説明

オーディオゲームを提供するための方法とそのための装置及びコンピュータにより読める記録媒体

【課題】オーディオゲームを提供するための方法とそのための装置及びコンピュータにより読める記録媒体に関する。
【解決手段】タッチスクリーンを備えたゲーム装置において、ゲーマーが選択した音楽及び音楽と関連したトラックを出力し、かつトラック上に音楽により既に設定されたパターンで複数の指示標識を配列し、タイムラインがトラック上で既に設定された一方向に移動して、既に配列された前記指示標識と一致する時、タッチスクリーンから指示標識の位置値を受信する場合、指示標識に該当する既に設定された演出音を出力するオーディオゲームを提供するための方法とそのための装置及びコンピュータにより読める記録媒体を提供する。本発明によれば、ゲーマーは1つのトラックが終了した後に次のトラックの指示標識を予め確認することができ、次にタッチすべき指示標識の把握が容易になり、どの時点までタッチすべきかを正確に把握できる効果がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オーディオゲームを提供するための方法とそのための装置及びコンピュータにより読める記録媒体に関し、より詳しくは、タッチスクリーンを備えたゲーム装置において、ゲーマーが選択した音楽及び音楽と関連したトラックを出力し、かつトラック上に音楽によって既に設定されたパターンで複数個の指示標識を配列し、トラック上にタイムラインが既に設定された一方向に移動して既に配列された上記指示標識と一致する時、ゲーマーの操作によりタッチスクリーンから指示標識に対応する位置値を受信する場合、指示標識に該当する既に設定された演出音を出力するオーディオゲームを提供するための方法とそのための装置及びコンピュータにより読める記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、オーディオゲームは、ゲーマーが演奏する音楽を選択すれば、選択した音楽と共にディスプレイ上に楽譜に該当する標識が落ちて、ゲーマーは落ちる楽譜に該当する標識をゲーマーのPCのキーボードまたはアーケードゲーム装置のボタンのような手段を用いて正確にヒット(Hit)して音楽を演奏するゲームが主をなしている。
【0003】
即ち、音楽を演奏するために、ユーザはゲーム装置に備えられたゲームボタン、ピアノ鍵盤、太鼓、ドラム、その他の形態の操作手段を用いて、楽譜に該当する標識がディスプレイ上に固定された判定領域まで降りて、標識と判定領域とが一致するタイミングにゲーマーが該当操作手段をヒットする方式である。
【0004】
しかしながら、従来のオーディオゲームを用いるゲーム装置の場合、ディスプレイと操作手段とが別に分離されているので、オーディオゲームを初めて接するユーザがディスプレイ上に固定された判定領域に楽譜に該当する標識が降りて一致するタイミングを認識して操作手段をヒットすることに困難性がある。
【0005】
また、従来のオーディオゲームの場合、ユーザが新しく楽譜に該当する標識が表れる時点を把握し難いという短所があるだけでなく、楽譜に該当する標識が判定領域と一致するタイミングを把握し難いという短所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述した問題点を解決するために、本発明は、タッチスクリーンを備えたゲーム装置において、ゲーマーが選択した音楽及び音楽と関連したトラックを出力し、かつトラック上に音楽によって既に設定されたパターンで複数個の指示標識を配列し、タイムラインがトラック上で既に設定された一方向に移動して既に配列された上記指示標識と一致する時、ゲーマーの操作によりタッチスクリーンから指示標識に対応する位置値を受信する場合、指示標識に該当する既に設定された演出音を出力するオーディオゲームを提供するための方法とそのための装置及びコンピュータにより読める記録媒体を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために本発明は、オーディオゲームプログラムの遂行中に発生するデータを一時格納するか、ユーザから入力されたデータを格納するメモリ部と、上記オーディオゲームプログラムの遂行中に発生したメッセージ情報を出力する表示部と、上記ユーザがスクリーンをタッチした位置に該当する位置値を伝達するタッチスクリーンと、上記オーディオゲームプログラムに従うオーディオ信号を可聴音に変換して出力するオーディオ出力部と、上記オーディオ出力部を通じて上記オーディオ信号を出力するように制御し、上記オーディオ信号と関連したトラックを上記表示部を通じて出力し、かつ上記トラック上に上記オーディオ信号に従って既に設定されたパターンで既に設定された特定図形に設定された複数個の指示標識を配列し、上記トラック上にタイムラインが既に設定された一方向に移動して既に配列された上記指示標識と一致する時、上記タッチスクリーンから上記指示標識に対応する上記位置値を受信する場合、上記指示標識に該当する既に設定された演出音が出力されるように制御する制御部と、を含むことを特徴とするオーディオゲームを提供するための装置を提供する。
【0008】
また、本発明の他の目的によると、(a)オーディオ出力部を通じてオーディオ信号を出力するステップと、(b)上記オーディオ信号と関連したトラックを表示部を通じて出力するステップと、(c)上記トラック上に上記オーディオ信号によって既に設定されたパターンで既に設定された特定図形に設定された複数個の指示標識を配列するステップと、(d)上記トラック上にタイムラインが既に設定された一方向に移動するステップと、(e)上記タイムラインが既に配列された上記指示標識と一致する時、上記タッチスクリーンから上記指示標識に対応する上記位置値を受信するステップと、(f)上記指示標識に該当する既に設定された演出音が出力されるように制御するステップと、を含むことを特徴とするオーディオゲームを提供するための方法を提供する。
【0009】
