説明

オープンカー用ウェザーストリップ

【課題】オープンカーの非固定式ルーフのコーナー部からの水や風の侵入を効果的に防止できるオープンカー用ウェザーストリップを安価に提供する。
【解決手段】可動または取外し自在な幌30を有する車両100の幌30の前端及び側端に沿って取り付けられ、幌30の前端と側端が交差するコーナー部Xに対応する位置には、幌30の閉鎖時に、車両100のフロントピラー70上端部からフロントガラス60上端を固定するヘッダ80に沿って取り付けられたボディ側ウェザーストリップ20と弾接するコーナー部型成形部11が形成されるとともに、非固定式ルーフ30の側端に沿った位置には、幌30の側端側裏面と弾接する背面リップ1が形成されてなるオープンカー用ウェザーストリップ10において、コーナー部型成形部11における背面リップ1をコーナー部Xに沿って延設し、幌30の側端側裏面から前端側裏面にかけて連続的に弾接させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動または取外し自在な非固定式ルーフを有するオープンカーに取り付けられるウェザーストリップに関する。
【背景技術】
【0002】
図4に示すようなオープンカー100には、非固定式ルーフである幌30が備えられている。また、フロントガラス60上方には、フロントガラス60の上端を固定するヘッダ80が設けられ、フロントピラー70上端部からヘッダ80に沿って取り付けられたボディ側ウェザーストリップ20により、幌30を閉鎖したときに、ヘッダ80と幌30の間をシールするようになっている。
一方、幌30の前端及び側端に沿った部分には、ルーフ側ウェザーストリップ40が取り付けられている。このルーフ側ウェザーストリップ40のうち幌30の前端と側端が交差するコーナー部Xに対応する位置には、コーナー部型成形部41が形成されており、幌30を閉鎖したときにボディ側ウェザーストリップ20のコーナー部型成形部21と弾接するようになっている。
【0003】
図5は、ボディ側ウェザーストリップ20とルーフ側ウェザーストリップ40が弾接するコーナー部Xを拡大した斜視図である。図中において二点鎖線は、閉鎖時における幌30の前端及び側端を示している。
幌30の閉鎖時には、図5に示すように、ボディ側ウェザーストリップ20のコーナー部型成形部21の上から、ルーフ側ウェザーストリップ40のコーナー部型成形部41が覆いかぶさるように弾接して、幌30とボディとの間をシールするようになっている。
【0004】
このときの幌30前端側のシール構造を、図5のC−C拡大断面図である図6に示す。
ボディ側ウェザーストリップ20は主として、ヘッダ80のリテーナ7に嵌着される取付基部6と、車両前方側に位置する中空シール部4、車両後方側に位置する中空シール部5から構成されている。一方、ルーフ側ウェザーストリップ40には、幌30の裏面に取り付けられる台座部3が形成されて幌30を裏面から支えるようになっている。
幌30の閉鎖時には、幌30の前端が中空シール部4と弾接するとともに、台座部3の前端が中空シール部5と弾接して、幌30とボディとの間をシールするようになっている。
【0005】
次に、幌30側端側のシール構造を、図5のD−D拡大断面図である図7に示す。
ルーフ側ウェザーストリップ40は、ルーフレール9に取り付けられ、車外側に中空シール部12,12が形成されている。そして、昇降するドアガラス50と中空シール部12,12が弾接して、ルーフレール9とドアガラス50の間をシールするようになっている。
また、中空シール部12,12の上方には、背面リップ1が形成されて幌30の側端側裏面と弾接するようになっている。
【0006】
ところで通常、幌30の裏面とコーナー部型成形部41の台座部3の表面との間には隙間は生じないが、幌30の裏面が変形したり、幌布の折り返し部分に段差が発生すると、隙間が生じてシール性が低下してしまうという問題が生じていた。そのため、従来は、図5及び図6に示すように、台座部3の表面にエプトシーラ8(高発泡コーキングスポンジ)をシーリング材として挟みこむように配置して、シール性の低下を防止し、車両前方側から侵入してくる水や風を防ぐようにしていた。
【0007】
なお、ウェザーストリップにおける異物の侵入防止に関するものとして、特許文献1及び特許文献2には、フロントピラー上端縁を被覆する遮蔽板をボディ側ウェザーストリップに形成して異物の侵入を防止するようにした発明が記載されている。
【特許文献1】特開2004−142572号公報
【特許文献2】特開2004−142628号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来のように幌30と台座部3の間にエプトシーラ8を配置する場合には、部品点数の増加や工数増大につながり、コストが上昇するという問題点を有していた。
【0009】
