請求項2】
単量体のなかに最初に存在するオレフィン単量体の質量パーセントが75%から94%であり;
単量体のなかに最初に存在する架橋単量体の質量パーセントが4%から9.9%であり;
単量体のなかに最初に存在する機能性単量体の質量パーセントが2%から10%であり;
有機相のなかに最初に存在する単量体の質量パーセントが35%から60%であり;
有機相のなかに最初に存在する有機溶剤の質量パーセントが40%から65%であり;
有機溶剤のなかに存在する炭化水素の質量パーセントが5%から70%であり;
有機溶剤のなかに最初に存在する5から12個の炭素原子を有するアルコールの質量パーセントが30%から95%であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
単量体のなかに最初に存在するオレフィン単量体の質量パーセントが82%から91.5%であり;
単量体のなかに最初に存在する架橋単量体の質量パーセントが5.5%から9.9%であり;
単量体のなかに最初に存在する機能性単量体の質量パーセントが3%から8%であり;
有機相のなかに最初に存在する単量体の質量パーセントが40%から50%であり;
有機相のなかに最初に存在する有機溶剤の質量パーセントが50%から60%であり;
有機溶剤のなかに存在する液体炭化水素の質量パーセントが10%から60%であり;および
有機溶剤のなかに最初に存在する5から12個の炭素原子を有するアルコールの質量パーセントが40%から90%であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
該オレフィン単量体が1つ以上のアリールビニル化合物を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
該オレフィン単量体がスチレンおよび/またはエチルスチレンを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
該架橋単量体が2つの非共役ビニル基を有するオレフィン架橋単量体であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
該架橋単量体が芳香族部分に結合した2つの非共役ビニル基を有するオレフィン架橋単量体であり;該芳香族部分は5または6員の芳香族環であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
該架橋単量体がジビニルベンゼンであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
該機能性単量体が保護官能基を有するオレフィン単量体であって、脱保護されると、エステルまたはアミドを形成するために酸または無水酸と反応することのできる官能基を生じることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
該機能性単量体が保護ヒドロキシル基を有するオレフィン単量体であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
該機能性単量体がアセトキシスチレンであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
該開始剤が安定化過酸化物またはアゾ化合物であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
該安定化過酸化物が過酸化ベンゾイルであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
該有機溶剤が、1つ以上の液体アルカン、ベンゼン、トルエン、キシレンおよび/または5個から12個の炭素原子を有するアルコールを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
該有機溶剤が1つ以上のオクタン、および/または5から12個の炭素原子を有するアルコールであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
該有機溶剤がイソオクタン、および/または2-エチルヘキサノールを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
該分散試薬がポリアルコールを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
該分散試薬がポリビニルアルコールを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
該有機相および水相を、25℃から95℃の温度に加熱することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
該有機相および水相を、70℃から85℃に加熱することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
該有機相および水相を、75℃から80℃に加熱することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
請求項1に記載する通りの方法により形成されることを特徴とする高分子ビーズ。
【請求項23】
該ビーズに、ビーズ1グラムあたり100μモルからビーズ1グラム当り350μモルまでのローディング能力があることを特徴とする、請求項22に記載の高分子ビーズ。
【請求項24】
該ビーズが10から300μmの平均粒子サイズを有することを特徴とする、請求項22に記載の高分子ビーズ。
【請求項25】
該ビーズが10から100nmの平均細孔サイズを有することを特徴とする、請求項22に記載の高分子ビーズ。
【請求項26】
該ビーズが10から100m2/gの比表面積を有することを特徴とする、請求項22に記載の高分子ビーズ。
【請求項27】
式Iの化合物:
【化1】

ここで:
G3はO、S、CH2またはNHであり;
G5はO、S、CH2、CFH、CF2、または-CH=CH-であり;
G6はO、S、CH2、またはNHである;
各R2’はH、OH、O-rgであり、ここでrgは着脱可能な保護基、2’-置換基、またはR4’と共に架橋を形成する;
各R3’はH、置換基、またはR4’と共に架橋を形成する;
各R4’はH、置換基、R2’と共に架橋を形成し、R3’と共に架橋を形成し、R5’と共に架橋を形成する;
qは0または1である;
各R5’はH、置換基、またはR4’と共に架橋を形成する;
Bxは核酸塩基である;
T’はHまたは着脱可能な保護基である;
LLは連結部分であり、および
SSは請求項22に記載のビーズである。
【請求項28】
式IIの化合物:
【化2】

ここで:
mは0から100までの整数であり;
各G1はOまたはSであり;
各G2はOHまたはSHであり;
各G3はO、S、CH2またはNHであり;
各G5はO、S、CH2、CFH、CF2、または-CH=CH-であり;
各R2’はH、OH、O-rgであり、ここでrgは着脱可能な保護基、2’-置換基、またはR4’と共に架橋を形成する;
各R3’はH、置換基、またはR4’と共に架橋を形成する;
各R4’はH、置換基、R2’と共に架橋を形成し、R3’と共に架橋を形成し、R5’と共に架橋を形成する;
各qは0または1である;
各R5’はH、置換基、またはR4’と共に架橋を形成する;
各G6’は、独立して、O、S、CH2またはNHである;
各Bxは核酸塩基である;
pgは着脱可能なリン保護基である;
T’は着脱可能な保護基である;
LLは連結部分であり、および
SSは請求項22に記載のビーズである。
【請求項29】
予め定められた配列のポリヌクレオチドを合成するための方法であり、架橋単量体を含む複数の単量体からできたポリスチレンサポートを用いて成るもので、上記の複数の単量体のなかに最初に存在する架橋単量体が質量で3%から9.9%であることを特徴とするポリヌクレオチドを合成する方法。
【請求項30】
上記の複数の単量体のなかに最初に存在する該架橋単量体が質量で5.5%から9.9%であることを特徴とする、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
上記の複数の単量体のなかに最初に存在する該架橋単量体が質量で7%である、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
該架橋単量体がジビニルベンゼンであることを特徴とする、請求項29に記載の方法。

【公表番号】特表2008−511743(P2008−511743A)
【公表日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−530418(P2007−530418)
【出願日】平成17年9月2日(2005.9.2)
【国際出願番号】PCT/US2005/031425
【国際公開番号】WO2006/029023
【国際公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(595104323)アイシス ファーマシューティカルズ, インコーポレーテッド (53)
【出願人】(000003964)日東電工株式会社 (5,557)
【Fターム(参考)】