また、本発明の他の目的によると、オーディオゲームを提供するための装置を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であって、オーディオ出力部を通じてオーディオ信号を出力する機能と、上記オーディオ信号と関連したトラックを表示部を通じて出力する機能と、上記トラック上に上記オーディオ信号によって既に設定されたパターンで既に設定された特定図形に設定された複数個の指示標識を配列する機能と、上記トラック上にタイムラインを既に設定された一方向に移動させる機能と、上記タイムラインが既に配列された上記指示標識と一致する時、上記タッチスクリーンから上記指示標識に対応する上記位置値を受信する機能と、上記指示標識に該当する既に設定された演出音が出力されるように制御する機能と、を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータにより読める記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、タッチスクリーンを備えたゲーム装置において、ゲーマーが選択した音楽及び音楽と関連したトラックを出力し、かつトラック上に音楽によって既に設定されたパターンで複数個の指示標識を配列し、タイムラインがトラック上で既に設定された一方向に移動して既に配列された上記指示標識と一致する時、ゲーマーの操作によりタッチスクリーンから指示標識に対応する位置値を受信する場合、指示標識に該当する既に設定された演出音が出力できる効果がある。
【0011】
また、本発明によれば、音楽と関連したトラックを第1トラックと第2トラックとに区分して出力し、かつタイムラインが第1トラックから始まって第2トラックに連結されるように制御し、タイムラインが第2トラックで終了する場合、第1トラックと交互に反復的に繋がるようにすることによって、ゲーマーの立場では1つのトラックが終了した後、次のトラックの指示標識を予め確認することができる効果がある。
【0012】
また、本発明によれば、複数個の指示標識の間に指示標識連結線を連結して出力することによって、ゲーマーは次にタッチすべき指示標識の把握が容易になる効果がある。
【0013】
また、本発明によれば、指示標識にタイムラインが移動する一方向に延長線を出力し、かつタイムラインが延長線と一致する時間の間、タッチスクリーンから指示標識に対する位置値の入力を受ける時間だけ、指示標識に該当する演出音が出力することによって、ゲーマーはどの時点まで指示標識をタッチすべきかを正確に把握できる効果がある。
【0014】
また、本発明によれば、延長線上に追加的なタッチのための複数個の追加指示標識を出力し、かつタイムラインが複数個の追加指示標識と各々一致するタイミング毎にタッチスクリーンから指示標識に対する位置値の入力を受けて、指示標識に該当する演出音が間歇的に出力することによって、連打操作を直観的に表示できる効果があるだけでなく、ゲーマーが特定区間でより一層容易に連打タッチできる効果がある。
【0015】
また、本発明によれば、トラック上に特定タッチ領域及び特定タッチ指示標識を出力し、タイムラインが移動して特定タッチ指示標識と一致する時、タッチスクリーンから特定タッチ領域に対する位置値を受信する場合、特定タッチ指示標識に該当する演出音を出力することによって、単純に特定タッチ領域のみをタッチすることによって、特定タッチ指示標識に該当する演出音が出力できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態に係るオーディオゲームを提供するための装置を概略的に示すブロック構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係るオーディオゲームを提供する方法を説明するための例示図である。
【図3】本発明の実施形態に係る第1トラック及び第2トラックでオーディオゲームを提供する方法を説明するための例示図である。
【図4】本発明の実施形態に係る指示標識連結線を説明するための例示図である。
【図5】本発明の実施形態に係る延長線を説明するための例示図である。
【図6】本発明の実施形態に係る追加指示標識を説明するための例示図である。
【図7】本発明の実施形態に係るドラッグ連結線を説明するための例示図である。
【図8】本発明の実施形態に係るドラッグ延長線を説明するための例示図である。
【図9】本発明の実施形態に係る曲線型ドラッグ延長線を説明するための例示図である。
【図10】本発明の実施形態に係る特定タッチ領域及び特定タッチ指示標識を説明するための例示図である。
【図11】本発明の実施形態に係るタイムラインの移動方向を説明するための例示図である。
【図12】本発明の実施形態に係る表示部の解像度またはサイズによって複数個のトラックが出力されることを説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付された図面を参照しつつ詳細に説明する。まず各図面の構成要素に参照符号を付加するに当たって、同一な構成要素に対してはたとえ他の図面上に表示されても、できる限り同一な符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明を説明するに当たって、関連した公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすることができると判断される場合にはその詳細な説明は省略する。
【0018】
図1は、本発明の実施形態に係るオーディオゲームを提供するための装置を概略的に示すブロック構成図である。
【0019】
本発明の実施形態に係るオーディオゲームを提供するための装置は、メモリ部110、表示部120、タッチスクリーン130、オーディオ出力部140、及び制御部150を含む。
【0020】
本発明では、オーディオゲームを提供するための装置が、メモリ部110、表示部120、タッチスクリーン130、オーディオ出力部140、及び制御部150のみを含んで構成されることと記載しているが、これは本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであって、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から外れない範囲でオーディオゲームを提供するための装置に含まれる構成要素に対し、多様に修正及び変形して適用可能である。
【0021】
メモリ部110は、オーディオゲームプログラムの遂行中に発生するデータを一時格納するか、ユーザから入力されたデータを格納する機能を遂行する。
【0022】
表示部120は、オーディオゲームプログラムの遂行中に発生したメッセージ情報を出力する機能を遂行する。
【0023】
タッチスクリーン130は、ユーザがスクリーンをタッチした位置に該当する位置値を伝達する機能を遂行する。
【0024】
ここで、タッチスクリーン130は、ユーザが手または特定物体(ペン)によりスクリーン画面をタッチすれば、その位置の入力を受けるようにする特殊な入力装置を備えた装置であって、キーボードを使用せず、スクリーンに表れた文字や特定位置に人の手または特定物体(ペン)が接触されれば、その位置を把握して格納されたソフトウェアにより特定処理できるように、画面から直接入力指示を受けることができる装置をいう。
【0025】
即ち、タッチスクリーン130は、表示部120の画面に取り付けられて、その機能を発揮することができ、抵抗膜方式、静電容量方式、赤外線方式、及び超音波方式などが用いられる。