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、オープンカーの非固定式ルーフのコーナー部からの水や風の侵入を効果的に防止できるオープンカー用ウェザーストリップを安価に提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記従来の課題を解決するために、請求項1に係る発明のオープンカー用ウェザーストリップは、可動または取外し自在な非固定式ルーフ(30)を有する車両(100)の前記非固定式ルーフ(30)の前端及び側端に沿って取り付けられ、前記非固定式ルーフ(30)の前端と側端が交差するコーナー部(X)に対応する位置には、前記非固定式ルーフ(30)の閉鎖時に、前記車両(100)のフロントピラー(70)上端部からフロントガラス(60)上端を固定するヘッダ(80)に沿って取り付けられたボディ側ウェザーストリップ(20)と弾接するコーナー部型成形部(11)が形成されるとともに、前記非固定式ルーフ(30)の側端に沿った位置には、前記非固定式ルーフ(30)の側端側裏面と弾接する背面リップ(1)が形成されてなるオープンカー用ウェザーストリップ(10)において、前記コーナー部型成形部(11)における前記背面リップ(1)を前記コーナー部(X)に沿って延設し、前記非固定式ルーフ(30)の側端側裏面から前端側裏面にかけて連続的に弾接させたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記ボディ側ウェザーストリップ(20)には、前記非固定式ルーフ(30)の閉鎖時に前記非固定式ルーフ(30)の前端側裏面と弾接する中空シール部(5)が形成されており、前記背面リップ(1)を前記中空シール部(5)に当接する位置まで延設したことを特徴とする。
【0012】
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の発明において、前記背面リップ(1)の前記中空シール部(5)と当接する延設側端部を、前記中空シール部(5)の長手方向かつ車両中央側に向けてテーパー状に薄肉形成してシール片(2)としたことを特徴とする。
【0013】
なお、括弧内の記号は、発明を実施するための最良の形態および図面に記載された対応要素または対応事項を示す。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の発明によれば、非固定式ルーフの前端及び側端に沿って取り付けられるオープンカー用ウェザーストリップのうち、非固定式ルーフの前端と側端が交差するコーナー部に対応する位置にはコーナー部型成形部が形成されているので、非固定式ルーフの閉鎖時にコーナー部型成形部をボディ側ウェザーストリップに弾接させて、非固定式ルーフとボディとの間をシールすることができる。
また、オープンカー用ウェザーストリップのうち、非固定式ルーフの側端に沿った位置には背面リップが形成されているので、背面リップを非固定式ルーフの側端側裏面と弾接させて、非固定式ルーフとルーフレールの間をシールすることができる。
さらに、コーナー部型成形部における背面リップをコーナー部に沿って延設しているので、背面リップを非固定式ルーフの側端側裏面から前端側裏面にかけて連続的に弾接させることができる。従って、非固定式ルーフの裏面とコーナー部型成形部の表面の間に隙間が生じても、車両前方側から侵入してくる水や風を防ぐことができる。
また、背面リップの延設は、型成形により一体成形して行うことができるので、従来のように別個のシーリング材を用意する必要はなく、部品点数の増加や工数増大を招くことなくコスト上昇を抑制することができる。
【0015】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、ボディ側ウェザーストリップには、非固定式ルーフの前端側裏面と弾接する中空シール部が形成されているので、非固定式ルーフの閉鎖時に非固定式ルーフの裏面と中空シール部を弾接させて、非固定式ルーフとボディとの間をシールすることができる。
さらに、背面リップを中空シール部に当接する位置まで延設しているので、非固定式ルーフの裏面とコーナー部型成形部の表面の間に生じる隙間を、もれなく確実にシールすることができる。
【0016】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用効果に加えて、背面リップの中空シール部と当接する延設側端部を、中空シール部の長手方向かつ車両中央側に向けてテーパー状に薄肉形成してシール片としているので、非固定式ルーフと背面リップとのシールラインと、非固定式ルーフと中空シール部とのシールラインを連続的につなげることができ、非固定式ルーフとボディとの間を、もれなく確実にシールすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、図1乃至図4を参照して、本発明の実施形態に係るオープンカー用ウェザーストリップについて説明する。
図1は、本実施形態に係るオープンカー用ウェザーストリップであるルーフ側ウェザーストリップ10を示す斜視図であり、図2は図1のA−A拡大断面図、図3は図1のB−B拡大断面図である。また図4は、車両の外観を示す斜視図である。
ルーフ側ウェザーストリップ10は、従来例と同様に図4に示すオープンカー100の幌30の前端及び側端に沿った部分に取り付けられるものである。
【0018】