【0026】
抵抗膜方式は、上層部のフィルムが下層部のガラスと当接する個所をタッチ信号により認識する方式であって、耐久性が落ちるが、価格が安い方であり、タッチ感がよいので、多く装置に用いられ、PDA(Personal Digital Assistants)、ナビゲーション(Navigation)、ホームオートシステム(Home Aauto System)、PMP(Portable Multimedia Player)、携帯電話(Hand Phone)、LCD、DMBフォン、LOTTO宝くじ端末機、ウェブパッド(WEB PAD)などに用いられる方式である。
【0027】
また、静電容量方式(Capacitive Type)は、タッチの表面に微細な電流が流れて導電体がスクリーンをタッチする時、電流が流れ出る点を探してタッチと認識する方式であって、導電性のない物体ではタッチされず、導電性を有する物体のみでタッチされる方式であって、ヨーロッパで使われるATM(Auto Teller Machine)に主に用いられる方式である。
【0028】
また、赤外線方式(IR Type)及び超音波方式(SAW Type)は、スクリーンの表面に左右上下に目に見えない超音波及び赤外線が流れるようにして、画面に多数の四角形格子が生じるようにすることで、ユーザが指先やその他の特定物体によりこの格子に接触すると、その流れが妨害を受ける個所のポインタを解析してタッチと認識する方式であって、国内で使われるATMに主に用いられる方式である。
【0029】
オーディオ出力部140は、オーディオゲームプログラムに従うオーディオ信号を可聴音に変換して出力する機能を遂行する。
【0030】
本発明の実施形態に係る制御部150は、オーディオ出力部140を通じてオーディオ信号を出力するように制御し、オーディオ信号と関連したトラック210を表示部120を通じて出力し、かつトラック210上にオーディオ信号によって既に設定されたパターンで既に設定された特定図形に設定された複数個の指示標識230を配列し、トラック210上にタイムライン220が既に設定された一方向に移動して既に配列された指示標識230と一致する時、タッチスクリーン130から指示標識に対応する位置値を受信する場合、指示標識に該当する既に設定された演出音が出力されるように制御する機能を遂行する。
【0031】
ここで、トラック210は、1つの曲の楽譜のうちの一節または既に設定された拍子に該当する部分を表示する領域を意味し、以下ではトラックと定義して説明することにする。
【0032】
例えば、トラック210でタイムライン220が開始部分から終了部分まで到達する時間は、曲の一節または何拍子までの時間と同一に構成されることができ、楽譜上の音符を指示標識230として視覚化して、トラック210上に表すことができるものである。したがって、1つの曲が最後まで再生される際、曲の進行に従いトラック210上に表れる指示標識230は数十回再配列できるものである。
【0033】
本発明の実施形態に係る制御部150は、タイムライン220の移動速度をオーディオ信号のオーディオ速度によって調節する機能を遂行する。
【0034】
本発明の実施形態に係る制御部150は、タイムライン220をトラック210上で横方向、縦方向、及び対角線方向のうち、少なくともどれか一方向に移動させる機能を遂行する。
【0035】
本発明の実施形態に係る制御部150は、トラック210を表示部120を通じて第1トラックと第2トラックとに区分して出力し、かつタイムライン220が第1トラックから始まって第2トラックに連結されるように制御し、タイムライン220が第2トラックで終了する場合、第1トラックと交互に反復的に繋がるように制御する機能を遂行する。
【0036】
本発明の実施形態に係る制御部150は、タイムライン220が第1トラックで終了した後、第2トラックに連結される時、タイムライン220の第1トラックの終了部分とタイムライン220の第2トラックの開始部分とが一致するように制御し、第1トラックと第2トラックとの間に終了部分と開始部分が反復的に一致するように制御する機能を遂行する。
【0037】
本発明の実施形態に係る制御部150のタイムライン220の移動方向が第1トラックと第2トラック上で相互間に互いに逆方向になるように制御する機能を遂行する。
【0038】
本発明の実施形態に係る制御部150は、オーディオ信号によって既に設定されたパターンで指示標識230が第1トラック及び第2トラックに再配列されるように制御する機能を遂行する。
【0039】
ここで、指示標識230は、円形、三角形、四角形、及び星形状の図形のうち、少なくとも1つの形状で表現されることができるが、これに限定されるのではない。
【0040】
発明の実施形態に係る制御部150は、複数個の指示標識の間に指示標識連結線410を連結して出力する機能を遂行する。
【0041】
ここで、指示標識連結線410は、既に設定された太さに設定された破線でありうる。
【0042】
本発明の実施形態に係る制御部150は、指示標識230にタイムライン220が移動する一方向に延長線510を出力し、かつタイムライン220が既に設定された一方向に移動して延長線510と交差する場合、タッチスクリーン130からタイムライン220と延長線510とが交差する領域に対する位置値が入力されるか否かを確認し、確認した結果、タイムライン220と延長線510とが交差する領域に対する位置値の入力を受ける場合、延長線510の開始部分に該当する指示標識230に該当する演出音が出力されるように制御する機能を遂行する。
【0043】
ここで、延長線510は、既に設定された太さに設定された細い実線で表現されることができる。
【0044】
本発明の実施形態に係る制御部150は、延長線510上に追加的なタッチのための複数個の追加指示標識610を出力し、かつタイムライン220が複数個の追加指示標識610と各々一致するタイミング毎にタッチスクリーン130から指示標識に対する位置値の入力を受けて、指示標識230に該当する演出音が間歇的に出力されるように制御する機能を遂行する。
【0045】
ここで、追加操作標識610は、指示標識より小さなサイズに設定されることができる。
【0046】
本発明の実施形態に係る制御部150は、トラック210に出力される指示標識230の間にドラッグ(Drag)連結線710を連結して出力し、かつタイムライン220が既に設定された一方向に移動してドラッグ連結線710と交差する場合、タッチスクリーン130からタイムライン220とドラッグ連結線710とが交差する領域に対する位置値が入力されるか否かを確認し、確認した結果、タイムライン220とドラッグ連結線710とが交差する領域に対する位置値の入力を受ける場合、ドラッグ連結線710の開始部分に該当する指示標識230に該当する演出音が出力されるように制御する機能を遂行する。
【0047】
ここで、ドラッグ連結線710は既に設定された太さに設定された太い実線で表現されることができる。
【0048】
本発明の実施形態に係る制御部150は、指示標識230に従ってタイムライン220が移動している一方向にドラッグ延長線810を出力し、かつタイムライン220が既に設定された一方向に移動してドラッグ延長線810と交差する場合、タッチスクリーン130からタイムライン220とドラッグ延長線810とが交差する領域に対する位置値が入力されるか否かを確認し、確認した結果、タイムライン220とドラッグ延長線810とが交差する領域に対する位置値の入力を受ける場合、ドラッグ延長線810の開始部分に該当する指示標識230に該当する演出音が出力されるように制御する機能を遂行する。
【0049】
ここで、ドラッグ延長線810は、該指示標識230に対応する同一なオーディオ信号が特定長さだけ演出されるように設定されることができる。
【0050】
即ち、ユーザがタイムライン220に入って来た指示標識230をタッチした後、タイムライン230が移動するにつれてタイムライン220内に入って来たドラッグ延長線810を続けてタッチしながらドラッグすれば、該当指示標識230に該当する演出音を連続して長く出力することができる。
【0051】
本発明の実施形態に係る制御部150は、指示標識230に従ってタイムライン220が移動する一方向に曲線型ドラッグ延長線910を出力し、かつタイムライン220が既に設定された一方向に移動して曲線型ドラッグ延長線910と交差する場合、タッチスクリーン130からタイムライン220と曲線型ドラッグ延長線910とが交差する領域に対する位置値が入力されるか否かを確認し、確認した結果、タイムライン220と曲線型ドラッグ延長線910とが交差する領域に対する位置値の入力を受ける場合、曲線型ドラッグ延長線910に該当する演出音が出力されるように制御する機能を遂行する。
【0052】
本発明の実施形態に係る制御部150は、曲線型ドラッグ延長線910の曲線方向に従って出力される音のボリュームまたはイコライザー(Equalizer)を調節する機能を遂行する。
【0053】
本発明の実施形態に係る制御部150は、トラック210上に特定タッチ領域1020及び特定タッチ指示標識1010を出力し、タイムライン220が移動して特定タッチ指示標識1010と一致する時、タッチスクリーン130から特定タッチ領域1020に対する位置値を受信する場合、特定タッチ指示標識1010に該当する演出音が出力されるように制御する機能を遂行する。
【0054】
一方、本発明の実施形態に係る制御部150は、トラック210上に出力される指示標識230とタッチスクリーン130から入力される位置値の一致するタイミングを基準に点数を算出することができ、算出された点数が既に設定された特定の点数を超過する場合、新たなオーディオ信号と関連したトラック(次のステージ)を表示部を通じて出力する方式によりダウンロードすることができる。
【0055】
本発明の実施形態に係る制御部150は、表示部120の解像度またはサイズによってトラック210を第1トラック乃至第Nトラックに区分して出力し、かつ第1トラック乃至第Nトラックが下から上にスクロールされるように制御する機能を遂行する。
【0056】
本発明の実施形態に係る制御部150は、トラック210上にタイムライン220に既に設定された一方向に移動して既に配列された複数個の指示標識230が一致する時、タッチスクリーン130から指示標識に対応する複数個の位置値を受信する場合、複数個の指示標識230に該当する複数個の既に設定された演出音が出力されるように制御する機能を遂行する。
【0057】
本発明の実施形態に係る制御部150は、延長線510またはドラッグ延長線810の開始部分に該当する指示標識に該当する演出音が出力されるように制御すると共に、タイムライン220と追加で一致する指示標識があるか否かを確認し、確認した結果、追加で一致する指示標識がある場合、タッチスクリーン130から追加で一致する指示標識に対応する位置値を受信し、追加で一致する指示標識に該当する既に設定された演出音が出力されるように制御する機能を遂行する。
【0058】
図2は、本発明の実施形態に係るオーディオゲームを提供する方法を説明するための例示図である。
【0059】
図2の(A)に示すように、制御部150はオーディオ出力部140を通じてオーディオ信号を出力するように制御し、オーディオ信号と関連したトラック210を表示部120を通じて出力する。ここで、オーディオ信号は1つの‘曲’であることができ、トラック210は‘曲’に該当する楽譜とマッチングされる形態であることができる。
【0060】
制御部150は、トラック210上にオーディオ信号によって既に設定されたパターンで既に設定された特定図形に設定された複数個の指示標識230を配列する。即ち、オーディオ信号によって既に設定されたパターンは選択された‘曲’の楽譜の音符または音階とマッチングされるパターンでありうる。
【0061】
制御部150は、トラック210上にタイムライン220が既に設定された一方向に移動して既に配列された指示標識230と一致する時、タッチスクリーン130から指示標識に対応する位置値を受信する場合、指示標識に該当する既に設定された演出音を出力する。
【0062】
例えば、選択された‘曲’の楽譜の音符または音階をユーザがタッチして該当する音が演出できるパターンで形成されることができる。
【0063】
図2の(A)に示すように、タイムライン220が横方向に移動し、かつ左方から右方に移動すると仮定する場合、図2の(B)に示すように、タイムライン220はトラック210上にオーディオ信号によって既に設定されたパターンで配列された複数個の指示標識230のうちの1つと一致するようになり、ユーザはタイムライン220と一致した指示標識230をタッチすることによって、指示標識に該当する既に設定された演出音が出力される。
【0064】
即ち、ユーザは既に格納されたオーディオ信号リストから特定曲を選択することができ、制御部150は特定の曲に対するオーディオ信号(背景音楽)を出力するようになり、ユーザがタイムライン220と一致した指示標識230をタッチすることによって、指示標識に該当する既に設定された演出音が背景音楽と共に出力される。
【0065】
一方、図2の(A)では、説明の便宜のため、タイムライン220の横方向への移動のみを図示しているが、実際の発明の具現において、タイムライン220は、横方向、縦方向、及び対角線方向のうち、少なくともどれか一方向に移動することができる。
【0066】
また、図2に図示されたタイムライン220の移動速度は、オーディオ信号のオーディオ速度によって調節されることができる。
【0067】
例えば、ユーザが選択した曲がダンス曲の場合、タイムライン220の移動速度はオーディオ信号のオーディオ速度によって非常に速くなることができるものであり、ユーザが選択した曲がバラード曲の場合、タイムライン220の移動速度はオーディオ信号のオーディオ速度によって遅くなることができる。
【0068】
また、本発明では指示標識230を円形で図示しているが、これは説明の便宜のためのものであって、実際の発明の具現においては、円形、三角形、四角形、及び星形状の図形のうち、少なくともどれか1つの形状で表現されることができる。
【0069】
図3は、本発明の実施形態に係る第1トラックと第2トラックにおけるオーディオゲームを提供する方法を説明するための例示図である。
【0070】
図3に示すように、トラック210を通じて第1トラックと第2トラックとに区分して出力されることができ、タイムライン220は第1トラックから始まって第2トラックに連結されることができる。また、タイムライン220は第2トラックで終了する場合、第1トラックと交互に反復的に繋がるように制御する機能を遂行する。
【0071】
例えば、タイムライン220は、図3に示すように、第1トラックの左側から始まって第1トラックの右側を経て第2トラックの左側でまた始まることができ、第2トラックの右側を経て、また第1トラックの左側から始まることができる。
【0072】
即ち、ユーザが選択した曲が終了するまでタイムラインは第1トラックと第2トラックとを交互に反復的に繋がり、タイムラインが一度経たトラックはユーザが選択した曲(オーディオ信号)によって既に設定されたパターンで指示標識230が再配列されて出力される。
【0073】
図4は、本発明の実施形態に係る指示標識連結線を説明するための例示図である。
【0074】
図4に示すように、制御部150は複数個の指示標識230の間に指示標識連結線410を連結して出力する。ここで、指示標識連結線410は、既に設定された太さに設定された破線でありうる。
【0075】
即ち、複数個の指示標識230が出力される場合、ユーザは図4に示すように、破線で表示された指示標識連結線410によって次回にタッチする指示標識をより一層容易に把握することができる。
【0076】
図5は、本発明の実施形態に係る延長線を説明するための例示図である。
【0077】
図5に示すように、制御部150は指示標識230にタイムライン220が移動する一方向に延長線510を出力し、かつタイムライン220が既に設定された一方向に移動して延長線510と交差する場合、タッチスクリーン130からタイムライン220と延長線510とが交差する領域に対する位置値が入力されるか否かを確認し、確認した結果、タイムライン220と延長線510とが交差する領域に対する位置値の入力を受ける場合、延長線510の開始部分に該当する指示標識230に該当する演出音を出力する。ここで、延長線510は、既に設定された太さに設定された細い実線で表現されることができる。
【0078】
例えば、タイムライン220が延長線510と一致する時間を‘T’と仮定し、タッチスクリーン130から指示標識230に対する位置値の入力を受ける時間を‘T`’と仮定する場合、制御部150は‘T`’>T’、‘T`’<T’、または‘T`’=T’の場合、‘T`’だけ指示標識230に該当する演出音が出力されるように制御する。
【0079】
即ち、図5に示すように、ユーザは延長線510が出力される場合、延長線510と連結された指示標識230を一回タッチした後、延長線510が終了するまで約‘3秒’の間、指示標識230を押さえている場合、制御部150はユーザがタッチした指示標識230に該当する演出音を約‘3秒の間’出力されるように制御することができる。
【0080】
図6は、本発明の実施形態に係る追加指示標識を説明するための例示図である。
【0081】
図6に示すように、制御部150は延長線510上に追加的なタッチのための複数個の追加指示標識610を出力し、かつタイムライン220が複数個の追加指示標識610と各々一致するタイミング毎にタッチスクリーン130から指示標識に対する位置値の入力を受けて、指示標識230に該当する演出音を間歇的に出力する。ここで、追加操作標識610は、指示標識より小さなサイズに設定されることができる。
【0082】
即ち、ユーザは図6に示すように、延長線510上に追加的なタッチのための複数個の追加指示標識610が出力される場合、タイムライン220と指示標識230とが一致する場合、延長線610と連結された指示標識230を一回タッチした後、追加指示標識610と追加指示標識610とが一致するタイミング毎に指示標識230を連続してタッチすることによって、指示標識230に該当する演出音を連続して表現することができる。
【0083】
この際、ユーザはタイムライン220が延長線510上で指示標識230と追加指示標識610とが一致する場合、指示標識230を持続的にタッチした状態で、追加指示標識610とタイムライン220とが一致するタイミングに指示標識230をまたタッチすることができるが、これは本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであって、本発明が属する技術分野で通常の指示を有する者であれば、本発明の本質的な特性から外れない範囲でタイムライン220が延長線510上で指示標識230と追加指示標識610とが一致する場合、ユーザが指示標識230を短くタッチした後、タイムライン220と追加指示標識610とが一致するタイミング毎に指示標識230をまたタッチすることで、多様に修正及び変形して適用可能である。
【0084】
即ち、図6に示すように、延長線510上に追加的なタッチのための追加指示標識610を通じて連打操作が直観的に表示できるものであり、ユーザは延長線510上でより一層容易に連打タッチすることができる。
【0085】
図7は、本発明の実施形態に係るドラッグ連結線を説明するための例示図である。
【0086】
図7に示すように、制御部150はトラック210に出力される指示標識230の間にドラッグ(Drag)連結線710を連結して出力し、かつタイムライン220が既に設定された一方向に移動してドラッグ連結線710と交差する場合、タッチスクリーン130からタイムライン220とドラッグ連結線710とが交差する領域に対する位置値が入力されるか否かを確認し、確認した結果、タイムライン220とドラッグ連結線710とが交差する領域に対する位置値の入力を受ける場合、ドラッグ連結線710の開始部分に該当する指示標識230に該当する演出音を出力する。
【0087】
ここで、ドラッグ連結線710は、既に設定された太さに設定された太い実線で表現されることができる。
【0088】
例えば、ユーザがタイムライン220に入って来た指示標識230をタッチした後、タイムライン220と一致するドラッグ連結線710に沿って移動するにつれて、タイムライン220内に入って来たドラッグ連結線710を続けてタッチした状態でドラッグすれば、ドラッグ連結線710に前部分に該当される指示標識230に該当する演出音がデフォルトで出力されることができ、場合によっては、ドラッグ連結線710に従って多様な演出音が出力されることができる。
【0089】
即ち、ユーザは図7に示すように、単純なタッチでないドラッグ連結線710に従ってドラッグ操作を用いて連続した音を出力することができる。
【0090】
例えば、ユーザがタイムライン220に入って来た指示標識230をタッチした後、タイムライン220と一致するドラッグ連結線710に沿って移動するにつれて、タイムライン220内に入って来たドラッグ連結線710を続けてタッチした状態でドラッグすれば、ドラッグ連結線710に前部分に該当する指示標識230に該当される演出音がデフォルトで出力されることができ、場合によっては、ドラッグ連結線710に従って多様な演出音が出力されることができる。
【0091】
図8は、本発明の実施形態に係るドラッグ延長線を説明するための例示図である。
【0092】
図8に示すように、制御部150は指示標識230に従ってタイムライン220が移動する一方向にドラッグ延長線810を出力し、かつタイムライン220が既に設定された一方向に移動してドラッグ延長線810と交差する場合、タッチスクリーン130からタイムライン220とドラッグ延長線810とが交差する領域に対する位置値が入力されるか否かを確認し、確認した結果、タイムライン220とドラッグ延長線810とが交差する領域に対する位置値の入力を受ける場合、ドラッグ延長線810の開始部分に該当する指示標識230に該当する演出音を出力する。ここで、ドラッグ延長線810はオーディオ信号の特定音の長さだけ設定されることができる。
【0093】
即ち、ユーザは図8に示すように、単純なタッチでないドラッグ延長線810に従ってドラッグ操作を用いて音の長さだけ特定音を演出することができる。
【0094】
例えば、ユーザがタイムライン220に入って来た指示標識230をタッチした後、タイムライン220と一致するドラッグ延長線810に沿って移動するにつれて、タイムライン220内に入って来たドラッグ延長線810を続けてタッチした状態でドラッグすれば、ドラッグ延長線810に前部分に該当する指示標識230に該当される演出音がデフォルトで出力されることができ、場合によっては、ドラッグ延長線810に従って多様な演出音が出力されることができる。
【0095】
一方、図5または図8に示すように、制御部150は延長線510またはドラッグ延長線810の開始部分に該当する指示標識に該当する演出音が出力されるように制御すると共に、タイムライン220と追加で一致する指示標識があるか否かを確認し、確認した結果、追加で一致する指示標識がある場合、タッチスクリーン130から追加で一致する指示標識に対応する位置値を受信し、追加で一致する指示標識に該当する既に設定された演出音が出力されるように制御する機能を遂行する。
【0096】
例えば、図5または図8に示すように、ゲーマーが延長線510またはドラッグ延長線810を長くタッチすることによって、長い音が出力される状態でドラム音のように続けて演奏が必要な指示標識がタイムライン220と追加で一致する場合、ゲーマーは延長線510またはドラッグ延長線810を長くタッチした状態で追加的にマルチタッチを操作しなければならない。
【0097】
図9は、本発明の実施形態に係る曲線型ドラッグ延長線を説明するための例示図である。
【0098】
図9に示すように、制御部150は指示標識230に従ってタイムライン220が移動する一方向に曲線型ドラッグ延長線910を出力し、かつタイムライン220が既に設定された一方向に移動して曲線型ドラッグ延長線910と交差する場合、タッチスクリーン130からタイムライン220と曲線型ドラッグ延長線910とが交差する領域に対する位置値が入力されるか否かを確認し、確認した結果、タイムライン220と曲線型ドラッグ延長線910とが交差する領域に対する位置値の入力を受ける場合、曲線型ドラッグ延長線910に該当する演出音を出力する。
【0099】
また、図9に示すように、制御部150は曲線型ドラッグ延長線910の曲線方向に従って出力される音のボリュームまたはイコライザーを調節する。
【0100】
例えば、ユーザは図9に示すように、曲線型ドラッグ延長線910の曲線方向に従って曲線が上に向かう場合、該指示標識230に該当する演出音のボリュームを徐々に増加させ、反対に曲線が下に向かう場合、該指示標識230に該当する演出音のボリュームを徐々に減少させることができる。
【0101】
また、曲線の方向(上方または下方)によって音程を微細に増加させるか、音色を異にする等、種々の音原のイコライザー効果を与えることができる。
【0102】
図10は、本発明の実施形態に係る特定タッチ領域及び特定タッチ指示標識を説明するための例示図である。
【0103】
図10に示すように、制御部150はトラック210上に特定タッチ領域1020及び特定タッチ指示標識1010を出力し、タイムライン220が移動して特定タッチ指示標識1010と一致する時、タッチスクリーン130から特定タッチ領域1020に対する位置値を受信する場合、特定タッチ指示標識1010に該当する演出音が出力されるように制御する機能を遂行する。
【0104】
一方、図10に示すように、制御部150はトラック210上に特定タッチ領域1020及び特定タッチ指示標識1010を出力し、タイムライン220が移動して特定タッチ指示標識1010と一致する時、タッチスクリーンから特定タッチ領域1020に対する位置値と特定タッチ指示標識1010に対する位置値を受信する場合、特定タッチ領域1020及び特定タッチ指示標識1010に該当する演出音を出力することができる。
【0105】
即ち、ユーザは図10に示すように、単純に指示標識のみをタッチするのでなく、タイムライン220が特定タッチ指示標識1010と一致する場合、特定タッチ領域1020をタッチして特定音を演出することができる。
【0106】
図11は、本発明の実施形態に係るタイムラインの移動方向を説明するための例示図である。
【0107】
図11に示すように、制御部150はタイムライン220が第1トラックで終了した後、第2トラックに連結される時、タイムライン220の第1トラックの終了部分1110とタイムライン220の第2トラックの開始部分1120とが一致するように制御し、第1トラックと第2トラックとの間に終了部分と開始部分が反復的に一致するように制御する機能を遂行する。
【0108】
また、図11に示すように、制御部150のタイムライン220の移動方向が第1トラックと第2トラック上で相互間に互いに逆方向になるように制御する機能を遂行する。
【0109】
例えば、第1トラックでタイムライン220が左方から右方に移動する場合、タイムライン220が右方向の終了部分1110まで移動するようになれば、タイムライン220は第1トラックで第2トラックに連結される。この際、制御部150は第2トラックでタイムライン220の第1トラックの終了部分1110と一致する位置の開始部分1120から始まるように制御するものであり、第2トラックでタイムライン220は右方から左方に移動することができる。
【0110】
同様に、タイムライン220が第2トラックで左側方向に最後まで移動して終了されれば、タイムライン220は第2トラックで第1トラックに連結される。この際、制御部150は第1トラックでタイムライン220の第2トラックの終了部分と一致する位置の開始部分から始まるように制御する。
【0111】
図11のように、タイムライン220が移動するようになれば、トラック210でタイムライン220が一方向のみに移動する時、トラック210の終了部分から、またトラック210の開始部分まで距離が遠くて、ゲーマーが新しく配列された指示標識230を認知し難いという問題を補完することができる。即ち、ゲーマーが第1トラックの終了部分で第2トラックの指示標識を直ぐに認知することができる。
【0112】
図12は、本発明の実施形態に係る表示部の解像度またはサイズによって複数個のトラックが出力されることを説明するための例示図である。
【0113】
図12に示すように、制御部150は表示部120の解像度またはサイズによってトラック210を第1トラック乃至第Nトラックに区分して出力し、かつ第1トラック乃至第Nトラックが下から上にスクロールされるように制御する機能を遂行する。
【0114】
即ち、制御部150は表示部120が支援する解像度またはパネルのサイズによって複数個のトラック(第1トラック乃至第Nトラック)を表示部120に出力できるものであり、複数個のトラックは1画面に全部表示できるだけでなく、次のトラックが画面の下から上にスクロールされるように具現することができる。
【0115】
一方、図12に示すように、制御部150はトラック210上にタイムライン220に既に設定された一方向に移動して既に配列された複数個の指示標識230が一致する時、タッチスクリーン130から指示標識に対応する複数個の位置値を受信する場合、複数個の指示標識230に該当する複数個の既に設定された演出音が出力されるように制御する機能を遂行する。
【0116】
例えば、図12に示すように、タイムライン220が2つの指示標識と一致する場合、ゲーマーはマルチタッチを通じて同時に2つの指示標識をタッチするものであり、制御部150は2つの指示標識に該当する既に設定された演出音を出力することができる。
【0117】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであって、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能である。したがって、本発明に開示された実施形態は本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施形態により本発明の技術思想の範囲が限定されるのではない。本発明の保護範囲は請求範囲により解釈されなければならず、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0118】
110・・・メモリ部
120・・・表示部
130・・・タッチスクリーン
140・・・オーディオ出力部
150・・・制御部
210・・・トラック
220・・・タイムライン
230・・・指示標識
410・・・指示標識連結線
510・・・延長線
610・・・追加指示標識
710・・・ドラッグ連結線
810・・・ドラッグ延長線
910・・・曲線型ドラッグ延長線
1010・・・特定タッチ指示標識
1020・・・特定タッチ領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オーディオゲームプログラムの遂行中に発生するデータを一時格納するか、ユーザから入力されたデータを格納するメモリ部と、
前記オーディオゲームプログラムの遂行中に発生したメッセージ情報を出力する表示部と、
前記ユーザがスクリーンをタッチした位置に該当する位置値を伝達するタッチスクリーンと、
前記オーディオゲームプログラムに従うオーディオ信号を可聴音に変換して出力するオーディオ出力部と、
前記オーディオ出力部を通じて前記オーディオ信号を出力するように制御し、前記オーディオ信号と関連したトラックを前記表示部を通じて出力し、かつ前記トラック上に前記オーディオ信号によって既に設定されたパターンで既に設定された特定図形に設定された複数個の指示標識を配列し、前記トラック上にタイムラインが既に設定された一方向に移動して既に配列された前記指示標識と一致する時、前記タッチスクリーンから前記指示標識に対応する前記位置値を受信する場合、前記指示標識に該当する既に設定された演出音が出力されるように制御する制御部と、
を含むことを特徴とするオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記タイムラインの移動速度を前記オーディオ信号のオーディオ速度によって調節することを特徴とする請求項1に記載のオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記タイムラインを前記トラック上で横方向、縦方向、及び対角線方向のうち、少なくともどれか一方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載のオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記トラックを前記表示部を通じて第1トラックと第2トラックとに区分して出力し、かつ前記タイムラインが前記第1トラックから始まって前記第2トラックに連結されるように制御し、前記タイムラインが前記第2トラックで終了する場合、前記第1トラックと交互に反復的に繋がるように制御することを特徴とする請求項1に記載のオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記タイムラインが前記第1トラックで終了した後、前記第2トラックに連結される時、前記タイムラインの前記第1トラックの終了部分と前記タイムラインの前記第2トラックの開始部分とが一致するように制御し、前記第1トラックと前記第2トラックとの間に終了部分と開始部分とが反復的に一致するように制御することを特徴とする請求項4に記載のオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記タイムラインの移動方向が前記第1トラック及び前記第2トラック上で相互間に互いに逆方向になるように制御することを特徴とする請求項5に記載のオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1トラック及び前記第2トラックに前記オーディオ信号によって既に設定されたパターンで前記指示標識が再配列されるように制御することを特徴とする請求項1に記載のオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項8】
前記制御部は、複数個の前記指示標識の間に指示標識連結線を連結して出力することを特徴とする請求項1に記載のオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記指示標識に前記タイムラインが移動する前記一方向に延長線を出力し、かつ前記タイムラインが既に設定された一方向に移動して前記延長線と交差する場合、前記タッチスクリーンから前記タイムラインと前記延長線とが交差する領域に対する位置値が入力されるか否かを確認し、確認した結果、前記タイムラインと前記延長線とが交差する領域に対する位置値の入力を受ける場合、前記延長線の開始部分に該当する前記指示標識に該当する演出音が出力されるように制御することを特徴とする請求項1に記載のオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記延長線上に追加的なタッチのための複数個の追加指示標識を出力し、かつ前記タイムラインが複数個の前記追加指示標識と各々一致するタイミング毎に前記タッチスクリーンから前記指示標識に対する位置値の入力を受ける場合、前記指示標識に該当する演出音が間歇的に出力されるように制御することを特徴とする請求項1に記載のオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記トラック上に特定タッチ領域及び特定タッチ指示標識を出力し、前記タイムラインが移動して前記特定タッチ指示標識と一致する時、前記タッチスクリーンから前記特定タッチ領域に対する位置値を受信する場合、前記特定タッチ指示標識に該当する演出音が出力されるように制御することを特徴とする請求項1に記載のオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項12】
前記制御部は、前記表示部の解像度またはサイズによって前記トラックを第1トラック乃至第Nトラックに区分して出力し、かつ前記第1トラック乃至前記第Nトラックが下から上にスクロールされるように制御することを特徴とする請求項1に記載のオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項13】
前記制御部は、前記トラック上に前記タイムラインに既に設定された一方向に移動して既に配列された複数個の前記指示標識が一致する時、前記タッチスクリーンから前記指示標識に対応する複数個の前記位置値を受信する場合、複数個の前記指示標識に該当する複数個の既に設定された演出音が出力されるように制御することを特徴とする請求項1に記載のオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項14】
前記制御部は、前記延長線の開始部分に該当する前記指示標識に該当する演出音が出力されるように制御すると共に、前記タイムラインと追加で一致する前記指示標識があるか否かを確認し、確認した結果、追加で一致する前記指示標識がある場合、前記タッチスクリーンから追加で一致する前記指示標識に対応する位置値を受信し、追加で一致する前記指示標識に該当する既に設定された演出音が出力されるように制御することを特徴とする請求項9に記載のオーディオゲームを提供するための装置。
【請求項15】
(a)オーディオ出力部を通じてオーディオ信号を出力するステップと、
(b)前記オーディオ信号と関連したトラックを表示部を通じて出力するステップと、
(c)前記トラック上に前記オーディオ信号によって既に設定されたパターンで既に設定された特定図形に設定された複数個の指示標識を配列するステップと、
(d)前記トラック上にタイムラインが既に設定された一方向に移動するステップと、
(e)前記タイムラインが既に配列された前記指示標識と一致する時、前記タッチスクリーンから前記指示標識に対応する前記位置値を受信するステップと、
(f)前記指示標識に該当する既に設定された演出音が出力されるように制御するステップと、
を含むことを特徴とするオーディオゲームを提供するための方法。
【請求項16】
オーディオゲームを提供するための装置を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であって、
オーディオ出力部を通じてオーディオ信号を出力する機能と、
前記オーディオ信号と関連したトラックを表示部を通じて出力する機能と、
前記トラック上に前記オーディオ信号によって既に設定されたパターンで既に設定された特定図形に設定された複数個の指示標識を配列する機能と、
前記トラック上にタイムラインを既に設定された一方向に移動させる機能と、
前記タイムラインが既に配列された前記指示標識と一致する時、前記タッチスクリーンから前記指示標識に対応する前記位置値を受信する機能と、
前記指示標識に該当する既に設定された演出音が出力されるように制御する機能と、
を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータにより読める記録媒体。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−214211(P2010−214211A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−157153(P2010−157153)
【出願日】平成22年7月9日(2010.7.9)
【分割の表示】特願2009−181050(P2009−181050)の分割
【原出願日】平成21年8月3日(2009.8.3)
【出願人】(509144591)ペンタビジョン カンパニー リミテッド (6)
【氏名又は名称原語表記】PENTAVISION CO.,LTD
【Fターム(参考)】