オープンカー100には、非固定式ルーフである幌30が備えられている。また、フロントガラス60上方には、フロントガラス60の上端を固定するヘッダ80が設けられ、フロントピラー70上端部からヘッダ80に沿って取り付けられたボディ側ウェザーストリップ20により、幌30が閉じられたときに、ヘッダ80と幌30の間をシールするようになっている。
一方、幌30の前端及び側端に沿った部分には、ルーフ側ウェザーストリップ10が取り付けられている。このルーフ側ウェザーストリップ10のうち幌30の前端と側端が交差するコーナー部Xに対応する位置には、コーナー部型成形部11が形成されており、幌30を閉鎖したときにボディ側ウェザーストリップ20のコーナー部型成形部21と弾接するようになっている。
【0019】
図1は、ボディ側ウェザーストリップ20とルーフ側ウェザーストリップ10が弾接するコーナー部Xを拡大した斜視図である。
幌30の閉鎖時には、図1に示すように、ボディ側ウェザーストリップ20のコーナー部型成形部21の上から、ルーフ側ウェザーストリップ10のコーナー部型成形部11が覆いかぶさるように弾接して、幌30とボディとの間をシールするようになっている。
【0020】
ルーフ側ウェザーストリップ10のうち、幌30の側端側に対応する位置には、従来例と同様に幌30の側端側裏面と弾接する背面リップ1が一体成形されている。ただし、従来例と異なりコーナー部型成形部11における背面リップ1は、コーナー部Xに沿って延設されている。
即ち、従来例における背面リップ1は、図5に示すように、幌30の側端側のみに設けられているのに対して、本実施形態における背面リップ1は、図1に示すように、幌30の側端に沿って車両後方側から車両前方側に向けて延びた後、コーナー部Xにおいて湾曲しながらほぼ90度向きを変えて、車両中央方向に延びボディ側ウェザーストリップ20の中空シール部5と当接する位置まで延設されている。
なお、ルーフ側ウェザーストリップ10の幌30の側端側の断面構造は、従来例を示す図7と同様である。
【0021】
このときの幌30前端側のシール構造を、図1のA−A拡大断面図である図2に示す。
ボディ側ウェザーストリップ20は主として、ヘッダ80のリテーナ7に嵌着される取付基部6と、車両前方側に位置する中空シール部4、車両後方側に位置する中空シール部5から構成されている。一方、ルーフ側ウェザーストリップ10には、幌30の裏面に取り付けられる台座部3が形成されて幌30を裏面から支えるようになっている。
幌30の閉鎖時には、幌30の前端が中空シール部4と弾接するとともに、台座部3の前端が中空シール部5と弾接して、幌30とヘッダ80の間をシールするようになっている。
また、図1におけるA−A断面よりもさらに車両中央側の位置においては、台座部3が存在しないため、幌30の前端側裏面が中空シール部4及び中空シール部5の両方と直接弾接して、二重にシールするようになっている。
なお、ボディ側ウェザーストリップ20の中空シール部の数は2つに限られず、1つあるいは3つ以上の構成であってもよい。
【0022】
また、コーナー部型成形部11における台座部3の縁に沿って、背面リップ1が幌30の外側方向でかつ斜め上方に向けて延びるように一体成形されている。そして、幌30の側端側からコーナー部Xを回りこむようにして延設された背面リップ1が、幌30の前端側裏面と弾接して、幌30裏面と台座部3の表面との間に生じる隙間をシールするようになっている。
ここで、背面リップ1は、幌30の側端側裏面から前端側裏面にかけて連続的に弾接し、幌30と台座部3の間を連続的にシールしており、コーナー部Xにおいて幌30の裏面と台座部3の表面の間の隙間は背面リップ1により、もれなく塞がれるようになっている。
【0023】
次に、背面リップ1の中空シール部5と当接する延設側端部における構造を、図1のB−B拡大断面図である図3に示す。
幌30の閉鎖時において、ルーフ側ウェザーストリップ10の台座部3の端部裏面が、ボディ側ウェザーストリップ20の中空シール部5の端部表面と弾接している。そして、台座部3に一体成形された背面リップ1が中空シール部5の方向に延設されて、中空シール部5と当接するようになっている。
背面リップ1の延設された部分は、中空シール部5の長手方向かつ車両中央側(図3における右方向)に向けてテーパー状に薄肉形成されており、シール片2となるように形成されている。すなわち、背面リップ1の延設側端部は、中空シール部5に向けて徐々に薄肉となりながら当接するように形成され、最終的に幌30の裏面に収束するようになっている。
従って、台座部3と中空シール部5との境界部分において、幌30の裏面と台座部3との隙間、及び幌30の裏面と中空シール部5との隙間が、シール片2により連続的に塞がれた状態となっている。
【0024】
本実施形態に係るオープンカー用ウェザーストリップ(ルーフ側ウェザーストリップ10)によれば、幌30の前端及び側端に沿って取り付けられるルーフ側ウェザーストリップ10のうち、幌30の前端と側端が交差するコーナー部Xに対応する位置にはコーナー部型成形部11が形成されているので、幌30の閉鎖時にコーナー部型成形部11をボディ側ウェザーストリップ20に弾接させて、幌30とボディとの間をシールすることができる。
また、ルーフ側ウェザーストリップ10のうち、幌30の側端に沿った位置には背面リップ1が形成されているので、背面リップ1を幌30の側端側裏面と弾接させて、幌30とルーフレール9の間をシールすることができる。
【0025】
さらに、コーナー部型成形部11における背面リップ1をコーナー部Xに沿って延設しているので、背面リップ1を幌30の側端側裏面から前端側裏面にかけて連続的に弾接させることができる。従って、幌30の裏面とコーナー部型成形部11の表面の間に隙間が生じても、車両前方側から侵入してくる水や風を防ぐことができる。
また、背面リップ1の延設は、型成形により一体成形して行うことができるので、従来のように別個のシーリング材を用意する必要はなく、部品点数の増加や工数増大を招くことなくコスト上昇を抑制することができる。
【0026】
また、ボディ側ウェザーストリップ20には、幌30の前端側裏面と弾接する中空シール部5が形成されているので、幌30の閉鎖時に幌30の裏面と中空シール部5を弾接させて、幌30とボディとの間をシールすることができる。
さらに、背面リップ1を中空シール部5に当接する位置まで延設しているので、幌30の裏面とコーナー部型成形部11の台座部3の表面の間に生じる隙間を、もれなく確実にシールすることができる。
【0027】
また、背面リップ1の中空シール部5と当接する延設側端部を、中空シール部5の長手方向かつ車両中央側に向けてテーパー状に薄肉形成してシール片2としているので、幌30と背面リップ1とのシールラインと、幌30と中空シール部5とのシールラインを連続的につなげることができ、幌30とボディとの間を、もれなく確実にシールすることができる。
【0028】
なお、本実施形態においては、非固定式ルーフを幌30としたが、これに限らず例えば、タルガトップやTバールーフ等、可動または取外し自在な非固定式ルーフを有する車両であれば、同様に適用することができる。
【0029】
また、本実施形態においては、背面リップ1を中空シール部5と当接する位置まで延設し、さらに延設側端部をテーパー状に薄肉形成してシール片2としたが、これに限らず、背面リップ1が中空シール部5に当接しないものや、延設側端部がテーパー状に薄肉形成されていないものであってもよい。
例えば、背面リップ1が中空シール部5と当接していない場合であっても、幌30の前端側裏面まで弾接するように延設すれば、少なくとも延設した部分についてコーナー部からの水や風の侵入を効果的に防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施形態に係るオープンカー用ウェザーストリップを示す斜視図である。
【図2】図1のA−A拡大断面図である。
【図3】図1のB−B拡大断面図である。
【図4】車両(幌付)の外観を示す斜視図である。
【図5】従来例に係るオープンカー用ウェザーストリップを示す斜視図である。
【図6】図5のC−C拡大断面図である。
【図7】図5のD−D拡大断面図である。
【符号の説明】
【0031】
1 背面リップ
2 シール片
3 台座部
4 中空シール部
5 中空シール部
6 取付基部
7 リテーナ
8 エプトシーラ
9 ルーフレール
10 ルーフ側ウェザーストリップ
11 コーナー部型成形部
12 中空シール部
20 ボディ側ウェザーストリップ
21 コーナー部型成形部
30 幌
40 ルーフ側ウェザーストリップ
41 コーナー部型成形部
50 ドアガラス
60 フロントガラス
70 フロントピラー
80 ヘッダ
100 オープンカー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可動または取外し自在な非固定式ルーフを有する車両の前記非固定式ルーフの前端及び側端に沿って取り付けられ、
前記非固定式ルーフの前端と側端が交差するコーナー部に対応する位置には、前記非固定式ルーフの閉鎖時に、前記車両のフロントピラー上端部からフロントガラス上端を固定するヘッダに沿って取り付けられたボディ側ウェザーストリップと弾接するコーナー部型成形部が形成されるとともに、
前記非固定式ルーフの側端に沿った位置には、前記非固定式ルーフの側端側裏面と弾接する背面リップが形成されてなるオープンカー用ウェザーストリップにおいて、
前記コーナー部型成形部における前記背面リップを前記コーナー部に沿って延設し、前記非固定式ルーフの側端側裏面から前端側裏面にかけて連続的に弾接させたことを特徴とするオープンカー用ウェザーストリップ。
【請求項2】
前記ボディ側ウェザーストリップには、前記非固定式ルーフの閉鎖時に前記非固定式ルーフの前端側裏面と弾接する中空シール部が形成されており、前記背面リップを前記中空シール部に当接する位置まで延設したことを特徴とする請求項1に記載のオープンカー用ウェザーストリップ。
【請求項3】
前記背面リップの前記中空シール部と当接する延設側端部を、前記中空シール部の長手方向かつ車両中央側に向けてテーパー状に薄肉形成してシール片としたことを特徴とする請求項2に記載のオープンカー用ウェザーストリップ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate